JPH0691668A - 減圧発泡成形によるサイディングボードの連続製造方法 - Google Patents

減圧発泡成形によるサイディングボードの連続製造方法

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JPH0691668A
JPH0691668A JP4283403A JP28340392A JPH0691668A JP H0691668 A JPH0691668 A JP H0691668A JP 4283403 A JP4283403 A JP 4283403A JP 28340392 A JP28340392 A JP 28340392A JP H0691668 A JPH0691668 A JP H0691668A
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JP
Japan
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siding
foam
continuously
mixed
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4283403A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Aikawa
正 相川
Toshimasa Mogi
敏正 茂木
Hiroshi Masuda
広 増田
Yuji Nomura
祐二 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Sheet and Frame Co Ltd
Original Assignee
Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高品質のサイディングボードを短時間にして
低コストで能率的に極めて高い生産性をもって連続的に
製造しうる。 【構成】 連続的に送り出される所要の幅を有するサイ
ディング材1を適宜所定の形状に成型加工し、この適宜
所定の形状に成型加工されたサイディング材裏面側に合
成樹脂発泡材に無機系材を混入させて供給し、連続的に
送り出されるシート状材8をこれら合成樹脂発泡材と無
機系材との混合材側に供給固着し、前記混合材6が供給
されているサイディング材1とシート状材8とを共に所
要温度の減圧域に送り入れ、この減圧域にて前記混合材
6を発泡させることにより、前記サイディング材裏面と
前記シート状材裏面との空間部に混合材6を発泡硬化充
填するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築、構築物の外装材
として有用なサイディングボードの連続製造方法に関
し、特にサイディング材裏面に断熱あるいは遮音などの
ための合成樹脂発泡材と無機系材との混合材を、短時間
に発泡させて硬化充填固着することができ、耐火、断
熱、機械強度の高いサイディングボードを、極めて高い
生産性をもって連続的に大量に製造することができるサ
イディングボードの連続製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種サイディングボードの連続
製造方法としては、例えば特開昭55−37306に示
すように、(a)左右の端部が若干内方へ折曲された表
面材の内面に発泡性合成樹脂原液を流し込む第1の工程
と、(b)前記表面材の表面部分よりも幅広の裏面材を
前記発泡性合成樹脂原液に接触させる第2の工程と、
(c)前記発泡性合成樹脂原液を発泡させつつ、前記裏
面材の左右の端部を前記表面材の左右の端部内側へ折込
む第3の工程と、(d)前記表面材の左右の端部を所定
角度まで更に内方へ屈曲する第4の工程と、からなるサ
イディングボードの連続製造方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
サイディングボードの連続製造方法では、前記第3の工
程において、発泡性合成樹脂原液を発泡させながら、裏
面材の左右の端部を表面材の左右の端部内側へ折込むよ
うにしているため、前記発泡性合成樹脂原液が表面材と
裏面材との間に充填される時間がかかり、またこの発泡
時間の関係で密着性が悪く、サイディングボード裏面に
は空隙部が発生しやすく、しかもその接合が不完全であ
るために防火性、耐火性にもろく、しかも断熱性が欠除
し、防水性、耐振動性などに欠点を有し、サイディング
ボードとしての品質および生産性の点でも著しく支障を
来すものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の減圧発泡成形に
よるサイディングボードの連続製造方法は、上記課題を
解決することを目的とし、連続的に送り出される所要の
幅を有するサイディング材を適宜所定の形状に成型加工
し、この適宜所定の形状に成型加工されたサイディング
材裏面側に合成樹脂発泡材に無機系材を混入させて供給
し、連続的に送り出されるシート状材をこれら合成樹脂
発泡材と無機系材との混合材側に供給固着し、前記混合
材が供給されているサイディング材とシート状材とを共
に所要温度の減圧域に送り入れ、この減圧域にて前記混
合材を発泡させることにより、前記サイディング材裏面
と前記シート状材裏面との空間部に混合材を発泡硬化充
填するようにしたことを特徴とし、また前記合成樹脂発
泡材を連続または独立発泡のポリウレタンフォーム、ポ
リイソシアヌレートフォーム、ユリアフォーム、フエノ
ールフォーム、エポキシフォームなどとし、前記無機系
材を黒曜石、真珠岩、人口パーライト、連続または独立
の人口無機中空粒、シラスバルーン、バーミキュライ
ト、硼砂、メタホウ酸ソーダ、炭酸ソーダ、水酸化アル
ミニウム、ポリリン酸アンモニウム、ハロゲン系などの
防燃剤、繊維状物などとしたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1〜図6は、本発明の減圧発泡成形による
サイディングボードの連続製造方法の好適な一実施例を
示す図であり、図1は本発明連続製造方法の工程を示す
概略構成図。図2は第1の工程を示す断面図、図3は第
2の工程を示す断面図、図4は第3の工程を示す断面
図、図5は所要温度の減圧域における第4の工程を示す
断面図、図6は本発明の減圧発泡成形によるサイディン
グボードの連続製造方法で製造したサイディングボード
の断面図である。
【0006】本発明の減圧発泡成形によるサイディング
ボードの連続製造方法について、図1〜図6に基づき説
明する。図1において1は送出機2により連続的に送り
出され、ガイドローラ3により搬送される所要の幅を有
する例えば金属板からなるサイディング材であり、4は
このガイドローラ3により連続的に送られるサイディン
グ材1を、図2に示すように適宜所定の形状に成型加工
するための成型機である(第1の工程)。前記サイディ
ング材1は、表面材となるものであり、例えば着色亜鉛
鉄板、塩化ビニールで被覆された鋼板、ブリキ板、トタ
ン板、表面が防蝕加工されたあるいは合成樹脂で被覆さ
れたアルミニウム、鋼板などで構成されている。その厚
みはほぼ0.2mm〜1mmが望ましい。
【0007】次に第1の工程で適宜所定の形状に成型加
工されたサイディング材1は、ガイドローラ3によって
間欠的或いは連続的に搬送され、図3に示すようにこの
サイディング材1の裏面1a側に、混合材吐出機5によ
って適宜所定量の合成樹脂発泡材6aに無機系材6bを
混入させた混合材6が供給される(第2の工程)。さら
に前記混合材6が供給されたサイディング材1に、この
サイディング材1の裏面1a側から送出機7により連続
的に送り出される所要の幅を有するシート状材8を、長
手方向に連続して適宜固着し、図4に示すように連続体
の非完成品9を形成する(第3の工程)。
【0008】前記合成樹脂発泡材2aと無機系材2bと
の混合材2としては、例えば連続または独立発泡のポリ
ウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、ユ
リアフォーム、フエノールフォーム、エポキシフォーム
などの合成樹脂発泡材2aに、例えば黒曜石、真珠岩、
人口パーライト、連続または独立の人口無機中空粒、シ
ラスバルーン、バーミキュライト、硼砂、メタホウ酸ソ
ーダ、炭酸ソーダ、水酸化アルミニウム、ポリリン酸ア
ンモニウム、ハロゲン系などの防燃剤、繊維状物などの
無機系材2bを混合せしめたものが一般的であるが、適
宜の組み合わせにより硬質、半硬質、軟質のものとする
ことができる。
【0009】前記サイディング材1の両側部1b,1c
に対するシート状材8の固着手段としては、接着剤で両
者固着しても良いし、サイディング材1の端部を、シー
ト状材8の端部とともに内側に折込んで両者固着しても
良い。前記シート状材8は、裏面材となるものであり、
例えばクラフト紙、アスフアルト紙、ポリエチレン加工
クラフト紙、アルミ箔紙などが用いられる。
【0010】次に前記混合材6が供給されているサイデ
ィング材1にシート状材8が固着されている図4に示す
ような連続体の非完成品9を、図5に示すように適宜の
所要温度の減圧域10に連続的に送り入れ、この減圧域
10にて前記混合材6を発泡させることにより、前記サ
イディング材1の裏面1aと前記シート状材8の裏面8
aとの空間部11において混合材6が短時間のうちに発
泡して硬化充填され、連続体の完成品9aが形成される
(第4の工程)。この連続体の完成品9aは、前記所要
温度の減圧域10から連続的に送り出され、この減圧域
10の外部に配置した切断機12によってサイディング
材1とシート状材8とを同時に切断して、図6に示すよ
うな単品のサイディングボードの完成品9aを製造する
ものである。13はこの所要温度の減圧域10に接続し
ている減圧ポンプであり、この所要温度の減圧域10の
減圧度を適宜調整しうるようになっている。本実施例に
おいては、この減圧度をほぼ576mmHg〜ほぼ50
4mmHgとしている。
【0011】上述のように、非完成品9を前記所要温度
の減圧域10に入れると、前記混合材6の種類やサイデ
ィング材1の形状に拘らず、発泡率が増大し、このサイ
ディング材1の隅々まで均一に発泡硬化充填するので、
前記サイディング材1と混合材6とシート状材8とは、
極めて短時間に(従来方法に比べると約2〜3割程度早
くなる。)密着性を良好にして一体成形され、品質良好
なサイディングボードを、低コストで能率的に大量に連
続製造することができる。
【0012】次に、本発明の減圧発泡成形によるサイデ
ィングボードの連続製造方法について説明する。まず、
連続的に送り出される所要の幅を有するサイディング材
1を、成型機4により適宜所定の形状に成型加工し、こ
の適宜所定の形状に成型加工されたサイディング材1の
裏面1a側に、混合材吐出機5によって適宜所定量の合
成樹脂発泡材6aに無機系材6bを混入させた混合材6
を供給した後、連続的に送り出されるシート状材8をこ
の混合材6側に供給固着し、前記混合材6が供給されて
いるサイディング材1とシート状材8とを、共に所要温
度の減圧域10に連続的に送り入れ、この減圧域10に
て前記混合材6を発泡させることにより、前記サイディ
ング材1の裏面1aと前記シート状材8の裏面8aとの
空間部11に混合材6を発泡硬化充填するようにして、
連続体の完成品9aが形成される。この連続体の完成品
9aを、前記所要温度の減圧域10から連続的に順次送
り出され、この減圧域10外の切断機12によってサイ
ディング材1とシート状材8とを同時に切断して、本発
明の単品のサイディングボードの完成品9aを製造する
ものである
【0013】
【発明の効果】本発明の減圧発泡成形によるサイディン
グボードの連続製造方法によれば、連続的に送り出され
る所要の幅を有するサイディング材を適宜所定の形状に
成型加工し、この適宜所定の形状に成型加工されたサイ
ディング材裏面側に合成樹脂発泡材に無機系材を混入さ
せて供給し、連続的に送り出されるシート状材をこれら
合成樹脂発泡材と無機系材との混合材側に供給固着し、
前記混合材が供給されているサイディング材とシート状
材とを共に所要温度の減圧域に送り入れ、この減圧域に
て前記混合材を発泡させることにより、前記サイディン
グ材裏面と前記シート状材裏面との空間部に混合材を発
泡硬化充填するようにしたものであるから、前記混合材
の合成樹脂発泡材と無機系材の種類やサイディング材の
形状に拘らず、この混合材はこのサイディング材の隅々
まで均一に短時間に充填して、前記サイディング材と混
合材とシート状材とは極めて短時間に密着性を良好に
し、高い機械強度をもって一体成形され、耐火、断熱効
果に優れた品質良好なサイディングボードを短時間にし
て低コストで能率良く連続的に大量に製造することがで
きるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧発泡成形によるサイディングボー
ドの連続製造方法の好適な一実施例における工程を示す
概略構成図である。
【図2】同第1の工程を示す断面図である。
【図3】同第2の工程を示す断面図である。
【図4】同第3の工程を示す断面図である。
【図5】同第4の工程を示す断面図である。
【図6】本発明の製造方法で製造したサイディングボー
ドの断面図である。
【符号の説明】
1 サイディング材 1a サイディング材1の裏面 1b,1c サイディング材1の両側部 2 送出機 3 ガイドローラ 4 成型機 5 混合材吐出機 6 混合材 6a 合成樹脂発泡材 6b 無機系材 7 送出機 8 シート状材 8a シート状材8の裏面 9 連続体の非完成品 9a サイディングボードの完成品 10 減圧域 11 空間部 12 切断機 13 減圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 祐二 埼玉県草加市松原3丁目C−22−401

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に送り出される所要の幅を有する
    サイディング材を適宜所定の形状に成型加工し、この適
    宜所定の形状に成型加工されたサイディング材裏面側
    に、合成樹脂発泡材に無機系材を混入させて供給し、連
    続的に送り出されるシート状材をこれら合成樹脂発泡材
    と無機系材との混合材側に供給固着し、前記混合材が供
    給されているサイディング材とシート状材とを共に所要
    温度の減圧域に送り入れ、この減圧域にて前記混合材を
    発泡させることにより、前記サイディング材裏面と前記
    シート状材裏面との空間部に混合材を発泡硬化充填する
    ようにしたことを特徴とする減圧発泡成形によるサイデ
    ィングボードの連続製造方法。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂発泡材を連続または独立発
    泡のポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォ
    ーム、ユリアフォーム、フエノールフォーム、エポキシ
    フォームなどとし、前記無機系材を黒曜石、真珠岩、人
    口パーライト、連続または独立の人口無機中空粒、シラ
    スバルーン、バーミキュライト、硼砂、メタホウ酸ソー
    ダ、炭酸ソーダ、水酸化アルミニウム、ポリリン酸アン
    モニウム、ハロゲン系などの防燃剤、繊維状物などとし
    たことを特徴とする請求項1記載の減圧発泡成形による
    サイディングボードの連続製造方法。
JP4283403A 1992-09-09 1992-09-09 減圧発泡成形によるサイディングボードの連続製造方法 Pending JPH0691668A (ja)

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