JP2002117733A - 光ファイバ複合架空地線 - Google Patents

光ファイバ複合架空地線

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JP2002117733A
JP2002117733A JP2000311718A JP2000311718A JP2002117733A JP 2002117733 A JP2002117733 A JP 2002117733A JP 2000311718 A JP2000311718 A JP 2000311718A JP 2000311718 A JP2000311718 A JP 2000311718A JP 2002117733 A JP2002117733 A JP 2002117733A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber unit
ground wire
protective tube
coefficient
Prior art date
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Withdrawn
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JP2000311718A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sumiya
一浩 住谷
Hitoshi Kikuchi
均 菊池
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保護管内に間隙を存した状態で収容される光フ
ァイバユニットが保護管内に蛇行した状態で引き込まれ
るのを防止し得る上に延線伸びの影響を受け難い光ファ
イバ複合架空地線の提供。 【解決手段】保護管内に間隙を存した状態で収容される
光ファイバユニットの外面に、保護管内面に対して光フ
ァイバユニットの外面よりも摩擦係数を高くする材料を
設け、この摩擦係数を高くする材料と保護管との間に間
隙を有するようにした。摩擦係数を高くする材料で最適
なものはゴムである。摩擦係数を高くする材料は、光フ
ァイバユニットの外面全面を覆うようにしても良いが、
好ましくは外周面長手方向に開放螺旋状に巻き付けたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の光ファイ
バ素線を有する光ファイバユニットを保護管内に間隙を
存した状態で収容し、前記保護管の外周に地線部となる
導体素線を撚り合わせて構成される光ファイバ複合架空
地線に関する。
【0002】
【従来の技術】避雷を目的とする架空地線に光ファイバ
を内蔵させて構成される光ファイバ複合架空地線とし
て、光ファイバが線路方向に動き易くなるように、地線
部となるより線の内側に保護管を設け、この保護管の内
部に間隙を存した状態で光ファイバユニットを収容した
構造が知られている。これは、一般に滑動型光ファイバ
複合架空地線と呼ばれている。
【0003】上記のように、保護管内に固定されること
のない光ファイバユニットを持った光ファイバ複合架空
地線は、例えば、図2(イ)に横断面構造で示されるよ
うに、光ファイバユニット1をその外径よりも内径を大
きくしたアルミパイプよりなる保護管2の中に間隙8を
存した状態で収容し、保護管2の外周に地線部となる導
体素線;アルミ覆鋼線3を多数本撚り合わせて構成され
ている。
【0004】光ファイバユニット1は、図2(ロ)に横
断面構造で示されるように、芯材(テンションメンバ)
4の外周に光ファイバ素線5を複数本撚り合わせ、さら
にその外周からテフロン(商品名)からなる二次被覆材
6を被覆して構成されている。
【0005】上記のように構成されたすべり型光ファイ
バ複合架空地線は、光ファイバユニット1と保護管2と
の間隙8が、通常1mm程度以上設けられており、光ファ
イバユニット1が架線時の延線伸びなどの影響を受け難
い構造となっている。また、光ファイバユニット1が長
手方向に動き易いことから、光ファイバユニット1の引
き替えが理論上可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術;図
2に示されるすべり型光ファイバ複合架空地線は、光フ
ァイバユニット1が保護管2内で動き易いのが災いし
て、光ファイバユニット1が保護管2の長手方向にすべ
り過ぎてしまう傾向があり、このため、実架線時におい
ては、光ファイバユニット1が保護管2内に引き込まれ
てしまうという事実がある。また、高低差を大きく伴う
鉄塔支持間に張られた場合には、相互鉄塔間の最下点周
辺に光ファイバユニットが保護管内に蛇行した状態で引
き込まれてしまい、光ファイバの伝送損失特性を低下さ
せる懸念があった。
【0007】光ファイバユニットを保護管内に固定すれ
ば、上記の問題(光ファイバユニットが引き込まれる)
点を改善することができるものの、その一方で、すべり
型光ファイバ複合架空地線の特徴である、延線伸びによ
る光ファイバへの影響が少ないという利点を失うことに
なり、実用化することができないことになる。
【0008】本発明は、前述した従来技術の問題に鑑み
てなされたものであり、その課題;目的は、保護管内に
間隙を存した状態で収容される光ファイバユニットが保
護管内に蛇行した状態で引き込まれるのを防止し得る上
に、延線伸びの影響を受け難い光ファイバ複合架空地線
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する手
段;光ファイバ複合架空地線は、保護管内に間隙を存し
た状態で収容される光ファイバユニットの外面に、前記
保護管内面に対して前記光ファイバユニットの外面より
も摩擦係数を高くする材料を設け、この摩擦係数を高く
する材料と前記保護管との間に間隙を有せしめたもので
ある。
【0010】前記摩擦係数を高くする材料で最適なもの
はゴムである。
【0011】前記摩擦係数を高くする材料は、前記光フ
ァイバユニットの外面全面を覆うようにしても良いが、
好ましくは外周面長手方向に開放螺旋状に巻き付けた方
が良い。
【0012】すべり型光ファイバ複合架空地線の光ファ
イバユニットの外周面はテフロンからなる二次被覆材で
覆われており、この光ファイバユニットと保護管(アル
ミパイプ)の内周面との静摩擦係数μsは0.04程度
と考えられており非常に小さな値である。一方、本発明
のように、光ファイバユニットの外周面に施す摩擦係数
を高くする材料;ゴムについては保護管内周面との静摩
擦係数μsは1〜4程度でありかなり高い値である。こ
のように摩擦係数を高くする材料が施された光ファイバ
ユニットは、保護管内をそうたやすくは動かず簡単に引
き込まれるという事態を防ぐことが可能となる。その一
方で、摩擦係数を高くする材料と保護管との間には隙間
を存した状態としているので、すべり型としての機能;
延線伸びの影響を受け難くする点も全うし得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、図1は、光ファイバ複合架空地線の実施例を端
的に示したものである。なお、図2と同一機能構造部分
には、この実施例の光ファイバ複合架空地線は、地線部
を形成する導体素線;アルミ覆鋼線3の内側にアルミパ
イプからなる保護管2を設け、この保護管2の内部に、
光ファイバユニット1を間隙8を存した状態で収容した
すべり型構造において、光ファイバユニット1の外周;
テフロンからなる二次被覆材6上に摩擦を高くする材
料;ゴム7を開放螺旋状に巻き付け、このゴム7と保護
管2との間にも隙間8´が設けられるよう構成したもの
である。
【0014】上記摩擦を高くする材料;ゴム7の形状
は、光ファイバユニット1に収納されている各光ファイ
バ素線5が保護管2の内周面での側圧によりロスを生じ
るような大きさにしなければ任意のもので良い。
【0015】光ファイバユニット1の外周面はテフロン
からなる二次被覆材6で覆われており、この光ファイバ
ユニットと保護管(アルミパイプ)2の内周面との静摩
擦係数μsは0.04程度と考えられており非常に小さ
な値であるが、光ファイバユニットの外周面に施す摩擦
係数を高くする材料;ゴム7については保護管2内周面
との静摩擦係数μsは1〜4程度でありかなり高い値と
なり、このように摩擦係数を高くする材料;ゴム7が施
された光ファイバユニットは、保護管内をそうたやすく
は動かず保護管2内に簡単に蛇行した状態で引き込まれ
るという事態を防ぐことが可能となる。その一方で、摩
擦係数を高くする材料と保護管との間には隙間8´を存
した状態としているので、すべり型としての機能;延線
伸びの影響を受け難くする点も機能し得る。
【0016】なお、前述の実施例では、摩擦係数を高く
する材料;ゴム7は、光ファイバユニット1の外周に開
放螺旋状に巻き付けているが、光ファイバユニット1の
外周を完全に被覆する例もあり得る。但し、材料費など
からみた経済的効果は前者の方が望ましい。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、保護
管内に間隙を存した状態で収容される光ファイバユニッ
トが保護管内に蛇行した状態で引き込まれるのを防止し
得る上に、延線伸びの影響を受け難い光ファイバ複合架
空地線を提供するという所期の課題;目的を達成するこ
とができ、その効果は蓋し大きいといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ複合架空地線の実施例
を示し、(イ)は光ファイバ複合架空地線の横断面説明
図、(ロ)は光ファイバユニットの横断面説明図、
(ハ)は光ファイバユニットと保護管との組み合わせ縦
断面説明図。
【図2】従来の光ファイバ複合架空地線の例を示し、
(イ)は光ファイバ複合架空地線の横断面説明図、
(ロ)は光ファイバユニットの横断面説明図。
【符号の説明】
1 光ファイバユニット 2 保護管 3 アルミ覆鋼線 4 芯材(テンションメンバ) 5 光ファイバ素線 6 二次被覆材(テフロン) 7 摩擦係数を高くする材料;ゴム 8 光ファイバユニットと保護管との間隙 8´ 摩擦を高くする材料;ゴムと保護管との間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H001 BB02 BB05 DD04 DD07 DD11 DD15 DD18 DD24 KK06 KK19 KK22 KK24 KK25 5G319 HA01 HB03 HD01 HE04 HE08 HE12 HE13 HE14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の光ファイバ素線を有する光ファイ
    バユニットを保護管内に間隙を存した状態で収容し、こ
    の保護管の外周に地線部となる導体素線を撚り合わせて
    構成される光ファイバ複合架空地線の、前記光ファイバ
    ユニットの外面に、前記保護管内面に対して前記光ファ
    イバユニットの外面よりも摩擦係数を高くする材料を設
    け、この摩擦係数を高くする材料と前記保護管との間に
    間隙を有せしめたことを特徴とする光ファイバ複合架空
    地線。
  2. 【請求項2】前記摩擦係数を高くする材料はゴムであ
    る、請求項1記載の光ファイバ複合架空地線。
  3. 【請求項3】前記摩擦係数を高くする材料は前記光ファ
    イバユニットの外周面長手方向に開放螺旋状に巻き付け
    てなる、請求項1または請求項2記載の光ファイバ複合
    架空地線。
JP2000311718A 2000-10-05 2000-10-05 光ファイバ複合架空地線 Withdrawn JP2002117733A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467282Y1 (ko) * 2011-11-15 2013-06-04 (주)로프캠프 케이블 보호 조립체

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Effective date: 20080108