JPH0688728A - 振動式加速度計 - Google Patents
振動式加速度計Info
- Publication number
- JPH0688728A JPH0688728A JP4239223A JP23922392A JPH0688728A JP H0688728 A JPH0688728 A JP H0688728A JP 4239223 A JP4239223 A JP 4239223A JP 23922392 A JP23922392 A JP 23922392A JP H0688728 A JPH0688728 A JP H0688728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- pendulum
- fixed
- support
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境温度の変化による性能変化や損傷を防止
する。 【構成】 振子21と枠体22とそれらを連結するヒン
ジ23とを同一材で一体形成し、振動子15の一端を振
子21に固定し、他端を振動子15とほぼ熱膨張係数が
等しい材料によりT字状に形成された支持体26のT字
の垂直部の先端に固定する。支持体26のT字の水平部
の両端を振動子15の一端と対応した位置で枠体22に
固定し、その両固定端とT字の垂直部との間にばね部3
3,34を形成する。温度が変化しても振動子の長手方
向に熱応力はほとんど発生せず、かつその幅方向におけ
る熱応力はばね部で吸収される。
する。 【構成】 振子21と枠体22とそれらを連結するヒン
ジ23とを同一材で一体形成し、振動子15の一端を振
子21に固定し、他端を振動子15とほぼ熱膨張係数が
等しい材料によりT字状に形成された支持体26のT字
の垂直部の先端に固定する。支持体26のT字の水平部
の両端を振動子15の一端と対応した位置で枠体22に
固定し、その両固定端とT字の垂直部との間にばね部3
3,34を形成する。温度が変化しても振動子の長手方
向に熱応力はほとんど発生せず、かつその幅方向におけ
る熱応力はばね部で吸収される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動子を検出手段とし
て用いる振動式加速度計に関する。
て用いる振動式加速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の振動式加速度計10の構
成を図6に示す。板状の振子11の板面方向の外周に枠
体12が配され、振子11の一端がヒンジ13を介して
枠体12に連結される。これら振子11、枠体12及び
ヒンジ13は例えば板状体から一体に形成され、ヒンジ
13はその厚さが薄くされて弾性変形可能とされる。ヒ
ンジ13がその枠体12との連結面を固定端としてたわ
むことにより、その固定端の幅方向と平行なヒンジ13
の軸心を回動軸14として、振子11はヒンジ13の回
りに回動可能とされている。
成を図6に示す。板状の振子11の板面方向の外周に枠
体12が配され、振子11の一端がヒンジ13を介して
枠体12に連結される。これら振子11、枠体12及び
ヒンジ13は例えば板状体から一体に形成され、ヒンジ
13はその厚さが薄くされて弾性変形可能とされる。ヒ
ンジ13がその枠体12との連結面を固定端としてたわ
むことにより、その固定端の幅方向と平行なヒンジ13
の軸心を回動軸14として、振子11はヒンジ13の回
りに回動可能とされている。
【0003】長手方向の両端がそれぞれやや幅広とされ
た略短冊状の振動子15の長手方向の一端15aが振子
11の板面11aのほぼ中央部にスペーサ16を介して
固定され、他端15bが、振子11が連結された側の枠
体12に同様にスペーサ17を介して固定される。振動
子15はこれらスペーサ16,17により振子11の板
面11aと所定量離間され、その板面11aとほぼ平行
に配設される。なお、振動子15は例えば水晶振動子が
用いられ、加速度検出時には励振手段(図示せず)によ
り固有振動数で励振される。
た略短冊状の振動子15の長手方向の一端15aが振子
11の板面11aのほぼ中央部にスペーサ16を介して
固定され、他端15bが、振子11が連結された側の枠
体12に同様にスペーサ17を介して固定される。振動
子15はこれらスペーサ16,17により振子11の板
面11aと所定量離間され、その板面11aとほぼ平行
に配設される。なお、振動子15は例えば水晶振動子が
用いられ、加速度検出時には励振手段(図示せず)によ
り固有振動数で励振される。
【0004】次に、加速度の検出方法を説明する。今、
例えば振子11を支持している枠体12に、振子11の
板面11aと垂直な方向に図6(B)に矢印で示したよ
うに加速度αが加わると、振子11は加速度αと逆方向
に加速度αに比例する大きさの慣性力を受け、回動軸1
4を中心として図中時計方向に回動する。この振子11
の回動により、振子11に一端15aが固定されている
振動子15は引張力を受け、振動子15の固有振動数が
上昇する。従って、固有振動数の変化の大きさ及び方向
を振動数検出手段(図示せず)で検出することにより、
入力加速度αの大きさ及び方向が検知される。
例えば振子11を支持している枠体12に、振子11の
板面11aと垂直な方向に図6(B)に矢印で示したよ
うに加速度αが加わると、振子11は加速度αと逆方向
に加速度αに比例する大きさの慣性力を受け、回動軸1
4を中心として図中時計方向に回動する。この振子11
の回動により、振子11に一端15aが固定されている
振動子15は引張力を受け、振動子15の固有振動数が
上昇する。従って、固有振動数の変化の大きさ及び方向
を振動数検出手段(図示せず)で検出することにより、
入力加速度αの大きさ及び方向が検知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振子11、
枠体12及びヒンジ13の組立体を小型かつ簡易に形成
し、さらにそれらの良好な連結状態を得るためには、前
述したようにそれらを同一材で一体形成するのが好まし
く、その材料としてヒンジ13の良好なバネ特性及び機
械的強度さらに優れた加工精度が得られる点から石英板
が使用される。
枠体12及びヒンジ13の組立体を小型かつ簡易に形成
し、さらにそれらの良好な連結状態を得るためには、前
述したようにそれらを同一材で一体形成するのが好まし
く、その材料としてヒンジ13の良好なバネ特性及び機
械的強度さらに優れた加工精度が得られる点から石英板
が使用される。
【0006】しかしながら、石英の熱膨張係数は0.5
ppm/℃で、振動子15に使用される水晶の熱膨張係
数13.7ppm/℃と比較してかなり小さいため、環
境温度が変化すると、これら熱膨張係数の差により振動
子15と振子11及び枠体12との間において熱応力が
発生し、それによって振動子15が変形、湾曲してその
固有振動数が入力加速度とは無関係に変化したり、さら
には振動子15が破断したり、振動子15と振子11及
び枠体12との各固定部においてはがれが発生したりし
て加速度計が壊れるという問題が生じていた。
ppm/℃で、振動子15に使用される水晶の熱膨張係
数13.7ppm/℃と比較してかなり小さいため、環
境温度が変化すると、これら熱膨張係数の差により振動
子15と振子11及び枠体12との間において熱応力が
発生し、それによって振動子15が変形、湾曲してその
固有振動数が入力加速度とは無関係に変化したり、さら
には振動子15が破断したり、振動子15と振子11及
び枠体12との各固定部においてはがれが発生したりし
て加速度計が壊れるという問題が生じていた。
【0007】この発明の目的は上述した問題を解決し、
環境温度の変化により発生する熱応力を減少させること
により、環境温度が変化しても壊れることなく、かつ安
定した性能を得ることができる振動式加速度計を提供す
ることにある。
環境温度の変化により発生する熱応力を減少させること
により、環境温度が変化しても壊れることなく、かつ安
定した性能を得ることができる振動式加速度計を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は振子と、その
振子の外周に配され、その振子の一端とヒンジ結合さ
れ、かつその振子と同一材で一体に形成された枠体と、
振子に一端が固定され、他端が枠体の振子が連結された
側に延長された振動子と、その振動子と熱膨張係数がほ
ぼ等しい材料によりほぼT字状に形成され、そのT字の
垂直部の先端に上記振動子の他端が固定され、かつその
T字の水平部の両端が振動子の上記一端と対応した位置
で枠体の両側に固定され、その両固定端と上記垂直部と
の間に上記水平部の延長方向において伸縮可能なばね部
がそれぞれ形成された支持体とを具備するものである。
振子の外周に配され、その振子の一端とヒンジ結合さ
れ、かつその振子と同一材で一体に形成された枠体と、
振子に一端が固定され、他端が枠体の振子が連結された
側に延長された振動子と、その振動子と熱膨張係数がほ
ぼ等しい材料によりほぼT字状に形成され、そのT字の
垂直部の先端に上記振動子の他端が固定され、かつその
T字の水平部の両端が振動子の上記一端と対応した位置
で枠体の両側に固定され、その両固定端と上記垂直部と
の間に上記水平部の延長方向において伸縮可能なばね部
がそれぞれ形成された支持体とを具備するものである。
【0009】
【作用】上記のように構成されたこの発明では、環境温
度の変化による振動子の長手方向の伸縮量とその方向に
おける支持体の伸縮量とはほぼ等しいため、振動子の長
手方向において熱応力はほとんど発生せず、さらに支持
体と枠体との間に発生する熱応力は支持体のばね部で吸
収されるため、振動子の幅方向に作用する熱応力もほと
んど発生しない。
度の変化による振動子の長手方向の伸縮量とその方向に
おける支持体の伸縮量とはほぼ等しいため、振動子の長
手方向において熱応力はほとんど発生せず、さらに支持
体と枠体との間に発生する熱応力は支持体のばね部で吸
収されるため、振動子の幅方向に作用する熱応力もほと
んど発生しない。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を図1及び図2に示す。
矩形板状の振子21の板面方向の外周に矩形状の枠体2
2が配され、振子21の一端が弾性変形可能とされたヒ
ンジ23を介して枠体22に連結される。これら振子2
1、枠体22及びヒンジ23は同一材で一体に形成さ
れ、この例においては材料として石英が使用される。即
ち、石英製の薄板に例えばレーザカットによりコ字状の
穴24をあけて枠体22と、枠体22にそのコ字の開口
部で支持される切片25とを形成し、化学エッチングに
よりその切片25の支持端近傍の厚さを支持端に平行に
薄くすることによって、弾性変形するヒンジ23を形成
する。ヒンジ23で分割された切片25の遊端側(支持
端と反対側)の部分が振子21となり、他方支持端側の
部分は枠体22の延長部となる。
矩形板状の振子21の板面方向の外周に矩形状の枠体2
2が配され、振子21の一端が弾性変形可能とされたヒ
ンジ23を介して枠体22に連結される。これら振子2
1、枠体22及びヒンジ23は同一材で一体に形成さ
れ、この例においては材料として石英が使用される。即
ち、石英製の薄板に例えばレーザカットによりコ字状の
穴24をあけて枠体22と、枠体22にそのコ字の開口
部で支持される切片25とを形成し、化学エッチングに
よりその切片25の支持端近傍の厚さを支持端に平行に
薄くすることによって、弾性変形するヒンジ23を形成
する。ヒンジ23で分割された切片25の遊端側(支持
端と反対側)の部分が振子21となり、他方支持端側の
部分は枠体22の延長部となる。
【0011】振子21の板面21aのほぼ中央部に略短
冊状の振動子15の長手方向の一端15aがスペーサ1
6を介して接着により固定される。振動子15は水晶振
動子が使用される。振動子15は振子21の板面21a
とほぼ平行とされて、その他端15bが枠体22の振子
21が連結された側に位置され、振動子15に対して枠
体22と反対側に配設される支持体26に固定される。
冊状の振動子15の長手方向の一端15aがスペーサ1
6を介して接着により固定される。振動子15は水晶振
動子が使用される。振動子15は振子21の板面21a
とほぼ平行とされて、その他端15bが枠体22の振子
21が連結された側に位置され、振動子15に対して枠
体22と反対側に配設される支持体26に固定される。
【0012】支持体26は振動子15と熱膨張係数がほ
ぼ等しい材料により、ほぼT字状に形成され、そのT字
の垂直部の先端が枠体22の振子21が連結された側に
位置されて、そのT字状の板面26aが振子21及び枠
体22と対向される。支持体26の板面26aには、そ
のT字の垂直部の先端に取付部27が一体に突出形成さ
れており、この取付部27に振動子15の他端15bが
接着固定される。
ぼ等しい材料により、ほぼT字状に形成され、そのT字
の垂直部の先端が枠体22の振子21が連結された側に
位置されて、そのT字状の板面26aが振子21及び枠
体22と対向される。支持体26の板面26aには、そ
のT字の垂直部の先端に取付部27が一体に突出形成さ
れており、この取付部27に振動子15の他端15bが
接着固定される。
【0013】支持体26の板面26aには、さらにその
T字の水平部の両端に固定部28a,28bがそれぞれ
一体に突出形成され、これら固定部28a,28bが振
動子15の一端15aと対応した位置で、振子21の両
側に位置する枠体22にそれぞれ接着固定される。な
お、支持体26の板面26aからの固定部28a,28
bの突出高さは、振子21の板面21aに対する振動子
15の上面15cの高さより大とされて、振動子15と
支持体26との互いの対向面15cと26aとは所定量
離間され、この離間量とほぼ等しい高さで取付部27は
板面26aに対して突出形成されている。
T字の水平部の両端に固定部28a,28bがそれぞれ
一体に突出形成され、これら固定部28a,28bが振
動子15の一端15aと対応した位置で、振子21の両
側に位置する枠体22にそれぞれ接着固定される。な
お、支持体26の板面26aからの固定部28a,28
bの突出高さは、振子21の板面21aに対する振動子
15の上面15cの高さより大とされて、振動子15と
支持体26との互いの対向面15cと26aとは所定量
離間され、この離間量とほぼ等しい高さで取付部27は
板面26aに対して突出形成されている。
【0014】支持体26のT字の垂直部と両固定部28
a,28bとの間、即ちT字の水平部の各半部31,3
2に水平部の延長方向において伸縮可能とされたばね部
33,34がそれぞれ形成される。この実施例では支持
体26の、T字の垂直部の延長方向と垂直な水平部の両
側面35,36の一方を切り離して振子21の板面21
aと垂直方向に水平部を貫通する矩形状の切欠き37a
と、この切欠き37aと薄肉を介して隣接し、側面3
5,36の他方を切り離して同様に水平部を貫通する矩
形状の切欠き37bとを、それぞれ水平部の各半部3
1,32に垂直部に対してほぼ対称に形成し、切欠き3
7a,37b間の薄肉部をばね部33,34としたもの
である。
a,28bとの間、即ちT字の水平部の各半部31,3
2に水平部の延長方向において伸縮可能とされたばね部
33,34がそれぞれ形成される。この実施例では支持
体26の、T字の垂直部の延長方向と垂直な水平部の両
側面35,36の一方を切り離して振子21の板面21
aと垂直方向に水平部を貫通する矩形状の切欠き37a
と、この切欠き37aと薄肉を介して隣接し、側面3
5,36の他方を切り離して同様に水平部を貫通する矩
形状の切欠き37bとを、それぞれ水平部の各半部3
1,32に垂直部に対してほぼ対称に形成し、切欠き3
7a,37b間の薄肉部をばね部33,34としたもの
である。
【0015】なお、支持体26の、振動子15の一端1
5aと対向する部分に形成されている切欠き38は、振
動子15に励振手段及び振動数検出手段(共に図示せ
ず)からの配線を接続するための逃げである。この実施
例では振動子15に水晶振動子(熱膨張係数=13.7
ppm/℃)を用いているため、支持体26は例えば熱
膨張係数が13.7ppm/℃で水晶と等しい値をもつ
モネル金属により形成される。
5aと対向する部分に形成されている切欠き38は、振
動子15に励振手段及び振動数検出手段(共に図示せ
ず)からの配線を接続するための逃げである。この実施
例では振動子15に水晶振動子(熱膨張係数=13.7
ppm/℃)を用いているため、支持体26は例えば熱
膨張係数が13.7ppm/℃で水晶と等しい値をもつ
モネル金属により形成される。
【0016】上記のように構成された振動式加速度計4
0における加速度の検出は、図6に示した従来の振動式
加速度計10と同様にして行われる。即ち、枠体22に
図1(B)に矢印で示す加速度αが加わると、振子21
は慣性力を受け、ヒンジ23がたわんで振子21はヒン
ジ23の回りに図中時計回り方向に回動する。励振手段
により励振されている振動子15は振子21により引張
力を受け、振動子15の固有振動数が上昇する。従っ
て、固有振動数の変化の大きさ及び方向を振動数検出手
段で検出することにより、入力加速度αの大きさ及び方
向を検知することができる。
0における加速度の検出は、図6に示した従来の振動式
加速度計10と同様にして行われる。即ち、枠体22に
図1(B)に矢印で示す加速度αが加わると、振子21
は慣性力を受け、ヒンジ23がたわんで振子21はヒン
ジ23の回りに図中時計回り方向に回動する。励振手段
により励振されている振動子15は振子21により引張
力を受け、振動子15の固有振動数が上昇する。従っ
て、固有振動数の変化の大きさ及び方向を振動数検出手
段で検出することにより、入力加速度αの大きさ及び方
向を検知することができる。
【0017】次に、この振動式加速度計40における環
境温度の変化の影響について説明する。前述したよう
に、熱膨張係数がほぼ等しい材料からなる振動子15と
支持体26とは、それぞれその一端15aと固定部28
a,28bとが同一材で一体形成されている振子21と
枠体22とに振動子15の長手方向における同一位置で
固定され、さらにそれぞれ同一方向に延長されてその他
端15bと取付部27とが互いに固定されている。従っ
て、環境温度が変化しても振動子15の一端15aと支
持体26の固定部28a,28bとは常に振動子15の
長手方向において同一位置に位置し、かつ振動子15の
長手方向の伸縮量とその方向における支持体26の伸縮
量とはほぼ等しいため、振動子15の長手方向において
これら振動子15と支持体26との間及びそれらと振子
21あるいは枠体22との間には熱応力はほとんど発生
しない。
境温度の変化の影響について説明する。前述したよう
に、熱膨張係数がほぼ等しい材料からなる振動子15と
支持体26とは、それぞれその一端15aと固定部28
a,28bとが同一材で一体形成されている振子21と
枠体22とに振動子15の長手方向における同一位置で
固定され、さらにそれぞれ同一方向に延長されてその他
端15bと取付部27とが互いに固定されている。従っ
て、環境温度が変化しても振動子15の一端15aと支
持体26の固定部28a,28bとは常に振動子15の
長手方向において同一位置に位置し、かつ振動子15の
長手方向の伸縮量とその方向における支持体26の伸縮
量とはほぼ等しいため、振動子15の長手方向において
これら振動子15と支持体26との間及びそれらと振子
21あるいは枠体22との間には熱応力はほとんど発生
しない。
【0018】一方、振動子15の長手方向と直交する幅
方向、即ち支持体26のT字の水平部の延長方向におい
ては、枠体22と支持体26との間に、これらの熱膨張
係数の差により熱応力が発生する。しかしながら、支持
体26のT字の水平部の各半部31,32には、水平部
の延長方向において伸縮可能とされたばね部33,34
がそれぞれ形成されているため、これらばね部33,3
4が熱応力によって変形することによって、熱応力はば
ね部33,34に吸収される。
方向、即ち支持体26のT字の水平部の延長方向におい
ては、枠体22と支持体26との間に、これらの熱膨張
係数の差により熱応力が発生する。しかしながら、支持
体26のT字の水平部の各半部31,32には、水平部
の延長方向において伸縮可能とされたばね部33,34
がそれぞれ形成されているため、これらばね部33,3
4が熱応力によって変形することによって、熱応力はば
ね部33,34に吸収される。
【0019】図3は一方のばね部34について、その変
形の一例を示したものであり、例えば環境温度が上昇し
た場合には、支持体26に、そのT字の水平部の延長方
向において圧縮方向に発生する熱応力によって、ばね部
34は図中、破線で示したように変形する。このように
環境温度の変化により枠体22と支持体26との間に発
生する熱応力は、支持体26のT字の水平部の各半部3
1,32に形成された一対のばね部33,34に吸収さ
れて減少するため、支持体26のT字の垂直部はほとん
ど変形せず、つまり振動子15の幅方向において振動子
15と支持体26との間には熱応力はほとんど発生しな
い。
形の一例を示したものであり、例えば環境温度が上昇し
た場合には、支持体26に、そのT字の水平部の延長方
向において圧縮方向に発生する熱応力によって、ばね部
34は図中、破線で示したように変形する。このように
環境温度の変化により枠体22と支持体26との間に発
生する熱応力は、支持体26のT字の水平部の各半部3
1,32に形成された一対のばね部33,34に吸収さ
れて減少するため、支持体26のT字の垂直部はほとん
ど変形せず、つまり振動子15の幅方向において振動子
15と支持体26との間には熱応力はほとんど発生しな
い。
【0020】なお、ばね部の形状はこの実施例のものに
限らず、例えば図4に示した形状とすることもできる。
この例では支持体26のT字の水平部の各半部31,3
2に、振子21の板面21aと垂直方向にこれらを貫通
する角穴39をそれぞれ形成し、この角穴39の、振動
子15の長手方向において薄肉とされた両側部をそれぞ
ればね部41a,41b及び42a,42bとするもの
であり、支持体26に圧縮方向の熱応力が発生した場合
には、これらは図中、破線で示したように変形する。
限らず、例えば図4に示した形状とすることもできる。
この例では支持体26のT字の水平部の各半部31,3
2に、振子21の板面21aと垂直方向にこれらを貫通
する角穴39をそれぞれ形成し、この角穴39の、振動
子15の長手方向において薄肉とされた両側部をそれぞ
ればね部41a,41b及び42a,42bとするもの
であり、支持体26に圧縮方向の熱応力が発生した場合
には、これらは図中、破線で示したように変形する。
【0021】図5は支持体26を枠体22と振動子15
との間に位置させたこの発明の他の実施例を示したもの
である。この実施例では、振動子15の一端15aは厚
さが大とされたスペーサ43を介して振子21の板面2
1aに接着固定され、他端15bは振動子15と枠体2
2との間に配設された支持体26に固定される。支持体
26はT字の垂直部が幅広とされてその垂直部にT字の
水平部から凹溝が形成された形状の板面26bを有し、
その板面26bと垂直方向の寸法、つまり支持体26の
厚さは、固定部28a,28bが形成されたT字の水平
部の両端において、振子21の板面21aと振動子15
の一端15aとの間隔、即ちスペーサ43の厚さとそれ
ぞれ等しくされ、他の部分はスペーサ43の厚さより小
とされる。振動子15の他端15bは支持体26の板面
26bにおけるT字の垂直部の先端に接着固定される。
との間に位置させたこの発明の他の実施例を示したもの
である。この実施例では、振動子15の一端15aは厚
さが大とされたスペーサ43を介して振子21の板面2
1aに接着固定され、他端15bは振動子15と枠体2
2との間に配設された支持体26に固定される。支持体
26はT字の垂直部が幅広とされてその垂直部にT字の
水平部から凹溝が形成された形状の板面26bを有し、
その板面26bと垂直方向の寸法、つまり支持体26の
厚さは、固定部28a,28bが形成されたT字の水平
部の両端において、振子21の板面21aと振動子15
の一端15aとの間隔、即ちスペーサ43の厚さとそれ
ぞれ等しくされ、他の部分はスペーサ43の厚さより小
とされる。振動子15の他端15bは支持体26の板面
26bにおけるT字の垂直部の先端に接着固定される。
【0022】なお、振動子15の一端15aが固定され
ているスペーサ43は支持体26のT字の垂直部に形成
されている凹溝44内に位置され、振動子15はその凹
溝44のほぼ中心上に位置される。図1及び図5に示し
たように、振動子15の配設位置は枠体22と支持体2
6との間及び支持体26に対し枠体22と反対側のいず
れでもよいが、枠体22と支持体26との間に配設した
方が振動子15をヒンジ23に近接させることができる
ため、入力加速度に対する良好な検出感度を得ることが
できる。
ているスペーサ43は支持体26のT字の垂直部に形成
されている凹溝44内に位置され、振動子15はその凹
溝44のほぼ中心上に位置される。図1及び図5に示し
たように、振動子15の配設位置は枠体22と支持体2
6との間及び支持体26に対し枠体22と反対側のいず
れでもよいが、枠体22と支持体26との間に配設した
方が振動子15をヒンジ23に近接させることができる
ため、入力加速度に対する良好な検出感度を得ることが
できる。
【0023】なお、これら実施例ではいずれも検出手段
として1個の振動子15を用いているが、振子21の他
方の板面21b側にも同様に、即ち振子21の板面21
aに平行な中心面に対して対称に振動子15、スペーサ
16(43)及び支持体26を配設して振動子15を2
個用い、それら2個の振動子15の出力を差動出力とし
て取出す構成としてもよい。この構成では検出感度を向
上させることができ、かつ例えば温度変化などによる振
動子15の固有振動数のずれを打ち消し、そのずれの影
響を受けないようにすることができる。
として1個の振動子15を用いているが、振子21の他
方の板面21b側にも同様に、即ち振子21の板面21
aに平行な中心面に対して対称に振動子15、スペーサ
16(43)及び支持体26を配設して振動子15を2
個用い、それら2個の振動子15の出力を差動出力とし
て取出す構成としてもよい。この構成では検出感度を向
上させることができ、かつ例えば温度変化などによる振
動子15の固有振動数のずれを打ち消し、そのずれの影
響を受けないようにすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
振子に長手方向の一端が固定された振動子の他端を振動
子と熱膨張係数がほぼ等しい材料によりほぼT字状に形
成された支持体のT字の垂直部の先端に固定し、その支
持体のT字の水平部の両端を振動子の一端と対応した位
置で、振子の外周に振子と同一材で一体形成された枠体
の両側に固定し、その支持体の両固定端とT字の垂直部
との間にT字の水平部の延長方向において伸縮可能なば
ね部をそれぞれ形成したことにより、環境温度が変化し
ても振動子の長手方向において熱応力がほとんど発生せ
ず、さらに支持体と枠体との間に発生する熱応力は支持
体のばね部で吸収されて減少するため、振動子の幅方向
においても振動子に作用する熱応力がほとんど発生しな
いようにすることができる。
振子に長手方向の一端が固定された振動子の他端を振動
子と熱膨張係数がほぼ等しい材料によりほぼT字状に形
成された支持体のT字の垂直部の先端に固定し、その支
持体のT字の水平部の両端を振動子の一端と対応した位
置で、振子の外周に振子と同一材で一体形成された枠体
の両側に固定し、その支持体の両固定端とT字の垂直部
との間にT字の水平部の延長方向において伸縮可能なば
ね部をそれぞれ形成したことにより、環境温度が変化し
ても振動子の長手方向において熱応力がほとんど発生せ
ず、さらに支持体と枠体との間に発生する熱応力は支持
体のばね部で吸収されて減少するため、振動子の幅方向
においても振動子に作用する熱応力がほとんど発生しな
いようにすることができる。
【0025】従って、環境温度の変化によって、振動子
が破断したり、あるいはその固定部においてはがれが発
生したりせず、かつ性能が変化することのない振動式加
速度計を得ることできる。なお、図6に示した従来の振
動式加速度計10において、例えば振子11、枠体12
及びヒンジ13を振動子15と熱膨張係数が等しい材料
により一体形成できれば、環境温度が変化しても振動子
15と振子11及び枠体12との間に熱応力がほとんど
発生しないようにすることができ、即ち上述したこの発
明の効果と同じ効果を得ることができる。水晶振動子と
熱膨張係数がほぼ等しい材料としては、例えばこの発明
の実施例で支持体の材料として例示したモネル金属やエ
ルジロイがあげられる。
が破断したり、あるいはその固定部においてはがれが発
生したりせず、かつ性能が変化することのない振動式加
速度計を得ることできる。なお、図6に示した従来の振
動式加速度計10において、例えば振子11、枠体12
及びヒンジ13を振動子15と熱膨張係数が等しい材料
により一体形成できれば、環境温度が変化しても振動子
15と振子11及び枠体12との間に熱応力がほとんど
発生しないようにすることができ、即ち上述したこの発
明の効果と同じ効果を得ることができる。水晶振動子と
熱膨張係数がほぼ等しい材料としては、例えばこの発明
の実施例で支持体の材料として例示したモネル金属やエ
ルジロイがあげられる。
【0026】しかしながら、モネル金属はバネ特性が悪
くて良好に弾性変形するヒンジを形成することができ
ず、またエルジロイはバネ特性は良好なものの、機械的
強度が不充分でヒンジが破断する恐れがあり、さらに薄
板化により反りが発生し、高精度の形状寸法を得ること
ができないという欠点があり、これら材料の使用は振動
式加速度計の性能及び信頼性を大幅に損なうものとす
る。
くて良好に弾性変形するヒンジを形成することができ
ず、またエルジロイはバネ特性は良好なものの、機械的
強度が不充分でヒンジが破断する恐れがあり、さらに薄
板化により反りが発生し、高精度の形状寸法を得ること
ができないという欠点があり、これら材料の使用は振動
式加速度計の性能及び信頼性を大幅に損なうものとす
る。
【0027】これに対してこの発明では、支持体を設け
て熱応力の発生を解消するものであるため、振子、枠体
及びヒンジを構成する材料は熱膨張係数にとらわれるこ
となく、それらの形成に最適なものを使用することがで
き、つまり振動式加速度計の各部をそれぞれ最適な材料
で構成できるという効果がある。
て熱応力の発生を解消するものであるため、振子、枠体
及びヒンジを構成する材料は熱膨張係数にとらわれるこ
となく、それらの形成に最適なものを使用することがで
き、つまり振動式加速度計の各部をそれぞれ最適な材料
で構成できるという効果がある。
【図1】(A)はこの発明による振動式加速度計の一実
施例を示す斜視図、(B)は(A)のAA断面図。
施例を示す斜視図、(B)は(A)のAA断面図。
【図2】図1(A)の部分断面斜視図。
【図3】この発明による振動式加速度計の一実施例にお
けるばね部を示す拡大平面図。
けるばね部を示す拡大平面図。
【図4】この発明による振動式加速度計におけるばね部
の他の実施例を示す拡大平面図。
の他の実施例を示す拡大平面図。
【図5】(A)はこの発明による振動式加速度計の他の
実施例を示す斜視図、(B)は(A)のAA断面図。
実施例を示す斜視図、(B)は(A)のAA断面図。
【図6】(A)は従来の振動式加速度計を示す斜視図、
(B)は(A)のAA断面図。
(B)は(A)のAA断面図。
15 振動子 21 振子 22 枠体 23 ヒンジ 26 支持体 33,34 ばね部
Claims (1)
- 【請求項1】 振子と、 その振子の外周に配され、その振子の一端とヒンジ結合
され、かつその振子と同一材で一体に形成された枠体
と、 上記振子に一端が固定され、他端が上記枠体の上記振子
が連結された側に延長された振動子と、 その振動子と熱膨張係数がほぼ等しい材料によりほぼT
字状に形成され、そのT字の垂直部の先端に上記振動子
の他端が固定され、かつそのT字の水平部の両端が振動
子の上記一端と対応した位置で上記枠体の両側に固定さ
れ、その両固定端と上記垂直部との間に上記水平部の延
長方向において伸縮可能なばね部がそれぞれ形成された
支持体と、を具備する振動式加速度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239223A JPH0688728A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 振動式加速度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239223A JPH0688728A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 振動式加速度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688728A true JPH0688728A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17041584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4239223A Withdrawn JPH0688728A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 振動式加速度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688728A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261839A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-30 | Epson Toyocom Corp | 加速度検知ユニットの製造方法 |
US8307521B2 (en) | 2007-03-19 | 2012-11-13 | Seiko Epson Corporation | Method for manufacturing acceleration sensing unit |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP4239223A patent/JPH0688728A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261839A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-30 | Epson Toyocom Corp | 加速度検知ユニットの製造方法 |
US8307521B2 (en) | 2007-03-19 | 2012-11-13 | Seiko Epson Corporation | Method for manufacturing acceleration sensing unit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5005413A (en) | Accelerometer with coplanar push-pull force transducers | |
US5755978A (en) | Accelerometer and method of manufacture | |
US5456110A (en) | Dual pendulum vibrating beam accelerometer | |
US6662658B2 (en) | Whiffletree accelerometer | |
US4306456A (en) | Elastic wave accelerometer | |
US8939027B2 (en) | Acceleration sensor | |
JP5375624B2 (ja) | 加速度センサー、及び加速度検出装置 | |
JP2004530134A (ja) | 加速度計歪軽減構造体 | |
JPH11142155A (ja) | 振動ジャイロおよびその調整方法 | |
US5315874A (en) | Monolithic quartz resonator accelerometer | |
JP3072354B2 (ja) | 振動子型加速度計 | |
JPH0688728A (ja) | 振動式加速度計 | |
JPH08146033A (ja) | 加速度センサ | |
JPH0666828A (ja) | 振動式加速度計 | |
JP2008309731A (ja) | 加速度検知ユニット及び加速度センサ | |
JP2008304409A (ja) | 加速度検知ユニット及び加速度センサ | |
JP2000121660A (ja) | 加速度計 | |
JP2000146593A (ja) | 振動ジャイロの支持構造および支持方法 | |
JP2009085808A (ja) | 加速度センサ及び加速度測定装置 | |
JP2000121659A (ja) | 加速度計 | |
JPH06308149A (ja) | 加速度センサ | |
JP2009271029A (ja) | 加速度検知ユニット、及びその製造方法 | |
JPH04324311A (ja) | 振動式ジャイロ | |
JP2008224268A (ja) | 加速度検知装置 | |
JPH06249873A (ja) | 加速度センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |