JP3286349B2 - 画像信号出力制御装置 - Google Patents

画像信号出力制御装置

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JP3286349B2
JP3286349B2 JP20532692A JP20532692A JP3286349B2 JP 3286349 B2 JP3286349 B2 JP 3286349B2 JP 20532692 A JP20532692 A JP 20532692A JP 20532692 A JP20532692 A JP 20532692A JP 3286349 B2 JP3286349 B2 JP 3286349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオカメラの手振れ
補正装置や電子ズーム等のフィールドメモリを用いてそ
こからの信号の読み出しを選択的に行うような場合に好
適な画像信号出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの普及と共に、その
小型、軽量化、高倍率ズーム化が進んでいる。これらの
改良に伴い、手持ち撮影による振れが発生し、この手振
れによる画像の劣化が問題となっている。この問題に対
して、従来よりジャイロを用いる方法、加速度センサと
機械的な補正を組み合わせて行う方法など多く考えられ
てきた。ところで最近、電気的に手振れの検出及び補正
を行う方法が開発されている。(月刊誌「テレビ技術’
90年6月号」参照)。
【0003】この方法の概略を図5に示す。この図5で
は、レンズ、撮像素子(CCD)21、カメラ回路22
を経て出力される画像信号をアナログ・デジタル変換回
路(以下、A/D回路という。)23で、アナログ・デ
ジタル変換し、その信号をフィールドモリ24に記憶し
ておき、さらに、次の画像信号よりフィールド間の画像
の動きを手振れ検出回路25にて検出する。それを元に
手振れ制御回路26の手振れ量を算出する。そして、こ
の手振れ制御回路26からメモリ制御回路27に制御信
号を与え、フィールドモリ24のメモリの読み出しを制
御し、画像の位置を移動させる。
【0004】この移動は、先ずもとの画像の大きさに対
してズーム量だけの枠を決め、この枠の位置を元の画像
内においては自由に移動できるように設定しておく。そ
して、この枠の分だけ元の画像に対応した大きさになる
ように、電子ズーム回路28を用いて拡大するものであ
る。このように任意の場所の画像を電気的にズームで
き、これにより、元の画像には切り出し枠の差だけによ
るスペースができる。即ち、ビデオカメラの手振れが起
ると画像位置が振れる。そこで予め切り出し枠を決めて
おき、検出された動き量に応じてこの切り出し枠を動か
すことにより、切り出し枠内の画像の振れは補正され
る。これをデジタル・アナログ変換して元に戻してやる
ことで手振れ補正が行われる。
【0005】ところで、ビデオ信号においては、インタ
ーレース方式が採用されており、偶数(even)フィ
ールドと,奇数(odd)フィールドが交互に信号とし
て出力される。
【0006】手振れ補正を行う場合、フィールドメモリ
24に1フィールド分を蓄えておき、その信号をデジタ
ル・シグナル・プロセッサ(以下、DSPという。)に
与え、画像信号をデジタル的にRGB等の画像信号に処
理し、画像信号として出力記録される。
【0007】このように、フィールドメモリ24に、一
旦CCDからの信号が蓄えられ、そのフィールドメモリ
からDSPへ信号が送られる構成がとられることによ
り、現在CCDから出力されている信号が偶数フィール
ドの信号であっても、DSPに送られる信号は奇数フィ
ールド、即ちフィールドメモリで1フィールド分遅延し
て信号が送られることになる。
【0008】ところで、ビデオカメラの撮影において
は、手振れ補正を用いる場合と手振れ補正を用いない場
合がある。しかし、従来の構成においては、手振れ補正
を用いる場合、用いない場合にかかわらず、フィールド
メモリに一旦1フィールド分の画像信号を蓄え、そのフ
ィールドメモリからDSPへ信号を出力する構成がとら
れているため、常に、フィールドメモリを駆動させてお
く必要があり、そのフィールドメモリを駆動させるため
の電力を常に必要とする。特に、小型軽量化の進むビデ
オカメラにおいては、なるべく消費電力を少なくする方
が好ましく、充電電池等を用いている小型ビデオカメラ
においては、常にフィールドメモリに電力を供給してい
るようであれば、電力を余分に消費することになり、撮
影できる時間が少なくなるという欠点がある。最近、小
型ビデオカメラにおいては、長時間録画再生することが
望まれており、この点改良が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、手振れ補正あ
るいは電子ズーム等を行なう場合には、フィールドメモ
リを通してCCDからの画像信号をDSPへ出力し、手
振れ補正あるいは電子ズーム等を行わない場合には、フ
ィールドメモリに信号を通さずに直接DSPへ送るよう
に構成し、この時フィールドメモリの駆動を停止すれ
ば、その電力消費量を節約することが可能となる。
【0010】しかしながら、手振れ補正あるいは電子ズ
ーム等を行なう場合と行わない場合で、DSP側へ入力
される画像信号は前述したように、フィールドメモリで
1フィールド分ずれるため奇数、偶数フィールドが逆に
なる。従って、フィールドメモリを用いる場合と、フィ
ールドメモリを用いない場合には、CCDからDSPへ
送られる信号は逆転し、その結果、その画像を出力すれ
ば、奇数フィールドと偶数フィールドとの信号が逆転し
たまま再生されるので、画像信号としては使いものにな
らないという問題があった。
【0011】この発明は、このような従来の難点に鑑み
てなされたもので、フィールドメモリを使用時、非使用
時と切り替えても、DSPへは奇数、偶数フィールドの
順序が逆転することなく信号出力できるように、画像信
号出力を制御する画像信号制御装置を提供することをそ
の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の画像信号出力
制御装置は、撮像素子と、1/2水平同期パルス分だけ
タイミングが互いに相違する第1及び第2の同期パルス
を発生する同期パルス発生手段と、前記同期パルスに応
じて前記撮像素子に与える垂直電荷転送パルスを作成す
るパルス発生手段と、前記パルス発生手段へ前記第1又
は第2の同期パルスを選択して与える第1の選択手段
と、前記撮像素子からの画像信号を1フィールド分格納
するフィールドメモリと、前記同期パルス発生手段から
与えられる第1の同期パルスにより同期が取られ画像信
号をディジタル的に信号処理するディジタル信号処理手
段と、前記撮像素子からの画像信号又は前記フィールド
メモリからの信号を選択して前記ディジタル信号処理手
段へ与える第2の選択手段と、前記第1及び第2の選択
手段への切り替えタイミングを制御する制御手段と、を
備えてなる。
【0013】更に、前記パルス発生手段に与える同期パ
ルスを切り替えたとき、前記撮像素子の出力が安定する
まで、前記フィールドメモリからの信号を選択して前記
ディジタル信号処理手段へ与えるように制御すると良
い。
【0014】
【作用】前記フィールドメモリからの信号を選択して信
号処理手段へ与える場合には、前記パルス発生手段とデ
ィジタル信号処理手段は異なる同期パルスが選択され、
撮像素子からの画像信号を信号処理手段へ与える場合に
は、前記パルス発生手段とディジタル信号処理手段は同
一の同期パルスが選択される。この結果、フィールドメ
モリを使用時、非使用時と切り替えても、ディジタル信
号処理手段へは奇数、偶数フィールドの順序が逆転する
ことなく信号出力できる
【0015】又、撮像素子の出力が安定するまで、前記
フィールドメモリからの信号を選択して信号処理手段へ
与えることで、ディジタル信号処理手段へはノイズのな
い信号を常に送ることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に従いこの発明を手振れ補正装置
に適用した実施例を説明する。図1はこの実施例におけ
る画像信号出力制御回路の概略のブロック図を示し、図
2は水平垂直同期パルスタイミングチャートであり、
(b)は(a)の部分拡大図である。図3はフィールド
メモリの非使用時から使用時に切り替えた時の夫々の信
号の状態を示す図、図4はフィールドメモリ使用時から
非使用時に切り替えた時の各信号の状態を示す図であ
る。
【0017】図1に示すように、CCD1にて撮像され
た画像信号が相関二重サンプリング及びオートゲインコ
ントロール回路(以下、S/H・AGC回路という)2
に送られる。そのS/H・AGC回路2にてCCD特有
のリセットノイズを除去し、この値をコントロールされ
たデータがアナログデジタル変換回路(以下、A/D回
路という)3に与えられる。そして、このA/D回路3
でデジタル信号に変換された画像信号がフィールドメモ
リ4、動き検出回路6及びセレクタ12に夫々送られ
る。このセレクタ12は、手振れ補正を行うときにはフ
ィールドメモリ4からの出力を、手振れ補正を行わない
とき(以下、スルーという。)にはフィールドメモリ4
を通らずに直接A/D回路3からの出力を、選択し、D
SP10に与える。
【0018】このCCD1には、垂直電荷転送パルス
(V)及び水平電荷転送パルス(H)が与えられ、この
パルスによりCCD1から画像信号が出力される。垂直
電荷転送パルス(V)はタイミングジェネレータ7から
ドライバ回路8を介し与えられ、水平電荷転送パルス
(H)がタイミングジェネレータ7より夫々与えられ
る。
【0019】このタイミングジェネレータ7は水晶発振
器から基本クロック(CLK)を作成し、この基本クロ
ック(CLK)が同期発生回路9に与えられる。この同
期発生回路9から水平同期パルス(HD)と垂直同期パ
ルス(VD1、VD2)が夫々発生されタイミングジェ
ネレータ7などに与えられる。垂直同期パルス(VD
1、VD2)はセレクタ11を介してタイミングジェネ
レータ7に与えられ、この実施例では、手振れ補正の時
には、垂直同期パルス(VD2)が選択され、スルーの
ときには、垂直同期パルス(VD1)が選択される。更
に、この基本クロック(CLK)、垂直同期パルス(V
D1)及び水平同期パルス(HD)はDSP10に夫々
駆動信号として与えられる。
【0020】垂直同期パルス(VD1)及び垂直同期パ
ルス(VD2)は図2に示すように、1/2h期間だけ
タイミングがずれて作成されている。これはインターレ
ース信号のために、奇数フィールドと偶数フィールド
が、1/2h期間だけタイミングがずれることに対応す
るものである。
【0021】CCD1からは垂直電荷転送パルス(V)
に応じて、奇数フィールド及び偶数フィールドの信号が
読み出される。
【0022】従って、たとえば、セレクタ11からの垂
直同期パルス(VD)に応じてタイミングジェネレータ
7で作成された垂直電荷転送パルス(V)に従ってCC
D1から奇数フィールドの画像信号が読み出され、この
画像信号がS/H・AGC回路2、A/D回路3からフ
ィールドメモリ4及びセレクタ12及び動き検出回路6
に与えられる。そして、次の垂直電荷転送パルス(V)
により偶数フィールド用の画像信号がフィールドメモリ
4、動き検出回路6、セレクタ12に夫々与えられる。
即ち、画像信号は奇数フィールド、偶数フィールドと交
互に読み出されて画像信号として出力される。
【0023】動き検出回路はCCD1からS/H・AG
C2回路、A/D回路3を介して出力された画像信号を
受け取って、画像全体の動きベクトルV0を算出し、マ
イクロコンピュータからなる制御回路20に与える。そ
してマイクロコンピュータ20はこの動きベクトルV0
に従って、フィールドメモリ4の書き込み及び読み出し
タイミングを制御するメモリ制御回路5に制御信号を与
える。このフィールドメモリ4からはメモリ制御回路5
からの制御信号に基づき、セレクタ12を介してDSP
10に奇数又は偶数フィールド信号が与えられる。
【0024】さて、前述したようにビデオ信号はインタ
ーレース方式を採用しているため、奇数フィールド、偶
数フィールドが交互に送られることになる。
【0025】この発明においては、手振れ補正を行う際
には、DSP10に入力される画像信号はフィールドメ
モリ4からの出力を又手振れ補正を行わない際にはスル
ー出力をDSP10に与えるよう構成している。即ち、
行わない場合にはフィールドメモリ4を使用しないこと
により、電力の節約を行うものである。この際、手振れ
補正を行う場合と行わない場合でDSP10側へ行く画
像信号は1フィールド分ずれる。即ちフィールドメモリ
4で1フィールド分遅延されるため、フィールドメモリ
4を介してDSP10に出力する場合と、フィールドメ
モリ4を介さずにDSP10へ出力する場合には、CC
D1からの信号とDSP10の信号とは奇数、偶数フィ
ールドが逆になる。
【0026】そこで、この発明においては、CCD出力
の方もフィールドメモリ4を使用時と非使用時とで、奇
数フィールド用と偶数フィールド用とを変更するため
に、垂直電荷転送パルス(V)のタイミングを変更する
ものである。即ち、垂直電荷転送パルス(V)を作成す
るために、タイミングジェネレータ7に与えられる垂直
同期パルス(VD)をセレクタ11が垂直同期パルス
(VD1)または垂直同期パルス(VD2)から選択し
て出力する。
【0027】そして、この実施例では、垂直同期パルス
VD1がスルーの時の信号、垂直同期パルスVD2がフ
ィールドメモリ使用の時の信号とする。即ち手振れ補正
を行う場合にはVD2を手振れ補正を行わない場合には
垂直同期パルスVD1の信号を用いるように、マイクロ
コンピュータ20によってセレクタ11が制御される。
【0028】また、マイクロコンピュータ20は、セレ
クタ12も制御し、このセレクタ12によって、フィー
ルドメモリ4からの信号またはスルー信号を選択するも
のである。
【0029】この発明の動作を図3及び図4に従い更に
説明する。
【0030】先ず図3に従ってフィールドメモリ4を使
用していない、即ち手振れ補正を行わない状態からフィ
ールドメモリ3を使用し、手振れ補正を行うように切り
替え動作をした場合につき説明する。
【0031】先ず奇数(ODD)1、偶数(EVEN)
2、奇数(ODD)2と垂直同期パルスVD1に基づい
て作成された転送パルスVによりCCDが駆動され、そ
の出力がセレクタ12を介してDSP10に与えられ
る。
【0032】CCD1の出力が奇数(ODD)1にした
時点で、手振れ補正を開始するため、フィールドメモリ
4の制御を開始すると、この時点ではセレクタ11、1
2の切り替えはまだ行われない。従って、DSP10に
は奇数(ODD)1に、続いてCCD出力が偶数(EV
EN)2が入力される。そしてフィールドメモリ4に
も、偶数(EVEN)2が入力され、この値が記憶され
る。
【0033】続いて、CCD1から奇数(ODD)2が
出力され、フィールドメモリ4には奇数(ODD)2入
力され、この値が記憶されるとともに、フィールドメモ
リ4から偶数(EVEN)2が出力される。この時点に
於いても、セレクタ11、12の切り替えは行われてお
らず、DSP10には偶数(EVEN)2に続いて奇数
(ODD)2が入力される。そして、CCD1から奇数
(ODD)2が出力された時点でマイクロコンピュータ
20によりセレクタ11、12の切り替えが行われる。
即ち、マイクロコンピュータ20よりセレクタ12を切
り替え、DSP10へフィールドメモリ4からの出力を
与えるように制御する。そして、マイクロコンピュータ
20により、セレクタ11からフィールドメモリ4の使
用のタイミングである垂直同期パルスVD2が選択さ
れ、この垂直同期パルスVD2に基づいた転送パルスV
がCCD1に与えられる。この結果、CCD1からは奇
数(ODD)3、偶数(EVEN)3、奇数(ODD)
4、偶数(EVEN)4、奇数(ODD)5、偶数(E
VEN)5と奇数(ODD)、偶数(EVEN)がこの
時点から逆転されて出力される、この出力がフィールド
メモリ4にあたえられることになる。
【0034】しかしながら、CCD1の転送パルスVを
切り替えた時点では、CCD1の出力は安定していない
ため、このまま出力をフィールドメモリ4に入力しても
この信号はノイズとなり使用しても好ましくない。従っ
て、この実施例では、CCD1の出力が安定するまで、
フィールドメモリ4へはこの信号を書き込まないよう
に、マイクロコンピュータ20によりメモリ制御回路5
を介してフィールドメモリ4への書き込みを禁止するよ
うに制御している。そしてこの期間フィールドメモリ4
からはは同一データ、この実施例では奇数(ODD)2
が読み出される。即ち、セレクタ12によって、CCD
1の駆動信号パルスを切り替える前の画像信号、即ちこ
の実施例の場合では奇数(ODD)2のフィールドの信
号が読み出される。従って、DSP10に奇数(OD
D)2の信号がずっとCCD1の出力が安定するまで読
み出されることになる。即ち、この間はいわゆるスチル
の状態の信号が出力されることになる。そして、CCD
1の出力が安定するとフィールドメモリ4に信号を書き
込むように、マイクロコンピュータ20がフィールドメ
モリ制御回路5を制御し、この実施例では、奇数(OD
D)4の時点CCD1の出力が安定したとし、奇数(O
DD)4からフィールドメモリ4に信号を書き込み、そ
の後偶数(EVEN)4というように、フィールドメモ
リ4に信号が順次入力され、フィールドメモリ4からは
奇数(ODD)4、偶数(EVEN)4、奇数(OD
D)5と出力されて、その信号がDSP10には奇数
(ODD)4、偶数(EVEN)4、奇数(ODD)5
という状態でCCD1からの出力とフィールドメモリ4
からの読み出し出力が1フィールド遅延した状態で出力
されることになる。
【0035】次に図4に従い手振れ補正を行っている状
態から手振れ補正を停止した状態への移行期間、即ちフ
ィールドメモリ4の使用状態からフィールドメモリ4の
非使用状態につき説明する。
【0036】フィールドメモリ4の使用状態では、CC
D1の出力とDSP10入力は1フィールドずれている
状態で同期が取れている。即ち、CCD出力が奇数(O
DD)の場合には、DSP10入力は偶数(EVE
N)、CCD出力が偶数(EVEN)の場合には、DS
P10入力は奇数(ODD)と1フィールド遅延した状
態で信号が入力される。
【0037】そして、フィールドメモリ4を非使用OF
Fにすると、セレクタ11が前述したようにフィールド
メモリ4の使用のための垂直同期パルスVD2から、ス
ルーのための垂直同期信号VD1に切り替わり、この結
果CCD1の出力の奇数(ODD)、偶数(EVEN)
が逆転する。この実施例では、奇数(ODD)2の出力
が終わった時点で、フィールドメモリ4の使用状態から
フィールドメモリ4の非使用状態に切り替えられ、この
時点でセレクタ11が垂直同期パルスVD2から、スル
ーのための垂直同期信号VD1を選択する様に切り替わ
る。従って、CCD1の出力は奇数(ODD)2の後に
奇数(ODD)3、偶数(EVEN)4、奇数(OD
D)4、偶数(EVEN)5と切り替えられる。
【0038】セレクタ11を切り替えた時のCCD1の
出力は、前述したように安定していないため、この出力
は使用しない。従って、この間はフィールドメモリ4に
入力されている奇数(ODD)2の出力をDSP10に
出力する。即ち、セレクタ12はフィールドメモリ4の
出力を選択している。そして、その状態からCCD1が
安定した状態になると、この実施例では奇数(ODD)
4の時点でCCD1が安定したとし、この時セレクタ1
2が切り替えられ、CCD1の出力を直接DSP10に
入力する。この時セレクタ12の切り替えでフィールド
メモリ4を非使用状態とする。即ち、それまでは、セレ
クタ11が垂直同期パルス(VD1)に切り替わっても
フィールドメモリ4は直ちに非使用状態にならずに、C
CD1の出力が安定するまで同じ信号を出力する様に、
フィールドメモリ4を読み出し専用に使用し、その間ス
チル信号を出力しているわけである。そしてCCD1の
信号が安定し、CCD出力が直接DSP10へ入力す
る、即ちスルーになるとフィールドメモリ4は非使用状
態になる。
【0039】尚、ここで注目することは、この実施例に
おいては、フィールドメモリ4の使用時、非使用時の切
り替え動作の時、CCD1の出力の方も奇数(OD
D)、偶数(EVEN)を切り替えると共にCCD1の
出力を安定するまでは、フィールドメモリ4に書き込ま
れた信号を出力する、即ちフィールドメモリ4から同一
データを読み出すスチル期間を設けることである。これ
は単に画像信号の偶数(EVEN)、奇数(ODD)の
切り替えだけを行うと、CCD出力の状態が安定した後
ではなんら問題はないが、CCD出力の状態が安定して
いない間の出力をそのまま取り込むとすれば画像はどう
ような画像になるか分からず、それがノイズの状態とな
り画像が乱れるからである。このような画像の乱れをそ
のまま出力するよりはむしろ同じフィールドを数フィー
ルド間複数回読み出し、その間スチルにする方が見る方
にとっても画像が極めて良好な状態として見れるからで
ある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、手振れ補正や電子ズーム等の使用時・非使用時のよ
うにフィールドメモリを使用時、非使用時と切り替えて
も、ディジタル信号処理手段へは奇数、偶数フィールド
の順序が逆転することなく信号出力できる。従って、不
必要な場合にはフィールドメモリの駆動を停止すること
ができ、消費電力を節減することが出来る。
【0041】又、撮像素子の出力が安定するまで、前記
フィールドメモリからの信号を選択して信号処理手段へ
与えることで、ディジタル信号処理手段へはノイズのな
い信号を常に送ることができ、良好な画像を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における画像信号出力制御
回路のブロック図である。
【図2】この発明の水平垂直同期パルスのタイミングチ
ャートであり、(b)は(a)の部分拡大図である。
【図3】フィールドメモリの非使用時から使用時に切り
替えた時の夫々の信号の状態を示す図である。
【図4】フィールドメモリ使用時から非使用時に切り替
えた時の各信号の状態を示す図である。
【図5】手振れの検出及び補正を行う従来装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 CCD 4 フィールドメモリ 9 同期発生回路 7 タイミングジェネレータ 10 DSP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−16470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/228 - 5/232 H04N 5/335

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、1/2水平同期パルス分だ
    けタイミングが互いに相違する第1及び第2の同期パル
    スを発生する同期パルス発生手段と、前記同期パルスに
    応じて前記撮像素子に与える垂直電荷転送パルスを作成
    するパルス発生手段と、前記パルス発生手段へ前記第1
    又は第2の同期パルスを選択して与える第1の選択手段
    と、前記撮像素子からの画像信号を1フィールド分格納
    するフィールドメモリと、前記同期パルス発生手段から
    与えられる第1の同期パルスにより同期が取られ画像信
    号をディジタル的に信号処理するディジタル信号処理手
    段と、前記撮像素子からの画像信号又は前記フィールド
    メモリからの信号を選択して前記ディジタル信号処理手
    段へ与える第2の選択手段と、前記第1及び第2の選択
    手段への切り替えタイミングを制御する制御手段と、を
    備え、前記フィールドメモリからの信号を選択して前記
    ディジタル信号処理手段へ与える場合には、前記パルス
    発生手段と前記ディジタル信号処理手段は異なる同期パ
    ルスが選択され、撮像素子からの画像信号を前記ディジ
    タル信号処理手段へ与える場合には、前記パルス発生手
    段と前記ディジタル信号処理手段は同一の同期パルスが
    選択される画像信号出力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス発生手段に与える同期パルス
    を切り替えたとき、前記撮像素子の出力が安定するま
    で、前記フィールドメモリからの信号を選択して前記デ
    ィジタル信号処理手段へ与えることを特徴とする請求項
    1に記載の画像信号出力制御装置。
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