JPH0687128U - 鉄道車輌用腰掛 - Google Patents

鉄道車輌用腰掛

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JPH0687128U
JPH0687128U JP3489893U JP3489893U JPH0687128U JP H0687128 U JPH0687128 U JP H0687128U JP 3489893 U JP3489893 U JP 3489893U JP 3489893 U JP3489893 U JP 3489893U JP H0687128 U JPH0687128 U JP H0687128U
Authority
JP
Japan
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heater
pedestal
stool
storage
railway vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3489893U
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English (en)
Inventor
輝郎 原
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Koito Industries Ltd filed Critical Koito Industries Ltd
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Publication of JPH0687128U publication Critical patent/JPH0687128U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脚台下方に潜り込むことなく暖房器の取付
け、取外し、保守、点検作業等を行うことができ、また
腰掛の前方からの見栄えがよく、脚台下方の床面掃除を
容易に行うことができるようにする。 【構成】 脚台1の上面にガイド溝21,22を有する
収納部20を凹設し、この収納部20に脚台1の側方か
ら暖房器5を引き出し自在に収納する。収納後、椅子本
体2を回転装置3上に設置固定し、側板31を脚台1の
側面に固定し収納部20の側方側開口部を閉鎖する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は暖房器を備えた鉄道車輌用腰掛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道車輌においては腰掛の下面に暖房器を配設していた。図5は暖房器 を備えたこの種の鉄道車輌用腰掛の従来例を示すもので、これを概略説明すると 、1は脚台、2は脚台1上に回転装置3を介して回転自在に配設された2人掛け 用の椅子本体で、これらによって鉄道車輌用腰掛4を構成している。脚台1は下 方に開放する正面視コ字状に形成されることにより、台本体1Aと、台本体1A の両端部下面にそれぞれ設けられた左右一対の脚部1B,1Cとからなり、台本 体1Aの下面に暖房器5が複数個の止めねじ6によって固定されている。暖房器 5は、シーズヒータ7と、シーズヒータ7を収納する箱型のカバー8と、シーズ ヒータ7をカバー8の内面に碍子9を介して固定する固定金具10等で構成され ている。暖房器5の取り付けに際しては暖房器5を脚台1の下部空間11に挿入 してヒータ側コネクタ12を車輌側コネクタ13に接続し、しかる後カバー8を 台本体1Aの下面に密接して止めねじ6により固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の鉄道車輌用腰掛4にあっては暖房器5を取り 付ける際、一人の作業者が暖房器5を保持して台本体1Aの下面に密接し、他の 作業者が脚台1の下方空間11に潜り込んで暖房器5をねじ止め固定しなければ ならず、また保守、点検時においても同様に脚台1の下に作業者が潜り込む必要 がある。したがって、暖房器5の取付、取外し、保守、点検作業等が面倒で、作 業性がきわめて悪く、時間を要するという問題があった。また、暖房器5が台本 体1Aの下方に突出しているため、前方からの見栄えが悪い上、脚台下方の床面 掃除を行う際、暖房器5が邪魔になり、掃除し難いという問題もあった。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、脚台下方に潜り込む必要がなく一人の作業者でも暖房 器の取付け、取外し、保守、点検作業等を行うことができ、また前方からの見栄 えがよく、脚台下方の床面掃除を容易に行うことができるようにした鉄道車輌用 腰掛を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、椅子が設置される脚台の内部にガイド部を 有し少なくともその側面もしくは前面に開放する収納部を設け、前記ガイド部に 沿って暖房器を前記収納部内に引出し自在に収納したものである。
【0006】
【作用】
収納部は脚台内部に設けられることで、暖房器を脚台下方に突出させない。ガ イド部は暖房器を案内し収納部に引出し自在に収納する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る鉄道車輌用腰掛の一実施例を示す斜視図、図2は同腰掛の 断面図である。なお、図中図5に示した従来装置と同一構成部材のものに対して は同一符号をもって示し、その説明を省略する。これらの図において、本実施例 は椅子本体2の回転装置3が設置固定される脚台1の上面に収納部20を凹設し 、この収納部20内に暖房器5を脚台1の側方から引出し自在に収納するように 構成したものである。このため、収納部20は脚台1の長手方向全長にわたって 形成され、脚台1の上面および左右両側面に開放している。回転装置3は、脚台 1の上面中央に前後端部を脚台1の上面に固定されて配設されており、椅子本体 2を回転装置3から取り外したり、あるいは椅子本体2を図1の一点鎖線で示す ように脚台1と略直交するよう回転させると、収納部20内の暖房器5の左右両 端部を視認することができる。収納部20の深さは暖房器5の高さより深く、ま た収納部20の底面の前方および後方側隅角部には暖房器5を案内するガイド部 としてのガイド溝21,22が収納部20の全長にわたってそれぞれ形成されて いる。
【0008】 前記暖房器5は、U字状に屈曲形成されたシーズヒータ7と、シーズヒータ7 が取り付けられるカバー8と、シーズヒータ7をカバー8の内面に碍子9を介し て固定する固定金具10等で構成されている。カバー8は、金属板の折り曲げ加 工によって左右両側面および下面が開放する側面視台形状に形成されて、前後端 にそれぞれ前方および後方に略水平に折り曲げられ前記ガイド溝21,22に摺 動自在に挿入される折曲部23,24が全長にわたって一体に延設されている。 カバー8の上面には多数の放熱孔25が形成され、また上面一端部にはコネクタ 12,13同士を接続するための開口部34が開設されており、この開口部34 はコネクタ12,13を接続した後蓋26によって閉鎖されるようになっている 。そして、カバー8の内面は反射面を形成している。
【0009】 前記脚台1の底面27および収納部20の底面28には多数の放熱孔29、3 0がそれぞれ形成されている。脚台1の左右両側面には収納部20の側方側開口 部を閉鎖する側板31がそれぞれ止めねじ32によって固定されている。
【0010】 このような構成からなる鉄道車輌用腰掛において、暖房器5の取付けに際して は、脚台1の一側からカバー8の折曲部23,24をガイド溝21,22に差し 込んでスライドさせ、暖房器5を収納部20に挿入する。暖房器5を収納部20 の所定位置に収納した後、蓋26をカバー8から外して開口部25に手を差し込 んでヒータ側コネクタ12を車輌側コネクタ13に接続し、再び蓋26をカバー 8の上面に固定して開口部25を塞ぐ。しかる後椅子本体2を回転装置3の回転 板33上に設置固定すると共に、側板31を脚台1の側面に止めねじ32によっ て固定し、収納部20の側方側開口部を塞ぐことで、腰掛4の組立および暖房器 5の組付け作業を完了する。
【0011】 かくしてこのような鉄道車輌用腰掛にあっては、暖房器5を脚台1の側方から 収納部20内に収納するように構成したので、脚台1の下方に潜り込んで取り付 ける必要がなく、取付作業さらには取外し、保守、点検作業を一人の作業者でも 行うことができ、図5に示した従来の腰掛に比べてこれら作業が著しく簡単かつ 容易である。また、暖房器5を脚台1の内部に完全に収納することができるので 、台本体1Aの下方に突出せず、腰掛4の前方からの見栄えが良好で、脚台1下 方の床面掃除を容易にする。さらに、コネクタ12と13の接続作業も脚台1の 上方から行うことができるので容易である。
【0012】 図3は本考案の他の実施例を示す一部破断正面図、図4は断面図である。この 実施例は脚台1の台本体1A内に前方に開放する収納部20を設け、脚台1の前 方から暖房器5を収納部20内に引き出し自在に挿入配置し、収納部20の前面 開口部を前面板35によって閉鎖するように構成したものである。収納部20の 底面左右両隅角部にはガイド溝21,22が対設されている。暖房器5のカバー 8は、正面視台形状に形成され、左右両端部にガイド溝21,22にそれぞれ摺 動自在に挿入される折曲部23,24が一体に設けられている。36は前面板3 5を脚台1の前面に固定するための止めねじ、37はねじ孔である。 その他の構成は上記実施例と略同様である。
【0013】 このような構成においては、暖房器5の取付け、取外し、保守点検作業および コネクタ12,13の接続作業等を腰掛4の前方から行うことができる利点を有 する。また、この場合は、カバー8にコネクタ接続のための開口部25(図1) を設けたり、蓋26を設ける必要がなく、上記実施例に比べて構造が簡単である 。更に、上記実施例においては脚台1の側方から暖房器5を出し入れする必要が あるため、暖房器5を車輌の通路間隔より短く設定する必要があるが、本実施例 においては脚台1の前方から出し入れする構造のため、長さを脚台1の長さの範 囲内で自由に変更し得る利点を有する。
【0014】 なお、上記実施例はいずれも脚台1に1つの収納部20を設け、この収納部2 0に1つの暖房器5を収納するようにした場合について説明したが、本考案はこ れに何等特定されるものではく、複数個の収納部を設け、その夫々に暖房器を収 納したり、あるいは1つの収納部内に複数個の暖房器を収納するようにしてもよ いことは勿論である。また、椅子本体2は脚台1に対して必ずしも回転自在でな くてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る鉄道車輌用腰掛は、脚台内部に設けた収納部 に暖房器を脚台の側方もしくは前方からガイド部に沿って引き出し自在に収納す るように構成したので、一人でも暖房器の取付、取外し、保守点検作業等を行う ことができ、作業性を向上させることができる。また脚台下方に暖房器が突出し ないので、前方からの見栄えが良好で、脚台下方の床面掃除も容易であるなど、 その実用的効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る鉄道車輌用腰掛の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】同腰掛の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す一部破断正面図であ
る。
【図4】断面図である。
【図5】従来の鉄道車輌用腰掛の要部正面図である。
【符号の説明】 1 脚台 2 椅子本体 3 回転装置 4 鉄道車輌用腰掛 5 暖房器 7 シーズヒータ 8 カバー 12 ヒータ側コネクタ 13 車輌側コネクタ 20 収納部 21,22 ガイド溝 23,24 折曲部 31 側板 35 前面板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子本体が設置される脚台の内部にガイ
    ド部を有し少なくともその側面もしくは前面に開放する
    収納部を設け、前記ガイド部に沿って暖房器を前記収納
    部内に引出し自在に収納したことを特徴とする鉄道車輌
    用腰掛。
JP3489893U 1993-06-03 1993-06-03 鉄道車輌用腰掛 Pending JPH0687128U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3489893U JPH0687128U (ja) 1993-06-03 1993-06-03 鉄道車輌用腰掛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3489893U JPH0687128U (ja) 1993-06-03 1993-06-03 鉄道車輌用腰掛

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0687128U true JPH0687128U (ja) 1994-12-20

Family

ID=12427008

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JP3489893U Pending JPH0687128U (ja) 1993-06-03 1993-06-03 鉄道車輌用腰掛

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139610A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 Lion Corp 毛髪化粧料組成物
JPS60169109A (ja) * 1984-02-14 1985-09-02 Toshiba Corp 超電導装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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