JPH0690795A - カンピロバクター ジェジュニ検出用プローブ及び検出方法 - Google Patents

カンピロバクター ジェジュニ検出用プローブ及び検出方法

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JPH0690795A
JPH0690795A JP3446492A JP3446492A JPH0690795A JP H0690795 A JPH0690795 A JP H0690795A JP 3446492 A JP3446492 A JP 3446492A JP 3446492 A JP3446492 A JP 3446492A JP H0690795 A JPH0690795 A JP H0690795A
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JP
Japan
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probe
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campylobacter jejuni
dna
nucleic acid
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JP3446492A
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Takako Hayashi
貴子 林
Masao Yoshida
▲祇▼生 吉田
Kenji Terada
建司 寺田
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】臨床検査、事に食中毒にかかる検査、あるいは
食品検査における、カンピロバクタ− ジェジュニ(Ca
mpylobacter jejuni)の検出を迅速かつ正確に行うこと
を目的とするものである。 【構成】特定配列を有するDNA又はRNA核酸プロ−
ブからなるカンピロバクタ− ジェジュニ(Campylobac
ter jejuni)検出用プロ−ブ及び該プロ−ブを用いるカ
ンピロバクタ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni
検出方法。 【効果】カンピロバクタ− ジェジュニの検出が迅速か
つ正確に行えるほか、標本の輸送のための輸送培地の必
要性もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臨床検査、特に食中毒
にかかる検査、あるいは食品検査における、カンピロバ
クタ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni)の検出に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カンピロバクタ−属は、人、あるいは動
物の流産、敗血症、及び増殖性回腸炎などの疾患の原因
に関連付けられるものであり、又、カンピロバクタ−と
は未だ確認はされていないが、カンピロバクタ−に類似
した微生物が、同性愛者の排泄物(Fennel et al,(198
4) J.Infec.Dis. 149 : 58)及び胃潰瘍生検(Kasper e
tal,(1984) Infection, 12: 179 )から単離されてい
る。更に、カンピロバクタ− ジェジュニは、人の下痢
(Blaser et al,(1979) Ann.Intern.Med. 91; 179)及び
肺炎(Morris et al,(1985) Manual of Medical Microb
iology,. Lennetteet al, American Sciaty for Microb
iology, Wasington.D.C.)の原因となるもっとも重要な
菌種のひとつであるとされているものである。
【0003】臨床標本中のカンピロバクタ− ジェジュ
ニの存在は、以下の方法で検出されている。即ち、ま
ず、適切に調製した試料を増殖に適した条件下の微生物
学的培地上で培養する。培養により得られたコロニ−に
ついて、一般的に試料の採取後48時間に開始し、終了
するのに数日を要する形態学的及び生物学的特徴を検査
することにより、その存在を確認するという方法であ
る。
【0004】しかし、上記の方法では、培養に微好気性
の環境が要求されるなど、時間が掛かり過ぎることの他
に、技術上にも困難な点が多いという問題を有してい
る。そこで、最近では、オリゴヌクレオチドを用いたD
NAプロ−ブ法あるいはハイブリダイゼ−ション法が試
みられるようになってきた。例えば、Kohne[Biochemica
l Journal :1104-1118(1968)]らは、rRNA配列の
プロ−ブを調製する1つの方法について議論しており、
PaceおよびCampbell[Journal of Bacteriology 107 : 5
43-547(1971)] は、異なった細菌種からのrRNAの相
同性及びこれらの相同性の程度を定量化するためのハイ
ブリダイゼ−ション法について議論している。更に、So
gin[Journal of Molecular Evolution 1 : 173-184(19
72)]らは、系統発生論関係の評価のために異なったリボ
ゾ−ムRNA分子の一次構造特性を用いる論理的および
実際的観点について議論しており、Fox[International
Journal of Systematic Bacteriology 27 : 44-57(197
7)] らは、原核生物分類への比較カタログ法について議
論している。又、Kohne らは、Gen-Probe 社の出願特許
(1983)中で、リボゾ−ムRNA分子に対するプロ−ブと
して使用するための核酸断片を得るための戦略について
述べている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オリゴヌク
レオチドを用いたDNAプロ−ブ法あるいはハイブリダ
イゼ−ション法に使用され得るDNA又はRNA、特に
カンピロバクタ− ジェジュニ由来の16SrRNA遺
伝子を検出するために用いられる、最初2重鎖である場
合に必要であれば、予め変性された同定されるべき株に
属する相補的DNAまたはRNA配列とハイブリッド形
成するカンピロバクタ− ジェジュニ検出用オリゴヌク
レオチドプロ−ブ及び食中毒菌検査におけるカンピロバ
クタ− ジェジュニの簡便且つ高感度な検査法を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、オリゴヌ
クレオチドを用いたDNAプロ−ブ法あるいはハイブリ
ダイゼ−ション法に使用され得るDNA又はRNAにつ
いて広く探索し、カンピロバクタ− ジェジュニの16
SrRNA遺伝子と選択的にハイブリダイズするオリゴ
ヌクレオチドの作成に成功し本発明を完成させたのであ
る。
【0007】即ち、本発明は以下の4発明からなるもの
である。 下記配列又はその相補的配列を有するDNA又はR
NA核酸プロ−ブであることを特徴とするカンピロバク
タ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検出用プロ
−ブに関する発明。 10 20 30 40 50 GAXACGCXAG CGCGCCAGGC CCAXGCAAXA CACXGCAAGX GCAAGCGAAC 60 70 GAXGGAAGCA GCXAGCXXGC XAGAXGA (ただしDNA配列の場合 X=T:RNA配列の場合
X=U) 下記配列又はその相補的配列を有するDNA又はR
NA核酸プロ−ブであることを特徴とするカンピロバク
タ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検出用プロ
−ブに関する発明。 10 20 30 40 XGACGGXACC XAAGGAAXAA CGCCACGGXA ACXCCGXGCC AGCACCGCG (ただしDNA配列の場合 X=T:RNA配列の場合
X=U) 上記またはに記載された配列から誘導される1
5〜35、好ましくは18〜24ヌクレオチドの配列又
はその相補的配列を有するDNA又はRNA核酸プロ−
ブであることを特徴とするカンピロバクタ− ジェジュ
ニ(Campylobacter jejuni)検出用プロ−ブに関する発
明。 上記、又はに記載されたカンピロバクタ−
ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検出用プロ−ブ
を、最初二重鎖の場合に必要であれば変性した同定され
るべき株に属する核酸とハイブリッド形成させて選択的
検出又は同定を行うことを特徴とするカンピロバクタ−
ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検出方法に関す
る発明。
【0008】本発明の理解のために以下に本発明をより
詳細に説明する。プロ−ブ 本発明におけるプロ−ブは、カンピロバクタ− ジェジ
ュニDNAあるいはリボゾ−ムから取得するか、あるい
はin vitroで合成することが出来る。検出アッセイに有
効に使用するためには、プロ−ブの長さが15塩基以上
のプロ−ブが好ましい。プロ−ブは一般的にそれらの検
出を可能にする公知の方法により標識されているものが
好ましく、好ましいDNAプロ−ブは、例えば32P等を
用いて放射線標識がされたものとか、あるいは検出可能
な化合物又は複合体を形成する指示物質に選択的に結合
することのできる化合物を用いて非放射性標識を施され
たものである。前記複合体としては、アビジンとビオチ
ン、抗原と抗体、及び酵素とそれに対応する基質の様な
化合物が挙げられる。別の非同位体標識としては、蛍光
化合物、電子密度の高い化合物、アクリジンエステル類
及び発光ランタニド類が挙げられる。
【0009】本発明のプロ−ブは、カンピロバクタ−
ジェジュニの細菌微生物の検出及び同定に用いるための
核酸プロ−ブであり、より正確には、本発明のプロ−ブ
は、カンピロバクタ− ジェジュニの様々な細菌種を特
異的に検出及び同定するために有用な、各々好ましくは
標識されたDNAまたはRNAの特異配列からなるDN
AまたはRNA核酸プロ−ブ、即ち、カンピロバクタ−
ジェジュニの特異的プロ−ブである。。本発明のカン
ピロバクタ− ジェジュニの特異的プロ−ブは、下記配
列又はその相補的配列を有することを特徴とするもので
ある。 10 20 30 40 50 GAXACGCXAG CGCGCCAGGC CCAXGCAAXA CACXGCAAGX GCAAGCGAAC 60 70 GAXGGAAGCA GCXAGCXXGC XAGAXGA (ただしDNA配列の場合 X=T:RNA配列の場合
X=U) 又は、 10 20 30 40 XGACGGXACC XAAGGAAXAA CGCCACGGXA ACXCCGXGCC AGCACCGCG (ただしDNA配列の場合 X=T:RNA配列の場合
X=U) 並びに、上記に記載された配列から誘導される15〜3
5、好ましくは18〜24ヌクレオチドの配列又はその
相補的配列を有することを特徴とするものである。上記
に記載された配列から誘導される15〜35、好ましく
は18〜24ヌクレオチドの標識オリゴマ−叉は相補的
オリゴマ−から構成されるプロ−ブは、本発明にとり好
ましいプロ−ブであり、具体的には、下記の配列が挙げ
られる。
【0010】これらの核酸プロ−ブは周知の現状技術で
取得可能なものであって、様々なル−ト、特に遺伝子工
学又は直接的マニュアル、もしくは自動合成によって得
られる。
【0011】プロ−ブの取得と合成 本発明者等は、まず、他の生物のrRNAとは相同性を
持たないカンピロバクタ− ジェジュニのrRNAと相
補的なDNA配列を、逆転写酵素を使用して、単離し同
定した。逆転写酵素はRNAを鋳型として使い、それを
転写して相補的なDNA鎖(cDNA)を作る方法であ
り、この酵素を用いることにより、カンピロバクタ−ジ
ェジュニのrRNAからcDNAを合成することが出来
た。ハイブリッド形成により16SrRNAをコ−ドす
るDNAフラグメントを同定した後、それらのDNAの
ヌクレオチド配列を標準的方法(例えばSanger etal, 7
4: 5453 (1977), Proc.Natl.Acad.Sci)により決定し
た。このヌクレオチド配列を、次に、公表されている他
の種々のrRNA配列と比較し、相同性領域及び非相同
性領域を決定した。公表されている他の配列と相同性の
無い領域をサブクロ−ン化又はオリゴヌクレオチド自動
合成装置を用いてカンピロバクタ− ジェジュニDNA
フラグメントを得た。これらの特徴的なカンピロバクタ
− ジェジュニDNAフラグメントを32Pもしくは35
を用いて標識し、カンピロバクタ− ジェジュニ及び非
カンピロバクタ− ジェジュニの双方に対して試験する
ためのプロ−ブとして使用することが出来る。又、必要
なら、プロ−ブ配列をベクタ−に組み込み、得られたベ
クタ−をプロ−ブとして用いることも出来る。これに使
用するベクタ−は、試験される試料中に存在する可能性
のある非カンピロバクタ−.ジェジュニのいずれにも相
同性を有してはならない。
【0012】カンピロバクタ− ジェジュニに特異的な
プロ−ブの配列について以下に説明する。(配列表)に
おける配列番号1及び2は、カンピロバクタ− ジェジ
ュニ16SrRNAの2部分のヌクレオチド配列を示し
ている。この配列はコンピュ−タ−プログラム・ジェネ
ティックス(GENETYX) を用いて、2種類のデ−タバンク
GenBank (the U.S. Department of Health and HumanS
ervices) とEMBL (European Molecular Biology Labora
tory)に記載されている核酸配列と比較した際、非カン
ピロバクタ− ジェジュニと塩基数個の領域で確実に異
なることが確認された部分である。
【0013】本発明のプローブは、上記配列を有するも
のであるが、それらだけに限定されるものではなく、配
列番号1及び2に示した配列に加え、それらの配列から
誘導される15〜35、好ましくは18〜24ヌクレオ
チドのオリゴマ−または相補的オリゴマ−により構成さ
れる配列を持つプロ−ブをも含むものである。これらの
プロ−ブは、2種類以上のプロ−ブを組み合わせて使用
することもできる。
【0014】オリゴヌクレオチド自動合成装置を用いて
ポリヌクレオチドプロ−ブを合成する方法を以下に説明
する。下記の規定配列を持つ34ヌクレオチド鎖長のポ
リヌクレオチドプロ−ブをチオホスファイト法(特開昭
61−180002)によって合成した。合成が完了し
たら、ポリヌクレオチドを担体から分離し、既知のクロ
マトグラフィ−法によるC18カラムを用いたHPLCに
よって目的物を分取し、約99%の純度を持つポリヌク
レオチドを得ることが出来た。作成したポリヌクレオチ
ドを、電気泳動で34塩基の標準ポリヌクレオチドと比
較し生成を確認した。 5'- CTATGCGATC GCGCGGTCCG GGTACGTTAT GTGA - 3' 上記の方法によって作成したポリヌクレオチドの塩基配
列が正しいことを、既知のジデオキシ法によって確認し
た後、このポリヌクレオチドがカンピロバクタ− ジェ
ジュニの16SrRNAに結合するかどうかを調べた。
まず、カンピロバクタ− ジェジュニから16SrRN
Aを、フェノ−ル・クロロホルム抽出や、エタノ−ル沈
澱などの操作を行なうことによって抽出した。これと、
作成したプロ−ブを混合し、α−35S−dATP存在下
で逆転写酵素を作用させ、このプロ−ブがプライマ−と
なってcDNA伸長反応が進行していたことを、電気泳
動法及びオ−トラジオグラフィ−などの方法を用いて確
認した。この結果により、作成したポリヌクレオチドプ
ロ−ブは、標的としている16SrRNAを確認し、結
合できることを確認した。
【0015】これらの核酸配列は、最初二重鎖である場
合に必要であれば、変性された相補的DNAまたはRN
A配列とハイブリッドを形成する性質を有している。核
酸の変性は、塩基性培地中でのインキュベ−ト、培地温
度の上昇、これら2プロセスの組合せまたは再度マイク
ロ波の作用によって行なうことが出来る。ハイブリッド
の形成は、様々な方法によって行なうことが出来る。
【0016】本発明のプロ−ブは、核酸プロ−ブの標識
に関して当業者に公知の方法の一つによって標識され
る。例えば32P等の放射性同位元素で標識されるか、ま
たは酵素などの非放射性同位元素で標識されるが、これ
も公知である。あるケ−スでは、プロ−ブは酵素で標識
されないが、但し例えばハイブリッド形成後に存在可能
なビオチンで化学的に修飾される。
【0017】
【作用】本発明のプロ−ブは、該プロ−ブが試料中に存
在するあらゆるカンピロバクタ− ジェジュニのrRN
Aとハイブリッド形成可能となる条件下で、該プロ−ブ
を試料中の細菌と接触させることにより、核酸ハイブリ
ッド複合体を形成し、該複合体を検出することにより、
試料中のカンピロバクタ− ジェジュニの存在を検出す
ることができ、試料中のカンピロバクタ− ジェジュニ
の存在を証拠だてることができる。特に、ほとんどの遺
伝子は、rRNA〔タンパク質とRNAの複合混合物か
らなり、すべての生物において遺伝情報の翻訳に関与す
るものであり、細菌には3種の異なったリボゾ−ムRN
A分子が存在する(5S,16S,23S)〕の多重コ
ピ−を有し(Noller(1984) Ann.Rev.Biochem. 53: 11
9)、各種細菌細胞は約1.2×104 個のリボゾ−ムを
含むため、いずれの細胞も少なくとも1.2×104 分子
の各rRNAを含むのに対し、細菌中の他の遺伝子は1
細胞あたり1〜2コピ−存在するだけであり、しかも、
そのmRNA産物は安定ではなく、常に転写されている
わけではないため、ハイブリッド形成によるrRNAの
検出は、他の遺伝子のDNAに対するハイブリッド形成
に対して約104 倍感度がよいことになる。
【0018】
【実施例】配列番号1又は2に示した配列と相同性を持
つ以下の配列を有する3種のプローブ(CJ31,CJ32,CJ4
1)を上記チオホスファイト方法で合成し、ハイブリッ
ド形成アッセイによりカンピロバクタ− ジェジュニ及
び非カンピロバクタ− ジェジュニについて同定試験を
おこなった。 試験の結果を表1に示した。表1で明らかな様に、これ
らのプロ−ブのうち、CJ31,CJ41 は、カンピロバクタ−
ジェジュニに特異的であることが示され、非カンピロ
バクタ− ジェジュニ由来のDNAあるいはRNAとは
ほとんどハイブリッド形成を行なわなかった。ただしCJ
32についてはかなりの擬陽性がみられ、CJ31について
は、カンピロバクタ− ジェジュニの一部しか検出でき
ない可能性が示された。なお、表1に示した非カンピロ
バクタ− ジェジュニの菌は、カンピロバクタ− ジェ
ジュニ検査において、検査対象となり得る菌種のうちの
一部である。
【0019】
【表1】
【0020】
【効果】本発明のプロ−ブを用いたカンピロバクタ−
ジェジュニの検出は、迅速かつ正確な結果を与え、臨床
や食品の検査室で、短時間のうちに標本中のカンピロバ
クタ− ジェジュニの有無を調べることが出来る。又、
本発明の検出方法は、他の様々な変動の多い生物学的性
質ではなく細菌の核酸含量に依存するため、カンピロバ
クタ− ジェジュニの生物学的に典型的な種のみなら
ず、非典型的な種も検出可能であり、更に、本検出方法
は検出に必ずしも生存している細胞を必要としないた
め、検査室への標本の輸送のための輸送培地の必要性が
除かれるという優れた効果を奏するものである。
【0021】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:77 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:16SrRNA 配列 GAXACGCXAG CGCGCCAGGC CCAXGCAAXA CACXGCAAGX GCAAGCGAAC GAXGGAAGCA 60 GCXAGCXXGC XAGAXGA 77 配列番号:2 配列の長さ:49 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:16SrRNA 配列 XGACGGXACC XAAGGAAXAA CGCCACGGXA ACXCCGXGCC AGCACCGCG 49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記配列又はその相補的配列を有する
    DNA又はRNA核酸プロ−ブであることを特徴とする
    カンピロバクタ− ジェジュニ(Campylobacterjejun
    i)検出用プロ−ブ。 10 20 30 40 50 GAXACGCXAG CGCGCCAGGC CCAXGCAAXA CACXGCAAGX GCAAGCGAAC 60 70 GAXGGAAGCA GCXAGCXXGC XAGAXGA (ただしDNA配列の場合 X=T:RNA配列の場合
    X=U)
  2. 【請求項2】 下記配列又はその相補的配列を有する
    DNA又はRNA核酸プロ−ブであることを特徴とする
    カンピロバクタ− ジェジュニ(Campylobacterjejun
    i)検出用プロ−ブ。 10 20 30 40 XGACGGXACC XAAGGAAXAA CGCCACGGXA ACXCCGXGCC AGCACCGCG (ただしDNA配列の場合 X=T:RNA配列の場合
    X=U)
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された配列か
    ら誘導される15〜35、好ましくは18〜24ヌクレ
    オチドの配列又はその相補的配列を有するDNA又はR
    NA核酸プロ−ブであることを特徴とするカンピロバク
    タ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検出用プロ
    −ブ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載されたカン
    ピロバクタ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検
    出用プロ−ブを、最初二重鎖の場合に必要であれば変性
    した同定されるべき株に属する核酸とハイブリッド形成
    させて選択的検出又は同定を行うことを特徴とするカン
    ピロバクタ− ジェジュニ(Campylobacter jejuni)検
    出方法。
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