JPH0686182A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0686182A
JPH0686182A JP5084923A JP8492393A JPH0686182A JP H0686182 A JPH0686182 A JP H0686182A JP 5084923 A JP5084923 A JP 5084923A JP 8492393 A JP8492393 A JP 8492393A JP H0686182 A JPH0686182 A JP H0686182A
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英明 石原
Kiyoshi Tsuji
潔 辻
Akihiko Mochida
明彦 望田
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 照度の変化に対する適応範囲を広くし、被写
体の状態に応じて最適な画質を得る。 【構成】 クロックパルス発生器1よりテレビジョン信
号モードの1フィールド期間と一致したクロックパルス
Φf の3倍の周波数のクロックパルスΦ3fを発生し、駆
動手段2により固体撮像素子3をクロックパルスΦ3fで
高速駆動する。固体撮像素子3の出力は信号処理された
後、連続する3つの画面分の画像信号がフィールドメモ
リ11〜13,または14〜16に1画面毎に記憶され
る。フィールドメモリ11〜16の画像信号は、クロッ
クパルスΦf で読み出され、出力選択スイッチSW1〜
3を介して加算器8に入力され、選択されて加算された
画像信号が出力画像信号となる。このとき、選択出力手
段6は、外部モード切換信号7に基づいて被写体の状態
に応じて出力選択スイッチSW1〜3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子の1画面
の蓄積時間を短縮して光電変換出力を得る固体撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像管に換わってCCDなどの固
体撮像素子を用いた撮像装置が主流となってきた。固体
撮像装置は撮像管による撮像装置にはない、種々の優れ
た特質をもっているが、現状では解像力を決定する画素
数の増加と光電変換感度の向上とは相反する関係にあ
り、例えば、同じチップサイズのイメージセンサで画素
数を増加させると相対的に光電変換部分の面積が減少
し、そのため感度が低下してしまうという不具合があ
る。
【0003】このような不具合を改善し、固体撮像素子
の光電変換の飽和限界を増大させて、ダイナミックレン
ジを拡大させる装置が、特開昭63−98286号公報
や特開昭61−244759号公報に開示されている。
この従来の撮像装置では、固体撮像素子の1画面蓄積時
間を、テレビジョン信号モードの1フィールド期間を複
数に分割したうちの1つの時間区間(1/nフィールド
期間、nは整数)に短縮して固体撮像素子の画素出力を
高速転送し、この高速転送された画素出力を各画面毎に
記憶手段に記憶した後、この記憶手段に記憶された各画
面毎の画素出力を前記複数の画面分加算して、時間軸を
前記テレビジョン信号モードの1フィールド期間に変換
して読み出すような構成としている。
【0004】前述のように構成したことにより、固体撮
像素子の1画面(1フィールド)の蓄積が通常のテレビ
ジョン信号モードの1フィールドの時間より短い時間で
行われるため、固体撮像素子の飽和限界が拡張される。
また、読み出し時には複数の画面分(フィールド分)の
画素出力が加算され、通常のテレビジョン信号モードの
1フィールドの時間軸に変換されるので、熱雑音及び読
み出しノイズが軽減する。この結果、S/Nを向上で
き、ダイナミックレンジを拡大することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の装置では、固体撮像素子の1画面(1フィールド)
の電荷蓄積が通常のテレビジョン信号モードの1フィー
ルドの時間より短い時間で行われるが、読み出し時には
複数の画面分(フィールド分)の画素出力が加算される
ので、露光時間、つまりシャッタスピードは、通常のテ
レビジョン信号モードの1フィールド時間となってしま
う。すなわち、テレビジョン信号モードの1フィールド
時間より速く動く被写体を撮像した場合、像がブレてし
まい画質が低下してしまう問題点があった。
【0006】また、像のブレを少なくするために、固体
撮像素子の電荷蓄積時間を可変させる電子シャッタなど
を用いることが考えられるが、動きが速い被写体を撮像
する場合は蓄積時間が短くなるので感度が低下してしま
い、これを補うために信号を電気的に増幅するのでS/
Nが悪くなったり、装置の構造が複雑になってしまうな
どの不具合がある。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、照度の変化に対する適応範囲が広く被写体の状
態に応じて最適な画質を得ることが可能な固体撮像装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像装
置は、固体撮像素子の1画面蓄積時間をテレビジョン信
号モードの1フィールド期間を複数に分割したうちの1
つの時間区間として、該固体撮像素子を高速駆動する高
速駆動手段と、前記固体撮像素子の画素出力を高速転送
する高速転送手段と、前記高速転送手段からの画像信号
を各画面毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
された各画面毎の画像信号を、時間軸を前記テレビジョ
ン信号モードの1フィールド期間に変換して読み出し、
この読み出した複数の画像信号を被写体の状態に応じて
選択して出力する選択出力制御手段と、前記選択出力制
御手段により選択された画像信号を加算して出力画像信
号とする加算手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】高速駆動手段により固体撮像素子の1画面蓄積
時間をテレビジョン信号モードの1フィールド期間を複
数に分割したうちの1つの時間区間として高速駆動し、
この高速駆動された固体撮像素子で得られた画素出力を
高速転送手段によって高速転送して、記憶手段によって
高速転送手段からの画像信号を各画面毎に記憶する。そ
して、選択出力制御手段により、前記記憶手段に記憶さ
れた各画面毎の画像信号を、時間軸を前記テレビジョン
信号モードの1フィールド期間に変換して読み出し、こ
の読み出した複数の画像信号を被写体の状態に応じて選
択して出力し、加算手段によって前記選択出力制御手段
により選択された画像信号を加算して出力画像信号とす
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図1
は固体撮像装置の構成を示すブロック図、図2は固体撮
像素子の読み出しパルス及び転送パルスを示す波形図、
図3は固体撮像素子の蓄積時間と蓄積電荷の関係を示す
説明図、図4は複数のフィールドメモリの書き込み及び
読み出しのタイミングを示す動作説明図、図5は複数の
フィールドメモリから被写体の状態に応じて加算器に入
力されるフィールド画像信号を示す動作説明図である。
【0011】図1に示すように、本実施例の固体撮像装
置は、通常のテレビジョン信号モードの1フィールド期
間と一致したクロックパルスΦf と、Φf の3倍の周波
数のクロックパルスΦ3fとを発生するクロックパルス発
生器1が設けられている。クロックパルス発生器1から
のクロックパルスΦ3fは、高速駆動手段及び高速転送手
段としての駆動回路2に供給されるようになっており、
このクロックパルスΦ3fによって駆動回路2はCCDな
どからなる固体撮像素子3を高速駆動する。すなわち、
固体撮像素子3内では、通常の3倍の周波数で転送駆動
が行われるようになっている。
【0012】固体撮像素子3は、プリプロセス回路4に
接続されており、固体撮像素子3からの光電変換された
画素出力がクロックパルスΦ3fにより順次転送され、こ
の転送された固体撮像素子3の画素出力がプリプロセス
回路4によって各種信号処理されるようになっている。
プリプロセス回路4にはA/D変換器5が接続されてお
り、プリプロセス回路4の出力の画像信号がA/D変換
器5によりディジタル値に変換されるようになってい
る。このとき、プリプロセス回路4及びA/D変換器5
には、前記固体撮像素子3に与えられるクロックパルス
と同様の、通常の3倍の周波数のクロックパルスΦ3fが
入力されるようになっており、このタイミングで高速に
信号処理、A/D変換が行われるようになっている。
【0013】前記A/D変換器5の出力端には、記憶手
段として、複数(ここでは6個)のフィールドメモリ1
1,12,13,14,15,16が接続されており、
これらのフィールドメモリ11〜16にそれぞれディジ
タル値に変換された画像信号が1画面毎記憶されるよう
になっている。前記フィールドメモリ11〜16には、
通常の3倍の周波数のクロックパルスΦ3fと、通常のク
ロックパルスΦf とが供給されるようになっており、そ
れぞれのフィールドメモリ11〜16へは1フィールド
期間の1/3の時間で書き込みが行われ、フィールドメ
モリ11〜16に記憶された画像信号は通常のテレビジ
ョン信号モードの1フィールド期間で読み出されるよう
になっている。前記フィールドメモリ11〜16の出力
は、出力選択スイッチSW1,SW2,SW3を介して
加算手段としての加算器8に入力され、選択された画像
信号が加算されるようになっている。
【0014】前記出力選択スイッチSW1,SW2,S
W3の制御入力端には、加算器8で加算するフィールド
メモリ11〜16の出力の選択を制御する選択出力制御
手段6が接続されており、選択出力制御手段6は被写体
の状態に応じて入力される外部モード切換信号7によっ
て、出力選択スイッチSW1,SW2,SW3のオンオ
フを切換えるようになっている。加算器8には、D/A
変換器9が接続されており、加算器8の出力信号がアナ
ログ信号に変換されて出力画像信号として出力されるよ
うになっている。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
クロックパルス発生器1より供給される通常の3倍の周
波数のクロックパルスΦ3fによって、駆動回路2は固体
撮像素子3を通常の3倍の周波数で高速駆動する。図2
(A)及び図3(A)に示すように、通常の固体撮像素
子の蓄積時間は通常のテレビジョン信号モードの1フィ
ールド期間である1/60秒であり、固体撮像素子の光
電変換された画素出力が1画面分(1フィールド分)の
1/60秒のクロックパルスΦf により固体撮像素子よ
り順次転送される。一方、本実施例では、図2(B)及
び図3(B)に示すように、通常のテレビジョン信号モ
ードの1フィールド期間である1/60秒の1/3であ
る1/180秒が固体撮像素子3の1画面(1フィール
ド)の蓄積時間となる。固体撮像素子3で光電変換され
た画素出力は、1画面分(1フィールド分)の1/18
0秒のクロックパルスΦ3fにより順次転送され、この転
送された固体撮像素子3の出力は、プリプロセス回路4
によって各種信号処理された後、A/D変換器5により
ディジタル値に変換される。
【0016】前記ディジタル値に変換された画像信号
は、固体撮像素子3に1/180秒毎に蓄積された連続
する3つの画面分(フィールド分)の画像信号につい
て、まず第1のフィールドメモリ11,第2のフィール
ドメモリ12,第3のフィールドメモリ13に振り分け
て書き込まれ、続いて第4のフィールドメモリ14,第
5のフィールドメモリ15,第6のフィールドメモリ1
6に書き込まれる。
【0017】ここで、前記フィールドメモリ11〜16
への画像信号の書き込み、及び記憶された信号の読み出
しについて図4を参照しながら説明する。
【0018】まず、第1,第2,第3のフィールドメモ
リ11,12,13に注目して説明すると、固体撮像素
子3の(1)のフィールドに1/180秒で蓄積された
画像信号は、この画像信号の読み出し時と同タイミング
で発せられるクロックパルスΦ3fにより第1のフィール
ドメモリ11に書き込まれる。この第1のフィールドメ
モリ11への書き込みは、固体撮像素子3が次の(2)
のフィールドの電荷チャージを行っている1/180秒
の区間に行われる。そして、この第1のフィールドメモ
リ11への書き込みが終了した後、通常のテレビジョン
信号モードのタイミングで発せられるパルスΦf によ
り、この第1のフィールドメモリ11に書き込まれたデ
ィジタルの画像信号の読み出しを開始する。
【0019】また、第1のフィールドメモリ11へ
(1)のフィールドの書き込みが終了した時点では、固
体撮像素子3に(2)のフィールドの電荷チャージが終
了しているので、このとき、クロックパルスΦ3fにより
(2)のフィールドの画像信号が第2のフィールドメモ
リ12に書き込まれる。この第2のフィールドメモリ1
2への書き込みも第1のフィールドメモリ11の書き込
みと同様に、固体撮像素子3が次の(3)のフィールド
の電荷チャージを行っている1/180秒の区間で行わ
れる。そして、第2のフィールドメモリ12への書き込
みが終了すると同時に、通常のテレビジョン信号モード
のタイミングで発せられるパルスΦf により、この第2
のフィールドメモリ12に書き込まれたディジタルの画
像信号の読み出しを開始する。
【0020】また、(3)のフィールドの画像信号は、
(2)のフィールドの画像信号と同様に、第2のフィー
ルドメモリ12へ(2)のフィールドの書き込みが終了
した時点で、固体撮像素子3に(3)のフィールドの電
荷チャージが終了しており、このとき、クロックパルス
Φ3fにより第3のフィールドメモリ13に書き込まれ
る。ここで、第3のフィールドメモリ13の書き込み開
始時点よりクロックパルスΦf も発せられているので、
この(3)のフィールドの画像信号については書き込み
と読み出しが同時に開始される。
【0021】従って、第1のフィールドメモリ11から
の(1)のフィールドの画像信号と、第2のフィールド
メモリ12からの(2)のフィールドの画像信号と、第
3のフィールドメモリ13からの(3)のフィールドの
画像信号とは、同タイミングで読み出しが開始され、1
/60秒で読み出しを終了する。
【0022】そして、第4,第5,第6のフィールドメ
モリ14,15,16には、次の(4),(5),
(6)のフィールドの画像信号が、前記第1,第2,第
3のフィールドメモリ11,12,13と同様にしてそ
れぞれ書き込まれ、1/60秒で同時に読み出しが行わ
れる。(7),(8),(9)以降のフィールドの画像
信号は、連続した3つのフィールドの画像信号が第1,
第2,第3のフィールドメモリ11,12,13、ある
いは第4,第5,第6のフィールドメモリ14,15,
16に交互に書き込みが行われ、3つのフィールドの画
像信号が同時に読み出される。
【0023】次に、読み出されたフィールド画像信号
は、出力選択スイッチSW1,SW2,SW3を介して
加算器8に入力され、選択された画像信号が加算され
る。出力選択スイッチSW1,SW2,SW3は、被写
体の状態に応じて入力される外部モード切換信号7に基
づいて、選択出力制御手段6によりオンオフが切換えら
れる。ここで、図5に被写体の状態に応じた外部モード
切換信号7の3つの制御モードを示す。
【0024】加算器8に入力されるフィールド画像信号
の組合わせは、いろいろ考えられるが、ここでは3種類
(Aモード,Bモード,Cモード)の組合わせについて
説明する。外部モード切換信号7でAモードを選択した
場合は、出力選択スイッチSW1,2,3はすべてON
状態となる。従って、3つのフィールド(1),
(2),(3)または(4),(5),(6)の画像信
号が、それぞれフィールドメモリから読み出されるとき
に加算器8に入力されて加算される。すなわち、このA
モードでは、通常のテレビジョン信号モードの1フィー
ルド期間である1/60秒の露光時間の蓄積電荷に相当
するディジタル信号が加算器8より出力される。
【0025】加算器8から出力されたディジタル信号
は、D/A変換器9でアナログ信号に変換され、出力画
像信号として出力される。このアナログ信号に変換され
た1フィールド1/60秒の蓄積電荷に相当する画像信
号は、図3(B)に示すように、高輝度の被写体に対し
ても飽和限界値VSAT まで十分に余裕のある3つのフィ
ールド分の蓄積電荷を加算したものである。従って、色
キャリアに関しても飽和光量が十分に伸び、被写体の高
輝度部分についても色飛びのない良好な画質の画像を形
成し、ダイナミックレンジが実質的に大幅に拡大してい
る。また、3つのフィールドメモリ11,12,13ま
たは14,14,16から読み出された画像信号が加算
されることにより、ランダム性ノイズは1/2に減少
し、さらに暗電流も軽減するので、総合的にも画質が大
いに向上する。このAモードは、被写体が静止している
か、遅く動いている場合に有効であり、高画質の出力画
像が得られる。
【0026】次に、外部モード切換信号7でBモードを
選択した場合は、出力選択スイッチSW1,2はON、
SW3はOFF状態となる。よって、2つのフィールド
(1),(2)または(4),(5)の画像信号が、そ
れぞれフィールドメモリから読み出されるときに加算器
8に入力されて加算される。すなわち、このBモードで
は、1/120秒の露光時間の蓄積電荷に相当するディ
ジタル信号が加算器8より出力され、D/A変換器9で
アナログ信号に変換された後、出力画像信号として出力
される。従って、加算する画像信号の数が1つ減るの
で、S/NはAモードの場合と比較して若干低下する
が、露光時間が短くなるので動きの速い被写体でもブレ
を防止することができる。よって、被写体の動きが速い
場合はBモードを選択することによって、最適な出力画
像が得られる。
【0027】次に、外部モード切換信号7でCモードを
選択した場合は、出力選択スイッチSW1のみがON、
SW2,3はOFF状態となる。よって、1つのフィー
ルド(1)または(4)の画像信号が、フィールドメモ
リから読み出されるときに加算器8に入力されて加算さ
れる。すなわち、このCモードでは、1/180秒の露
光時間の蓄積電荷に相当するディジタル信号が加算器8
より出力され、D/A変換器9でアナログ信号に変換さ
れた後、出力画像信号として出力される。従って、S/
NはBモードの場合よりも低下するが、露光時間がとて
も短くなるので、動きのとても速い被写体でもブレを防
止できる。よって、被写体の動きがかなり高速の場合
は、Cモードを選択することによって、ブレのない最適
な出力画像が得られる。
【0028】このように、外部モード切換信号7の制御
モードを切換え、加算するフィールド画像信号の数を被
写体ごとに切換えることによって、固体撮像素子の露光
時間を変更でき、被写体に応じた最適な画質を得ること
ができる。
【0029】前述のような外部モード切換信号7によっ
て出力選択スイッチSW1,2,3を制御し、加算器8
で加算されるフィールド画像信号を選択する代わりに、
実際の画像信号より被写体の状態を識別し、出力選択ス
イッチSW1,2,3を制御することもできる。このよ
うな画像状態識別手段を備えた変形例の構成を図6ない
し図10に示す。
【0030】図6ないし図8は、画像状態識別手段を備
えた第1の変形例を示したものである。この第1の変形
例では、図6に示すように、画像状態識別手段21が設
けられ、A/D変換器5から出力される画像信号が入力
されるようになっている。この画像状態識別手段21に
よって被写体画像の状態が識別され、画像状態検出信号
が選択出力制御手段6に供給されるようになっている。
この画像状態識別手段21からの画像状態検出信号に応
じて、選択出力制御手段6により出力選択スイッチSW
1,2,3のオンオフが制御されるようになっている。
その他は前記実施例と同様に構成されている。
【0031】前記画像状態識別手段21の構成例を図7
に示す。画像状態識別手段21は、被写体画像の動き量
を検出するものであり、A/D変換器5の出力端に接続
される画像信号入力端22からの画像信号を1画面毎に
順に記憶するフィールドメモリ23a,23b,23c
と、フィールドメモリ23a,23b,23cから同時
に読み出されたそれぞれの画像信号を各画像におけるレ
ベル変化を表す値に符号化する符号化手段24a,24
b,24cと、符号化手段24a,24b,24cの出
力の符号化信号を比較する比較手段25と、比較手段2
5の比較出力を定量化する定量化手段26とを備えて構
成されている。
【0032】フィールドメモリ23a,23b,23c
は、フィールドメモリ11〜16と同様に、通常の3倍
の周波数のクロックパルスΦ3fと、通常のクロックパル
スΦf とが供給されるようになっており、各フィールド
メモリ23a,23b,23cへは1フィールド期間の
1/3の時間で順次書き込みが行われ、フィールドメモ
リ23a,23b,23cに記憶された画像信号は通常
のテレビジョン信号モードの1フィールド期間で読み出
されて同時化されるようになっている。このフィールド
メモリ23a,23b,23cからの同時化された画像
信号をα,β,γとする。
【0033】符号化手段24a,24b,24cは、同
時化されたそれぞれの画像信号について、時間軸上で近
接した画素出力の差分を求め、この差分信号をn値化す
るもので、各画像信号はレベル変化を表すn種類の方向
ベクトルとなるように符号化されるようになっている。
この符号化手段24a,24b,24cの出力の符号化
信号をΔα,Δβ,Δγとする。
【0034】比較手段25は、符号化手段24a,24
b,24cからの符号化信号を比較するものであり、符
号化信号間の相関がとられるようになっている。定量化
手段26は、比較手段25の比較出力を所定の期間カウ
ントすることによって定量化するようになっており、こ
れにより、被写体画像の状態(画像の動き量)が検出さ
れ、画像状態検出信号27として出力端28より選択出
力制御手段6へ出力されるようになっている。
【0035】このように構成された画像状態識別手段2
1の動作について図8を参照しながら説明する。
【0036】フィールドメモリ23a,23b,23c
によって同時化された画像信号α,β,γは、例えば図
8の上側に示すように、横軸の時間に対して縦軸のα,
β,γ信号のレベルが時間的に変化する。そして、この
α,β,γ信号を符号化手段24a,24b,24cに
よって符号化すると、図8の中程のΔα,Δβ,Δγで
示すようになる。ここでは、符号化手段24a,24
b,24cによって3値化を行い、符号化信号として+
(レベル増加)、−(レベル減少)、0(レベル一定)
の3つの符号で表している。すなわち、各画像信号にお
けるレベル変化の状態が符号化された信号で表される。
【0037】次に、比較手段25によって前記3つの符
号化信号が比較される。比較手段25では、図8の下側
に示すように、FL1(ΔαとΔβの排他的論理和(E
X−OR)出力)と、FL2(ΔγとΔβのEX−OR
出力)と、FLAG(FL1とFL2の論理和(OR)
出力)との3つの論理演算が行われ、符号化信号Δα,
Δβ,Δγ間の相関がとられる。
【0038】符号化信号間で相関が強い場合は、各符号
化信号は一致あるいは類似し、相関が無い場合は、各符
号化信号は一致や類似しないため、1画面毎に記憶した
画像信号の符号化信号間の相関をとることによって、画
像の動きが検出される。つまり、画像に動きが生じる
と、所定のサンプル間隔における符号化信号(差分・3
値化信号)間で不一致が生じ、FL1とFL2とを比較
すれば明らかなように、動きの量が大きい程、FLAG
のハイレベルの出力期間が長くなることがわかる。
【0039】さらに、定量化手段26によって、FLA
Gのハイレベル出力期間を1フィールドを1単位として
カウントすることによって、定量化された画像状態検出
信号27が選択出力制御手段6へ出力される。
【0040】選択出力制御手段6は、この画像の状態
(画像の動き)を表す画像状態検出信号27を基に出力
選択スイッチSW1,2,3のオンオフを切換える。例
えば、被写体の状態に応じて、前述した外部モード切換
信号7による3つの制御モードと同様に出力選択スイッ
チSW1,2,3のオンオフ状態を切換える。このよう
に、画像状態の識別結果である画像状態検出信号27に
よって選択出力制御手段6の制御モードを切換えること
によって、識別された被写体の状態に応じて自動的に出
力されるフィールド画像信号が選択され、選択された画
像信号が加算器8で加算されて出力画像信号として出力
される。
【0041】以上のように、本変形例では、被写体の状
態を識別して自動的に出力選択スイッチSW1,2,3
を制御でき、常に被写体に応じた最適な画像が得ること
ができる。
【0042】図9及び図10に画像状態識別手段を備え
た第2の変形例を示す。この第2の変形例では、図9に
示すように、第1の変形例と同様に画像状態識別手段3
1が設けられ、画像状態識別手段31の入力端32a,
32b,32cにはフィールドメモリ11〜16の出力
端が接続されており、フィールドメモリ11〜16から
の同時化された画像信号が入力されるようになってい
る。
【0043】画像状態識別手段31は、図10に示すよ
うに、第1の変形例と同様の符号化手段24a,24
b,24c、比較手段25、定量化手段26が設けられ
ており、出力端32より画像状態検出信号27が選択出
力制御手段6へ出力されるようになっている。画像状態
識別手段31の構成、作用は、フィールドメモリが設け
られていない他は第1の変形例の画像状態識別手段21
と同様であり、説明は省略する。
【0044】第2の変形例では、メインのフィールドメ
モリ11〜16からの出力を画像状態識別手段31の入
力信号とし、第1の変形例の画像状態識別手段21にお
いて設けられた同時化のためのフィールドメモリ23
a,23b,23cをメインのフィールドメモリ11〜
16と共用することによって、被写体の状態を識別する
ための回路構成を簡略化することができる。
【0045】以上述べたように、本実施例によれば、通
常のテレビジョン信号モードの1フィールド期間を複数
に分割して、それぞれの時間区間内に固体撮像素子で1
画面の蓄積を行ってフィールドメモリへ高速転送し、こ
のフィールドメモリに記憶された複数画面分の画像出力
を被写体の状態に応じて選択して加算して読み出すこと
によって、固体撮像素子の露光時間を可変させているの
で、簡単な制御で照度の変化に対する適応範囲が広く、
被写体の状態に応じた最適の画質を得ることができる。
【0046】なお、本実施例では、前述したように3種
類の制御モードについて説明したが、加算するフィール
ド画像信号の組合せはこの他にもあり、前記の3種類に
限るものではない。また、固体撮像素子の駆動や画像信
号の転送、フィールドメモリへの書き込み等は、通常の
テレビジョン信号モードの1フィールド期間を3分割し
た時間で行うようにしたがこれに限定されることなく、
3倍以上の高速で行うようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体の状態に応じて記憶手段の出力を選択することによ
って固体撮像素子の露光時間を可変させる構成としたの
で、照度の変化に対する適応範囲が広く被写体の状態に
応じて最適な画質を得ることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図
1は固体撮像装置の構成を示すブロック図
【図2】固体撮像素子の読み出しパルス及び転送パルス
を示す波形図
【図3】固体撮像素子の蓄積時間と蓄積電荷の関係を示
す説明図
【図4】複数のフィールドメモリの書き込み及び読み出
しのタイミングを示す動作説明図
【図5】複数のフィールドメモリから被写体の状態に応
じて加算器に入力されるフィールド画像信号を示す動作
説明図
【図6】図6ないし図8は画像状態識別手段を備えた第
1の変形例に係り、図6は固体撮像装置の構成を示すブ
ロック図
【図7】画像状態識別手段の構成を示すブロック図
【図8】画像状態識別手段の動作を説明する動作説明図
【図9】図9及び図10は画像状態識別手段を備えた第
2の変形例に係り、図9は固体撮像装置の構成を示すブ
ロック図
【図10】画像状態識別手段の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…クロックパルス発生器 2…駆動回路 3…固体撮像素子 4…プリプロセス回路 6…選択出力制御手段 7…外部モード切換信号 8…加算器 11〜16…フィールドメモリ SW1〜3…出力選択スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子の1画面蓄積時間をテレビ
    ジョン信号モードの1フィールド期間を複数に分割した
    うちの1つの時間区間として、該固体撮像素子を高速駆
    動する高速駆動手段と、 前記固体撮像素子の画素出力を高速転送する高速転送手
    段と、 前記高速転送手段からの画像信号を各画面毎に記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された各画面毎の画像信号を、時間
    軸を前記テレビジョン信号モードの1フィールド期間に
    変換して読み出し、この読み出した複数の画像信号を被
    写体の状態に応じて選択して出力する選択出力制御手段
    と、 前記選択出力制御手段により選択された画像信号を加算
    して出力画像信号とする加算手段と、 を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
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