JPH0686385U - Ｉｃテスタの接続ケーブル収容構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＩＣテスタの架１内にシェルフ２と棚３とフ
ァンユニット４が組となって複数段配置され、シェルフ
２に実装される複数のプリント基板２Ａと電気的に接続
されるケーブル２Ｂ群を回避してファンユニット４を架
１から着脱する場合に、着脱が容易な接続ケーブルの収
容構造を提供する。 【構成】 ケーブルダクト５はケーブル２Ｂ群が収容さ
れる凹部５Ａが形成される。端部５Ｂは蝶板５Ｃで棚３
に取り付けられる。ケーブルダクト５が回転すると、ケ
ーブル２Ｂ群を凹部５Ａ内に覆うとともに、ファンユニ
ット４を引き出し可能にケーブルダクト５が移動する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ＩＣテスタの架間または架とＩＣテスタの付属機器を電気的にケ ーブルで接続する場合のＩＣテスタの接続ケーブル収容構造についてのものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

次に、従来のＩＣテスタの接続ケーブル収容構造を図３により説明する。図３ の１は架、２はシュルフ、３は棚、４はファンユニット、６はケーブルダクトで ある。

【０００３】 図３の架１内にはシェルフ２が実装され、シェルフ２の下面には棚３が設置さ れ、棚３の下面にはファンユニット４が設置される。シェルフ２と棚３とファン ユニット４は組として架１内に複数段配置される。シェルフ２には複数のプリン ト基板２Ａが実装され、プリント基板２Ａにはケーブル２Ｂが接続される。

【０００４】 図３では、ファンユニット４の前面にケーブルダクト６が保持され、ケーブル ダクト６はプリント基板２Ａと電気的に接続されるケーブル２Ｂ群を左右に振り 分けて収容している。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

図３では、保守や交換のためファンユニット４を架１から引き出す場合がある 。図４は図３の要部拡大図である。図４では、ファンユニット４を架１から引き 出すときには、ケーブルダクト６の固定ねじを取り外し、シェルフ２から垂れ下 がるケーブル２Ｂ群を回避する必要がある。ファンユニット４を架１に装着する ときには、ケーブル２Ｂ群を回避した後に、ケーブルダクト６をファンユニット ４にねじで固定する。しかし、このようなファンユニットの着脱作業は手間がか かるという問題がある。

【０００６】 この考案は、棚と回転自在に取り付けられるケーブルダクトを配置することに より、ファンユニットの着脱が簡便になる接続ケーブルの収容構造の提供を目的 とする。

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するため、この考案では、ＩＣテスタの架１内にシェルフ２を 実装し、シェルフ２の下面に棚３を設置し、棚３の下面にファンユニット４を設 置し、シェルフ２と棚３とファンユニット４を組として架１内に複数段配置し、 シェルフ２に実装される複数のプリント基板２Ａと電気的に接続されるケーブル ２Ｂ群を回避してファンユニット４を架１から着脱する場合に、ケーブル２Ｂ群 が収容される凹部５Ａが形成され、端部５Ｂは棚３と回転自在に取り付けられる ケーブルダクト５を備え、ケーブルダクト５が回転するとケーブル２Ｂ群を凹部 ５Ａ内に覆うとともに、ファンユニット４を引き出し可能にケーブルダクト５が 移動する。

【０００７】

【作用】

次に、この考案による接続ケーブル収容構造の構成を図１により説明する。図 １の５はケーブルダクトであり、その他は図３と同じものである。すなわち、図 １は図３のケーブルダクト６をケーブルダクト５に置き換えたものである。

【０００８】 図１のケーブルダクト５は凹部５Ａが形成され、凹部５Ａにはケーブル２Ｂ群 が収容される。ケーブルダクト５の端部５Ｂは棚３と蝶番５Ｃで回転自在に取り 付けられる。

【０００９】 図２は図１の要部拡大図である。図１はファンユニット４を引き出す前の状態 であり、図２はファンユニット４が着脱可能な状態である。すなわち、図２では 、ケーブルダクト５が回転して、ケーブル２Ｂ群を凹部５Ａ内に覆うとともに、 ケーブルダクト５は上方に移動するので、容易にファンユニット４を着脱できる 。

【００１０】

【考案の効果】

この考案は、棚と回転自在に取り付けられるケーブルダクトが配置されている ので、ケーブルダクトを回転させれば、ファンユニットの着脱が簡便になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案による接続ケーブル収容構造の構成図
である。

【図２】図１の要部拡大図である

【図３】従来技術による接続ケーブル収容構造の構成図
である。

【図４】図３の要部拡大図である

【符号の説明】

１ 架 ２ シェルフ ２Ａ プリント基板 ２Ｂ ケーブル ３ 棚 ４ ファンユニット ５ ケーブルダクト ５Ａ 凹部 ５Ｂ 端部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＩＣテスタの架(1) 内にシェルフ(2) を
   実装し、シェルフ(2) の下面に棚(3) を設置し、棚(3)
   の下面にファンユニット(4) を設置し、シェルフ(2) と
   棚(3) とファンユニット(4) を組として架(1) 内に複数
   段配置し、シェルフ(2) に実装される複数のプリント基
   板(2A)と電気的に接続されるケーブル(2B)群を回避して
   ファンユニット(4) を架(1) から着脱する場合に、 ケーブル(2B)群が収容される凹部(5A)が形成され、端部
   (5B)は棚(3) と回転自在に取り付けられるケーブルダク
   ト(5) を備え、 ケーブルダクト(5) が回転するとケーブル(2B)群を凹部
   (5A)内に覆うとともに、ファンユニット(4) を引き出し
   可能にケーブルダクト(5) が移動することを特徴とする
   ＩＣテスタの接続ケーブル収容構造。