JPH0687661U - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH0687661U
JPH0687661U JP3643193U JP3643193U JPH0687661U JP H0687661 U JPH0687661 U JP H0687661U JP 3643193 U JP3643193 U JP 3643193U JP 3643193 U JP3643193 U JP 3643193U JP H0687661 U JPH0687661 U JP H0687661U
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housing
coil
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勇 笹尾
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株式会社京浜精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料噴射弁に用いられる電磁コイルの断線切
れを効果的に抑止することによって生産性の向上を図る
とともに電磁コイルの温度上昇を抑止して噴射燃料の流
量精度向上を図る。 【構成】 燃料噴射弁のコイルボビン3の外周に巻回わ
される電磁コイル4を、単一のエナメル線を複数本撚り
合わせて形成する単一の撚り線Pとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は燃料噴射装置に用いられる燃料噴射弁に関するもので、この燃料噴射 弁は、ECUからの噴射信号に基づいて燃料の噴射を行なうもので、電気信号を 燃料流量に変換するとともに燃料を霧化して噴射する。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃料噴射弁は例えば実公平4−8308号公報に示される。 これによると、燃料噴射弁は筒状のハウジングと、ハウジングに内設され、その 外周に電磁コイルが巻回わされたコイルボビンと、コイルボビンの内孔内に配置 され電磁コイルへの通電によって可動コアを磁気吸引する固定コアと、 ハウジングの先端に取着され、可動コアに一体的に設けられた弁部によって開閉 される弁座を備えた弁座形成体と、よりなり 電磁コイルへ通電されると、ハウジング,固定コア,可動コア、によって磁気回 路を形成し、該磁気回路により生ずる磁力によって可動コアがスプリングのバネ 力に抗して固定コアに吸着され、もって弁部が弁座形成体の弁座を開放して燃料 を機関に向けて噴射したものである。 一方、電磁コイルへの通電が断たれると、磁力は消滅し、弁部はスプリングのバ ネ力によって弁座を閉塞し、もって機関に向かう燃料の噴射が抑制される。 そして、かかる電磁コイルは、例えば単一のエナメル線が巻回わされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように単一のエナメル線を用いた電磁コイルによると、以下の解決すべき 課題を有する。 電磁コイルの端部は電源と電気的に接続される為に端子等にハンダ付け、あるい は機械的なカシメによって接続される。 そして、かかる端子等への接続時において、単一のエナメル線が使用された際、 線径が比較的に小径であることからエナメル線の断線に関し、極めて慎重に対処 する必要があり、端子への接続作業及び接続後における接続状態確認作業更には コイルボビン外周への巻回わし作業に多大な工数を要するもので生産性が阻害さ れるとともに製造コスト高を招来して好ましいものでない。
【0004】 又、コイル抵抗が増加してコイルの温度上昇が生じ、特に電磁コイルの内方を 燃料が通過する燃料噴射弁において、燃料温度の上昇は微少にして且つ正確な燃 料制御の鑑点から好ましいものでなく、コイル径の選定に多くの開発工数を要す るものであった。
【0005】 本考案になる燃料噴射弁は上述の問題点に鑑み成されたもので、電磁コイルの 端子への接続作業及び接続状態確認作業が極めて容易で安価な燃料噴射弁を得る とともに電磁コイルの温度上昇が少なくコイルの選定が極めて容易なる燃料噴射 弁を得ることにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案になる燃料噴射弁は前記目的達成の為に、円筒状をなすハウジングと; ハウジング内に配置され、その中心に軸心方向に貫通する内孔を備え、外周に電 磁コイルが巻回わされたコイルボビンと; コイルボビンの内孔内に配置され、その軸心方向に通孔が穿設されるとともにハ ウジングに磁気的に結合された固定コアと; 固定コアにスプリングを介して対向配置され、その先端に弁部を備えた可動コア と; 弁部にて開閉される弁座と、弁座に連なって外方に向かって開口する燃料噴射孔 とを備えハウジングの先端に取着される弁座形成体と; を有する燃料噴射弁において、 マグネットワイヤを複数本撚り合わせて単一の撚り線とし、該撚り線をコイルボ ビンの外周に電磁コイルとして巻回わしたものである。
【0007】
【作用】 電磁コイルを撚り線としたことによって、端子等への接続時における断線の恐 れが大きく減少し、接続作業が容易となるとともに接続後における接続状態確認 作業が不要となる。 又、電磁コイルの抵抗の増加が抑止されて、電磁コイルの温度上昇を抑えること ができる。
【0008】
【実施例】
本考案になる燃料噴射弁の一実施例を図1によって説明する。 1は下方が開口する有底筒状のハウジングであり、該ハウジングの中心部には通 孔2Aを有する固定コア2が一体的に形成される。 本例にあって通孔2Aは上方より下方に向けて貫通し、上方の通孔2Aより燃料 が流入する。 3は非磁性材料よりなりその中心部に内孔3Aが貫通するコイルボビンであり、 外周には端子Tに接続される電磁コイル4が巻回わされる。 そして、コイルボビン3はハウジング1内にあって且つ内孔3Aが固定コア2の 外周に挿入される。 5はハウジング1の開口部に固定的に配置される弁座形成体であり、この弁座形 成体5には弁座5Aと弁座5Aより外方に向けて開口する燃料噴射孔5Bが形成 される。 そして、弁座形成体5の弁座5Aと固定コア2の下端2Bとの間には、その間に おける軸心方向の移動が許容される可動コア6が配置されるもので、この可動コ ア6の先端には弁座5Aに対接する弁部7が形成され、この弁部7は可動コア6 とともにスプリング8によって弁座5Aに弾性的に付勢されて弁座5Aを閉塞す る。
【0009】 そして、電磁コイル4への非通電時において、弁部7はスプリング8の弾性力 によって弁座5Aを閉塞し、電磁コイル4への通電時において弁部7はスプリン グ8の弾性力に抗して上動して弁座5Aを開放し、もって通孔2A内に供給され る燃料が弁座5Aより燃料噴射孔5Bを介して機関に向けて噴射供給される。
【0010】 そして、本考案になる燃料噴射弁にあっては、電磁コイル4は撚り線Pによっ て形成される。 この撚り線Pは、エナメル線ポリエステル線等のマグネットワイヤを複数本撚り 合わせたもので、具体例が図2,図3,図4に示される。 図2の例は5本撚りの集合撚りであり、図3の例は7本撚りの同心撚りであり、 図4の例は7本撚って更に7本撚った複合撚りを示す。
【0011】 上述したように、電磁コイル4に撚り線Pを用いたことによると、単一のエナ メル線に比較して可撓性を有することから巻線機によるコイルボビン3へのコイ ル巻き作業、あるいは端子Tへの接続作業時、におけるコイル切れが解消され、 それら作業の効率化を図れるとともに作業後における検査工程を大きく削減でき 製造コストの大幅な低減を達成できたものである。 又、抵抗の増加を小さくできたことは電磁コイル4の温度上昇を抑止できたもの で、特に電磁コイル4の内方を燃料が流れる燃料噴射弁においては、燃料噴射弁 内における燃料温度の上昇をおさえることができたので燃料の粘性変化に伴う燃 料噴射量のバラツキを抑止でき燃料制御性の秀れた燃料噴射弁を提供できたもの である。
【0012】
【考案の効果】
以上の如く、本考案になる燃料噴射弁によると、電磁コイルに撚り線を用いた ことによって、コイルボビンへの電磁コイルの巻回わし作業、電磁コイルと端子 との接続作業、時において電磁コイルの断線に対して配慮する必要がなくなった ことによりその作業効率を著しく向上できたものである。 又、上記によると、電磁コイルの断線に対する確認作業を大きく削減することが 可能と成ったもので検査作業の効率化を達成できたもので前記効果と合わせて大 きく生産性の向上を図り得るもので製造コストの低減が可能となったものである 。 又、電磁コイルの温度上昇を抑止できたことは、燃料噴射弁より噴射される燃料 量の正確な制御が可能となったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる燃料噴射弁の一実施例を示す縦断
面図。
【図2】本考案の電磁コイルに用いられる撚り線の一実
施を示す縦断面図。
【図3】撚り線の他の例を示す縦断面図
【図4】撚り線の更に他の例を示す縦断面図。
【符号の説明】
3 コイルボビン 4 電磁コイル P 撚り線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状をなすハウジングと;ハウジング
    内に配置され、その中心に軸心方向に貫通する内孔を備
    え、外周に電磁コイルが巻回わされたコイルボビンと;
    コイルボビンの内孔内に配置され、その軸心方向に通孔
    が穿設されるとともにハウジングに磁気的に結合された
    固定コアと;固定コアにスプリングを介して対向配置さ
    れ、その先端に弁部を備えた可動コアと;弁部にて開閉
    される弁座と、弁座に連なって外方に向かって開口する
    燃料噴射孔とを備えハウジングの先端に取着される弁座
    形成体と;を有する燃料噴射弁において、 マグネットワイヤを複数本撚り合わせて単一の撚り線と
    し、該撚り線をコイルボビンの外周に電磁コイルとして
    巻回わしてなる燃料噴射弁。
JP3643193U 1993-06-08 1993-06-08 燃料噴射弁 Expired - Lifetime JP2523918Y2 (ja)

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JPH0687661U true JPH0687661U (ja) 1994-12-22
JP2523918Y2 JP2523918Y2 (ja) 1997-01-29

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