JPH0690010B2 - 線幅又は線間隔の測定方法およびその装置 - Google Patents

線幅又は線間隔の測定方法およびその装置

Info

Publication number
JPH0690010B2
JPH0690010B2 JP8852686A JP8852686A JPH0690010B2 JP H0690010 B2 JPH0690010 B2 JP H0690010B2 JP 8852686 A JP8852686 A JP 8852686A JP 8852686 A JP8852686 A JP 8852686A JP H0690010 B2 JPH0690010 B2 JP H0690010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line width
measured
light
line
spot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8852686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62245106A (ja
Inventor
正裕 中城
章一 河端
邦夫 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8852686A priority Critical patent/JPH0690010B2/ja
Publication of JPS62245106A publication Critical patent/JPS62245106A/ja
Publication of JPH0690010B2 publication Critical patent/JPH0690010B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、微細パターンの線幅又は線間隔の測定方法及
びその装置に関するものである。
従来の技術 近年、半導体素子のパターンや磁気ヘッドギャップの微
細化に伴い、微細パターンの寸法管理が非常に重要とな
っている。ところがサブミクロン寸法を非破壊で高速か
つ安価に測定する方法は確立されていない。
従来の線幅測定法の一例を第5図に示す。被測定物11に
集光スポット52を照射し、その反射光量を光検出器53で
受光する。集光スポット52が被測定物11上を走査すると
第5図(C)のような反射光量分布55が得られる。被測
定物11の線幅がサブミクロンの場合は反射光量分布55は
なめらかな曲線となり、エッジを明確に識別できない。
そのためあるしきい値レベル56を設定して線幅Sを測定
している。しきい値レベル56の値は、たとえば反射光量
分布55のピーク値の半値とする。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、しきい値レベル56
の設定が経験的であり、被測定物の反射率や形状の遠い
により測定値に誤差が生じる。そのため被測定物の種類
ごとに基準品により測定値の較正が必要であり、絶対寸
法測定ができないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、被測定物の種類が変わって
も測定値の較正が不要な絶対線幅測定方法を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の線幅又は線間隔の
測定方法は、少なくとも2個の互いに干渉しない集光ス
ポットを被測定物上に照射すると共に上記集光スポット
の相対位置を変化させずに被測定物上を走査させ、各集
光スポットからの反射光強度を別々に検出し、各反射光
強度変化の時間ずれが集光スポット間隔に相当すること
を利用して線幅又は線間隔を測定することを特徴とする
ものである。
又上記方法を実施するための装置である本発明の線幅又
は線間隔の測定装置は、少なくとも2個の異なった偏光
面をもち互いに微小量傾いた光束を出射する光源部と、
その光束を被測定物上に集光する対物レンズと、集光さ
れたスポットを相対位置を変化させずに走査するための
走査手段と、被測定物からの反射光を異なった偏光面を
もつ光束に分割する偏光素子と、分割された光束を受光
する少なくとも2個の光検出器と、光検出器出力とスポ
ット走査量から線幅又は線間隔の寸法を計算する処理部
とを有するものである。
更に上記方法を実施するためのもう1つの装置である本
発明の線幅又は線間隔の測定装置は、少なくとも2個の
異なった波長をもち互いに微小量傾いた光束を出射する
光源部と、その光束を被測定物上に集光する対物レンズ
と、集光されたスポットを相対位置を変化させずに走査
するための走査手段と、被測定物からの反射光を異なっ
た波長をもつ光束に分割するフィルターと、分割された
光束を受光する少なくとも2個の光検出器と、光検出器
出力とスポット走査量から線幅又は線間隔の寸法を計算
する処理部とを有するものである。
作用 本発明は上記構成によって、第2図に示すように少なく
とも2個の互いに干渉しない集光スポットが被測定物上
を走査すると、各スポットに相当する反射光量分布がそ
れぞれの光検出器から出力される。それらの反射光量分
布の時間的ずれは各集光スポット間隔に相当し、スポッ
ト間隔は既知であるのでこの寸法を用いて絶対線幅又は
絶対線間隔の測定が可能となる。
実施例 以下、本発明の方法および装置の第1の実施例を図面に
もとづいて説明する。第1図において、直線偏光のHe-N
eレーザ光源1を出射した光は、ビームエクスパンダー
2で光束を広げ、第1のビームスプリッター3で透過光
4と反射光5に分割される。透過光4は第1の反射面6
を反射し、再び第1のビームスプリッター3に入射し反
射する。反射光5はλ/4板7を透過後、第2の反射面8
を反射し、再びλ/4板7、第1のビームスプリッター3
を透過して偏光面が90゜変化した光束が出射される。こ
のとき、第1の反射面6あるいは第2の反射面8の少な
くとも一方を光軸に対してわずかに傾け、第1のビーム
スプリッター3の出射光を相対的に傾ける。2つの偏光
面の90゜異なる光束は第2のビームスプリッター9を透
過し、対物レンズ10で集光され、被測定物11上にわずか
に横ずらしされた2つのスポットを形成する(第2図
(a))。2つのスポットの反射光は再び対物レンズ10
を透過後、第2のビームスプリッター9を反射し、偏光
ビームスプリッター12に入射し、2つの光束に分離され
る。すなわち偏光ビームスプリッター12の偏光方向を2
つの光束のうちの一方の偏光方向に一致させておけば、
90゜偏光面のずれた光束は完全に反射される。分離され
た2つの光束はそれぞれ第1の光検出器13及び第2の光
検出器14に入射し、電気信号に変換され、処理部15に入
力される。このとき、被測定物11を等速走査すると2つ
の光検出器13,14からは第2図(b),(c)に示した
ように第1スポット21,第2スポット22に対応して反射
光量分布23,24が得られる。2つの反射光量分布23,24の
ピーク値をI1,I2そのときの時間をt1,t2とするとき、し
きい値レベル25,26をたとえばI1/2,I2/2に設定し反射光
量分布23,24と交わるときの時間をm1n1,m3n2とし、走査
速度をvとしたとき、v・(m2-m1),v・(t2-t1),v・
(n2-n1)はスポット位置ずれlに相当するので、ノイ
ズの影響を除くため平均すると、 と表わされる。また線幅測定値Sを、第1スポットの測
定値S1と第2スポットの測定値S2の平均値で与えれば となる。すなわち、線幅測定値Sが既知のスポット間隔
lの比例式で求めることができる。
以上のように本実施例によれば、直線偏光のHe-Neレー
ザーとλ/4板を使用して互いに干渉しない2つの集光ス
ポットを得、偏光ビームスプリッターを使用して再び分
離しているため、複数の光源を必要とせず安価な装置を
構成することができる。
以下本発明方法および装置の第2の実施例について図面
にもとづいて説明する。第3図において、1はHe-Neレ
ーザー、2はビームエクスパンダー、3は第1のビーム
スプリッター、9は第2のビームスプリッター、10は対
物レンズ、11は被測定物、13は第1の光検出器、14は第
2の光検出器、15は処理部であり、以上は第1図の構成
と同様なものである。第1図の構成と異なるのは、第2
の光源31と、第2のビームエクスパンダー32、フィルタ
ー33を設けた点である。
以上のような構成において、第2の光源31はHe-Neレー
ザー1とは異なった波長を持ち、第2のビームエクスパ
ンダー32で光束を広げ、第1のビームスプリッター3を
透過する。第1図と同様に波長の異なる2つの集光スポ
ットがわずかに横ずらしされて被測定物11上に照射さ
れ、その反射光はフィルター33で2つに分離され、それ
ぞれの光検出器13,14に入射する。フィルター33は一定
波長の光を反射し、他の波長の光は透過するものとす
る。このとき被測定物11を等速走査すると第2図に示し
たような反射光量分布23,24が得られる。以降の演算処
理は第1の実施例と同様であり、線幅測定値Sが既知の
スポット間隔lの比例式で求めることができる。
以上のように本実施例では、光源を2個設けたことによ
りλ/4板のような余分な光学部品が不要であり、光学系
調整が要易である。
以上は集光スポットが2個の場合について述べてきた
が、たとえば第4図(b)のような構成をとると、3個
の集光スポットをもつ構成も容易に実現できる。なお、
41は第3の光源、42は第3のビームエクスパンダー、43
は第3のビームスプリッター、44はフィルター、45は第
3の光検出器である。第4図(a)は、線幅と集光スポ
ットの関係を図示したものである。このような構成にす
れば、2方向の線幅を絶対値測定できることが明らかで
ある。4個以上のスポットの場合も同様に構成できる。
なお、以上の実施例においては被測定物11を走査してい
るが、集光スポットの位置関係を固定した状態で第1の
ビームスプリッター3の出射光をガルバノミラー、A-O
変調器等で走査しても良い。又本発明の方法及び装置を
線間隔の測定に適用することができる。
発明の効果 以上のように本発明は、少なくても2個の互いに干渉し
ない集光スポットで被測定物上を走査し、別々の光検出
器でその反射光を受光するので、集光スポット間の距離
lを用いてサブミクロンの絶対線幅又は絶対線間隔を測
定ができる。そのため、従来のように測定値を基準品で
較正する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における測定方法及びそ
の装置の構成図、第2図は動作説明図、第3図は本発明
の第2の実施例の構成図、第4図はスポットが3個の実
施例の構成図、第5図は従来の線幅測定方法の説明図で
ある。 1……He-Neレーザー、3……第1のビームスプリッタ
ー、7……λ/4板、10……対物レンズ、11……被測定
物、12……偏光ビームスプリッター、13,14……光検出
器、15……処理部、31……第2の光源、33……フィルタ
ー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個の互いに干渉しない集光ス
    ポットを被測定物上に照射すると共に上記集光スポット
    の相対位置を変化させずに被測定物上を走査させ、各集
    光スポットからの反射光強度を別々に検出し、各反射光
    強度変化の時間ずれが集光スポット間隔に相当すること
    を利用して線幅又は線間隔を測定することを特徴とする
    線幅又は線間隔の測定方法。
  2. 【請求項2】少なくとも2個の異なった偏光面をもち互
    いに微小量傾いた光束を出射する光源部と、その光束を
    被測定物上に集光する対物レンズと、集光されたスポッ
    トを相対位置を変化させずに走査するための走査手段
    と、被測定物からの反射光を異なった偏光面をもつ光束
    に分割する偏光素子と、分割された光束を受光する少な
    くとも2個の光検出部と、光検出器出力とスポット走査
    量から線幅又は線間隔の寸法を計算する処理部とを有す
    る線幅又は線間隔の測定装置。
  3. 【請求項3】少なくとも2個の異なった波長をもち互い
    に微小量傾いた光束を出射する光源部と、その光束を被
    測定物上に集光する対物レンズと、集光されたスポット
    を相対位置を変化させずに走査するための走査手段と、
    被測定物からの反射光を異なった波長をもつ光束に分割
    するフィルターと、分割された光束を受光する少なくと
    も2個の光検出器と、光検出器出力とスポット走査量か
    ら線幅又は線間隔の寸法を計算する処理部とを有する線
    幅又は線間隔の測定装置。
JP8852686A 1986-04-17 1986-04-17 線幅又は線間隔の測定方法およびその装置 Expired - Fee Related JPH0690010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8852686A JPH0690010B2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17 線幅又は線間隔の測定方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8852686A JPH0690010B2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17 線幅又は線間隔の測定方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62245106A JPS62245106A (ja) 1987-10-26
JPH0690010B2 true JPH0690010B2 (ja) 1994-11-14

Family

ID=13945281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8852686A Expired - Fee Related JPH0690010B2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17 線幅又は線間隔の測定方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0690010B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5523758B2 (ja) * 2009-07-31 2014-06-18 三菱マテリアル株式会社 突出形状測定装置および突出形状測定方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62245106A (ja) 1987-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0762143B1 (en) Chromatic optical ranging sensor
US4900940A (en) Optical system for measuring a surface profile of an object using a converged, inclined light beam and movable converging lens
JP2514037B2 (ja) 検知光学系
US6469793B1 (en) Multi-channel grating interference alignment sensor
JP4188515B2 (ja) 光学式形状測定装置
JP2634620B2 (ja) 投影式露光方法およびその装置
EP0458354B1 (en) A compact reticle/wafer alignment system
JPS6249562B2 (ja)
JP2533514B2 (ja) 凹部深さ・膜厚測定装置
JP4382315B2 (ja) ウェーハバンプの外観検査方法及びウェーハバンプの外観検査装置
JPH0690010B2 (ja) 線幅又は線間隔の測定方法およびその装置
JPH063128A (ja) 光学式表面形状測定装置
JP2002202108A (ja) 板厚測定装置
JP2004020536A (ja) 三次元形状計測装置
JP2949179B2 (ja) 非接触式形状測定装置及び形状測定法
JPH04289409A (ja) 基板の検査方法
JP2943498B2 (ja) 走査型レーザ変位計
JP3139862B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JPH0642163Y2 (ja) 光学式形状測定装置
JPH02204712A (ja) 面倒れ測定装置
JPH0942938A (ja) 形状測定装置および段差測定装置
JPS63172905A (ja) 回折光の分離方法および分離装置
JP2002071326A (ja) 表面形状測定方法及び表面形状測定器
JP2564799Y2 (ja) 3次元形状測定装置
JPH0217929B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees