JPH0687370B2 - 難着雪型架空地線 - Google Patents

難着雪型架空地線

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JPH0687370B2
JPH0687370B2 JP3186457A JP18645791A JPH0687370B2 JP H0687370 B2 JPH0687370 B2 JP H0687370B2 JP 3186457 A JP3186457 A JP 3186457A JP 18645791 A JP18645791 A JP 18645791A JP H0687370 B2 JPH0687370 B2 JP H0687370B2
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JP
Japan
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ground wire
overhead ground
wire
snow
fin
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JP3186457A
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English (en)
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JPH0644825A (ja
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祐助 田畑
信雄 近
壮 大衡
肇 川越
光雄 大貫
正 楡木
興洋 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4415Cables for special applications
    • G02B6/4416Heterogeneous cables
    • G02B6/4422Heterogeneous cables of the overhead type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景と目的】本発明は難着雪型架空地線の改良
に関するものである。
【0002】いわゆる架空地線は架空送電線路の鉄塔上
部に架線され送電線を雷害から防止するものであるが、
長年月の使用に耐える耐食性と長径間の架線張力下で強
風圧に耐える機械的強度と落雷や閃絡時の大電流に対処
できる導電性能を有している必要があり、かつては主と
して亜鉛メッキ鋼撚線が使用されて来た。その後、アル
ミ被鋼線の出現に伴い、その機械的強度とすぐれた導電
性、耐食性に着目され、架空地線として次第にこのアル
ミ被鋼線撚線が代って使用されるようになった。
【0003】一方、近年の光通信技術の進歩に伴い、送
電線路の各施設相互間における情報制御連絡のための通
信線として、図1に示したように内部に光ファイバ6を
収容したパイプ9の外周にアルミ被鋼線10,10……
を撚り合わせた光ファイバ複合架空地線の実用に供され
るようになった。これは、架空地線に従来の雷害防止の
役目をもたせつつ内部の光ファイバをもって通信回線に
使用しようとするものであり、電波障害や誘導障害のな
い光ファイバの特質を生かした通信手段として注目され
ている。
【0004】この場合、光ファイバは当然のことながら
機械的強度が小さく、歪によって光伝送特性に悪影響が
あるため、苛酷な条件下にも耐え得るようその構成には
それなりの配慮がなされている。
【0005】図1はそのような光ファイバ複合架空地線
の一例を示す断面図であって、中心部に例えばピアノ線
の如き高張力心線4を配し、その周囲にスポンジの如き
軟質弾性部材5を設け、その外周に光ファイバ6をゆる
く巻回してやってから、これをガラスクロスの如き耐熱
保護層7とこれの押えひも8で被覆し、これをアルミパ
イプ9内に納めてその外周にアルミ被鋼線10,10…
…を撚り合わせてなる。
【0006】このように構成されていれば、光ファイバ
6部分に張力が加わったとしても高張力心線4がそのテ
ンションに耐え、光ファイバ6に加わった張力は軟質弾
性部材5が吸収してくれるので、無理な異常張力が光フ
ァイバ6に加わらないように配慮されているのである。
【0007】しかしながら、これは通常の気象状態下で
の話であり、豪雪時には話はまた別になる。すなわち、
周知の通り電線には予想以上に雪が付着しやすく、着雪
によって電線の自重は異常に増大し、そのために異常張
力が生じて想像以上の伸びが生ずるのである。この場合
その伸びに光ファイバが追随し切れず、断線や異常歪の
発生が起るばかりではなく、架空地線そのものが断線し
てしまうという致命的状態に立ち到るおそれすらある。
【0008】電線に雪が付着するのは上部に積った雪が
電線の周囲を自重によって順次回転落下し、筒状に成長
するためであることがわかっており、この着雪を防止す
るには電線の外周に突起を形成し、その雪の回転を阻止
することが有効であることもわかっている。
【0009】このため、豪雪地帯に架線される架空地線
には図1に示すようなヒレ状突起3を形成し、着雪防止
がはかられる。とはいえ、現実にこのヒレ状突起3をア
ルミ被鋼線10に形成することが非常にむずかしいので
ある。すなわち、アルミ被鋼線10は、鋼線1´の外周
に例えば押出し法によりアルミ被2を被覆してなるもの
であるが架線地線の外径と強度の面からヒレ状突起3に
変形できるアルミ被2というものが限られた厚さしかと
れず、これをヒレ状に突出変形することがむずかしくヒ
レ状突起3の長さH1 が限られてしまい、なかなか十分
な難着雪効果が望めないのである。
【0010】ヒレ状突起3をもって長くしようとすれ
ば、アルミ被2の厚さを大にしてやらねばならないこと
になり、そうすればアルミ被鋼線10の線径は太くな
り、必然的に架空地線全体の径が太くなり自重が増大す
るばかりでなく当然に風圧荷重が増大し、安全裕度が臨
界に近付いてしまうおそれがある。
【0011】本発明は、上記のような実情にかんがみ、
簡単に所望のヒレ状突起を形成することができ格段に顕
著な難着雪化を発揮せしめ得る難着雪型架空地線を提供
しようとするものである。
【0012】
【発明の概要】すなわち、本発明は、アルミ被鋼線を撚
合わせてなる架空地線の外周にヒレ状突起を有する難着
雪型架空地線を提供するに際して、上記素線のうちヒレ
状突起を形成せしめる素線は内部に他の素線よりも線径
の細い鋼心を有せしめ、所望の高さのヒレ状突起を能率
よく形成可能に構成したことにある。
【0013】
【実施例】以下に実施例により説明する。なお、本実施
例の説明にあっては、光ファイバ複合架空地線を例に説
明するが、通常の架空地線をも包含するものであること
はいうまでもない。
【0014】図2は、本発明に係る光ファイバ複合架空
地線の一実施例を示す断面図である。アルミ被鋼線10
が撚合わされてなる光ファイバ複合架空地線の外周素線
のうち、ヒレ状突起3を形成する素線のみヒレ状突起3
を形成するに充分な肉厚を有せしめるように他の素線の
鋼心1aよりも細い鋼心1bを有している。2はアルミ
被である。
【0015】このように他の素線の鋼心よりも線径の細
い鋼心をもって構成されていれば、アルミ被鋼線の限ら
れた肉厚のアルミ被を変形せしめる場合において、ダイ
スないしロールにより当該ヒレ状突起を必要な高さに形
成せしめるための自由度を高めることができ、通常のア
ルミ被覆鋼線に比較して格段に容易かつ確実に難着雪化
のために十分に有効な高さと形状を有するヒレ状突起を
形成しめ得るから、これを架線した場合前記従来例に比
較すべくもなく顕著な難着雪効果を発揮せしめ得るので
ある。
【0016】なお、ヒレ状突起を形成する素線の鋼線を
細くするに際し、当該鋼線の強度を他の素線の鋼線より
も大とすることにより、アルミ被鋼線の外径は従来の標
準外径とほぼ等しく保たれ、何らアルミ被鋼線自体の標
準破断荷重を低下せしめることなく、所期の難着雪効果
を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る架空地線によ
れば、ヒレ状突起の形成をきわめて容易にしかつそのヒ
レ状突起の高さや形状をも自由に所望な高さおよび形状
に選定せしめ得るものであって、架空地線の性能向上に
併せ難着雪化に一層寄与せしめ得た地線を提供できたも
のとして、雪害が問題化しつつある今日時宜を得た提案
としての意義は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の架空地線の一例としての光ファイバ複合
架空地線の断面図。
【図2】本発明に係る難着雪型架空地線の一実施例を示
す断面図。
【符号の説明】 1,1´,1a,1b 鋼線 2 アルミ被 3 ヒレ状突起 10 アルミ被鋼線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川越 肇 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線株 式会社 豊浦工場内 (72)発明者 大貫 光雄 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線株 式会社 豊浦工場内 (72)発明者 楡木 正 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線株 式会社 豊浦工場内 (72)発明者 大島 興洋 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線株 式会社 豊浦工場内 (56)参考文献 実開 昭59−9417(JP,U) 実開 昭59−73806(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミ被鋼線を撚合わせてなる架空地線
    の、当該撚合わせ素線の一部にヒレ状突起を形成してな
    る難着雪型架空地線において、上記ヒレ状突起を形成せ
    しめる素線の内部に他の素線よりも線径の細い鋼心を有
    せしめてなることを特徴とする難着雪型架空地線。
  2. 【請求項2】架空地線が、パイプ内に光ファイバを収容
    し、該パイプの外周にアルミ被鋼線を撚り合わせた光フ
    ァイバ複合架空地線である請求項1記載の難着雪型架空
    地線。
  3. 【請求項3】撚合わせられた素線が断面扇形に圧縮せら
    れている請求項1又は2記載の難着雪型架空地線。
JP3186457A 1991-07-25 1991-07-25 難着雪型架空地線 Expired - Lifetime JPH0687370B2 (ja)

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JP3186457A JPH0687370B2 (ja) 1991-07-25 1991-07-25 難着雪型架空地線

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JP3186457A JPH0687370B2 (ja) 1991-07-25 1991-07-25 難着雪型架空地線

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JP58045687A Division JPH069127B2 (ja) 1983-03-17 1983-03-17 難着雪型架空地線

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JPH0644825A JPH0644825A (ja) 1994-02-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IT201900005642A1 (it) * 2019-04-12 2020-10-12 Tratos Cavi S P A Cavo di linea elettrica aerea realizzato per prevenire formazione di manicotti di neve su di esso

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069127B2 (ja) * 1983-03-17 1994-02-02 東北電力株式会社 難着雪型架空地線
JPH069127A (ja) * 1992-06-23 1994-01-18 Nec Corp 用紙送りトラクタ

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JPH0644825A (ja) 1994-02-18

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