JPH0688348A - 潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置 - Google Patents
潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置Info
- Publication number
- JPH0688348A JPH0688348A JP4262770A JP26277092A JPH0688348A JP H0688348 A JPH0688348 A JP H0688348A JP 4262770 A JP4262770 A JP 4262770A JP 26277092 A JP26277092 A JP 26277092A JP H0688348 A JPH0688348 A JP H0688348A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、潜函工法による地下躯体の構築方
法に関し、地下躯体の各階部分を構築する際に、掘削機
と仮設構台をその都度撤去することなく工事を続行させ
ることのできる地下躯体の構築方法を提供することを目
的とする。 【構成】 潜函工法による地下躯体の構築方法におい
て、ケーソン1構築後に該ケーソン1の基礎梁2に架設
した自動迫り上げ機構13を有する掘削土搬出装置11
を設け、該掘削土搬出装置11でケーソン地下室5の地
盤を掘削してケーソン1を沈設させるとともに、前記ケ
ーソン1の基礎梁2上に地下躯体の各階部分10を構築
し、該各階部分10の構築後に前記掘削土搬出装置11
を自動迫り上げ機構13で迫り上げを行い、前記ケーソ
ン1の沈設及び地下躯体の各階部分10の構築と掘削土
搬出装置11の迫り上げとを繰り返して行う潜函工法に
よる地下躯体の構築方法に存する。
法に関し、地下躯体の各階部分を構築する際に、掘削機
と仮設構台をその都度撤去することなく工事を続行させ
ることのできる地下躯体の構築方法を提供することを目
的とする。 【構成】 潜函工法による地下躯体の構築方法におい
て、ケーソン1構築後に該ケーソン1の基礎梁2に架設
した自動迫り上げ機構13を有する掘削土搬出装置11
を設け、該掘削土搬出装置11でケーソン地下室5の地
盤を掘削してケーソン1を沈設させるとともに、前記ケ
ーソン1の基礎梁2上に地下躯体の各階部分10を構築
し、該各階部分10の構築後に前記掘削土搬出装置11
を自動迫り上げ機構13で迫り上げを行い、前記ケーソ
ン1の沈設及び地下躯体の各階部分10の構築と掘削土
搬出装置11の迫り上げとを繰り返して行う潜函工法に
よる地下躯体の構築方法に存する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、函状のケーソンを地上
で構築し、地盤を掘削して前記ケーソンを沈設させる潜
函工法による地下躯体の構築方法及び掘削土搬出装置に
関する。
で構築し、地盤を掘削して前記ケーソンを沈設させる潜
函工法による地下躯体の構築方法及び掘削土搬出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の地下躯体を潜函工法によ
って構築するには、図5乃至図7に示すように、建築物
を構築する予定場所にて構造体の下部外周に刃型を有す
るケーソン1を構築する(図5(イ))。そして該ケー
ソン1の基礎梁2の上に仮設構台3を設けてこの仮設構
台3上にクラムセル等の掘削機4を載せて地下室5の地
盤をバケット6で掘削する(図5(ロ))。掘削土砂は
バケット6で地上に運ばれてさらにホッパー7に蓄積さ
れ、適宜ダンプトラック8に積載されて廃棄箇所に運搬
されていく。このようにケーソン1の地下室5の掘削作
業の進行とともに、ケーソン1に設けられたセンターホ
ール型ジャッキ9aによる地盤アンカー9の引張りでケ
ーソン1が地盤に沈設され、そして、図6に示すよう
に、基礎梁2上の掘削機4と仮設構台3を一旦撤去し、
地下躯体の1階部分10を構築する。その後、再び前記
地下躯体の1階部分10の上に仮設構台3を構築して前
記掘削機4を載せて、ケーソンの地下室5の掘削を開始
してケーソン1を更に沈設する(図7(イ)、
(ロ))。このようにケーソンの掘削・沈設と地下躯体
の各階部分の構築とを繰り返して地下躯体を構築してい
くものであった。
って構築するには、図5乃至図7に示すように、建築物
を構築する予定場所にて構造体の下部外周に刃型を有す
るケーソン1を構築する(図5(イ))。そして該ケー
ソン1の基礎梁2の上に仮設構台3を設けてこの仮設構
台3上にクラムセル等の掘削機4を載せて地下室5の地
盤をバケット6で掘削する(図5(ロ))。掘削土砂は
バケット6で地上に運ばれてさらにホッパー7に蓄積さ
れ、適宜ダンプトラック8に積載されて廃棄箇所に運搬
されていく。このようにケーソン1の地下室5の掘削作
業の進行とともに、ケーソン1に設けられたセンターホ
ール型ジャッキ9aによる地盤アンカー9の引張りでケ
ーソン1が地盤に沈設され、そして、図6に示すよう
に、基礎梁2上の掘削機4と仮設構台3を一旦撤去し、
地下躯体の1階部分10を構築する。その後、再び前記
地下躯体の1階部分10の上に仮設構台3を構築して前
記掘削機4を載せて、ケーソンの地下室5の掘削を開始
してケーソン1を更に沈設する(図7(イ)、
(ロ))。このようにケーソンの掘削・沈設と地下躯体
の各階部分の構築とを繰り返して地下躯体を構築してい
くものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
潜函工法による地下構造物の構築方法では、ケーソンを
所定量沈設させたところで、地下躯体の各階部分の構築
のためにいちいち仮設構台と掘削機を撤去しなけらばな
らず、この盛り替え作業に多くの時間を費やして工期の
長期化を招き、また、コストの上昇となるという欠点が
あった。
潜函工法による地下構造物の構築方法では、ケーソンを
所定量沈設させたところで、地下躯体の各階部分の構築
のためにいちいち仮設構台と掘削機を撤去しなけらばな
らず、この盛り替え作業に多くの時間を費やして工期の
長期化を招き、また、コストの上昇となるという欠点が
あった。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、地下躯体の各階部分を構築する際に、掘削機と仮
設構台をその都度撤去することなく工事を続行させるこ
とのできる潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土
搬出装置を提供することを目的とする。
ので、地下躯体の各階部分を構築する際に、掘削機と仮
設構台をその都度撤去することなく工事を続行させるこ
とのできる潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土
搬出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、ケーソンを予め地
上で構築し、該ケーソンの地下室で地盤を掘削して当該
ケーソンを沈設せしめて地下躯体の各階部分を構築する
潜函工法による地下躯体の構築方法において、ケーソン
構築後に該ケーソンの基礎梁に架設した自動迫り上げ機
構を有する掘削土搬出装置を設け、該掘削土搬出装置で
ケーソン地下室の地盤を掘削してケーソンを沈設させる
とともに、前記ケーソンの基礎梁上に地下躯体の各階部
分を構築し、該各階部分の構築後に前記掘削土搬出装置
を自動迫り上げ機構で迫り上げを行い、前記ケーソンの
沈設及び地下躯体の各階部分の構築と掘削土搬出装置の
迫り上げとを繰り返して行う潜函工法による地下躯体の
構築方法に存する。
し上記目的を達成するための要旨は、ケーソンを予め地
上で構築し、該ケーソンの地下室で地盤を掘削して当該
ケーソンを沈設せしめて地下躯体の各階部分を構築する
潜函工法による地下躯体の構築方法において、ケーソン
構築後に該ケーソンの基礎梁に架設した自動迫り上げ機
構を有する掘削土搬出装置を設け、該掘削土搬出装置で
ケーソン地下室の地盤を掘削してケーソンを沈設させる
とともに、前記ケーソンの基礎梁上に地下躯体の各階部
分を構築し、該各階部分の構築後に前記掘削土搬出装置
を自動迫り上げ機構で迫り上げを行い、前記ケーソンの
沈設及び地下躯体の各階部分の構築と掘削土搬出装置の
迫り上げとを繰り返して行う潜函工法による地下躯体の
構築方法に存する。
【0006】そして、上記構築方法に使用される掘削土
搬出装置が、構造体の梁を利用してクライミングする自
動迫り上げ機構を有し、該迫り上げ機構の框体の上部に
地下躯体の外部にまで水平に延設したガイドレールを設
け、該ガイドレールに摺動自在でかつ昇降自在な掘削用
バケットを設けたことに存する。
搬出装置が、構造体の梁を利用してクライミングする自
動迫り上げ機構を有し、該迫り上げ機構の框体の上部に
地下躯体の外部にまで水平に延設したガイドレールを設
け、該ガイドレールに摺動自在でかつ昇降自在な掘削用
バケットを設けたことに存する。
【0007】
【作用】本発明の潜函工法における地下躯体の構築方法
によれば、ケーソンを地盤に沈設させた後に、従来工法
のように仮設構台と掘削土搬出装置の撤去する作業が省
かれることになる。また、ケーソンの地下室の掘削作業
を、掘削土搬出装置の迫り上げ作業を行っている時間以
外では連続して行うことができる。次に、本発明に係る
掘削土搬出装置によれば、自動クライミングができるの
で、地下躯体を構築する際に撤去する必要がなくなる。
また、仮設構台を設ける必要がない。
によれば、ケーソンを地盤に沈設させた後に、従来工法
のように仮設構台と掘削土搬出装置の撤去する作業が省
かれることになる。また、ケーソンの地下室の掘削作業
を、掘削土搬出装置の迫り上げ作業を行っている時間以
外では連続して行うことができる。次に、本発明に係る
掘削土搬出装置によれば、自動クライミングができるの
で、地下躯体を構築する際に撤去する必要がなくなる。
また、仮設構台を設ける必要がない。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1乃至図3は、本発明に係る地下躯体の構築方法
の作業手順を示す説明図である。図4は、掘削土搬出装
置の迫り上げ機構の一例を示す斜視図である。符号1は
ケーソン、11は掘削土搬出装置、12はガイドレー
ル、13は迫り上げ機構を示す。なお従来例に対応する
部分には同符号を付けてある。
る。図1乃至図3は、本発明に係る地下躯体の構築方法
の作業手順を示す説明図である。図4は、掘削土搬出装
置の迫り上げ機構の一例を示す斜視図である。符号1は
ケーソン、11は掘削土搬出装置、12はガイドレー
ル、13は迫り上げ機構を示す。なお従来例に対応する
部分には同符号を付けてある。
【0009】本発明の潜函工法による地下躯体の構築方
法は、図1乃至図3を参照してその作業手順を説明する
と、先ず従来方法と同様にして図1(イ)に示すよう
に、地上でケーソン1を構築する。
法は、図1乃至図3を参照してその作業手順を説明する
と、先ず従来方法と同様にして図1(イ)に示すよう
に、地上でケーソン1を構築する。
【0010】次に、前記ケーソン1の基礎梁2に迫り上
げ機構13を組み立てして設ける。そして前記迫り上げ
機構13の框体の上部で水平方向に載架され、その一端
がケーソン1の躯体の外部にまで延設されたガイドレー
ル12を設ける。前記ガイドレール12には、このガイ
ドレール12に摺動自在な天井型のクレーン12aを設
けてこれにワイヤーを介して掘削用のバケット6aを装
備する。
げ機構13を組み立てして設ける。そして前記迫り上げ
機構13の框体の上部で水平方向に載架され、その一端
がケーソン1の躯体の外部にまで延設されたガイドレー
ル12を設ける。前記ガイドレール12には、このガイ
ドレール12に摺動自在な天井型のクレーン12aを設
けてこれにワイヤーを介して掘削用のバケット6aを装
備する。
【0011】更に実施例として最良の形態を提供すべ
く、前記ガイドクレーン12の上に建築資材搬入用のク
レーン4aを装備するのが好ましい。
く、前記ガイドクレーン12の上に建築資材搬入用のク
レーン4aを装備するのが好ましい。
【0012】こうして図1(ロ)に示すように、迫り上
げ機構13を備えた掘削土搬出装置11を前記ケーソン
1に設けた後に、ケーソン1の地下室5の掘削を開始
し、ケーソン1を地盤に沈設させる。前記掘削土搬出装
置11の掘削用バケット6で掘削された掘削土は天井型
クレーン12aで引き上げられ、そしてガイドレール1
2に沿って天井型クレーン12aとともに水平移動し、
ケーソン1の外部にあるホッパー7の頭上に来たところ
で移動を停止する。そして、前記天井型クレーン12a
で掘削バケット6aをホッパー7に降ろし拡開させて掘
削土をホッパー7内に蓄積させる。このホッパー7内に
蓄積された掘削土は適宜ダンプトラック8で排土され
る。
げ機構13を備えた掘削土搬出装置11を前記ケーソン
1に設けた後に、ケーソン1の地下室5の掘削を開始
し、ケーソン1を地盤に沈設させる。前記掘削土搬出装
置11の掘削用バケット6で掘削された掘削土は天井型
クレーン12aで引き上げられ、そしてガイドレール1
2に沿って天井型クレーン12aとともに水平移動し、
ケーソン1の外部にあるホッパー7の頭上に来たところ
で移動を停止する。そして、前記天井型クレーン12a
で掘削バケット6aをホッパー7に降ろし拡開させて掘
削土をホッパー7内に蓄積させる。このホッパー7内に
蓄積された掘削土は適宜ダンプトラック8で排土され
る。
【0013】また、前記掘削土搬出装置11でケーソン
1の地下室5の掘削を行っている間に、クレーン4aで
建築資材を搬入して基礎梁2の上に地下躯体の1階部分
10を構築する。次に、図2に示すように、ケーソン1
の基礎梁2を地盤に沈設させて、前記地下躯体の1階部
分10が構築された後に、掘削土搬出装置11の迫り上
げ機構13でこの掘削土搬出装置11を1階分迫り上げ
る。
1の地下室5の掘削を行っている間に、クレーン4aで
建築資材を搬入して基礎梁2の上に地下躯体の1階部分
10を構築する。次に、図2に示すように、ケーソン1
の基礎梁2を地盤に沈設させて、前記地下躯体の1階部
分10が構築された後に、掘削土搬出装置11の迫り上
げ機構13でこの掘削土搬出装置11を1階分迫り上げ
る。
【0014】ここで、迫り上げ機構13の一例について
図4を参照して説明すると、地下躯体の梁間に架設され
る井桁状に組んだポストベース14と、該ポストベース
14に立設した框体15と、前記ポストベース14の上
方に位置して地下躯体の梁間に架設されるとともに前記
ポストベース14をワイヤを介して引き上げるセンター
ホール型油圧ジャッキ16aが載置されてなる井桁状の
上昇ベース16と、前記框体15の上部に載置され前記
上昇ベース16を引き上げるセンターホール型油圧ジャ
ッキ(図示せず)とから構成されている。
図4を参照して説明すると、地下躯体の梁間に架設され
る井桁状に組んだポストベース14と、該ポストベース
14に立設した框体15と、前記ポストベース14の上
方に位置して地下躯体の梁間に架設されるとともに前記
ポストベース14をワイヤを介して引き上げるセンター
ホール型油圧ジャッキ16aが載置されてなる井桁状の
上昇ベース16と、前記框体15の上部に載置され前記
上昇ベース16を引き上げるセンターホール型油圧ジャ
ッキ(図示せず)とから構成されている。
【0015】前記各井桁状のポストベース14と上昇ベ
ース16においては、その本体の先端部が油圧ジャッキ
で上昇するときに地下躯体の梁間を通り抜けできるよう
に当該本体内へ出没自在となっている。
ース16においては、その本体の先端部が油圧ジャッキ
で上昇するときに地下躯体の梁間を通り抜けできるよう
に当該本体内へ出没自在となっている。
【0016】このように形成された前記迫り上げ機構1
3で、地下躯体の各階部分が構築されたら、上昇ベース
16で反力をとって油圧ジャッキ16aを作動させてワ
イヤー16bを介してポストベース14を1階分もしく
は2階分引き上げる。そして、今度はポストベース14
に立設された框体15の上に載置された油圧ジャッキで
前記上昇ベース16を1階分もしくは2階分引き上げ
る。このように互いに、一方のベースに反力をとって尺
とり虫のようにクライミングしていくものである。
3で、地下躯体の各階部分が構築されたら、上昇ベース
16で反力をとって油圧ジャッキ16aを作動させてワ
イヤー16bを介してポストベース14を1階分もしく
は2階分引き上げる。そして、今度はポストベース14
に立設された框体15の上に載置された油圧ジャッキで
前記上昇ベース16を1階分もしくは2階分引き上げ
る。このように互いに、一方のベースに反力をとって尺
とり虫のようにクライミングしていくものである。
【0017】次に、上述の掘削土搬出装置11のクライ
ミングが完了したら、図3(イ)、(ロ)に示すよう
に、該掘削土搬出装置11で再びケーソン1の地下室5
の掘削と掘削土の搬出(図中の矢印)、及びケーソン1
の沈設工事を行い、また同時にクレーン4aで建築資材
17の搬入を行って地下躯体の2階部分若しくは3階部
分を構築する。そして、ケーソン1が所定量沈設したら
前記迫り上げ機構13によって掘削土搬出装置11およ
びクレーン4aを1階分若しくは2階分迫り上げるもの
であり、これらの作業を繰り返して地盤に地下躯体を構
築していくものである。
ミングが完了したら、図3(イ)、(ロ)に示すよう
に、該掘削土搬出装置11で再びケーソン1の地下室5
の掘削と掘削土の搬出(図中の矢印)、及びケーソン1
の沈設工事を行い、また同時にクレーン4aで建築資材
17の搬入を行って地下躯体の2階部分若しくは3階部
分を構築する。そして、ケーソン1が所定量沈設したら
前記迫り上げ機構13によって掘削土搬出装置11およ
びクレーン4aを1階分若しくは2階分迫り上げるもの
であり、これらの作業を繰り返して地盤に地下躯体を構
築していくものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の潜函工法
による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置は、潜函工
法による地下躯体の構築方法において、ケーソン構築後
に該ケーソンの基礎梁に架設した自動迫り上げ機構を有
する掘削土搬出装置を設け、該掘削土搬出装置でケーソ
ン地下室の地盤を掘削してケーソンを沈設させるととも
に、前記ケーソンの基礎梁上に地下躯体の各階部分を構
築し、該各階部分の構築後に前記掘削土搬出装置を自動
迫り上げ機構で迫り上げを行い、前記ケーソンの沈設及
び地下躯体の各階部分の構築と掘削土搬出装置の迫り上
げとを繰り返して行うこととしたので、ケーソンの地下
室の掘削作業を各階部分の構築作業と同時に連続的に行
うことができて工期の短縮となる。そして、従来の方法
における仮設構台の設置とその撤去や掘削機の撤去作業
が省かれて省力化と工期の短縮及びコストの軽減とな
る。また、建築工事現場の敷地の狭いところで施工する
潜函工法において本発明の地下躯体の構築方法は、仮設
構台の撤去場所の確保が不要となって敷地確保の心配が
なく施工の容易化をもたらすものである。
による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置は、潜函工
法による地下躯体の構築方法において、ケーソン構築後
に該ケーソンの基礎梁に架設した自動迫り上げ機構を有
する掘削土搬出装置を設け、該掘削土搬出装置でケーソ
ン地下室の地盤を掘削してケーソンを沈設させるととも
に、前記ケーソンの基礎梁上に地下躯体の各階部分を構
築し、該各階部分の構築後に前記掘削土搬出装置を自動
迫り上げ機構で迫り上げを行い、前記ケーソンの沈設及
び地下躯体の各階部分の構築と掘削土搬出装置の迫り上
げとを繰り返して行うこととしたので、ケーソンの地下
室の掘削作業を各階部分の構築作業と同時に連続的に行
うことができて工期の短縮となる。そして、従来の方法
における仮設構台の設置とその撤去や掘削機の撤去作業
が省かれて省力化と工期の短縮及びコストの軽減とな
る。また、建築工事現場の敷地の狭いところで施工する
潜函工法において本発明の地下躯体の構築方法は、仮設
構台の撤去場所の確保が不要となって敷地確保の心配が
なく施工の容易化をもたらすものである。
【0019】潜函工法における掘削土搬出装置が、構造
体の梁を利用してクライミングする自動迫り上げ機構を
有し、該迫り上げ機構の框体の上部に地下躯体の外部に
まで水平に延設したガイドレールを設け、該ガイドレー
ルに摺動自在自在でかつ昇降自在な掘削用バケットを設
けたものなので、掘削機を載置するための仮設構台を設
ける必要がなく工期の短縮とコストの軽減となり、掘削
作業を連続的に効率良く行うことができる。
体の梁を利用してクライミングする自動迫り上げ機構を
有し、該迫り上げ機構の框体の上部に地下躯体の外部に
まで水平に延設したガイドレールを設け、該ガイドレー
ルに摺動自在自在でかつ昇降自在な掘削用バケットを設
けたものなので、掘削機を載置するための仮設構台を設
ける必要がなく工期の短縮とコストの軽減となり、掘削
作業を連続的に効率良く行うことができる。
【図1】本発明に係る地下躯体の構築方法の作業手順を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】本発明に係る地下躯体の構築方法の作業手順を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】本発明に係る地下躯体の構築方法の作業手順を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】掘削土搬出装置の迫り上げ機構の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】(イ),(ロ)は従来例に係るケーソンを沈設
させる様子を示す説明図である。
させる様子を示す説明図である。
【図6】同じく従来例に係る地下躯体を構築する様子を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】(イ),(ロ)は、同じく従来例に係る地下躯
体を構築する様子を示す説明図である。
体を構築する様子を示す説明図である。
1 ケーソン、2 基礎梁、4a クレーン、6a 掘
削用バケット、11 掘削土搬出装置、12 ガイドレ
ール、12a 天井型クレーン、13 迫り上げ機構、
14 ポストベース、15 框体、16 上昇ベース、
16a 油圧ジャッキ。
削用バケット、11 掘削土搬出装置、12 ガイドレ
ール、12a 天井型クレーン、13 迫り上げ機構、
14 ポストベース、15 框体、16 上昇ベース、
16a 油圧ジャッキ。
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーソンを予め地上で構築し、該ケーソ
ンの地下室で地盤を掘削して当該ケーソンを沈設せしめ
て地下躯体の各階部分を構築する潜函工法による地下躯
体の構築方法において、ケーソン構築後に該ケーソンの
基礎梁に架設した自動迫り上げ機構を有する掘削土搬出
装置を設け、該掘削土搬出装置でケーソン地下室の地盤
を掘削してケーソンを沈設させるとともに、前記ケーソ
ンの基礎梁上に地下躯体の各階部分を構築し、該各階部
分の構築後に前記掘削土搬出装置を自動迫り上げ機構で
迫り上げを行い、前記ケーソンの沈設及び地下躯体の各
階部分の構築と掘削土搬出装置の迫り上げとを繰り返し
て行うことを特徴としてなる潜函工法による地下躯体の
構築方法。 - 【請求項2】 潜函工法における掘削土搬出装置が、構
造体の梁を利用してクライミングする自動迫り上げ機構
を有し、該迫り上げ機構の框体の上部に地下躯体の外部
にまで水平に延設したガイドレールを設け、該ガイドレ
ールに摺動自在でかつ昇降自在な掘削用バケットを設け
たことを特徴としてなる掘削土搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4262770A JPH0794730B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4262770A JPH0794730B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688348A true JPH0688348A (ja) | 1994-03-29 |
JPH0794730B2 JPH0794730B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=17380351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4262770A Expired - Fee Related JPH0794730B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 潜函工法による地下躯体の構築方法と掘削土搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794730B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113756351A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-07 | 黄河建工集团有限公司 | 一种不排水沉井下沉的施工方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5840615A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-09 | Hitachi Ltd | 火力発電プラントの効率最適化制御方法 |
JPH0262929U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-10 | ||
JPH0455094U (ja) * | 1990-09-18 | 1992-05-12 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4262770A patent/JPH0794730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113756351A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-07 | 黄河建工集团有限公司 | 一种不排水沉井下沉的施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0794730B2 (ja) | 1995-10-11 |
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