JP2001080704A - 容積廃棄物減容装置、容積廃棄物減容収集器及び容積廃棄物減容収容システム - Google Patents

容積廃棄物減容装置、容積廃棄物減容収集器及び容積廃棄物減容収容システム

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JP2001080704A
JP2001080704A JP26146799A JP26146799A JP2001080704A JP 2001080704 A JP2001080704 A JP 2001080704A JP 26146799 A JP26146799 A JP 26146799A JP 26146799 A JP26146799 A JP 26146799A JP 2001080704 A JP2001080704 A JP 2001080704A
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waste
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roll
belt
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Fusao Yokoyama
房男 横山
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Honko Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容積廃棄物を確実に減容化して廃棄収集量を
著しく減少させる減容装置の提供。特に、ファーストフ
ード店での使い捨て飲食用容器類のセルフサービス処理
に適する安価で小型、且つ安全で簡便な操作が可能な減
容装置の提供。 【解決手段】 少なくとも固定された上部プーリと弾性
付勢され揺動可能な下部プーリに架設され回動可能な一
の揺動ロールベルトと固定された上下部の各プーリに架
設される固定ロールベルトとがV字状に対をなし、開放
された上方開放部と揺動可能に押圧接触された下方接触
部を形成して構設され、各ロールベルトが凹凸状表面を
有し、一対のロールベルトが下方接触部で表面凹凸部を
互いに噛合わせて回転することにより上方開放部に投入
される容積物を下方接触部方向に移動させて下方接触部
を通過させて変形減容化する容積廃棄物減容装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容積廃棄物減容装
置、容積廃棄物減容収集器及び容積廃棄物減容収容シス
テムに関し、例えば飲食用の使い捨て容器等の所定の空
容積を保持する容器類の容積を簡便に且つ安全に減容し
てコンパクトな廃棄物とする容積廃棄物減容装置、容積
廃棄物減容収集器及び容積廃棄物減容収容システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種産業の進展、社会生活の様式
及び周辺環境の変化に伴い、廃棄物の種類と量が急増し
社会的に大きな問題となっている。そのため廃棄物をで
きるだけ減らすこと、リサイクルにより資源の再利用を
図ることの必要性が指摘されている。廃棄量の減少とし
ては廃棄物そのものを減らす減量化が最重要課題である
が、廃棄される形態において容積を減らす減容化もゴミ
処理における重要課題となっている。例えば、殆どの市
街地で見かけられるハンバーガーショップ等のファース
トフード店で供される飲食用容器類は使い捨てされてい
る。この場合、一般に飲食者のセルフサービスで飲食後
の容器類を廃棄処理する方式が採用されている。通常、
飲食者が所定の廃棄収容器内に容器類を投入する方式で
あり、収容器内にセットした袋に収集しその後廃棄処理
されている。廃棄収容器内に投入された容器類は、潰さ
れているものもあるが、殆どはそのままの空容積を保持
した状態である。従って、廃棄収容器内にセットされる
収集袋は比較的短時間で満杯になる。このため収集袋の
交換を頻繁に行う必要があり、交換作業が煩雑であると
同時に大量の満杯の収集袋を廃棄するまでの保管域を確
保する必要もある。更に、自治体等によるそれらの収集
処理作業にも影響する。
【0003】上記したようにゴミの減容化は従来から種
々問題にされており、減容のための機械、装置等も各種
提案され実用化されている。例えば、リサイクルされる
缶類やペットボトル類等の所定の空容積を保持する廃棄
物は、回収する前に減容化することが自治体等により推
進されている。これらの減容化のために、従来、プレス
機械や金属ローラで圧壊する装置が使用されている。し
かし、プレス機械では各種制御系を要するため大型とな
る。また、金属ローラを用いる場合は、操作時に大騒音
を発生する等で周辺環境に及ぼす影響が大きく、自治体
の所定個所で定期的に処理する場合は、ある程度容認さ
れ得るが商業地区等で営業時又は終業後に使用するのは
問題がある。更に、金属ローラ間で容器類を押しつぶす
場合、ロール径とロール間の間隙を容器額の材料や大き
さ等の形態により調整する必要がある。ロール間隙が大
きすぎると十分に圧縮できず、間隙が少ないと詰る等の
ためである。更にまた、従来の減容化装置は、ある特定
者が操作することを想定にしており、必ずしも不特定多
数の飲食者の安全で且つ簡便な操作を前提になされてい
るものでない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したフ
ァーストフード店等で供される飲食用使い捨て容器類等
の相当の空容積を保持する廃棄物の廃棄処理における問
題に鑑み、それらを簡便且つ安全に減容化する容積廃棄
物減容収集器の提供を目的とする。更に、それらから一
般的な嵩高く空容積を保持する容器類の容積廃棄物減容
化装置及び減容収集システムの提供を目的とする。発明
者らは、上記目的を達成するため、ファーストフード店
での飲食後の容器類の廃棄方式について鋭意検討した。
その結果、(1)例えば、ペットボトルの回収において
内部空気を吸引減圧する減容化方式では一旦吸引変形し
たボトル形態が戻ることもあることから、第1には廃棄
する容器類を確実に減容化すること、(2)飲食後容器
の廃棄は不特定多数の飲食者自身であることと、装置に
投入されるものが供された飲食用容器類のみとは限らな
いことから、第2には簡便な操作で安全性を確保し、且
つ、故意に或いは不注意で灰皿や指輪等の固形物が同時
に投入された場合に対応できること、(3)既存の廃棄
収容器が設置されていることから、第3には大きさ等の
形態が従来と大差なく大型化は避けたいことであった。
発明者らは、更に、上記の検討結果に基づく減容化方式
を開発するために種々の試行を繰返し、所定のロールベ
ルト一対をV字状に組合せて用いることで目的を達成で
きることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも固定された上部プーリと弾性付勢され揺動可能な下
部プーリに架設され回動可能な一の揺動ロールベルトと
固定された上下部の各プーリに架設される固定ロールベ
ルト又は他の揺動ロールベルトとがV字状に対をなし
て、開放された上方開放部と揺動可能に押圧接触された
下方接触部を形成して構設されており、前記各ロールベ
ルトが凹凸状表面を有すると共にプーリが回転駆動され
ると同時に構設された一対のロールベルトが下方接触部
で表面凹凸部を互いに噛合わせて回転することにより上
方開放部に投入される容積物を下方接触部方向に移動さ
せて下方接触部を通過させて変形減容化することを特徴
とする容積廃棄物減容装置が提供される。
【0006】上記本発明の容積廃棄物減容装置におい
て、前記揺動ロールベルトの弾性付勢が、前記下方接触
部を容積物を変形減容化すると同時に変形不能固形物を
通過可能に押圧することが好ましい。また、前記凹凸形
状が長い突部と溝部であって、前記ロールベルトの幅方
向又は移送方向に交互に複数設けられることが好まし
く、更に、前記突部に、ロールベルトの幅方向に横溝が
突部の長手方向に亘って所定間隔で複数形成されること
が好ましい。更にまた、前記ロールベルト表面を清浄す
る清浄治具を具備することが好ましい。
【0007】また、本発明は、容積廃棄物投入口及び減
容廃棄物取出口を有するハウジング、前記ハウジング内
に前記の容積廃棄物減容装置を設置すると共に前記容積
廃棄物減容装置下方に減容廃棄物を収容する収容装具が
着脱自在に収装可能であることを特徴とする容積廃棄物
減容収集器を提供する。この容積廃棄物減容収集器にお
いて前記容積廃棄物減容収集器に設置される容積廃棄物
減容装置が、前記投入口が開状態では稼動停止し、閉状
態で稼動するように制御することが好ましい。
【0008】更に、本発明は、一対の凹凸形状表面を有
し且つ表面凹凸部が互いに噛合って回動可能なロールベ
ルトをV字状に組合わせて開放された上方開放部と揺動
可能に押圧接触された下方接触部を形成し、前記一対の
ロールベルトを駆動させて前記接触部方向に回転させる
と同時に、所定の空容積を保持する可撓性素材で形成さ
れた容積廃棄物を前記上方開放部に投入して前記下方接
触部を通過させて前記容積廃棄物を押圧変形し減容化し
て収容することを特徴とする容積廃棄物減容収容システ
ムを提供する。
【0009】本発明の容積廃棄物減容装置は上記のよう
に構成され、一対のV字状に組合されたロールベルトの
開放された上方部に紙コップや軟質プラスチック製のカ
ップや皿等の空容積を保持する容器類を投入し下方部の
所定に押圧されるV字状接点を通過させることから、空
容積を押し潰し容器類を圧縮又は圧壊し変形減容化する
ことができる。この場合、押圧力を所定に設定すること
により、また、ロールベルト表面を凹凸状に形成し凹凸
部を噛み合わせてロールベルトを回転させることによ
り、V字状接点を通過する空容積容器類を圧力で押し潰
すと同時に、凹凸形状により切込みや凹凸を刻み込むこ
とから、容積の復元不能まで容器形状を完全に圧壊して
変形減容化を確実にできる。特に、凹凸形状をロールベ
ルトの移送方向、即ち縦方向に設けた場合は紙コップや
食物残滓に切込みを生じさせやすく、形態の復元力をな
くすことができる。また、幅方向に設けた場合は下方接
触部の押圧力を強化することができペットボトルや空缶
の減容化を主体とすることができる。表面凹凸形状の突
部に設ける横溝は投入容積廃棄物を滑り落ちることなく
順次下方に送ることができ好ましい。なお、本発明にお
いて、V字状とは所定に構設された一対のロールベルト
の垂直断面の概略形状を称していう。
【0010】また、一のロールベルトが揺動状態にある
ことから、通常予定している飲食用容器類等の投入物と
異なる変形不能の固形物等が投入された場合は下方接触
部が開放されて固形物をそのまま通過させることができ
る。従って、必要に応じて回収することも可能である。
更に、飲食物後の容器類には飲食物のカスが残っている
ことが大半であり、それらがロールベルトに付着し汚れ
や異臭等の原因となるが、特に移送方向に縦に凹凸を設
けた場合は、凹部の溝部に残滓が付着するおそれがある
が下方接触部通過後のロールベルト表面に当接させてブ
ラシ等の清浄治具を配置することにより常に清浄に保つ
ことができる。
【0011】本発明の容積廃棄物減容収集器は、上記の
容積廃棄物減容装置におけるロールベルトの高さ、横幅
及び構設方式を適宜選択することにより従来の収集容器
とほぼ同様な収集器内に設置することができ、従来と同
様に容積廃棄物減容装置下方にゴミ収集袋を配備するこ
とで減容化された容器類を収集できる。しかも、減容化
され収集袋が満杯になるまでに要する時間が長期化する
ことから交換も頻繁でなく、保存収集袋数が減少するこ
とから保存場所も減少できる。更に、上記容積廃棄物減
容装置が、容積廃棄物投入口の開状態では稼動停止し、
投入口が閉鎖状態で稼動するように制御することから、
不特定多数の飲食者の投入に対する安全性を確保でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
にして詳しく説明する。但し、本発明は下記図面に示す
実施例に制限されるものでない。図1及び図2は、本発
明の容積廃棄物減容装置の一実施例の側面説明図であ
る。図1において、容積廃棄物減容装置1は、固定ロー
ルベルト11及び揺動ロールベルト12が対をなし上方
が開放状態で下方が接触状態のV字状に構設されてい
る。固定ロールベルト11は、共に固定された上部及下
部プーリ13、14に架設され回動可能である。一方、
揺動ロールベルト12は固定された上部プーリ15と図
中に両矢印で示したように双方向に可動する揺動可能な
下部プーリ16に架設され回動可能である。この場合、
下部プーリ16はスプリング17により弾性的に固定ロ
ールベルト11方向に付勢されており、固定ロールベル
ト11と揺動ロールベルト12とは定常的に互いに下部
で接しV字形態が形成される。本発明において、V字形
態を形成する角度は、特に制限されるものでなく、本発
明の容積廃棄物減容装置の使用条件に応じて適宜選択で
きる。通常、15〜90度の範囲で選択される。また、
各ロールベルトを架設するプーリ間距離は必ずしも双方
が同一でなくてもよいが、通常、同一に形成する。更
に、下部プーリ16の回転軸は、板、溝、穴等の所定の
案内部材(図示せず)に軸受されて要すれば案内部材に
沿って摺動すると同時に、揺動ロールベルト12が所定
方向(スプリング17で付勢される方向と反対方向)に
揺動できるように切欠部18が配置される。
【0013】容積廃棄物減容装置1には、上記のように
構成された固定ロールベルト11及び揺動ロールベルト
12を駆動させるため、更に、駆動装置及び伝動機構が
配設される。例えば、ギヤーモータ19等の駆動装置と
ギヤーモータ19からの動力を伝動するチェーン20及
び必要に応じて配備する駆動用プーリー21、22等の
伝動機構が配設される。これら駆動装置及び伝動機構を
介して、容積廃棄物減容装置1の所定のプーリ、図中、
下部プーリ13及び上部プーリ15が駆動されて、固定
ロールベルト11及び揺動ロールベルト12が下方接触
部方向に回転する。上記のように構設された容積廃棄物
減容装置1において、上方開放部に紙コップ等の空容積
物が投入された場合、下方に移送され下方接触部を通過
すると同時に弾性付勢された圧力により押圧され変形減
容化される。スプリング17等の弾性体による揺動ロー
ルベルトの付勢圧は、通常、紙コップ、軟質プラスチッ
クス性容器類等の可撓性材製の空容積を保持する容器類
を変形し減容化できる程度、引張強度約25〜100k
gfであればよい。このため、例えば、灰皿等の変形不
能な固形物が投入された場合は、変形可能な容器類に比
し大重量であることと相俟って弾性付勢圧に抗して揺動
ロールベルトを付勢方向とは反対方向に動かしそのまま
通過させることができる。
【0014】更に、固定及び揺動ロールベルト11及び
12の下方接触部を経由した回転経路には、その表面を
清浄するため、例えばブラシ23、24等の清浄治具が
ロールベルト表面を摺るように接触させ当接して配備さ
れる。一般に、ファーストフード店等で用いる容積廃棄
物減容収集器に用いられる容積廃棄物減容装置のロール
ベルトにおいては、飲食物の滓や残りが下方接触部を通
過する場合にベルトに付着することが避けられない。そ
のまま放置すると短時間でカビや菌が増殖し、異臭が発
生したり、ベルト材料を劣化させるなどの問題が発生す
る。このため、ブラシ等でそれらを除去し清浄すること
が望ましい。図2の容積廃棄物減容装置2は、揺動ロー
ルベルトが幅dだけ付勢に抗して揺動した状態を示した
以外は、図1と全く同様であり、同一部材は同一符号を
付して示した。なお、図1及び2においては、対を形成
するロールベルトの一のみが揺動ロールベルトである
が、条件等により双方を揺動ロールベルトで形成させて
もよい。
【0015】上記のように構成される本発明の容積廃棄
物減容装置1において、固定及び揺動ロールベルト11
及び12として、好ましくは、内面が平坦面で外面が凹
凸状に形成された幅広のベルトが用いられる。図3及び
図4は、固定及び揺動ロールベルト11及び12に用い
られるベルト本体の一実施例の斜視概要説明図である。
図3において、ベルト本体3の外面には溝部30及び突
部31が下方方向、即ち、縦方向に長く、且つ、ベルト
の幅方向に交互に複数形成されている。溝部30及び突
部31の形状は特に制限されるものでなく投下される容
器類等の容積物の圧縮減容化に効果的であればよい。通
常、その断面がV字状、半円状、台形状に形成する。上
記のように表面を凹凸状に形成された固定及び揺動ロー
ルベルト11及び12は、前記したように一の溝部30
が他の突部31に入り込むようにそれぞれ噛み合って構
設される。このため、紙コップ等可撓性材による容器類
は、復元されることなく確実に減容化できる。本発明に
おいて、交互に形成される溝部30と突部31のピッチ
や突部高さ(溝部深さ)は、ロールベルトの構設条件等
に応じて適宜選択することができる。例えば、ピッチと
高さ(深さ)の比を0.3〜1の範囲で適宜選択する。
また、溝部30をほぼV字状に形成する場合は、約30
〜110度の範囲でV字状角度を使用条件に応じて適宜
選択することができる。
【0016】本発明において、各ロールベルトの突部3
1には,溝部30の長手方向と直交する方向に横溝32
が所定間隔を有して形成される。横溝32は、通常、突
部31に矩形状溝を設けて形成できる。横溝32の深さ
は、突部31の形成ピッチの0.5〜2の範囲で選択で
きる。また、横溝32の幅(移送方向の間隙)は、横溝
32を形成する所定間隔の0.1〜0.4の範囲で選択
できる。また、横溝32を形成する間隔は特に制限され
るものでない。各ロールベルトが架設されるプーリ径、
容積廃棄物の種類等条件によって適宜選択すればよい。
例えば、突部31又は溝部30のピッチに対し0.5〜
2であり、通常、1〜5cm間隔で複数形成される。横
溝32を形成することにより、投入容積廃棄物が滑り落
ちることを防止して順次下方に移送でき下方接触部での
減容化を効率よく行うことができると共に、横溝32部
分で屈曲し易くプーリ駆動によるロールベルトの回転が
円滑となる。また、横溝32は、下方接触部に投入容積
廃棄物を押込み減容化すると同時に容積廃棄物表面に切
込みを入れることにも有効であり容積廃棄物が復元する
ことなく確実に減容化でき好ましい。図4は、ロールベ
ルト本体4に形成される溝部40及び突部41が、ベル
トの幅方向、即ち、横方向に長く、且つ、ベルトの縦方
向に交互に複数形成される以外は、図3と全く同様であ
る。投入廃棄物の落下は幅方向に設けられる溝部40及
び突部41により防止できる。なお、ロールベルト表面
の凹凸形状を縦方向に形成した場合は、紙コップ等の比
較的軟質の可撓性素材製の容器類や食物残滓にを押圧減
容化し、また、切込みを生じさせやすく復元力をなくす
ことができる。また、横方向に設けた場合は下方接触部
の押圧力を強化できることによりペットボトルや空缶の
効果的な減容化を行うことができる。
【0017】本発明のベルト本体10は、公知の各種ベ
ルト材を用いて形成することができる。例えば、綿、レ
ーヨン、ナイロン、ビニロン又はテトロン製の帆布にゴ
ムのりを浸透させた芯材の両面を合成ゴムを含む各種コ
ーティング材で処理した素材が用いられる。合成ゴムと
しては、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ハイパロ
ン、ポリプタジエンゴム、EPMEPDMもしくはH−
NBRの一種以上のゴムが使用でき、これに抗菌剤、殺
菌剤等の添加剤を配合するのが好ましい。添加剤として
は、例えば、銀、亜鉛、わさびオール、カテキン、カプ
サイシン、ヒノキオール等を主成分とする抗菌剤等を1
種以上配合することができる。配合量は、通常、0.5
〜5重量部であり、上記抗菌剤等の添加剤を上記合成ゴ
ムに練り込んで成形すればよい。前記したように、本発
明の容積物減容装置においては、各ロールベルトの所定
個所にブラシ等の清浄治具を配備して、飲食物残滓の除
去清浄化を図っている。同時に上記したように抗菌剤、
防かび剤を配合することにより、それらの問題の発生を
抑制することができより好ましい。また、ゴム材として
耐湿熱性や耐薬品性の高い材料を使用することにより、
ロールベルトを熱水や薬品洗浄でき更に好ましい。本発
明のロールベルト表面の凹凸形状は、例えば、平ベルト
芯体外面に突部として帆布を貼付してもよいし、突部3
0、40及び溝部31、41を有するベルト部を一体に
形成してもよい。また、ロールベルトの外面に設けた突
部に横溝の代りに帆布を貼付してもよい。更に、駆動回
転するプーリの外面に歯部を設けてベルト内面に形成し
た係合溝を歯部と係合させることもできる。
【0018】次いで、本発明の容積廃棄物減容収集器に
ついて説明する。図5は本発明の容積廃棄物減容収集器
の一実施例の側部切欠き斜視説明図である。図5におい
て、容積廃棄物減容収集器5は、ハウジング50は、容
積廃棄物投入口51及び減容廃棄物取出口52が配設さ
れている。容積廃棄物投入口51にはプッシュ方式によ
る開閉トビラ53が、また、減容廃棄物取出口52には
両開きのトビラ54が蝶番等により取付けられている。
ハウジング50内には、容積廃棄物投入口51との減容
廃棄物取出口52との中間部に、前記したように突部3
0に横溝32を形成した縦方向の凹凸形状の表面を有す
る一対の固定及び揺動ロールベルト11及び12によ
り、約30度のV字状を形成して構設された容積廃棄物
減容装置1が容積廃棄物投入口51方向にやや傾斜され
て所定に配設される。即ち、容積廃棄物減容装置1の配
設は、容積廃棄物投入口51から上方開放部上に投下さ
れた紙コップ等容器類の廃棄物が両ロールベルト間に挟
まれた状態で下方へ送られるように配設されればよく、
その傾斜等は設置条件等により適宜選択すればよい。ま
た、固定及び揺動ロールベルト11及び12上方には容
積廃棄物が上方開放部内に確実に投入されるようにガイ
ド板55、56が配置される。更に、容積廃棄物減容装
置1下方の減容廃棄物取出口52内部は、収容空間部5
7として形成され、容積廃棄物減容装置1の下方接触部
を通過して落下する減容廃棄物を収集保存できる。収集
方式は、特に制限されるものでなく、従来と同様にして
行うことができる。例えば、図示したように適宜ゴミ袋
等の収集袋58を所定の装着治具59に装着してもよい
し、また、適当な上部開放矩形箱を置きその中に収集袋
をセットするようにしてもよい。また、容積廃棄物投入
口51の開閉トビラ53が押され廃棄物を投入される開
状態のときは駆動装置のモータ19が稼動しないように
すると同時に、閉状態で所定時間稼動するように制御す
る。更に、投入された容積廃棄物の全てが固定及び揺動
ロールベルト11及び12の下方接触部を通過しロール
ベルト間に廃棄物が載置されていない状態でモータ19
が停止するように制御してもよい。これらの制御は所定
センサー等を設置行うことができる。上記のように開閉
トビラ53の開閉によりロールベルトの作動を制御する
ことにより安全性が確保され、不特定多数のファースト
フード飲食者らによる飲食用容器類の投入時における投
入者が手をロールベルトに挟まれる等予期しない事故の
おそれを回避できる。
【0019】上記のように形成された容積廃棄物減容収
集器5において、固定及び揺動ロールベルト11、12
の突部30には横溝32が形成されていることから、容
積廃棄物投入口51から投入された容器類は滑ることな
く下方へ送られ、また両ロールベルト11、12が円滑
に屈曲してプーリにより回転される。投入された容器類
は、順次下方接触部に到達し変形減容化され収容空間部
57に収装された収集袋58内へ落下する。下方接触部
では、ロールベルト11及び12がそれぞれ突部30と
溝部31とが噛み合い、且つ、弾性付勢され押圧されて
いることから、プラスチックや紙等可撓性材で形成され
た復元性を有する容器類であっても加圧され変形し切込
みが生じ、復元化することなく減容化された状態を保持
する。また、前記のようにロールベルト11及び12に
よる押圧加圧力は所定に設定することから、容器類と共
に投入されたものに硬質材で形成されている不撓性の固
形物が混入している場合には、ロールベルト11及び1
2がスプリング17に抗して逃げる。このためロールベ
ルト11及び12の下方接触部に間隙が生じることによ
つて容積廃棄物減容装置1の破損を防止でき、必要に応
じて収集袋58から回収できる。なお、上記の実施例で
は固定ロールベルト11及び揺動ロールベルト12の双
方を駆動させるようにしたが、一方のロールベルトのみ
を駆動させてもよく、本発明のロールベルトの形態は種
々の変更が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、飲食用容器類等の空容積を保
持する容積廃棄物を、所定に構設された一対のロールベ
ルト間を通過させ、安全且つ簡便に押圧し変形し確実に
減容化することができる。本発明の容積廃棄物減容化装
置は、従来のように油圧、空気圧シリンダーを用いる必
要がなく、安価で、コンパクトである。また、容積廃棄
物を約1/5程度にまで圧縮でき減容率が大きく、且
つ、容積の復元性もなく効率的な減容化が可能である。
このため、ゴミの嵩量が極めて少なくなり従来の多量の
ゴミ収集用袋数も減少し、それらの保管も容易であり、
収集処理作業も簡便化できる。更に、使い捨て容器にて
飲食物を提供するファーストフード店等で使用する場合
には、所定の清浄治具を具備させると共にロールベルト
を形成する際に抗菌剤等を配合することにより、カビの
発生や異臭の発生を抑制できる。また、特定の操作者で
なく一般の飲食者よるセルフサービス廃棄処理も安全に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容積廃棄物減容装置の一実施例の側面
説明図
【図2】図1に示した容積廃棄物減容装置の揺動状態図
【図3】本発明のロールベルト本体の一実施例の斜視概
要説明図
【図4】本発明のロールベルト本体の他の実施例の斜視
概要説明図
【図5】本発明の容積廃棄物減容収集器の一実施例の側
部切欠き斜視説明図
【符号の説明】
1、2・・容積廃棄物減容装置、3、4・・ロールベル
ト本体 5・・容積廃棄物減容収集器、 11・・固定ロールベルト、12・・揺動ロールベルト 13、14、15、16・・プーリ、17・・スプリン
グ、18・・切欠部 19・・ギアモータ、20・・チェーン、21、22・
・駆動プーリ 23、24・・ブラシ 30、40・・突部、31、41・・溝部、32・・横
溝 50・・ハウジング、51・・容積廃棄物投入口、52
・・減容廃棄物取出口 53、54・・トビラ、55、56・・ガイド板、57
・・収容空間部 58・・収集袋、59・・装着治具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも固定された上部プーリと弾性
    付勢され揺動可能な下部プーリに架設され回動可能な一
    の揺動ロールベルトと固定された上下部の各プーリに架
    設される固定ロールベルト又は他の揺動ロールベルトと
    がV字状に対をなして、開放された上方開放部と揺動可
    能に押圧接触された下方接触部を形成して構設されてお
    り、前記各ロールベルトが凹凸状表面を有すると共に前
    記プーリが回転駆動されると同時に前記構設された一対
    のロールベルトが前記下方接触部で表面凹凸部を互いに
    噛合わせて回転することにより前記上方開放部に投入さ
    れる容積物を前記下方接触部方向に移動させて前記下方
    接触部を通過させて変形減容化することを特徴とする容
    積廃棄物減容装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動ロールベルトの弾性付勢が、前
    記下方接触部を容積物を変形減容化すると同時に変形不
    能固形物を通過可能に押圧してなる請求項1記載の容積
    廃棄物減容装置。
  3. 【請求項3】 前記凹凸形状が長い突部と溝部であっ
    て、前記ロールベルトの幅方向又は移送方向に交互に複
    数設けられてなる請求項1または2記載の容積廃棄物減
    容装置。
  4. 【請求項4】 前記突部に、ロールベルトの幅方向に横
    溝が突部の長手方向に亘って所定間隔で複数形成されて
    なる請求項3記載の容積廃棄物減容装置。
  5. 【請求項5】 前記ロールベルト表面を清浄する清浄治
    具を具備する請求項1〜4のいずれか記載の容積廃棄物
    減容装置。
  6. 【請求項6】 容積廃棄物投入口及び減容廃棄物取出口
    を有するハウジング、前記ハウジング内に前記請求項1
    〜5のいずれかに記載の容積廃棄物減容装置を設置する
    と共に前記容積廃棄物減容装置下方に減容廃棄物を収容
    する収容装具が着脱自在に収装可能であることを特徴と
    する容積廃棄物減容収集器。
  7. 【請求項7】 前記容積廃棄物減容収集器に設置される
    容積廃棄物減容装置が、前記投入口が開状態では稼動停
    止し、閉状態で稼動するように制御する請求項6記載の
    容積廃棄物減容収集器。
  8. 【請求項8】 一対の凹凸形状表面を有し且つ表面凹凸
    部が互いに噛合って回動可能なロールベルトをV字状に
    組合わせて開放された上方開放部と揺動可能に押圧接触
    された下方接触部を形成し、前記一対のロールベルトを
    駆動させて前記接触部方向に回転させると同時に、所定
    の空容積を保持する可撓性素材で形成された容積廃棄物
    を前記上方開放部に投入して前記下方接触部を通過させ
    て前記容積廃棄物を押圧変形し減容化して収容すること
    を特徴とする容積廃棄物減容収容システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149384A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Tadataka Watanabe 搬送装置
CN109160149A (zh) * 2018-11-16 2019-01-08 韦智生 太阳能防臭垃圾桶
PL422582A1 (pl) * 2017-08-18 2019-02-25 Fligel Anna Csd-Eco Center For Science And Development Urządzenie rozszczelaniające i opróżniające do pojemników ciśnieniowych

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