JPH0685887A - 伝送路制御方式 - Google Patents

伝送路制御方式

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Publication number
JPH0685887A
JPH0685887A JP4233564A JP23356492A JPH0685887A JP H0685887 A JPH0685887 A JP H0685887A JP 4233564 A JP4233564 A JP 4233564A JP 23356492 A JP23356492 A JP 23356492A JP H0685887 A JPH0685887 A JP H0685887A
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JP
Japan
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state
transmission line
medium access
access control
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Withdrawn
Application number
JP4233564A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Kurita
敏彦 栗田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH0685887A publication Critical patent/JPH0685887A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類のプロトコルデータのそれぞれに対す
る送受信処理部を有する通信制御装置において、各送受
信処理部に対応して伝送路の使用可否の状態を検出する
とき、通信制御装置を含む局全体としての正常性と伝送
路の正常性との一元的管理を目的とする。 【構成】 2つの送受信処理部の一方10に対応して伝
送路使用可能と使用不可能の両方を検出・出力する手段
11、送受信処理部の他方15に対応して使用可能から
使用不可能への変化を検出・出力する手段13、および
手段11が使用不可能から使用可能への変化を検出した
とき手段13の検出状態を伝送路使用可能に強制的に変
化させ、2つの送受信処理部による通信を可能とさせる
手段14を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伝送路の管理方式に係わ
り、更に詳しくは性質が異なる2種類のプロトコルデー
タのそれぞれに対する送受信処理部を有する通信制御装
置において、それぞれの送受信処理部に対応して伝送路
の使用可能、または不可能状態を検出する場合に、通信
制御装置全体として伝送路の正常性を一元的に管理する
ための伝送路制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】トークンリング、FDDI(ファイバー
ディストリビューテッドデータインタフェイス)などの
LAN(ローカルエリアネットワーク)を初めとする情
報通信ネットワークに接続された通信制御装置において
は、伝送路が使用可能であるか不可能であるかを検出
し、その検出状態に応じてデータの送受信を管理する必
要がある。
【0003】図16は従来の伝送路制御方式の構成のブ
ロック図である。同図において、通信制御装置を含む通
信局1がネットワーク、例えばローカルエリアネットワ
ークに接続されている。通信局1の内部には、データの
送受信処理を行うための送受信処理部2、ネットワーク
に接続される伝送路パス制御部3、送受信処理部2と伝
送路パス制御部3との間に設けられる媒体アクセス制御
部4が備えられている。
【0004】図16において、伝送路が使用可能である
か、あるいは使用不可能であるかという伝送路の状態は
媒体アクセス制御部4によって検出されており、通信局
としての伝送路の管理は容易に行われていた。しかしな
がら、例えば媒体アクセス制御部4の中に設けられたパ
リティ検査回路、およびフレームチェックシーケンス
(FCS)検査回路の正常性を、この通信局単独で検査
することはできなかった。
【0005】例えば分散配置されたコンピュータの間
で、それぞれのコンピュータが保持しているメモリのデ
ータをネットワークを介して相互に使用可能とすれば、
ネットワークワイドの大規模なメモリシステムを構築す
ることができ、コンピュータシステムとしての使用効率
が向上する。しかしながらこのようなメモリシステムを
構築する場合、専用のネットワークを作るのではシステ
ムとしての効率が低下するので、ローカルエリアネット
ワークなどの既存のネットワークを用いてメモリのデー
タを送受信して相互利用することができれば、システム
としての効率は大幅に向上する。
【0006】図16において、伝送路パス制御部3が接
続されたネットワークがローカルエリアネットワークで
あるとすると、このネットワークを介してコンピュータ
のメモリのデータを送受信するためにはメモリデータ送
受信のための専用の送受信処理部と媒体アクセス制御部
とを、既存の送受信処理部2および媒体アクセス制御部
4とは全く独立に、すなわち送受信処理部2および媒体
アクセス制御部4とデータの伝送経路上では直列となる
ように設けることによって、コンピュータのメモリデー
タの送受信を行うことができる。新たに設けられる送受
信処理部はメモリデータ専用のものであり、当然既存の
送受信処理部2とは異なるプロトコルデータの送受信を
処理することになる。この場合1つの通信局の中に異な
る2つの局が存在するようなものであり、それぞれの送
受信処理部および媒体アクセス制御部は他方の状態を意
識せずに独立に動作することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように2組の送受
信処理部と媒体アクセス制御部とを1つの通信局の中に
設ける場合には、通信局全体として局の正常性、および
局につながる伝送路の正常性を一元的に管理する必要が
ある。2つの媒体アクセス制御部は、それぞれ独立に伝
送路の使用可能または不可能の状態を検出しているため
に、微妙なタイミングの狂いなどによって伝送路の検出
状態に矛盾を生ずる可能性があり、その場合には局全体
としての管理ができなくなるという問題点があった。
【0008】1つの通信局として見た場合に、局内の2
つの媒体アクセス制御部のうち1つでも伝送路の使用不
可能状態を検出した場合には、局全体として伝送路を使
用不可能としなければならず、逆に局全体として伝送路
を使用可能状態とするのは2つの媒体アクセス制御部が
共に伝送路の使用可能状態を検出している時でなければ
ならず、相手側の媒体アクセス制御部の検出状態を無視
してデータの送受信を行うことは許されない。
【0009】本発明は、2つの媒体アクセス制御部を持
つ通信制御装置において、局としての正常性および局に
つながる伝送路の正常性を一元的に管理することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。同図は性質が異なる2種類のプロトコル
データのそれぞれに対する送受信処理を行う2つの送受
信処理部と、情報通信ネットワークに接続された伝送路
パス制御部とを有し、同一のフォーマットにより、同一
の伝送路を用いて、2種類のプロトコルデータの送受信
を行う通信制御装置における伝送路制御方式の原理ブロ
ック図である。
【0011】図1において、第1の媒体アクセス制御手
段11は2つの送受信処理部の一方10と伝送路パス制
御部12との間で伝送路の使用可能状態と使用不可能状
態との両方を検出して出力するものであり、例えば第1
の媒体アクセス制御部である。第2の媒体アクセス制御
手段13は2つの送受信処理部のもう一方15と伝送路
パス制御部12との間で、伝送路の使用可能状態から使
用不可能状態への変化を検出して出力するものであり、
例えば第2の媒体アクセス制御部である。
【0012】局状態管理手段14は例えば局状態管理機
構であり、第1の媒体アクセス制御手段11が伝送路の
使用不可能状態から使用可能状態への変化を検出して出
力した時に、第2の媒体アクセス制御手段13の検出状
態を伝送路使用可能に強制的に変化させ、2つの送受信
処理部による通信を可能として、伝送路状態を一元的に
管理するものである。
【0013】
【作用】図1において第1の媒体アクセス制御手段11
の伝送路状態検出結果と第2の媒体アクセス制御手段1
3の状態検出結果は共に局状態管理手段14に入力され
る。
【0014】まず、伝送路が使用可能の状態から不可能
の状態に変化する場合を考える。使用可能である期間中
は、第1の媒体アクセス制御手段11によって伝送路の
使用可能状態が検出され、一方第2の媒体アクセス制御
手段13からは伝送路使用可能状態から使用不可能状態
への変化は検出されないので、局全体としては伝送路を
使用可能とした処理が続けられている。伝送路が使用不
可能となると第1の媒体アクセス制御手段11によって
使用不可能状態が検出され、また第2の媒体アクセス制
御手段13によって使用不可能状態への変化が検出され
る。この場合、例えば第1の媒体アクセス制御手段によ
る検出結果に基づいて局全体として伝送路を使用不可能
と認識した処理、例えば切り離し等の伝送路再構成が行
われる。
【0015】このように伝送路が使用可能状態から使用
不可能状態に変化する場合に比べて、使用不可能状態か
ら使用可能状態に変化する場合には、局全体としての管
理の一元性を確保するために局状態管理手段14による
制御が行われる。すなわち伝送路の使用可能状態、すな
わち使用不可能状態から使用可能状態への変化は第1の
媒体アクセス制御手段11によって出力されるが、この
時第2の媒体アクセス制御手段13によっては何らの出
力も行われない。そこで局状態管理手段14によって第
2の媒体アクセス制御手段13の検出状態は強制的に伝
送使用可能に変化させられ、これによって2つの送受信
処理部による通信が可能となり、伝送路状態の一元的管
理が実現される。
【0016】
【実施例】図2は本発明の伝送路制御方式の実施例の構
成ブロック図である。同図において図1の原理ブロック
図と同一の部分には同一の符号を付してある。図1の第
1の媒体アクセス制御手段11は第1の媒体アクセス制
御部16に、また第2の媒体アクセス制御手段13は第
2の媒体アクセス制御部17に、また局状態管理手段1
4は局状態管理機構18に対応する。前述のように第1
の媒体アクセス制御部16からは伝送路の使用可能(オ
ペ)状態、および使用不可能(ノットオペ)状態検出信
号が、また第2の媒体アクセス制御部17からはノット
オペ状態への変化検出信号がそれぞれ局状態管理機構1
8に出力され、局状態管理機構18から第2の媒体アク
セス制御部17に対してオペ状態指示信号、伝送路パス
制御部12に対して、後述のように伝送路のパス制御を
行うためのパス制御信号が出力される。
【0017】図3は本発明における伝送路制御の処理フ
ローチャートである。同図(a)はオペ状態からノット
オペ状態への変化時の処理であり、ステップ(S)20
において第1の媒体アクセス制御部16がオペ状態から
ノットオペ状態への変化を検出すると、S21で第2の
媒体アクセス制御部17がオペ状態を検出しているか否
かが判定される。オペ状態でない、すなわちノットオペ
状態である場合には2つの媒体アクセス制御部の検出状
態が一致していることになるので、正常時の処理として
伝送路再構成、例えばループバックや切り離しの処理が
行われる。これに対してS21でオペ状態と判定される
と2つの媒体アクセス制御部の検出状態が矛盾している
ことになり、何らかの障害が起こっていることになるの
で、S23で装置全体の運用停止が行われ、その通信局
はネットワークからぬけることになる。
【0018】図3(b)はノットオペ状態からオペ状態
への変化時の処理である。同図において、S24で第1
の媒体アクセス制御部16がノットオペ状態からオペ状
態への変化を検出すると、S25で第2の媒体アクセス
制御部17の伝送路検出状態がオペ状態に強制的に変化
させられ、フレームデータの送受信可能な状態となる。
【0019】図4は試験時の伝送路設定の実施例であ
る。例えば最初の立ち上げ時や障害発生時に各部の正常
性をチェックしたり、障害個所の特定を行うためには、
2組の送受信処理部、媒体アクセス制御部のうち1組の
みを組み込んで伝送路を構成し、組み込まれた送受信処
理部および媒体アクセス制御部を単独で試験できるよう
にすることが望ましい。このため、図4においては局状
態管理機構18からのバイパス指示信号によって、伝送
路パス制御部12が一方(#2系)の送受信処理部と媒
体アクセス制御部とを切り離し、伝送路パス制御部12
の内部でバイパスする伝送路を設定することによって、
そのような伝送路が構成される。
【0020】前述のように、例えば媒体アクセス制御部
の内部にはパリティエラーのチェックを行うパリティ検
査部とフレームチェックシーケンス(FCS)のエラー
チェックを行うFCSエラー検査部とが設けられるが、
本発明においては1つの通信局の内部に2つの媒体アク
セス制御部が設けられるので通信局内に閉じた伝送路を
構成して一方の送受信処理部から擬似的なフレームを送
信し、他方の送受信処理部に接続された媒体アクセス制
御部でパリティチェックまたはFCSエラーのチェック
を行うことにより、そのような検査部の試験を行うこと
ができる。
【0021】図5はパリティエラー検出回路の試験を行
うための伝送路の設定の実施例である。同図において、
第1の送受信処理部10から第1の媒体アクセス制御部
16、伝送路パス制御部12、および第2の媒体アクセ
ス制御部17を経由し、再び伝送路パス制御部12、第
1の媒体アクセス制御部16を介して第1の送受信処理
部10に戻る閉じたループを構成し、第1の送受信処理
部10から例えばパリティエラーを含む擬似的なフレー
ムを送信し、第2の媒体アクセス制御部17内のパリテ
ィ検査部でパリティエラー検出を行うことにより、この
検査部のチェックを行うことができる。
【0022】図6は同様にFCSエラー検出回路のチェ
ックを行うための伝送路設定の例である。図5と同様の
閉じた伝送路を構成し、第1の送受信処理部10からF
CSエラーを含むフレームを送信し、これに対して第2
の媒体アクセス制御部17内のFCSエラー検出回路で
エラー検出を行うことにより、このエラー検出回路のチ
ェックを行うことができる。
【0023】図7は本発明におけるフレームフォーマッ
トの実施例である。同図において、フレームのヘッダ部
14バイトのうち最初の1バイトはフレームの先頭を示
すスタートデリミタ、次の1バイトはフレームの種類を
示すフレームコードである。ここでフレームコードとし
ては第1のプロトコルデータのフレームに対してはX
‘81’、第2のプロトコルデータフレームに対しては
X‘E1’、トークンフレームコードに対してはX‘8
0’が格納される。ヘッダ部にはフレームコードに続い
て宛先アドレス6バイトと発信元アドレス6バイトとが
格納される。
【0024】ヘッダ部に続くデータ部には通常のデータ
通信ではデータがセットされるが、トークンフレームの
場合にはTTパターンのみがセットされ、そのヘッダ部
は宛先アドレスおよび発信元アドレスが省略されたもの
となる。データ部に続くトレーラ部にはフレームチェッ
クシーケンス(FCS)4バイトと、フレームの終了を
示すエンドデリミタ2バイトが格納される。
【0025】図8は本発明における通信制御装置の詳細
構成ブロック図である。同図においてネットワークは例
えばFDDIであり、ODL30は光信号と電気信号と
の変換を行う変換部、ENDEC31はネットワークで
用いられるシリアル信号と通信制御装置内で用いられる
パラレル信号、例えば4ビットパラレル信号との変換を
行うものであり、FORMAC32は図2の第1の媒体
アクセス制御部16に相当し、SCICは第2の媒体ア
クセス制御部17と伝送路パス制御部12とに相当し、
RBC34(データ入出力管理部)、DPC35(デー
タを伝送するパスの制御部)、DB36(データバッフ
ァ)の3つが第1の送受信処理部10に相当し、NVC
37が第2の送受信処理部15に相当する。またSXM
部は前述のようにコンピュータシステムの間でメモリの
データを送受信する場合におけるコンピュータ側に相当
する。更に局状態管理機構18は例えばファームウェア
によって構成される。
【0026】図8においてはNVCからのコンピュータ
のメモリデータとFORMAC32からの通信局管理の
フレームとが、同一のフォーマットを用いて、同一のネ
ットワーク、例えばトークンリングによって送受信され
ることになる。この場合通信局管理のフレームとコンピ
ュータのメモリデータが格納されたフレームとをトーク
ンリング上でどのように制御して転送するかが問題とな
るが、本発明はその転送制御とは無関係であるので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0027】図8において局状態管理機構は本実施例で
はファームウエアで実現され、通信局の管理と伝送路の
管理を行う。本実施例ではこれらの管理は主としてFO
RMAC32による伝送路の状態検出結果に基づいて行
われる。すなわちFORMAC32は伝送路のオぺ状態
とノットオペ状態との両方を検出して出力し、SCIC
33は伝送路のノットオペ状態への変化を出力し、それ
ぞれの出力は局状態管理機構18に入力される。局状態
管理機構18からSCIC33に対しては、伝送路状態
検出結果を強制的にオペ状態とする制御信号線が設けら
れる。局状態管理機構18は、FORMACの伝送路状
態検出結果からノットオペ状態からオペ状態への変化を
認識した時に、SCIS33の伝送路検出状態をマニュ
アルでオペ状態に変化させる。
【0028】また局状態管理機構18は、FORMAC
32による伝送路検出状態がオペ状態からノットオペ状
態に変化した時に、SCIC33の伝送路状態をチェッ
クし、その状態がノットオペ状態であればSCIC33
の検出機構が正確に働いているものと認識し、FDDI
によって定義される伝送路再構成、例えばループバック
や切り離しなど、正常時に行われる通信局と伝送路の管
理を開始する。これに対して、SCIC33がオペ状態
を検出していればSCICの伝送路状態検出機構の障害
発生を認識し、局状態管理機構18は通信局の運用停止
などの適切な手段を講じる。
【0029】図9は、図8における第2の送受信処理部
と第2の媒体アクセス制御部とをバイパスした、例えば
障害発生時における試験時の伝送路の例である。同図に
おいてENDEC(A)31からSCIC33内部の伝
送路パス制御部の部分、FORMAC32を経由し、再
びSCIC33の伝送路パス制御部に相当する部分を介
してENDEC(B)31を通る伝送路が設定されてい
る。この伝送路は図4における試験時の伝送路に相当す
るものである。なおRBC34、DPC35、およびD
B36によって構成される第1の送受信処理部はFOR
MAC32と接続されており、試験時の伝送路は第1の
送受信処理部をも経由しているものとする。
【0030】図10〜図13は図8におけるパリティ試
験時の閉じた伝送路の設定例である。これらの図の伝送
路は図5に相当するものである。図10においては、D
PC35によってイーブンパリティが付加されたフレー
ムに対して、ENDEC(A)31内およびSCIC3
3内のそれぞれのパリティ検査部によってパリティ検査
が行われる。これらの検査部がオッドパリティの時パリ
ティが正常であると検出するように設定されている場合
には、イーブンパリティが付加されたフレームに対して
はパリティエラーが検出されることによってエラー検出
回路の正常性が確認される。FNDEC(B)内部のパ
リティ検査部についても、同様にして正常性の確認を行
うことができる。
【0031】図11においてはDPC35によってオッ
ドパリティが付加されたフレームが送出され、ENDE
C(A)31およびSCIC33の内部のパリティ検査
部によってパリティ検査が行われる。これらの検査部が
オッドパリティを検出した時にパリティが正常であるこ
とを検出するように設定されているとすれば、これらの
検査部によってエラーが検出されない場合に検査部が正
常であることが確認される。
【0032】図12および図13では、図10および図
11と同様に閉じた伝送路が構成され、ENDEC
(A)31からSCIC33までの部分的な経路におけ
るパリティエラー発生の有無についての検査が行われ
る。これに対して図10、図11ではDPC35からF
ORMAC32を介してSCIC33までの経路と、S
CIC33からENDEC(A)31までの経路とにお
けるパリティエラーの有無の試験が行われていたことに
なる。
【0033】図12においては、例えばDPC35から
ENDEC(A)31までの経路においてフレームにオ
ッドパリティが付加されていたとしても、ENDEC
(A)の出側のパリティ付加部においてイーブンパリテ
ィへのつけ替えが行われ、SCIC33内部のパリティ
検査部によってパリティ検査が行われ、この検査部がオ
ッドパリティである時にパリティが正しいものと設定さ
れていれば、この検査部はパリティエラーを検出し、そ
れによってその正常性が確認される。
【0034】図13においては、図12と異なりEND
EC(A)の出側のパリティ付加部において付加パリテ
ィの変更が行われず、オッドパリティが付加されたフレ
ームがそのままSCIC33に送られ、そこのパリティ
検査部でエラーが検出されないことにより、そのパリテ
ィ検査部の正常性が確認される。
【0035】図14および図15は、図8におけるフレ
ームチェックシーケンスエラー検出回路の正常性試験の
ための経路の設定例である。図14においては、DPC
35から送られたフレームに対してFORMAC32で
付加されるべきフレームチェックシーケンスを付加しな
いことによって、ENDEC(A)31を経由してSC
IC33に送られたフレームに対してSCIC33内部
のFCS検査部によってエラーが検出され、これによっ
てこの検査部の正常性が確認される。
【0036】図15においては、図14と異なりFOR
MAC32において付加すべきFCSを正しく付加する
ものとすれば、SCIC33内部のFCS検査部がFC
Sエラーを検出せず、これによってこの検査部の正常性
が確認される。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば性質が異なる2種類のプロトコルデータに対して、
同一の伝送路を用いて、同一のフォーマットによってそ
れぞれのプロトコルデータを送受信する通信制御装置に
おいて、伝送路の正常性を保証し、また伝送路の状態検
出機能やパリティ検出回路などの検査を容易に行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の伝送路制御方式の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図3】伝送路制御実施例の処理フローチャートであ
る。
【図4】試験時の伝送路設定の例を示す図である。
【図5】パリティ検査部試験用伝送路設定の例を示す図
である。
【図6】FCSエラー検出回路試験用伝送路設定の例を
示す図である。
【図7】フレームフォーマットの実施例を示す図であ
る。
【図8】通信制御装置の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図9】図8における試験時の伝送路の例を示す図であ
る。
【図10】パリティ検査部試験時の伝送路の例を示す図
(その1)である。
【図11】パリティ検査部試験時の伝送路の例を示す図
(その2)である。
【図12】パリティ検査部試験時の伝送路の例を示す図
(その3)である。
【図13】パリティ検査部試験時の伝送路の例を示す図
(その4)である。
【図14】FCS検査部試験時の伝送路の例を示す図
(その1)である。
【図15】FCS検査部試験時の伝送路の例を示す図
(その2)である。
【図16】従来の伝送路制御方式の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 第1の送受信処理部 11 第1の媒体アクセス制御手段 12 伝送路パス制御部 13 第2の媒体アクセス制御手段 14 局状態管理手段 15 第2の送受信処理部 16 第1の媒体アクセス制御部 17 第2の媒体アクセス制御部 18 局状態管理機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8020−5K H04L 13/00 313

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 性質が異なる2種類のプロトコルデータ
    のそれぞれに対する送受信処理を行う2つの送受信処理
    部と、情報通信ネットワークに接続された伝送路パス制
    御部とを有し、同一のフォーマットにより、同一の伝送
    路を用いて2種類のプロトコルデータの送受信を行う通
    信制御装置において、 前記2つの送受信処理部の一方(10)と、前記伝送路
    パス制御部(12)との間で、伝送路の使用可能状態
    と、使用不可能状態との両方を検出して出力する第1の
    媒体アクセス制御手段(11)と、 該2つの送受信処理部の他方(15)と伝送路パス制御
    部(12)との間で、伝送路の使用可能状態から使用不
    可能状態への変化を検出して出力する第2の媒体アクセ
    ス制御手段(13)と、 該第1の媒体アクセス制御手段(11)が伝送路の使用
    不可能状態から使用可能状態への変化を検出した時、該
    第2の媒体アクセス制御手段(13)の検出状態を伝送
    路使用可能に強制的に変化させ、前記2つの送受信処理
    部による通信を可能として伝送路状態を一元的に管理す
    る局状態管理手段(14)とを備えたことを特徴とする
    伝送路制御方式。
  2. 【請求項2】 前記局状態管理手段(14)が、前記第
    1の媒体アクセス制御手段(11)の検出出力が伝送路
    の使用可能状態から使用不可能状態に変化した時、前記
    第2の媒体アクセス制御手段(13)の検出状態をチェ
    ックし、使用不可能状態への変化を検出していれば伝送
    路状態検出機能を正常と認識し、使用不可能状態への変
    化を検出していなければ該機能の障害と認識することを
    特徴とする請求項1記載の伝送路制御方式。
  3. 【請求項3】 前記局状態管理手段(14)が、前記伝
    送路パス制御部(12)に、前記2組の送受信処理部と
    媒体アクセス制御手段とのうちの1組との接続を切断し
    て他の1組のみをネットワークに接続する伝送路を構成
    させ、初期立ち上げ時および障害発生時を含む特殊処理
    時に、一方の送受信処理部と媒体アクセス制御手段との
    試験を行うためのパス設定を指示可能とすることを特徴
    とする請求項1、または2記載の伝送路制御方式。
  4. 【請求項4】 前記通信制御装置において、前記2つの
    送受信処理部のうちの一方の送受信処理部から、該一方
    の送受信処理部に接続された一方の媒体アクセス制御手
    段、前記伝送路パス制御部(12)、および他方の媒体
    アクセス制御手段を経由し、再び該伝送路パス制御部
    (12)、一方の媒体アクセス制御手段を介して該一方
    の送受信処理部に戻る閉じた伝送路を形成し、該一方の
    送受信処理部がパリティチェックのためのデータを該閉
    じた伝送路に送出し、該他方の媒体アクセス制御手段
    内、または伝送路パス制御部(12)内のパリティエラ
    ー検出回路の動作試験を行うことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の伝送路制御方式。
  5. 【請求項5】 前記一方の送受信処理部が、前記パリテ
    ィチェックのためのデータに代わって、フレームチェッ
    クシーケンス(FCS)エラーチェックのためのデータ
    を前記閉じた伝送路に送出し、前記他方の媒体アクセス
    制御手段内のFCSエラー検出回路の動作試験を行うこ
    とを特徴とする請求項4記載の伝送路制御方式。
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