JPH068616U - 屋根部を具備した仮設足場 - Google Patents

屋根部を具備した仮設足場

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JPH068616U
JPH068616U JP5272992U JP5272992U JPH068616U JP H068616 U JPH068616 U JP H068616U JP 5272992 U JP5272992 U JP 5272992U JP 5272992 U JP5272992 U JP 5272992U JP H068616 U JPH068616 U JP H068616U
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JP
Japan
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bracket
fixed
vertical pipe
wedge
roof
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Pending
Application number
JP5272992U
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English (en)
Inventor
鈴木三郎
横浜健二
Original Assignee
鈴木 三郎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】雨樋を不要として、構造を簡略化すると共に、
コンパクトでしかも取り付け、取り外しの容易な屋根部
を具備した仮設足場を提供する。 【構成】低層用仮設足場の隣接する垂直パイプ1に、対
向してブラケット6,6′を建築中の建屋の屋根と同方
向の略同勾配となるように取り付け、該ブラケット6,
6′の上端と下端とに天幕シートを取り付けたフレーム
8を固定し、該フレーム8の一方を前記ブラケット6,
6′に移動可能に嵌合させて、該フレーム8先端が建築
中の建屋軒下に達し得るようにし、建築中の建屋の屋根
に降った雨水を前記仮設足場の垂直パイプ1側に排水す
るように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築現場に於ける雨天時の作業を容易にすると共に、晴天時には 作業の邪魔にならないようにした屋根部を具備した低層用仮設足場に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来建築作業の仮設足場に於いて、雨天時には最上段の足場を利用して天幕を 張りめぐらし、その下の足場通路を利用して建築機材の搬入を行うと共に、晴天 時にはその天幕を取り外して搬入作業の能率化を計っている。
【0003】 しかして、上記天幕の取り付けは、ハトメに紐を通して足場パイプに結び付け るものであるので天候に応じて天幕の取り付け取り外しをすることは、極めて繁 雑で余計な工数がかかることであるため、作業能率が上がらない問題があるほか 、この従来法によったのでは、完全な雨漏り防止ができないため、雨天時には建 築機材の搬入及びコーキング塗装などの外周工事が困難となり、その結果建築工 期の遅延及び建築工数の増加を生じ、経済的損失が極めて大きくなる等の問題が あった。 このような欠点を解消するため本考案者は、図13に示すように、天幕シート Bを取り付けた仮設足場を先に開発し、実用新案登録出願した。 しかしながら、このものは、上記欠点は解消されるが、天幕シートBに降った 雨水は、建築中の建屋の屋根Aに降った雨水と一緒に、雨樋Cに受ける必要があ り、雨樋をも必要とするため、構造が複雑でコスト高になる問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、雨樋を不要として、構造を簡略化すると共に、コンパクトでしか も取り付け、取り外しの容易な屋根部を具備した仮設足場を提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に沿う本考案の構成は、低層用仮設足場の隣接する垂直パイプに、対 向してブラケットを建築中の建屋の屋根と同方向の略同勾配となるように取り付 け、該ブラケットの上端と下端とに天幕シートを取り付けたフレームを固定し、 該フレームの一方を前記ブラケットに移動可能に嵌合させて、該フレーム先端が 建築中の建屋軒下に達し得るようにし、建築中の建屋の屋根に降った雨水を前記 仮設足場の垂直パイプ側に排水するように構成したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の実施例を示す側面図であり、垂直パイプ1と、該垂直パイプ 1に腕木7により固定された断面コ字状のブラケット6,6’と、該ブラケット 6,6’の上端に滑動自在に嵌合される天幕シートを張設した移動フレーム9と 、該ブラケットの下端に固定される天幕シートを張設した固定フレーム8とから 構成されてなり、前記移動フレーム9の先端を建屋の軒下に位置するように移動 させ、建築中の建屋の屋根A及び天幕シートの雨水が合流して、垂直パイプ1の 位置で、垂直パイプ1間に張設したシート(図示せず)を伝わって、排水するよ うに構成した例を示す。尚、ブラケット6,6’の結合及びブラケット6,6’ と移動フレーム9及び固定フレーム8との結合は、次の図2に示す実施例と同様 に構成されている。
【0007】 図2は、本考案の他の実施例を示す斜視図であり、断面コ字状のブラケット6 ,6’を、開口部を外方に向けて、両ブラケットの後端で楔13を挟持連結し、 楔13を垂直パイプ1に固定した楔受け10’に嵌合させ、ブラケット6,6’ に一端をそれぞれ固定した支持金具14、14’の他端の折曲部40,40’を 楔受け11、11’に当接させて、ブラケットを所望の角度に固定した例を示す 。尚、楔受け10、10’は、ブラケット方向に対向して垂直パイプ1に固定さ れ、楔受け11、11’は、ブラケットと直角の方向に対向して垂直パイプ1に 固定されている。尚、ブラケット6,6’の前端は、図5に示すように、板体2 5によって連結されている。
【0008】 ブラケット6,6’の上端の板体15、15’には、天幕シートを張設した移 動フレーム9が摺動自在に嵌合され、下端の板体12、12’には、天幕シート を張設した固定フレーム8が側辺の山形鋼16で係止されている。 ブラケットに嵌合する移動フレーム9の側辺には、山形鋼17が溶接固定され 、該山形鋼17の下方に間隔を付けて山形鋼18が溶接固定され、両山形鋼の間 隙41でブラケットの板体15’に嵌合している。 ブラケット6,6’の下端の板体12、12’の前端と後端とには、図4に示 すように、ストッパー19、20が固定され、このストッパーによって固定フレ ーム8の落下が防止されている。
【0009】 上記実施例に使用した楔13は、図3に示すように、断面コ字状に形成され、 両側部42、42’でそれぞれブラケット6,6’に溶接固定されている。 上 記実施例に於いては、ブラケット6,6’は、楔13を楔受け10’に嵌め込み 、支持金具14を楔受け11’に当接させることにより、設定角度となるように 構成しているが、楔両側部42、42’とブラケット12,12’とを螺子によ り連結し、ブラケットを所望の角度に回動させて固定するように構成しても差し 支えない。 ブラケット6,6’の前端には、図4及び図5に示すように、カム軸21に嵌 合されたカム23、23’が回動自在に内装されており、レバー22を回転させ ることによって、カム軸を介してカムを回転させ、カムによって山型綱18と山 型綱16とを押圧して、移動フレーム9を所望の位置でブラケット6及び6’に 固定できるようになっている。
【0010】 図6は、本考案に使用する固定フレーム8の実施例を示すものであり、両側部 にブラケットと係止するフランジ部16、16’を形成し、上面に天幕シート2 6を接着剤若しくは両面テープ等によって張設した例を示す。 図7は、本考案に使用する移動フレーム9の他の実施例を示すものであり、両 側部にブラケットの上端板体15、15’と嵌合する嵌合溝41、41’を形成 し、上面に天幕シート26を張設し、一側部に隣接する移動フレームとの間隙を カバーする板体27を連結した例を示す。
【0011】 図8〜図10は、切妻側の屋根からの雨水を受ける本考案の実施例を示すもの であり、ブラケット6、6’を板体29によって連結し、板体29を蝶ナット3 0によって、支持部材28を介して楔13に固定し、楔13を楔受け10’に嵌 合させ、支持部材28の両端折曲部を垂直パイプ1に固定した楔受け11、11 ’に当接係止させた例を示す。尚、楔13と支持部材28とは一体的に固定され 、支持部材28にはボルトが固定され、このボルトに、蝶ナット30が螺合され ている。図中、31及び32は、それぞれ固定フレーム及び移動フレームの側辺 の穴35に嵌入することによりストッパーとして使用される。 蝶ナット30の締付けにより、ブラケット6、6’は該ボルトを中心に傾斜自 在となり、屋根勾配に近い傾斜に設定固定できる。
【0012】 ガイド部材への固定フレーム及び移動フレームの連結、移動フレームを係止す るカム機構等は、前記図4に示す実施例と同様に構成されている。 図10及び図11は、上記実施例の固定フレーム8及び移動フレーム9を示す ものであり、4角形の枠体をロッド33にロッド34を伸縮自在に嵌合させるこ とにより構成され、所望の長さ位置で蝶ネジ36で締め付け固定することができ るようにし、その他は、図7及び図8の実施例と同様に構成した例を示す。 本考案に使用するブラケット、移動フレーム、固定フレーム及び楔等は、金属 若しくはプラスチック等で形成すれば良く、その材質は特に限定されない。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたごとく、本考案によれば、雨水は垂直パイプ側に落下するので、雨 樋を不要とすることができると共に、楔を楔受けに固定することによって、容易 に所望の角度に傾斜固定することができるので、構造を簡略化することができ、 しかも取り付け、取り外しも容易である等の利点が得られる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の楔を示す上面図である。
【図4】本考案の移動フレームを固定するカム機構を示
す一部切欠側面図である。
【図5】図4のVーV断面図である。
【図6】本考案の固定フレームを示す斜視図である。
【図7】本考案の移動フレームを示す斜視図である。
【図8】本考案の切妻側の実施例を示す断面図である。
【図9】図8のIXーIX矢視図である。
【図10】図8のXーX断面図である。
【図11】本考案の固定フレームの他の例を示す斜視図
である。
【図12】本考案の移動フレームの他の例を示す斜視図
である。
【図13】従来の屋根部を具備した仮設足場を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 垂直パイプ 6,6’ ブラケット 8 固定フレーム 9 移動フレーム 13 楔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低層用仮設足場の隣接する垂直パイプに、
    対向してブラケットを建築中の建屋の屋根と同方向の略
    同勾配となるように取り付け、該ブラケットの上端と下
    端とに天幕シートを取り付けたフレームを固定し、該フ
    レームの一方を前記ブラケットに移動可能に嵌合させ
    て、該フレーム先端が建築中の建屋軒下に達し得るよう
    にし、建築中の建屋の屋根に降った雨水を前記仮設足場
    の垂直パイプ側に排水するように構成したことを特徴と
    する屋根部を具備した仮設足場。
  2. 【請求項2】前記ブラケットを断面コ字状に形成し、該
    ブラケットを前記楔を挟んで、開口部を外向きにして連
    結し、該楔は前記ブラケット間の前記垂直パイプとの当
    接位置に位置するように固定し、該楔を垂直パイプに固
    定した楔受けに嵌合固定することにより、前記ブラケッ
    トを前記垂直パイプに建屋壁面に対して平行な水平線を
    軸に一定角度で固定するように構成してなる請求項1に
    記載の仮設足場。
  3. 【請求項3】前記楔を垂直パイプに固定した楔受けに嵌
    合固定することにより、一端を前記両ブラケットに固定
    した支持部材の他端を、前記垂直パイプに支持材を介し
    て当接させて、前記ブラケットを前記垂直パイプに一定
    角度で固定するように構成してなる請求項2に記載の仮
    設足場。
  4. 【請求項4】前記楔に、前記ブラケットを螺子により、
    直接若しくは板体を介して固定し、前記ブラケットを所
    望の角度に設定し得るように構成してなる請求項2に記
    載の仮設足場。
  5. 【請求項5】前記両ブラケットを板体を介して連結し、
    該板体を支持部材を介して前記楔に螺子により連結し、
    支持部材の両端を、前記垂直パイプに支持材を介して当
    接させて、前記ブラケットを前記垂直パイプに建屋壁面
    に対する垂線を軸に所望の角度で固定し得るように構成
    してなる請求項2に記載の仮設足場。
JP5272992U 1992-07-06 1992-07-06 屋根部を具備した仮設足場 Pending JPH068616U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214213A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Japan Steels International Inc 伸縮式仮設通路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006214213A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Japan Steels International Inc 伸縮式仮設通路
JP4643293B2 (ja) * 2005-02-04 2011-03-02 ジャパン スチールス インターナショナル株式会社 伸縮式仮設通路

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