JPH0686332A - 複眼撮像方法 - Google Patents

複眼撮像方法

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JPH0686332A
JPH0686332A JP4237072A JP23707292A JPH0686332A JP H0686332 A JPH0686332 A JP H0686332A JP 4237072 A JP4237072 A JP 4237072A JP 23707292 A JP23707292 A JP 23707292A JP H0686332 A JPH0686332 A JP H0686332A
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JP
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image
imaging
time
systems
compound
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JP4237072A
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English (en)
Inventor
Takashi Kato
隆志 加藤
Shigeyuki Suda
繁幸 須田
Tatsuji Katayama
達嗣 片山
Yukichi Niwa
雄吉 丹羽
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複眼撮像方法を、動きの大きな被写体に対し
ても出力画像の滑らかさを失うことなく時間分解能を向
上することができ、かつ、撮影感度の限界以下の暗い場
所における被写体に対しても画質や時間分解能の劣化を
防止できるようにする。 【構成】 この複眼撮像装置は、左側撮像系20L のサ
ンプリングタイムを右側撮像系20R のサンプリングタ
イムに対して一定時間ずらして撮像し、右側撮像系20
R で得られる画像を奇数フィールドの画像とし、左側撮
像系20L で得られる画像を偶数フィールドの画像とし
て、右側撮像系20R および左側撮像系20L でそれぞ
れ得られる画像を合成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複眼撮像方法に関し、
特に、複数の撮像系を用いて共通の被写体をそれぞれ撮
像して得られる複数の画像を合成することにより一つの
画像を得る複眼撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ用の撮像装置においては、
出力画像の時間分解能を向上する方法として、被写体を
撮像する際に撮像素子の蓄積時間を短くすることによ
り、シャッタースピードを速くし露出中の被写体の動き
によるボケを減して見かけ上の時間分解能を向上する方
法が採られている。
【0003】また、暗い被写体を撮影する際の受光感度
を向上する方法として、電気的に映像信号を増幅すると
いう方法や時間分解能を犠牲にして撮像素子の蓄積時間
を増やす方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の撮像装置においては、以下に示すような問題が
ある。 (1)出力画像の時間分解能を向上するためにシャッタ
ースピードを速くすると、出力画像は、ストロボ撮影時
の画像のように滑らかさを失ったものとなる。 (2)必要撮影照度の限界を超えた暗い被写体に対して
は、受光感度を向上するために電気的に映像信号を増幅
すると、出力画像は、ノイズも同時に増幅されてしまう
ため、SN比(画質)が劣化したものとなる。また、撮
像素子の蓄積時間を長くすると、出力画像は、時間分解
能が劣化したものとなる。
【0005】本発明の目的は、動きの大きな被写体に対
しても出力画像の滑らかさを失うことなく時間分解能を
向上することができ、かつ、撮影感度の限界以下の暗い
場所における被写体に対しても画質や時間分解能の劣化
を防止できる複眼撮像方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複眼撮像方法
は、複数の撮像系を用いて共通の被写体をそれぞれ撮像
して得られる複数の画像を合成する複眼撮像方法におい
て、前記各撮像系のサンプリングタイムを一定時間ずつ
ずらして撮像する。
【0007】または、二つの撮像系を用いて共通の被写
体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像を合成する複
眼撮像方法において、前記二つの撮像系のうち他方の撮
像系のサンプリングタイムを一方の撮像系のサンプリン
グタイムに対して一定時間ずらして撮像し、前記一方の
撮像系で得られる画像を奇数フィールドの画像とし、前
記他方の撮像系で得られる画像を偶数フィールドの画像
として、前記二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を合
成する。
【0008】または、二つの順次走査方式による撮像系
を用いて共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つ
の画像を合成する複眼撮像方法において、前記二つの撮
像系のうち他方の撮像系のサンプリングタイムを一方の
撮像系のサンプリングタイムに対して一定時間ずらして
撮像し、前記二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を交
互に合成する。
【0009】ここで、前記一方の撮像系で得られる画像
と前記他方の撮像系で得られる画像とを補間合成しても
よい。
【0010】または、二つの順次走査方式による撮像系
を用いて共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つ
の画像を合成する複眼撮像方法において、前記二つの撮
像系のうち他方の撮像系のサンプリングタイムを一方の
撮像系のサンプリングタイムに対して一定時間ずらして
撮像し、前記一方の撮像系で得られる画像を奇数フィー
ルドの画像とし、前記他方の撮像系で得られる画像を偶
数フィールドの画像として、前記二つの撮像系でそれぞ
れ得られる画像を合成する。
【0011】または、二つの順次走査方式による撮像系
を用いて共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つ
の画像を合成する複眼撮像方法において、前記二つの撮
像系のうち他方の撮像系のサンプリングタイムを一方の
撮像系のサンプリングタイムに対して一定時間ずらして
撮像し、前記一方の撮像系で得られる時間的にずれた二
つの画像を補間合成し一つの画像として、前記他方の撮
像系で得られる画像と合成する。
【0012】または、二つの撮像系を用いて共通の被写
体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像を合成する複
眼撮像方法において、合成後の画像のフィールドレート
よりも遅いフィールドレートでかつ前記合成後の画像の
フィールドレートよりも遅いシャッター速度で、前記二
つの撮像系のうち他方の撮像系のサンプリングタイムを
一方の撮像系のサンプリングタイムに対して一定時間ず
らして撮像し、前記一方の撮像系で得られる画像を奇数
フィールドの画像とし、前記他方の撮像系で得られる画
像を偶数フィールドの画像として、前記二つの撮像系で
それぞれ得られる画像を合成する。
【0013】または、二つの撮像系を用いて共通の被写
体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像を合成する複
眼撮像方法において、合成後の画像のフィールドレート
よりも遅いフィールドレートでかつ前記合成後の画像の
フィールドレートよりも遅いシャッター速度で、前記二
つの撮像系のうち他方の撮像系のサンプリングタイムを
一方の撮像系のサンプリングタイムに対して一定時間ず
らして撮像し、前記二つの撮像系でそれぞれ得られる画
像を交互に合成する。
【0014】ここで、前記一方の撮像系で得られる画像
と前記他方の撮像系で得られる画像とを補間合成しても
よい。
【0015】または、二つの撮像系を用いて共通の被写
体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像を合成するこ
とにより一つの画像を得る複眼撮像方法において、合成
後の画像のフィールドレートよりも遅いフィールドレー
トでかつ前記合成後の画像のフィールドレートよりも遅
いシャッター速度で、前記二つの撮像系のうち他方の撮
像系のサンプリングタイムを一方の撮像系のサンプリン
グタイムに対して一定時間ずらして撮像し、前記一方の
撮像系で得られる画像を奇数フィールドの画像とし、前
記他方の撮像系で得られる画像を偶数フィールドの画像
として、前記二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を合
成する。
【0016】ここで、前記一方の撮像系で得られる画像
と前記他方の撮像系で得られる画像とを補間合成しても
よい。
【0017】または、二つの順次走査方式による撮像系
を用いて共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つ
の画像を合成することにより一つの画像を得る複眼撮像
方法において、合成後の画像のフィールドレートよりも
遅いフィールドレートでかつ前記合成後の画像のフィー
ルドレートよりも遅いシャッター速度で、前記二つの撮
像系のうち他方の撮像系のサンプリングタイムを一方の
撮像系のサンプリングタイムに対して一定時間ずらして
撮像し、前記一方の撮像系で得られる時間的にずれた二
つの画像を補間合成し一つの画像として、前記他方の撮
像系で得られる画像と合成する。
【0018】
【作用】本発明の複眼撮像方法は、以下に示すように、
作用する。
【0019】(1)各撮像系のサンプリングタイムを一
定時間ずつずらして撮像することにより、一つの撮像系
で被写体を撮像する際のサンプリングタイムを1/N
(Nは撮像系の個数)に短縮したのと同じ効果をもたせ
ることができるため、出力画像の時間分解能を向上する
ことができる。特に、このとき、撮像系を構成する撮像
素子の蓄積時間を短くすることにより、被写体の動きに
よるボケも抑制できる。従って、出力画像は滑らかさを
失うことなく時間分解能を向上させることができる。
【0020】(2)二つの撮像系のうち他方の撮像系の
サンプリングタイムを一方の撮像系のサンプリングタイ
ムに対して一定時間ずらして撮像し、(a)一方の撮像
系で得られる画像を奇数フィールドの画像とし、他方の
撮像系で得られる画像を偶数フィールドの画像として、
二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を合成することに
より、または、(b)二つの順次走査による撮像系で撮
像し、二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を交互に合
成することにより、または、(c)二つの順次走査によ
る撮像系で撮像し、一方の撮像系で得られる時間的にず
れた二つの画像を補間合成し一つの画像として、他方の
撮像系で得られる画像と合成することにより、一つの撮
像系で被写体を撮像する際のサンプリングタイムを1/
2に短縮したのと同じ効果をもたせることができる。特
に、このとき、撮像系を構成する撮像素子の蓄積時間を
短くすることにより、被写体の動きによるボケも抑制で
きるため、一つの撮像系で被写体を撮像する場合に比べ
て、時間分解能が高く、滑らかさを失わない出力画像を
得ることができる。また、暗い被写体に対しても、最適
なフィールドレート,シャッター速度および2つの撮像
系間のサンプリングのタイミングを選択することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図8は、複眼撮像装置の基本配置を説明す
るための図である。
【0023】この複眼撮像装置は、2組の撮像系(右側
撮像系10R および左側撮像系10 L )を用いて共通の
被写体をそれぞれ撮像して得られる2つの画像を合成す
ることにより一つの画像を得るものである。右側撮像系
10R は、右側撮像光学系11R と右側イメージセンサ
12R とから構成されている。また、左側撮像系10 L
は、左側撮像光学系11L と左側イメージセンサ12L
とから構成されている。ここで、右側撮像光学系11R
と左側撮像光学系11L とは等価な仕様を有するもので
あり、ズームレンズからなる。また、右側イメージセン
サ12R と左側イメージセンサ12L とは等価な仕様を
有するものであり、サチコンなどの撮像管またはCCD
(電荷結合素子)などの固体撮像素子からなる。右側撮
像系10 R と左側撮像系10L とは、それらの光軸
L,LRが被写体面1上の点0でほぼ交差し、かつ、被
写体面1の法線0−0’に対して線対称の位置にそれぞ
れ設けられている。なお、各光軸LL,LRと被写体面1
の法線0−0’とのなす角(傾斜角)をそれぞれθとし
たときに、角度2θを輻輳角と定義する。
【0024】この複眼撮像装置では、被写体距離が変化
した場合には、たとえば図8図示×印を中心として右側
撮像系10R および左側撮像系10L をそれぞれ回転さ
せ、被写体距離の変化に応じて輻輳角2θを変えること
により、撮像が行われる。
【0025】以下、上述した複眼撮像装置の基本配置を
前提にして、本発明の複眼撮像方法の実施例について、
詳しく説明する。
【0026】図1は、本発明の複眼撮像方法の第1の実
施例が実現可能な複眼撮像装置を示す概略構成図であ
る。
【0027】この複眼撮像装置は、右側撮像系20R
左側撮像系20L と映像信号合成回路30とタイミング
制御回路31とを含む。ここで、右側撮像系20R は、
右側撮像レンズ21R と、右側CCDイメージセンサ2
R と、右側CCDイメージセンサ22R を駆動する右
側CCDドライバ23R と、右側CCDイメージセンサ
22R から出力される右側映像信号IR を増幅する右側
アンプ24R とからなる。左側撮像系20L は、左側撮
像レンズ21L と、左側CCDイメージセンサ22L
と、左側CCDイメージセンサ22L を駆動する左側C
CDドライバ23 L と、左側CCDイメージセンサ22
L から出力される左側映像信号IL を増幅する左側アン
プ24L とからなる。映像信号合成回路30は、右側ア
ンプ24Rから出力される右側映像信号IR と左側アン
プ24L から出力される左側映像信号IL との合成を行
う。タイミング制御回路31は、右側CCDドライバ2
Rと左側CCDドライバ23L と映像信号合成回路3
0との同期を制御する。
【0028】次に、この複眼撮像装置の動作原理につい
て、図1および図2(A)〜(C)を参照して説明す
る。
【0029】この複眼撮像装置は、左側撮像系20L
サンプリングタイムを右側撮像系20R のサンプリング
タイムに対して一定時間ずらして撮像し、右側撮像系2
Rで得られる画像を奇数フィールドの画像とし、左側
撮像系20L で得られる画像を偶数フィールドの画像と
して、右側撮像系20R および左側撮像系20L でそれ
ぞれ得られる画像を合成するものである。
【0030】具体的には、タイミング制御回路31によ
って、右側CCDイメージセンサ22R における右側撮
像レンズ21R からの像の撮像を開始させるとともに、
左側CCDイメージセンサ22L における左側撮像レン
ズ21L からの像の撮像を右側CCDイメージセンサ2
R よりも1/120秒だけ遅らせて開始させる。な
お、右側CCDイメージセンサ22R および左側CCD
イメージセンサ22L におけるフィールド方向のサンプ
リングタイムはともに、1/60秒である。このときの
右側CCDイメージセンサ22R におけるフィールド方
向のサンプリング点と左側CCDイメージセンサ22L
におけるフィールド方向のサンプリング点との関係を図
2(A),(B)にそれぞれ示す。ここで、図2(A)
は、右側CCDイメージセンサ22R におけるフィール
ド方向のサンプリング点を示す図であり、各白点R11
12,R13は奇数フィールドをそれぞれ示している。す
なわち、右側撮像系20R では、画像の空間的に奇数フ
ィールド部分が撮像される。また、図2(B)は、左側
CCDイメージセンサ22L におけるフィールド方向の
サンプリング点を示す図であり、各黒点R21,R22は偶
数フィールドをそれぞれ示している。すなわち、左側撮
像系20L では、画像の空間的に偶数フィールド部分が
撮像される。したがって、左側CCDイメージセンサ2
L におけるフィールド方向のサンプリング点は、右側
CCDイメージセンサ22R におけるフィールド方向の
サンプリング点よりも1/120秒だけずれている。
【0031】映像信号合成回路30では、図2(C)に
示すように、右側アンプ24R から出力される右側映像
信号IR の1番目の奇数フィールド(白点R11)を1番
目の奇数フィールド(白点G11)とし、左側アンプ24
L から出力される左側映像信号IL の1番目の偶数フィ
ールド(黒点R21)を1番目の偶数フィールド(黒点G
12)とし、右側映像信号IR の2番目の奇数フィールド
(白点R12)を2番目の奇数フィールド(白点G13)と
し、以下同様にして、右側映像信号IR と左側映像信号
L との合成が行われる。その結果、フィールドレート
が120フィールド/秒の出力画像を映像信号合成回路
30で得ることができる。したがって、たとえば立体T
V用途で用いられている池上通信機(株)製のDTM−
2031などのような垂直走査周波数120Hzのテレ
ビモニターに出力画像を出力することにより、時間分解
能の向上した画像を得ることができる。
【0032】以上説明したように、この複眼撮像装置で
は、二つの撮像系によって被写体をそれぞれ撮像する際
に、片方の撮像系のサンプリングタイムを他方の撮像系
のサンプリングタイムに対して1/120秒だけずらす
とともに、各撮像系からの映像信号を図2(C)に示し
た方法で合成することにより、一つの撮像系で被写体を
撮像する際のサンプリングタイムを1/2に短縮したの
と同じ効果をもたせることができるため、出力画像の時
間分解能を向上することができる。特に、このとき、撮
像系を構成する撮像素子の蓄積時間を短くすることによ
り、被写体の動きによるボケも抑制できるため、一つの
撮像系で被写体を撮像する場合に比べて、より滑らかな
出力画像を得ることができる。
【0033】次に、図1に示した複眼撮像装置と同様の
構成の複眼撮像装置を用いることにより、シャッタ速度
を遅くしてかつ時間分解能およびSN比を劣化させるこ
となく暗い被写体を撮像することができることについて
説明する。
【0034】ここでは、合成後の画像(出力画像)のフ
ィールドレートよりも遅いフィールドレートでかつ合成
後の画像のフィールドレートよりも遅いシャッター速度
で、左側撮像系20L のサンプリングタイムを右側撮像
系20R のサンプリングタイムに対して一定時間ずらし
て撮像し、右側撮像系20R で得られる画像を奇数フィ
ールドの画像とし、左側撮像系20L で得られる画像を
偶数フィールドの画像として、右側撮像系20R および
左側撮像系20L でそれぞれ得られる画像を合成する。
【0035】具体的には、右側撮像レンズ21R および
左側撮像レンズ21L によって生じた像を右側CCDイ
メージセンサ22R および左側CCDイメージセンサ2
Lにおいて出力画像のフィールドレートよりも遅いフ
ィールドレート(60フィールド/秒)でかつ1/12
0秒より遅いシャッター速度でそれぞれ撮像し、右側撮
像系20R および左側撮像系20L 間の撮像のタイミン
グを1/120秒だけずらす。このときの右側CCDイ
メージセンサ22R におけるフィールド方向のサンプリ
ング点と左側CCDイメージセンサ22L におけるフィ
ールド方向のサンプリング点との関係は、図2(A),
(B)にそれぞれ示したものとなる。映像信号合成回路
30では、図2(C)に示したように、右側映像信号I
R の1番目の奇数フィールド(白点R11)を1番目の奇
数フィールド(白点G11)とし、左側映像信号IL の1
番目の偶数フィールド(黒点R21)を1番目の偶数フィ
ールド(黒点G12)とし、右側映像信号IR の2番目の
奇数フィールド(城点R12)を2番目の奇数フィールド
(白点G13)とし、以下同様にして、右側映像信号IR
と左側映像信号IL との合成が行われる。その結果、フ
ィールドレートが120フィールド/秒の出力画像を映
像信号合成回路30で得ることができる。したがって、
たとえば立体TV用途で用いられている池上通信機
(株)製のDTM−2031などのような垂直走査周波
数120Hzのテレビモニターに出力画像を出力するこ
とにより、時間分解能の向上した画像を得ることができ
るとともに、暗い被写体に対しても、最適なフィールド
レート,シャッター速度および2つの撮像系間のサンプ
リングのタイミングを選択することによって、時間分解
能およびSN比を劣化させることなく撮像することが可
能となる。
【0036】以上の説明においては、画像を60フィー
ルド/秒で撮像し、各撮像のタイミングを1/120秒
だけずらしたときを例としたが、撮像時のフィールドレ
ートおよび各撮像のタイミングは、これらに限定される
ものではない。
【0037】図3(A)〜(C)はそれぞれ、本発明の
複眼撮像方法の第2の実施例を説明するための図であ
る。
【0038】本実施例の複眼撮像方法では、図1に示し
た右側撮像系20R および左側撮像系20L として、順
次走査方式による撮像系をそれぞれ用いる。図3(A)
は、右側CCDイメージセンサ22R におけるフィール
ド方向のサンプリング点を示しており、また、同図
(B)は、左側CCDイメージセンサ22L におけるフ
ィールド方向のサンプリング点を示している。すなわ
ち、右側CCDイメージセンサ22R と左側CCDイメ
ージセンサ22L とでは、サンプリングタイムが1/1
20秒ずれている。なお、同図(A)において、各二重
丸点R11’,R12’,R13’はそれぞれ、右側CCDイ
メージセンサ22R におけるフィールド方向のサンプリ
ング点の画像を示している。また、同図(B)におい
て、各二重丸点R 21’,R22’はそれぞれ、左側CCD
イメージセンサ22L におけるフィールド方向のサンプ
リング点の画像を示している。映像信号合成回路30で
は、図3(C)に示すように、右側アンプ24R から出
力される右側映像信号IR の1番目の画像(二重丸点R
11’)を1番目の画像(二重丸点G11’)とし、左側ア
ンプ24L から出力される左側映像信号IL の1番目の
画像(二重丸点R21’)を2番目の画像(二重丸点
12’)とし、以下同様にして、右側映像信号IR と左
側映像信号IL との合成が行われる。
【0039】なお、本実施例においても、合成後の画像
(出力画像)のフィールドレートよりも遅いフィールド
レートでかつ合成後の画像のフィールドレートよりも遅
いシャッター速度で撮像することにより、暗い被写体に
対しても、時間分解能およびSN比を劣化させることな
く撮像することが可能となる。
【0040】図4(A)〜(C)はそれぞれ、本発明の
複眼撮像方法の第3の実施例を説明するための図であ
る。
【0041】本実施例の複眼撮像方法では、二組の撮像
系(右側撮像系20R および左側撮像系20L )を用い
て共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像
を合成することにより、一つの高画質な画像を得る。す
なわち、図9に示すように、互いに垂直方向および水平
方向にそれぞれ半画素ずつずれた右側画像PR および左
側画像PL を右側CCDイメージセンサ22R 上および
左側CCDイメージセンサ22L 上にそれぞれ得て、得
られた二つの画像(右側画像PR および左側画像PL
を合成することによって、一つのより高精細な出力画像
OUT を得る。ここで、左側撮像系20L および右側撮
像系20R はそれぞれ、順次走査方式によるものであ
る。
【0042】本実施例の複眼撮像方法では、右側CCD
イメージセンサ22R における右側撮影レンズ21R
らの像の撮像を開始させるとともに、左側CCDイメー
ジセンサ22L における左側撮像レンズ21L からの像
の撮像を右側CCDイメージセンサ22R よりも1/6
0秒だけ遅らせて開始させる。このときの右側CCDイ
メージセンサ22R におけるフィールド方向のサンプリ
ング点および左側CCDイメージセンサ22L における
フィールド方向のサンプリング点はそれぞれ、図4
(A)および図4(B)に示すものとなる。すなわち、
同図(A)において、各二重丸点R31,R32,R33はそ
れぞれ、順次走査方式による右側CCDイメージセンサ
22R におけるフィールド方向のサンプリング点の画像
を示しており、また、同図(B)において、各二重丸点
41,R42,R43はそれぞれ、順次走査方式による左側
CCDイメージセンサ22L におけるフィールド方向の
サンプリング点の画像を示している。
【0043】映像合成回路30では、右側アンプ24R
から出力される右側映像信号IR の1番目の画像(二重
丸点R31)を1番目の奇数フィールドの画像(白点
31)とし、左側アンプ24L から出力される左側映像
信号IL の1番目の画像(二重丸点R41)を1番目の偶
数フィールドの画像(黒色G32)とし、右側映像信号I
Rの2番目の画像(二重丸点R32)を2番目の奇数フィ
ールドの画像(白点G33)とし、以下同様にして、右側
映像信号IR と左側映像信号IL との合成が行われる。
その結果、フィールドレートが60フィールド/秒の出
力画像を映像信号合成回路30で得ることができる。
【0044】なお、本実施例は、2つの撮像系は順次走
査方式で撮像し、合成出力時にはインターレース方式で
出力するものであったが、合成出力時に順次走査方式で
出力させることも可能であり、以下に、本発明の第4の
実施例として説明する。
【0045】図5は、本発明の複眼撮像方法の第4の実
施例が実現可能な複眼撮像装置を示す概略構成図であ
る。
【0046】この複眼撮像装置は、右側撮像系40R
よび左側撮像系40L で得られる映像信号の連続するフ
レーム間の信号から時間軸方向の補間を施した映像信号
を生成し、出力時のフレームに応じて各撮像系40R
40Lより得られる映像信号と前記補間信号とを合成す
るものであり、以下に示す点で、図1に示した複眼撮像
装置と異なる。 (1)タイミング制御回路49は、右側CCDドライバ
43R と左側CCDドライバ43L との同期のみを制御
する。 (2)合成時の右側映像信号IR と左側映像信号IL
生成する補間手段として、右側サンプルホールド回路4
R と、左側サンプルホールド回路45L と、右側A/
D回路46R と、左側A/D回路46L と、右側フレー
ムメモリ47R と、左側フレームメモリ47L と、右側
読出回路48R と、左側読出回路48L と、右側補間回
路50R と、左側補間回路50L と、右側重みテーブル
51R と、左側重みテーブル51L と、コントローラ5
2とを有する。 (3)映像信号合成回路53は、右側読出回路48R
らの右側映像信号IR と、左側読出回路48L からの左
側映像信号IL と、右側補間回路50R からの補間され
た右側映像信号と、左側補間回路50L からの補間され
た左側映像信号とを合成する。
【0047】次に、この複眼撮像装置の動作原理につい
て説明する。
【0048】タイミング制御回路49によって、右側C
CDイメージセンサ42R における右側撮像レンズ41
R からの像の撮像を開始させるとともに、左側CCDイ
メージセンサ42L における左側撮像レンズ41L から
の像の撮像を、右側CCDイメージセンサ42R よりも
1/60秒だけ遅らせて開始させる。なお、右側CCD
イメージセンサ42R および左側CCDイメージセンサ
42L におけるサンプリングタイムはともに、1/30
秒である。
【0049】右側CCDイメージセンサ42R から出力
される右側映像信号IR は、右側アンプ44R で増幅さ
れたのち、右側サンプルホールド回路45R および右側
A/D回路46R によりデジタル信号に変換されて右側
フレームメモリ47R に書き込まれる。一方、左側CC
Dイメージセンサ42L から出力される左側映像信号I
L は、左側アンプ44L で増幅されたのち、左側サンプ
ルホールド回路45Lおよび左側A/D回路46L によ
りデジタル信号に変換されて左側フレームメモリ47L
に書き込まれる。なお、各フレームメモリ47R,47L
は、少なくとも2フレーム分の映像信号を保存できるも
のである。以上の一連の動作により、各フレームメモリ
47R,47Lには、連続する2フレーム分の映像信号が
保存される。
【0050】右側フレームメモリ47R に書き込まれた
右側映像信号IR は、コントローラ52により制御され
る右側読出回路48R により読み出されたのち、右側補
間回路50R または映像信号合成回路53に入力され
る。ここで、コントローラ52は、出力時のフレームに
応じて、連続する2フレーム分の右側映像信号IR を右
側補間回路50R に出力するか、または、1フレーム分
の右側映像信号IR を映像信号合成回路53に出力する
かを制御する。左側フレームメモリ47L に書き込まれ
た左側映像信号IL も、同様に処理される。
【0051】各補間回路50R,50Lはそれぞれ、入力
された右側および左側の連続する2フレームの映像信号
を用いて、コントローラ52によりそれぞれ制御される
各重みテーブル51R,51Lの出力信号に応じた重み付
け処理により、時間軸方向に補間された映像信号を生成
して映像信号合成回路53に出力する。
【0052】映像信号合成回路53は、入力される右側
あるいは左側いずれか一方の補間された映像信号と他方
の補間処理を施さない映像信号とを合成する。ここで、
映像信号合成回路53と、各補間回路50R,50Lにお
ける信号処理について、図6(A)〜(C)および図7
をそれぞれ参照して詳しく説明する。
【0053】図6(A)は、順次走査方式による右側C
CDイメージセンサ42R におけるフィールド方向のサ
ンプリング点を示し、同図(B)は、順次走査方式によ
る左側CCDイメージセンサ42L におけるフィールド
方向のサンプリング点を示す。すなわち、同図(A)に
おいて、各二重丸点R51,R52,R53はそれぞれ、右側
CCDイメージセンサ42R におけるフィールド方向の
サンプリング点の画像を示しており、また、同図(B)
において、各二重丸点R61,R62,R63はそれぞれ、左
側CCDイメージセンサ42L におけるフィールド方向
のサンプリング点の画像を示している。ただし、前述し
た第3の実施例と同様に、左側CCDイメージセンサ4
L におけるサンプリング点は、右側CCDイメージセ
ンサ42 R におけるサンプリング点に対して、水平方向
および垂直方向にそれぞれ半画素ずつずれている。
【0054】本実施例においては、左側撮像系40L
サンプリングタイムを右側撮像系40R のサンプリング
タイムに対して一定時間ずらして撮像し、右側撮像系4
Rで撮像した、時間的に1/30秒離れて隣り合った
画像(二重丸点R51および二重丸点R52)を補間合成し
たもの(二重丸点R5*)と、左側撮像系40L で右側撮
像系40R より1/60秒ずらして撮像した画像(二重
丸点R61)とを合成し、出力画像(二重丸点G41)を得
る。次に、左側撮像系40L において撮像した、時間的
に1/30秒離れて隣り合った画像(二重丸点R61およ
び二重丸点R62)を補間合成したもの(二重丸点R6*
と、右側撮像系40R で撮像した画像(二重丸点R52
とを合成し出力画像(二重丸点G42)を得る。以下同様
にして、右側映像信号IR と左側映像信号IL との合成
が行われる。その結果、フィールドレートが60フィー
ルド/秒の順次走査方式の出力画像が得られる。
【0055】このときの右側補間回路50R の動作につ
いて、図7を参照して説明する。右側撮像系40R で撮
像した画像P1 上の任意の一点Z1 における画像濃度を
1とし、右側撮像系40R で撮像した、画像P1 と時
間的に1/30秒離れた隣り合った画像P2 上の、一点
1 と空間的な同一点Z2 における画像濃度をN2 とす
ると、画像P1 と画像P2 との合成画像P上の、一点Z
1 と空間的な同一点Z 3 における画像濃度をN3 が、 N3 =(βN1 +αN2 )/(α+β) (1) を満たすように、画像濃度N1 に係数βを重み付けする
とともに画像濃度N2 に係数αを重み付けして、両者を
(1)式により合成する。ここで、係数αおよび係数β
は、右側A/D変換回路46R における画像P1 上の一
点Z1 のサンプリング時刻をt1 とし、右側A/D変換
回路46R における画像P2 上の一点Z2のサンプリン
グ時刻をt2 とし、合成画像P上の一点Z3 の見かけ上
のサンプリング時刻をt3 としたとき、 α=t3 −t1 (2) β=t3 −t2 (3) を満たすものである。なお、補間における重み付け処理
の具体的方法としては、別の方法を採用してもよい。
【0056】上述した第3および第4の実施例において
も、上述した第1および第2の実施例と同様に、合成後
の画像の撮像レートよりも遅いレートで、かつ、合成後
の画像の出力レートよりも遅いシャッター速度で撮像す
ることにより、暗い被写体に対しても、時間分解能およ
びSN比を劣化させることなく撮像することが可能とな
る。
【0057】以上の説明においては、簡単のため、左側
イメージセンサおよび右側イメージセンサとして単板式
(または単管式)のものを模式的に示したが、色分解光
学系を介した二板式(または二管式)あるいは三板式
(または三管式)であってもよい。また、撮像系の個数
を二個として説明したが、二個以上であってもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0059】一つの撮像系で被写体を撮像する際のサン
プリングタイムを1/N(Nは撮像系の個数)に短縮し
たのと同じ効果をもたせることができるため、出力画像
の時間分解能を向上することができる。特に、このと
き、撮像系を構成する撮像素子の蓄積時間を短くするこ
とにより、被写体の動きによるボケも抑制できるため、
一つの撮像系で被写体を撮像する場合に比べて、時間分
解能が向上した、かつ、より滑らかな出力画像を得るこ
とができる。
【0060】二つの撮像系で撮像した場合、一つの撮像
系で被写体を撮像する際のサンプリングタイムを1/2
に短縮したのと同じ効果をもたせることができるため、
出力画像の時間分解能を向上することができる。特に、
このとき、撮像系を構成する撮像素子の蓄積時間を短く
することにより、被写体の動きによるボケも抑制できる
ため、一つの撮像系で被写体を撮像する場合に比べて、
時間分解能が向上した、かつ、滑らかな出力画像を得る
ことができる。
【0061】なお、暗い被写体に対しても、最適なフィ
ールドレート,シャッター速度および2つの撮像系間の
サンプリングのタイミングを選択することができるた
め、時間分解能およびSN比を劣化させることなく撮像
することが可能となるとともに、暗い被写体に対して
も、受光感度を向上することができ、また、各撮像系か
らの画像に対して重みを加えて画像合成することによっ
ても、リアルタイムで暗い被写体の映像を得ることが可
能となる。このことは、特に、テレビカメラにエクステ
ンダーなどを装着したときなどFNOが大きくなり暗い
被写体に対する撮影条件でのSN比はかなり悪くなる
が、本発明を用いることにより、使用条件の範囲を広げ
ることが可能とある。さらに、実効的に感度を向上する
ことにより、全ズーム域においてFナンバーを大きくす
ることも可能となる。Fナンバーを大きくすることによ
り、レンズの前玉径縮小という利点も生まれてくる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複眼撮像方法の第1の実施例が実現可
能な複眼撮像装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した右側CCDイメージセンサにおけ
るフィールド方向のサンプリング点と左側CCDイメー
ジセンサにおけるフィールド方向のサンプリング点との
関係、および、図1に示した映像信号合成回路における
画像の合成方法を説明するための図であり、(A)は右
側CCDイメージセンサにおけるフィールド方向のサン
プリング点を示す図、(B)は左側CCDイメージセン
サにおけるフィールド方向のサンプリング点を示す図、
(C)は映像信号合成回路における画像の合成方法を説
明するための図である。
【図3】本発明の複眼撮像方法の第2の実施例を説明す
るための図であり、(A)は右側CCDイメージセンサ
におけるフィールド方向のサンプリング点を示す図、
(B)は左側CCDイメージセンサにおけるフィールド
方向のサンプリング点を示す図、(C)は映像信号合成
回路における画像の合成方法を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の複眼撮像方法の第3の実施例を説明す
るための図であり、(A)は右側CCDイメージセンサ
におけるフィールド方向のサンプリング点を示す図、
(B)は左側CCDイメージセンサにおけるフィールド
方向のサンプリング点を示す図、(C)は映像信号合成
回路における画像の合成方法を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の複眼撮像方法の第4の実施例が実現可
能な複眼撮像装置を示す概略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例における右側CCDイメ
ージセンサにおけるフィールド方向のサンプリング点と
左側CCDイメージセンサにおけるフィールド方向のサ
ンプリング点との関係、および、映像信号合成回路にお
ける画像の合成方法を説明するための図であり、(A)
は右側CCDイメージセンサにおけるフィールド方向の
サンプリング点を示す図、(B)は左側CCDイメージ
センサにおけるフィールド方向のサンプリング点を示す
図、(C)は映像信号合成回路における画像の合成方法
を説明するための図である。
【図7】図5に示した各補間回路の動作を説明するため
の図である。
【図8】複眼撮像装置の基本配置を説明するための図で
ある。
【図9】本発明の複眼撮像方法の第3の実施例における
撮像方法および画像合成方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10R,20R,40R 右側撮像系 10L,20L,40L 左側撮像系 11R 右側撮像光学系 11L 左側撮像光学系 12R 右側イメージセンサ 12L 左側イメージセンサ 21R,41R 右側撮像レンズ 21L,41L 左側撮像レンズ 22R,42R 右側CCDイメージセンサ 22L,42L 左側CCDイメージセンサ 23R,43R 右側CCDドライバ 23L,43L 左側CCDドライバ 24R,44R 右側アンプ 24L,44L 左側アンプ 30,53 映像信号合成回路 31,49 タイミング制御回路 45R 右側サンプルホールド回路 45L 左側サンプルホールド回路 46R 右側A/D回路 46L 左側A/D回路 47R 右側フィールドメモリ 47L 左側フィールドメモリ 48R 右側読出回路 48L 左側読出回路 50R 右側補間回路 50L 左側補間回路 51R 右側重みテーブル 51L 左側重みテーブル 52 コントローラ LL,LR 光軸 IL 左側映像信号 IR 右側映像信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 雄吉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像系を用いて共通の被写体をそ
    れぞれ撮像して得られる複数の画像を合成する複眼撮像
    方法において、 前記各撮像系のサンプリングタイムを一定時間ずつずら
    して撮像することを特徴とする複眼撮像方法。
  2. 【請求項2】 二つの撮像系を用いて共通の被写体をそ
    れぞれ撮像して得られる二つの画像を合成する複眼撮像
    方法において、 前記二つの撮像系のうち他方の撮像系のサンプリングタ
    イムを一方の撮像系のサンプリングタイムに対して一定
    時間ずらして撮像し、 前記一方の撮像系で得られる画像を奇数フィールドの画
    像とし、前記他方の撮像系で得られる画像を偶数フィー
    ルドの画像として、前記二つの撮像系でそれぞれ得られ
    る画像を合成することを特徴とする複眼撮像方法。
  3. 【請求項3】 二つの順次走査方式による撮像系を用い
    て共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像
    を合成する複眼撮像方法において、 前記二つの撮像系のうち他方の撮像系のサンプリングタ
    イムを一方の撮像系のサンプリングタイムに対して一定
    時間ずらして撮像し、 前記二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を合成するこ
    とを特徴とする複眼撮像方法。
  4. 【請求項4】 二つの順次走査方式による撮像系を用い
    て共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像
    を合成する複眼撮像方法において、 前記二つの撮像系のうち他方の撮像系のサンプリングタ
    イムを一方の撮像系のサンプリングタイムに対して一定
    時間ずらして撮像し、 前記一方の撮像系で得られる画像を奇数フィールドの画
    像とし、前記他方の撮像系で得られる画像を偶数フィー
    ルドの画像として、前記二つの撮像系でそれぞれ得られ
    る画像を合成することを特徴とする複眼撮像方法。
  5. 【請求項5】 二つの順次走査方式による撮像系を用い
    て共通の被写体をそれぞれ撮像して得られる二つの画像
    を合成する複眼撮像方法において、 前記二つの撮像系のうち他方の撮像系のサンプリングタ
    イムを一方の撮像系のサンプリングタイムに対して一定
    時間ずらして撮像し、 前記一方の撮像系で得られる時間的にずれた二つの画像
    を補間合成し一つの画像として、前記他方の撮像系で得
    られる画像と合成することを特徴とする複眼撮像方法。
  6. 【請求項6】 二つの撮像系を用いて共通の被写体をそ
    れぞれ撮像して得られる二つの画像を合成する複眼撮像
    方法において、 合成後の画像のフィールドレートよりも遅いフィールド
    レートでかつ前記合成後の画像のフィールドレートより
    も遅いシャッター速度で、前記二つの撮像系のうち他方
    の撮像系のサンプリングタイムを一方の撮像系のサンプ
    リングタイムに対して一定時間ずらして撮像し、 前記一方の撮像系で得られる画像を奇数フィールドの画
    像とし、前記他方の撮像系で得られる画像を偶数フィー
    ルドの画像として、前記二つの撮像系でそれぞれ得られ
    る画像を合成することを特徴とする複眼撮像方法。
  7. 【請求項7】 二つの撮像系を用いて共通の被写体をそ
    れぞれ撮像して得られる二つの画像を合成する複眼撮像
    方法において、 合成後の画像のフィールドレートよりも遅いフィールド
    レートでかつ前記合成後の画像のフィールドレートより
    も遅いシャッター速度で、前記二つの撮像系のうち他方
    の撮像系のサンプリングタイムを一方の撮像系のサンプ
    リングタイムに対して一定時間ずらして撮像し、 前記二つの撮像系でそれぞれ得られる画像を交互に合成
    することを特徴とする複眼撮像方法。
JP4237072A 1992-09-04 1992-09-04 複眼撮像方法 Pending JPH0686332A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619681B1 (ko) * 1999-12-07 2006-09-06 엘지전자 주식회사 한 필드 이미지만을 이용한 홍채 인식 방법
US7634130B2 (en) 2003-09-25 2009-12-15 Fujifilm Corporation Moving image generating apparatus, moving image generating method and moving image generating program
JP2012029199A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Sharp Corp 立体撮像装置およびその撮像方法
US9894252B2 (en) 2012-09-12 2018-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image pickup apparatus, image processing method, and storage medium for reducing noise of an image obtained by combining parallax images

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KR100619681B1 (ko) * 1999-12-07 2006-09-06 엘지전자 주식회사 한 필드 이미지만을 이용한 홍채 인식 방법
US7634130B2 (en) 2003-09-25 2009-12-15 Fujifilm Corporation Moving image generating apparatus, moving image generating method and moving image generating program
JP2012029199A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Sharp Corp 立体撮像装置およびその撮像方法
US9894252B2 (en) 2012-09-12 2018-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image pickup apparatus, image processing method, and storage medium for reducing noise of an image obtained by combining parallax images

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