JPH0690793A - ラクトバチルス属細菌の検出方法 - Google Patents

ラクトバチルス属細菌の検出方法

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JPH0690793A
JPH0690793A JP11315492A JP11315492A JPH0690793A JP H0690793 A JPH0690793 A JP H0690793A JP 11315492 A JP11315492 A JP 11315492A JP 11315492 A JP11315492 A JP 11315492A JP H0690793 A JPH0690793 A JP H0690793A
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lactobacillus
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公也 富士野
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郁之進 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラクトバチルス属細菌に特異的な遺伝子を提
供し、それを用いて該細菌を迅速、且つ高感度に検出す
る方法及びキットを提供する。 【構成】 ラクトバチルス属細菌の16SrRNAをコ
ードする遺伝子と23SrRNAをコードする遺伝子の
間にあるスペーサー領域の遺伝子を検出する該細菌の検
出方法。該スペーサー領域の遺伝子。該遺伝子を増幅さ
せるための特定のプライマーを含有する該細菌の検出キ
ット。特に火落菌の検出に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラクトバチルス( Lact
obacillus ) 属細菌の検出方法に関し、更に詳細には1
6S/23SrRNAスペーサー領域の遺伝子領域を用
いた迅速かつ高感度な火落菌等の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】清酒の火落ちを起こす微生物(火落菌)
に関する研究は、北原や野白、百瀬によって分類学的研
究を行われている(日本醸造協会雑誌、第65巻、第7
15〜803頁、(1970)〕。火落菌はラクトバチ
ルス属に属し、メバロン酸の要求性から真性火落菌と火
落性乳酸菌に分類される。真性火落菌には、ラクトバチ
ルス ヘテロヒオチイ( Lactobacillus heterohiochii
) とラクトバチルス ホモヒオチイ( Lactobacillus h
omohiochii ) があり、火落性乳酸菌には、ラクトバチ
ルス ジャポニカス(Lactobacillus japonicus ) 、ラ
クトバチルス プランタルム( Lactobacillusplantarum
) 、ラクトバチルス カゼイ( Lactobacillus casei )
等が挙げられる。火落菌の検出は、火落菌検出培地S
I培地(日本醸造協会)が市販されており、本培地を用
いた培養法により検出が行われている。しかし、この検
出法には7日間以上の日数を要する。したがって、火落
菌の迅速高感度検出法が望まれている。微生物やウイル
スの迅速高感度検出法としてPCR法〔メソッズ イン
エザイモロジー( Methods in Enzymology ) 、第15
5巻、第335〜350頁(1987)〕がある。PC
R法は、検出する生物の遺伝子の特異的配列を指数的に
増幅させる方法である。PCR法を用いるには検出する
生物の遺伝子情報が必要である。
【0003】ラクトバチルス属細菌のrRNA遺伝子に
ついては、ラクトバチルス ブレビス( Lactobacillus
brevis )、ラクトバチルス デルブルエキイ( Lactobac
illus delbrueckii ) 、ラクトバチルス プランタル
ム、及びラクトバチルス ビリデセンス( Lactobacillu
s viridescens ) の5SrRNA遺伝子の塩基配列が明
らかにされており〔ジャーナル オブ モレキュラー
エボルーション(Journalof Molecular Evolution )、第
8巻、第143〜153頁(1976)、ヌクレイック
アシッズ リサーチ( Nucleic Acids Research )、第
17巻、第4873頁(1989)、同第16巻、第1
0938頁(1988)、同第8巻、第979〜987
頁(1980)〕、ラクトバチルス カゼイ、ラクトバ
チルス カンドレリ( Lactobacillus kandleri )、ラク
トバチルス マイナー( Lactobacillus minor ) 、ラク
トバチルス コンフサス( Lactobacillus confusus )、
ラクトバチルス ビリデセンス、ラクトバチルス カテ
ナホルメ( Lactobacillus catenaforme ) 、及びラクト
バチルス ビツリナス( Lactobacillus vitulinus)の1
6SrRNA遺伝子の塩基配列が明らかにされている
〔ジャーナル オブ バクテリオロジー( Journal of B
acteriology ) 、第171巻、第6455〜6467頁
(1989)、ヌクレイック アシッズ リサーチ 第
18巻、第3401〜3402頁(1990)、システ
マティック アンド アプライド ミクロバイオロジー
( Systematic and Applied Microbiology ) 、第12
巻、第145〜149頁(1989)〕。そして土屋ら
はラクトバチルス ブレビスの5SrRNA遺伝子の塩
基配列をもとにプライマーを作製し、PCR法を用いた
ビール中のラクトバチルス ブレビスの検出方法を報告
している〔日本醸造協会雑誌、第86巻、第720頁
(1991)〕。しかし、5SrRNAの塩基配列は微
生物の属を越えて極めて類似しているため、ラクトバチ
ルス ブレビス以外の微生物をも誤って検出してしまう
可能性がある。また、16SrRNAについても同様
に、微生物の属を越えて極めて類似しているため、ラク
トバチルス属細菌を特異的に検出する目的には不適当で
ある。
【0004】一方、16SrRNA遺伝子と23SrR
NA遺伝子の間に構成されているスペーサー領域の遺伝
子は、微生物種に特異的な塩基配列を有することが知ら
れているが、ラクトバチルス属細菌のスペーサー領域の
塩基配列は明らかにされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラク
トバチルス属細菌に特異的な塩基配列の遺伝子を提供
し、その配列を用いて、ラクトバチルス属細菌、特に火
落菌の迅速、且つ高感度な検出方法及びそれに用いるキ
ットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明はラクトバチルス属細菌の検出方法に
関し、ラクトバチルス属細菌の16SrRNAをコード
する遺伝子と23SrRNAをコードする遺伝子の間に
あるスペーサー領域の遺伝子を検出することを特徴とす
る。また、本発明の第2の発明は、第1の発明のスペー
サー領域の遺伝子に関する。また、本発明の第3の発明
は、第1の発明の方法を用いて検出を行うための検出キ
ットであって、ラクトバチルス属細菌のスペーサー領域
の遺伝子を増幅させるための特定のプライマーを含有し
ていることを特徴とする。
【0007】ラクトバチルス(以下、L.と略称する)
属細菌のrRNAをコードするDNAは、16SrRN
A−スペーサー領域−23SrRNA−スペーサー領域
−5SrRNAの各DNA配列で構成されている。本発
明者らは前記課題を解決するために表1に示した13種
類のL.属細菌のrRNAをコードしているDNA配列
の一部、すなわち16SrRNA−スペーサー領域−2
3SrRNAをコードしているDNA配列の一部を明ら
かにし、次にL.属細菌一般に共通なDNA配列及びそ
れぞれの種に特異的なDNA配列を見出した。
【0008】
【表1】 表 1 菌 株 培地 培養温度 (真性火落菌) L.ヘテロヒオチイ IFO13118 SI 30℃ IFO13119 SI 30℃ JCM1198 SI 30℃ L.ホモヒオチイ IFO13120 SI 30℃ IFO13121 SI 30℃ JCM1199 SI 30℃ (火落性乳酸菌) L.ジャポニカス IAM10068 803 37℃ L.プランタルム IAM1216 803 37℃ L.カゼイ サブスピーシーズ ラムノサス (rhamnosus) IFO3532 804 37℃ L.カゼイ サブスピーシーズ カゼイ IFO3533 804 37℃ L.スピーシーズ IFO3954 804 37℃ (一般乳酸菌) L.ブレビス IFO13110 804 30℃ (火落菌単離株) F-1 SI 30℃
【0009】培地組成: SI:SI培地(日本醸造協会)5g、エタノール10
ml、蒸留水90ml 803:0.5%ポリペプトン、0.5%イーストエキ
ストラクト、0.5%グルコース、0.2%ラクトー
ス、0.05%ツィーン(Tween) 80、0.1%MgS
4 /7H2 O、pH6.8〜7.0 804:0.5%ペプトン、0.5%イーストエキスト
ラクト、0.5%グルコース、0.1%MgSO4 /7
2 O、pH6.6〜7.0
【0010】次に、遺伝子検出方法として現在最も高感
度で簡便なPCR法を行うために、L.属細菌に共通な
DNA配列及び種に特異的なDNA配列の特定領域DN
AをPCR法で増幅するためのオリゴヌクレオチドプラ
イマーを合成した。次に各L.属細菌DNAを鋳型とし
てPCR法を行い、L.属細菌DNAの特定領域が効率
よく増幅、検出されること、及び各細菌が特異的に検出
できることを見出し本発明を完成した。
【0011】以下、具体的に本発明を説明する。16S
rRNA及び23SrRNAをコードする遺伝子は微生
物間でよく保存されていることが知られている(表2〜
表5)。
【0012】
【表2】 表 2 R16-1の配列:5'-C T T G T A C A C A C C G C C C G T C A-3' L.カゼイ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - バチルス ズブチリス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Bacillus subtilis) エシェリヒア コリ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Escherichia coli) マイコバクテリウム ボビス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Mycobacterium bovis) ハロバクテリウム ハロビ - - - - C - - - - - - - - - - - - - - - ウム(Halobacterium halobium) マイコプラズマ カプリコ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ラム(Mycoplasma capricolum) シュードモナス アエルギ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ノサ(Pseudomonus aeruginosa) サーマス サーモフィラス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (Thermus thermophilus) ハロコッカス モールアエ - - - - C - - - - - - - - - - - - - - - (Halococcus morrhuae) ストレプトミセス リビダ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ンス(Streptomyces lividans) ヘリオバクテリウム クロ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ラム(Heliobacterium chlorum) フラボバクテリウム ヘパリ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ナム(Flabobacterium heparinum)
【0013】
【表3】 表 3 R16-2の配列:5'-G T G C G G C T G G A T C A C C T C C T-3' L.カゼイ N N N N N N N N N - - - - - - - - - - - バチルス ズブチリス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - エシェリヒア コリ C - - - - - T - - - - - - - - - - - - - マイコバクテリウム ボビス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ハロバクテリウム ハロビ C - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ウム マイコプラズマ カプリコ - - - - - - A - - - - - - - - - - - - - ラム シュードモナス アエルギ C - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ノサ サーマス サーモフィラス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ハロコッカス モールアエ C - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ストレプトミセス リビダ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ンス ヘリオバクテリウム クロ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ラム フラボバクテリウム ヘパリ - N N N N N N N N - - - - - - - - - - - ナム
【0014】
【表4】
【0015】
【表5】 表 5 R23-2Rの配列:3'-C T T T G T A G A T T C A T G G G C C T-5' R23-2Rの相補配列:5'-G A A A C A T C T A A G T A C C C G G A-3' バチルス ズブチリス - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - エシェリヒア コリ - - - - - - - - - - - - - - - - - C - - ハロバクテリウム ハロビ - - - G - - - - - C - - - - - G G C C - ウム シュードモナス アエルギ - - - - - - - - - - - - - - - - - T - - ノサ サーマス サーモフィラス - - - - - - - - - C - - - - - - - A - - ハロコッカス モールアエ - - - - - - - - - C - - - - - - G - C -
【0016】上記表2〜表5は原核生物rRNA遺伝子
の保存されている塩基配列、及びそれらから選定したプ
ライマーの塩基配列を示すものであり、表2及び表3は
16SrRNA遺伝子の、表4及び表5は23SrRN
A遺伝子の、それぞれ保存されている塩基配列、及びそ
れらから選定したプライマーの塩基配列を表す。表2〜
表5ではいずれも、保存されている塩基を−で、異なる
塩基をその塩基の記号で、欠損している塩基を*で、同
定されていない塩基をNで示した。
【0017】例えば、配列表の配列番号1で表されるR
16−1プライマーと配列番号4で表されるR23−2
Rプライマーの組合せ、配列番号2で表されるR16−
2プライマーと配列番号3で表されるR23−1Rの組
合せでL.属細菌のスペーサー領域をPCR法で増幅す
ることができる。
【0018】これらのプライマーはDNA合成機により
合成することができ、HPLC等で適宜精製して使用す
ることができる。
【0019】PCR法については、タックDNAポリメ
ラーゼを含む遺伝子増幅キット及び自動遺伝子増幅装置
が宝酒造社から市販されている。PCR法により増幅さ
れたスペーサー領域を含む断片を含む塩基配列を決定す
るためには、例えば増幅断片をM13ファージベクター
にクローニングし、ファージDNAを調製した後、サン
ガー法により決定することができる。
【0020】このようにして決定したスペーサー領域の
塩基配列は、例えばDNASISシステム(宝酒造社)
を用いて解析することができ、L.属細菌のそれぞれの
種に特異的を領域、あるいは共通する領域を検索するこ
とができる。本発明者らは、13種類のL.属細菌のス
ペーサー領域の塩基配列を明らかにし、配列表の配列番
号5〜13に示されるL.属細菌に特異的な塩基配列を
決定した。配列表の配列番号5はL.ヘテロヒオチイ
JCM1198とL.ホモヒオチイ JCM1199、
配列番号6はL.ヘテロヒオチイ IFO13118、
L.ヘテロヒオチイ IFO13119、L.ホモヒオ
チイ IFO13120、及びL.ホモヒオチイ IF
O13121、配列番号7はL.ジャポニカス IAM
10068、配列番号8はL.プランタルム IAM1
216、配列番号9はL.カゼイサブスピーシーズ ラ
ムノサス IFO3532、配列番号10はL.カゼイ
サブスピーシーズ カゼイ IFO3533、配列番号
11はL.スピーシーズIFO3954、配列番号12
はL.ブレビス IFO13110、配列番号13は清
酒より新たに分離した火落菌分離株F−1のrRNAを
コードしている遺伝子の塩基配列である。
【0021】得られた塩基配列を基にDNASISシス
テム(宝酒造社)を用いてそれぞれのL.属細菌の特異
的な配列及び共通する配列を解析することができる。そ
の結果、配列表の配列番号14〜21に示される特異的
配列及び共通配列が得られた。これらの配列をPCR法
のプライマーとして用いれば、それぞれのL.属細菌D
NAを特異的に増幅することができる。あるいは一対の
共通プライマーですべてのL.属細菌DNAを増幅する
ことができる。表6にそれぞれの菌株とスペーサー領域
を含む特異的配列、特異的プライマーの関係を示した。
【0022】
【表6】
【0023】具体的に説明すれば、配列表の配列番号2
0で表されるLAU1と配列番号14で表されるLAK
4Rのプライマー対によりL.ヘテロヒオチイ JCM
1198とL.ホモヒオチイ JCM1199の遺伝子
が、LAU1と配列番号15で表されるLAM3Rのプ
ライマー対によりL.ヘテロヒオチイ IFO1311
8、13119とL.ホモヒオチイ IFO1312
0、13121の遺伝子が、LAU1と配列番号16で
表されるLAJ3Rのプライマー対によりL.ジャポニ
カス IAM10068とL.プランタルム IAM1
216の遺伝子が、LAU1と配列番号17で表される
LAC4Rのプライマー対によりL.カゼイ サブスピ
ーシーズ ラムノサス IFO3532とL.カゼイ
サブスピーシーズ カゼイ IFO3533の遺伝子
が、LAU1と配列番号18で表されるLAB4Rのプ
ライマー対によりL.スピーシーズ IFO3954と
L.ブレビス IFO13110の遺伝子が、配列番号
19で表されるLAF1と配列番号21で表されるLA
U3Rのプライマー対により単離株F−1の遺伝子が特
異的に増幅され、各菌を特異的に検出することができ
る。また、LAU1とLAU3Rのプライマー対により
これらすべてのL.属細菌の遺伝子が増幅され、これら
の菌を検出することができる。なお、L.属細菌におい
てはスペーサー領域にtRNAをコードする領域が挿入
されている場合があるが、この場合でもこれらのプライ
マーを用いて増幅、検出できることに変りはなく、本発
明に含まれる。
【0024】増幅後のL.属細菌DNAの検出は、例え
ばアガロースゲル電気泳動、ポリアクリルアミドゲル電
気泳動、スポット法、及びサザンブロット法を用いて行
うことができる。なお、スポット法、サザンブロット法
の際は増幅領域内でプローブDNAを選択すればよい。
【0025】また、本発明に従って、L.属細菌特定D
NA領域を増幅させるためのプライマー対をそろえてキ
ットしておくことにより、L.属細菌の検出を簡便に行
うことができる。なお、キットに用いる試薬は溶液状で
も良いし、凍結乾燥物でもよい。
【0026】なおまた、未知の原核生物のスペーサー領
域をPCR法で増幅し、その塩基配列を決定することに
より、その原核生物を同定することができる。プライマ
ーとしては、例えば前述のR16−1、R16−2、R
23−1R、R23−2Rを使用することができる。
【0027】以上PCR法を用いたL.属細菌の高感度
検出法について詳細に説明してきたが、本発明はPCR
法に限定されるものではなく、特定のDNA及びその相
補鎖を高感度に検出する方法はすべて本発明に含まれる
ものであり、例えばQβ−レプリケース アンプリフィ
ケーション システム〔バイオ/テクノロジー(Bio/te
chnology) 、第6巻、第1197頁(1988)〕によ
る方法が挙げられる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0029】実施例1 L.属細菌の16S/23SrRNAスペーサー領域の
クローニング及び塩基配列の決定 (1)L.属細菌のゲノムDNAの調製 表1に示したL.属細菌をSI、803、あるいは80
4液体培地15ml中で30℃あるいは37℃、4〜7日
間培養した。培養後、3500rpm 、10分間遠心し集
菌した。菌を0.5mlの50mM Na−リン酸バッファ
ー(pH7)に懸濁し、5μlの10mg/ml N−アセ
チルムラミダーゼ(生化学工業社)を加え、37℃、2
時間反応させた。続いて、5μlの10mg/mlプロテイ
ナーゼK及び5μlの10mg/mlプロナーゼEを加え、
37℃、2時間反応させた。更に、25μlの10%S
DSを加え37℃、30分間反応させた。反応後、0.
5mlのフェノール/クロロホルム(等量混合液)を加え
緩やかに混合し、12000rpm 、10分間遠心し水層
(上層)を回収した。次に、0.5mlのクロロホルムを
加え緩やかに混合し、12000rpm 、10分間遠心し
水層(上層)を回収した。最後に、1mlのエタノールを
加え、12000rpm 、10分間遠心し沈殿を回収し
た。沈殿は80%エタノールにて洗浄し、乾燥後、10
0μlのTEバッファー〔10mMトリス(Tris) −HC
l、(pH8.0)、1mM EDTA〕に溶解した。こ
の結果、それぞれの菌のゲノムDNA10μgが得られ
た。
【0030】(2)オリゴヌクレオチドプライマーDN
Aの合成及び精製 表2〜表5に示したオリゴヌクレオチドプライマーDN
AをDNA合成機(アプライドバイオシステムズ社)を
用いて合成し、脱保護の後、イオン交換HPLC(TS
Kゲル、DEAE−2SWカラム、東ソー社)セプ−パ
ック(Sep-pack)C18(ウォターズ社)で精製、脱塩
し、各DNA約50μgを得た。
【0031】(3)PCR法によるスペーサー領域の増
幅 実施例1−(1)で調製したそれぞれの菌株のゲノムD
NA0.1μgを0.5ml用チューブ(バイオビック
社)に取り、94℃、10分間加熱処理した後、ジーン
アンプ キット( Gene Amp Kit )(宝酒造社)中の1
0μlの10×増幅用バッファー〔100mMトリス−H
Cl、(pH8.3)、500mMKCl、15mM Mg
Cl2 、0.1%(W/V)ゼラチン〕、16μlの
1.25mMdNTP混合液(dATP、dGTP、dC
TP、dTTP)、0.5μlの5ユニット/μlのタ
ック−ポリメラーゼ、1μlの20μM R16−1プ
ライマー、1μlの20μM R23−2Rプライマ
ー、あるいはR16−1とR23−2Rの代りに1μl
の20μM R16−2プライマー、1μlの20μM
R23−1Rプライマーを加え、これに滅菌水を加えて
100μlの溶液にした。この反応液は上層に100μ
lのミネラルオイル(シグマ社)を加えた後、自動遺伝
子増幅装置サーマルサイクラー(宝酒造社)により増幅
反応を行った。反応条件は、94℃、0.5分間の変性
→55℃、2分間のプライマーのアニーリング→72
℃、2分間の合成反応のサイクルを30サイクル行っ
た。反応後10μlの反応液を取り、ヌシーブ( NuSiev
e ) 3:1アガロース(FMC社)ゲル電気泳動を行
い、エチジウムブロマイドでDNAを染色して、増幅さ
れたDNAを確認した。その結果、それぞれの菌株のゲ
ノムDNAからR16−1とR23−2Rのプライマー
により約570〜590bpのDNAが増幅され、R16
−2とR23−1Rのプライマーにより約270〜29
0bpのDNAが増幅された。
【0032】(4)スペーサー領域のクローニング及び
シークエンシング 実施例1−(3)で得られた増幅DNA反応液90μl
を90μlのフェノール/クロロホルム(等量混合液)
を加え緩やかに混合し、12000rpm 、10分間遠心
し水層(上層)を回収した。次に、90μlのクロロホ
ルムを加え緩やかに混合し、12000rpm 、10分間
遠心し水層(上層)を回収した。最後に、9μlの3M
酢酸ナトリウムと180μlのエタノールを加え、12
000rpm 、10分間遠心し沈殿を回収した。沈殿は8
0%エタノールにて洗浄し、乾燥後、8μlのTEバッ
ファーに溶解した。この溶液にブランティングキット
(宝酒造社)に含まれる1μlの10×バッファーと1
μlのT4DNAポリメラーゼを加え、37℃、5分間
反応させ、増幅DNAの末端平滑化を行った。反応は9
4℃、10分間加熱処理し停止した。次に、この反応液
にメガラベルキット(宝酒造社)に含まれる2μlの1
0×リン酸化バッファー、1μlのT4ポリヌクレオチ
ドキナーゼ、2μlの10mM ATP及び5μlの蒸留
水を加え、37℃、30分間リン酸化反応を行った。反
応液は1%シープラーク( Sea Plaque )アガロース(F
MC社)電気泳動を行い、目的のDNAを切り出した。
切り出したDNAを含むゲルは0.5mlのTEバッファ
ーを加え、70℃、5分間熱処理をしてゲルを溶解し
た。これに0.5mlのフェノールを加えよくかくはん
し、12000rpm 、10分間遠心して上層を回収し
た。次に、0.5mlのフェノール/クロロホルム(等量
混合液)を加え混合し、12000rpm 、10分間遠心
し水層を回収した。続いて、0.5mlのクロロホルムを
加え混合し、12000rpm 、10分間遠心し水層を回
収した。最後に、50μlの3M酢酸ナトリウムと1ml
のエタノールを加え、12000rpm 、10分間遠心し
沈殿を回収した。沈殿は80%エタノールにて洗浄し、
乾燥後、5μlのTEバッファーに溶解した。5μgの
M13mp18RFDNAを10ユニットの制限酵素HincIIで
37℃、60分間反応させた後、70℃、10分間熱処
理をして酵素を失活させた。この溶液に0.5ユニット
のアルカリホスファターゼを加え37℃、60分間反応
させた後、100μlのフェノール/クロロホルム(等
量混合液)を加え混合し、12000rpm 、10分間遠
心し水層を回収した。次に、100μlのクロロホルム
を加え緩やかに混合し、12000rpm 、10分間遠心
し水層を回収した。最後に、10μlの3M酢酸ナトリ
ウムと200μlのエタノールを加え、12000rpm
、10分間遠心し沈殿を回収した。沈殿は80%エタ
ノールにて洗浄し、乾燥後、100μlのTEバッファ
ーに溶解した。
【0033】このようにして調製した5μlの増幅DN
Aに50ngのM13mp18RFDNAを加え、ライゲーショ
ンキット(宝酒造社)に含まれる24μlのA液と6μ
lのB液を加えて16℃、30分間反応させた後、大腸
菌JM109コンピテントセル(宝酒造社)100μl
に加え氷中、30分間放置した後、42℃、1分間熱処
理し大腸菌へのプラスミドの形質転換を行った。1.5
%アガロース2×YT培地プレートに100μlの形質
転換したJM109、50μlの2%X−Gal、20μ
lの100mM IPTG及び3mlの0.7%アガロース
2×YT培地を加え37℃、一晩培養した。現われた無
色半透明のプラークを5μlのJM109を含む2×Y
T培地に接種し、37℃、5時間振とう培養した。培養
後、培養液を8000rpm 、15分間遠心し上清を回収
した。この上清に1mlの20%PEG−2.5M Na
Clを加え、室温、15分間放置し、8000rpm 、1
5分間遠心し沈殿したファージ粒子を回収した。これに
100μlのTEバッファーを加え、100μlのフェ
ノールを加えよくかくはん後、12000rpm 、10分
間遠心し水層を回収した。次に、100μlのフェノー
ル/クロロホルム(等量混合液)を加え混合し、120
00rpm 、10分間遠心し水層を回収した。次に、10
0μlのクロロホルムを加え緩やかに混合し、1200
0rpm 、10分間遠心し水層を回収した。最後に、10
μlの3M酢酸ナトリウムと200μlのエタノールを
加え、12000rpm 、10分間遠心し沈殿を回収し
た。沈殿は80%エタノールにて洗浄し、乾燥後、50
μlのTEバッファーに溶解し一本鎖ファージDNAを
得た。
【0034】得られた一本鎖ファージDNAを鋳型とし
てサンガー法〔サンガーF.( Sanger,F.)、サイエンス
( Science ) 、第214巻、第1205頁(198
1)〕によりシーケナーゼ( Sequenase ) シーケンシン
グキット(USB社)を用いてシークエンシングを行っ
た。7μlの一本鎖ファージDNAに1μlのシークエ
ンシングプライマーと2μlの反応バッファーを加え、
65℃、2分間加熱後30分間かけてゆっくりと室温に
戻した。この反応液に1μlの0.1M DTT、2μ
lの1/6希釈ラベリングミックス、0.5μlの〔α
35S〕dCTP、及び2μlの1/9希釈シーケナー
ゼを加え室温、5分間ラベリング反応を行った。あらか
じめそれぞれ2.5μlのddGTP、ddATP、d
dTTP、及びddCTPを加えた4本のチューブにそ
れぞれ3.5μlのラベリング反応液を加え37℃、5
分間ターミネーション反応を行った後、4μlの反応停
止液を加えた。この反応液を6%ポリアクリルアミドゲ
ル中で40ワット、1.5〜3時間電気泳動を行った。
泳動後、ゲルを乾燥し、X線フィルム(コダック社)に
よりオートラジオグラムを得た。オートラジオグラムよ
り塩基配列を解析した。解析の結果、配列表の配列番号
5〜13で表されるそれぞれのL.属細菌の特異的な塩
基配列が得られた。
【0035】実施例2 PCR法によるL.属細菌の検出 (1)L.属細菌検出のためのプライマーの選定と合成 実施例1から得られた塩基配列を基にDNASISシス
テム(宝酒造社)を用いてそれぞれのL.属細菌に特異
的な配列及び共通な配列を解析し、配列表の配列番号1
4〜19に示す特異的プライマー、配列番号20、21
に示す共通プライマーを選定した。表6にそれぞれの菌
株とスペーサー領域を含む特異的配列、特異的プライマ
ーの関係を示した。これらのプライマーを実施例1−
(2)と同様の方法で合成及び精製した。
【0036】(2)特異的プライマーを用いたPCR法
によるL.属細菌DNAの増幅 実施例1−(1)で得た13種類のL.属細菌のゲノム
DNAを鋳型に用いて実施例1−(3)の方法でPCR
を行った。プライマーとしてそれぞれ1μlの20μM
LAU1とLAK4R、LAU1とLAM3R、LA
U1とLAJ3R、LAU1とLAC4R及びLAU1
とLAB4Rを用いた。その結果、LAU1とLAK4
Rのプライマー対により232bpのL.ヘテロヒオチイ
JCM1198とL.ホモヒオチイ JCM1199
の遺伝子を、LAU1とLAM3Rのプライマー対によ
り200bpのL.ヘテロヒオチイ IFO13118、
13119とL.ホモヒオチイ IFO13120、1
3121の遺伝子を、LAU1とLAJ3Rのプライマ
ー対により214bpのL.ジャポニカス IAM100
68とL.プランタルム IAM1216の遺伝子を、
LAU1とLAC4Rのプライマー対により230bpの
L.カゼイ サブスピーシーズ ラムノサスIFO35
32とL.カゼイ サブスピーシーズ カゼイ IFO
3533の遺伝子を、LAU1とLAB4Rのプライマ
ー対により224bpのL.スピーシーズ IFO395
4とL.ブレビス IFO13110の遺伝子を、LA
F1とLAU3Rのプライマー対により150bpの単離
株F−1の遺伝子を特異的に増幅することができた。
【0037】(3)L.属細菌共通プライマーを用いた
PCR法による増幅 それぞれ1μlの20μM LAU1とLAU3Rを用
いて実施例1−(1)で得た13種のL.属細菌のゲノ
ムDNAを鋳型に用いて実施例1−(3)の方法でPC
Rを行った。その結果、165bpのL.ヘテロヒオチイ
JCM1198とL.ホモヒオチイ JCM1199
の遺伝子を、222bpのL.ヘテロヒオチイ IFO1
3118、13119とL.ホモヒオチイ IFO13
120、13121の遺伝子を、153bpのL.ジャポ
ニカス IAM10068とL.プランタルム IAM
1216の遺伝子を、175bpのL.カゼイ サブスピ
ーシーズ ラムノサス IFO3532とL.カゼイ
サブスピーシーズ カゼイIFO3533の遺伝子を、
163bpのL.スピーシーズ IFO3954とL.ブ
レビス IFO13110の遺伝子を、170bpの単離
株F−1の遺伝子をすべて増幅することができ、被検菌
すべての遺伝子の増幅が可能であり、電気泳動により、
タイピングを行うことができた。
【0038】実施例3 L.属細菌共通プライマーを用いた清酒における火落菌
の検出 (1)サンプルの濃縮と前処理 あらかじめSI培地(日本醸造協会)プレートテストに
より火落菌の有無及び菌数を調べた清酒サンプルを用い
て、300ml清酒中に0、1、10、100個の火落菌
の菌数になるようにモデルサンプルを調製した。300
mlのサンプルを直径47mm、孔径0.45μmニトロセ
ルロースメンブランフィルター(アドバンテック社)を
用いて吸引ろ過した。このフィルターを1mlの滅菌水で
洗浄し、その0.4mlをフィルター付き遠心チューブ
スプレック( SUPREC )−01に移し、3000rpm 、1
0分間遠心し濃縮した。更に、残りの0.4mlを加え、
同じ操作で濃縮した。フィルター上に35μlの前処理
溶液〔10mMトリス−HCl(pH8.3)、50mM
KCl、1.5mM MgCl2 、0.01%(W/V)
ゼラチン、0.1mg/mlプロテイナーゼK〕を加えフィ
ルターを洗浄し、0.5ml用チューブに移した。これに
100μlのミネラルオイル(シグマ社)を上層し、3
7℃、1時間反応後、94℃、10分間熱処理を行っ
た。
【0039】(2)PCR法による増幅と検出 実施例3−(1)で前処理したサンプルに15μlのP
CR反応溶液〔10mMトリス−HCl(pH8.3)、
50mM KCl、1.5mM MgCl2 、0.01%
(W/V)ゼラチン、0.67mM dNTP混合液(d
ATP、dGTP、dCTP、dTTP)、0.67μ
M LAU1、0.67μM LAU3R、0.08ユ
ニット/μlタックポリメラーゼ〕を加え、実施例1−
(3)と同様の方法でPCRを行った。PCRのサイク
ルは35サイクル行った。反応後、反応液の10μlを
ヌシーブ3:1アガロース(FMC社)ゲル電気泳動を
行い、エチジウムブロマイドでDNAを染色して、増幅
されたDNAを検出した。その結果、火落菌が含まれて
いないサンプルでは増幅は認められなかったが、300
ml中に、10、100個の火落菌が含まれているサンプ
ルでは約150〜200bpの増幅が認められ火落菌が検
出できた。
【0040】(3)死菌による偽陽性の回避方法 実施例3−(2)に示した300ml中にそれぞれ1、1
0、100個の火落菌生菌が含まれているサンプル(生
菌サンプル)及び300ml中に100個の火落菌が含ま
れているサンプルを加熱処理(65℃、10分)して火
落菌を死滅させたサンプル(死菌サンプル)を用意し
た。これらの各サンプル300mlをそれぞれ実施例3−
(1)と同様にニトロセルロースメンブランフィルター
を用いて吸引ろ過した。一方、オートクレーブ処理後、
静置、放冷し、デカンテーションしてアガーの沈殿を除
去して、アガーを含まないSI培地を調製した。このア
ガーを含まないSI培地2mlで前述のフィルターを洗浄
した後、培地を試験管に移し、30℃で2日間培養し
た。次にこの培養培地0.4mlをスプレック−01に移
し、3000rpm 、10分間遠心し濃縮した。更に、
0.4mlの蒸留水を加えて3000rpm 、10分間遠心
した。次に、実施例3−(1)と同様にフィルター上に
35μlの前処理溶液を加え、実施例3−(1)の方法
で前処理を行った。続いて、実施例3−(2)の方法で
PCRを30サイクル行った。その結果、いずれの生菌
サンプルの処理物においても増幅が認められたが、死菌
サンプルの処理物では増幅は認められなかった。すなわ
ち、本方法により死菌による偽陽性を回避することがで
き、且つ、生菌体1個の検出が可能であった。
【0041】実施例4 火落菌検出キットの作成 実施例3−(1)及び3−(2)に示した前処理溶液
(A剤とする)、PCR反応溶液(B剤とする)、ニト
ロセルロースメンブランフィルター(直径47mm、孔径
0.45μm)、フィルター付遠心チューブスプレック
−01及びヌシーブ3:1アガロースを1組として、火
落菌検出キットを構築した(表7)。
【0042】
【表7】 表7 火落菌検出キット(50回分) ──────────────────────────────────── ニトロセルロースメンブランフィルター 50枚 (直径47mm、孔径0.45μm) スプレック−01 50個 A 剤 1750μl(35μl×50回分) B 剤 1750μl(35μl×50回分) ヌシーブ3:1アガロース 100g ────────────────────────────────────
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
りL.属細菌の16S/23SrRNAスペーサー領域
の塩基配列が明らかになり、このスペーサー領域の塩基
配列を用いたL.属細菌、特に火落菌の迅速、且つ高感
度な検出方法が提供された。
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA 20 配列番号:2 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: GTGCGGCTGG ATCACCTCCT 20 配列番号:3 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: CTCCTAGTGC CAAGSCATYC 20 配列番号:4 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: TCCGGGTACT TAGATGTTTC 20 配列番号:5 配列の長さ:540 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス ヘテロヒオチイ (Lactobacil
lus heterohiochii) 株名:JCM 1198 生物名:ラクトバチルス ホモヒオチイ (Lactobacillu
s homohiochii) 株名:JCM1199 配列の特徴: 1-155 16SrRNA をコードする領域 156-371 スペーサー領域 220 tRNAをコードする領域の挿入位置 372-540 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGATA GTTTGTAACA CCCAAAGTCG GTTAGGTAAC 60 TTTTGGAGCC TGCCGCCTAA GGTGGGACAG ATGATTAGGG TGAAGTCGTA ACAAGGTAGC 120 CGTAGGAGAA CCTGCGGCTG GATCACCTCC TTTCTAAGGA AAAATTCGAA AACCCTACAC 180 AATTAAAGTC TTGTTTAGTT TTGAGAGTTT TACTCTCAAT ACTTTGTTCT TTGAAAACTA 240 GATAATATTA TTTTCTGTAT TAATTATATT TTAATTATAA TTTTAACCGA GAAATAACCA 300 CTACGTTATT TGAGTTTTTT AAAATAGTTT AAATCGCAAA TACTCAATAA CTTACATCAC 360 GAAGTGATGC AGGTTAAGTT ATTAAGGGCG CATGGTGAAT GCCTTGGTAC TAGGAGCCGA 420 TGAAGGACGG AACTAACACC GATATGTTTC GGGGAGCTGT ACGTAAGCTT TGATCCGGAG 480 ATTTCCGAAT GGGGAAACCC AATCATCTTA GTCGATGATT GCTCGACAGT GAATTCACTG 540 配列番号:6 配列の長さ:585 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス ヘテロヒオチイ (Lactobacil
lus heterohiochii) 株名:IFO13118, IFO13119 生物名:ラクトバチルス ホモヒオチイ (Lactobacillu
s homohiochii) 株名:IFO13120, IFO13121 配列の特徴: 1-162 16SrRNA をコードする領域 163-370 スペーサー領域 277 tRNAをコードする領域の挿入位置 371-585 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCAAAGCCG GCCGGATAAC 60 CTAGTTTACT AGGAGTCAGC CGTCTAAGGT GGGACAAATG ATTAGGGTGA AGTCGTAACA 120 AGGTAGCCGT AGGAGAACCT GCGGCTGGAT CACCTCCTTT CTAAGGAAAA AAAGCGAACG 180 TGACGGAGAG TAGGAGACTA CTAAGAGAAG TCAGTGAAGC AAACGGAAGC ACACGAAAGA 240 GACTTTGTTT AGTTTTGAGG GTAGTACCTC AAGAAAAGTT AGTACATTGA AAACTGAATA 300 TAATCCAAAT AAAAACCGAG ACAATCATTG AAGAACAGAT TGTAGAGCGA CCGAGAAGAG 360 CGATCTTAAA GTAAGGTCAA GTAGACAAGG GCGCACGGTG AATGCCTAGG CACTAGCAGC 420 CGAAGAAGGA CGTGACGAAC TACGAAAAGC TTCGGGGAGT TGTAAGTAAA CTAAGATCCG 480 GAGATGTCCA AATGGGGAAA CCCAATGCAG TGATGCATTA TTACTAGCCG AATAGATAGG 540 CTGGTAAAGG AAGACGCAGT GAACTGAAAC ATCTAAGTAC CCGGA 585 配列番号:7 配列の長さ:574 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス ジャポニカス (Lactobacillu
s japonicus) 株名:IAM10688 配列の特徴: 1-155 16SrRNA をコードする領域 156-358 スペーサー領域 224 tRNAをコードする領域の挿入位置 359-574 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCAAAGTCG GTGGGGTAAC 60 TTTTAGGAAC CAGCCGCCTA AGGTGGGACA GATGATTAGG GTGAAGTCGT AACAAGGTAG 120 CCGTAGAGAA CCTGCGGCTG GATCACCTCC TTTCTAAGGA ATATTACGGA AACCTACACA 180 CGCGTCGAAA CTTTGTTTAG TTTTGAGAGA TTTAACTCTC AAAACTTGTT CTTTGAAAAC 240 TAGATAATAT CAAATATATT TTTTCATAAT GAAACCGAGA ACACCGCGTT TTTTGAGTTT 300 TTTATTGAAG TTTAATTATC GCTAAACTCA TTAATCGCAT TTACCGTTAG GTAAATGAGG 360 TTAAGTTAAC AAGGGCGCAT GGTGAATGCC TTGGCACTAG GAGCCGATGA AGGACGGGAC 420 TAACACCGAT ATGCTTCGGG GAGCTGTACG TAAGCTATGA TCCGGAGATT TCCGAATGGG 480 GCAACCCAGC AGTTTTAATC AACTGTTACC ACTAGATGAA TTCATAGTCT AGTTGGAGGT 540 AAACGCTGTG AACTGAAACA TCTAAGTACC CGGA 574 配列番号:8 配列の長さ:574 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス プランタルム (Lactobacillu
s plantarum) 株名:IAM1216 配列の特徴: 1-155 16SrRNA をコードする領域 156-358 スペーサー領域 224 tRNAをコードする領域の挿入位置 359-574 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCAAAGTCG GTGGGGTAAC 60 TTTTAGGAAC CAGCCGCCTA AGGTGGGACA GATGATTAGG GTGAAGTCGT AACAAGGTAG 120 CCGTAGAGAA CCTGCGGCTG GATCACCTCC TTTCTAAGGA ATATTACGGA AACCTACACA 180 CGCGTCGAAA CTTTGTTCAG TTTTGAGAGA TTTAACTCTC AAAACTTGTT CTTTGAAAAC 240 TAGATAATAT CAAATATATT TTTTCATAAT GAAACCGAGA ACACCGCGTT TTTTGAGTTT 300 TTTATTGAAG TTTAATTATC GCTAAACTCA TTAATCGCAT TTACCGTTAG GTAAATGAGG 360 TTAAGTTAAC AAGGGCGCAT GGTGAATGCC TTGGCACTAG GAGCCGATGA AGGACGGGAC 420 TAACACCGAT ATGCTTCGGG GAGCTGTACG TAAGCTATGA TCCGGAGATT TCCGAATGGG 480 GCAACCCAGC AGTTTTAATC AACTGTTACC ACTAGATGAA TTCATAGTCT AGTTGGAGGT 540 AAACGCTGTG AACTGAAACA TCTAAGTACC CGGA 574 配列番号:9 配列の長さ:588 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス カゼイ サブスピーシーズ
カゼイ(Lactobacillus casei subsp. rhamnosus) 株名:IFO3532 配列の特徴: 1-158 16SrRNA をコードする領域 159-375 スペーサー領域 250 tRNAをコードする領域の挿入位置 376-588 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCGAAGCCG GTGGCGTAAC 60 CTTTTAGGGA GCGAGCCGTC TAAGGTGGGA CAAATGATTA GGGTGAAGTC GTAACAAGGT 120 AGCCGTAGGA GAACCTGCGG CTGGATCACC TCCTTTCTAA GGAAACAGAC TGAAAGTCTG 180 ACGGAAACCT GCACACACGA AACTTTGTTT AGTTTTGAGG GGATCACCCT CAAGCACCCT 240 AACGGGTGCG ACTTTGTTCT TTGAAAACTG GATATCATTG TATTAATTGT TTTAAATTGC 300 CGAGAACACA GCGTATTTGT ATGAGTTTCT GAAAAAGAAA TTCGCATCGC ATAACCGCTG 360 ACGCAAGTCA GTACAGGTTA AGTTACAAAG GGCGCACGGT GGATGCCTTG GCACTAGGAG 420 CCGATGAAGG ACGGAACTAA TACCGATATG CTTCGGGGAG CTATAAGTAA GCTTTGATCC 480 GGAGATTTCC GAATGGGGGA ACCCAGTACA CATCAGTGTG TTGCTTGTCA GTGAATACAT 540 AGCTGGCCGG CGGCAGACGC GGGGAACTGA AACATCTAAG TACCCGGA 588 配列番号:10 配列の長さ:588 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス カゼイ サブスピーシーズ
カゼイ(Lactobacillus casei subsp. casei) 株名:IFO3533 配列の特徴: 1-158 16SrRNA をコードする領域 159-375 スペーサー領域 250 tRNAをコードする領域の挿入位置 376-588 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCGAAGCCG GTGGCGTAAC 60 CTTTTAGGGA GCGAGCCGTC TAAGGTGGGA CAAATGATTA GGGTGAAGTC GTAACAAGGT 120 AGCCGTAGGA GAACCTGCGG CTGGATCACC TCCTTTCTAA GGAAACAGAC TGAAAGTCTG 180 ACGGAAACCT GCACACACGA AACTTTGTTT AGTTTTGAGG GGATCACCCT CAAGCACCCT 240 AGCGGGTGCG ACTTTGTTCT TTGAAAACTG GATATCATTG TATTAATTGT TTTAAATTGC 300 CGAGAACACA GCGTATTTGT ATGAGTTTCT GAAAAAGAAA TTCGCATCGC ATAACCGCTG 360 ACGCAAGTCA GTACAGGTTA AGTTACAAAG GGCGCACGGT GGATGCCTTG GCACTAGGAG 420 CCGATGAAGG ACGGAACTAA TACCGATATG CCTCGGGGAG CTATAAGTAA GCTTTGATCC 480 GGAGATTTCC GAATGGGGAA ACCCAGTACA CATCAGTGTA TTGCTTGTCA GTGAATACAT 540 AGCTGGCCGG CGGCAGACGC GGGGAACTGA AACATCTAAG TACCCGGA 588 配列番号:11 配列の長さ:414 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス スピーシーズ (Lactobacillu
s sp.) 株名:IFO3934 配列の特徴: 1-156 16SrRNA をコードする領域 157-370 スペーサー領域 225 tRNAをコードする領域の挿入位置 371-414 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCAAAGCCG GTGAGATAAC 60 CTTCGGGAGT CAGCCGTCTA AGGTGGGACA GATGATTAGG GTGAAGTCGT AACAAGGTAG 120 CCGTAGGAGA ACCTGCGGCT GGATCACCTC CTTTCTAAGG AATATACGGA GGCTACACAT 180 ACTTGTTGAA ACAATGTTCA GTTTTGAGGG GCTTACCTCT CTAAACTTGT TCTTTGAAAA 240 CTAGATATTA TCAATTATTT TCCTTTAATT ATTAAGATAA TTAAACCGAG AAACAACTGC 300 GTATTTTTGA GTTTTTTAAT TAGTTTATCG CTAATACTCA ATTAATTTGA CGATCACGAA 360 GTGACCGTTA GGTTAAGTTA TGAAGGGCGC ATGGTGGAGC CTTGGTACTA GGAG 414 配列番号:12 配列の長さ:585 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス ブレビス (Lactobacillus br
evis) 株名:IFO13110 配列の特徴: 1-156 16SrRNA をコードする領域 157-370 スペーサー領域 225 tRNAをコードする領域の挿入位置 371-585 23SrRNA をコードする領域 配列: CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCACGAGA GTTTGTAACA CCCAAAGCCG GTGAGATAAC 60 CTTCGGGAGT CAGCCGTCTA AGGTGGGACA GATGATTAGG GTGAAGTCGT AACAAGGTAG 120 CCGTAGGAGA ACCTGCGGCT GGATCACCTC CTTTCTAAGG AATATACGGA GGCTACACAT 180 ACTTGTTGAA ACAATGTTCA GTTTTGAGGG GCTTACCTCT CTAAACTTGT TCTTTGAAAA 240 CTAGATATTA TCAATTATTT TCCTTTAATT ATTAAGATAA TTAAACCGAG AAACAACTGC 300 GTATTTTTGA GTTTTTTAAT TAGTTTATCG CTAATACTCA ATTAATTTGA CGATCACGAA 360 GTGACCGTTA GGTTAAGTTA TGAAGGGCGC ATGGTGGATG CCTTGGTACT AGGAGCCGAT 420 GAAGGACGGG ACTAACACCG ATATGCTTCG GGGAGCTGTA CGTAAGCTTT GATCCGGAGA 480 TTTCCGAATG GGGAAACCCA ATCATCTTTA CCGATGATTA CAACTTGATG AATACATAGT 540 CAAGTTGAGG CAGACGTGGG GAACTGAAAC ATCTAAGTAC CCGGA 585 配列番号:13 配列の長さ:286 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源: 生物名:ラクトバチルス (Lactobacillus) 株名:F-1 配列の特徴: 1-20 16SrRNAをコードする領域 21-241 スペーサー領域 86 tRNAをコードする領域の挿入位置 242-286 23SrRNA をコードする領域 配列: GGCTGGATCA CCTCCTTTCT AAGGAAAATT CGGAAACCTA CACAATGTCG AAAGTTTTGT 60 TCAGTTTTGA GAGGTCTACT CTCAAACTTG GTTCTTTGAA AACTAGATAA TATTAATTTT 120 CTGTAATTTA TTGAATTGGA TATAATCCAA TTTCAACCGA GAACACCGCG TTATTTTGAG 180 TTTGTTAACT AAGTAAAAAA TCGCAAATAC TCAATTAACT AAAGTATCCG TAGGATACTT 240 AGGTTAAGTT ATCAAGGGCG CATGGTGAAT GCCTTGGCAC TAGGAG 286 配列番号:14 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: CCTGCATCAC TTCGTGATGT 20 配列番号:15 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: GCTCTACAAT CTGTTCTTCA 20 配列番号:16 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: TTTACCTAAC GGTAAATGCG 20 配列番号:17 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: GTACTGACTT GCGTCAGCGG 20 配列番号:18 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: GGTCACTTCG TGATCGTCAA 20 配列番号:19 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: AATTCGGAAA CCTACACAAT 20 配列番号:20 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: ATCACCTCCT TTCTAAGGAA 20 配列番号:21 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: AAAAAACGCG GTGTTCTCGG 20
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12Q 1/68 Z 7823−4B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラクトバチルス属細菌の検出方法におい
    て、ラクトバチルス属細菌の16SrRNAをコードす
    る遺伝子と23SrRNAをコードする遺伝子の間にあ
    るスペーサー領域の遺伝子を検出することを特徴とする
    ラクトバチルス属細菌の検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスペーサー領域の遺伝
    子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法を用いて検出を行う
    ための検出キットであって、ラクトバチルス属細菌の請
    求項2記載のスペーサー領域の遺伝子を増幅させるため
    の特定のプライマーを含有していることを特徴とするラ
    クトバチルス属細菌検出キット。
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