JPH0688398A - 仮設物の吊持装置における結合体 - Google Patents
仮設物の吊持装置における結合体Info
- Publication number
- JPH0688398A JPH0688398A JP4192229A JP19222992A JPH0688398A JP H0688398 A JPH0688398 A JP H0688398A JP 4192229 A JP4192229 A JP 4192229A JP 19222992 A JP19222992 A JP 19222992A JP H0688398 A JPH0688398 A JP H0688398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanging
- holding
- suspending
- shell
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 本発明は、仮設物の吊持装置において吊持体
と仮設物との間に介設されて吊持体と仮設物とを結合す
る結合体に係り、その目的は、吊持体による吊持力の向
上と調整、並びに摺動移動時の外れ防止を図ることにあ
る。 【構成】 細状物又は帯状物からなる吊持体２で仮設物
３を吊持する吊持装置において、吊持体を挿入できる切
込み部を設けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻
と、外殻内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とから
なり、吊持体と仮設物との間に介設されるように構成し
たものである。
と仮設物との間に介設されて吊持体と仮設物とを結合す
る結合体に係り、その目的は、吊持体による吊持力の向
上と調整、並びに摺動移動時の外れ防止を図ることにあ
る。 【構成】 細状物又は帯状物からなる吊持体２で仮設物
３を吊持する吊持装置において、吊持体を挿入できる切
込み部を設けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻
と、外殻内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とから
なり、吊持体と仮設物との間に介設されるように構成し
たものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、仮設物の吊持装置にお
いて吊持体と仮設物との間に介設されて吊持体と仮設物
とを結合する結合体に関する。
いて吊持体と仮設物との間に介設されて吊持体と仮設物
とを結合する結合体に関する。
【０００２】
【従来の技術】建家の建築等においては、種々の仮設懸
架物が必要となる。そして、この仮設懸架物は、工事の
支障とならないように天井等に吊持することが望まれ
る。
架物が必要となる。そして、この仮設懸架物は、工事の
支障とならないように天井等に吊持することが望まれ
る。
【０００３】そこで、本出願人は、先に、網状物からな
る吊持体で仮設物を吊持する手段を提供している（特開
昭６０−１４１９６３号公報参照）。
る吊持体で仮設物を吊持する手段を提供している（特開
昭６０−１４１９６３号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、種々の質量の
ある仮設物を吊持する必要があり、現場で吊持力を調整
できる機能が望まれると共に、工事の進捗又はメンテナ
ンス等の理由により、吊持体上を摺動移動する必要があ
り、この際応々にして外れ易く、この機能欠陥に対する
工夫が望まれている。
ある仮設物を吊持する必要があり、現場で吊持力を調整
できる機能が望まれると共に、工事の進捗又はメンテナ
ンス等の理由により、吊持体上を摺動移動する必要があ
り、この際応々にして外れ易く、この機能欠陥に対する
工夫が望まれている。
【０００５】本発明は前述した本出願人の先の提案に係
る技術的要求に応じてなされたものであり、その目的
は、吊持体による吊持力の向上と調整、並びに摺動移動
時の外れ防止を図ることを可能とした仮設物の吊持装置
における結合体を提供することにある。
る技術的要求に応じてなされたものであり、その目的
は、吊持体による吊持力の向上と調整、並びに摺動移動
時の外れ防止を図ることを可能とした仮設物の吊持装置
における結合体を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、細状物又は帯
状物からなる吊持体で仮設物を吊持する吊持装置におい
て、細状物又は帯状物からなる吊持体で仮設物を吊持す
る吊持装置において、吊持体を挿入できる切込み部を設
けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻と、外殻内
に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とからなり、吊持
体と仮設物との間に介設されるように構成したものであ
る。
状物からなる吊持体で仮設物を吊持する吊持装置におい
て、細状物又は帯状物からなる吊持体で仮設物を吊持す
る吊持装置において、吊持体を挿入できる切込み部を設
けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻と、外殻内
に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とからなり、吊持
体と仮設物との間に介設されるように構成したものであ
る。
【０００７】
【作用】本発明においては、外殻内に強制的に高摩擦性
弾性体を詰め込み、外殻の切込み部から圧入される吊持
体を、高摩擦性弾性体の復元力と摩擦特性とによって高
度の摩擦力で吊持体を保持することができる。
弾性体を詰め込み、外殻の切込み部から圧入される吊持
体を、高摩擦性弾性体の復元力と摩擦特性とによって高
度の摩擦力で吊持体を保持することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明に係る仮設物の吊持装置における
位置関係と基本的構成を示すものである。
する。図１は、本発明に係る仮設物の吊持装置における
位置関係と基本的構成を示すものである。
【０００９】結合体１０は、天井１等に固着された吊持
体２と、吊持体２によって吊持される仮設物３との間に
介設されている。結合体１０は、吊持体２を挿入できる
切込み部４ａを設けた剛性の高い弾性体又は剛体からな
る外殻４と、外殻４内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾
性体５とからなり、吊持体２と仮設物３との間に介設さ
れるように構成されている。
体２と、吊持体２によって吊持される仮設物３との間に
介設されている。結合体１０は、吊持体２を挿入できる
切込み部４ａを設けた剛性の高い弾性体又は剛体からな
る外殻４と、外殻４内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾
性体５とからなり、吊持体２と仮設物３との間に介設さ
れるように構成されている。
【００１０】なお、この結合体１０は、適当な手段によ
って仮設物３と連結しており、その材質によっては仮設
物３と一体に形成しても差し支えないものである。吊持
体２は、テグス材等からなる単なる細線、この細線に一
定間隔でコブを設けたコブ付細線、薄状帯等の細状物又
は梱包用ビニルテープ等の帯状物であり、天井工事の施
工における目地部分又は本設証明器具等天井に設置され
る設備機器と天井との隙間を通過させることが可能で、
天井工事の支障とならずに仮設物３を吊持できるもので
ある。
って仮設物３と連結しており、その材質によっては仮設
物３と一体に形成しても差し支えないものである。吊持
体２は、テグス材等からなる単なる細線、この細線に一
定間隔でコブを設けたコブ付細線、薄状帯等の細状物又
は梱包用ビニルテープ等の帯状物であり、天井工事の施
工における目地部分又は本設証明器具等天井に設置され
る設備機器と天井との隙間を通過させることが可能で、
天井工事の支障とならずに仮設物３を吊持できるもので
ある。
【００１１】また、仮設吊持状態を解除する際には、吊
持体２を切断するだけで足り、細状物又は薄帯状物であ
ることによる切断面の微少性が残置された吊持体２が可
視的な駄目とならないものである。
持体２を切断するだけで足り、細状物又は薄帯状物であ
ることによる切断面の微少性が残置された吊持体２が可
視的な駄目とならないものである。
【００１２】前述した本出願人の先の提案では、この吊
持体２と結合体とを摩擦力で滑り止め結合する技術的思
想を開示しているが、本発明に係る結合体１０では、吊
持体２の外れ止め機能を設けたことが特徴となってお
り、図２にその具体的構造が示されている。
持体２と結合体とを摩擦力で滑り止め結合する技術的思
想を開示しているが、本発明に係る結合体１０では、吊
持体２の外れ止め機能を設けたことが特徴となってお
り、図２にその具体的構造が示されている。
【００１３】図２において、外殻４は、緩やかな曲率で
曲げられると共に上下端部が閉塞された管状体４ｂと、
この管状体４ｂの一側側に設けられた吊持体２を挿入で
きる切込み部４ａとで構成されている。
曲げられると共に上下端部が閉塞された管状体４ｂと、
この管状体４ｂの一側側に設けられた吊持体２を挿入で
きる切込み部４ａとで構成されている。
【００１４】外殻４内には、ゴム等の高摩擦性弾性体５
が強制的に詰め込まれている。また、外殻４の下方に
は、仮設物３と連結するための脚部６が設けられてい
る。この脚部６と仮設物３とは、任意の手段で連結され
るようになっている。
が強制的に詰め込まれている。また、外殻４の下方に
は、仮設物３と連結するための脚部６が設けられてい
る。この脚部６と仮設物３とは、任意の手段で連結され
るようになっている。
【００１５】本実施例においては、外殻４の切込み部４
ａ内に、吊持体２を圧入すると、外殻４内に強制的に詰
め込まれた高摩擦性弾性体５が、自身の復元力と摩擦特
性とによって高度の摩擦力で吊持体２を保持することが
できる。
ａ内に、吊持体２を圧入すると、外殻４内に強制的に詰
め込まれた高摩擦性弾性体５が、自身の復元力と摩擦特
性とによって高度の摩擦力で吊持体２を保持することが
できる。
【００１６】以上の如く、本実施例によれば、吊持体２
を外殻４の切込み部４ａ内に圧入して高摩擦性弾性体５
の復元力と摩擦特性とによって高度の摩擦力で吊持体２
を保持することができるため、吊持体２を確実に吊持す
ると共に、抜けを防止することができる。
を外殻４の切込み部４ａ内に圧入して高摩擦性弾性体５
の復元力と摩擦特性とによって高度の摩擦力で吊持体２
を保持することができるため、吊持体２を確実に吊持す
ると共に、抜けを防止することができる。
【００１７】また、高摩擦性弾性体５の詰め込み具合に
よって、吊持力の調整が可能となる。さらに、吊持体２
に対する結合体１０の摺動引下げ，摺動引上げによる仮
設物３の吊持高さの操作性も充分に確保することができ
る。
よって、吊持力の調整が可能となる。さらに、吊持体２
に対する結合体１０の摺動引下げ，摺動引上げによる仮
設物３の吊持高さの操作性も充分に確保することができ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明に係る仮設物の吊持
装置における結合体は、吊持体を挿入できる切込み部を
設けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻と、外殻
内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とからなり、吊
持体と仮設物との間に介設されるように構成したもので
あるから、吊持体を外殻の切込み部内に圧入すると、外
殻内の高摩擦性弾性体の復元力と摩擦特性とによって高
度の摩擦力で吊持体を係止することが可能となると共
に、抜止の機能を発揮することが可能となり、吊持体の
保持と抜止が確実となる。
装置における結合体は、吊持体を挿入できる切込み部を
設けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻と、外殻
内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とからなり、吊
持体と仮設物との間に介設されるように構成したもので
あるから、吊持体を外殻の切込み部内に圧入すると、外
殻内の高摩擦性弾性体の復元力と摩擦特性とによって高
度の摩擦力で吊持体を係止することが可能となると共
に、抜止の機能を発揮することが可能となり、吊持体の
保持と抜止が確実となる。
【００１９】また、吊持力の調整が可能となり、吊持体
に対する結合体の摺動引下げ，摺動引上げによる仮設物
の吊持高さの操作性も充分に確保することができる。
に対する結合体の摺動引下げ，摺動引上げによる仮設物
の吊持高さの操作性も充分に確保することができる。
【図１】本発明の基本構成を示す簡略図である。
【図２】本発明の一実施例おける結合部を示す斜視図で
ある。
ある。
１ 天井 ２ 吊持体 ３ 仮設物 ４ 外殻 ４ａ 切込み部 ５ 高摩擦性弾性体 １０ 結合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝久 東京都中央区銀座８丁目21番１号 株式会 社竹中工務店東京本店内
Claims (1)
- 【請求項１】 細状物又は帯状物からなる吊持体で仮設
物を吊持する吊持装置において、吊持体を挿入できる切
込み部を設けた剛性の高い弾性体又は剛体からなる外殻
と、外殻内に圧入されたゴム等の高摩擦性弾性体とから
なり、吊持体と仮設物との間に介設されるように構成し
たことを特徴とする仮設物の吊持装置における結合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4192229A JPH0754020B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 仮設物の吊持装置における結合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4192229A JPH0754020B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 仮設物の吊持装置における結合体 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60140924A Division JPS622811A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 仮設物の吊持装置における結合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0688398A true JPH0688398A (ja) | 1994-03-29 |
| JPH0754020B2 JPH0754020B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=16287816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4192229A Expired - Lifetime JPH0754020B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 仮設物の吊持装置における結合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754020B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4192229A patent/JPH0754020B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0754020B2 (ja) | 1995-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1276196C (en) | Anchoring arrangement for heavy coil springs, primarily in coil spring carried playground devices | |
| US3314636A (en) | Releasable suspension device for swing seat | |
| JPH0688398A (ja) | 仮設物の吊持装置における結合体 | |
| SE9801451L (sv) | Ryggstöd med begränsad fjädring och fjäder | |
| KR101871479B1 (ko) | 완강기 지지대 | |
| JPS61229003A (ja) | 垂直部材の制振装置 | |
| JPH08159215A (ja) | ワイヤロープ等による懸吊物の耐震制振装置 | |
| JPH0589382U (ja) | 吊具用絡み防止装置 | |
| JPH10500879A (ja) | 自在取付けリンク | |
| JPS6327380Y2 (ja) | ||
| JP3764189B2 (ja) | 絵画等の吊り下げ装置 | |
| JP3198397U (ja) | 落下防止用ワイヤー | |
| CN212914234U (zh) | 一种紧急安防逃生袋 | |
| JP3022426U (ja) | 家具転倒防止器 | |
| JP2003235720A (ja) | カーテン吊下具 | |
| JPH0712378U (ja) | バネを内設する吊り具 | |
| JPS6213633Y2 (ja) | ||
| JP3795316B2 (ja) | 空気ダクトの支持装置 | |
| JPS6125379U (ja) | 吊上用鎖 | |
| JP3020150U (ja) | リングランナー | |
| JP2004313663A (ja) | クリップの絡まない角ハンガー。 | |
| JPH0470309U (ja) | ||
| JP3011434U (ja) | 絡み防止付き鳥の巣作り防止具 | |
| JP3037001U (ja) | 緩降機の安全ベルト | |
| JPH0688396A (ja) | 仮設物の吊持装置における結合体 |