JPH069130U - 蒸気乾燥装置 - Google Patents

蒸気乾燥装置

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JPH069130U
JPH069130U JP045892U JP4589292U JPH069130U JP H069130 U JPH069130 U JP H069130U JP 045892 U JP045892 U JP 045892U JP 4589292 U JP4589292 U JP 4589292U JP H069130 U JPH069130 U JP H069130U
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JP
Japan
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vapor
solvent
wafer
drying
dehumidifier
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Expired - Lifetime
Application number
JP045892U
Other languages
English (en)
Inventor
誠 小澤
正哉 大西
慎史 小又
弘樹 秋山
Original Assignee
日立電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】乾燥時のウォータマークを発生させることな
く、乾燥後のウエーハの表面酸化を防止し、完全な鏡面
ウエーハを得ることが出来る蒸気乾燥装置を提供する。 【構成】上記乾燥装置1の上部の空気取入れ口2にHE
PAフィルター3と、その上に除湿機4を取付けてあ
る。除湿機4によって上記乾燥装置内部に入る大気は常
に湿度20%以下に押さえられている。蒸気乾燥装置内
部は、清浄度を保つため、排気量に応じて空気取入口3
から排気される。溶剤蒸気は、加熱槽8内の溶剤9を蒸
気槽7の底部のブロックヒータ10で間接的に加熱して
得られる。蒸気のただよう上部の位置(ペーパーライ
ン)は冷却蛇管5によって形成されるが、その冷却によ
って凝縮された溶剤は樋6に集められ、加熱槽8内に戻
り再加熱される。ウエーハを整列させた枠12は、キャ
リア11に収納されており、エレベータアーム14によ
って上昇下降する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は半導体ウエーハ洗浄後の乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエーハの洗浄後の乾燥方式には、次に挙げる方式がある。
【0003】 (1) イソプロピルアルコールの有機溶剤を使用した蒸気乾燥方式 (2) 遠心脱水作用を利用した方式 (3) 不活性ガスを吹付ける方式 (4) 洗浄液が疏水性である場合に有効なナイフィング方式 (5) 熱風を利用した方式 などである。
【0004】 この内(3)〜(5)の方式は、量産的でない他、洗浄液がウエーハの枠上に 残り乾燥シミの発生あるいは、表面酸化が促進される等の問題がある。
【0005】 (2)は、(1)と共に一般的に量産的に使用される乾燥方式ではあるが、ウ エーハ表面にパターニングされた特殊な形状を有する場合には、(2)は洗浄液 が十分に除去できない等の問題点がある。
【0006】 したがって、最近(1)の蒸気乾燥装置の採用が改めて見直されてきている。 清浄後の確保に対しては、蒸気乾燥方式が最も有利と考えられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、蒸気乾燥装置の処理後のウエーハ表面の現象に対しては不明な 点が多く、その一つにウォータマークの発生がある。
【0008】 主な要因としては凝縮液による置換不充分蒸気溶媒の乾燥空気中よりの水 分吸湿等が考えられる。
【0009】 については、処理ウエーハの熱容量に依存するもので、凝縮量が不十分であ る時、洗浄液がウエーハ表面に残るものである。
【0010】 についてはすなわち、蒸気溶剤中に装置内に取入れた空気中の水分が吸収さ れ、時間経過と共に蒸気溶剤中の含水率が上昇する。蒸気溶剤中の含水率がある 値以上になると、処理ウエーハの表面に水滴として残留することになり、これが 乾燥してウォータマークとなる。ウォータマーク周辺には微小な異物が集積する と共に水分による酸化が極度に進行しているため、ウエーハをエッチングしたり 、分子線エピタキシー(MBE,MO−VPE)等の処理を施したりすると、表 面が均一でないために様々に弊害を生ずる。
【0011】 本考案の目的は従来の問題点を解消し、乾燥時のウォータマークを発生させる ことなく、乾燥後のウエーハの表面酸化を防止し、完全な鏡面ウエーハを得るこ とが出来る蒸気乾燥装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】
本考案の要旨は、ウエーハ洗浄後の表面を蒸気乾燥する際、溶剤が乾燥装置内 ら取入れた大気中の水分を吸収するのを押えるため、装置内に取入れる空気に対 する除湿設備を備えたことにあり、それによって、乾燥後のウエーハ表面の汚染 及び酸化を防止させたものである。
【0013】 本考案の上記目的は、半導体ウエーハを洗浄後、該半導体ウエーハに有機溶剤 の蒸気を接触させて該ウエーハを乾燥させる蒸気乾燥装置に於いて、該蒸気乾燥 装置内に清浄空気供給する空気取入口に、HEPAフィルタ、及び清浄空気の湿 度を調整するための除湿機を備えたことを特徴とする蒸気乾燥装置によって達成 される。
【0014】 本考案において蒸気溶剤としてイソプロピルアルコール(以後IPAと称する )を使用した場合、湿度60%のクリーンルーム内でのIPA液中に吸収される 含水率の割合は図−3に示すように0.02%の含水率のものが例えば4時間位 で0.2%の含水率になる様である。(含水率の測定方法はカールフィッシャー 法による) 溶剤中の含水率が0.2%以上になると、従来の経験でウエーハ表面にウォー タマークが発生し易くなるということが判っている。
【0015】 従って乾燥装置においては、溶剤の含水率の0.2%未満の範囲内で乾燥処理 が行えるよう管理することが必要である。溶剤中の含水率を0.2%未満に維持 することは、あくまでも目安に過ぎない。0.2%未満に管理してもウォータス ポットは皆無ではない。要求される品質に応じて、それが実用上問題になるかど うかが決まる訳で、その場合、更に水分の混入防止を徹底した構造の設備が要求 されるであろうし、ウエーハ表面の凝縮置換がより完全に行なわれるようにプロ セスを再設計する必要もあろう。尚参考迄に湿度20%のクリーンルーム内での IPA液中に吸収される含水率の割合は図2に示すように0.01%の含水率の IPAが0.2%含水率に達する迄には15時を要することから、脱湿機として はRH20%以下に脱湿する装置が有効である。
【0016】
【実施例】
図1は本考案の蒸気乾燥装置の一実施例の断面図を示す。
【0017】 蒸気乾燥装置1の上部の空気取入口2にHEPAフィルター3を備えている。 更にその上に除湿された空気を供給するための除湿機4を取付けてある。
【0018】 除湿機4によって蒸気乾燥装置内部に入る大気は、常に湿度を20%以下に押 えられている。
【0019】 蒸気乾燥装置内部は、清浄度を保つため、給気量に応じて排気口13から排気 される。溶剤蒸気は、加熱槽8内の溶剤9を蒸気槽7の底部のブロックヒータ1 0で間接的に加熱して得られる。蒸気のただよう上部の位置(ペーパーライン) は冷却蛇管5によって形成されるが、その冷却によって凝縮された溶剤は樋6に 集められ、加熱槽8内に戻り再加熱される。
【0020】 ウエーハを整列させた枠12は、キャリア11に収納されており、エレベータ アーム14によって上昇下降する。
【0021】 本装置を用いて乾燥を行った結果、14時間後に於いても欠陥の無い乾燥面を 得ることができた。すなわち、本発明の除湿機の効果によりイソプロピルアルコ ール(IPA)中に吸収される水分の量を著しく低減させることができた。
【0022】
【考案の効果】
本考案の蒸気乾燥装置により乾燥時のウォータマークを発生させることなく乾 燥後のウエーハの表面酸化を防止し完全ナ鏡面ウエーハを得て品質向上に寄与す ると同時に、従来4時間毎に乾燥装置内のIPA液交換を余儀なくされてきたが 、本考案の蒸気乾燥装置によりその時間が約15時間に延ばすことが出来、又含 水率測定頻度は1回/日行えば十分になり、装置の稼働率を大きく伸ばすことが 出来、装置の単位時間当り処理量も大きく増加し、コスト節減に大きく寄与する ことが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蒸気乾燥装置の一実施例を示す横断図
面。
【図2】湿度60%のクリーンルームにおけるイソプロ
ピルアルコール液中の含水率の経時変化を示したグラ
フ。
【図3】湿度20%のクリーンルームにおけるイソプロ
ピルアルコール液中の含水率の経時変化を示したグラ
フ。
【符号の説明】
1 蒸気乾燥装置 2 HEPAフィルター 3 排気口 4 エレベータアーム 5 冷却蛇管 6 凝縮液受樋 7 蒸気槽 8 加熱槽 9 溶剤(IPA;イソプロピルアルコール) 10 ヒータ 11 キャリア 12 ウエーハを整列させた枠 13 除湿機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秋山 弘樹 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウエーハを洗浄後、該半導体ウエー
    ハに有機溶剤の蒸気を接触させて該ウエーハを乾燥させ
    る蒸気乾燥装置に於いて、該蒸気乾燥装置内に清浄空気
    供給する空気取入口に、HEPAフィルタ、及び清浄空
    気の湿度を調整するための除湿機を備えたことを特徴と
    する蒸気乾燥装置。
JP045892U 1992-07-01 1992-07-01 蒸気乾燥装置 Expired - Lifetime JPH069130U (ja)

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JP045892U JPH069130U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 蒸気乾燥装置

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JP045892U JPH069130U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 蒸気乾燥装置

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JPH069130U true JPH069130U (ja) 1994-02-04

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ID=12731899

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137202A1 (ja) * 2005-06-23 2006-12-28 Tokyo Electron Limited 基板処理方法および基板処理装置
US8043469B2 (en) 2006-10-06 2011-10-25 Tokyo Electron Limited Substrate processing method, substrate processing apparatus, and storage medium
JP2013097307A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Konica Minolta Business Technologies Inc トナーの製造方法およびそれに用いるポリエステル樹脂の分散液

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