JP3198397U - 落下防止用ワイヤー - Google Patents

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健一郎 潟山
健一郎 潟山
豊明 村野
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Abstract

【課題】地震などによる揺れを受けても野縁から外れることがなく、しかも取り付け作業が簡単な器具落下防止用ワイヤーを提供する。【解決手段】溝型を呈し、かつ開口縁20に、内側に突出する係止部22が設けられた金属製の野縁18の両開口縁のいずれか一方に差し込んで使用されるワイヤー10であり、ワイヤー本体26と、ワイヤー本体に連結されたクリップ28とを備えている。ワイヤー本体は、可撓性を有し、かつ任意の長さを有する線条体である。クリップには、帯状弾性板を略U字状に湾曲して両側に垂下した脚部30が設けられ、さらに両脚部をそれぞれ内側にV字状に折り曲げて両脚部の各先端部32が互いに押圧した状態で接するように形成されている。クリップは、脚部を野縁の開口縁に差し込むだけでワンタッチで簡単に野縁に取り付けることができる。【選択図】図2

Description

本考案は、建築物の天井スラブから野縁を介して吊り下げられた天井板に取り付けられている器具の落下を防止する落下防止用ワイヤーに関する。
従来から第4図(a)に示すように、建築物における天井部分には内装材として天井板12を取り付ける場合がある。天井板12は、建築物の天井スラブ14から吊りボルト等の吊り具16を介して吊り下げられる野縁18に張り付けられている。天井板12は野縁18に一体的に組みつけられた野縁受け24および吊り具16を介して支持されている。
野縁18と野縁受け24とは、第4図(b)に示すように、鋼材により横断面が略コ字状に形成されたもので、互いに格子状に組み合わされて天井板12と共に一体的に固定されている。天井板12は、直接的には野縁18に取り付けられている。野縁18は、吊り具16に連結された野縁受け24に支持されている。
地震による横揺れなどの作用力が、野縁18や野縁受け24に及ぼされると、天井板12に取り付けられている器具が天井板12から外れたりするおそれがある。天井板12に取り付けられている器具としては、例えば、天井板12の変動を抑えるための天井周りカバー、照明器具、天井の装飾品などがある。
ところで、本考案者等は、先に、天井板の変動を抑えるための天井周りカバーを考案し実用新案登録出願を行った(特許文献1参照)。この天井周りカバーは、図5に示している。(a)は天井周りカバー44を取付る前の、建築物における天井部分を示しており、(b)は天井周りカバーを取付後の、建築物における天井部分を示している。
天井周りカバー44は、図5(b)に示すように、建築物の壁躯体46に対して所定の間隙をおいて設置された天井板12の周縁に、間隙を遮蔽するように多数個が取り付けられる。
天井周りカバー44は、天井板12の周縁に当接されるカバー本体45と、カバー本体45に幅方向に横断するように配置されてカバー本体45を天井板12に保持する押えばね48とを備える。
実用新案登録第3177138号公報
図5(b)に示した建築物における天井部分に、地震による横揺れなどの作用力が生じた場合、天井周りカバー44が天井板12から外れて落下するおそれがある。この落下を防止するため、天井周りカバー44にワイヤーの一端を結び付け、同ワイヤーの他端を、図示を省略したが、天井板12を一体的に支持している野縁に連結している。ワイヤーの他端を野縁に連結する手段としては、ワイヤーの他端と野縁とをボルト締めを行って締結している。
このため、多数の天井周りカバー44にそれぞれ連結されたワイヤーを、野縁に取り付けるためのボルト締め作業に相当の手間と時間が掛かるという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題点を解決するもので、地震などによる揺れを受けても確実に器具の落下を防止でき、しかも取り付け作業が簡単である落下防止用ワイヤーを提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
溝型を呈し、かつ開口縁に、内側に突出する係止部が設けられた金属製の野縁の両開口縁のいずれか一方に差し込んで使用されるものであって、ワイヤー本体と、前記ワイヤー本体に連結されたクリップとを備え、前記ワイヤー本体は、可撓性を有し、かつ任意の長さを有する線条体であり、前記クリップは、帯状弾性板を略U字状に湾曲して両側に垂下した脚部が設けられ、さらに前記両脚部をそれぞれ内側にV字状に折り曲げて前記両脚部の各先端部が互いに押圧した状態で接するように形成されていることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
〈構成2〉
構成1に記載の落下防止用ワイヤーにおいて、前記クリップの頂部が山形に形成され、前記クリップの山形の頂部を横断するように透孔が設けられ、前記ワイヤー本体の一端が、前記クリップ頂部の前記透孔に挿通されて結ぶことにより前記クリップに連結されていることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
〈構成3〉
構成1又は2に記載の落下防止用ワイヤーにおいて、前記クリップの帯状弾性板は、薄肉鋼板であることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
〈構成4〉
構成1乃至3のいずれかに記載の落下防止用ワイヤーにおいて、前記野縁は両開口縁の前記係止部が内側に向かってL字状に折り曲げられた形状とされていることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
〈構成5〉
構成1乃至4のいずれかに記載の落下防止用ワイヤーにおいて、前記帯状弾性板の脚部は、野縁18の係止部22の内壁に接する部分に、尖ったエッジを有することを特徴とする落下防止用ワイヤー。
〈構成1の効果〉
クリップの脚部を野縁の開口縁に差し込むだけでワンタッチで簡単に野縁に取り付けることができる。クリップの一方の脚部の先端部が野縁の係止部の内側に係止され、かつクリップの他方の脚部の先端部が野縁の外側面にしっかりとフィットして固定されるため、野縁に対してクリップの両脚部による強力な摩擦力が作用しクリップがずれ動くことがなく野縁から外れることがない。
〈構成2の効果〉
簡単な構造でワイヤー本体をクリップに連結できる。
〈構成3の効果〉
クリップが薄肉金属製なので、薄肉であっても野縁を堅固に把持して落下防止が可能である。よって薄肉による軽量化を図ることができる。
〈構成4の効果〉
クリップの脚部が野縁の係止部に確実に係止し、野縁に対してクリップがずれ動くことがなく野縁から外れ難くする。
〈構成5の効果〉
クリップが野縁に対して横方向に滑らないで固定されるので、クリップを取り付けた位置が移動することがなく、クリップが野縁から外れることがない。
実施例1の落下防止用ワイヤーを示す図で、(a)は全体構成を示す斜視図、(b)は落下防止用ワイヤーを構成するクリップを示す側面図である。 同落下防止用ワイヤーを野縁に取り付ける状況を示す図で、(a)は取り付け途中の状況を示す説明図、(b)は取り付け後の状態を示す説明図である。 野縁に取り付けられた同落下防止用ワイヤーの作動状態を示す図で、(a)はワイヤー本体に牽引力が作用していない状態を示す説明図、(b)はワイヤー本体に牽引力が作用している状態を示す説明図である。 同落下防止用ワイヤーを取り付ける野縁とこの野縁に一体的に固定される野縁受けおよび天井板を示す図で、(a)はこれらを建築物の天井スラブに吊り具を介して吊り下げた状態を示す説明図、(b)はその一部を拡大して示す説明図である。 (a)は従来の建築物における天井部分には天井板を取り付けた例を示す説明図、(b)はその天井板に、天井板の変動を抑えるための天井周りカバーを取り付けた例を示す説明図である。
以下、本考案の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は実施例1の落下防止用ワイヤーを示す図で、(a)は全体構成を示す斜視図、(b)は落下防止用ワイヤーを構成するクリップを示す側面図である。
本考案の落下防止用ワイヤー10は、図2に示すように、溝型を呈し、かつ両開口縁20に、内側に突出する係止部22が設けられた形状の野縁18の落下防止に使用されるものである。落下防止用ワイヤー10は、図1(a)に示すように、ワイヤー本体26と、ワイヤー本体26に連結されたクリップ28とを備え、野縁18の両開口縁のいずれか一方に差し込んで使用される。
ワイヤー本体26は、可撓性を有し、かつ任意の長さを有する線条体である。ワイヤー本体26は、複数本の極細の鋼線を撚り合せてなる鋼撚線である。ワイヤー本体26は細径の鋼撚線であるので、細くても所望の強張力が得られる。ワイヤー本体26の両端部は、図1(a)に示すように、それぞれリング状に湾曲され端部近傍に圧縮締付部材27を嵌入すると共にこれを圧縮することによりリング状部分25a、25bが形成されている。
クリップ28は、図1(b)に示すように、帯状弾性板を略U字状に湾曲して両側に垂下した脚部30が設けられ、さらに両脚部30をそれぞれ内側にV字状に折り曲げて両脚部30の各先端部32が互いに押圧した状態で接するように形成されている。クリップ28の帯状弾性板は、薄肉鋼板である。クリップ28は金属製なので、薄肉であっても野縁18を堅固に把持して落下防止を行うことができる。
クリップ28は頂部34が山形に形成され、頂部34を横断するように透孔36が設けられている。ワイヤー本体26の一端は、リング状部分25aが透孔36に挿通されることによりクリップ28に連結されている。ワイヤー本体26の他端は、リング状部分25bを、例えばカラビナのような連結具40および紐状物41等を介して天井板12に取り付けられている器具44に係止される。なお、この実施例における「天井板12に取り付けられている器具」としては、例えば、天井板12の変動を抑えるための天井周りカバー44(図5)である。また、この実施例における「紐状物41」としてはワイヤーが用いられ、予め天井周りカバー44の先端部に設けられた透孔42に通して連結具40に係止される。
図2に、本考案の落下防止用ワイヤー10を野縁18に取り付ける状況を示している。落下防止用ワイヤー10を取り付ける野縁18は、上述したように溝型を呈し、かつ両開口縁20に、内側に突出する係止部22が設けられた形状のものであり、金属製である。係止部22は両開口縁20の内側に向かってL字状に折り曲げられた形状とされている。
クリップ28を野縁18に取り付けるときは、先ず、図2(a)に示すように、脚部30を野縁18の両開口縁20のいずれか一方に差し込む。次いで、図2(b)に示すように、クリップ28を若干引き上げて先端部32を野縁18の係止部22の内側に係止させることにより取付が完了する。
このように、クリップ28は、脚部30を野縁18の開口縁20に差し込むだけでワンタッチで簡単に野縁18に取り付けることができる。
クリップ28の一方の脚部30の先端部32が野縁18の係止部22の内側に係止されたとき、クリップ28の他方の脚部30の先端部32が野縁18の外側面にしっかりとフィットして固定される。したがって、野縁18に対してクリップ28の両脚部30による強力な摩擦力が作用しクリップ28がずれ動くことがなく野縁18から外れることがない。
図3は、野縁18に取り付けられた落下防止用ワイヤー10の作動状態を示す図で、(a)はワイヤー本体26に牽引力が作用していない状態を示す説明図、(b)はワイヤー本体26に牽引力が作用している状態を示す説明図である。
クリップ28は、ワイヤー本体26による横方向の牽引力が作用していない状態では、図3(a)に示すように、クリップ先端部32の縁部が野縁18の係止部22と平行な状態となっている。ワイヤー本体26に矢印50の方向に牽引力が作用した場合には、図3(b)に示すように、クリップ28が傾斜して脚部の一方の先端部32の尖ったエッジ32aが野縁18の係止部22の内壁に食い込んで強力な摩擦力が作用する。したがって、クリップ28は、野縁18に対して横方向に滑らないで固定される。クリップ28を取り付けた位置が移動しないし、クリップ28が野縁18から外れることがない。
10 落下防止用ワイヤー
12 天井板
14 天井スラブ
16 吊り具
18 野縁
20 開口縁
22 係止部
24 野縁受け
25a リング状部分
25b リング状部分
26 ワイヤー本体
27 圧縮締付部材
28 クリップ
30 脚部
32 先端部
34 頂部
36 透孔
40 連結具
44 天井周りカバー
45 カバー本体
46 建築物の壁躯体
48 押えばね
50 矢印

Claims (5)

  1. 溝型を呈し、かつ開口縁に、内側に突出する係止部が設けられた金属製の野縁の両開口縁のいずれか一方に差し込んで使用されるものであって、
    ワイヤー本体と、前記ワイヤー本体に連結されたクリップとを備え、
    前記ワイヤー本体は、可撓性を有し、かつ任意の長さを有する線条体であり、
    前記クリップは、帯状弾性板を略U字状に湾曲して両側に垂下した脚部が設けられ、さらに前記両脚部をそれぞれ内側にV字状に折り曲げて前記両脚部の各先端部が互いに押圧した状態で接するように形成されていることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
  2. 請求項1に記載の落下防止用ワイヤーにおいて、
    前記クリップの頂部が山形に形成され、前記クリップの山形の頂部を横断するように透孔が設けられ、
    前記ワイヤー本体の一端が、前記クリップ頂部の前記透孔に挿通されて結ぶことにより前記クリップに連結されていることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
  3. 請求項1又は2に記載の落下防止用ワイヤーにおいて、
    前記クリップの帯状弾性板は、薄肉鋼板であることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の落下防止用ワイヤーにおいて、
    前記野縁は両開口縁の前記係止部が内側に向かってL字状に折り曲げられた形状とされていることを特徴とする落下防止用ワイヤー。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の落下防止用ワイヤーにおいて、
    前記帯状弾性板の脚部は、野縁18の係止部22の内壁に接する部分に、尖ったエッジを有することを特徴とするる落下防止用ワイヤー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190024141A (ko) * 2017-08-31 2019-03-08 (주)유창 천정패널 체결 구조

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