JPH069012A - 自動倉庫の出庫制御方法 - Google Patents

自動倉庫の出庫制御方法

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JPH069012A
JPH069012A JP17105892A JP17105892A JPH069012A JP H069012 A JPH069012 A JP H069012A JP 17105892 A JP17105892 A JP 17105892A JP 17105892 A JP17105892 A JP 17105892A JP H069012 A JPH069012 A JP H069012A
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JP
Japan
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carriage
load
zone
traveling
elevating
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JP17105892A
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Kazuyoshi Fukuhara
一義 福原
Takashi Okamura
隆 岡村
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下複数段の走行装置2〜4には、昇降可能
な荷移載用キャレッジ12が設けられ、前記各段走行装
置2〜4のホームポジション脇には、各段走行装置2〜
4から荷を受け取る出庫用昇降装置7が併設されて成る
自動倉庫に於いて、出庫作業時のロス時間を無くして能
率向上を図ることにある。 【構成】 予め前記キャレッジ12の昇降経路を上下複
数ゾーンh1,h2に区画しておき、出庫先が出庫用昇
降装置7に近いラックゾーンB1内で且つ上方のキャレ
ッジ昇降ゾーンh2に対応する位置にあるときは、前記
キャレッジ昇降ゾーンh2の下降限位置L3,L8,L
13まで荷搭載キャレッジ12を下降させた状態で前記
出庫用昇降装置7へ荷を移載出庫させ、出庫先が他の場
所にあるときは、荷搭載キャレッジ12を下端の昇降ゾ
ーンh1の下降限位置L1,L6,L11まで下降させ
た状態で前記出庫用昇降装置7へ荷を移載出庫させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動倉庫、特にラック
に沿って水平に走行可能な走行装置が上下複数段架設さ
れ、各走行装置には、ラックの上下複数段の荷収納区画
をカバーする、荷移載手段を備えた昇降可能なキャレッ
ジが設けられ、前記各段走行装置の走行経路一端のホー
ムポジション脇には、各段走行装置から荷を受け取る出
庫用昇降装置が併設されて成る自動倉庫、の出庫作業の
ための制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のこの種の自動倉庫
では、各段走行装置のキャレッジの下降限(最下端出庫
レベル)に対応させて前記ホームポジション脇に固定の
荷移載台を配設し、前記出庫用昇降装置には、各段の固
定荷移載台に対応する昇降停止位置を設定しておき、ラ
ックからキャレッジ上に荷を受け取った出庫作業走行装
置は、当該キャレッジを出庫レベルから下降限まで下降
させると共に前記ホームポジションまで走行させ、ホー
ムポジションで前記キャレッジ上から固定荷移載台上へ
荷を移載し、この固定荷移載台に対応する昇降停止位置
まで昇降させた前記出庫用昇降装置上へ前記固定荷移載
台から荷を出庫移載させていた。
【0003】一般にこの種の自動倉庫では、昇降行程の
短い各段走行装置のキャレッジの昇降速度は、昇降行程
の長い前記出庫用昇降装置の昇降速度に比較して、大幅
に遅いのが普通である。従って、前記のような従来の出
庫制御方法では、特に前記走行装置がホームポジション
に近い場所で且つ受け持つゾーンの上方の荷収納区画か
ら出庫作業を行うとき、当該出庫作業走行装置がホーム
ポジション(固定荷移載台)に到着するまでにキャレッ
ジを下降限まで下降させることが出来ないので、この出
庫作業走行装置がホームポジション(固定荷移載台)に
到着した後、キャレッジが下降限に下降し終わるまで、
出庫用昇降装置への荷の出庫移載を待たせることにな
る。換言すれば、ロス時間が多くなり、出庫作業を能率
良く行うことが出来なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の自動倉庫の出庫制御方法は、前記のような自動倉
庫に於いて、出庫用昇降装置7は、固定の中間荷移載台
を介さずに前記各段走行装置2〜4のキャレッジ12か
ら直接荷を受け取り得るように配置し、ラック1A,1
Bは前記走行装置2〜4の走行方向に関して複数ゾーン
B1,B2に区画すると共に、前記各段走行装置2〜4
に於けるキャレッジ12の昇降経路を上下複数ゾーンh
1,h2に区画し、更に前記出庫用昇降装置7には、前
記各段走行装置2〜4の各キャレッジ昇降ゾーンh1,
h2の下降限位置L1,L3,L6,L8,L11,L
13に対応させて昇降停止位置を設定しておき、出庫先
がホームポジションから遠いラックゾーンB2内にある
ときは、当該出庫作業走行装置2〜4を、その荷搭載キ
ャレッジ12を下端の昇降ゾーンh1の下降限位置L
1,L6,L11まで下降させつつ前記ホームポジショ
ンへ走行させ、出庫先が前記ホームポジションに近いラ
ックゾーンB1内にあるときは、当該出庫作業走行装置
2〜4を、その出庫先が属するキャレッジ昇降ゾーンh
1又はh2の下降限位置L1,L6,L11又はL3,
L8,L13まで荷搭載キャレッジ12を下降させつつ
前記ホームポジションへ走行させ、前記出庫用昇降装置
7は、前記出庫作業走行装置2〜4のキャレッジ12の
下降停止位置L1,L6,L11又はL3,L8,L1
3に対応する昇降停止位置で停止させて、前記出庫作業
走行装置2〜4のキャレッジ12から前記出庫用昇降装
置7へ荷を出庫移載することを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1A,1B
は並設されたラックであって、各ラック1A,1Bは下
段ゾーンH1、中段ゾーンH2、及び上段ゾーンH3に
区画され、両ラック1A,1B間には、下段ゾーン用走
行装置2、中段ゾーン用走行装置3、及び上段ゾーン用
走行装置4が架設され、ラック1Aの一端には入庫用昇
降装置5と入庫用コンベヤ6とが付設され、ラック1B
の一端には出庫用昇降装置7と出庫用コンベヤ8とが付
設されている。
【0006】前記各段の走行装置2〜4は同一構造のも
のであって、図3にも示すように、各ゾーンH1〜H3
の下端レベルで両ラック1A,1Bに支持された左右一
対のガイドレール9に水平走行可能に支持されると共
に、立設された昇降用ガイドレール10に沿って昇降可
能で且つ荷移載手段11を有するキャレッジ12を備え
ている。前記荷移載手段11としては種々のものが知ら
れているが、この実施例に示すものは、荷移載方向に荷
を移動可能に支持するフリーローラコンベヤ13a,1
3bと、荷移載方向に出退自在で且つ互いに接近離間移
動自在な左右一対の荷挟持移送用コンベヤ14a,14
bとから構成されている。
【0007】両ラック1A,1Bの各ゾーンH1〜H3
には、夫々複数段(図示例では5段)の荷支持台15が
架設され、各段の荷支持台15上に於ける各荷収納区画
16には、荷移載方向に荷を移動可能に支持するフリー
ローラコンベヤ17a,17bが敷設されている。又、
前記入出庫用昇降装置5,7は、各ラック1A,1Bの
端部に立設された昇降用ガイドレール18に沿ってラッ
ク1A,1Bの全高さ域にわたって昇降可能に支持さ
れ、荷移載手段19を備えている。この荷移載手段19
は、前記コンベヤ6,8との間の荷移載方向に荷を搬送
するローラコンベヤ20と、前記走行装置2〜4との間
の荷移載方向に荷を移動可能に支持し且つ前記ローラコ
ンベヤ20の荷支持レベルに対して昇降可能なフリーロ
ーラコンベヤ21a,21bとから構成されている。
【0008】図4に示すように、前記各段走行装置2〜
4には、走行駆動装置22とそのコントローラ23、キ
ャレッジ昇降駆動装置24とそのコントローラ25、及
び荷移載手段駆動装置26とそのコントローラ27が設
けられており、入出庫用昇降装置5,7には、昇降駆動
装置28とそのコントローラ29、及び荷移載手段駆動
装置30とそのコントローラ31が設けられている。そ
して各コントローラ23,25,27,29,31を制
御するメインコントローラ32が併設されている。
【0009】前記各段走行装置2〜4のキャレッジ12
は、ラックの各段荷支持台15に対応するレベルL1〜
L15で停止可能であるが、当該キャレッジ12の昇降
経路が上下2つの昇降ゾーンh1,h2に区画されてお
り、この各昇降ゾーンh1,h2の下降限位置が出庫用
昇降装置7との間の荷移載用停止レベルとして設定され
ている。即ち、下段ゾーン用走行装置2はレベルL1,
L3、中段ゾーン用走行装置3はレベルL6,L8、上
段ゾーン用走行装置4はレベルL11,L13、が夫々
出庫用昇降装置7との間の荷移載用停止レベルとして設
定されている。一方、前記出庫用昇降装置7は、各段走
行装置2〜4のキャレッジ12に設定された出庫用昇降
装置7との間の荷移載用停止レベルL1,L3,L6,
L8,L11,L13と一致する昇降停止位置が設定さ
れている。尚、入出庫用昇降装置5,7や走行装置2〜
4に於けるキャレッジ12の昇降制御方法としては、各
昇降停止位置毎に予め設定されているパルス計数値と昇
降に連動するパルスエンコーダの発信パルスの計数値
(現在パルス計数値)との差に基づいて昇降を制御する
パルスエンコーダ方式や、各昇降停止位置毎に設けられ
ている被検出板を昇降側の検出器で検出して計数する被
検出板検出方式など、各種の方式が知られている。
【0010】メインコントローラ32には、本発明に基
づく出庫制御プログラムが設定されている。この出庫制
御プログラムに基づく自動出庫手順を図5及び図6に示
すフローチャートを参照して説明すると、メインコント
ローラ32に対する出庫設定により、走行装置2〜4の
内のどれを使用するかが選択され、選択された走行装置
2〜4の走行駆動装置用コントローラ23に走行停止位
置情報が、キャレッジ昇降駆動装置用コントローラ25
には出庫レベル情報が、そして荷移載手段駆動装置用コ
ントローラ27に動作方向情報(ラック1A側かラック
1B側かの情報)が各々与えられ、コントローラ23
は、与えられた走行停止位置情報と現在走行位置情報と
に基づいて走行駆動装置22を稼働させ、コントローラ
25は、与えられた出庫レベル情報と現在レベル情報と
に基づいて昇降駆動装置24を稼働させる結果、走行装
置2〜4は、各々所属するゾーンH1〜H3内の出庫先
まで自動走行して停止すると共に、当該走行装置2〜4
のキャレッジ12は出庫対応レベルL1〜L5,L6〜
L10,L11〜L15まで自動昇降して停止する。
【0011】次に荷移載手段駆動装置用コントローラ2
7は、荷移載手段駆動装置26を与えられた動作方向情
報に基づいて稼働させる結果、荷挟持移送用コンベヤ1
4a,14bが、出庫先であるラック1A又は1B内の
一つの荷収納区画16に収納されている荷Wの側へ進出
移動した後、互いに接近移動して、出庫先の荷Wの前端
部を左右両側から挟持する。この結果、当該出庫先の荷
Wは、荷挟持移送用コンベヤ14a,14bによって走
行装置2〜4のキャレッジ12上へ、荷収納区画16側
のフリーローラコンベヤ17a,17b上とキャレッジ
12側のフリーローラコンベヤ13a,13b上とを滑
動しながら引き込まれる。同時に、前記荷挟持移送用コ
ンベヤ14a,14bはキャレッジ12上のホームポジ
ションまで後退移動する。
【0012】上記のようにしてラック1A又は1Bから
走行装置2〜4への出庫移載が完了すると、再びコント
ローラ23が走行駆動装置22を稼働させ、走行装置2
〜4を、出庫用昇降装置7に隣接するホームポジション
HPまで走行させるのであるが、ここで本発明の出庫制
御プログラムに於いては、次の制御が行われる。即ち、
走行装置2〜4の出庫先が前記ホームポジションHPか
ら遠いラックゾーンB2内にあるときは、ラック1A又
は1Bから走行装置2〜4への出庫移載が完了した後、
その出庫レベルに関係なく、キャレッジ12を下側昇降
ゾーンh1の下降限位置、即ちレベルL1,L6,L1
1まで下降させつつ当該走行装置2〜4を前記ホームポ
ジションHPに向けて走行させる。
【0013】若し、走行装置2〜4の出庫先が前記ホー
ムポジションHPに近いラックゾーンB1内にあって且
つキャレッジ12の上側昇降ゾーンh2内に対応してい
るときは、ラック1A又は1Bから走行装置2〜4への
出庫移載が完了した後、キャレッジ12を上側昇降ゾー
ンh2の下降限位置、即ちレベルL3,L8,L13ま
で下降させつつ当該走行装置2〜4を前記ホームポジシ
ョンHPに向けて走行させる。勿論、走行装置2〜4の
出庫先が前記ホームポジションHPに近いラックゾーン
B1内にあって且つキャレッジ12の下側昇降ゾーンh
1内に対応しているときは、出庫先がラックゾーンB2
内にあるときと同様に、ラック1A又は1Bから走行装
置2〜4への出庫移載が完了した後、キャレッジ12を
下側昇降ゾーンh1の下降限位置、即ちレベルL1,L
6,L11まで下降させつつ当該走行装置2〜4を前記
ホームポジションHPに向けて走行させる。
【0014】一方、出庫用昇降装置7は、メインコント
ローラ32から昇降駆動装置用コントローラ29に与え
られる出庫レベル情報と現在レベル情報とに基づいて稼
働される昇降駆動装置28により、前記出庫作業走行装
置2〜4のキャレッジ12が下降停止するレベルL1,
L3,L6,L8,L11,L13と一致する昇降停止
位置まで上昇して停止する。
【0015】中段ゾーン用走行装置3を例にとって具体
的に説明すると、当該走行装置3の出庫先がラックゾー
ンB2内の荷収納区画16であるときは、その出庫先レ
ベルがL6〜L10の内の何れであっても、荷搭載キャ
レッジ12は下側昇降ゾーンh1の下降限位置、即ちレ
ベルL6まで下降せしめられる。若し、当該走行装置3
の出庫先がラックゾーンB1内の荷収納区画16である
ときは、その出庫先レベルが下側昇降ゾーンh1に属す
るレベルL6,L7であれば荷搭載キャレッジ12は下
側昇降ゾーンh1の下降限位置、即ちレベルL6まで下
降せしめられ、出庫先レベルが上側昇降ゾーンh2に属
するレベルL8〜L10であれば荷搭載キャレッジ12
は上側昇降ゾーンh2の下降限位置、即ちレベルL8ま
で下降せしめられる。勿論、出庫先レベルがレベルL6
〜L8の場合は、レベルL6まで下降させ、出庫先レベ
ルがL9,L10の場合はレベルL8まで下降させるよ
うにしても良い。そして出庫用昇降装置7は、前記出庫
作業走行装置3の荷搭載キャレッジ12が下降停止せし
められるレベルL6又はL8まで上昇して停止待機す
る。
【0016】出庫作業走行装置2〜4がホームポジショ
ンHPに戻り且つ、当該走行装置2〜4の荷搭載キャレ
ッジ12の下降停止レベルL1,L3,L6,L8,L
11,L13に対応するレベルで出庫用昇降装置7が停
止待機しておれば、前記キャレッジ12上の荷Wを出庫
用昇降装置7上へ移載するように、コントローラ27,
31が荷移載手段駆動装置26,30を稼働させる。こ
の結果、出庫用昇降装置7上のフリーローラコンベヤ2
1a,21bが荷受けレベルまで上昇した後、キャレッ
ジ12上の荷Wを挟持している荷挟持移送用コンベヤ1
4a,14bが、出庫用昇降装置7側へ当該荷Wを挟持
移送すると同時に同方向へ進出移動し、荷Wが、キャレ
ッジ12側のフリーローラコンベヤ13a,13b上と
出庫用昇降装置7側のフリーローラコンベヤ21a,2
1b上とを滑動しながら出庫用昇降装置7上に移載され
る。この後、荷挟持移送用コンベヤ14a,14bはキ
ャレッジ12上のホームポジションまで後退移動する。
【0017】以上で出庫用昇降装置7への荷Wの出庫作
業は完了するが、荷Wを受け取った出庫用昇降装置7
は、コントローラ29が昇降駆動装置28を稼働させる
結果、下降限まで下降して出庫用コンベヤ8と接続す
る。そして、コントローラ31が荷移載手段駆動装置3
0を稼働させる結果、荷Wを支持しているフリーローラ
コンベヤ21a,21bが下降して当該荷Wがローラコ
ンベヤ20上に乗り移り、次に当該ローラコンベヤ20
の駆動により前記荷Wが出庫用コンベヤ8上へ送り出さ
れる。
【0018】ラックゾーンB1の長さ(ホームポジショ
ンHP側のゾーン始端部からゾーン終端部までの距離)
は、次のようにして設定される。即ち、出庫用昇降装置
7が走行装置2〜4から荷を受け取るレベルは、出庫用
コンベヤ8への荷送り出しまでの時間を短くするために
基本的に低いことが望ましい。従って、昇降ゾーンh2
の下降限位置である中間レベルL3,L8,L13でキ
ャレッジ12を下降停止させる場合のあるラックゾーン
B1は、基本的に短いことが望ましい。このため、ラッ
クゾーンB2のホームポジションHPに近い始端部にあ
る走行装置2〜4がホームポジションHPまで走行する
のに要する時間が、上側昇降ゾーンh2の上昇限位置に
ある荷搭載キャレッジ12が下側昇降ゾーンh1の下降
限位置まで下降するに要する時間と略同一程度となるよ
うに、ラックゾーンB2のホームポジションHP側の始
端部を出来る限りホームポジションHPに近づけるよう
に、ラックゾーンB1の長さを設定すれば良い。
【0019】入庫用コンベヤ6で搬送されてくる荷Wを
ラック1A又は1B内の空いている荷収納区画16内に
入庫する入庫作業は、入庫用昇降装置5と、走行装置2
〜4の内、入庫先レベルに対応する走行装置とを使用し
て、上記の出庫作業時とは逆の手順で行うことが出来る
が、その説明は省略する。
【0020】尚、上記実施例では入庫用昇降装置5と出
庫用昇降装置7とを各別に設けたが、一つの昇降装置で
入庫用と出庫用とに兼用させることも出来る。又、走行
装置2〜4のキャレッジ12上に設けられる荷移載手段
11や入出庫用昇降装置5,7上に設けられる荷移載手
段19が、上記実施例のものに限定されないことは勿論
である。
【0021】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の出庫制御
方法によれば、ラックから荷を受け取った出庫作業走行
装置の荷搭載キャレッジを無条件にその昇降経路の最下
端まで下降させるのではなく、予め各走行装置に於ける
キャレッジの昇降経路を上下複数ゾーンに区画してお
き、出庫先が前記ホームポジションに近いラックゾーン
内で且つ上方のキャレッジ昇降ゾーンに対応する位置に
あるときは、当該出庫作業走行装置を、その出庫先が属
するキャレッジ昇降ゾーンの下降限位置、即ちキャレッ
ジ昇降経路の中間レベルまで荷搭載キャレッジを下降停
止させるのであるから、当該出庫作業走行装置から荷を
受け取る出庫用昇降装置を前記キャレッジ昇降経路の中
間停止レベルに対応する位置で停止させておきさえすれ
ば、仮に出庫先が前記ホームポジションに近い位置で且
つキャレッジ昇降ゾーンの上方にあった場合でも、出庫
作業走行装置が前記ホームポジションに戻った後、停止
待機している出庫用昇降装置に対応するレベルまで荷搭
載キャレッジが下降停止するまでの無駄な待ち時間が無
くなるか又は少なくなる。
【0022】しかも出庫用昇降装置に隣接するホームポ
ジションから遠いラックゾーン内に出庫先があるとき、
換言すれば、出庫作業走行装置がホームポジションに戻
るまでの間に荷搭載キャレッジを昇降経路の最下端まで
下降させることの出来る時間的余裕がある場合には、当
該荷搭載キャレッジを昇降経路の最下端まで下降させる
のであるから、出庫用昇降装置が出庫作業走行装置から
荷を受け取るレベルを出来る限り低くすることが出来、
前記のように無駄な待ち時間を無くすか又は少なくし得
ることと相まって、出庫作業を能率的に行わせることが
出来る。
【0023】更に、出庫用昇降装置の停止位置として、
各段走行装置に於ける出庫レベル(ラックの荷支持台レ
ベル)と同一段数だけ設定する必要はなく、出庫用昇降
装置の昇降停止位置の設定数が少なくなるので、当該出
庫用昇降装置の昇降停止制御も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫に於ける手前のラックと入庫用周辺
装置を省いた状態での概略側面図である。
【図2】 自動倉庫全体の概略平面図である。
【図3】 図2の要部の詳細を示す拡大平面図である。
【図4】 駆動装置とその制御用コントローラを説明す
るブロック線図である。
【図5】 走行装置の出庫時の制御手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】 出庫用昇降装置の制御手順を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1A ラック 1B ラック 2 下段ゾーン用走行装置 3 中段ゾーン用走行装置 4 上端ゾーン用走行装置 5 入庫用昇降装置 6 入庫用コンベヤ 7 出庫用昇降装置 8 出庫用コンベヤ 11 荷移載手段 12 昇降キャレッジ 13a フリーローラコンベヤ 13b フリーローラコンベヤ 14a 荷挟持移送用コンベヤ 14b 荷挟持移送用コンベヤ 16 荷収納区画 17a フリーローラコンベヤ 17b フリーローラコンベヤ 19 荷移載手段 20 ローラコンベヤ 21a 昇降可能なフリーローラコンベヤ 21b 昇降可能なフリーローラコンベヤ L1〜L15 入出庫作業レベル h1,h2 キャレッジ昇降ゾーン B1,B2 ラックゾーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラックに沿って水平に走行可能な走行装置
    が上下複数段架設され、各走行装置には、ラックの上下
    複数段の荷収納区画をカバーする、荷移載手段を備えた
    昇降可能なキャレッジが設けられ、前記各段走行装置の
    走行経路一端のホームポジション脇には、各段走行装置
    から荷を受け取る出庫用昇降装置が併設されて成る自動
    倉庫に於いて、 前記出庫用昇降装置は、固定の中間荷移載台を介さずに
    前記各段走行装置のキャレッジから直接荷を受け取り得
    るように配置し、 前記ラックを前記走行装置の走行方向に関して複数ゾー
    ンに区画すると共に、 前記各段走行装置に於けるキャレッジの昇降経路を上下
    複数ゾーンに区画し、 更に前記出庫用昇降装置には、前記各段走行装置の各キ
    ャレッジ昇降ゾーンの下降限位置に対応させて昇降停止
    位置を設定しておき、 出庫先が前記ホームポジションから遠いラックゾーン内
    にあるときは、当該出庫作業走行装置を、その荷搭載キ
    ャレッジを下端の昇降ゾーンの下降限位置まで下降させ
    つつ前記ホームポジションへ走行させ、 出庫先が前記ホームポジションに近いラックゾーン内に
    あるときは、当該出庫作業走行装置を、その出庫先が属
    するキャレッジ昇降ゾーンの下降限位置まで荷搭載キャ
    レッジを下降させつつ前記ホームポジションへ走行さ
    せ、 前記出庫用昇降装置は、前記出庫作業走行装置のキャレ
    ッジの下降停止位置に対応する昇降停止位置で停止させ
    て、前記出庫作業走行装置のキャレッジから前記出庫用
    昇降装置へ荷を出庫移載することを特徴とする自動倉庫
    の出庫制御方法。
JP17105892A 1992-06-29 1992-06-29 自動倉庫の出庫制御方法 Withdrawn JPH069012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017000817B4 (de) 2016-03-31 2023-06-01 Sumitomo Riko Company Limited Schallschutzelement

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017000817B4 (de) 2016-03-31 2023-06-01 Sumitomo Riko Company Limited Schallschutzelement

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