JPH0685668B2 - 栽培鉢に対するかん水を行うためのプランター - Google Patents

栽培鉢に対するかん水を行うためのプランター

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JPH0685668B2
JPH0685668B2 JP2257656A JP25765690A JPH0685668B2 JP H0685668 B2 JPH0685668 B2 JP H0685668B2 JP 2257656 A JP2257656 A JP 2257656A JP 25765690 A JP25765690 A JP 25765690A JP H0685668 B2 JPH0685668 B2 JP H0685668B2
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良三 高木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば道路ぎわに配置される多数の栽培鉢、
あるいは大量に鉢植え植物を育成する場合の栽培鉢に対
して、水または液肥によるかん水を行うのに適したプラ
ンターに関するものである。
(従来の技術) 例えば、道路環境を美しくするために、道路の中央や両
側に多数の植木鉢を配置して、これにより、花きや観葉
植物を育成することが行われているが、これらの植物を
育成していくためには、水や液肥等の散布、いわゆるか
ん水を定期的に行わなければならない。そのために、一
般には、道路管理者などによって、例えば給水車等を使
用しながらその散水等が行われていたのであるが、それ
には多大な人手と費用がかかるものであるだけでなく、
水等を無駄に使用することも多々あったのである。
また、農家等においては、所謂鉢植え植物を大量に生産
することが行われているが、この鉢植え植物の育成を行
うには、前述した水や液肥等のかん水を定期的に行わな
ければならないことは当然である。この場合も、一般に
は人手や機械力を大量に投入してそのかん水が行われて
いたのであるが、水等を無駄に使用することもあり、ま
た費用等も相当かさんでいたのである。
特に、道路においても農家のハウス内等においても、栽
培鉢を配列する場所が連続的に傾斜する傾斜面であれ
ば、水の流れを利用して自動的にかん水を行うようにす
ることは簡単ではあるが、この栽培鉢を配列する場所は
連続する傾斜面であることはむしろまれである。従っ
て、各栽培鉢に対するかん水を自動的かつ簡単に、しか
も水や液肥を無駄にすることなく行おうとすると、特別
な装置を採用しなければならないのである。そのような
装置等は、本発明者等の検討中において見い出すことが
できなかった。
そこで、本発明者等が、道路等に配列される栽培鉢に対
するかん水を自動的かつ簡単に行うようにするにはどう
したらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発
明を完成したのである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、以上の経緯に基づいてなされたもので、その
解決しようとする課題は、道路等の複雑な形状を有する
場所に多数の栽培鉢を配列してこれにより植物の育成を
行う場合の、かん水作業の自動化である。
そして、本発明の目的とするところは、多数の栽培鉢に
対するかん水を、水等を余分に使用することがなくても
効率よく行えるとともに、自動的かつ簡単に行うことが
できて、しかも簡単な構成で多数配列した場合のみばえ
をよくすることのできるプランターを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、
実施例において使用する符号を付して説明すると、 「複数の栽培鉢(10)を収納し、内部の水槽(24)に水
または液肥を供給して、各栽培鉢(10)に植え付けた植
物に対するかん水を行うプランター(20)であって、 水槽を構成する外箱(20a)に二辺側を下方に膨出させ
ることにより形成した中空の脚部(20b)と、水槽(2
4)内にフロート(36)によってかん水の供給・停止を
行う給水調整装置(30)と、この給水調整装置(30)に
接続した上流側接続管(32)及び下流側接続管(33)と
を備え、 水槽(24)内に設けた給水調整装置(30)を、水槽(2
4)の底面に立設状態で固定されて上端に排水口(34)
を有した給水筒(31)と、この給水筒(31)内に上下動
自在に収納されて、その周囲に給水溝(35a)を有しか
つその上面が給水筒(31)の排水口(34)に当接する閉
塞端面(35b)となるストッパ(35)と、このストッパ
(35)の給水筒(31)の排水口(34)内に上下動自在に
嵌挿された頸部(36a)を介して一体的に連結され、水
槽(24)内に水または液肥面上に浮かぶフロート(36)
とにより構成したことを特徴とするプランター(20)」 である。
(発明の作用) 以上のように構成した本発明に係るプランター(20)の
作用を説明すると、次の通りである。つまり、このプラ
ンター(20)は、第8図等において示したように、これ
を多数接続することにより、後述するかん水方法に適用
するのに適したものとなるのであるが、それぞれは次の
ような作用を有しているものである。
すなわち、各プランター(20)は、第5図及び第6図に
示すように、その内部に所定の広さの水槽(24)を一体
的に形成して、この水槽(24)上に支持板(22)及び給
水布(23)を支持するようにしたものであって、水槽
(24)の底面に形成した取付穴(25)に取付けた給水調
整装置(30)により、この水槽(24)内に供給すべき水
または液肥の量を一定量とするものである。
第1図においては、プランター(20)の外箱(20a)の
概略形状を示してあるが、この外箱(20a)が即ち水槽
(24)それ自体を構成しているものであり、その長辺方
向の二辺側を図示下方に膨出させることにより脚部(20
b)としてある。こらの脚部(20b)内には、砂利や砂あ
るいは水を入れてその使用時の安定化が図られるもので
あり、また第1図あるいは第8図に示したように、その
長辺側側面に何も形成しないようにすることにより、道
路に沿って並べたときに全体がスッキリするのである。
ところで、プランター(20)の水槽(24)内に水等が所
定量ない場合には、フロート(36)に対して浮力は働か
ないから、このフロート(36)の重力によって給水筒
(31)内のストッパ(35)は下方に押し下げられること
になり、このストッパ(35)に形成した各給水溝(35
a)によって給水筒(31)内はその上端に位置する排水
口(34)によって外方に連通し得る状態となる。そこ
で、給水筒(31)の下端に接続された上流側接続管(3
2)側から水等が供給されてくるとその一部は給水筒(3
1)内を上昇するため、この給水筒(31)内の液面が上
昇する。そして、この給水筒(31)内に供給された水等
はストッパ(35)の各給水溝(35a)を通して給水筒(3
1)の上端に設けた排水口(34)から外に流れ出ること
になる。このストッパ(35)に設けた各給水溝(35a)
から給水筒(31)側の排水口(34)を通して水等が流れ
出るとき、ストッパ(35)はその流れによって給水筒
(31)の上端面に当接しようとするが、このストッパ
(35)には浮力の未だ働いていないフロート(36)の重
力によって下方に押し下げられる力が働くから、このス
トッパ(35)の上面に形成してある閉塞端面(35b)に
よって給水筒(31)の排水口(34)が閉塞されることは
ないのである。
以上のようにして、給水筒(31)の排水口(34)から水
等がプランター(20)の水槽(24)内に供給されると、
当然のことながら水槽(24)内の液面は上昇していく。
そして、その液面が上昇していってフロート(36)に浮
力を働かせるようになると、このフロート(36)はそれ
まで位置していた箇所から上昇するため、このフロート
(36)に頸部(36a)を介して一体的に接続されている
ストッパ(35)も上昇することになる。これがある程度
進むと、フロート(36)はストッパ(35)の閉塞端面
(35b)が給水筒(31)の上端に当接するまで上昇し、
このストッパ(35)の閉塞端面(35b)が給水筒(31)
の排水口(34)を閉塞するのである。これにより、排水
口(34)を通しての給水筒(31)内の外部への連通は遮
断されるから、当該給水調整装置(30)はプランター
(20)の水槽(24)内への水等の供給を停止するのであ
る。
なお、このプランター(20)においては、前述したよう
に、水槽(24)の上方に一部をこの水槽(24)内に浸し
た給水布(23)が位置しているから、水槽(24)内の水
等はこの給水布(23)によってその上に位置する各栽培
鉢(10)に供給されるのである。これにより水槽(24)
内の液面が下がれば、フロート(36)に浮力が働かなく
なって給水筒(31)の排水口(34)が開放され、供給源
(40)による次の給水を待つ状態となるのである。
また、各プランター(20)においては、水槽(24)内の
最大水面と同一位置に開口する排水孔(26)が形成して
あるから、雨等がふってプランター(20)の水槽(24)
内に大量の水が入ったとしても、余分な水はこの排水孔
(26)を通して外部へ排出されてしまうものである。従
って、このプランター(20)においては、各栽培鉢(1
0)内の植物の根ぐされ等を生じる程、余剰な水がたま
らないようになっているのである。
以上のような本発明に係るプランター(20)は、次のよ
うなかん水方法を実施する場合に使用される。すなわ
ち、このかん水方法においては、第8図〜第10図に示す
ように、複数のプランター(20)がその各給水調整装置
(30)の給水筒(31)を介して、上流側接続管(32)及
び下流側接続管(33)を使用して直列的に接続されるの
であるから、一端に位置するプランター(20)側の上流
側接続管(32)に水道等の一つの供給源(40)を接続す
るとともに、そのプランター(20)の下流側接続管(3
3)を、次のプランター(20)の上流側接続管(32)に
接続ことにより、全てのプランター(20)の水槽(24)
内に必要な水または液肥が供給されるのである。この場
合、各プランター(20)においては、その給水調整装置
(30)によって水槽(24)内に供給されるべき水等の量
が後述のように一定量に保たれるので、各プランター
(20)において余分な水等が使用されることはないので
あり、その供給が必要最小限にとどめられるのである。
また、各プランター(20)の水槽(24)内に必要最小限
の水等が供給された後には、その各給水調整装置(30)
によって当該プランター(20)に対する供給が停止され
るから、供給源(40)からの水は次に必要としているプ
ランター(20)の水槽(24)内に順次供給されていくの
である。特に、供給源(40)として、水道等の所定の供
給圧力を有したものを採用した場合には、第8図〜第10
図に示したように、各プランター(20)をそれぞれ高さ
の異なる場所に配列したとしても、全てのプランター
(20)の水槽(24)内に必要な水等の供給が確実になさ
れるのである。従って、このかん水方法によれば、各プ
ランター(20)の配列状態を考慮することなく、各プラ
ンター(20)に対する必要最小限のかん水が行えるので
ある。
一方、かん水が行われた各プランター(20)において
は、その水槽(24)内に一部を浸した給水布(23)がそ
の浸された部分での毛細管現象によって水等を吸い上げ
るから、この給水布(23)は水等を十分含んだものとな
るのである。この給水布(23)上には、植物を植えた栽
培鉢(10)が直接載置してあるから、この栽培鉢(10)
内の植物は給水布(23)からの水等を吸い上げるのであ
り、また給水布(23)からの水の蒸散によって栽培鉢
(10)内の乾燥が防止されるのである。なお、この給水
布(23)に代えて、これと同様な材料によって形成した
ものを各栽培鉢(10)内に入れておき、その他端を水槽
(24)内に垂らしておくようにしても、同様な作用が得
られるものである。
また、各プランター(20)が高さの異なる場所に配置さ
れていて、高い所のプランター(20)の水槽(24)内に
十分な水等がある場合には、この水等が低い方のプラン
ター(20)側に流れようとするが、前述したようにその
プランター(20)の給水調整装置(30)においては、フ
ロート(36)が液面上に浮いた状態にあってストッパ
(35)の閉塞端面(35b)が排水口(34)を閉塞するよ
うに作用しているため、高い所のプランター(20)から
低い方のプランター(20)への水等の流出はなされない
のである。つまり、各プランター(20)の水槽(24)内
に一旦水等が供給された後は、供給源(40)からの供給
を止めたとしても、逆流することはないのである。
以上の通り、各プランター(20)を使用したかん水方法
によれば、各プランター(20)に対して必要最小限の給
水等が無駄なく行われるのであり、しかも各プランター
(20)の配列位置には影響を受けることなく、そのかん
水が行われるのである。
(実施例) 次に、本発明の実施例を、図面を参照して説明すると、
このプランター(20)は、その外箱(20a)が第1図〜
第7図に示したような具体的形状のものに形成される。
これらの第1図〜第7図に示した外箱(20a)は、これ
が即ち水槽(24)それ自体を構成しているものであり、
その長辺方向の二辺側を図示下方に膨出させることによ
り、図3に示したように、中空の脚部(20b)としてあ
る。これらの脚部(20b)の間には、第3図及び第4図
に示したように、上流側接続管(32)及び下流側接続管
(33)を収納するとともに、これらが接続される給水調
整装置(30)はその中央底面に図示したように取付けら
れるものである。そして、この外箱(20a)は、第4図
に示したように、その各脚部(20a)内に、砂利や砂あ
るいは水を入れてその使用時の安定化を図るようにする
ものであり、また第1図に示したように、その長辺側側
面に何も形成しないようにすることにより、道路に沿っ
て並べたときに全体がスッキリするようにしてある。
また、各プランター(20)は、第6図に示したように、
プラスチック等で一体形成した外箱(20a)の図示上面
を所定量下げることにより水槽(24)を形成したもので
あり、この水槽(24)の周囲に段部(21)を形成するこ
とによって、この段部(21)上の支持板(22)及び給水
布(23)を載置できるようにしたものである。また、水
槽(24)の底面には取付穴(25)が形成してあり、この
取付穴(25)に、第5図に示したように、水槽(24)内
への水や液肥等の供給または停止を行う給水調整装置
(30)が取付けてあるのである。
給水布(23)は、水槽(24)内の水等をその毛細管現象
によって吸い上げるものであり、その一部は水槽(24)
内に浸してある。そして、この給水布(23)上に複数の
栽培鉢(10)が配置されるのであり、これらの栽培鉢
(10)と給水布(23)はプランター(20)の段部(21)
に停止させた支持板(22)によって支持されているので
ある。なお、各栽培鉢(10)が給水布(23)内の水分等
を吸収し易くするために、この栽培鉢(10)の底部から
給水布(23)と同様な給水材を外部に出してあり、この
給水材によって給水布(23)内の水等を当該栽培鉢(1
0)内に吸収し得るようにしてある。
この給水布(23)の真下には、水槽(24)内の最高液面
が位置するのであるが、この最高液面と同一位置にて開
口する排水孔(26)が、第6図及び第7図にて示したよ
うに、プランター(20)の段部(21)の所定位置に形成
してある。この排水孔(26)の外端は、本実施例の場
合、外箱(20a)内の所定位置に開口しているものがあ
り、ここから余剰の雨水等が排出されるようにしてあ
る。
プランター(20)の水槽(24)の底面に設けた給水調整
装置(30)は、次のような構成のものとなっている。す
なわち、第5図及び第6図に示したように、この給水調
整装置(30)は、水槽(24)内の取付穴(25)に対して
立設した給水筒(31)と、この給水筒(31)の底部に連
結した上流側接続管(32)及び下流側接続管(33)と、
給水筒(31)内に上下動自在に収納したストッパ(35)
と、給水筒(31)の上端に形成した排水口(34)と、こ
の排水口(34)内に上下動自在に嵌挿した頸部(36a)
を介してストッパ(35)と一体的としたフロート(36)
とを備えているものである。そして、本実施例において
は、ストッパ(35)の側面に複数の給水溝(35a)が形
成してあり、またストッパ(35)の上面は給水筒(31)
側の排水口(34)を閉塞するための閉塞端面(35b)と
してある。
なお、給水筒(31)の下部に連結した上流側接続管(3
2)及び下流側接続管(33)の他端は、プランター(2
0)の外箱(20a)に形成した両脚部(20b)間から外部
に引き出されるものであり、これら各上流側接続管(3
2)及び下流側接続管(33)は、他のプランター(20)
における下流側接続管(33)及び上流側接続管(32)と
それぞれ連結できるようにしてある。この場合、各上流
側接続管(32)または下流側接続管(33)の外端は、第
8図にも示したように、水道等の供給源(40)に接続す
るか、あるいは他のプランター(20)の下流側接続管
(33)または上流側接続管(32)に接続できるようにし
てある。勿論、各プランター(20)の給水筒(31)に取
付けた二つの管は、上記のように便宜上、上流側接続管
(32)及び下流側接続管(33)としたが、例えば次に述
べる方法において、供給源(40)から二番目以降に接続
されるプランター(20)の二本の管は供給源(40)に近
い方が上流側接続管(32)となるのみで、実質上は何等
変わるものではない。つまり、第5図において、図示左
側の管を上流側接続管(32)とし右側を下流側接続管
(33)としたが、実際にこれらを他のプランター(20)
のそれと接続する場合、左右を逆にして行ってもよいも
のである。
さて、以上のような給水調整装置(30)を有する各プラ
ンター(20)は、その各上流側接続管(32)及び下流側
接続管(33)を直列的に接続することにより、第8図〜
第10図に示したように配列されるのである。この場合、
各プランター(20)の設置位置に第8図〜第10図に示し
たように変動があってもかまわないものである。勿論、
第9図または第10図に示したように、各プランター(2
0)が供給源(40)から順に低くなるように接続されか
つ配置されるようであれば理想的ではある。なお、最後
流端に位置するプランター(20)の下流側接続管(33)
のみは閉じておく。
そして、このように接続されかつ配列された各プランタ
ー(20)に対しては、その水槽(24)上に支持板(22)
及び給水布(23)を載置するとともに給水布(23)の一
部を水槽(24)内に垂らしてから、第8図等において示
したように、給水布(23)上に植物を植え付けた複数の
栽培鉢(10)をそれぞれ収納載置するのである。次い
で、供給源(40)から給水を行えば、前述の作用の項で
述べたように、各プランター(20)の水槽(24)内に必
要最小限の水または液肥がためられるのである。
各プランター(20)の水槽(24)内に必要な水等が行き
わたると、各給水調整装置(30)においてはその水槽
(24)内への給水が停止されるから、余分な水等は供給
されなくなる。そのことは、供給源(40)において水等
の流れが停止するから容易に理解できるものであり、全
てのプランター(20)をそれぞれ検査する必要はないの
である。つまり、作業者は、一旦供給源(40)を開放し
て水等の流れ出ているのを確認してしばらく後に、この
供給源(40)から給水が行われなくなった時点で供給源
(40)を閉じればよいのである。
なお、雨等の供給源(40)以外の理由によって、プラン
ター(20)の水槽(24)内に給水された場合には、その
余剰な水等は各プランター(20)に設けた排水孔(26)
から排出されるため、何等問題とはならないことは前述
した通りである。
(発明の効果) 以上の通りであるから、本発明に係るプランター(20)
によれば、多数の栽培鉢に対するかん水を、水等を余分
に使用することがなく効率よく行えるとともに、しかも
自動的かつ簡単に行うことができるのである。
特に、このプランター(20)を使用してかん水を行え
ば、プランター(20)が大量にあって各プランター(2
0)内に収納されている栽培鉢(10)の数がぼう大なも
のであったとしても、各栽培鉢(10)に対するかん水は
作業者一人で簡単、すなわち全てのプランター(20)の
状態を確認することなく行うことができるのである。
また、本発明のプランター(20)によれば、これを簡単
な構成で多数配列した場合のみばえをよくすることので
きるものとして提供することができるのである。
そして、このプランター(20)の外箱(20a)に設けた
脚部(20a)の間に、上流側接続管(32)及び下流側接
続管(33)を収納するとともに、その長辺側側面に何も
形成しないようにすることにより、多数のプランター
(20)を道路に沿って並べたときに全体をスッキリさせ
ることができるのである。また、この外箱(20a)の各
脚部(20a)内に、砂利や砂あるいは水を入れれば、そ
の使用時の安定化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこのプランターの外箱を示す斜視図、第2図は
同平面図、第3図は第2図のA−A線に沿ってみた断面
図、第4図は第2図のB−B線に沿ってみた断面図、第
5図は給水調整装置の要部拡大断面図、第6図はプラン
ターの概略断面図、第7図は同平面図、第8図はプラン
ターを使用して実施しているかん水方法を説明するため
の概略側面図、第9図及び第10図は他のかん水方法の実
施状態を示す同概略側面図及び正面図である。 符号の説明 10…栽培鉢、20…プランター、20a…外箱、20b…脚部、
23…給水布、24…水槽、25…取付穴、26…排水孔、30…
給水調整装置、31…給水筒、32…上流側接続管、33…下
流側接続管、34…排水口、35…ストッパ、35a…給水
溝、35b…閉塞端面、36…フロート、36a…頸部、40…供
給源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の栽培鉢を収納し、内部の水槽に水ま
    たは液肥を供給して、各栽培鉢に植え付けた植物に対す
    るかん水を行うプランターであって、 前記水槽を構成する外箱の二辺側を下方に膨出させるこ
    とにより形成した中空の脚部と、前記水槽内にフロート
    によってかん水の供給・停止を行う給水調整装置と、こ
    の給水調整装置に接続した上流側接続管及び下流側接続
    管とを備え、 前記水槽内に設けた給水調整装置を、前記水槽の底面に
    立設状態で固定されて上端に排水口を有した給水筒と、
    この給水筒内に上下動自在に収納されて、その周囲に給
    水溝を有しかつその上面が前記給水筒の排水口に当接す
    る閉塞端面となるストッパと、このストッパに前記給水
    筒の排水口内に上下動自在に嵌挿された頚部を介して一
    体的に連結され、前記水槽内の水または液肥面上に浮か
    ぶフロートとにより構成したことを特徴とするプランタ
    ー。
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