JPH0686886U - 紙コップ用廃棄箱 - Google Patents

紙コップ用廃棄箱

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JPH0686886U
JPH0686886U JP157092U JP157092U JPH0686886U JP H0686886 U JPH0686886 U JP H0686886U JP 157092 U JP157092 U JP 157092U JP 157092 U JP157092 U JP 157092U JP H0686886 U JPH0686886 U JP H0686886U
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paper cup
waste box
detector
plate
unit
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JP157092U
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Inventor
尚人 尾崎
和夫 中山
Original Assignee
株式会社オー・アンド・エムシステムズ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙コップを効率良く収容する。 【構成】 紙コップの挿入を検出し、これにより駆動手
段を動作させ、紙コップを押し潰して行く。そして押し
潰した後、紙コップ自体の自重により落下させて収容す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙コップの廃棄に用いて好適な紙コップ用廃棄箱に係わり、特に紙 コップの回収効率の向上を図った紙コップ用廃棄箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、紙コップを使用して飲料水の供給を行う給水機が開発されており、 店先等に設置されている。また、この装置に隣接して使用後の紙コップを廃棄す るための廃棄箱が設置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の廃棄箱は単なる箱体のものであって、中に入れたビニール袋 に使用後の紙コップがそのままの形で収容されることから、収容できる数に限界 があった。したがって、多いときにはビニール袋を何回も交換しなければならず 、維持費がかかるという問題があった。
【0004】 本考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、紙コップを効率良く収容でき 、これによって維持費を低く抑えることができる紙コップ用廃棄箱を提供するこ とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の紙コップ用廃棄箱は、紙コップを挿入 する挿入口の下方に回転方向を垂直方向に向けて配置され、その表面上に幅方向 に沿う複数の棒状の突起部が互いに離間して取付けられたローラと、該ローラを 回転駆動する駆動部と、長さ方向を略垂直方向に向けて前記ローラから離間して 配置されると共に上端を回動自在とし更に前記ローラの前記各棒部材を通過させ るための複数の孔が開けられた押え板と、一端を前記押え板の下端に接するよう にして配置されその弾性強度を前記ローラが前記紙コップを前記押え板に対して 押え付けたときに該紙コップが潰れる程度の力よりも若干大きめに設定した弾性 部材と、廃棄口より挿入された物体を検出する検出器と、該検出器による検出結 果に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、前記ローラ、前記駆動部、前記押 え板、前記弾性部材、前記検出器及び前記制御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃 棄箱上部を装着する廃棄箱下部とを備えたことを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の紙コップ用廃棄箱は、紙コップを挿入する挿入口の下方に、下 端同士が接するように下方へ行くにしたがって接近させて配置される第1,2の ベルト式搬送部と、該第1,2のベルト式搬送部を同時に駆動する駆動部と、前 記第1,2のベルト式搬送部の下端より下方に配置される仕切部材と、廃棄口よ り挿入された物体を検出する検出器と、該検出器の検出結果に基づいて前記駆動 部を制御する制御部と、前記第1,2のベルト式搬送部、前記駆動部、前記仕切 部材、前記検出器及び前記制御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着 する廃棄箱下部とを備え、前記第1のベルト式搬送部は固定され前記第2のベル ト式搬送部はその上端部分を回動自在とすると共にその下端部分を紙コップを押 し潰す力よりも若干大きめに設定した弾性強度を有する弾性部材により前記第1 のベルト式搬送部方向に押し付けるようにしたことを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の紙コップ用廃棄箱は、紙コップが挿入される開口部を水平方向 に対して斜め上方にして配置した挟み込み部と、該挟込み部による加圧力が前記 紙コップを押し潰す力よりも若干大きめになるように該挟込み部を駆動する駆動 部と、廃棄口より挿入された物体を検出する検出器と、該検出器の検出結果に基 づいて前記駆動部を制御する制御部と、前記挟込み部、前記駆動部、前記検出器 及び前記制御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着する廃棄箱下部と を備えることを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の紙コップ用廃棄箱は、押込み板と、挿入される紙コップの側面 に対して前記押込み板を前後に移動させる駆動部と、前記押込み板に対向配置さ れ観音開きする二枚の受け板と、該各受け板の各々を前記押込み板の方向へ前記 紙コップを押し潰す力よりも若干大きめの強度で引張る弾性部材と、廃棄口より 挿入された物体を検出する検出器と、該検出器の検出結果に基づいて前記駆動部 を制御する制御部と、前記押込み板、前記駆動部、前記各受け板、前記弾性部材 、前記支持板、前記検出器及び前記制御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上 部を装着する廃棄箱下部とを備えることを特徴とする。
【0009】 請求項5記載の紙コップ用廃棄箱は、紙コップの挿入方向に配置され該紙コッ プの重量で略水平に釣合う天秤部と、押込み板と、前記天秤部に載った前記紙コ ップの側面に対して前記押込み板を前後に移動させる駆動部と、前記天秤部より 前記押込み板から離れる方向に固定配置される受け板と、該受け板と前記天秤部 との間に形成され前記紙コップの底面の直径以下の幅の空隙部と、前記天秤部に 載った物体を検出する検出器と、該検出器の検出結果に基づいて前記駆動部を制 御する制御部と、前記天秤部、前記押込み板、前記駆動部、前記受け板、前記検 出器及び前記制御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着する廃棄箱下 部とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1記載の構成によれば、紙コップの挿入が検出されると、駆動部が動作 し、ローラが回転を始める。そして紙コップがローラに設けられた棒状の突起部 と押え板との間に運ばれ、突起部と押え板により押し潰されて行く。そして押し 潰された後に排出され、自重により落下し、廃棄箱下部に収容される。
【0011】 一方、紙コップ以外の硬度の高い物例えば空き缶が挿入されると、これがロー ラと押え板との間に挟まれた際に、ローラによる加圧力が弾性部材の弾性力より も大となり、このため押え板がローラから逃げる方向へ開いて行く。この結果、 空き缶は破壊されることなく自重により落下し、廃棄箱下部に収容される。
【0012】 請求項2記載の構成によれば、紙コップの挿入が検出されると、駆動部が動作 し、各ベルトが回転を始める。そして、これらベルトの回転により紙コップが徐 々に下方へ運ばれ、押し潰されて行く。そして押し潰されながら各ベルトから排 出されて行き、完全に排出した後は自重により落下し、廃棄箱下部に収容される 。
【0013】 一方、例えば空き缶が挿入されると、これが各ベルトにより下方へ運ばれて行 くが、硬度が高いため弾性部材の弾性力に打ち勝ち、これにより第1のベルト式 搬送部はその上端部を中心にして開いて行く。この結果、空き缶は破壊されるこ となく第1のベルト式搬送部側から排出された後自重により落下し、廃棄箱下部 に収容される。
【0014】 請求項3記載の構成によれば、紙コップが挿入され、挟み込み部に到達すると 、これが検出され駆動部が動作する。これにより紙コップは挟み込み部に挟み込 まれ押し潰されて行く。そして押し潰された後、駆動部は逆動作し挟み込み部が 徐々に開いて行く。そしてある程度開いた後、挟み込み部の傾斜により紙コップ は落下し、廃棄箱下部に収容される。
【0015】 一方、例えば空き缶が挿入され、挟み込み部にて挟み込まれて行くと、硬度が 高いことから駆動部のクラッチ機構が動作し空回りする。そしてこの状態を検出 した駆動部は逆動作を開始し、挟み込み部が開いて行く。そして挟み込み部の傾 斜により空き缶は自重により落下し、廃棄箱下部に収容される。
【0016】 請求項4記載の構成によれば、紙コップの挿入が検出されると、駆動部が動作 し、押込み板が紙コップへ向けて移動を開始する。これにより受け板と共に紙コ ップが押し潰されて行く。そして、押し潰された紙コップは自重により落下し、 廃棄箱下部に収容される。そして、押込み板が所定の位置まで到達すると、駆動 手段が逆動作し押込み板は元に位置へ戻る。
【0017】 一方、例えば空き缶が挿入されると、硬度が高いことから、押込み板による空 き缶への押圧力が受け板を押込み板側に保持している弾性部材の弾性力に打ち勝 ち、これにより受け板は押込み板から逃げる方向へ開いて行く。そして、空き缶 は破壊されることなく自重により落下し、廃棄箱下部に収容される。
【0018】 請求項5記載の構成によれば、紙コップが挿入されて天秤部上に載ると、天秤 部は略水平に釣合い紙コップは落下しない。紙コップの挿入が検出されると、駆 動部が動作を開始する。これにより押込み板が紙コップへ向けて移動を開始し、 受け板と共に紙コップが押し潰されて行く。そして、押し潰された紙コップは空 隙部より落下し、廃棄箱下部に収容される。
【0019】 一方、例えば空き缶が挿入されると、紙コップよりも自重が重いことから、天 秤部は水平に釣合わず、バランスが崩れて空き缶はそのまま落下し、廃棄箱下部 に収容される。
【0020】
【実施例】
以下、図面を参照し、本考案の実施例を説明する。 〔第1実施例〕 図1は本考案の第1実施例による紙コップ用廃棄箱の内部構成を示す正面図で ある。この図において、1は断面コ字状に形成された廃棄箱上部であり、その上 部には紙コップ挿入用の挿入口2が形成されている。3は紙コップ検出用の検出 器であり、図示のように挿入口2に取付けられている。この検出器3は発光素子 と光検出素子とから構成されており、紙コップ4が前方を通過する毎に検出信号 を出力する。
【0021】 5は円柱形状のローラであり、図2に示すように、その幅方向に沿って複数の 棒状の突起部6,6,…が互いに離間して取付けられている。7はモータ(図2 )であり、ローラ5を回転駆動する。8はローラ5の突起部検出用の検出器であ り、上述した検出器3と同様に発光素子と受光素子とから構成されており、突起 部6が前方を通過する毎に検出信号を出力する。
【0022】 9は押え板であり、ローラ5に近接配置されている。この場合、ローラ5との 間の距離は紙コップ4の底面の径よりも短くなるように決定されている。この押 え板9は、その上端が回動自在に支持され、垂直方向に回転できるようになって いる。また、この押え板9には図2に示すように、その長さ方向に沿って孔10 ,10,…が開けられており、これら孔10,10,…に上記ローラ5に取付け られた突起部6,6,…が通過できるようになっている。
【0023】 図1に戻り、11はバネ部材であり、図面左端が押え板9の下端部分に接触す るように配置されている。このバネ部材11の弾性力は、ローラ5による紙コッ プ4への圧縮力より若干大きめに設定されている。このように弾性力を設定した バネ部材11により、紙コップ以外の硬度の高い物、例えば空き缶や空き瓶等が 挿入された場合に押え板9がこれらから逃げる方向へ開くので、これらは単にロ ーラ5と押え板9との間を通過して行くことになる。一方、紙コップの場合は押 え板9はそのままの状態を維持するので、この押え板9とローラ5とによって押 し潰される。
【0024】 12は仕切部材であり、押え板9の下端部分のローラ5寄りに配置されている 。この仕切部材12により紙コップ4とそれ以外の空き缶や空き瓶等が分けられ る。 図2において、13は制御部であり、検出器3,8の各出力に基づいてモ ータ7の制御を行う。この場合、検出器8の出力に基づいてモータ7の動作を停 止させる。また、検出器3の出力に基づいてモータ7の動作を開始させる。
【0025】 図1に戻り、14は断面コ字状に形成された廃棄箱下部であり、上述した廃棄 箱上が装着できるように形成されている。通常、この廃棄箱下部内にはその図面 右側に紙コップを収容するためのごみ袋(図示略)を装着し、図面左側に紙コッ プ以外の硬い物を収容するためのごみ袋(図示略)を装着する。
【0026】 このような構成の紙コップ用廃棄箱において、紙コップ4が挿入されると、検 出器3の前方を通過した後、ローラ5と押え板9との間に収まる。紙コップ4の 挿入が検出されると、その出力が制御部13に供給される。これにより制御部1 3はモータ7に電源を供給し、動作させる。
【0027】 モータ7に電源が供給されると、ローラ5が回転を開始し、押え板9との間で 紙コップ4を押し潰して行く。この場合、バネ部材11の弾性力が紙コップ4を 押し潰す加圧力よりも若干大きめに設定されているので、押え板9は紙コップ4 から逃げる方向へは開かず、そのままの状態を維持する。
【0028】 押し潰された紙コップ4は落下し、廃棄箱下部13内に装着された紙コップ用 のごみ袋に収容される。 一方、空き缶や空き瓶などの硬いものが挿入されると、押え板9が、これらか ら逃げる方向へ開く。これによって、空き缶や空き瓶などはそのまま落下し、廃 棄箱下部13内に装着された紙コップ以外の硬い物を収容するためのごみ袋に収 容される。
【0029】 〔第2実施例〕 図3は本考案の第2実施例による紙コップ用廃棄箱の内部構成を示す正面図で ある。なお、この図において、前述した図1と共通する部分には同一の符号を付 けてその説明を省略する。
【0030】 図3において、23,24は各々ベルト式搬送部である。この場合、ベルト式 搬送部23は図示のように垂直方向に対して傾斜させて固定配置されており、ベ ルト式搬送部24はその上端部分が回動自在に支持され、その下端部分がバネ部 材(図示略)によりベルト式搬送部23の方へ引き付けられている。バネ部材は 、その弾性力をベルト式搬送部23,24にて紙コップ4を押し潰す力よりも若 干大きめに設定されている。また、ベルト式搬送部23,24の各々のベルトV の表面には凹凸部が形成されている。
【0031】 26はモータであり、これとベルト式搬送部23,24との間で張設されてい るベルトVtによりベルト式搬送部23,24を駆動する。27は仕切部材であ り、各ベルト式搬送部23,24の下端の下方に配置されている。28は制御部 であり、検出器3の出力に基づいてモータ26を所定時間動作させる。
【0032】 このような構成の紙コップ用廃棄箱において、紙コップ4が挿入されると、こ れが検出器3の前方を通過した後、ベルト式搬送部23,24の間に収まる。検 出器3により紙コップ4の挿入が検出されると、その出力が制御部28に供給さ れる。これにより制御部28はモータ26に電源を供給し、所定時間動作させる 。
【0033】 モータ26に電源が供給されると、ベルト式搬送部23,24の各ベルトVが 回転を開始し、紙コップ4を下方へ移動させながら押し潰して行く。この場合、 バネ部材25の弾性力が紙コップ4を押し潰す加圧力よりも若干大きめに設定さ れているので、ベルト式搬送部24は紙コップ4から逃げる方向へは開かずその ままの状態を維持する。そして押し潰された紙コップ4は落下し、廃棄箱下部1 4内に装着された紙コップ用のごみ袋に収容される。
【0034】 一方、空き缶や空き瓶などの硬いものが挿入されると、ベルト式搬送部24が 紙コップ4から逃げる方向へ開いて行く。これにより空き缶や空き瓶などは、そ のまま落下して廃棄箱下部14内に装着された紙コップ以外の硬い物を収容する ためのごみ袋に収容される。
【0035】 〔第3実施例〕 図4は本考案の第3実施例による紙コップ用廃棄箱の内部構成を示す正面図で ある。なお、この図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付け てその説明を省略する。
【0036】 この図において、30は断面略コ字状に形成された廃棄箱上部であり、その上 部右側部分には紙コップ挿入用の挿入口31が形成されている。検出器3は図示 のように挿入口31の近傍に取付けられている。
【0037】 33は断面略V字状に形成された挟込み部であり、その開口部側を挿入口31 に対して180度逆向きに、かつ水平方向に対して対して斜め上向きに配置され ている。この挟込み部33には図示のようにボールネジ34が取付けられており 、これの回転により開閉するようになっている。35はモータであり、挟込み部 33のボールネジ34を回転させる。
【0038】 36は制御部であり、検出器3の出力に基づいてモータ35を所定時間動作さ せる。そして所定時間経過した後はモータ35に供給する電源の極性を切替えて 逆回転させる。この場合、モータ35を動作させる時間は挟込み部33が完全に 開いた位置から紙コップ4を押し潰したときの厚み程度の位置までに設定されて いる。
【0039】 また、制御部36はモータ35への負荷電流を検出し、その検出値が予め設定 された値を超えた場合にモータ35に供給する電源の極性を切替える機能を有し ている。この場合、設定値は挟込み部33が紙コップ4を押し潰すときに要する 力よりも若干大きめの値に対応させている。これにより紙コップ4よりも硬い物 を挟み込んだ場合、制御部36はモータ35を逆回転させてその物を押し潰さず に排出する。
【0040】 このような構成の紙コップ用廃棄箱において、紙コップ4が挿入されると、こ れが検出器3の前方を通過した後、挟込み部33に収まる。紙コップ4の挿入が 検出されると、その出力が制御部36に供給される。これにより制御部36はモ ータ35に電源を供給し、所定時間動作させる。
【0041】 モータ35が動作すると、挟込み部33が閉って行き、紙コップ4を押し潰し て行く。そして、挟込み部33が所定の位置まで閉ると、モータ35に供給され る電源の極性が切替わり挟込み部33は元の位置まで開いて行く。これにより、 押し潰された紙コップ4は挟込み部33の傾斜により落下し、廃棄箱下部14内 に収容される。
【0042】 一方、空き缶や空き瓶などの硬いものが挿入されると、モータ35の負荷電流 が所定値を超え、これによりモータ35に供給される電源の極性が切替わり、挟 込み部33は元の位置まで開いて行く。そして挟込み部33が開くと、空き缶や 空き瓶などはそのまま落下して廃棄箱下部14内に収容される。
【0043】 〔第4実施例〕 図5は本考案の第4実施例による紙コップ用廃棄箱の内部構成を示す正面図で ある。なお、この図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付け てその説明を省略する。
【0044】 この図において、43は挟込み部であり、図6に示すように挿入される紙コッ プ4の側面に対向配置される押込み板44と、この押込み板44を挿入される紙 コップ4の方向に規制する側板45,46と、押込み板44を紙コップ4の側面 に対して前後に移動させるモータ47と、押込み板44に対向配置される観音開 きする受け板48,49と、これら受け板48,49を押込み板側に引き付ける バネ部材50,51とを有して構成されている。
【0045】 上記バネ部材50,51の弾性力は、押込み板44と受け板48,49とによ り紙コップ4を押し潰すときに要する力よりも若干大きめに設定されている。こ れにより、紙コップ4よりも硬い物を挟み込んだ場合には受け板48,49は押 込み板44から逃げる方向に開いて行く。この結果、紙コップ4よりも硬い物は 潰されることなく排出される。
【0046】 図5に戻り、52は制御部であり、検出器3の出力に基づいてモータ47を所 定時間動作させる。そして所定時間経過した後、モータ47に供給する電源の極 性を切替えて逆回転させる。この場合モータ47を動作させる時間は、押込み板 44がモータ47に最接近した位置から受け板48,49を押込み板44の移動 方向に対して直角になる位置までに設定されている。
【0047】 このような構成の紙コップ用廃棄箱において、紙コップ4が挿入されると、こ れが検出器3の前方を通過した後、挟込み部43に収まる。紙コップ4の挿入が 検出されると、その出力が制御部52に供給される。これにより制御部52はモ ータ47に電源を供給し、所定時間動作させる。
【0048】 モータ47が動作を開始すると、押込み板44が紙コップ4へ向けて移動して 行き、紙コップ4を受け板48,49まで移動させた後、受け板48,49とに より押し潰して行く。そして押込み板44が所定の位置まで到達すると、押し潰 された紙コップ4は落下し、廃棄箱下部14内に収容される。また、押込み板4 4が所定の位置まで到達した時点でモータ47に供給される電源の極性が切替わ り、押込み板44が元の方向へ移動を開始する。
【0049】 一方、空き缶や空き瓶などの硬いものが挿入されると、受け板48,49が押 込み板44から逃げる方向へ開いて行く。これにより空き缶や空き瓶などはその まま落下して、廃棄箱下部14内に収容される。
【0050】 〔第5実施例〕 図7は本考案の第5実施例による紙コップ用廃棄箱の挟込み部55の構成を示 す斜視図である。なお、この実施例の挟込み部55以外は上記第4実施例と同様 であるので、図示及び説明は省略する。
【0051】 この図において、挟込み部55は挿入される紙コップ4の側面に対向配置され る押込み板56と、この押込み板56を挿入される紙コップ4の方向に規制する 側板57,58と、押込み板56を紙コップ4の側面に対して前後に移動させる モータ59と、押込み板56に対向して側板57,58に固定される受け板60 と、受け板60の押込み板56側に配置され、側板58に支持される天秤部61 と、紙コップ等の物体を検出する検出器3とを有して構成されている。この場合 、検出器3は側板58に取付けられている。
【0052】 上記天秤部61は紙コップ4が載る程度で略釣合うように設定されている。こ のように設定することにより、紙コップ4よりも自重の重い空き缶等が載った場 合にはバランスが崩れ図8に示すようにその空き缶等は落下する。
【0053】 天秤部61と受け板60との間には紙コップ4の底面の直径以下の幅の空隙部 62が設けられている。この空隙部62から押込み板56と受け板60とにより 押し潰された紙コップ4が落下する。
【0054】 このような構成の紙コップ用廃棄箱において、紙コップ4が挿入されると、こ れが検出器3により検出された後、天秤部61上に載る。この場合、天秤部61 は紙コップ4の自重で略水平に釣合うので、紙コップ4は天秤部61上に載った ままになる。紙コップ4の挿入が検出されると、検出器3の出力が制御部52に 供給される。これにより制御部52はモータ59を所定時間動作させる。
【0055】 モータ59が動作を開始すると、押込み板56が紙コップ4へ向けて移動して 行き、紙コップ4を受け板60まで移動させる。そして受け板60とにより紙コ ップ4を押し潰して行く。押し潰された紙コップ4は空隙部62から落下し、廃 棄箱下部14内に収容される。押込み板56が所定の位置まで到達すると、その 時点でモータ59に供給される電源の極性が切替わり、押込み板56が元の方向 へ移動を開始する。
【0056】 一方、空き缶や空き瓶などの紙コップ4よりも自重の重いものが挿入された場 合、天秤部61は水平に釣合わずバランスが崩れて落下する。これにより空き缶 や空き瓶などはそのまま廃棄箱下部14内に収容される。
【0057】
【考案の効果】 以上説明したように本考案による紙コップ廃棄箱は、投入された紙コップの挿 入を検出し、この検出結果に基づいて駆動手段を動作させて紙コップを押し潰し 、その後、収容するようにしたので、効率の良い収容ができ、これによって交換 回数が少なくて済むことから経費の節減ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による紙コップ用廃棄箱の
内部構成を示す正面図である。
【図2】同実施例による紙コップ用廃棄箱の内部構成を
示す側面図である。
【図3】本考案の第2実施例による紙コップ用廃棄箱の
内部構成を示す正面図である。
【図4】本考案の第3実施例による紙コップ用廃棄箱の
内部構成を示す正面図である。
【図5】本考案の第4実施例による紙コップ用廃棄箱の
内部構成を示す正面図である。
【図6】同実施例による挟込み部の構成を示す斜視図で
ある。
【図7】本考案の第5実施例による紙コップ用廃棄箱の
挟込み部の構成を示す斜視図である。
【図8】同実施例の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,30 廃棄箱上部 2,31 挿入口 3,8 検出器 4 紙コップ 5 ローラ 6 突起部 7,26,35,47,59 モータ(駆動部) 9 押え板 10 孔 11,50,51 バネ部材(弾性部材) 12,27 仕切部材 13,28,36,52 制御部 14 廃棄箱下部 23 ベルト式搬送部(第1のベルト式搬送部) 24 ベルト式搬送部(第2のベルト式搬送部) 33,43,55 挟込み部 34 ポールネジ 44,56 押込み板 45,46,57,58 側板 48,49,60 受け板 61 天秤部 62 空隙部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙コップを挿入する挿入口の下方に回転
    方向を垂直方向に向けて配置され、その表面上に幅方向
    に沿う複数の棒状の突起部が互いに離間して取付けられ
    たローラと、該ローラを回転駆動する駆動部と、長さ方
    向を略垂直方向に向けて前記ローラから離間して配置さ
    れると共に上端を回動自在とし更に前記ローラの前記各
    棒部材を通過させるための複数の孔が開けられた押え板
    と、一端を前記押え板の下端に接するようにして配置さ
    れその弾性強度を前記ローラが前記紙コップを前記押え
    板に対して押え付けたときに該紙コップが潰れる程度の
    力よりも若干大きめに設定した弾性部材と、廃棄口より
    挿入された物体を検出する検出器と、該検出器による検
    出結果に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、前記
    ローラ、前記駆動部、前記押え板、前記弾性部材、前記
    検出器及び前記制御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄
    箱上部を装着する廃棄箱下部とを備えたことを特徴とす
    る紙コップ用廃棄箱。
  2. 【請求項2】 紙コップを挿入する挿入口の下方に、下
    端同士が接するように下方へ行くにしたがって接近させ
    て配置される第1,2のベルト式搬送部と、該第1,2
    のベルト式搬送部を同時に駆動する駆動部と、前記第
    1,2のベルト式搬送部の下端より下方に配置される仕
    切部材と、廃棄口より挿入された物体を検出する検出器
    と、該検出器の検出結果に基づいて前記駆動部を制御す
    る制御部と、前記第1,2のベルト式搬送部、前記駆動
    部、前記仕切部材、前記検出器及び前記制御部を内蔵す
    る廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着する廃棄箱下部と
    を備え、前記第1のベルト式搬送部は固定され前記第2
    のベルト式搬送部はその上端部分を回動自在とすると共
    にその下端部分を紙コップを押し潰す力よりも若干大き
    めに設定した弾性強度を有する弾性部材により前記第1
    のベルト式搬送部方向に押し付けるようにしたことを特
    徴とする紙コップ用廃棄箱。
  3. 【請求項3】 紙コップが挿入される開口部を水平方向
    に対して斜め上方にして配置した挟み込み部と、該挟込
    み部による加圧力が前記紙コップを押し潰す力よりも若
    干大きめになるように該挟込み部を駆動する駆動部と、
    廃棄口より挿入された物体を検出する検出器と、該検出
    器の検出結果に基づいて前記駆動部を制御する制御部
    と、前記挟込み部、前記駆動部、前記検出器及び前記制
    御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着する
    廃棄箱下部とを備えることを特徴とする紙コップ用廃棄
    箱。
  4. 【請求項4】 押込み板と、挿入される紙コップの側面
    に対して前記押込み板を前後に移動させる駆動部と、前
    記押込み板に対向配置され観音開きする二枚の受け板
    と、該各受け板の各々を前記押込み板の方向へ前記紙コ
    ップを押し潰す力よりも若干大きめの強度で引張る弾性
    部材と、廃棄口より挿入された物体を検出する検出器
    と、該検出器の検出結果に基づいて前記駆動部を制御す
    る制御部と、前記押込み板、前記駆動部、前記各受け
    板、前記弾性部材、前記支持板、前記検出器及び前記制
    御部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着する
    廃棄箱下部とを備えることを特徴とする紙コップ用廃棄
    箱。
  5. 【請求項5】 紙コップの挿入方向に配置され該紙コッ
    プの重量で略水平に釣合う天秤部と、押込み板と、前記
    天秤部に載った前記紙コップの側面に対して前記押込み
    板を前後に移動させる駆動部と、前記天秤部より前記押
    込み板から離れる方向に固定配置される受け板と、該受
    け板と前記天秤部との間に形成され前記紙コップの底面
    の直径以下の幅の空隙部と、前記天秤部に載った物体を
    検出する検出器と、該検出器の検出結果に基づいて前記
    駆動部を制御する制御部と、前記天秤部、前記押込み
    板、前記駆動部、前記受け板、前記検出器及び前記制御
    部を内蔵する廃棄箱上部と、該廃棄箱上部を装着する廃
    棄箱下部とを備えることを特徴とする紙コップ用廃棄
    箱。
JP157092U 1992-01-20 1992-01-20 紙コップ用廃棄箱 Withdrawn JPH0686886U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142236A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Techno Medica:Kk 使用済みハルンカップ処理装置付き尿自動分注装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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