JPH068684A - カード嵌め込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台 - Google Patents
カード嵌め込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台Info
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- JPH068684A JPH068684A JP16561092A JP16561092A JPH068684A JP H068684 A JPH068684 A JP H068684A JP 16561092 A JP16561092 A JP 16561092A JP 16561092 A JP16561092 A JP 16561092A JP H068684 A JPH068684 A JP H068684A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テレホンカード(登録商標)等のカード類の
嵌め込み作業を容易に且つ効率的に行なえるカード嵌め
込み用の台紙を提供する。 【構成】 台紙(3)には、その長手方向に沿って複数
の嵌め込み穴(5a)〜(5c)を二列に並べて穿設する。
各嵌め込み穴(5a)〜(5c)は、例えば頂角を鈍角とす
る二等辺三角形型とし、頂角を台紙(3)の両側に向け
て各列にそれぞれ3つずつ等間隔で形成する。カード
(1)を湾曲させ、対向角部(7)を上列及び下列に位
置する嵌め込み穴(5a)(5a)内に軽く差し込む。この
後、カード(1)を放して初期の形状に復帰させ、対向
角部(7)を両嵌め込み穴(5a)(5a)と係合させる。
嵌め込み作業を容易に且つ効率的に行なえるカード嵌め
込み用の台紙を提供する。 【構成】 台紙(3)には、その長手方向に沿って複数
の嵌め込み穴(5a)〜(5c)を二列に並べて穿設する。
各嵌め込み穴(5a)〜(5c)は、例えば頂角を鈍角とす
る二等辺三角形型とし、頂角を台紙(3)の両側に向け
て各列にそれぞれ3つずつ等間隔で形成する。カード
(1)を湾曲させ、対向角部(7)を上列及び下列に位
置する嵌め込み穴(5a)(5a)内に軽く差し込む。この
後、カード(1)を放して初期の形状に復帰させ、対向
角部(7)を両嵌め込み穴(5a)(5a)と係合させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレホンカード等のカ
ード類を簡単に嵌め込むことのできる台紙、及び、当該
嵌め込み作業時に台紙を支持する作業台に関するもので
ある。
ード類を簡単に嵌め込むことのできる台紙、及び、当該
嵌め込み作業時に台紙を支持する作業台に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、テレホンカード等のカード類を台
紙に固定するための一手段として、図11(a)(b)に
示すように、台紙(21)にスリット(23)やポケット
(25)を設け、これにカード(27)の4つの角部(29)
を嵌め込むようにした手段が知られている。この場合の
嵌め込み作業は、図12(a)(b)に示すように、作業
者がスリット(23)やポケット(25)を拡大させて開口
部(31)を形成し、ここに湾曲させたカード(27)の角
部(29)を挿し込むことによって行なわれる。
紙に固定するための一手段として、図11(a)(b)に
示すように、台紙(21)にスリット(23)やポケット
(25)を設け、これにカード(27)の4つの角部(29)
を嵌め込むようにした手段が知られている。この場合の
嵌め込み作業は、図12(a)(b)に示すように、作業
者がスリット(23)やポケット(25)を拡大させて開口
部(31)を形成し、ここに湾曲させたカード(27)の角
部(29)を挿し込むことによって行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の嵌め込
み作業では、カードの角部の挿し込み時に、スリットや
ポケットを予め拡大させて開口部を形成しておかなけれ
ばならない。また、挿し込み作業は、カードの全ての角
部につき繰り返し行なう必要がある。このような点から
従来の台紙では、嵌め込み作業が煩雑化し、作業能率も
低下する傾向にあった。さらに、スリット等を拡大させ
る場合には、スリットやポケットの構造上、十分な大き
さの開口部を確保することが困難である。このため、上
記挿し込み作業時には、作業者は、角部をスリット等に
無理矢理押し込まなければならず、スリットやポケット
或いは角部に相手面との摺動による損耗を招きやすくな
っていた。
み作業では、カードの角部の挿し込み時に、スリットや
ポケットを予め拡大させて開口部を形成しておかなけれ
ばならない。また、挿し込み作業は、カードの全ての角
部につき繰り返し行なう必要がある。このような点から
従来の台紙では、嵌め込み作業が煩雑化し、作業能率も
低下する傾向にあった。さらに、スリット等を拡大させ
る場合には、スリットやポケットの構造上、十分な大き
さの開口部を確保することが困難である。このため、上
記挿し込み作業時には、作業者は、角部をスリット等に
無理矢理押し込まなければならず、スリットやポケット
或いは角部に相手面との摺動による損耗を招きやすくな
っていた。
【0004】そこで、本発明は、カードの嵌め込み作業
が容易に且つ効率的に行なえると共に、嵌め込み作業時
におけるカードの角部等の損耗を回避し得るカード嵌め
込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台を提供す
ることを目的とする。
が容易に且つ効率的に行なえると共に、嵌め込み作業時
におけるカードの角部等の損耗を回避し得るカード嵌め
込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる台紙に
は、カードの対向角部と係合する嵌め込み穴が穿設され
ている。
は、カードの対向角部と係合する嵌め込み穴が穿設され
ている。
【0006】また、本発明にかかる作業台は、カードの
対向角部と係合する嵌め込み穴が穿設された台紙を支持
する作業台であって、台紙を支持する支持面のうち、少
なくとも前記嵌め込み穴が位置する部位に、空所が形成
されている。
対向角部と係合する嵌め込み穴が穿設された台紙を支持
する作業台であって、台紙を支持する支持面のうち、少
なくとも前記嵌め込み穴が位置する部位に、空所が形成
されている。
【0007】
【作用】先ず、台紙を若干持ち上げ、カードを湾曲させ
ながらカードの対向角部を嵌め込み穴内に軽く差し込
む。この後、カードを放すと、カードが自己の弾性で自
動的に初期の形状に復帰する。この復帰動作に伴い、対
向角部が同時に各嵌め込み穴と係合し、これによってカ
ードが台紙に嵌め込まれる。
ながらカードの対向角部を嵌め込み穴内に軽く差し込
む。この後、カードを放すと、カードが自己の弾性で自
動的に初期の形状に復帰する。この復帰動作に伴い、対
向角部が同時に各嵌め込み穴と係合し、これによってカ
ードが台紙に嵌め込まれる。
【0008】作業台の支持面上に台紙を載置する。この
時、支持面に設けた空所上に嵌め込み穴を位置させてお
く。次に、カードを若干湾曲させて対向角部を嵌め込み
穴内に軽く差し込むと、対向角部が空所内に嵌まり込
む。この後、カードを放してカードを初期の形状に復帰
させると、対向角部が作業台と当接することなく嵌め込
み穴と係合し、これによってカードが台紙に嵌め込まれ
る。
時、支持面に設けた空所上に嵌め込み穴を位置させてお
く。次に、カードを若干湾曲させて対向角部を嵌め込み
穴内に軽く差し込むと、対向角部が空所内に嵌まり込
む。この後、カードを放してカードを初期の形状に復帰
させると、対向角部が作業台と当接することなく嵌め込
み穴と係合し、これによってカードが台紙に嵌め込まれ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図11に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0010】図1(a)(b)は、本発明にかかるカー
ド(1)嵌め込み用の台紙(3)を示す平面図及び断面
図である。ここで、「カード(1)」には、湾曲後に初
期の形状に自己復帰できるほどの弾性を持つシート状の
物品がすべて含まれる。
ド(1)嵌め込み用の台紙(3)を示す平面図及び断面
図である。ここで、「カード(1)」には、湾曲後に初
期の形状に自己復帰できるほどの弾性を持つシート状の
物品がすべて含まれる。
【0011】同図に示すように、台紙(3)には、その
長手方向の対向縁部に沿って複数の嵌め込み穴(5a)〜
(5c)が二列に並べて穿設される。各嵌め込み穴(5a)
〜(5c)は、例えば頂角を鈍角とする二等辺三角形型を
なし、頂角を台紙(3)の両側に向けて各列にそれぞれ
3つずつ等間隔で形成されている。また、上列の嵌め込
み穴(5a)〜(5c)と下列の嵌め込み穴(5a)〜(5c)
とでは、その形成位置が台紙(3)の長手方向に沿って
互いにずらされている。なお、台紙(3)には、嵌め込
み穴(5a)〜(5c)と、嵌め込み穴(5a)〜(5c)の斜
辺の内方延在位置との間を連通する切り込み(6)を設
けておいてもよい。
長手方向の対向縁部に沿って複数の嵌め込み穴(5a)〜
(5c)が二列に並べて穿設される。各嵌め込み穴(5a)
〜(5c)は、例えば頂角を鈍角とする二等辺三角形型を
なし、頂角を台紙(3)の両側に向けて各列にそれぞれ
3つずつ等間隔で形成されている。また、上列の嵌め込
み穴(5a)〜(5c)と下列の嵌め込み穴(5a)〜(5c)
とでは、その形成位置が台紙(3)の長手方向に沿って
互いにずらされている。なお、台紙(3)には、嵌め込
み穴(5a)〜(5c)と、嵌め込み穴(5a)〜(5c)の斜
辺の内方延在位置との間を連通する切り込み(6)を設
けておいてもよい。
【0012】以下、上記台紙(3)へのカード(1)の
嵌め込み手順を説明する。先ず、台紙(3)を持ち上
げ、カード(1)を若干湾曲させて、カード(1)の対
角線上に位置する2つの角部[以下、「対向角部
(7)」と称する]を、上列及び下列の左端に位置する
嵌め込み穴(5a)内に軽く差し込む。この後、カード
(1)を放すと、カード(1)が自己の弾性で自動的に
初期の形状に復帰し、対向角部(7)が上・下列の嵌め
込み穴(5a)と同時に係合する。以後、右側の嵌め込み
穴(5c)、中央の嵌め込み穴(5b)の順で同様の嵌め込
み作業を行なうことにより、図2に示すように、3枚の
カード(1)が互いに重なり合いながら台紙(3)に嵌
め込まれる。
嵌め込み手順を説明する。先ず、台紙(3)を持ち上
げ、カード(1)を若干湾曲させて、カード(1)の対
角線上に位置する2つの角部[以下、「対向角部
(7)」と称する]を、上列及び下列の左端に位置する
嵌め込み穴(5a)内に軽く差し込む。この後、カード
(1)を放すと、カード(1)が自己の弾性で自動的に
初期の形状に復帰し、対向角部(7)が上・下列の嵌め
込み穴(5a)と同時に係合する。以後、右側の嵌め込み
穴(5c)、中央の嵌め込み穴(5b)の順で同様の嵌め込
み作業を行なうことにより、図2に示すように、3枚の
カード(1)が互いに重なり合いながら台紙(3)に嵌
め込まれる。
【0013】このように、本発明にかかる台紙(3)で
は、従来品のようにスリット等の開口部を拡大させる作
業を必要としない。また、湾曲させたカード(1)を放
すだけで対向角部(7)が嵌め込み穴(5a)〜(5c)と
同時に係合するので、従来品のように角部の挿し込み作
業を全ての角部につき繰り返し行なう必要もない。従っ
て、これらの点から、カード(1)の嵌め込み作業が従
来品に比べて極めて簡単に行なえるようになる。また、
嵌め込み穴(5a)〜(5c)に対向角部(7)を無理矢理
押し込む必要もないので、嵌め込み穴(5a)〜(5c)や
対向角部(7)の周辺部に損耗が生じにくくなる。
は、従来品のようにスリット等の開口部を拡大させる作
業を必要としない。また、湾曲させたカード(1)を放
すだけで対向角部(7)が嵌め込み穴(5a)〜(5c)と
同時に係合するので、従来品のように角部の挿し込み作
業を全ての角部につき繰り返し行なう必要もない。従っ
て、これらの点から、カード(1)の嵌め込み作業が従
来品に比べて極めて簡単に行なえるようになる。また、
嵌め込み穴(5a)〜(5c)に対向角部(7)を無理矢理
押し込む必要もないので、嵌め込み穴(5a)〜(5c)や
対向角部(7)の周辺部に損耗が生じにくくなる。
【0014】なお、嵌め込み穴(5a)〜(5c)は、一定
の開口面積を有する任意の形状であればよく、楕円型、
半月型、矩形型等の種々の形状が適用できる。また、図
1に示す頂角を台紙(3)の両側に向けた嵌め込み穴
(5a)〜(5c)だけでなく、図3に示す頂角を台紙
(3)の内方に向けた逆三角形型の嵌め込み穴(5a’)
〜(5c’)であってもよい。この場合、台紙(3)と対
向角部(7)の係合面積(斜線で示す)が図1の場合よ
り増大するので、嵌め込んだカード(1)のずれ、脱落
等がより一層確実に防止できるようになる。また、台紙
(3)には、必ずしも3枚のカード(1)を嵌め込む必
要はなく、必要に応じて1枚や2枚のカードのみを嵌め
込むこともできる。
の開口面積を有する任意の形状であればよく、楕円型、
半月型、矩形型等の種々の形状が適用できる。また、図
1に示す頂角を台紙(3)の両側に向けた嵌め込み穴
(5a)〜(5c)だけでなく、図3に示す頂角を台紙
(3)の内方に向けた逆三角形型の嵌め込み穴(5a’)
〜(5c’)であってもよい。この場合、台紙(3)と対
向角部(7)の係合面積(斜線で示す)が図1の場合よ
り増大するので、嵌め込んだカード(1)のずれ、脱落
等がより一層確実に防止できるようになる。また、台紙
(3)には、必ずしも3枚のカード(1)を嵌め込む必
要はなく、必要に応じて1枚や2枚のカードのみを嵌め
込むこともできる。
【0015】図4(a)(b)に、上記嵌め込み作業用
の作業台(9)の平面図及び断面図を示す。
の作業台(9)の平面図及び断面図を示す。
【0016】この作業台(9)は、上記台紙(3)より
広い厚肉平板状をなし、両側部には台紙(3)の長手方
向に沿って一対の長窓(11)(11)が互いに平行に形成
されている。長窓(11)(11)は、作業台(9)の上面
(支持面)に台紙(3)を載置した際に、全ての嵌め込
み穴(5a)〜(5c)が両長窓(11)(11)上に位置でき
るよう形成されており、長窓(11)(11)の幅(s)は
嵌め込み穴(5a)〜(5c)の幅(t)より若干大きくさ
れている。また、上記長窓(11)(11)の間には、吸気
源(図示省略)と連結した複数の吸着部材(13)が適宜
配設される。この吸着部材(13)は、カップ状をなすゴ
ム等で形成されており、その吸着面(15)が作業台
(9)の上面(支持面)と同一平面上に位置するよう貫
通孔(17)内に固設されている。
広い厚肉平板状をなし、両側部には台紙(3)の長手方
向に沿って一対の長窓(11)(11)が互いに平行に形成
されている。長窓(11)(11)は、作業台(9)の上面
(支持面)に台紙(3)を載置した際に、全ての嵌め込
み穴(5a)〜(5c)が両長窓(11)(11)上に位置でき
るよう形成されており、長窓(11)(11)の幅(s)は
嵌め込み穴(5a)〜(5c)の幅(t)より若干大きくさ
れている。また、上記長窓(11)(11)の間には、吸気
源(図示省略)と連結した複数の吸着部材(13)が適宜
配設される。この吸着部材(13)は、カップ状をなすゴ
ム等で形成されており、その吸着面(15)が作業台
(9)の上面(支持面)と同一平面上に位置するよう貫
通孔(17)内に固設されている。
【0017】以下、この作業台(9)を用いた場合の嵌
め込み手順を説明する。先ず、各嵌め込み穴(5a)〜
(5c)を長窓(11)(11)上に位置させて台紙(3)を
作業台(9)上に載置する。続いて、吸気源(図示省
略)を起動し、台紙(3)を作業台(9)上に吸着固定
する。この後、上述の手順と同様に、カード(1)を若
干湾曲させて対向角部(7)を嵌め込み穴(5a)に差し
込み、続いてカード(1)を放して初期の形状に自動復
帰させる。以後、同様の手順で他の嵌め込み穴(5b)
(5c)に順次カード(1)を嵌め込み、全ての嵌め込み
作業が完了したところで、吸気源(図示省略)を停止さ
せて、台紙(3)を作業台(9)上から取り外す。
め込み手順を説明する。先ず、各嵌め込み穴(5a)〜
(5c)を長窓(11)(11)上に位置させて台紙(3)を
作業台(9)上に載置する。続いて、吸気源(図示省
略)を起動し、台紙(3)を作業台(9)上に吸着固定
する。この後、上述の手順と同様に、カード(1)を若
干湾曲させて対向角部(7)を嵌め込み穴(5a)に差し
込み、続いてカード(1)を放して初期の形状に自動復
帰させる。以後、同様の手順で他の嵌め込み穴(5b)
(5c)に順次カード(1)を嵌め込み、全ての嵌め込み
作業が完了したところで、吸気源(図示省略)を停止さ
せて、台紙(3)を作業台(9)上から取り外す。
【0018】上記手順において、カード(1)の対向角
部(7)を嵌め込み穴(5a)〜(5c)内に差し込んだ際
には、図5に示すように、対向角部(7)が作業台
(9)に設けた長窓(11)(11)内に嵌まり込んでい
る。従って、対向角部(7)は、カード(1)の復帰動
作(図中二点鎖線で示す)によっても作業台(9)と当
接することはなく、円滑に嵌め込み穴(5a)〜(5c)と
係合することができる。このように、上記作業台(9)
を用いれば、台紙(3)を持ち上げなくても確実に台紙
(3)にカード(1)を嵌め込むことができるので、嵌
め込み作業がより一層効率的に行なえるようになる。特
に、多数の台紙(3)に連続的にカード(1)を嵌め込
む際に、作業能率の著しい向上が図れるようになる。
部(7)を嵌め込み穴(5a)〜(5c)内に差し込んだ際
には、図5に示すように、対向角部(7)が作業台
(9)に設けた長窓(11)(11)内に嵌まり込んでい
る。従って、対向角部(7)は、カード(1)の復帰動
作(図中二点鎖線で示す)によっても作業台(9)と当
接することはなく、円滑に嵌め込み穴(5a)〜(5c)と
係合することができる。このように、上記作業台(9)
を用いれば、台紙(3)を持ち上げなくても確実に台紙
(3)にカード(1)を嵌め込むことができるので、嵌
め込み作業がより一層効率的に行なえるようになる。特
に、多数の台紙(3)に連続的にカード(1)を嵌め込
む際に、作業能率の著しい向上が図れるようになる。
【0019】なお、このような作用・効果を得るには、
作業台(9)の上面に、嵌め込み穴(5a)〜(5c)に差
し込まれた対向角部(7)を一時的に収納することので
きる空所が形成されていれば足りる。従って、図6
(a)(b)に示すように、長窓(11)(11)の代わり
に、各嵌め込み穴(5a)〜(5c)の位置に合わせて凹所
(19)を陥没形成したり、図7に示すように、作業台
(9)の両側部を切除して幅狭にし、作業台(3)と台
紙(3)の接触部分を、嵌め込み穴(5a)〜(5c)より
内方位置に設けるようにしてもよい。
作業台(9)の上面に、嵌め込み穴(5a)〜(5c)に差
し込まれた対向角部(7)を一時的に収納することので
きる空所が形成されていれば足りる。従って、図6
(a)(b)に示すように、長窓(11)(11)の代わり
に、各嵌め込み穴(5a)〜(5c)の位置に合わせて凹所
(19)を陥没形成したり、図7に示すように、作業台
(9)の両側部を切除して幅狭にし、作業台(3)と台
紙(3)の接触部分を、嵌め込み穴(5a)〜(5c)より
内方位置に設けるようにしてもよい。
【0020】ところで、上述の台紙(3)及び作業台
(9)に加えて、適当な構成のカード嵌め込み装置を使
用することによって、上述の嵌め込み作業の完全自動化
が図れるようになる。図8にこのカード嵌め込み装置の
具体例を示す。
(9)に加えて、適当な構成のカード嵌め込み装置を使
用することによって、上述の嵌め込み作業の完全自動化
が図れるようになる。図8にこのカード嵌め込み装置の
具体例を示す。
【0021】このカード嵌め込み装置では、第1の昇降
部材(35)と、第2の昇降部材(37)の独立した昇降運
動によってカード(1)の嵌め込み作業がなされる。上
記第1の昇降部材(35)は第1の駆動機構(図示省略)
によって駆動され、下方には支持部材(39)を介してア
ーチ型をなす接触部材(41)が固設されている。この接
触部材(41)は、厚肉金属板を凸状に湾曲させて形成さ
れる。また、上記第2の昇降部材(37)は第2の駆動機
構(図示省略)で駆動され、その中央部には、ビニール
チューブ(43)を介して吸気源(図示省略)と連結した
1本あるいは複数本の吸気管(45)が挿通・固定されて
いる(図中では1本の場合を例示)。この吸気管(45)
は、第1の昇降部材(35)、支持部材(39)及び接触部
材(41)に上下動自在に挿通されており、その下端部に
はゴム等で形成されたカップ状の吸気部材(47)が装着
されている。前記吸気部材(47)は、接触部材(41)の
内方に退入した位置(実線で示す)を初期位置とし、こ
の初期位置と、吸気面(47a)が接触部材(41)の下端
部と同一平面上に達する位置(図中二点鎖線で示す)と
の間で昇降運動を行なう。また、上記第1及び第2の昇
降部材(35)(37)は、適当な機構によって一体的に水
平方向に移動自在に構成されている。
部材(35)と、第2の昇降部材(37)の独立した昇降運
動によってカード(1)の嵌め込み作業がなされる。上
記第1の昇降部材(35)は第1の駆動機構(図示省略)
によって駆動され、下方には支持部材(39)を介してア
ーチ型をなす接触部材(41)が固設されている。この接
触部材(41)は、厚肉金属板を凸状に湾曲させて形成さ
れる。また、上記第2の昇降部材(37)は第2の駆動機
構(図示省略)で駆動され、その中央部には、ビニール
チューブ(43)を介して吸気源(図示省略)と連結した
1本あるいは複数本の吸気管(45)が挿通・固定されて
いる(図中では1本の場合を例示)。この吸気管(45)
は、第1の昇降部材(35)、支持部材(39)及び接触部
材(41)に上下動自在に挿通されており、その下端部に
はゴム等で形成されたカップ状の吸気部材(47)が装着
されている。前記吸気部材(47)は、接触部材(41)の
内方に退入した位置(実線で示す)を初期位置とし、こ
の初期位置と、吸気面(47a)が接触部材(41)の下端
部と同一平面上に達する位置(図中二点鎖線で示す)と
の間で昇降運動を行なう。また、上記第1及び第2の昇
降部材(35)(37)は、適当な機構によって一体的に水
平方向に移動自在に構成されている。
【0022】以下、この嵌め込み装置の動作を図9及び
図10に基づいて説明する。
図10に基づいて説明する。
【0023】先ず、予め所定位置に多数のカード
(1)を積み重ねておく。カード嵌め込み装置の第1の
駆動機構及び第2の駆動機構を起動し、接触部材(41)
及び吸気部材(47)を初期の位置関係(図8の実線で示
す)を維持したまま接触部材(41)と最上段のカード
(1a)とが接触するまで降下させる。
(1)を積み重ねておく。カード嵌め込み装置の第1の
駆動機構及び第2の駆動機構を起動し、接触部材(41)
及び吸気部材(47)を初期の位置関係(図8の実線で示
す)を維持したまま接触部材(41)と最上段のカード
(1a)とが接触するまで降下させる。
【0024】接触部材(41)とカード(1a)の接触
後、さらに、吸気部材(47)を降下させて、吸気部材
(47)を最上段のカード(1a)に接触させる。続いて、
吸気源を起動し、吸気部材(47)で最上段のカード(1
a)を吸着する。
後、さらに、吸気部材(47)を降下させて、吸気部材
(47)を最上段のカード(1a)に接触させる。続いて、
吸気源を起動し、吸気部材(47)で最上段のカード(1
a)を吸着する。
【0025】第2の駆動機構を逆起動し、吸気部材
(47)を初期位置まで復帰移動させる。これに伴い、最
上段のカード(1a)が下段のカード(1b)との間に作用
する吸引力に抗して引き剥がされ、凸状に湾曲する。こ
の後、第2の駆動機構を継続作動させたまま第1の駆動
機構を逆起動させる。これにより、接触部材(41)及び
吸気部材(47)が初期の位置関係を維持したまま上昇
し、最上段のカード(1a)の切り出しがなされる。
(47)を初期位置まで復帰移動させる。これに伴い、最
上段のカード(1a)が下段のカード(1b)との間に作用
する吸引力に抗して引き剥がされ、凸状に湾曲する。こ
の後、第2の駆動機構を継続作動させたまま第1の駆動
機構を逆起動させる。これにより、接触部材(41)及び
吸気部材(47)が初期の位置関係を維持したまま上昇
し、最上段のカード(1a)の切り出しがなされる。
【0026】作業台(9)上の所定位置に台紙(3)
を載置し、吸気部材(13)で吸着固定しておく。第1及
び第2の昇降部材(35)(37)を水平方向に移動させ、
吸着したカード(1a)を台紙(3)の上方の所定位置に
位置させる。この後、第1及び第2の駆動機構を起動し
て両昇降部材(35)(37)を降下させ、カード(1a)の
対向角部(7)(7)を対応する嵌め込み穴(5a)(5
a)に差し込む。そして、吸気源を停止して吸気部材(4
7)からカード(1a)を脱落させると、上述のように対
向角部(7)(7)と嵌め込み穴(5a)(5a)の係合が
なされ、カード(1)が台紙(3)上に嵌め込まれる。
を載置し、吸気部材(13)で吸着固定しておく。第1及
び第2の昇降部材(35)(37)を水平方向に移動させ、
吸着したカード(1a)を台紙(3)の上方の所定位置に
位置させる。この後、第1及び第2の駆動機構を起動し
て両昇降部材(35)(37)を降下させ、カード(1a)の
対向角部(7)(7)を対応する嵌め込み穴(5a)(5
a)に差し込む。そして、吸気源を停止して吸気部材(4
7)からカード(1a)を脱落させると、上述のように対
向角部(7)(7)と嵌め込み穴(5a)(5a)の係合が
なされ、カード(1)が台紙(3)上に嵌め込まれる。
【0027】以下、各嵌め込み穴(5c)(5c)・(5b)
(5b)につき同様の作業を繰り返すことによって、図2
に示すように3枚のカード(1)が台紙(3)上に嵌め
込まれる。
(5b)につき同様の作業を繰り返すことによって、図2
に示すように3枚のカード(1)が台紙(3)上に嵌め
込まれる。
【0028】このように、本発明にかかる台紙(3)及
び作業台(9)に加えて、上記構成からなるカード嵌め
込み装置を使用することにより、嵌め込み作業の完全自
動化が達成される。この時、上記台紙(3)及び作業台
(9)の作用・効果により、カード嵌め込み装置は、カ
ード(1)を湾曲させて保持する機構と、保持したカー
ド(1)を所定位置で解放する機構とを備えていれば足
りる。従って、上述のような簡単な構造の嵌め込み装置
でカード(1)の自動嵌め込みを行なうことが可能とな
る。
び作業台(9)に加えて、上記構成からなるカード嵌め
込み装置を使用することにより、嵌め込み作業の完全自
動化が達成される。この時、上記台紙(3)及び作業台
(9)の作用・効果により、カード嵌め込み装置は、カ
ード(1)を湾曲させて保持する機構と、保持したカー
ド(1)を所定位置で解放する機構とを備えていれば足
りる。従って、上述のような簡単な構造の嵌め込み装置
でカード(1)の自動嵌め込みを行なうことが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明にかかる台紙によ
れば、従来品のようにスリット等の開口部を拡大させる
作業を必要としない。また、湾曲させたカードを放すだ
けで対向角部が嵌め込み穴と同時に係合するので、従来
品のように角部の挿し込み作業を全ての角部につき繰り
返し行なう必要もない。従って、これらの点から、カー
ドの嵌め込み作業が従来品に比べて極めて簡単に行なえ
るようになる。また、対向角部は嵌め込み穴内に位置さ
せるだけでよく、従来品のように無理矢理押し込む必要
もないので、嵌め込み穴や対向角部の周辺部に損耗が生
じにくくなる。
れば、従来品のようにスリット等の開口部を拡大させる
作業を必要としない。また、湾曲させたカードを放すだ
けで対向角部が嵌め込み穴と同時に係合するので、従来
品のように角部の挿し込み作業を全ての角部につき繰り
返し行なう必要もない。従って、これらの点から、カー
ドの嵌め込み作業が従来品に比べて極めて簡単に行なえ
るようになる。また、対向角部は嵌め込み穴内に位置さ
せるだけでよく、従来品のように無理矢理押し込む必要
もないので、嵌め込み穴や対向角部の周辺部に損耗が生
じにくくなる。
【0030】また、本発明にかかる作業台を用いれば、
台紙を持ち上げなくても、確実に台紙にカードを嵌め込
むことができる。従って、嵌め込み作業がより一層容易
に行なえるようになり、特に、多数の台紙に連続的にカ
ードを嵌め込む際に、作業能率の著しい向上が図れるよ
うになる。
台紙を持ち上げなくても、確実に台紙にカードを嵌め込
むことができる。従って、嵌め込み作業がより一層容易
に行なえるようになり、特に、多数の台紙に連続的にカ
ードを嵌め込む際に、作業能率の著しい向上が図れるよ
うになる。
【図1】本発明にかかるカード嵌め込み用の台紙の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図2】嵌め込み作業完了後の台紙を示す平面図であ
る。
る。
【図3】カード嵌め込み用の台紙の他の実施例を示す平
面図である。
面図である。
【図4】本発明にかかる嵌め込み作業用の作業台の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図5】作業台の他の実施例を示す平面図及び断面図で
ある。
ある。
【図6】カードの対向角部が長窓内に嵌まり込んだ様子
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】作業台の他の実施例を示す平面図である。
【図8】カードの自動嵌め込みを行なうための装置の側
面図である。
面図である。
【図9】カード嵌め込み装置によるカードの嵌め込み手
順を示す側面図である。
順を示す側面図である。
【図10】カード嵌め込み装置によるカードの嵌め込み手
順を示す側面図である。
順を示す側面図である。
【図11】カードを台紙に嵌め込む際の従来手段を示す平
面図である。
面図である。
【図12】台紙に形成したスリット及びポケットの開口部
を拡大させた様子を示す斜視図である。
を拡大させた様子を示す斜視図である。
1 カード 3 台紙 5a〜5c 嵌め込み穴 7 対向角部 9 作業台 11 長窓
Claims (2)
- 【請求項1】 カードの対向角部と係合する嵌め込み穴
が穿設されたことを特徴とするカード嵌め込み用の台
紙。 - 【請求項2】 カードの対向角部と係合する嵌め込み穴
が穿設された台紙を支持する作業台であって、台紙を支
持する支持面のうち、少なくとも前記嵌め込み穴が位置
する部位に、空所が形成されたことを特徴とするカード
嵌め込み作業用の作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16561092A JPH068684A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | カード嵌め込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16561092A JPH068684A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | カード嵌め込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068684A true JPH068684A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15815638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16561092A Withdrawn JPH068684A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | カード嵌め込み用の台紙及び当該嵌め込み作業用の作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068684A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100358424C (zh) * | 2001-02-20 | 2008-01-02 | 雷恩自动机株式会社 | 双层食品生产装置 |
JP2020019187A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社リコー | 載置装置、板材セット装置、板材変形方法および板材セット方法 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP16561092A patent/JPH068684A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100358424C (zh) * | 2001-02-20 | 2008-01-02 | 雷恩自动机株式会社 | 双层食品生产装置 |
JP2020019187A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社リコー | 載置装置、板材セット装置、板材変形方法および板材セット方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |