JPH07108642B2 - ウエザストリツプ - Google Patents
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- JPH07108642B2 JPH07108642B2 JP63049236A JP4923688A JPH07108642B2 JP H07108642 B2 JPH07108642 B2 JP H07108642B2 JP 63049236 A JP63049236 A JP 63049236A JP 4923688 A JP4923688 A JP 4923688A JP H07108642 B2 JPH07108642 B2 JP H07108642B2
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- B60J10/80—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、自動車等において使用されるウエザストリツ
プに関する。
プに関する。
ここで、ウエザストリツプとは、自動車において、前後
窓、クオータウインドなどの固定窓ガラス部、フード、
ドア、サンルーフなどの戸当り部、及びドアとドアガラ
スなどの摺動部などにつけて、車室内を外界の風雨、
埃、音、寒暖などから遮断するものである（「新編 自
動車工業便覧」自動車技術会、昭和59年10月10日発行、
第６編１−39P参照）。即ち、いわゆる、窓枠ゴム（第
８図参照）、ドアウエザストリツプ（第３〜７図参
照）、ガラスラン等を含むものである。
窓、クオータウインドなどの固定窓ガラス部、フード、
ドア、サンルーフなどの戸当り部、及びドアとドアガラ
スなどの摺動部などにつけて、車室内を外界の風雨、
埃、音、寒暖などから遮断するものである（「新編 自
動車工業便覧」自動車技術会、昭和59年10月10日発行、
第６編１−39P参照）。即ち、いわゆる、窓枠ゴム（第
８図参照）、ドアウエザストリツプ（第３〜７図参
照）、ガラスラン等を含むものである。
＜従来の技術＞ ここでは、第３図に示すような、インサート１が埋設さ
れたＵ字形断面を有し、内側に挟持リツプ３、３を有す
るフランジ把持部５と、フランジ把持部５の頂部及び一
側からそれぞれ突出する中空シール部７およびリツプシ
ール部９とからなる構成のトランクリツド用のドアウエ
ザストリツプW1を例に採り説明するがこれに、限られる
ものではない。
れたＵ字形断面を有し、内側に挟持リツプ３、３を有す
るフランジ把持部５と、フランジ把持部５の頂部及び一
側からそれぞれ突出する中空シール部７およびリツプシ
ール部９とからなる構成のトランクリツド用のドアウエ
ザストリツプW1を例に採り説明するがこれに、限られる
ものではない。
これらのウエザストリツプは、通常、エチレンプロピレ
ンゴム（EPDM、EPM）、クロロプレンゴム（CR）等のゴ
ム配合物を使用して、フランジ把持部５を開いた形状で
押出し成形した後、フランジ把持部をＵ字形に曲げ加工
するに際して、フランジ把持部５の溝底部5aにシーラン
トを注入していた（特開昭59−140145号参照）。このシ
ーラント注入は、ウエザストリツプのシール作用をより
確実にするために行なうものである。
ンゴム（EPDM、EPM）、クロロプレンゴム（CR）等のゴ
ム配合物を使用して、フランジ把持部５を開いた形状で
押出し成形した後、フランジ把持部をＵ字形に曲げ加工
するに際して、フランジ把持部５の溝底部5aにシーラン
トを注入していた（特開昭59−140145号参照）。このシ
ーラント注入は、ウエザストリツプのシール作用をより
確実にするために行なうものである。
そして、上記シーラントとして、防錆上の見地から、特
開昭62−74984号公報に記載されている防錆剤が高吸水
性ポリマーとともに配合された水膨張性組成物を使用す
ることが提案されている（実開昭62−68850号公報参
照）。
開昭62−74984号公報に記載されている防錆剤が高吸水
性ポリマーとともに配合された水膨張性組成物を使用す
ることが提案されている（実開昭62−68850号公報参
照）。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかし、上記シーラントをウエザストリツプ押出成形時
に一体形成しようとすると、四色押出（ソリツドゴム、
スポンジゴム、インサート、シーラント）となり、押出
成形装置の構造が複雑となり望ましくない。
に一体形成しようとすると、四色押出（ソリツドゴム、
スポンジゴム、インサート、シーラント）となり、押出
成形装置の構造が複雑となり望ましくない。
さらに、水膨張性組成物のベースポリマーがEPDM等のよ
うな無極性高分子の場合、上記問題点に加えて、下記
，等の理由により経時的な防錆効果の低減率が大き
いと推定される。
うな無極性高分子の場合、上記問題点に加えて、下記
，等の理由により経時的な防錆効果の低減率が大き
いと推定される。
高吸水性ポリマーは、一般に極性高分子であるため、
無極性高分子であるベースポリマーとの結合力が弱く、
自動車走行中の振動・衝撃を受けたとき、フランジ部先
端により擦れて摩損しやすく、ベースポリマーとともに
防錆剤も減量する。
無極性高分子であるベースポリマーとの結合力が弱く、
自動車走行中の振動・衝撃を受けたとき、フランジ部先
端により擦れて摩損しやすく、ベースポリマーとともに
防錆剤も減量する。
防錆剤も、一般に極性化合物であるため、防錆剤が表
面に移行しやすく、表面にブルーミングした防錆剤が、
水との接触により、一度に多量流失する。
面に移行しやすく、表面にブルーミングした防錆剤が、
水との接触により、一度に多量流失する。
本発明は、上記にかんがみて、上記に問題点を解決する
ことのできるウエザストリツプを提供することを目的と
する。
ことのできるウエザストリツプを提供することを目的と
する。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意開発に努
力をした結果、下記構成のウエザストリツプに想到し得
た。
力をした結果、下記構成のウエザストリツプに想到し得
た。
ウエザストリツプ本体の、車体フランジ・サツシ部等の
板金部と接触する部位に、長尺の防錆剤保持部材が組み
付けられ、防錆剤保持部材は、心材、心材被覆層、及び
表皮層とからなり、心材が防錆剤含浸布形成され、心材
被覆層が水拡散性材料で形成され、表皮層が可撓性の面
状体で形成され、該面状体の少くとも板金部接触側が、
水透過性構造体とされていることを特徴とするウエザス
トリツプ。
板金部と接触する部位に、長尺の防錆剤保持部材が組み
付けられ、防錆剤保持部材は、心材、心材被覆層、及び
表皮層とからなり、心材が防錆剤含浸布形成され、心材
被覆層が水拡散性材料で形成され、表皮層が可撓性の面
状体で形成され、該面状体の少くとも板金部接触側が、
水透過性構造体とされていることを特徴とするウエザス
トリツプ。
＜実施例＞ 以下、本発明の実施例を、図例に基づいて説明をする。
第１図は、本発明に使用する長尺の防錆剤保持部材20の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
心材11が、心材被覆層13で上下からサンドイツチされ、
表皮層15,17で囲繞された形となつている。
表皮層15,17で囲繞された形となつている。
（１）ここで、心材11は、防錆剤含浸布で形成されてい
る。ここで、布とは、織物、フエルト、不織布、マツト
等を含むものとする。特に布のうちで、不織布が、防錆
剤や水の拡散性等の見地から望ましい。
る。ここで、布とは、織物、フエルト、不織布、マツト
等を含むものとする。特に布のうちで、不織布が、防錆
剤や水の拡散性等の見地から望ましい。
なお、防錆剤含浸布は、下記例示の防錆剤を水等の溶剤
に溶解させて、又は液状のものはそのまま布に含浸させ
て製造する。このとき、防錆剤の含浸量は、含浸布1cm2
当り0.1〜1gとする。
に溶解させて、又は液状のものはそのまま布に含浸させ
て製造する。このとき、防錆剤の含浸量は、含浸布1cm2
当り0.1〜1gとする。
防錆剤 ホスホン酸塩、アミノトリスメチレンホスホン酸、１−
ヒドロキシ−エチリデン−1,1−ジホスホン酸、有機燐
酸エステル、アミノ燐酸塩、ホスホニウム化合物、ザル
コシン類、安息香酸塩、オキシカルボン酸類、アミノ
類、リグニン類、リグニンスルホン酸塩、ポリアクリル
アミド、2,3−ジメチル−１−ニトロ−２−ブテン、ｐ
−アミノベンズアルデヒド、ケイ皮酸塩、メチルアンモ
ニウム−2,4−ジニトロ安息香酸塩、高級脂肪酸塩、コ
ハク酸ナトリウム、ベンゾアクリル酸ナトリウム、2,3
−ジメチル−１−ニトロ−２−ブテン、グルコン酸塩、
ｎ−ラウロイルザルコシン、ｎ−ココ−アミノプロピオ
ン酸、４−ｎ−ヘキシルカテコール、４−ｎ−ブチルカ
テコール、ニトロ安息香酸ヘキサメチレンイミン、3,5
−ジニトロソ安息香酸ピペリジン、アミン類の安息香酸
塩、アミン類の亜硝酸塩、亜硝酸の有機エステル、チオ
亜硝酸の有機エステル、亜硝酸ジシクロヘキシルアンモ
ニウム、亜硝酸ジイソブチルアンモニウム、亜硝酸ジイ
ソプロピルアンモニウム、亜硝酸トリメチルスルホニウ
ム、シクロヒキシルアミン炭酸塩、モノエタノールアミ
ン炭酸塩、ホスホンン酸塩と高分子電解質の混合物、カ
ルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アルミニウム
塩、各種ポリ燐酸塩、各種ポリケイ酸塩、クロム酸塩、
亜硝酸塩、塩化モリブデン塩、酸化タングステン塩、過
テクネチウム酸塩、水酸化リチウム塩等。
ヒドロキシ−エチリデン−1,1−ジホスホン酸、有機燐
酸エステル、アミノ燐酸塩、ホスホニウム化合物、ザル
コシン類、安息香酸塩、オキシカルボン酸類、アミノ
類、リグニン類、リグニンスルホン酸塩、ポリアクリル
アミド、2,3−ジメチル−１−ニトロ−２−ブテン、ｐ
−アミノベンズアルデヒド、ケイ皮酸塩、メチルアンモ
ニウム−2,4−ジニトロ安息香酸塩、高級脂肪酸塩、コ
ハク酸ナトリウム、ベンゾアクリル酸ナトリウム、2,3
−ジメチル−１−ニトロ−２−ブテン、グルコン酸塩、
ｎ−ラウロイルザルコシン、ｎ−ココ−アミノプロピオ
ン酸、４−ｎ−ヘキシルカテコール、４−ｎ−ブチルカ
テコール、ニトロ安息香酸ヘキサメチレンイミン、3,5
−ジニトロソ安息香酸ピペリジン、アミン類の安息香酸
塩、アミン類の亜硝酸塩、亜硝酸の有機エステル、チオ
亜硝酸の有機エステル、亜硝酸ジシクロヘキシルアンモ
ニウム、亜硝酸ジイソブチルアンモニウム、亜硝酸ジイ
ソプロピルアンモニウム、亜硝酸トリメチルスルホニウ
ム、シクロヒキシルアミン炭酸塩、モノエタノールアミ
ン炭酸塩、ホスホンン酸塩と高分子電解質の混合物、カ
ルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アルミニウム
塩、各種ポリ燐酸塩、各種ポリケイ酸塩、クロム酸塩、
亜硝酸塩、塩化モリブデン塩、酸化タングステン塩、過
テクネチウム酸塩、水酸化リチウム塩等。
（２）心材被覆層13は、水拡散性材料で形成されてい
る。この水拡散性材料は、水浸入側（板金接触側）にお
いては、表皮層15からスポツト的に浸入してくる水を直
線的に進ませず、分流・拡散させ、防錆剤含浸布全体に
分散して到達させるとともに、防錆剤の滲出が緩やかに
表皮層全体から均一に滲出する作用をさせるものであ
る。また、それと反対側の水拡散性材料は、芯材に吸収
しきれなかつた水を吸収する作用を奏する。
る。この水拡散性材料は、水浸入側（板金接触側）にお
いては、表皮層15からスポツト的に浸入してくる水を直
線的に進ませず、分流・拡散させ、防錆剤含浸布全体に
分散して到達させるとともに、防錆剤の滲出が緩やかに
表皮層全体から均一に滲出する作用をさせるものであ
る。また、それと反対側の水拡散性材料は、芯材に吸収
しきれなかつた水を吸収する作用を奏する。
この水拡散性材料としては、通常、綿状パルプや吸取紙
を使用する。
を使用する。
（３）表皮層15,17は、可撓性の面上体で形成され、少
くとも、板金接触側は、水透過性構造体とされている。
この表皮層は、部分的又は全体に水透過性構造体15であ
ることにより、ウエザストリツプの溝底部は浸入してき
た水を、防錆剤含浸布に到達させるための最初の導入部
位となるとともに、導入後は、逆に防錆剤の滲出部位と
なる。
くとも、板金接触側は、水透過性構造体とされている。
この表皮層は、部分的又は全体に水透過性構造体15であ
ることにより、ウエザストリツプの溝底部は浸入してき
た水を、防錆剤含浸布に到達させるための最初の導入部
位となるとともに、導入後は、逆に防錆剤の滲出部位と
なる。
水透過性構造体とされる面状体15としては、通常、多孔
質プラスチツクシート、布等、水を良好に透過させるも
のなら、特に限定されないが、耐水性，耐久性，コスト
等の見地から、ポリエステル繊維等からなる不織布が望
ましい。
質プラスチツクシート、布等、水を良好に透過させるも
のなら、特に限定されないが、耐水性，耐久性，コスト
等の見地から、ポリエステル繊維等からなる不織布が望
ましい。
また、水透過性構造体としなくてもよい部位17は、可撓
性を有する面状体なら特に限定されないが、上記水透過
性構造体とされる面状体と熱融着可能なものが望まし
い。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
／酢酸ビニル共重合体製等の可撓性フイルムを使用す
る。
性を有する面状体なら特に限定されないが、上記水透過
性構造体とされる面状体と熱融着可能なものが望まし
い。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
／酢酸ビニル共重合体製等の可撓性フイルムを使用す
る。
このシート状の防錆剤保持部材20は、例えば、水透過性
構造体からなる面状体の上に、順次、水拡散性材料、防
錆剤含浸布、水拡散性材料および可撓性の面状体を重ね
たものを、熱切断すると同時に、面状体相互を熱融着さ
せて製造する。
構造体からなる面状体の上に、順次、水拡散性材料、防
錆剤含浸布、水拡散性材料および可撓性の面状体を重ね
たものを、熱切断すると同時に、面状体相互を熱融着さ
せて製造する。
第２図に示す防錆剤保持部材20Aは、シート状ではなく
て、断面円筒状のもので、心材11Aが、心材被覆層13Aで
巻かれ、さらに、表皮層15Aで巻かれたものである。防
錆剤保持部材20Aの製造方法は、防錆剤含浸布を心とし
て、順次、水拡散性材料、可撓性の面状体を巻いていけ
ばよい。
て、断面円筒状のもので、心材11Aが、心材被覆層13Aで
巻かれ、さらに、表皮層15Aで巻かれたものである。防
錆剤保持部材20Aの製造方法は、防錆剤含浸布を心とし
て、順次、水拡散性材料、可撓性の面状体を巻いていけ
ばよい。
次に、上記防錆剤保持部材の使用態様を説明をする。
第３図に示すウエザストリツプW1の場合、フランジ把持
部５の溝底部5aに組み付ける。この場合、必然的ではな
いが、予め、溝底部5aに両面テープを貼着等して貼着剤
層を形成しておけば、フランジ把持部５を曲げ加工後で
も容易に組み付け可能であり、作業性が良好である。逆
に、防錆剤保持部材20を車体フランジ21先端に仮止めし
ておき、ウエザストリツプW1を組み付けてもよい。
部５の溝底部5aに組み付ける。この場合、必然的ではな
いが、予め、溝底部5aに両面テープを貼着等して貼着剤
層を形成しておけば、フランジ把持部５を曲げ加工後で
も容易に組み付け可能であり、作業性が良好である。逆
に、防錆剤保持部材20を車体フランジ21先端に仮止めし
ておき、ウエザストリツプW1を組み付けてもよい。
第４〜８図に示す各種ドアウエザストリツプ又は窓枠ゴ
ムに防錆剤保持部材を組み付ける場合も同様にしてでき
る。
ムに防錆剤保持部材を組み付ける場合も同様にしてでき
る。
即ち、第４図に示すウエザストリツプW2は、Ｕ字形のフ
ランジ把持部６と、フランジ把持部６の一側に形成され
る中空シール部８とからなり、車体フランジ22に装着さ
れるインボードシールタイプのもので、防錆剤保持部材
20はフランジ把持部の溝底部に6aに組み付けられる。
ランジ把持部６と、フランジ把持部６の一側に形成され
る中空シール部８とからなり、車体フランジ22に装着さ
れるインボードシールタイプのもので、防錆剤保持部材
20はフランジ把持部の溝底部に6aに組み付けられる。
第５図に示すウエザストリツプW3は、全体がスポンジ材
料で形成され、ドアサツシ24に装着されるアウトボード
シールタイプのもので、防錆剤保持部材20が、ドアサツ
シ24に嵌合する取付基部に組み付けられている。
料で形成され、ドアサツシ24に装着されるアウトボード
シールタイプのもので、防錆剤保持部材20が、ドアサツ
シ24に嵌合する取付基部に組み付けられている。
第６図に示すウエザストリツプW4は、同じく、全体がス
ポンジゴンムで形成され、ルーフサイドサツシ25に組み
付けらるるもので、防錆剤保持部材20は、ルーフサイド
サツシ25に嵌合する取付基部に組み付けられている。
ポンジゴンムで形成され、ルーフサイドサツシ25に組み
付けらるるもので、防錆剤保持部材20は、ルーフサイド
サツシ25に嵌合する取付基部に組み付けられている。
第７図に示すウエザストリツプW5は、ドアサツシ27にク
リツプ29を介して組み付けるタイプのもので、クリツプ
29の装着部位に防錆剤保持部材20が組み付けられてい
る。
リツプ29を介して組み付けるタイプのもので、クリツプ
29の装着部位に防錆剤保持部材20が組み付けられてい
る。
第８図に示す窓枠ゴムW6は、相互に逆方向に装入開口
部、即ち、ガラスＧ及び車体フランジ23をそれぞれ把持
するガラス把持溝２及びフランジ把持溝４を有するもの
で、フランジ把持溝４の底部に、第２図に示す断面筒状
の、即ち紐状の防錆剤保持部材20Aが組つけられてい
る。この場合は、防錆剤保持部材20Aが紐状であるた
め、容易にフランジ把持溝４の溝底部に防錆剤保持部材
20Aを組み付け可能である。
部、即ち、ガラスＧ及び車体フランジ23をそれぞれ把持
するガラス把持溝２及びフランジ把持溝４を有するもの
で、フランジ把持溝４の底部に、第２図に示す断面筒状
の、即ち紐状の防錆剤保持部材20Aが組つけられてい
る。この場合は、防錆剤保持部材20Aが紐状であるた
め、容易にフランジ把持溝４の溝底部に防錆剤保持部材
20Aを組み付け可能である。
こうして、各防錆剤保持部材が組み付けられたウエザス
トリツプの板金接触部に水が浸入してきた場合、防錆剤
保持部材が水の吸収に伴ない、防錆剤が緩やかにしみ出
してくるので、板金部が安定して防錆剤で保護される。
従つて、フランジ部先端等の板金等に錆が発生しにく
い。
トリツプの板金接触部に水が浸入してきた場合、防錆剤
保持部材が水の吸収に伴ない、防錆剤が緩やかにしみ出
してくるので、板金部が安定して防錆剤で保護される。
従つて、フランジ部先端等の板金等に錆が発生しにく
い。
＜発明の作用・効果＞ 本発明のウエザストリツプは上記の如く、ウエザストリ
ツプ本体の、車体フランジ・サツシ部等の板金部と接触
する部位に、長尺の水膨張性防錆剤保持部材が組み付け
られ、防錆剤保持部材は、心材、心材被覆層、及び表皮
層とからなり、心材が棒錆剤含浸布で形成され、心材被
覆層が水拡散性材料で形成され、表皮層が可撓性の面状
体で形成され、面状体の少くとも板金部接触側が、水透
過性構造体とされている構成であるので下記のような作
用効果を奏する。
ツプ本体の、車体フランジ・サツシ部等の板金部と接触
する部位に、長尺の水膨張性防錆剤保持部材が組み付け
られ、防錆剤保持部材は、心材、心材被覆層、及び表皮
層とからなり、心材が棒錆剤含浸布で形成され、心材被
覆層が水拡散性材料で形成され、表皮層が可撓性の面状
体で形成され、面状体の少くとも板金部接触側が、水透
過性構造体とされている構成であるので下記のような作
用効果を奏する。
防錆剤保持部材が組み付けられたウエザストリツプの板
金接触部に水が浸入してきた場合、防錆剤保持部材の水
の吸収に伴ない、防錆剤が緩やかにしみ出してくるの
で、板金部が安定して防錆剤で保持される。従つて、フ
ランジ部先端等に錆が発生しにくい。
金接触部に水が浸入してきた場合、防錆剤保持部材の水
の吸収に伴ない、防錆剤が緩やかにしみ出してくるの
で、板金部が安定して防錆剤で保持される。従つて、フ
ランジ部先端等に錆が発生しにくい。
また、防錆剤保持部材（シーラント）をウエザストリツ
プ（フランジ把持部と中空シール部を備えた）に組み付
けるに際して、従来の如く、四色押出（ソリツドゴム、
スポンジゴム、インサート、シーラント）する必要がな
く、押出成形装置の構造も簡単でよく、また、曲げ加工
後の防錆剤保持部材の取付け作業性も良好である。
プ（フランジ把持部と中空シール部を備えた）に組み付
けるに際して、従来の如く、四色押出（ソリツドゴム、
スポンジゴム、インサート、シーラント）する必要がな
く、押出成形装置の構造も簡単でよく、また、曲げ加工
後の防錆剤保持部材の取付け作業性も良好である。
また、防錆剤保持部材は、従来の如く、防錆剤が樹脂組
成物中にが散在している構造でなく、水透過性構造体か
らなる表皮層と、水拡散性材料からなる心材被覆層を介
して、水が防錆剤に到達し、水拡散性材料及び水透過性
面状体を介して防錆剤がゆるやかに滲出する構成なの
で、長時間にわたり、板金部が防錆剤により保護され
る。
成物中にが散在している構造でなく、水透過性構造体か
らなる表皮層と、水拡散性材料からなる心材被覆層を介
して、水が防錆剤に到達し、水拡散性材料及び水透過性
面状体を介して防錆剤がゆるやかに滲出する構成なの
で、長時間にわたり、板金部が防錆剤により保護され
る。
さらに、従来において、防錆剤保持部材のベースポリマ
ーがEPDM等のような無極性性高分子の場合、発生してい
た問題点もなくなる。
ーがEPDM等のような無極性性高分子の場合、発生してい
た問題点もなくなる。
即ち、自動車走行中の振動・衝撃を受けたとき、摩損
により防錆剤が減量することなく、防錆剤が、水との
接触により、一度に多量の流出することない。従つて、
それらに起因する経時的な防錆効果の低減率が大きくな
るのを阻止できる。
により防錆剤が減量することなく、防錆剤が、水との
接触により、一度に多量の流出することない。従つて、
それらに起因する経時的な防錆効果の低減率が大きくな
るのを阻止できる。
図例は本発明の示し、第１図は本発明に使用する長尺の
防錆剤保持部材の一例を示す横断面図、第２図は同じく
他の例を示す横断面図、第３〜７図ははそれぞれ本発明
を各種ドアウエザストリツプに適用した各実施例を示す
断面図、第８図は本発明を窓枠ゴムに適用した実施例を
示す断面図である。 5,6……フランジ把持部、 5a,6a……溝底部、 7,8……中空シール部、 11,11A……心材、 13,13A……心材被覆層、 15,15A……表皮層（板金接触側）、 17……表皮層、 21,22,23……車体フランジ、 24,27……ドアサツシ、 25……ルーフサイドサツシ、 W1〜W6……ウエザストリツプ、 20,20A……防錆剤保持部材。
防錆剤保持部材の一例を示す横断面図、第２図は同じく
他の例を示す横断面図、第３〜７図ははそれぞれ本発明
を各種ドアウエザストリツプに適用した各実施例を示す
断面図、第８図は本発明を窓枠ゴムに適用した実施例を
示す断面図である。 5,6……フランジ把持部、 5a,6a……溝底部、 7,8……中空シール部、 11,11A……心材、 13,13A……心材被覆層、 15,15A……表皮層（板金接触側）、 17……表皮層、 21,22,23……車体フランジ、 24,27……ドアサツシ、 25……ルーフサイドサツシ、 W1〜W6……ウエザストリツプ、 20,20A……防錆剤保持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６０Ｊ 10/10 10/12 Ｂ６０Ｊ 7/195 Ｚ
Claims (1)
- 【請求項１】ウエザストリツプ本体の、車体フランジ・
サツシ部等の板金部と接触する部位に、長尺の防錆剤保
持部材が組み付けられ、 該防錆剤保持部材は、心材、心材被覆層、表皮層とから
なり、 前記心材が防錆剤含浸布で形成され、心材被覆層が水拡
散性材料で形成され、表皮層が可撓性の面状体で形成さ
れ、 該面状体の少くとも板金部接触側が、水透過性構造体と
されている ことを特徴とするウエザストリツプ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63049236A JPH07108642B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | ウエザストリツプ |
| CA000588344A CA1309437C (en) | 1988-03-02 | 1989-01-16 | Weather strip for automobile |
| US07/301,400 US4929481A (en) | 1988-03-02 | 1989-01-24 | Weather strip for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63049236A JPH07108642B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | ウエザストリツプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01223046A JPH01223046A (ja) | 1989-09-06 |
| JPH07108642B2 true JPH07108642B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=12825254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63049236A Expired - Lifetime JPH07108642B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | ウエザストリツプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108642B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008290686A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Hayashi Engineering Inc | オープニングトリム及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP63049236A patent/JPH07108642B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01223046A (ja) | 1989-09-06 |
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