JPH068929Y2 - ウエザ−ストリップ - Google Patents

ウエザ−ストリップ

Info

Publication number
JPH068929Y2
JPH068929Y2 JP1985161744U JP16174485U JPH068929Y2 JP H068929 Y2 JPH068929 Y2 JP H068929Y2 JP 1985161744 U JP1985161744 U JP 1985161744U JP 16174485 U JP16174485 U JP 16174485U JP H068929 Y2 JPH068929 Y2 JP H068929Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
water
rubber
flange
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985161744U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6268850U (ja
Inventor
英行 重松
佑治 山本
洋 田中
亮 芦川
達夫 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1985161744U priority Critical patent/JPH068929Y2/ja
Publication of JPS6268850U publication Critical patent/JPS6268850U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068929Y2 publication Critical patent/JPH068929Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案のウエザーストリップは、自動車の車体開口部フ
ランジに嵌合装着される。より詳細に述べると、本考案
のウエザーストリップは、ウエルト部の内奥コーナー部
に防食性水膨張性組成物より成るシーラーを一体に形成
するので、防水性と金属製のフランジの防食性を同時に
発現するという優れた効果を発揮するので、自動車用ウ
エザーストリップとしての用途をより拡大する。
〔従来の技術〕
自動車用のウエザーストリップは、防水、防音及び防塵
の目的で車体開口部フランジに嵌合装着されている。
第6図は従来のウエザーストリップの構造を示す断面図
である。第6図に示すように、従来のウエザーストリッ
プは、内部に芯金6を有し断面が略U字形状のウエルト
部7と、該ウエルト部の両脚内壁面に各々複数個のリッ
プ1.2.3及び4が突設され、外周部に中空状シール
部材8を設けてなる。
上記のような構造より成る従来のウエザーストリップ
は、EPT(エチレン・プロピレンゴム)、CR(クロ
ロプレンゴム)或いはSBR(スチレン・ブタジエンゴ
ム)等を主原料として、必要によりソリッド状又はスポ
ンジ状に形成されている。このように、従来タイプのウ
エザーストリップの防水効果は、ゴム弾性圧のみによる
ものであり不十分なものであった。
従って第6図において、外部(矢印方向)より侵入した
水は、補助リップ5及びリップ1及び2とフランジとの
接触面を通過して、リップ1及び2間及びウエルト部7
の内奥コーナー部に滞留する。かくしてウエザーストリ
ップ内に滞留した水は、フランジに錆を発生させる要因
となり、経時と共にフランジを腐食させるという大きな
欠点がある。
所で、実開昭59−4309号、実開昭59−1749
13号及び実開昭60−28515号では、水膨張性素
材を使用して防水効果を向上させるウインドシール用ウ
エザーストリップが開示されている。この種のタイプの
ウエザーストリップは、ゴム弾性圧による防水効果及び
水を吸収して自己体積膨張圧による止水効果により、ウ
エザーストリップの防水効果をより完全なものとしよう
とするものである。
しかしながら、上記のような構成よりなる従来のウエザ
ーストリップは、フランジを腐食させるという大きな欠
点がある。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、従来のウエザーストリップの欠点であるフラ
ンジの腐食を抑制し、併せてウエザーストリップの本来
の目的である防水効果を完全ならしめることにある。
〔問題を解決するための手段〕
前述した問題点は、ウエルト部の内奥コーナー部に防食
性水膨張性組成物より成るシーラーを一体に形成するこ
とによって解決される。
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示すもので、ウエ
ルト部7の内奥コーナー部に防食性水膨張性組成物から
成るシーラー10を一体に形成したウエザーストリップ
の断面図である。第1図のウエザーストリップは、自動
車ドアの車体フランジに装着され、第2図のウエザース
トリップは自動車トランクのフランジに装着される。
本考案で使用する防食性水膨張性組成物は、ゴム、熱可
塑性樹脂及びそれらの混合物から成る群から選択された
一種100重量部に対し、高吸水性樹脂10〜200重
量部及び腐食防止剤5〜30重量部を配合して成り、金
属に対する腐食抑制効果と水と接触すると組成物中の親
水性部分が水の分子と水素結合し、物理的、化学的な吸
水、抱水が生じ、その結果自己体積膨張する性質を有す
る。
〔作用〕
本考案のウエザーストリップの作用を図面により説明す
る。
第3図は、本考案のウエザーストリップを自動車ドアの
車体フランジ9に装着した状態を示す第5図A−A線断
面の部分拡大図で、シーラー10が水を吸収して膨張し
た状態を示す。第3図において、水膨張性組成物から成
るシーラー10は、車外(矢印方向)より侵入した水を
急激に吸収して自己体積の数倍に膨張する。その結果、
ウエザーストリップの持つゴム弾性圧と水吸収による膨
張圧の相乗効果により水の車内への侵入を完全に防止す
る。
第4図は、本考案のウエザーストリップを自動的トラン
クのフランジ9に装着した状態を示す第5図B−B線断
面の部分拡大図を示すもので、上記第3図と同様の効果
を発揮する。
所で本考案の最も重要な特徴は、シーラーを形成する水
膨張性組成物に防錆機能を持たせた点である。従って本
考案の防錆効果について以下論じる。
本考案の水膨張性組成物は、腐食防止剤として例えば、
酸化タングステン塩、ホスホン酸塩、アミノトリスメチ
レンホスホン酸、有機リン酸エステル、アミリン酸塩等
が配合されている。この腐食防止剤は水の存在下で水溶
液として溶出し、ウエザーストリップが当接している金
属表面に薄い皮膜を形成し腐食の進行を遅延させ防錆効
果を発現する。
〔実施例〕
第1図は、自動車ドアの車体フランジに装着される本考
案のウエザーストリップの実施例を示す断面図である。
第1図において、7は内部に芯金6を有し断面が略U字
形状をした従来の材料から成るソリッドゴムのウエルト
部である。10はウエルト部の内奥コーナー部に一体に
設けたシーラーで、防食性水膨張性組成物で形成されて
いる。リップ1.2及び3及び補助リップ5は、従来の
材料のスポンジゴムで形成され、中空状シール部材8
は、従来の材料のスポンジゴムで形成されている。
第2図は、自動車トランクのフランジに装着される本考
案のウエザーストリップの実施例を示す断面図である。
第1図の実施例とは、中空状シール部材8がウエルト部
の外周コーナー部に形成されていること及びリップ1.
2.3及び4が従来の材料から成るソリッドゴムで形成
されている点が異なる。
本考案のウエザーストリップは、押圧成形法により一体
成形される。
〔効果〕
本考案のウエザーストリップは、ゴム弾性圧による防水
効果及び吸水膨張圧による防水効果の相乗効果による完
全な防水効果と同時に、金属製フランジの腐食を防止す
る効果がある。
即ち、ウエザーストリップ装着部より車内に入り込もう
とする水を吸水して自己体積膨張し、この膨張圧によっ
て止水効果と押上防水効果とをより完全なものとすると
同時に、シール部材中に導かれた水により、これに配合
された防錆剤をこれと接触した金属表面に溶出させて金
属表面の腐食をも防止するという、前記周知例、周知技
術手段及び引用例には存在しない本考案に特有の顕著な
効果を奏するものである。
更に、高吸水性樹脂の環境が乾燥状態となる時には、徐
々に水を放出し、元の状態にもっていく性質を応用する
ことにより、水の放出時には水中に溶出した防錆剤をシ
ール部材表面に徐々に再度移動せしめ、シール部材表面
の金属接触部における防錆剤の補給を行わせるという、
効果をも奏するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は自動車ドアの車体フランジに装着され、第2図は自
動車トランクのフランジに装着されるウエザーストリッ
プの断面図である。第3図は第5図A−A線断面の部分
拡大図で、第1図のシーラーが水を吸収して体積膨張し
た状態を示す。第4図は第5図A−A線断面の部分拡大
図で、第2図のシーラーが水を吸収して体積膨張した状
態を示す。第5図は本考案の装着箇所を説明する自動車
の概略図、第6図は従来例を示す断面図である。 1.2.3.4……リップ、5……補助リップ、6……
芯金、7……ウエルト部、8……中空状シール部材、9
……フランジ、10……シーラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 佑治 広島県福山市松浜町2丁目2番11号 広島 化成株式会社内 (72)考案者 田中 洋 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三菱 自動車工業株式会社乗用車技術センター内 (72)考案者 芦川 亮 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三菱 自動車工業株式会社乗用車技術センター内 (72)考案者 石田 達夫 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三菱 自動車工業株式会社乗用車技術センター内 (56)参考文献 特開 昭59−59539(JP,A) 実開 昭60−28515(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に芯金を有し断面が略U字形状のウエ
    ルト部の両脚内壁面に各々複数個のリップを突設してな
    るウエザーストリップにおいて、該ウエルト部の内奥コ
    ーナー部に、ゴム、熱可塑性樹脂及びそれらの混合物か
    ら選択された一種100重量部に対し、高吸水性樹脂1
    0−200重量部及び酸化タングステン塩、ホスホン酸
    塩、アミノトリスメチレンホスホン酸、有機リン酸エス
    テル又はアミリン酸塩から成る腐食防止剤5−30重量
    部を配合して得られた防食性水膨張性組成物より成るシ
    ーラーを一体に設けたことを特徴とするウエザーストリ
    ップ。
JP1985161744U 1985-10-22 1985-10-22 ウエザ−ストリップ Expired - Lifetime JPH068929Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161744U JPH068929Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 ウエザ−ストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161744U JPH068929Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 ウエザ−ストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6268850U JPS6268850U (ja) 1987-04-30
JPH068929Y2 true JPH068929Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31088343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985161744U Expired - Lifetime JPH068929Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 ウエザ−ストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068929Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149483A (en) * 1980-04-21 1981-11-19 Uchiyama Mfg Corp Sealant composition exhibiting excellent rust-inhibiting effect

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6268850U (ja) 1987-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR2520468B1 (fr) Bande d'etancheite notamment destinee aux caisses de vehicules automobiles
ES276737U (es) Junta de hermeticidad para carrocerias de automovil
JP2008254715A (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JPS6141644A (ja) ウエザ−ストリツプ
DE59707050D1 (de) Schweller eines Kraftfahrzeugs mit einer Verstärkungseinlage
JPH068929Y2 (ja) ウエザ−ストリップ
US5011875A (en) Corrosion resistant, water expandable composition
JPH0642921Y2 (ja) ウエザ−ストリップ
JP5568795B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JPH0642920Y2 (ja) ウエザーストリップの取付け構造
JP2000170988A (ja) 分岐孔の防錆スリ―ブ
JPH0642919Y2 (ja) ウエザ−ストリップ
JP2895541B2 (ja) 防食性水膨張性組成物
US4929481A (en) Weather strip for automobile
JPS59167348A (ja) 自動車用ボデイサイドウエザ−ストリツプ
JP5256072B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JPS5940958A (ja) 自動車用ウエザ−ストリツプ
JP7086356B2 (ja) 車両用のトリム材
JPS57134324A (en) Door sash in automobile
JPH07108641B2 (ja) 自動車用ウエザストリツプ
JPH09240388A (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JPH0121895Y2 (ja)
KR970042771A (ko) 발포도를 향상시킨 자동차 방음재용 고무스폰지 조성물
JPH07108642B2 (ja) ウエザストリツプ
WO2024062782A1 (ja) ウェザーストリップ