JPH0686033B2 - 鉄筋の溶接継手用バッキング部材 - Google Patents

鉄筋の溶接継手用バッキング部材

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JPH0686033B2
JPH0686033B2 JP1171607A JP17160789A JPH0686033B2 JP H0686033 B2 JPH0686033 B2 JP H0686033B2 JP 1171607 A JP1171607 A JP 1171607A JP 17160789 A JP17160789 A JP 17160789A JP H0686033 B2 JPH0686033 B2 JP H0686033B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、鉄筋と鉄筋とを溶接する際に、当該両鉄筋の
接合すべき継手部に被嵌することにより、上記鉄筋の溶
融金属が不本意に流動したり、溶け落ちないようにし
て、望ましい継手溶接がなされるようにしたバッキング
部材に関するものである。
《従来の技術》 既知のように鉄筋を接合する手段には、ガス圧接、溶接
継手および機械継手等による工法がある。
上記の溶接継手工法としては、手溶接にせよ半自動溶接
にしても、第9図に示す如く鉄筋a,aの端部である継手
部a′,a′の外周を、鉄鋼または銅材による短い割溝b
を縦設したパイプ状などによるバッキング部材cによっ
て囲っておき、鉄筋a,aの接合開先部d,dを所定距離e
(ルート間隔)だけ離した状態にて、仮止め箇所f,fに
よりバッキング部材cに溶着固定させておき、当該バッ
キング部材cに開成してある切込開口gから溶接棒hを
挿入することで、両鉄筋a,aを溶接するようにしてい
る。
これにより鉄筋a,aの溶融金属は、前記の如く流れ落ち
ることなく溶接が完結されることとなるのであるが、当
該バッキング部材cによるときは、前記の如きパイプ状
のものであるため、鉄筋a,aへの被嵌に際し、予め一方
の鉄筋へ被嵌した後、他の鉄筋を当該バッキング部材c
に嵌合しなくてはならない操作上の不便を伴うだけでな
く、鉄鋼によるバッキング部材cの場合には、鉄筋a,a
の継手溶接完了後、当該鉄筋とバッキング部材とが互い
に溶接によって溶着されてしまうから、両者の取り外し
は困難となり、従って継手部分の外観検査が不可能とな
ってしまう。
これに対しバッキング部材に銅材を用いれば、溶接完了
後、銅板である当該銅材を取外すことができるので、継
手部分の外観検査はできるものの、当該バッキング部材
の損傷が激しいため、高価である銅の消耗が大きくなる
といった実用上の難点がある。
また、前記のようにバッキング部材が除去できないとい
うことは、当該継手箇所だけが大径となってしまい、鉄
筋間の距離が均一にならず、均等な配筋が得られなくな
ることから、コンクリートの充填作業などにあってもそ
の完全な充填が保証し難いなどの問題もある。
そこで、上記溶接継手工法におけるバッキング部材がも
っている諸難点に鑑み、既にバッキング部材が金属によ
って形成されていた既成観念を打破して、溶接継手の完
成後に、当該バッキング部材を破砕して、これを除去し
得るように当該素材にセラミックスを選定し、これによ
って継手接合部を直接目視して外観検査を確実に行い得
るようにすると共に、鉄鋼さらには銅などよりも安価に
提供し得るようにし、かつ継手接合部のバッキング部材
による大径箇所の残存をなくして、鉄筋相互の間隔が均
一化された配筋を可能とし、さらに、バッキング本体を
端面U字状に形成することによって、既に対向状態にて
一直線状となっている両鉄筋の外側から、バッキング本
体の溶接箇所に被嵌させることができるようにして、溶
接の作業性を向上させようとするものも提案(実開昭57
-152384号)されている。
《発明が解決しようとする課題》 ところが、上記のようにして被嵌したバッキング本体
を、当該所望位置に保持させるためには、これを鉄筋に
対しワイヤーなどで縛りつけたり、また補助具を用意し
ておき、これをボルト、ナットなどにより鉄筋に固定し
てバッキング本体を支持させるようにしており、このた
め、その作業性が低下してしまうこととなる。本願にお
ける請求項1の発明にあっては、上記従来例の欠陥に鑑
み、適切に構成したバッキング固定用クリップを採択す
ることで、当該クリップの被嵌操作だけで、バッキング
本体を簡易迅速に保持または離脱させ得るようにして、
その作業性を飛躍的に向上させると共に、当該クリップ
により溶接後バッキング本体を破砕したときも、当該破
片が不本意に飛散して事故を発生したり、清掃処理に多
くの労力、時間を費すことのないようにするのが、第1
の目的である。
さらに、当該請求項(1)にあっては、前記のバッキン
グ固定用クリップにつき、これを曲成部とその両端から
曲成し弾持部とにより形成することで、この弾持部の弾
力により両鉄筋に被嵌するだけで、バッキング本体を保
持可能となし、当該保持作業を簡易迅速に行い得るよう
にし、かつバッキング固定用クリップによりバッキング
本体の破片が飛散しないようにしている。
請求項(2)と請求項(3)とは、請求項(1)におけ
るバッキング本体に関し、前者にあっては、当該本体の
凹溝条を形成しておくことで、溶接作業の完了後にバッ
キング本体を破砕し易くすると共に、当該破砕に際し
て、細片化されにくい状態となし、破砕されたバッキン
グ本体の清掃作業を容易にするだけでなく、細片の落下
による危険をも防止しようとしている。
そして後者では、バッキング本体に飛散防止膜を貼着ま
たは塗装といった手段により施しておくことで、前者よ
り以上に、破砕に際して、バッキング本体細片が不本意
に飛散してしまうのを阻止し、これによって公害問題、
掃除作業の効率化、落下物による危険防止に解決を与え
ようとしている。
請求項(4)では、請求項(1)のものに比し、そのバ
ッキング固定用クリップが、外側脚部と内側脚部とを曲
成弾部により連設され、これをバッキング本体の小口端
部側だけに挟持させることで、当該内側脚部により鉄筋
に挟持可能となし、これにより極めて小さな部材によ
り、請求項(1)の場合と同等の保持能力を発揮させよ
うとしている。
請求項(5)にあっては、バッキング保持体と、これに
付設した曲成部と弾持部とからなる弾体を設けることに
より、バッキング本体の保持と破片の飛散防止とを、よ
り確実なものにしようとしている。
《課題を解決するための手段》 本願は上記の目的を達成するため、請求項(1)では内
周曲面と外周曲面とを有して、端面がU字状にして所要
の長さに形成されたセラミックス製のバッキング本体
と、当該バッキング本体の前記外周曲面に添って曲成さ
れた曲成部の両端から、バッキング本体の各小口端部に
回装して内周曲面で内側へ折り返された各弾持部とによ
り形成され、かつ、同上バッキング本体の前記内周曲面
にあって、その長さ方向中間箇所に、接合開先部を対向
させて配置の溶接すべき各鉄筋に対し、その外周面両側
を、前記各弾持部の内側端部にて、弾圧挟持するバッキ
ング固定用クリップとを具備していることを特徴とする
鉄筋の溶接継手用バッキング部材を提供しようとするも
のである。
請求項(2)では上記の請求項(1)にあって、そのバ
ッキング本体の内周曲面、外周曲面の一方または双方に
あって、凹溝条が所要数だけ形成されていることを内容
としており、請求項(3)では、同じく請求項(1)に
あって、そのバッキング本体の内周曲面、外周曲面の一
方または双方にあって、飛散防止膜が形成されている。
次に、請求項(4)にあっては、内周曲面と外周曲面と
を有して、端面がU字状にして所要の長さに形成された
セラミックス製のバッキング本体と、当該バッキング本
体の各外周曲面小口端部側と各内周曲面小口端部とに、
夫々の外側脚部、内側脚部が付設され、これら外側、内
側脚部を、バッキング本体の小口端部に回装された曲成
弾部により連設し、かつ、同上バッキング本体の前記内
周曲面にあって、その長さ方向中間箇所に、接合開先部
を対向させて配置の溶接すべき各鉄筋に対し、その外周
面両側を、前記各内側脚部間にて、弾圧挟持するバッキ
ング固定用クリップとを具備していることを特徴とする
鉄筋の溶接継手用バッキング部材を提供しようとしてい
る。
さらに、請求項(5)にあっては、内周曲面と外周曲面
とを有して、端面がU字状にして所要の長さに形成され
たセラミックス製のバッキング本体と、当該バッキング
本体の長さよりも長尺にして、かつ外周曲面に当接する
バッキング保持体と、当該バッキング保持体のバッキン
グ本体から長さ方向へ突出した両延出部にあって、その
外面に添って曲成された曲成部の両先端から、内側へ折
り返えされた各弾持部とによる弾体とからなり、かつ、
同上バッキング本体の前記内周曲面にあって、その長さ
方向中間箇所に、接合開先部を対向させて配置の溶接す
べき各鉄筋に対し、その外周面両側を、前記夫々の弾体
における各弾持部の内側端部にて、弾圧挟持することを
特徴とする鉄筋の溶接継手用バッキング部材を、その内
容としている。
《作用》 請求項(1)のバッキング部材にあって、そのバッキン
グ本体を、接合すべき両鉄筋の継手部に被嵌させること
により、当該バッキング本体の外周曲面に付設されてい
るバッキング固定用クリップが、上記両鉄筋に弾力をも
って挟持されるので、バッキング本体が所望の位置に保
持され、速やかに溶接作業を開始でき、溶接完了後は、
当該本体がセラミックスによって形成されているので、
その破砕による除去により接合継合部の外観検査が可能
となり、またバッキング固定用クリップは上記破砕によ
る破片の飛散を防止でき、しかも繰り返し使用が可能と
なる。
さらに、バッキング固定用クリップにあって、その曲成
部と弾持部とが、バッキング本体を抱持することとなる
ので、外力を受けてもバッキング本体がバッキング固定
用クリップから外れて、鉄筋から脱落してしまうといっ
たことがなく、弾持部により鉄筋を充分に挟持して、バ
ッキング本体の保持が確実なものとなり、バッキング本
体破砕による破片の飛散を阻止する。
請求項(2)のバッキング本体によるときは、溶接完了
後これを破砕し易く、かつ凹溝条にそって破断されるこ
ととなるから、細片または粉状化されず、その後の清掃
処理が行い易く粉塵等による公害をも防止することとな
る。
請求項(3)のバッキング本体を用いれば、溶接後にバ
ッキング本体を破砕した際、破片が飛散防止膜によっ
て、その飛散を阻止されることとなる。
請求項(4)のバッキング固定用クリップでは、その内
側脚部と外側脚部との間に、曲成弾部による弾力によっ
て、強くバッキング本体が挟持されるようにすれば、極
めて小さな当該バッキング固定用クリップによって、鉄
筋に対する充分な挟持力を発揮させて、バッキング本体
の鉄筋に対する確実な保持を実現し得ることとなる。
請求項(5)によるときは、バッキング本体を短尺に形
成しても、これを長尺に形成したバッキング保持体によ
り支持でき、かつ当該保持体を、バッキング本体の左右
両側配置の弾体による各鉄筋への挟持により固定し得る
こととなり、消耗品となるバッキング本体を小形化で
き、鉄筋にバッキング本体を確実に固定し得ると共に、
バッキング保持体と弾体とは熱影響を受けにくいので何
回でも繰り返し使用できる。
《実施例》 本願を図示の実施例によって詳記すれば、セラミックス
により形成したバッキング本体1は、第1図に明示の如
く所望の肉厚をもって端面1aが略U字状となるよう所要
の長さlをもって形成されており、従って、当該バッキ
ング本体1は、丁度円筒状のパイプを長手方向へ一部切
除することで、開口部1bが開成された形状を有してお
り、図中1c,1dは、バッキング本体1の夫々内周曲面と
外周曲面を、そして1eは同上本体1の小口端部を示して
いる。
請求項(1)では、上記バッキング本体1だけでなく、
当該本体1の外周曲面1dにバッキング固定用クリップ2
が付設されている。
ここで、上記バッキング固定用クリップ2なるものは、
第2図に例示される如く、バッキング本体1の内周曲面
1cにあって、その長さl方向中間箇所に、接合開先部A1
とB1とが、離間対向させて配置した溶接すべき一対の鉄
筋A,Bに対し、その外周面A2とB2の両側を弾圧挟持する
作用を果すものであり、このことにより、バッキング本
体1が、当該鉄筋A,Bの所定位置に添装保持されること
となる。
すなわち、第1図乃至第3図に示されている通り、これ
は鋼、黄銅、燐青銅、ステンレススチール、鋼や銅、ア
ルミニウム等の合成、形状記憶合金その他の合金、さら
に、プラスチックス等の弾性材による板状、線状等によ
る素材にて形成することができ、前記バッキング本体1
の外周曲面1dに沿って曲成された曲成部2aと、その両端
から、バッキング本体1の各小口端部1eに回装され、さ
らに内周曲面1cまで内側へ折り返された各弾持部2bとに
よって曲成されている。
上記の如きバッキング固定用クリップ2を二個用意し、
これをバッキング本体1の端面1a寄りに装着しておき、
この状態で第2図、第3図のように鉄筋A,Bに被嵌させ
れば、前記各弾持部2bにおける内側端部2c間に、夫々の
前記鉄筋A,Bが挟持されることとなり、これにて接合開
先部A1とB1が所定間隔だけ離間された当該鉄筋A,Bを、
既知の手段により溶接することができる。
次に、上記の請求項(1)にあって、請求項(2)のも
のは第7図に例示する如く、その内周曲面1cか、外周曲
面1dもしくはその両面に所要数だけの凹溝条1fが形成さ
れて、図示例では横断面三角形状としてあり、このよう
なバッキング本体1としておくことで、溶接後、これを
外側から軽く叩くだけで、セラミックスであるバッキン
グ本体1を飛散させることなく、凹溝条1fにそって所定
数に破砕することができる。
また、同じく請求項(1)にあって、請求項(3)に係
るバッキング本体1は、第8図に示す如く、図示例では
当該本体1の外周曲面1dに飛散防止膜3が形成されてい
るが、内周曲面1cに設けてもよく、また両曲面1c,1dに
当該防止膜3を形成することもできる。
上記飛散防止膜3としては、合成樹脂シートその他の粘
着テープ等を貼り付けたり、塗膜により形成したりする
ことができる。
次に請求項(4)に係るバッキング固定用クリップ2を
第4図によって説示すると、この場合は、前記のものを
小形化したものであり、前同素材を用いることで、バッ
キング本体1の外周曲面1dにおける各小口端部1e側と、
内周曲面1cにおける各小口端部1e側とに、夫々外側脚部
2dと内側脚部2eが付設され、これら各脚部2d,2eを、小
口端部1e側に回装された曲成弾部2fにより連設したもの
で、上記の各内側脚部2e間にて、各鉄筋A,Bの外周面A2
とB2の両側を弾圧挟持し得るよう構成してある。
さらに、第5図と第6図により請求項(5)につき、こ
れを説示する。
ここで用いられているバッキング固定用クリップ2は、
バッキング保持体2gと弾体2hとから構成されたもので、
バッキング保持体2gはバッキング本体1の長さlよりも
長尺に形成され、図示例では端面2iの形状が第6図のよ
うにV字状となっており、その内面がバッキング本体1
の外周曲面1dに当接されている。
一方弾体2hは、前記第1図乃至第3図に示したバッキン
グ固定用クリップ2と実用的に近似した形態を有してお
り、前記バッキング本体1から長さ方向へ延出している
バッキング保持体2gの両延出部2j,2kにあって、その外
面に添って曲成された曲成部2lと、その両先端から内側
へ折り返された各弾持部2mとからなっており、当該弾持
部2mの両内側端部2n間にて、各鉄筋A,Bの外周面A2とB2
の両側が、弾圧挟持されることとなる。
《発明の効果》 本発明は上記のようにして構成されたものであるから、
請求項(1)のバッキング部材によるときは、本体がセ
ラミックスにより形成されているので、溶接時の高熱に
耐えると共に、溶接完了後破砕により除去できるので、
継手接合部の良否を、目視等により外観検査することが
容易に、しかも確実になし得ることとなり、これにより
接合された鉄筋は大径箇所のない均一配筋となると共
に、セラミックス材は安価に提供できるので、破砕によ
る損耗も実用上支障とならない。
しかも、バッキング固定用クリップによりバッキング本
体を、簡易な被嵌操作だけで鉄筋の所要箇所に保持でき
るので、バッキング本体の保持に多がかりな保持具を用
いて、これを取り付けるのに時間を要することなく、溶
接作業を能率的に行うことができ、溶接後は、バッキン
グ本体を破砕することで簡単にバッキング固定用クリッ
プを外すことができ、しかも、破砕による破片が当該ク
リップにより拘束されることから、当該破片の不本意な
飛散を抑止することができる。
さらに、当該バッキング固定用クリップを用いれば、曲
成部と弾持部とによりバッキング本体が抱持されている
ので、鉄筋に対する保持が確実にして、かつ取付け取外
しも簡易迅速に、飛散抑止の目的をも達成できる。
また、請求項(1)にあって、そのバッキング本体につ
き、これを請求項(2)のように凹溝条付きとすれば、
溶接完了後の破砕が容易となり、かつ細分化または細片
化されることなく、このため破砕後の後処理も容易とな
り、掃除に手間どったり、破砕塵による公害発生といっ
たことも阻止され、さらに、同上請求項(1)におい
て、請求項(3)の如く飛散防止膜を具有させれば、バ
ッキング本体破砕時にも破片などが落下し、高所作業で
は当該落下物による事故発生が考えられるが、これを防
止でき、安全対策上からも、また清掃に要する費用節減
の点からも、最も望ましい結果を得ることができる。
請求項(4)によるときは、そのバッキング固定用クリ
ップを極めて小さく形成でき、しかも確実にバッキング
本体の保持目的を達成でき、請求項(5)によるとき
は、バッキング保持体の介在により、バッキング本体の
長さを小さくすることができ、しかも、確実なバッキン
グ本体の保持が保証され、消耗品であるバッキング本体
の小形化により、その消費を最低減に抑制でき、破片飛
散の防止効果も大となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願に係る鉄筋の溶接継手用バッキング部材を
示した一実施例の分解状態斜視図、第2図は同部材の使
用状態を示す正面図、第3図は第2図のIII-III線矢視
断面図、第4図は他実施例による同上バッキング部材の
要部を示した斜視図、第5図は異種の同上バッキング部
材を示す使用状態の側面図、第6図は第5図のVI-VI線
矢視断面図、第7図は請求項(2)に係るバッキング本
体、第8図は請求項(3)に係るバッキング本体を示し
た夫々の斜視図、第9図(a)(b)は従来のバッキン
グ部材を示す夫々使用状態側面図、右側端面図である。 1……バッキング本体 1a……端面 1c……内周曲面 1d……外周曲面 1e……小口端部 1f……凹溝条 2……バッキング固定用クリップ 2a……曲成部 2b……弾持部 2c……内側端部 2d……外側脚部 2e……内側脚部 2f……曲成弾部 2g……バッキング保持体 2h……弾体 2j,2k……バッキング保持体の延出部 2l……曲成部 2m……弾持部 2n……内側端部 A,B……鉄筋 A1,B1……鉄筋の接合開先部 A2,B2……鉄筋の外周面 l……バッキング本体の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−152384(JP,U) 実開 昭50−24713(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周曲面と外周曲面とを有して、端面がU
    字状にして所要の長さに形成されたセラミックス製のバ
    ッキング本体と、当該バッキング本体の前記外周曲面に
    添って曲成された曲成部の両端から、バッキング本体の
    各小口端部に回装して内周曲面まで内側へ折り返された
    各弾持部とにより形成され、かつ、同上バッキング本体
    の前記内周曲面にあって、その長さ方向中間箇所に、接
    合開先部を対向させて配置の溶接すべき各鉄筋に対し、
    その外周面両側を、前記各弾持部の内側端部にて、弾圧
    挟持するバッキング固定用クリップとを具備しているこ
    とを特徴とする鉄筋の溶接継手用バッキング部材。
  2. 【請求項2】バッキング本体の内周曲面、外周曲面の一
    方または双方にあって、凹溝条が所要数だけ形成されて
    いる請求項(1)記載の鉄筋の溶接継手用バッキング部
    材。
  3. 【請求項3】バッキング本体の内周曲面、外周曲面の一
    方または双方にあって、飛散防止膜が形成されている請
    求項(1)記載の鉄筋の溶接継手用バッキング部材。
  4. 【請求項4】内周曲面と外周曲面とを有して、端面がU
    字状にして所要の長さに形成されたセラミックス製のバ
    ッキング本体と、当該バッキング本体の各外周曲面小口
    端部側と各内周曲面小口端部とに、夫々の外側脚部、内
    側脚部が付設され、これら外側、内側脚部を、バッキン
    グ本体の小口端部に回装された曲成弾部により連設し、
    かつ、同上バッキング本体の前記内周曲面にあって、そ
    の長さ方向中間箇所に、接合開先部を対向させて配置の
    溶接すべき各鉄筋に対し、その外周面両側を、前記各内
    側脚部間にて、弾圧挟持するバッキング固定用クリップ
    とを具備していることを特徴とする鉄筋の溶接継手用バ
    ッキング部材。
  5. 【請求項5】内周曲面と外周曲面とを有して、端面がU
    字状にして所要の長さに形成されたセラミックス製のバ
    ッキング本体と、当該バッキング本体の長さよりも長尺
    にして、かつ外周曲面に当接するバッキング保持体と、
    当該バッキング保持体のバッキング本体から長さ方向へ
    突出した両延出部にあって、その外面に添って曲成され
    た曲成部の両先端から、内側へ折り返えされた各弾持部
    とによる弾体とからなり、かつ、同上バッキング本体の
    前記内周曲面にあって、その長さ方向中間箇所に、接合
    開先部を対向させて配置の溶接すべき各鉄筋に対し、そ
    の外周面両側を、前記夫々の弾体における各弾持部の内
    側端部にて、弾圧挟持することを特徴とする鉄筋の溶接
    継手用バッキング部材。
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