JPH0690668A - 豆菓子及びその製造方法 - Google Patents

豆菓子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0690668A
JPH0690668A JP4241030A JP24103092A JPH0690668A JP H0690668 A JPH0690668 A JP H0690668A JP 4241030 A JP4241030 A JP 4241030A JP 24103092 A JP24103092 A JP 24103092A JP H0690668 A JPH0690668 A JP H0690668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seeds
powder
sugar
seed
edible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4241030A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Akiyama
淳一 秋山
Minoru Suzuki
実 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI NOSAN KK
TOKAI NOUSAN KK
Original Assignee
TOKAI NOSAN KK
TOKAI NOUSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKAI NOSAN KK, TOKAI NOUSAN KK filed Critical TOKAI NOSAN KK
Priority to JP4241030A priority Critical patent/JPH0690668A/ja
Publication of JPH0690668A publication Critical patent/JPH0690668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い購買層から支持を得ることができ、購買
意欲を強く喚起すると共に、栄養価が高く、飽きが来な
い豆菓子を提供することであり、併せてそのための製造
方法を提供する。 【構成】 食用種子であるスイカ、カボチャ、ヒマワリ
の各種子Aに対して、まず生の食用種子を焙煎する1次
焙煎を行い、次に該種子Aに対して水に糖分を加えた加
糖溶液Bを塗布し、更に小麦粉を主原料とする衣用粉C
を前記食用種子に振り掛け、続いて前記加糖溶液B及び
衣用粉Cが付いた状態で種子Aの2次焙煎を行い、種子
Aの周囲に糖衣Dを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食用種子を用いた豆菓
子及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品産業の発展や食生活の多様
化に伴って、菓子の種類数は益々増大している。消費者
が多数ある菓子を評価する場合、味や香りは勿論、ネー
ミング等のイメージ的要素が主な評価対象となってい
る。更に最近では、身体の発育や健康の増進に対する関
心が高まっており、健康食はブームであるというよりむ
しろ、消費者に定着した観がある。そのため、菓子を評
価する上で栄養価も重要な要素となっている。
【0003】栄養価が高い菓子として、従来より落花生
やアーモンド等の食用種子を加工した豆菓子がある。こ
の豆菓子は通常、落花生等に砂糖や蜂蜜を掛けたもので
あり、食用種子を主原料としているため、高い栄養価を
持つ。また落花生は酒のつまみ等として、焙煎し塩味を
付けただけの状態で頻繁に食べられている。この様な食
用種子としては前述の落花生やアーモンドの他に、カシ
ューナッツやピスタチオ等、多数の種類が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、砂糖や蜂蜜
を掛けた豆菓子は、焙煎したことにより香ばしさは出る
が、一般的に味付けが甘く、酒のつまみ等には適してい
なかった。そのため、いわゆるおやつとして購入される
ことが多く、購買層が限られていた。
【0005】一方、焙煎しただけで食べる食用種子は味
が単調なので、飽き易いという欠点があった。そこで複
数の食用種子を混ぜ合わせた、いわゆるミックスナッツ
も販売されているが、各種の食用種子が単順に焙煎され
たものであることには変わりがない。そのため、全体と
して味の変化に乏しく、且つ既存の食品であるため購買
意欲を刺激する力が強いとは言い難い。
【0006】消費者は常に新しい製品を求めており、種
類数が多い菓子では特にその傾向が強い。従って、購買
層を限定することや購買意欲を刺激する力が弱いという
ことは、商品として非常に不利であった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するために提
案されたものであり、その目的は、広い購買層から支持
を得ることができ、購買意欲を強く喚起すると共に、栄
養価が高く、飽きが来ない豆菓子を提供することであ
り、併せてそのための製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の豆菓子の製造方法は、食用種子である
スイカ、カボチャ、ヒマワリの各種子のうち、少なくと
も1種類の食用種子に対して、まず生の食用種子を焙煎
する1次焙煎を行い、次に該食用種子に対して水に糖分
を加えた加糖溶液を塗布し、更に小麦粉を主原料とする
衣用粉を前記食用種子に振り掛け、続いて前記加糖溶液
及び衣用粉が付いた状態で前記食用種子を焙煎する2次
焙煎を行うことにより、前記食用種子の周囲に糖衣を形
成することを特徴とする。
【0009】また、請求項2の豆菓子の製造方法は、食
用種子であるスイカ、カボチャ、ヒマワリの各種子に対
して、1次焙煎、前記加糖溶液の塗布、前記衣用粉の振
り掛け、2次焙煎という工程を別々に行い、2次焙煎の
終了後、前記3種類の食用種子を混ぜ合わせることを特
徴とする。
【0010】請求項3の豆菓子の製造方法は、前記加糖
溶液の塗布を加圧タンクに接続されたスプレーにて行う
ことを特徴とする。請求項4の豆菓子の製造方法は、前
記衣用粉が少なくとも、小麦粉、寒梅粉、ベーキングパ
ウダ、焙焼小麦粉及び塩を含むことを特徴とする。
【0011】更に、請求項5の豆菓子は、食用種子であ
るヒマワリの種子が高オレイン酸種であり、この種子に
前記糖衣を形成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の豆菓子の製造方法においては、加糖
溶液及び衣用粉が付いた食用種子を焙煎し、食用種子の
周囲に糖衣を形成させる。糖衣に覆われた各種子は、砂
糖等を掛けた豆菓子に比べてべとつくことがないので、
非常に食べ易い。また、糖衣の味は加糖溶液や衣用粉の
調合、及び焙煎具合により容易に調整できるため、飽き
が来ない豆菓子を作ることができる。
【0013】また、請求項2の豆菓子の製造方法は、ス
イカ、カボチャ、ヒマワリの各種子に対して、製造工程
を別々に行い、製造終了後、前記3種類の食用種子を混
ぜ合わせるので、各種子の大きさが異なっても、種子ご
とに均一に糖衣を形成することが可能である。と同時に
3種類の種子を混ぜ合わせるため、バラエティに富んだ
味を楽しむことができる。更に製造工程が別々なので、
各種子ごとに糖衣の味を変えることも容易である。
【0014】しかも、混合した食用種子を容器に密封す
る場合、大きな粒の隙間に小さな粒が入り込むため、無
駄な空間がなく、容器をコンパクト化することができ
る。更に、種子同士に隙間がないため、種子が詰った容
器を運ぶ場合に種子同士がぶつかりあうことがなく、輸
送中に糖衣が崩れることを防止できる。
【0015】請求項3の豆菓子の製造方法では、加糖溶
液の塗布を加圧タンクに接続されたスプレーにて行うの
で、種子に対して迅速且つ均一に加糖溶液を塗布するこ
とができ、衣用粉が種子の周囲に均一に付着し、糖衣を
一様に形成することが可能である。
【0016】また、請求項4の豆菓子の製造方法では、
衣用粉を焙煎した場合、衣用粉の中で、寒梅粉がソフト
感を出し、ベーキングパウダが歯ざわりを良くする。更
に、焙焼小麦粉を含ませることにより小麦粉が持つ独特
の澱粉臭を消すことができる。また、衣用粉における塩
の含有量を調整して、糖衣に適当な塩味を付け、酒のつ
まみ等に適する豆菓子を製造することができる。
【0017】また、請求項5の豆菓子は、高オレイン酸
種であるヒマワリの各種子を主原料とし、これに糖衣を
付けるという、従来にない新しい豆菓子である。ヒマワ
リの種子はコルステロールを低減させる種子として知名
であり、栄養価が高い菓子として好評を得ているため、
健康を志向する消費者のニーズに合致している。
【0018】特に本発明に用いる高オレイン酸種とは、
リノール酸よりもオレイン酸の方が含有量が多い種子の
品種であり、その脂肪酸組成は、リノール酸が4.0〜
8.5%程度であるのに対し、オレイン酸は80.5〜
86.7%程度である。従来のリノール酸の含有率が高
い種子では酸化し易く、品質の劣化が早いという欠点が
あったが、高オレイン酸種子は酸化安定性が高く、酸化
し難いため、豆菓子の品質を長期間維持することができ
る。
【0019】更に、リノール酸が善玉コレステロール
(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)との両方を
低減させる働きがあるのに対し、オレイン酸は善玉コレ
ステロール(HDL)を低減させることなく悪玉コレス
テロール(LDL)だけを低減させる働きがある。この
様に本発明による豆菓子は健康食品として優れているた
め、消費者にその存在を強くアピールすることができ
る。
【0020】
【実施例】
[代表的な実施例の構成]以下、本発明の代表的な実施
例を具体的に説明する。本実施例の豆菓子の製造方法
は、スイカ、カボチャ、ヒマワリの各種子Aに対して別
々に製造する方式を採用する。種子Aごとの工程とし
て、1次焙煎、冷却、加糖溶液Bの塗布、衣用粉Cの振
り掛け、冷却、2次焙煎を行うことにより、種子Aの周
囲に糖衣Dを形成する。その後3種類の種子Aの混合を
行う(図1参照)。
【0021】また、本実施例の各種子Aはいずれも食用
種子であるが、中でもヒマワリの種子は高オレイン酸種
を用いている。更に、種子の大きさはスイカとカボチャ
がほぼ同大で、ヒマワリがそれらより小さいものが用い
られている。
【0022】1次焙煎 図2に示す1次焙煎機1(例:有限会社横山機械製作所
製 20k型)にて、生の種子A約30kgを、摂氏1
30度で15分程度焙煎する。その後、図3の冷却機2
にて摂氏30〜35度まで冷却する。
【0023】前記1次焙煎機1には、中空な円筒状のド
ラム1a及びガスバーナー1dが配置されている。ドラ
ム1aはその内部が正逆方向に回転するように横置きに
設けられており、円形を成すサイド面部に種子Aの投入
口1b及び排出口1cが形成されている。また、ガスバ
ーナー1dはドラム1aの下部を熱するようになってい
る。
【0024】この様な構成を有する1次焙煎機1では、
まず投入口1bからドラム1a内に種子を入れ、ガスバ
ーナー1dがドラム1aの下部を熱することにより、ド
ラム1a内の種子Aを焙煎する。そして、ドラム1a内
の種子A全体を焙煎した後、排出口1cから種子Aを取
り出す。機2に移す。
【0025】1次冷却 続いて、1次焙煎機1の排出口1cから取り出した種子
Aを、図3の冷却機2に移し、これを摂氏30〜35度
まで冷却する。冷却機2には、種子Aを入れるザル2a
が設けられ、このザル2aの下方に冷却用のファン2b
が配設されている。このファン2bがザル2a内に広げ
られた種子Aから熱気を引き出すことにより、焙煎され
た種子Aを適度な温度にまで冷やすことができる。
【0026】加糖溶液Bの塗布 加糖溶液Bは、水10kg、グラニュー糖10kg、酸
化防止剤0.2kgの割合で作られる。この加糖溶液B
は、図4に示すような加圧タンク3に封入されており、
更に加圧タンク3に接続されたスプレー4によって種子
に吹き付けられる。
【0027】ところで、冷却機2にて冷やした種子A
は、図5に示すような糖衣機5(例:有限会社山下機械
製作所製 1200−60型)に入れる。糖衣機5は回
転可能なドラム5aを備えている。ドラム5a上部には
開口部が形成されており、ここからドラム5a内は種子
Aが30kg程度入れられる。種子Aを入れたドラム5
aは毎分13回転程度で回転する。
【0028】このドラム5a内で回転する種子Aに対し
てスプレー4により複数回に分けて加糖溶液Bを吹き付
け、種子Aの表面全体をしっとりさせる。この時の加糖
溶液Bの分量の割合は、種子Aと加糖溶液Bとは2:
1、すなわち種子A:30kgに対し、加糖溶液B:1
5kgの割合である。
【0029】衣用粉Cの振り掛け 衣用粉Cは、小麦粉のみから成るつなぎ粉C1、小麦
粉、寒梅粉及びベーキングパウダから成る第1のブレン
ド粉C2、焙焼小麦粉及び塩から成る第2のブレンド粉
C3の3種類の粉から成る。このうち、つなぎ粉C1の
割合は約30kgの種子に対して、約4.5kgであ
る。
【0030】また、第1のブレンド粉C2の割合は、約
30kgの種子に対して、小麦粉10.2kg、寒梅粉
15.8kg、ベーキングパウダ0.5kgである。更
に、第2のブレンド粉C3の割合は、約30kgの種子
に対して、焙焼小麦粉1.5kg及び塩1.65kgの
割合である。
【0031】これらの粉C1〜C3を順次、シュート状
の容器である粉掛け器6(図5に図示)により、前記糖
衣機5のドラム5a内に入っている種子Aに万遍なく振
り掛ける。なお、粉掛け器6による上記の粉C1〜C3
の1回当りの分量は、500g〜800gの程度であ
り、数十回に分けて各粉C1〜C3の分量が終わるまで
振り掛ける。
【0032】振り掛ける手順としては、加糖溶液Bで表
面全体がしっとりとなったドラム5a内の種子Aに対し
て、まずつなぎ粉C1を振り掛ける。つなぎ粉C1は第
1のブレンド粉C2及び第2のブレンド粉C1を種子A
に付けるためのつなぎであり、つなぎ粉C1が種子A全
体に行き渡り、種子Aにしっとり感が無くなった時点
で、再度スプレー4により加糖溶液Bを吹き付け、その
後、第1のブレンド粉C2を振り掛ける。第1のブレン
ド粉C2が種子A全体に行き渡り、種子Aにしっとり感
が無くなった時点で、再びスプレー4により加糖溶液B
を吹き付け、2度目のつなぎ粉C1を種子Aに振り掛け
る。この様な粉C1及びC2との振り掛け及び加糖溶液
Bを吹き付けを交互に行う作業を、第1のブレンド粉C
2の所定の分量が無くなるまで繰り返す。
【0033】第1のブレンド粉C2の振り掛けが終わっ
た時点で、今度は第1のブレンド粉C2に代えて、第2
のブレンド粉C3を種子Aに振り掛ける。この第2のブ
レンド粉C3も、粉C2の時と同様に、加糖溶液Bを吹
き付けつつ、粉C1と交互に振り掛ける。
【0034】2次焙煎 図6に示すような2次焙煎機7(例:有限会社山下機械
製作所製 1200−130型)により、加糖溶液の上
に粉が掛けられた種子Aを25kgずつ、摂氏150度
で15分程度、再度焙煎する。2次焙煎機7のほぼ中央
部に種子Aを入れる容器7aが配設されている。また、
容器7aの上部には遠赤外線バーナー7b、容器7aの
下部にはガスバーナー7cが、それぞれ配設されてい
る。従って、2次焙煎機7は2つのバナー7b,7cに
より種子Aを両面からむらなく焙煎する。これにより、
加糖溶液B及び衣用粉Cが種子Aの周囲に糖衣Dを形成
することができる(図7の断面斜視図参照)。
【0035】2次冷却 続いて、2次焙煎機7から取り出した種子Aを、図3の
冷却機2に再度移し、これを摂氏30〜35度まで冷却
する。その後、種子を常温まで自然冷却させる。以上の
ように工程により3種類の種子A自体の製造工程は終了
し、豆菓子となる。そして、各種子Aごとの豆菓子は、
所定量に達するまで、適当な保存場所にストックされ
る。
【0036】3種類の種子Aの混合 各種子Aごとの豆菓子が所定量に達した時点で、糖衣D
を壊さないように手作業で3種類の種子Aを混ぜ合わせ
る。この時の混合比は、スイカ:カボチャ:ヒマワリが
1:3:6である。3種類の種子Aを混ぜ合わせること
により、大きな粒の種子であるスイカ及びカボチャの間
に小さい粒の種子であるヒマワリが入り込む。
【0037】[代表的な実施例の作用効果]以上のよう
な本実施例の豆菓子の製造方法において、各種子Aの周
囲に形成された糖衣Dは、その表面がさらっとしてお
り、砂糖等を掛けた豆菓子のように手にべとつくことが
ないので、非常に食べ易い。また、糖衣Dの味は加糖溶
液Bや衣用粉Cの調合、及び焙煎具合により容易に調整
できるため、多く食べて飽きが来ることがない。
【0038】更に、本実施例の豆菓子は、高オレイン酸
種であるヒマワリの種子を初め、いずれも栄養価が高い
スイカ、カボチャの種子を主原料とし、これらに糖衣D
を付けるという、従来にはない全く新しい菓子である。
【0039】特に高オレイン酸種であるヒマワリは、リ
ノール酸よりもオレイン酸の方が含有量が多く酸化安定
性が高いので、酸化し難く、豆菓子の品質を長期間維持
することができる。また、オレイン酸は悪玉コレステロ
ール(LDL)だけを低減させるという優れた働きがあ
るため、健康食品として優れている。従って、近年の消
費者ニーズに合致しており、その存在を強くアピールす
ることができる。その結果、購買意欲を強く喚起するこ
とができる。
【0040】また、衣用粉Cを焙煎した場合、衣用粉C
中、寒梅粉によるソフト感が高級感を出し、ベーキング
パウダによる歯ざわりの良さが軽い食感を与える。更に
焙焼小麦粉が小麦粉の持つ澱粉臭を消すので、食べ易さ
が増す。しかも、衣用粉C中には塩が含まれているた
め、糖衣Dには適当な塩味を付けることができる。従っ
て、酒のつまみ等に適するので、広い購買層を対象とし
た商品を作ることができる。
【0041】更に、混合した種子Aを容器に密封する場
合、大きな粒であるスイカ及びカボチャの隙間に小さな
粒であるヒマワリが入り込むため、無駄な空間がなく、
容器をコンパクト化することができる。更に、種子A同
士に隙間がないため、種子Aが詰った容器を運ぶ場合に
種子同士がぶつかりあうことがなく、輸送中に糖衣Dが
崩れることを防止できる。
【0042】また、本実施例の豆菓子の製造方法は、ス
イカ、カボチャ、ヒマワリの各種子Aに対して、製造工
程を別々に行い、製造後、前記3種類の種子Aを混ぜ合
わせるので、各種子Aの大きさが異なっても、種子Aご
とに均一に糖衣Dを形成することが可能である。更に、
3種類の種子Aを混ぜ合わせるため変化に富んだ味を楽
しむことができる。
【0043】しかも、糖衣Dの味は加糖溶液Bや衣用粉
Cの調合、及び焙煎具合により容易に調整することがで
きる。更には、種子Aごとに工程が別々なので、各種子
Aごとに糖衣Dの味を簡単に変えることができる。従っ
て、工程に若干の変更を加えるだけで、バラエティに富
んだ豆菓子を作ることが可能である。
【0044】また、本実施例の加糖溶液Bの塗布工程に
おいて、加糖溶液Bを加圧タンク3に接続されたスプレ
ー4にて行っているので、種子Aに対して迅速且つ均一
に加糖溶液Bを塗布することができる。従って、衣用粉
Cが種子Aの周囲に均一に付着し、ひいては糖衣Dを一
様に形成することができる。
【0045】[他の実施例]なお、本発明は以上のよう
な実施例に限定されるものではなく、加糖溶液及び衣用
粉の使用原料及びその分量、並びに焙煎温度等は適宜変
更可能であり、また1種類の食用種子だけから成る豆菓
子も含むことはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、食
用種子であるスイカ、カボチャ、ヒマワリの各食用種子
の周囲に糖衣を形成することにより、広い購買層から支
持を得ることができ、購買意欲を強く喚起すると共に、
栄養価が高く、飽きが来ない豆菓子を提供することがで
き、併せてそのための製造方法を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の一実施例を説明するブロッ
ク図。
【図2】本実施例に使用する1次焙煎機の斜視図。
【図3】本実施例に使用する冷却機の構成を示す側面
図。
【図4】本実施例に使用する加圧タンク及びスプレーの
構成を示す側面図。
【図5】本実施例に使用する糖衣機の斜視図。
【図6】本実施例に使用する2次焙煎機の斜視図。
【図7】本実施例において、糖衣が形成された状態の種
子の断面斜視図。
【符号の説明】
1 1次焙煎機 2 冷却機 3 加圧タンク 4 スプレー 5 糖衣機 6 粉掛け器 7 2次焙煎機 A 種子 B 加糖溶液 C 衣用粉 C1 つなぎ粉 C2 第1のブレンド粉 C3 第2のブレンド粉 D 糖衣

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食用種子であるスイカ、カボチャ、ヒマ
    ワリの各種子のうち、少なくとも1種類の食用種子に対
    して、まず生の食用種子を焙煎する1次焙煎を行い、次
    に該食用種子に対して水に糖分を加えた加糖溶液を塗布
    し、更に小麦粉を主原料とする衣用粉を前記食用種子に
    振り掛け、続いて前記加糖溶液及び衣用粉が付いた状態
    で前記食用種子を焙煎する2次焙煎を行うことにより、
    前記食用種子の周囲に糖衣を形成することを特徴とする
    豆菓子の製造方法。
  2. 【請求項2】 食用種子であるスイカ、カボチャ、ヒマ
    ワリの各種子に対して、1次焙煎、前記加糖溶液の塗
    布、前記衣用粉の振り掛け、2次焙煎という工程を別々
    に行い、2次焙煎の終了後、前記3種類の食用種子を混
    ぜ合わせることを特徴とする請求項1記載の豆菓子の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記加糖溶液の塗布を加圧タンクに接続
    されたスプレーにて行うことを特徴とする請求項1記載
    の豆菓子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記衣用粉が少なくとも、小麦粉、寒梅
    粉、ベーキングパウダ、焙焼小麦粉及び塩を含むことを
    特徴とする請求項1記載の豆菓子の製造方法。
  5. 【請求項5】 食用種子であるヒマワリの種子が高オレ
    イン酸種であり、この種子に前記糖衣を形成することを
    特徴とする豆菓子。
JP4241030A 1992-09-09 1992-09-09 豆菓子及びその製造方法 Pending JPH0690668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241030A JPH0690668A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 豆菓子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241030A JPH0690668A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 豆菓子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0690668A true JPH0690668A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17068285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4241030A Pending JPH0690668A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 豆菓子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0690668A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5600757A (en) * 1991-05-31 1997-02-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Fuzzy rule-based system formed on a single semiconductor chip
EP0655297B1 (en) * 1993-11-29 1999-03-10 Coburn Optical Industries, Inc. Apparatus for fining/polishing an ophthalmic lens
JP2018068174A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 江崎グリコ株式会社 レトルト臭のマスキング方法、マスキング剤及びレトルト食品

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141618A (en) * 1974-10-08 1976-04-08 Nippon Steel Corp Taiokurehakaiseino sugureta kochoryokuko oyobi sono seizohoho
JPH0284137A (ja) * 1988-09-19 1990-03-26 Kaneka San Supaisu:Kk 豆菓子の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141618A (en) * 1974-10-08 1976-04-08 Nippon Steel Corp Taiokurehakaiseino sugureta kochoryokuko oyobi sono seizohoho
JPH0284137A (ja) * 1988-09-19 1990-03-26 Kaneka San Supaisu:Kk 豆菓子の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5600757A (en) * 1991-05-31 1997-02-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Fuzzy rule-based system formed on a single semiconductor chip
EP0655297B1 (en) * 1993-11-29 1999-03-10 Coburn Optical Industries, Inc. Apparatus for fining/polishing an ophthalmic lens
JP2018068174A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 江崎グリコ株式会社 レトルト臭のマスキング方法、マスキング剤及びレトルト食品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3586512A (en) Imparting fried appearance to baked foodstuffs
RU2454899C2 (ru) Способ производства хрустящего продукта питания
CA1334567C (en) Multicolored r-t-e cereal and method of preparation
US20110020502A1 (en) Chocolate and peanut butter slurry topical coating for snack products
US20100203212A1 (en) Snack Food Chip Containing Cooked Grain And Method Of Making Same
CN110122831A (zh) 一种话梅味花生米及其制备方法
Bhattacharya Snack Foods: Processing and Technology
JPH0690668A (ja) 豆菓子及びその製造方法
KR100988366B1 (ko) 해바라기씨를 이용한 볼과자 제조 방법
JPH0398538A (ja) 粉体調味料被覆食品
KR101944314B1 (ko) 쌀가루를 이용한 과실 와플 및 이의 제조방법
KR101477987B1 (ko) 호떡 및 호떡의 제조방법
JP4594204B2 (ja) スナック豆菓子及びその製造方法
US3761281A (en) Composition for making macaroon type baked products
JPH1028533A (ja) 酵母入り菓子
JPS63123333A (ja) センタ−を有する焼成菓子の製造方法
JP3616925B2 (ja) 竹炭豆菓子の製造方法
JPH03290153A (ja) 膨化玄米粒を用いた焼菓子
KR20040070967A (ko) 크런치 한과 및 그의 제조방법
JPH1028534A (ja) 酵母核入り菓子
Maga Cereal-based snack foods
JP7461139B2 (ja) ベーカリー用上掛け生地
JPH03266953A (ja) 機能性組成物被覆食品
KR960009707B1 (ko) 쌀을 이용한 스낵 과자의 제조방법
KR20240007796A (ko) 원재료의 맛과 향이 살아있는 조청보름산자 제조시스템 및 그 시스템 운용방법으로 만든 조청보름산자세트