JP3011434U - 絡み防止付き鳥の巣作り防止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 電柱等の高度の場所に鳥が巣作りを開始する
選定箇所にテグスを垂れ下がるよう装着し、鳥に不快感
を与え巣作りを妨げる用具に関する。 【構成】 円形状にして、薄板より成る固定盤４の中心
には下部に留を付け、直立した棒が挿入され、上端に止
め具を設け、吊着するワイヤー状（鋼材線）２と、ま
た、該固定盤４の穴よりテグスを通して下部に下げた絡
み防止付き、鳥の巣作り防止具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は鳥の巣作り選定箇所にテグスを垂れ下がるように装着し、鳥に不快 感を与えて巣作りを妨げる用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より鳥の巣作り防止法は種々あるが、重量があり過ぎたり、巣作りの近く に部材を利用して緊張させた方法等があるが、いずれも一時的なもので、慣れて くると同じ場所に再び巣作りを始める欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この種の出願に関しては、実願平５−３７２４６号を以て本出願人が提出した ものであるが、その内容は鳥の巣作り選定箇所にテグスをブラブラと垂れ下げて ることにより、防止効果をあげることを知り、図２の如くテグスを数本下げたと ころ、水分が付くと絡み付く欠点が発生したので、本考案はその部分を改善した ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

鳥の巣作り防止効果を持続させるため、テグス（１）を四散状態になるよう垂 下させる。その状態にするには、テグスとテグスの間隔をとるように巣作り防止 具を作ることで、絡み付くこと無く、テグスは四散状態に拡張して垂れ下がり防 止効果が保持される。

【０００５】

【作用】

この考案の鳥の巣作り防止具は、次のようにして使用する。テグス（１）を鳥 の巣作り箇所に垂れ下がるように装着することが望ましい。

【０００６】

【実施例】 実施例について図面を参照して説明すると、図１において、ワイヤー状（２） は鋼材線にして、取り付け容易に折曲げられ、適当な長さを有して先端部にて止 め具（３）に接続されている。固定盤（４）は円形にして、中心（７）には直立 状に棒が挿入され、止め具（３）にて固着されている。

【０００７】 図２において、テグス（１）に止め具（３）に取り付けられている構成にて、 固定盤等を装着していないので雨などに濡れて、これが風力にて揺れるとテグス とテグスが絡みつき、防止範囲が縮小されるという欠点が発生する。

【０００８】 図３において、固定盤（４）は例えば合成樹脂のプラスチックを用い、厚み0. 5〜1.0ｍｍ程度の肉厚を有する円形状に形成されている。該固定盤にはテグス（ １）の本数だけ穴（６）が貫通しており、これをテグス（１）と同じ吊着になる ように装着する。

【０００９】 図４において、固定盤（４）を吊着するには該固定盤の吊具となる棒が必要で この棒（５）が設け、この片端に留（８）が設けてあり、該棒を固定盤（４）の 中心（７）に通し、吊着状態になるようにワイヤー状（２）にテグス（１）と固 定盤（４）に通した棒（５）を一緒に止め具（３）で接続させる後は、テグス（ １）を固定盤（４）の穴（６）に通すものである。

【００１０】 テグス（１）は雨に濡れると癒着し、一本となる恐れが往々にあり、防止範囲 が狭くなる為、テグス癒着防止固定盤を設けたことにより、いつもテグスが大き く開き、防止範囲は広く大きくなる。

【００１１】 図６は１実施例を示すものである。図示の如く電柱（９）に取り付けバンド（ １０）を以て装着し、この端部に取付棒を設けてテグス（１）と、ワイヤー状（ ２）を癒着防止の役目をする固定盤（４）の棒に接続させる。テグス（１）は簡 単に取り付け作業が出来ない素材なので、自在な性質の絶縁物で被覆した素材の ワイヤー状（２）を取り付け具としてあるので作業が容易であり、これを鳥の巣 作りされると思う箇所の上に垂れ下げる。癒着防止固定盤の装着によりテグスが 大きく開き、広く防止することが出来る。

【００１３】

【考案の効果】

この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 本考案の防止具は取扱い作業が高所の場所にて危険を伴うのであるが、製品は 軽量にして、嵩張らなく出来ているので取り付け作業が簡単に可能で、また、癒 着防止具である固定盤を装着してあることでテグスの癒着も無く、巣作り箇所を 範囲広く防止出来る効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】防止具に固定盤を装着した斜視図である。

【図２】固定盤を装着していない鳥の巣作り防止具であ
る。

【図３】絡み防止具である固定盤のの平面図である。

【図４】固定盤の吊具になる棒の側面図である。

【図５】棒を固定盤の中心に通した正面図である。

【図６】本考案を電柱に取り付けた実施例の正面図であ
る。

【符号の説明】

１ テグス ２ ワイヤー状 ３ 止め具 ４ 固定盤 ５ 棒 ６ 穴 ７ 中心 ８ 留 ９ 電柱 １０ 取り付けバンド １１ 取付棒

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 適度の長さを有するテグス（１）を数本
   と、該テグスの取り付けに用いる程よい長さのワイヤー
   状（２）を止め具（３）で接続させた鳥の巣作り防止具
   において、該テグスの絡み付き防止具となる固定盤
   （４）を設け、該固定盤には用いるテグス本数だけの貫
   通した穴（６）を設け、固定盤（４）の吊具となる棒
   （５）を設ける。該棒には片端に留（８）を設け、棒
   （５）を固定盤（４）の中心（７）に通し、該固定盤を
   吊着させて設けるワイヤ状ー（２）にテグス（１）と固
   定盤（４）の棒（５）を止め具（３）で接続させ、ま
   た、テグス（１）は固定盤（４）の穴（６）を通して成
   ることを特徴とする絡み防止付き鳥の巣作り防止具。