JPH0685711U - ドリル - Google Patents

ドリル

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Publication number
JPH0685711U
JPH0685711U JP3381693U JP3381693U JPH0685711U JP H0685711 U JPH0685711 U JP H0685711U JP 3381693 U JP3381693 U JP 3381693U JP 3381693 U JP3381693 U JP 3381693U JP H0685711 U JPH0685711 U JP H0685711U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
diameter
tip
cutting
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP3381693U
Other languages
English (en)
Inventor
巌 山上
Original Assignee
株式会社米田工具製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社米田工具製作所 filed Critical 株式会社米田工具製作所
Priority to JP3381693U priority Critical patent/JPH0685711U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削油の供給性と切り屑の排出性が良好にな
って切削能率を向上させるドリルを提供すること。 【構成】 このドリルは、ドリルの先端からシャンク部
4に至る中間部の長さL2の範囲を、有効直径長さ(捩
じれ溝リードの3/4程度)を確保して、直径D1より
若干細径d2に形成して構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は比較的深い穴を明けるツイストドリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に用いられている深穴用ツイストドリルは、図2に示すように、ド リル本体11の先端部外周にランド部14と切り屑排出溝13とが形成され、該 切り屑排出溝13に沿ってマージン部15が長手方向に沿って形成され、切屑排 出溝13の回転方向を向く壁面がすくい面16とされ、該すくい面16と逃げ面 17とのなす綾に対の切刃12,12を形成された構成になっていて、ドリル外 径Dは先端からシャンク14の基端まで一定の外径に形成されている。
【0003】 このようなドリルを用いて穴明け加工する場合、刃先部に切削油を供給して刃 先の冷却および加工物の冷却を行うのが通常であり、従来は、被加工材内に没入 している刃先部へ、その外部から切り屑排出溝およびドリルと被加工材の穴壁と の間の隙間を通して切削油を供給していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このドリルで穴明けするとドリル外径部と穿孔される穴の内面 壁との間に隙間がないため、ドリル先端が3D(直径の3倍)の深さを越えると 切削油が刃先の先部まで供給されにくく、特に超硬合金製ドリルの場合にはドリ ルを高速回転するのでそれが顕著になり、刃先部分および加工物の潤滑、冷却が 不十分になるばかりでなく、切り屑の排出もスムーズに行なわれず、切削抵抗が 増してドリル折損を招く虞れがあった。
【0005】 本考案は上記の問題を解決することを課題として、研究開発されたもので、切 削油の供給性と切り屑の排出性が良好になって切削能率を向上させ得るドリルを 提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案では、ドリルの 先端から3/4リードの長さ以降の長さL2の範囲の外径d2については、ドリル 先端側の有効直径D1より若干細径に形成したドリルを開発し、採用した。
【0007】
【作用】
ドリルの先端から3/4リードの長さを越えると、被加工材に形成される穴壁 と、ドリルの外径との間に適当な隙間が形成されるので、切削油はその隙間から 、排出される切り屑に干渉されず円滑にドリルの先端まで供給されるものである 。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明すれば、1は超硬合金を使 用したソリットタイプのドリル本体で、このドリル本体の先端には118゜の刃 先角度で対の切刃2,2が設けられ、また先端部外周には2条の切り屑排出溝3 ,3が螺旋状にシャンク部4まで設けられている。また、この切り屑排出溝3, 3に沿った本体外周部には切り屑排出溝3と同一ねじれ角度で長さL1の間のみ 長手方向に延びるマージン部5が形成され、0.1〜0.15/100mmバック テーパが付されている。
【0009】 以上の構成は従来の超硬ソリットドリルとマージン部を除けば同様であるが、 本考案の超硬ソリットタイプのドリルにおいては、ドリルの先端からドリルの3 /4リードの長さL1はドリル直径Dと同一径D1であるが、それに一体に連設す るシャンクまでの長さL2のドリル径d2をドリル径D1よりやゝ小径としたもの である。上記の寸法関係は、D1−d2=wとされ、2wは0.5mm程度とされる 。
【0010】 このように構成された本考案のドリルの使用態様を説明すると、シャンク部4 をチャック等に取付け、ドリルを高速回転させて被加工材に対して切削を開始し 、切刃2,2によって被加工材に所望の直径を有する穴部が穿設され、3/4リ ードを越える深さになるとドリル外径と穴壁の間隔が広がり、切削油の供給性が 良くなり、かつ切り屑の排出性も良くなるものである。
【0011】
【考案の効果】
本考案はドリルの先端から3/4リードの長さまでのドリル外径が、シャンク 部までの長さの外径を若干小径に形成したものであるから、3/4リードを越え るとドリル外径と穴部の壁面との間隔が広がり、切削油の供給性が良くなり、切 削部の冷却および潤滑を有効に行うことができると共に切り屑の排出性も良くな り、切り屑の詰まりによる折損事故がなくなって切削能率を向上させることがで きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドリルの正面図である。
【図2】従来のドリルの正面図である。
【符号の説明】
1 ドリル本体 4 シャンク部 D ドリル直径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルの先端からシャンク部に至る中間
    部の長さL2の範囲を、有効直径長さ(捩じれ溝リード
    の3/4程度)を確保して、直径D1より若干細径d2
    形成したことを特徴とするドリル。
JP3381693U 1993-05-28 1993-05-28 ドリル Pending JPH0685711U (ja)

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JP3381693U JPH0685711U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ドリル

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JP3381693U JPH0685711U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ドリル

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JPH0685711U true JPH0685711U (ja) 1994-12-13

Family

ID=12397009

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JP3381693U Pending JPH0685711U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ドリル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355105A (ja) * 1989-07-21 1991-03-08 Hitachi Seiko Ltd ドリル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355105A (ja) * 1989-07-21 1991-03-08 Hitachi Seiko Ltd ドリル

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