JP3262468B2 - 基板受台並びにこれを具備した基板抜出し収容装置及び基板転移装置 - Google Patents

基板受台並びにこれを具備した基板抜出し収容装置及び基板転移装置

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JP3262468B2
JP3262468B2 JP30815294A JP30815294A JP3262468B2 JP 3262468 B2 JP3262468 B2 JP 3262468B2 JP 30815294 A JP30815294 A JP 30815294A JP 30815294 A JP30815294 A JP 30815294A JP 3262468 B2 JP3262468 B2 JP 3262468B2
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cassette
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あるカセット内に整列
して収容されているシリコンウェハーや液晶用ガラス基
板等の基板を該カセットから抜き出して他のカセット内
に移しかえる作業をなす基板転移装置に関する。また、
本発明は、該基板転移装置等に装備されて基板をカセッ
トから抜き出し、また収容する作業を行う基板抜出し収
容装置と、カセットからの基板の抜出し及び収容のため
に該基板転移装置及び基板抜出し収容装置に用いられる
べき基板受台とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板転移装置として、図
9に示すものがある。
【0003】図示のように、この従来の基板転移装置
は、夫々水平にして互いに水平方向において並設された
略同形状の一対の第1のトラバース台2と、該各トラバ
ース台2と平行にして下方に配設された第2のトラバー
ス台3とを備えている。該第1のトラバース台2及び第
2のトラバース台3は相互結合されて一体化しており、
この結合体を可動ベース5と総称する。なお、図10及
び図11に、該第1のトラバース台2及び第2のトラバ
ース台3の平面形状を示している。該可動ベース5は、
図示しないベース駆動手段により駆動されて往動及び復
動(矢印Fにて示す)し、図において二点鎖線及び実線
で示す位置に適宜位置決めされる。
【0004】図9に示すように、上記第1のトラバース
台2上には第1のカセット7が夫々1つずつ搭載され、
第2のトラバース台3上には第2のカセット8が2つ搭
載される。詳しくは、図10にも示すように、第1のト
ラバース台2には、その移動方向における一端側にて開
放する開口部2aが形成されており、第1のカセット7
は底部がこの開口部2aに対応するように載置される。
また、図11にも示すように、第2のトラバース台3に
は、その移動方向における一端側にて開放する2つの開
口部3aと、他端側にて開放する他の2つの開口部3b
とが形成されており、上記第2のカセット8は、この一
端側の開口部3aに底部が対応するように載置される。
また、該他端側の開口部3bについては、上記第1のト
ラバース台2に設けられた開口部2aと上下で一致する
ように形成されている。なお、図9において参照符号2
bにて示すのは、第1のトラバース台2上において第1
のカセット7の下端部に係合して該カセット7を位置決
めする位置決め駒である。図示してはいないが、第2の
トラバース台3上にも、第2のカセット8の位置決めを
なすべく同様の位置決め駒が設けられている。
【0005】上記第1のカセット7及び第2のカセット
8について説明する。
【0006】これら第1のカセット7及び第2のカセッ
ト8は、複数枚、例えば25枚のシリコンウェハー10
すなわち基板を、その主面同士が平行となるように等間
隔にて整列して収容し得る。第1のカセット7は、その
収容したシリコンウェハー10の洗浄用として供される
ものである。ここで、この第1のカセット7を用いてシ
リコンウェハー10の洗浄を行う際の状況を図12に基
づいて簡単に説明する。
【0007】図12は、シリコンウェハー10の洗浄処
理を自動的に行う洗浄処理装置の概要を示すものであ
る。図示のように、当該洗浄処理装置は、例えば3つの
処理槽11乃至13を備えている。処理槽11には前洗
浄用処理液11aが貯留されており、これに続く他の処
理槽12及び13には夫々、エッチング用処理液12a
及び後洗浄用処理液13aが貯留されている。但し、装
備される処理槽の数及びその各々に貯留される処理液の
種類等については処理内容に応じて適宜設定される。
【0008】また、該洗浄処理装置は図示しない搬送手
段を備えており、第1のカセット7は該搬送手段によっ
て搬送され、この搬送の過程で各処理槽11乃至13内
に貯留された処理液に浸漬され、該カセット7内に収容
されている各シリコンウェハー10の洗浄が行われる。
【0009】上述したように、第1のカセット7はその
収容したシリコンウェハー10と共に各種処理液に浸漬
される故、処理液による腐食などを避けるために、テフ
ロン等、所要の素材を以て成形されている。
【0010】一方、第2のカセット8は、上述のように
して洗浄処理を終了したシリコンウェハー10を後段の
工程に運搬するためのもので、第1のカセット7のよう
に耐食性等を考慮する必要はなく、比較的安価な一般的
な素材にて成形されている。
【0011】第1のカセット7及び第2のカセット8形
状は次のようである。但し、該第1のカセット7及び第
2のカセット8はこの場合、素材を異にするのみにて、
互いに同形状同寸法にて形成されている故、第1のカセ
ット7の形状について説明する。
【0012】図13及び図14に示すように、第1のカ
セット7は、シリコンウェハー10の出し入れのために
上部が開放されており、内壁には、各シリコンウェハー
10の外周部に係合する支持溝7aが並設されている。
各シリコンウェハー10は、この支持溝7aに係合する
ことによって、その主面同士が平行となるように等間隔
にて整列して保持される。第1のカセット7の上端部に
は外側に向う張出部7bが形成されている。前述した洗
浄処理装置が備える搬送手段はこの張出部7bにて該カ
セット7を吊支して搬送する。
【0013】第1のカセット7の底部には開口部7cが
形成されている。この開口部7cは、前述した洗浄処理
の際に該カセット7内に入り込んだ処理液を排出する
他、後述するように該第1のカセット7から第2のカセ
ット8にシリコンウェハー10を移しかえる際に、基板
受台(後述)が通過するものである。
【0014】図9に示すように、上記第1のカセット7
及び第2のカセット8は、その各々の底部開口部が、第
1のトラバース台2及び第2のトラバース台3に各々形
成された開口部2a,3aに対応するように搭載され
る。
【0015】図9に示すように、上記第1のトラバース
台2及び第2のトラバース台3の各開口部2a,3a,
3bに対応する所定位置に、一対の基板受台15が配置
されている。これら基板受台15は、該各開口部2a,
3a,3b並びに第1のカセット7及び第2のカセット
8の底部開口部を通じて該両カセット内に挿通し得ると
共に、該各カセット内のシリコンウェハー10各々を整
列状態を保って受ける。詳しくは、図15に示すよう
に、この基板受台15は全体としては略矩形板状に形成
されており、その長手方向に沿って平行に3条の長手突
部15a,15b及び15cが形成されている。そし
て、これら突部15a乃至15cには、各シリコンウェ
ハー10の外周部が係合し得る受け溝15d,15e及
び15fが全長にわたって並設されている。これによ
り、各シリコンウェハー10はその主面同士が平行とな
るように整列して支持される。なお、図15から明らか
なように、上記各受け溝15d,15e及び15fは、
その断面形状が略Y字状となされている。
【0016】上記各基板受台15は、図示しない受台駆
動手段によって担持されて上下に移動すべく駆動され、
これによって、第1のカセット7及び第2のカセット8
に対して挿通、抜出しされる。なお、該受台駆動手段
と、基板受台15とによって、シリコンウェハー10を
第1のカセット7から抜き出し、また第2のカセット8
に収容する作業を行う基板抜出し収容装置が構成され
る。
【0017】図9に示すように、上記基板抜出し収容装
置の上方には、上昇して来た上記両基板受台15から各
シリコンウェハー10を一旦受け取り、また逆に渡す作
業、すなわち受渡しを行う受渡し手段18が配設されて
いる。図示のように、この受渡し手段18は、回転自在
に設けられた2本のシャフト19と、該各シャフト19
を相対的に回動せしめる駆動手段20と、該各シャフト
19の先端部に垂下状態に取り付けられたアーム部材2
1と、該各アーム部材21の自由端部に2本ずつ一端部
にて連結されて互いに平行に水平に伸長する合計4本の
支持シャフト22と、該各支持シャフト22の他端部を
支えると共にその作動すべき方向に円滑に案内する案内
部材24とを有している。該各支持シャフト22には、
シリコンウェハー10の外周部に係合する支持溝(参照
符号は付さない)が例えば50条、長手方向に沿って並
設されており、50枚、すなわちカセット2つ分のシリ
コンウェハー10を整列状態を維持して支持する。
【0018】次に、上記した構成の基板転移装置の動作
について説明する。なお、以下の動作は、当該基板転移
装置が備えるマイクロコンピュータ等からなる制御部に
よって制御される。
【0019】図9において、洗浄処理を終えたシリコン
ウェハー10を収容した2つの第1のカセット7が、夫
々第1のトラバース台2上に載置される。また、空の第
2のカセット8が2つ、第2のドラバース台3上に載置
される。すると、該第1のトラバース台2及び第2のト
ラバース台3からなる可動ベース5が、図示しないベー
ス駆動手段の作動によって二点鎖線にて示す位置から往
動させられ、実線で示す位置に達する。これにより、上
記2つの第1のカセット7は所定位置、すなわち、各基
板受台15の直上に位置決めされる。
【0020】この状態で、図示しない受台駆動手段が作
動し、両基板受台15が上昇させられる。両基板受台1
5は、第2のトラバース台3及び第1のトラバース台2
に形成された開口部3b,2aを経て、第1のカセット
7に対してその底部開口部を通じて挿通される。よっ
て、該第1のカセット7内の各シリコンウェハー10は
該基板受台15により支持されて上方に抜き出される。
このとき、上方に配設された受渡し手段18に関して
は、その具備した両アーム部材21が相互離間方向に回
動させられ、シリコンウェハー10を支持すべき2本ず
つ合計4本の支持シャフト22は開状態とされている。
【0021】上記両基板受台15は、その支持した各シ
リコンウェハー10と共に更に上昇を続けられ、最上昇
位置に至り、停止される。この状態で、該各シリコンウ
ェハー10は上記各支持シャフト22間に位置してい
る。続いて、受渡し手段18が作動して、該各支持シャ
フト22が閉動作、すなわちチャッキング動作させられ
る。このチャッキング動作が完了すると、上記両基板受
台15が下降せしめられる。これにより、各シリコンウ
ェハー10は、該各支持シャフト22に形成された支持
溝に係合し、該各支持シャフト22によって受けられ
る。
【0022】下降する両基板受台15が第1のカセット
7、第1のトラバース台2及び第3のトラバース台3を
通下して最下降位置に達したら、可動ベース5が復動さ
せられ、図9において二点鎖線にて示す位置に至る。こ
れにより、上記第1のカセット7は基板受台15の直上
から離脱し、代って第2のカセット8が基板受台15の
直上に位置決めされる。
【0023】この後、上記両基板受台15が再び上昇さ
せられる。よって、該基板受台15は、第2のトラバー
ス台3の開口部3a、第2のカセット8を通過して最上
昇位置に至る。これにより、受渡し手段18の各支持シ
ャフト22によって支えられている各シリコンウェハー
10は、該各基板受台15によって若干持ち上げられる
形となり、該各基板受台15に渡される。すると、該各
支持シャフト22が開動作、すなわち反チャッキング動
作させられる。
【0024】この反チャッキング動作が完了すると、両
基板受台15がその保持した各シリコンウェハー10と
共に下降される。よって、該各シリコンウェハー10は
第2のカセット8内に収納され、両基板受台15のみが
更に下降して最下降位置に達する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の基板転
移装置においては、次のような問題を擁している。
【0026】前述したように、第1のカセット7には支
持溝7aが形成されており、各シリコンウェハー10は
その外周部がこの支持溝7aに係合することによって整
列状態とされる。この支持溝7aは、該支持溝7aに対
するシリコンウェハー10の入り込みを円滑にするこ
と、また、図12に示した洗浄処理装置による洗浄の効
率を高めることなどを目的として、シリコンウェハー1
0の厚みの寸法よりも若干大きく設定されている。よっ
て、図16に示すように、シリコンウェハー10はこの
支持溝7aの溝幅の範囲内で傾きを生じ得る。
【0027】この場合、前述の基板受台15が上記第1
のカセット7の底部開口部を通じて挿入されて各シリコ
ンウェハー10を保持する際に下記の事象が発生するこ
とがある。
【0028】すなわち、図15に示すように、基板受台
15には多数の受け溝15d,15e,15fが形成さ
れており、基板受台15が上昇することによってこれら
受け溝がシリコンウェハー10の下端側外周部に係合し
て該シリコンウェハー10を持ち上げる状態となる。こ
のとき、図17に示すように、シリコンウェハー10の
下端部に対して上記受け溝15e(他の受け溝15d及
び15fについては示さないが、同様の事象を生ずる)
のY字状断面形状の角部15g若しくは斜面部15hが
係合する。但し、該角部15gについては詳しくは、シ
リコンウェハー10の面取部10aに係合する。よっ
て、図16に示すように、シリコンウェハー10は、自
体の自重Wとこれら斜面部15h若しくは面取部10a
の傾斜角とに基づく略水平方向の分力Whを下端部に受
けることとなり、第1のカセット7の支持溝7aの内壁
面に略点接触している上側部位10bが該内壁面に対し
てこの分力Whを以て押圧される。また、シリコンウェ
ハー10は該支持溝7a内において自ら傾斜しているた
め、自重Wと自体の傾斜角とに基づく押圧力Pを上記上
側部位10bにて支持溝7aの内壁面に及ぼすこととな
る。なお、上記分力Wh及び該押圧力Pについては、こ
の場合、1枚のシリコンウェハー10を協働して受ける
べく基板受台15に設けられた上記3箇所の受け溝15
d,15e及び15f各々に関して生ずるもの同士を合
成した値とする。
【0029】上記の故に、シリコンウェハー10とこれ
が接触している上記支持溝7aの内壁面の両者間の摩擦
係数をμとすれば、シリコンウェハー10が上記基板受
台15によって持ち上げられるときに該両者間に摩擦力
μ(Wh+P)が生ずる。この摩擦力は、シリコンウェ
ハー10の持上げに伴って第1のカセット7を持ち上げ
る力として作用する。1枚のシリコンウェハー10にお
いて生ずる該摩擦力は比較的小さいものであるが、上記
基板受台15は第1のカセット7内に収容されている例
えば25枚のシリコンウェハー10を同時に持ち上げる
から、全体としての摩擦力はかなり大きいものとなる。
【0030】一方、上記の原因による他、下記の原因に
よっても摩擦力が発生する。
【0031】すなわち、上記第1のカセット7に形成さ
れた支持溝7aと上記基板受台15の各受け溝15d,
15e,15fは互いにピッチが等しく設定されてお
り、図9に示す装置においてはこれら支持溝7a及び各
受け溝15d乃至15fが互いに一致するように、第1
のカセット7が基板受台15に対して高い精度を以て位
置決めされる。ところが、常温が保たれる基板受台15
に対し、第1のカセット7は処理液に浸漬されることな
どによって温度変化に晒される故、図18に示すように
支持溝7aと各受け溝15d乃至15fのピッチが揃わ
なくなってずれを生ずる可能性がある。
【0032】このようなずれが生じた場合、図示のよう
に、基板受台15の各受け溝15d乃至15fがシリコ
ンウェハー10に係合したときに該シリコンウェハー1
0は僅かながら弓なりに弾性変形せしめられ、その結
果、図18に示すように、第1のカセット7の支持溝7
aの内壁面に2箇所で接触しているシリコンウェハー1
0の上側部位10bがこの弾性変形に基づく押圧力Q/
2を該内壁面に及ぼすこととなる。このため、シリコン
ウェハー10が基板受台15によって持ち上げられると
きに、シリコンウェハー10と支持溝7aの内壁面との
間には摩擦力μQが生ずる。この摩擦力も、第1のカセ
ット7を持ち上げようとする力となり、25枚収容され
ている各シリコンウェハー10において同様に発生し、
全体の力としてはかなり大きいものとなる。
【0033】上述のように、基板受台15によって第1
のカセット7からシリコンウェハー10の抜出しが行わ
れる際に各シリコンウェハー10と該カセット7との間
に摩擦力が生じた場合、該カセット7が比較的軽量のも
のでその自重に対してこの摩擦力が勝ってしまうと、該
第1のカセット7自体も第1のトラバース台2から浮き
上がってしまう事態が発生する。これにより、当該基板
転移装置は作動不能状態となる。
【0034】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みてな
されたものであって、カセットからの基板の抜出し作業
が確実に行われる基板抜出し収容装置及び基板転移装
置、並びに該各装置に用いられるべき基板受台を提供す
ることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明による基板受台は、長手方向に沿って平行に
設けられた複数の長手突部と、該長手突部上にそれぞれ
並設されて基板の外周部が係合する複数の受け溝とを有
し、前記基板を主面同士が平行となるように整列して支
持する基板受台であって、前記長手突部各々は、前記受
け溝を前記基板の整列方向において区割りする複数の区
割り部を備え、前記区割り部内に位置する前記受け溝
は、それぞれ同一の高さレベルからなり、前記区割り部
同士の間に互いに段差を形成したものである。また、前
記受け溝は、略Y字状の断面形状であるものである。
た、本発明による基板抜出し収容装置は、基板を主面同
が平行となるように整列して保持するカセットの底部
開口部を通じて挿通され、長手方向に沿って平行に設け
られた複数の長手突部と該長手突部上にそれぞれ並設さ
れて前記基板の外周部が係合する複数の受け溝とを有
し、前記基板を主面同士が平行となるように整列して支
持する基板受台と、該基板受台を移動して該基板受台の
前記カセットに対する挿通、抜出しを行う受台駆動手段
とを有し前記長手突部各々は、前記受け溝を前記基板
の整列方向において区割りする複数の区割り部を備え、
前記区割り部内に位置する前記受け溝は、それぞれ同一
の高さレベルからなり、前記区割り部同士の間に互いに
段差を形成したものである。また、前記カセットには、
前記基板の外周部に係合する支持溝が並設されているも
のである。また、本発明による基板転移装置は、基板を
面同士が平行となるように整列して保持する第1のカ
セット及び第2のカセットを異なる部位に搭載する可動
ベースと、該可動ベースを移動して前記第1のカセット
及び第2のカセットを所定位置に位置決めするベース駆
動手段と、前記所定位置に設けられて前記第1のカセッ
ト及び第2のカセット底部開口部を通じて挿通され、
長手方向に沿って平行に設けられた複数の長手突部と該
長手突部上にそれぞれ並設されて前記基板の外周部が係
合する複数の受け溝とを有し、前記基板を主面同士が平
行となるように整列して支持する基板受台と、該基板受
台を移動して該基板受台の前記第1のカセット及び第2
のカセットに対する挿通、抜出しを行う受台駆動手段
と、前記基板受台に対して前記基板の受渡しを行う受渡
し手段とを備え、前記長手突部各々は、前記受け溝を前
記基板の整列方向において区割りする複数の区割り部を
備え、前記区割り部内に位置する前記受け溝は、それぞ
れ同一の高さレベルからなり、前記区割り部同士の間に
互いに段差を形成したものである。また、前記第1のカ
セット及び第2のカセットのうち、少なくとも、前記基
板の抜出しが行われるカセットには、前記基板の外周部
に係合する支持溝が形成されているものである。
【0036】
【作用】かかる構成においては、上記基板受台をして基
板を受けさせるべくカセット内に挿入すると、上記各区
割り部毎の受け溝が、高段のものから段差の順に各基板
に係合する。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例としての基板転移装置
を、添付図面を参照しつつ説明する。なお、当該基板転
移装置は、以下に説明する部分以外は図9乃至図18に
基づいて説明した従来の基板転移装置と同様に構成され
ている故、装置全体としての説明は省略して要部のみの
説明に留める。また、以下の説明において、該従来の基
板転移装置の構成部分と同一の構成部分、並びに取り扱
う基板としてのシリコンウエハー及びカセット(第2の
カセット)については同じ参照符号を用いている。
【0038】図1に示すように、当該基板転移装置にお
いては、小型にして高さも低い自立型カセットからなる
第1のカセット31が用いられ、これが第1のトラバー
サ台2上に搭載される。なお、該第1のカセット31
は、図12に示した洗浄処理装置による洗浄処理用とし
て供される。
【0039】図2に示すように、上記第1のカセット3
1は、保持すべきシリコンウエハー10の左右両側下部
に2本ずつ対応するように平行に設けられた合計4本の
長手基板支持部材32と、該各基板支持部材32の端部
間に介装されて該端部同士を相互結合させる一対の平板
状の側部材36とからなる。
【0040】図3に示すように、上記各基板支持部材3
2は全体としては略円柱状となされ、シリコンウエハー
10の外周部に係合する支持溝32aが長手方向におい
て等ピッチにて並設されている。図示のように該支持溝
32aは断面形状が略台形状となされ、本実施例の場
合、26条が形成されている。従って、26枚のシリコ
ンウエハー10が保持され得、各シリコンウエハー10
は、この支持溝32aに係合することによって、その主
面同士が平行となるように等間隔にて整列して保持され
る。なお、図1に示した第2のカセット8に関しても2
6枚のシリコンウエハー10を収容し得るものとする。
【0041】図1において、上記第1のカセット31か
らのシリコンウエハー10の抜出し、並びに第2のカセ
ット8に対する該シリコンウエハー10の収容をなすた
めに設けられた基板受台40は、下記のように形成され
ている。
【0042】図2及び図4に示すように、基板受台40
は全体としては偏平な直方体状に形成されており、その
長手方向に沿って平行に3条の長手突部40a,40b
及び40cが形成されている。そして、これら突部40
a乃至40cには、各シリコンウエハー10の外周部が
係合し得る受け溝40d,40e及び40fが26条ず
つ全長にわたって並設されている。これにより、各シリ
コンウエハー10はその主面同士が平行となるように整
列して支持される。なお、これら各受け溝40d乃至4
0fは、その断面形状が略Y字状となされている。
【0043】図5から明らかなように、上記受け溝40
d,40e,40f各々は、シリコンウエハー整列方向
(基板整列方向)において複数、この場合5つの区割り
部41乃至45に区割りされている。なお、図5は縦断
面図である故に基板受台40の片側の受け溝40fは示
されていないが、該受け溝40fは他側の受け溝40d
と対称の形状である。
【0044】上記各区割り部41乃至45は、中央の区
割り部43を除いて、上記各受け溝40d,40e,4
0fを夫々5つずつ含んでおり、該中央の区割り部43
については該各受け溝を6つずつ含んでいる。そして、
図から明らかなように、各受け溝40d,40e,40
fは、該各区割り部41乃至45間で互いに段差を以て
形成されている。詳しくは、本実施例においては、区割
り部41から区割り部45に向って漸次低くなるように
設定されている。但し、区割り部41乃至45の夫々に
おいては、夫々が含む5つ又は6つの受け溝40d,4
0e,40fは同一レベルを以て形成されている。
【0045】続いて、上記した構成の基板転移装置の動
作について説明する。まず、装置全体としての動作を概
略的に説明する。
【0046】図1において、洗浄処理を終えたシリコン
ウエハー10を26枚ずつ収容した2つの第1のカセッ
ト31が夫々第1のトラバース台2上に載置される。ま
た、空の第2のカセット8が2つ、第2のトラバース台
3上に載置される。すると、該第1のトラバース台2及
び第2のトラバース台3からなる可動ベース5が、図示
しないベース駆動手段の作動によって二点鎖線にて示す
位置から往動させられ、実線で示す位置に達する。これ
によって、上記2つの第1のカセット31は、所定位
置、すなわち、各基板受台40の直上に位置決めされ
る。
【0047】この状態で、図示しない受台駆動手段が作
動し、両基板受台40が上昇させられる。両基板受台4
0は、第2のトラバース台3及び第1のトラバース台2
に形成された開口部3b,2aを経て、第1のカセット
31に対してその底部開口部を通じて挿通される。よっ
て、該第1のカセット31により保持されている各シリ
コンウエハー10は該基板受台40により支持されて上
方に抜き出される。このとき、上方に配設された受渡し
手段18に関しては、その具備した両アーム部材21が
相互離間方向に回動せられ、シリコンウエハー10を支
持すべき2本ずつ合計4本の支持シャフト22は開状態
とされている。
【0048】上記両基板受台40は、その支持した各シ
リコンウエハー10と共に更に上昇を続けられ、最上昇
位置に至り、停止される。この状態で、該各シリコンウ
エハー10は上記各支持シャフト22間に位置してい
る。続いて、受渡し手段18が作動して、該各支持シャ
フト22が閉動作、すなわちチャッキング動作させられ
る。このチャッキング動作が完了すると、上記両基板受
台40が下降せしめられる。これによって、各シリコン
ウエハー10は、該各支持シャフト22に形成された支
持溝に係合し、該各支持シャフト22によって整列状態
を保って受けられる。なお、該支持溝は、52条形成さ
れている。
【0049】下降する両基板受台40が空になった第1
のカセット31、第1のトラバーサ台2及び第3のトラ
バーサ台3を通過して最下降位置に達したら、可動ベー
ス25が復動させられ、図1において二点鎖線にて示す
位置に至る。これにより、上記第1のカセット31は基
板受台40の直上から水平に離脱し、代って第2のカセ
ット8が該基板受台40の直上に位置決めされる。
【0050】この後、上記両基板受台40が再び上昇さ
せられる。よって、該基板受台40は、第2トラバース
台3の開口部3a、第2のカセット8を通過して最上昇
位置に至る。これにより、受渡し手段18の各支持シャ
フト22によって支えられている各シリコンウエハー1
0は、該各基板受台40によって若干持ち上げられる状
態となり、該各基板受台40に渡される。すると、該各
支持シャフト22が開動作、すなわち反チャッキング動
作させられる。
【0051】この反チャキング動作が完了すると、両基
板受台40がその保持した各シリコンウエハー10と共
に下降される。よって、該各シリコンウエハー10は第
2のカセット8内に収納され、両基板受台40のみが更
に下降して最下降位置に達する。
【0052】次いで、上記基板受台40によって第1の
カセット31内の各シリコンウエハー10を上方に抜き
出す際の動作について詳しく説明する。
【0053】前述したように、基板受台40に並設され
た各受け溝40d,40e,40fは、シリコンウエハ
ー整列方向において5つの区割り部41乃至45に区割
りされ、かつ、該区割り部各々間で互いに段差を以て形
成されている。従って、該基板受台40をして各シリコ
ンウエハー10を受けさせるべく第1のカセット31内
に下側から挿入すると、上記各区割り部41乃至45毎
の受け溝40d,40e,40fは、高段のものから段
差の順に各シリコンウエハー10に係合する。すなわ
ち、本実施例の基板受台40においては、区割り部41
から区割り部45へと順に低くなっているから、この順
に係合する。従って、次に記すように第1のカセット3
1内におけるシリコンウエハー10の傾き等、諸々の原
因によって各シリコンウエハー10と該カセット31と
の間に摩擦力が生じる場合に、カセット31内に収容さ
れている26枚の全てのシリコンウエハー10における
摩擦力が同時に作用することがなく、上記各区割り部4
1乃至45毎のシリコンウエハー10に生ずる比較的小
さな摩擦力が時間差を以て順に作用する。故に、第1の
カセット31が本実施例におけるように小型軽量のもの
であっても摩擦力によって浮き上がることがなく、基板
受台40によるシリコンウエハー10の抜出し作業は確
実に行われる。
【0054】ここで、シリコンウエハー10と第1のカ
セット31との間に生ずる摩擦力について説明する。
【0055】前述したように、第1のカセット31は4
本の基板支持部材32を有しており、該各基板支持部材
32には支持溝32aが形成されている。各シリコンウ
エハー10はその外周部がこの支持溝32aに係合する
ことによって整列状態とされる。この支持溝32aは、
該支持溝32aに対するシリコンウエハー10の入り込
みを円滑にすること、また、図12に示した洗浄処理装
置による洗浄の効率を高めることなどを目的として、シ
リコンウエハー10の厚みの寸法よりも若干大きく設定
されている。よって、図6に示すように、シリコンウエ
ハー10はこの支持溝32aの溝幅の範囲内で傾きを生
じ得る。
【0056】このようにシリコンウエハー10が傾いて
いる場合、前述の基板受台40が上記第1のカセット3
1の底部開口部を通じて挿入されて各シリコンウエハー
10を保持する際に下記の事象が発生することがある。
【0057】すなわち、前述したように、基板受台40
には多数の受け溝40d,40e,40fが形成されて
おり、該基板受台40が上昇することによってこれら受
け溝がシリコンウエハー10の下端側外周部に係合して
該シリコンウエハー10を持ち上げる状態となる。この
とき、図7に示すように、シリコンウエハー10の下端
部に対して上記受け溝40e(他の受け溝40d及び4
0fについては示さないが、同様の事象を生ずる)のY
字状断面形状の角部40g若しくは斜面部40hが係合
する。但し、該角部40gについては詳しくは、シリコ
ンウエハー10の面取部10aに係合する。よって、図
6に示すように、シリコンウエハー10は、自体の自重
Wとこれら斜面部40h若しくは面取部10aの傾斜角
とに基づく略水平方向の分力Whを下端部に受けること
となり、第1のカセット31が具備する各基板支持部材
32のうち上方に配設されたものの支持溝32aの内壁
面に略点接触している上側部位10bが該内壁面に対し
てこの分力Whを以て押圧される。また、シリコンウエ
ハー10は、該支持溝32a内において自ら傾斜してい
るため、自重Wと自体の傾斜角とに基づく押圧力Pを上
記上側部位10bにて支持溝32aの内壁面に及ぼすこ
ととなる。なお、上記分力Wh及び該押圧力Pについて
は、この場合、1枚のシリコンウエハー10を協働して
受けるべく基板受台40に設けられた上記3箇所の受け
溝40d、40e及び40f各々に関して生ずるもの同
士を合成した値とする。
【0058】上記の故に、シリコンウエハー10とこれ
が接触している上記支持溝32aの内壁面の両者間の摩
擦係数をμとすれば、シリコンウエハー10が上記基板
受台40によって持ち上げられるときに該両者間に摩擦
力μ(Wh+P)が生ずる。この摩擦力は、シリコンウ
エハー10の持ち上げに伴って第1のカセット31を浮
き上がらせる力として作用する。1枚のシリコンウエハ
ー10において生ずる該摩擦力は比較的小さいものであ
るが、同時に持ち上げられるシリコンウエハー10の枚
数が多いと総摩擦力は大きくなり、これが第1のカセッ
ト31の自重に勝った場合、該カセット31は浮き上が
ることとなる。当該基板転移装置においては、前述した
ように、基板受台40によって同時に持ち上げられるシ
リコンウエハー10の枚数を5枚及び6枚と少く制限し
ている故、総摩擦力は小さく抑えられる。
【0059】一方、上記の原因の他、下記の原因によっ
ても摩擦力が発生する。
【0060】すなわち、上記第1のカセット31に形成
された支持溝32aと上記基板受台40の各受け溝40
d,40e,40fは互いにピッチが等しく設定されて
おり、図1に示す装置においてはこれら支持溝32a及
び各受け溝40d乃至40fが互いに一致するように、
第1のカセット31が基板受台40に対して高い精度を
以て位置決めされる。ところが、常温に保たれる基板受
台40に対し、第1のカセット31は処理液に浸漬され
ることなどによって温度変化に晒される故、図8に示す
ように支持溝32aと各受け溝40d乃至40fのピッ
チが揃わなくなってずれを生ずる可能性がある。
【0061】このようなずれが生じた場合、図示のよう
に、基板受台40の各受け溝40d乃至40fがシリコ
ンウエハー10に係合したときに該シリコンウエハー1
0は僅かながら弓なりに弾性変形せしめられ、その結
果、図8に示すように、上記支持溝32aの内壁面に2
箇所で接触しているシリコンウエハー10の上側部位1
0bがこの弾性変形に基づく押圧力Q/2を該内壁面に
及ぼすこととなる。このため、シリコンウエハー10が
基板受台40によって持ち上げられるときに、シリコン
ウエハー10と支持溝32aの内壁面との間には摩擦力
μQが生じ、この摩擦力も第1のカセット31を浮き上
がらせようとする力となる。この摩擦力も、1枚のシリ
コンウエハー10に関しては小さいが、一度に持ち上げ
られるシリコンウエハーの枚数が多いと総摩擦力は大と
なる。前述のように、当該基板転移装置においては、基
板受台40によって同時に持ち上げられるシリコンウエ
ハー10の枚数を少く制限しているから、総摩擦力は小
さく抑えられる。
【0062】上記から明らかなように、当該基板転移装
置においては、基板受台40によって第1のカセット3
1内の各シリコンウエハー10を抜き出す際に生ずる摩
擦力を小さく抑えている。従って、第1のカセット31
の浮き上がりは生ぜず、基板受台40によるシリコンウ
エハー10の抜出し作業は確実に行われる。
【0063】なお、上記の効果は、基板受台40に形成
された受け溝40d,40e,40fが本実施例のよう
に略Y字状の断面形状である場合に特に顕著である。
【0064】また、上記効果は、本実施例のように、シ
リコンウエハー外周部に係合する支持溝32aが第1の
カセット31に並設されている場合、シリコンウエハー
10と該支持溝32aの内壁面との間に摩擦力が生じ得
ることから、特に顕著に奏される。但し、このような支
持溝32aがカセット31に形成されていない場合で
も、何等かの原因によってシリコンウエハー10とカセ
ットとの間にカセットを浮き上がらせるようとする摩擦
力が発生することは考えられるから、その場合でも本発
明による上記構成は有用である。
【0065】また、本実施例においては、図4及び図5
に示したように、基板受台40の各受け溝40d,40
e,40fについて、区割り41から区割り部45に向
うに従って漸次低くなるように設定されているが、段差
の順番に関してはこのように一律に変化する構成に限ら
ず、高い区割り部の隣に低い区割り部を設けたら、その
次にまた高い区割り部を設けるなど、その高低差のつけ
方は適宜変えてよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板受台に並設された受け溝各々が、基板整列方向におい
て複数の区割り部に区割りされ、かつ、該区割り部各々
間で互いに段差を以て形成されている。かかる構成によ
れば、上記基板受台をして基板を受けさせるべくカセッ
ト内に挿入すると、上記各区割り部毎の受け溝が、高段
のものから段差の順に各基板に係合する。従って、カセ
ット内における基板の傾き等、諸々の原因によって各基
板とカセットとの間に摩擦力が生じる場合に、カセット
内の全ての基板における摩擦力が同時に作用することが
なく、上記各区割り部毎の基板に生ずる比較的小さな摩
擦力が時間差を以て順に作用する。故に、カセットが小
型軽量のものであっても摩擦力によって浮き上がること
がなく、基板の抜出し作業は確実に行われる。なお、上
記の効果は、基板受台に形成された受け溝が略Y字状の
断面形状である場合に特に顕著である。また、上記効果
は、基板外周部に係合する支持溝がカセットに並設され
ている場合、基板と該支持溝の内壁面との間に摩擦力が
生じ得ることから、特に顕著に奏される。但し、このよ
うな支持溝がカセットに形成されていない場合でも、何
等かの原因によって基板とカセットとの間にカセットを
浮き上がらせようとする摩擦力が発生することは考えら
れるから、その場合でも本発明は有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例としての基板転移装置
の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した基板転移装置が具備する
基板受台と該基板受台が挿通されるべき第1のカセット
とを示す斜視図である。
【図3】図3は、図2に示した第1のカセットが具備す
る基板支持部材とこれに係合するシリコンウエハーを示
す正面図である。
【図4】図4は、図2に示した基板受台の拡大斜視図で
ある。
【図5】図5は、図4に示した基板受台の縦断面図であ
る。
【図6】図6は、図2に示した第1のカセットが具備す
る各基板支持部材に形成された支持溝とシリコンウエハ
ーとの係合状態を示す正面図である。
【図7】図7は、図4に示した基板受台に形成された受
け溝とシリコンウエハーとの係合状態を示す図である。
【図8】図8は、図2に示した第1のカセット及び基板
受台とシリコンウエハーとの係合状態を示す平面図であ
る。
【図9】図9は、従来の基板転移装置の斜視図である。
【図10】図10は、図9に示した基板転移装置が具備
する第1のトラバーサ台の平面図である。
【図11】図11は、図9に示した基板転移装置が具備
する第2のトラバーサ台の平面図である。
【図12】図12は、図9に示した基板転移装置にて取
り扱われるべき第1のカセットと、該第1のカセット内
のシリコンウエハーについて洗浄処理を行う洗浄処理装
置とを示す斜視図である。
【図13】図13は、図9に示した基板転移装置にて取
り扱われる第1のカセット及びこれに収容されたシリコ
ンウエハーの縦断面図である。
【図14】図14は、図13に関するA−A矢視図であ
る。
【図15】図15は、図9に示した基板転移装置が具備
する基板受台の斜視図である。
【図16】図16は、図13及び図14に示した第1の
カセットに形成された支持溝とシリコンウエハーとの係
合状態を示す正面図である。
【図17】図17は、図15に示した基板受台に形成さ
れた受け溝とシリコンウエハーとの係合状態を示す図で
ある。
【図18】図18は、図13乃至図15に夫々示した第
1のカセット及び基板受台とシリコンウエハーとの係合
状態を示す平面図である。
【符号の説明】 2 第1のトラバース台 3 第2のトラバース台 5 可動ベース 8 第2のカセット 10 シリコンウエハー(基板) 18 受渡し手段 22 (受渡し手段18の)支持シャフト 31 第1のカセット 32 (第1のカセット31の)基板支持部材 32a 支持溝 36 (第1のカセット31の)側部材 40 基板受台 40d,40e,40f 受け溝 41,42,43,44,45 区割り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B65G 49/07 H01L 21/304 B66F 7/00 - 19/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って平行に設けられた複数
    の長手突部と、該長手突部上にそれぞれ並設されて基板
    の外周部が係合する複数の受け溝とを有し、前記基板を
    主面同士が平行となるように整列して支持する基板受台
    であって、 前記長手突部各々は、前記受け溝を前記基板の整列方向
    において区割りする複数の区割り部を備え、 前記区割り部内に位置する前記受け溝は、それぞれ同一
    の高さレベルからなり、前記区割り部同士の間に互いに
    段差を形成したこと を特徴とする基板受台。
  2. 【請求項2】 前記受け溝は、略Y字状の断面形状であ
    ることを特徴とする請求項1記載の基板受台。
  3. 【請求項3】 基板を主面同士が平行となるように整列
    して保持するカセットの底部開口部を通じて挿通され、
    長手方向に沿って平行に設けられた複数の長手突部と該
    長手突部上にそれぞれ並設されて前記基板の外周部が係
    合する複数の受け溝とを有し、前記基板を主面同士が平
    行となるように整列して支持する基板受台と、 該基板受台を移動して該基板受台の前記カセットに対す
    る挿通、抜出しを行う受台駆動手段とを有し前記長手突部各々は、前記受け溝を前記基板の整列方向
    において区割りする複数の区割り部を備え、前記区割り
    部内に位置する前記受け溝は、それぞれ同一の高さレベ
    ルからなり、前記区割り部同士の間に互いに段差を形成
    したこと を特徴とする基板抜出し収容装置。
  4. 【請求項4】 前記カセットには、前記基板の外周部に
    係合する支持溝が並設されていることを特徴とする請求
    項3記載の基板抜出し収容装置。
  5. 【請求項5】 基板を主面同士が平行となるように整列
    して保持する第1のカセット及び第2のカセットを異な
    る部位に搭載する可動ベースと、該可動ベースを移動して前記 第1のカセット及び第2の
    カセットを所定位置に位置決めするベース駆動手段と、 前記所定位置に設けられて前記第1のカセット及び第2
    のカセット底部開口部を通じて挿通され、長手方向に
    沿って平行に設けられた複数の長手突部と該長手突部上
    にそれぞれ並設されて前記基板の外周部が係合する複数
    の受け溝とを有し、前記基板を主面同士が平行となるよ
    うに整列して支持する基板受台と、 該基板受台を移動して該基板受台の前記第1のカセット
    及び第2のカセットに対する挿通、抜出しを行う受台駆
    動手段と、 前記基板受台に対して前記基板の受渡しを行う受渡し手
    段とを備え、前記長手突部各々は、前記受け溝を前記基板の整列方向
    において区割りする複数の区割り部を備え、前記区割り
    部内に位置する前記受け溝は、それぞれ同一の高さレベ
    ルからなり、前記区割り部同士の間に互いに段差を形成
    した ことを特徴とする基板転移装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のカセット及び第2のカセット
    のうち、少なくとも、前記基板の抜出しが行われるカセ
    ットには、前記基板の外周部に係合する支持溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項5記載の基板転移装
    置。
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