JPH068915U - マクロ・トラッキング操作装置 - Google Patents
マクロ・トラッキング操作装置Info
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- JPH068915U JPH068915U JP5292292U JP5292292U JPH068915U JP H068915 U JPH068915 U JP H068915U JP 5292292 U JP5292292 U JP 5292292U JP 5292292 U JP5292292 U JP 5292292U JP H068915 U JPH068915 U JP H068915U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数と重量を減少させるとともに、トラ
ッキング調整の操作性を改善する。 【構成】 固定鏡筒(1) と、固定鏡筒の内側に設けら
れ、光学系を保持し光軸中心の回転で光軸方向へ進退す
る光学系保持筒(2) と、固定鏡筒の外側に回転自在に設
けられ、光学系保持筒に連結されトラッキング調整時に
その光学系保持筒を外部からの操作により移動させるト
ラッキング操作部材(5) と、トラッキング操作部材によ
って光学系保持筒のトラッキング位置を調整した後に、
トラッキング操作部材の位置を固定鏡筒に記憶して固定
するトラッキング固定部材(61),(62)と、トラッキング
固定部材と同軸に設けられ、マクロ撮影時に、トラッキ
ング固定部材とトラッキング操作部材の位置を保ちなが
ら固定鏡筒との固定を一時的に解除して、光学系保持筒
を外部からの操作によって移動させるマクロ調整部材(6
3),(64) とを含む。
ッキング調整の操作性を改善する。 【構成】 固定鏡筒(1) と、固定鏡筒の内側に設けら
れ、光学系を保持し光軸中心の回転で光軸方向へ進退す
る光学系保持筒(2) と、固定鏡筒の外側に回転自在に設
けられ、光学系保持筒に連結されトラッキング調整時に
その光学系保持筒を外部からの操作により移動させるト
ラッキング操作部材(5) と、トラッキング操作部材によ
って光学系保持筒のトラッキング位置を調整した後に、
トラッキング操作部材の位置を固定鏡筒に記憶して固定
するトラッキング固定部材(61),(62)と、トラッキング
固定部材と同軸に設けられ、マクロ撮影時に、トラッキ
ング固定部材とトラッキング操作部材の位置を保ちなが
ら固定鏡筒との固定を一時的に解除して、光学系保持筒
を外部からの操作によって移動させるマクロ調整部材(6
3),(64) とを含む。
Description
【0001】
本考案は、TVカメラ等のレンズ鏡筒に設けられるトラッキング調整とマクロ 操作の機能を兼ね備えたマクロ・トラッキング操作装置に関するものである。
【0002】
従来、この種の装置として、トラッキング調整とマクロ撮影とを同一の光学系 の移動によって行う構造が知られている(特開平3−27012号など)。 例えば、図4に示すように、固定鏡筒(1) は、内周面に多条ネジ等の送りネジ (不図示) が、外周面に基準溝(11)が形成されており、周壁を貫通してカム孔(1 2)が設けられている。 光学系保持筒(2) は、内周に光学系(L) を保持し、外周に固定鏡筒(1) の送り ネジと噛み合う送りネジ (不図示) が形成されている。
【0003】 トラッキング操作部材(5) は、固定鏡筒(1) の外周に回転自在に設けられた円 筒状の部材であって、バネ(64)によって光軸に向かって付勢されたロックピン(6 3)が設けられている。 トラッキング固定部材(62)は、固定鏡筒(1) とトラッキング操作部材(5) との 間に摺動可能に設けられており、トラッキング操作部材(5) に対してトラッキン グ固定ノブ(61)によって固定されるとともに、光学系保持筒(2) に対して連結ピ ン(52)によって連結されている。 このトラッキング固定ノブ(61)は、マクロロックピン(63)と別軸に備えられて おり、その位置は、操作性の悪いレンズ鏡筒の右側になっていた。
【0004】 次に、トラッキング調整とマクロ操作について説明する。まず、トラッキング 操作部材(5) の回転操作により、光学系保持筒(2) も回転し、固定鏡筒(1) との 間の送りネジにより、光学系(L) を固定鏡筒(1) に対して光軸方向に移動させ、 トラッキング調整を行うことができる。 このとき、トラッキング固定ノブ(61)とトラッキング固定部材(62)のネジ結合 を締め込むと、トラッキング操作部材(5) の回転運動は制限され、トラッキング 調整済の状態が記憶される。
【0005】 マクロ操作時には、トラッキング調整済の状態からマクロロックピン(63)をバ ネ(64)に逆らって引き上げると、トラッキング操作部材(5) の回転操作の制限が 解除され、光学系(L) を移動させて、マクロ撮影操作を行うことができる。 マクロ撮影を終了してトラッキング操作部材(5) を回転させ、マクロロックピ ン(63)が基準孔(11)に落ち込む位置に戻すと、記憶されたトラッキング調整済の 状態が再現される。
【0006】
しかし、前述した従来の技術においては、トラッキング固定ノブ(61)は、マク ロロックピン(63)と別軸に設けられているために、部品点数が増えるとともに、 重量がかさむという問題点があった。 また、従来のトラッキング調整機構は、マクロ操作機構と別に設けられていた ために、レンズ鏡筒の右側に配置されるが、レンズ鏡筒の右側にはサーボ機構等 があってスペースが少ないので、トラッキング固定の操作がやりにくいという問 題があった。
【0007】 そこで、本考案は、トラッキング操作機構とマクロ調整機構とを簡素化し、部 品点数と重量を減少させるとともに、トラッキング調整の操作性を改善すること を目的とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案によるマクロ・トラッキング操作装置は、 固定鏡筒(1) と、前記固定鏡筒の内側に設けられ、光学系を保持し光軸中心の回 転で光軸方向へ進退する光学系保持筒(2) と、前記固定鏡筒の外側に回転自在に 設けられ、前記光学系保持筒に連結されトラッキング調整時にその光学系保持筒 を外部からの操作により移動させるトラッキング操作部材(5) と、前記トラッキ ング操作部材によって前記光学系保持筒のトラッキング位置を調整した後に、前 記トラッキング操作部材の位置を前記固定鏡筒に記憶して固定するトラッキング 固定部材(61),(62) と、前記トラッキング固定部材と同軸に設けられ、マクロ撮 影時に、前記トラッキング固定部材と前記トラッキング操作部材の位置を保ちな がら前記固定鏡筒との固定を一時的に解除して、前記光学系保持筒を外部からの 操作によって移動させるマクロ調整部材(63),(64) とを含むを特徴とする。
【0009】
本考案では、トラッキング固定機構とマクロ撮影操作機構を一軸上に配置した ので、マクロ・トラッキング操作機構が簡素化され、部品点数と重量を減少させ ることができる。 また、両機構を一体化したので、トラッキング固定操作とマクロ操作の両方を 操作のしやすい位置で行うことができる。
【0010】
以下、図面などを参照しながら、実施例をあげて、さらに詳しく説明する。 図1は、本考案によるマクロ・トラッキング操作装置の実施例の光軸を直交す る断面図、図2は、図1のA−A断面図である。 なお、前述した従来例と同様な機能を果たす部分については、同一の符号を付 して、重複する説明を省略する。
【0011】 光学系保持筒(2) は、光学系(L) を保持するための筒であり、固定鏡筒(1) に 送りネジを介して内挿されている。 トラッキング操作部材(5) は、固定鏡筒(1) に回転可能に外挿されており、こ のトラッキング操作部材(5) には、連結ピン(52)が取り付けられている。この連 結ピン(52)は、固定鏡筒(1) に設けられた長溝(12)を貫通して、光学系保持筒(2 ) の外周に切られた係止溝に係合している。
【0012】 トラッキング固定部材(62)は、図2(B)に詳しく示したように、円筒状の本 体(62a) の一端にツバ部(62b) が形成された形状をしており、ツバ部(62b) が固 定鏡筒(1) とトラッキング操作部材(5) との間隙に挿入されている。本体(62a) の外周にはネジ部(62c) が形成され、内周には段部(62d) が形成されている。 トラッキング固定部材(62)は、トラッキング操作部材(5) に設けられたスリッ ト(51)を貫通して、本体(62a) の外周のネジ部(62c) がトラッキング固定ノブ(6 1)の内周に形成されたネジ部(61a) とネジ結合している。 また、マクロロックピン(63)は、軸部(63a) と、頭部(63b) と、先端部(63c) とからなり、軸部(63a) がトラッキング固定ノブ(61)とトラッキング固定部材(6 2)を貫通し、先端部(63c) とトラッキング固定部材(62)の段部(62d) との間に挿 入したバネ(64)により光軸に向かって付勢されており、先端部(63c) が固定鏡筒 (1) に設けられた基準孔(11)に落ち込む構造となっている。 これらのトラッキング固定ノブ(61)、トラッキング固定部材(62)、マクロロッ クピン(63)及びバネ(64)などによって、トラッキング固定機構(6) が構成されて いる。
【0013】 つぎに、上述のように構成されたマクロ・トラッキング操作装置の動作につい て説明する。 光学系保持筒(2) は、連結ピン(52)を介して、トラッキング操作部材(5) と係 合されているので、トラッキング操作部材(5) の回転操作により、光学系保持筒 (2) も回転し、固定鏡筒(1) との間の送りネジにより、光学系(L) を固定鏡筒(1 ) に対して光軸方向に移動させ、トラッキング調整を行うことができる。
【0014】 トラッキング固定ノブ(61)とトラッキング固定部材(62)のネジ結合を締め込む と、トラッキング固定機構(6) とトラッキング操作部材(5) とは係止されるが、 マクロロックピン(63)が基準孔(11)に落ち込んでいるために、トラッキング操作 部材(5) の回転運動は制限され、トラッキング調整済の状態が記憶される。
【0015】 マクロ操作時には、この状態からマクロロックピン(63)をバネ(64)に逆らって 引き上げると、トラッキング操作部材(5) の回転操作の制限が解除され、光学系 (L) を移動させて、マクロ撮影操作を行うことができる。 マクロ撮影を終了してトラッキング操作部材(5) を回転させ、マクロロックピ ン(63)が基準孔(11)に落ち込む位置に戻すと、記憶されたトラッキング調整済の 状態が再現される。
【0016】 なお、この実施例では、連結ピン(52)がトラッキング操作部材(5) に直接固定 されているので、トラッキング調整終了後トラッキング固定ノブ(61)を締め込み 固定する操作が、トラッキング操作部材(5) を手で押さえながら行えるために、 調整位置がずれずに確実に行える、という利点がある。
【0017】 図3は、本考案の他の実施例の部分図である。 図3の実施例は、トラッキング固定部材(62)とマクロロックピン(63)をネジ結 合にすることにより、バネ(64)と基準孔(11)を廃止して、さらに、構造を簡素化 し、マクロロックピン(63)の固定をより確実にした例である。 この実施例では、マクロロックピン(63)を基準孔(11)に落とし込む代わりに、 マクロロックピン(63)の先端部に設けられたネジ部(63d) と、トラッキング固定 部材(62)の内周に形成されたネジ部(62e)をねじ込み、マクロロックピン(63)の 先端部を固定鏡筒(1) に押し付けることにより、トラッキング固定機構(6) が固 定される。
【0018】
以上のように本考案によれば、トラッキング固定部材とマクロ撮影操作機構を 一軸上に配置したので、マクロ・ トラッキング操作機構が簡素化し、部品点数と 重量が減少する、という効果がある。 また、トラッキング固定機構とマクロ操作機構の両方を操作のしやすい位置に 配置することができるので、トラッキング調整の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるマクロ・トラッキング操作装置の
実施例の光学系の光軸に直行する断面図である。
実施例の光学系の光軸に直行する断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す部分図である。
【図4】トラッキング調整機構及びマクロ操作機構を備
えたレンズ鏡筒の従来例を示す断面図である。
えたレンズ鏡筒の従来例を示す断面図である。
L 光学系 1 鏡筒 11 基準孔 12 長溝 5 トラッキング操作部材 51 スリット 52 連結ピン 6 トラッキング固定機構 61 トラッキング固定ノブ 62 トラッキング固定部材 63 マクロロックピン 64 バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 固定鏡筒と、 前記固定鏡筒の内側に設けられ、光学系を保持し光軸中
心の回転で光軸方向へ進退する光学系保持筒と、 前記固定鏡筒の外側に回転自在に設けられ、前記光学系
保持筒に連結されトラッキング調整時にその光学系保持
筒を外部からの操作により移動させるトラッキング操作
部材と、 前記トラッキング操作部材によって前記光学系保持筒の
トラッキング位置を調整した後に、前記トラッキング操
作部材の位置を前記固定鏡筒に記憶して固定するトラッ
キング固定部材と、 前記トラッキング固定部材と同軸に設けられ、マクロ撮
影時に、前記トラッキング固定部材と前記トラッキング
操作部材の位置を保ちながら前記固定鏡筒との固定を一
時的に解除して、前記光学系保持筒を外部からの操作に
よって移動させるマクロ調整部材とを含むを特徴とする
マクロ・トラッキング操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5292292U JPH068915U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | マクロ・トラッキング操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5292292U JPH068915U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | マクロ・トラッキング操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068915U true JPH068915U (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=12928330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5292292U Pending JPH068915U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | マクロ・トラッキング操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068915U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63193114A (ja) * | 1987-02-05 | 1988-08-10 | Asahi Optical Co Ltd | ズ−ムレンズのバツクフオ−カス調整機構 |
JPH03206408A (ja) * | 1990-01-09 | 1991-09-09 | Konica Corp | ズームレンズ鏡胴 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP5292292U patent/JPH068915U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63193114A (ja) * | 1987-02-05 | 1988-08-10 | Asahi Optical Co Ltd | ズ−ムレンズのバツクフオ−カス調整機構 |
JPH03206408A (ja) * | 1990-01-09 | 1991-09-09 | Konica Corp | ズームレンズ鏡胴 |
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