JPH0685495A - 電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法 - Google Patents
電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法Info
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- JPH0685495A JPH0685495A JP4098343A JP9834392A JPH0685495A JP H0685495 A JPH0685495 A JP H0685495A JP 4098343 A JP4098343 A JP 4098343A JP 9834392 A JP9834392 A JP 9834392A JP H0685495 A JPH0685495 A JP H0685495A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロボット13により、部品Pを基板C上に正
しく位置決めし、搭載する。 【構成】 カメラ装置12によって部品Pのピン列を撮
影し、カメラ装置11によって基板Cのランド列を撮影
する。部品Pのピンの端点が作る点列を示す直線の交
点、基板Cのランドの端点が作る点列を示す直線の交点
を求め、これらの交点を位置決めの基準として使用す
る。ピン、ランドの重心を求めなくてもよいから、それ
らの全体形状を特定できない場合であっても、部品Pの
高精度の位置決めが可能である。
しく位置決めし、搭載する。 【構成】 カメラ装置12によって部品Pのピン列を撮
影し、カメラ装置11によって基板Cのランド列を撮影
する。部品Pのピンの端点が作る点列を示す直線の交
点、基板Cのランドの端点が作る点列を示す直線の交点
を求め、これらの交点を位置決めの基準として使用す
る。ピン、ランドの重心を求めなくてもよいから、それ
らの全体形状を特定できない場合であっても、部品Pの
高精度の位置決めが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フラットパッケージ
の集積回路部品を主体とする電子部品をプリント基板の
所定位置に正確に自動搭載するための電子部品搭載装置
と、それにおける部品位置決め方法に関する。
の集積回路部品を主体とする電子部品をプリント基板の
所定位置に正確に自動搭載するための電子部品搭載装置
と、それにおける部品位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラットパッケージの集積回路部品を主
体とする電子部品(以下、単に部品という)は、ロボッ
トを利用する自動搭載装置により、プリント基板(以
下、単に基板という)の所定位置に正確に位置決めして
自動搭載するのが一般的である。
体とする電子部品(以下、単に部品という)は、ロボッ
トを利用する自動搭載装置により、プリント基板(以
下、単に基板という)の所定位置に正確に位置決めして
自動搭載するのが一般的である。
【0003】このような装置における部品位置決め方法
としては、カメラ装置により、部品のピン列と基板のラ
ンド列とを撮影し、その画像に基づいてロボットを駆動
し、部品と基板との相対位置を正確に位置決めする技術
が知られている(たとえば、特開昭62−287108
号公報)。このものは、部品のピン列と基板のランド列
とを撮影した画像に対し、部品の各ピン、基板の各ラン
ドの重心を求め、重心が作る点列を示す直線を位置決め
の基準として使用するものである。すなわち、ロボット
は、これらの直線の中線の交点によって部品の位置を定
めることができる。
としては、カメラ装置により、部品のピン列と基板のラ
ンド列とを撮影し、その画像に基づいてロボットを駆動
し、部品と基板との相対位置を正確に位置決めする技術
が知られている(たとえば、特開昭62−287108
号公報)。このものは、部品のピン列と基板のランド列
とを撮影した画像に対し、部品の各ピン、基板の各ラン
ドの重心を求め、重心が作る点列を示す直線を位置決め
の基準として使用するものである。すなわち、ロボット
は、これらの直線の中線の交点によって部品の位置を定
めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、部品は、部品の各ピン、基板の各ランドの重心
が正確に求められて始めて正確な位置決めができるが、
これらの重心位置を正確に求めることは、必ずしも容易
ではなく、したがって、部品の位置決め精度が不十分で
あるという問題が避けられなかった。すなわち、部品の
ピンは、一般に、部品の側端面から外側に突出している
が、その中途において、部品の下側に向けて階段状に屈
曲された上、先端部分が基板のランドに対応する舌片と
なっているから、単に、部品を上側から撮影するとき
は、基板のランドとの相対位置関係を直接規制する舌片
と、舌片以外の部分とを明瞭に区分して認識することが
難しく、舌片の重心位置を正確に求めることが不可能で
あったからである。
ときは、部品は、部品の各ピン、基板の各ランドの重心
が正確に求められて始めて正確な位置決めができるが、
これらの重心位置を正確に求めることは、必ずしも容易
ではなく、したがって、部品の位置決め精度が不十分で
あるという問題が避けられなかった。すなわち、部品の
ピンは、一般に、部品の側端面から外側に突出している
が、その中途において、部品の下側に向けて階段状に屈
曲された上、先端部分が基板のランドに対応する舌片と
なっているから、単に、部品を上側から撮影するとき
は、基板のランドとの相対位置関係を直接規制する舌片
と、舌片以外の部分とを明瞭に区分して認識することが
難しく、舌片の重心位置を正確に求めることが不可能で
あったからである。
【0005】また、基板のランドについても、基板上の
印刷表示等が同時に撮影されてしまうために、その重心
を正確に求めることは、不可能に近い。ランドの重心位
置は、ランドのみの全体形状を正確に認識できなけれ
ば、正しく算出することができないからである。
印刷表示等が同時に撮影されてしまうために、その重心
を正確に求めることは、不可能に近い。ランドの重心位
置は、ランドのみの全体形状を正確に認識できなけれ
ば、正しく算出することができないからである。
【0006】そこで、この発明の目的は、部品のピンや
基板のランドの重心に代えて、それらの端点(ピンやラ
ンドの先端縁の中点をいう、以下同じ)の位置を使用
し、また、部品や基板の撮影方法を工夫することによっ
て、部品の位置決め精度を格段に向上させることができ
る電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法
を提供することにある。
基板のランドの重心に代えて、それらの端点(ピンやラ
ンドの先端縁の中点をいう、以下同じ)の位置を使用
し、また、部品や基板の撮影方法を工夫することによっ
て、部品の位置決め精度を格段に向上させることができ
る電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、部品のピン列を
撮影するカメラ装置と、カメラ装置からの画像に基づい
て部品の位置決めをするロボットとを備え、カメラ装置
は、下側から照明された部品を下側から撮影することを
その要旨とする。
めのこの出願に係る第1発明の構成は、部品のピン列を
撮影するカメラ装置と、カメラ装置からの画像に基づい
て部品の位置決めをするロボットとを備え、カメラ装置
は、下側から照明された部品を下側から撮影することを
その要旨とする。
【0008】また、第2発明の構成は、基板のランド列
を撮影するカメラ装置と、カメラ装置からの画像に基づ
いて部品の位置決めをするロボットとを備え、カメラ装
置は、裏面側から照明された基板を表面側から撮影する
ことをその要旨とする。
を撮影するカメラ装置と、カメラ装置からの画像に基づ
いて部品の位置決めをするロボットとを備え、カメラ装
置は、裏面側から照明された基板を表面側から撮影する
ことをその要旨とする。
【0009】第3発明の構成は、カメラ装置により部品
のピン列と基板のランド列とを撮影し、カメラ装置から
の画像に基づいて部品の位置決めをするに際し、部品の
ピン、基板のランドの端点を見出し、端点が作る点列を
示す直線の交点を位置決めの基準とすることをその要旨
とする。
のピン列と基板のランド列とを撮影し、カメラ装置から
の画像に基づいて部品の位置決めをするに際し、部品の
ピン、基板のランドの端点を見出し、端点が作る点列を
示す直線の交点を位置決めの基準とすることをその要旨
とする。
【0010】なお、端点は、カメラ装置の視野内にウィ
ンドを設定し、ウィンド内の複数のピンまたは複数のラ
ンドについて見出すようにしてもよい。
ンドを設定し、ウィンド内の複数のピンまたは複数のラ
ンドについて見出すようにしてもよい。
【0011】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、カメラ装
置は、下側から照明された部品を下側から撮影するか
ら、このときのピン列の画像は、反射光により、背景部
分に対して格段に明るくなり、外乱光などの影響を少な
くすることができる。
置は、下側から照明された部品を下側から撮影するか
ら、このときのピン列の画像は、反射光により、背景部
分に対して格段に明るくなり、外乱光などの影響を少な
くすることができる。
【0012】同様に、第2発明によれば、ランド列の画
像は、透過光により、背景部分に対して格段に暗くなる
から、十分明瞭な画像を得ることができる。
像は、透過光により、背景部分に対して格段に暗くなる
から、十分明瞭な画像を得ることができる。
【0013】第3発明の構成によるときは、部品のピ
ン、基板のランドの端点の位置は、ピンやランドの全体
形状を正しく認識することができなくても、それらの先
端縁を正しく検出することができる限り、正確に特定す
ることができ、したがって、部品は、所定の位置決め精
度による位置決めが容易に可能である。
ン、基板のランドの端点の位置は、ピンやランドの全体
形状を正しく認識することができなくても、それらの先
端縁を正しく検出することができる限り、正確に特定す
ることができ、したがって、部品は、所定の位置決め精
度による位置決めが容易に可能である。
【0014】端点を見出すに際し、ウィンドを設定する
ときは、カメラ装置の視野の一部についてのみ演算を実
行すればよいから、全体演算速度を向上させることがで
きる。
ときは、カメラ装置の視野の一部についてのみ演算を実
行すればよいから、全体演算速度を向上させることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0016】電子部品搭載装置は、カメラ装置11、1
2と、ロボット13とを主要部材としてなる(図1)。
2と、ロボット13とを主要部材としてなる(図1)。
【0017】ロボット13は、架台フレーム14の上面
に搭載されている。ロボット13は、いわゆる直交形3
軸ロボットであり、そのヘッド13aは、架台フレーム
14の上面に沿って、x方向、y方向に水平移動するこ
とができ、さらに、ヘッド13aには、z方向に移動
し、軸方向に回転可能なホルダ13bが装着されてい
る。
に搭載されている。ロボット13は、いわゆる直交形3
軸ロボットであり、そのヘッド13aは、架台フレーム
14の上面に沿って、x方向、y方向に水平移動するこ
とができ、さらに、ヘッド13aには、z方向に移動
し、軸方向に回転可能なホルダ13bが装着されてい
る。
【0018】架台フレーム14には、部品供給装置15
が組み込まれており、部品供給装置15は、部品供給部
15aを介し、基板Cに搭載する部品Pを供給すること
ができる。なお、ロボット13は、ホルダ13bを介し
て部品Pを吸着して保持し、保持した部品Pを任意の位
置に搬送することができる。また、架台フレーム14に
は、コンベヤ16が装備されており、コンベヤ16は、
基板Cを所定位置に搬入して位置決めすることができ
る。所定位置に位置決めされた基板Cの下部には、照明
装置16a、16aが配設されている。
が組み込まれており、部品供給装置15は、部品供給部
15aを介し、基板Cに搭載する部品Pを供給すること
ができる。なお、ロボット13は、ホルダ13bを介し
て部品Pを吸着して保持し、保持した部品Pを任意の位
置に搬送することができる。また、架台フレーム14に
は、コンベヤ16が装備されており、コンベヤ16は、
基板Cを所定位置に搬入して位置決めすることができ
る。所定位置に位置決めされた基板Cの下部には、照明
装置16a、16aが配設されている。
【0019】カメラ装置11は、ロボット13のヘッド
13aに下向きに取り付けられている。カメラ装置11
は、所定位置に位置決めされた基板Cを表面側から撮影
することができ(図2)、このときの基板Cは、照明装
置16a、16aにより、裏面側から照明されるものと
する。
13aに下向きに取り付けられている。カメラ装置11
は、所定位置に位置決めされた基板Cを表面側から撮影
することができ(図2)、このときの基板Cは、照明装
置16a、16aにより、裏面側から照明されるものと
する。
【0020】カメラ装置12は、架台フレーム14の上
面に、上向きに固定されている(図1)。カメラ装置1
2の周囲には、リング状の照明装置12aが付設されて
おり(図3)、カメラ装置12は、ロボット13のホル
ダ13bによって保持された部品Pを下側から撮影する
ことができる。なお、このとき、部品Pは、照明装置1
2aにより下側から照明されるものとする。また、部品
Pは、フラットパッケージの集積回路部品であり、基板
Cには、部品PのピンPa 、Pa …に対応するランドC
a 、Ca …が形成されているものとする(図2)。
面に、上向きに固定されている(図1)。カメラ装置1
2の周囲には、リング状の照明装置12aが付設されて
おり(図3)、カメラ装置12は、ロボット13のホル
ダ13bによって保持された部品Pを下側から撮影する
ことができる。なお、このとき、部品Pは、照明装置1
2aにより下側から照明されるものとする。また、部品
Pは、フラットパッケージの集積回路部品であり、基板
Cには、部品PのピンPa 、Pa …に対応するランドC
a 、Ca …が形成されているものとする(図2)。
【0021】なお、架台フレーム14には、カメラ装置
11、12からの画像データを処理する画像処理部17
と、画像処理部17からの出力によってロボット13を
駆動制御するロボット制御部18とが組み込まれてい
る。また、カメラ装置11、12が撮影する画像は、モ
ニタ装置19により、モニタすることができる。
11、12からの画像データを処理する画像処理部17
と、画像処理部17からの出力によってロボット13を
駆動制御するロボット制御部18とが組み込まれてい
る。また、カメラ装置11、12が撮影する画像は、モ
ニタ装置19により、モニタすることができる。
【0022】かかる電子部品搭載装置の概略動作は、次
ぎのとおりである(図4)。
ぎのとおりである(図4)。
【0023】まず、コンベヤ16により、基板Cを所定
位置に搬入すると(図4のステップ(1)、以下、単に
(1)のように記す)、ロボット13を駆動して、部品
供給部15aに供給される部品Pを保持させる(2)。
次いで、ロボット13を介し、保持した部品Pをカメラ
装置12の上方に移動し、カメラ装置12により部品P
を撮影した後(3)、さらに、ロボット13を駆動し
て、部品Pを基板C上に移動する。このとき、カメラ装
置11も、部品Pとともに基板C上に移動するから、つ
づいて、カメラ装置11により、基板Cを撮影する
(4)。
位置に搬入すると(図4のステップ(1)、以下、単に
(1)のように記す)、ロボット13を駆動して、部品
供給部15aに供給される部品Pを保持させる(2)。
次いで、ロボット13を介し、保持した部品Pをカメラ
装置12の上方に移動し、カメラ装置12により部品P
を撮影した後(3)、さらに、ロボット13を駆動し
て、部品Pを基板C上に移動する。このとき、カメラ装
置11も、部品Pとともに基板C上に移動するから、つ
づいて、カメラ装置11により、基板Cを撮影する
(4)。
【0024】次いで、カメラ装置11、12が撮影した
画像データを画像処理部17に送ると、画像処理部17
は、画像データを処理して(5)、基板Cと、基板Cの
上方にある部品Pとの相対位置関係を見出し、ロボット
制御部18に送出するから、以後、ロボット13は、部
品Pを正しく基板C上に位置決めし(6)、ホルダ13
bを下降させて部品Pを基板Cに搭載することができる
(7)。
画像データを画像処理部17に送ると、画像処理部17
は、画像データを処理して(5)、基板Cと、基板Cの
上方にある部品Pとの相対位置関係を見出し、ロボット
制御部18に送出するから、以後、ロボット13は、部
品Pを正しく基板C上に位置決めし(6)、ホルダ13
bを下降させて部品Pを基板Cに搭載することができる
(7)。
【0025】いま、カメラ装置11、12は、それぞれ
視野Sを有するものとし(図5、図6)、しかも、視野
S内に任意のウィンドW、Wを設定し得るものとする。
視野Sを有するものとし(図5、図6)、しかも、視野
S内に任意のウィンドW、Wを設定し得るものとする。
【0026】たとえば、カメラ装置11は、基板Cを撮
影するとき、四辺形に配列されているランドCa 、Ca
…の列(以下、単にランド列という)の相対向する各1
隅部が視野S内に入るように、カメラ装置11を移動し
て2回撮影するものとし(図2、図5)、それぞれの撮
影の際に設定するウィンドWi 、Wi+1 (i=1、2)
は、それぞれ、x方向、y方向のランド列に含まれる複
数のランドCa 、Ca…の先端部を含むように定めるも
のとする。一方、カメラ装置12は、部品Pを撮影する
とき、四辺形に配列されている部品PのピンPa 、Pa
…の列(以下、単にピン列という)の相対向する各1隅
部が視野S内に入るように、部品Pを移動して2回撮影
するものとし(図3、図6)、それぞれの撮影の際に設
定するウィンドWi 、Wi+1 は、同様に、x方向、y方
向のピン列に含まれる複数のピンPa 、Pa …の先端部
を含むように定める。ただし、カメラ装置11、12が
撮影するランド列、ピン列は、相対応するランド列、ピ
ン列であるものとする。
影するとき、四辺形に配列されているランドCa 、Ca
…の列(以下、単にランド列という)の相対向する各1
隅部が視野S内に入るように、カメラ装置11を移動し
て2回撮影するものとし(図2、図5)、それぞれの撮
影の際に設定するウィンドWi 、Wi+1 (i=1、2)
は、それぞれ、x方向、y方向のランド列に含まれる複
数のランドCa 、Ca…の先端部を含むように定めるも
のとする。一方、カメラ装置12は、部品Pを撮影する
とき、四辺形に配列されている部品PのピンPa 、Pa
…の列(以下、単にピン列という)の相対向する各1隅
部が視野S内に入るように、部品Pを移動して2回撮影
するものとし(図3、図6)、それぞれの撮影の際に設
定するウィンドWi 、Wi+1 は、同様に、x方向、y方
向のピン列に含まれる複数のピンPa 、Pa …の先端部
を含むように定める。ただし、カメラ装置11、12が
撮影するランド列、ピン列は、相対応するランド列、ピ
ン列であるものとする。
【0027】なお、図5、図6においては、カメラ装置
11が撮影する基板Cは表面側であり、カメラ装置12
が撮影する部品Pは下側であるため、両者におけるy方
向を反転させて図示してある。
11が撮影する基板Cは表面側であり、カメラ装置12
が撮影する部品Pは下側であるため、両者におけるy方
向を反転させて図示してある。
【0028】カメラ装置12による部品Pの撮影画像
は、たとえば、図7のようになる。ただし、ここでは、
n本のピンPai(i=1、2…n)の先端部が、ウィン
ドWj(j=1、2…4)に囲まれて撮影されている。
は、たとえば、図7のようになる。ただし、ここでは、
n本のピンPai(i=1、2…n)の先端部が、ウィン
ドWj(j=1、2…4)に囲まれて撮影されている。
【0029】このような画像データは、画像処理部17
において、ピンPaiの部分と、それ以外の背景部分とを
分離した後、ウィンドWj の内部において、間隔δごと
にウィンドWj の幅方向に走査処理を施すことにより、
各ピンPaiの端点Tpi(i=1、2…n)を特定するこ
とができる。すなわち、画像処理部17は、ウィンドW
j の内部において、ピンPaiの先端縁と交錯する複数の
走査線のうち、中央の走査線がピンPaiの先端縁と交錯
する点を端点Tpiとして求め、その座標(xi、yi )
(i=1、2…n)を特定すればよい(図8)。
において、ピンPaiの部分と、それ以外の背景部分とを
分離した後、ウィンドWj の内部において、間隔δごと
にウィンドWj の幅方向に走査処理を施すことにより、
各ピンPaiの端点Tpi(i=1、2…n)を特定するこ
とができる。すなわち、画像処理部17は、ウィンドW
j の内部において、ピンPaiの先端縁と交錯する複数の
走査線のうち、中央の走査線がピンPaiの先端縁と交錯
する点を端点Tpiとして求め、その座標(xi、yi )
(i=1、2…n)を特定すればよい(図8)。
【0030】つづいて、画像処理部17は、ウィンドW
j 内の端点Tpiを点列とみなし、この点列を示す直線L
j (j=1、2…4)を求める(図9)。直線Lj は、
端点Tpiの座標(xi 、yi )から、たとえば、最小2
乗法によって求めればよい。
j 内の端点Tpiを点列とみなし、この点列を示す直線L
j (j=1、2…4)を求める(図9)。直線Lj は、
端点Tpiの座標(xi 、yi )から、たとえば、最小2
乗法によって求めればよい。
【0031】画像処理部17は、部品Pに対するすべて
のウィンドWj について、以上の処理を施すことによ
り、ウィンドWj ごとに直線Lj を求めることができる
から、つづいて、直線L1 、L2 の交点A1 、直線L3
、L4 の交点A3 を求めることができる(図9、図
6)。なお、ここで、交点A1 、A3 は、部品Pの一方
の対角線方向にある。
のウィンドWj について、以上の処理を施すことによ
り、ウィンドWj ごとに直線Lj を求めることができる
から、つづいて、直線L1 、L2 の交点A1 、直線L3
、L4 の交点A3 を求めることができる(図9、図
6)。なお、ここで、交点A1 、A3 は、部品Pの一方
の対角線方向にある。
【0032】画像処理部17は、基板Cについても全く
同様のデータ処理を施し、最終的に、ランドCa 、Ca
…が作る四辺形の一方の対角線方向にある交点B1 、B
3 を求めることができる(図5)。
同様のデータ処理を施し、最終的に、ランドCa 、Ca
…が作る四辺形の一方の対角線方向にある交点B1 、B
3 を求めることができる(図5)。
【0033】その後、画像処理部17は、線分A1 A3
が線分B1 B3 に重なるように、しかも、線分A1 A3
の中点A13が線分B1 B3 の中点B13に一致するよう
に、ロボット13に対する補正回転量Δθ、補正移動量
Δx、Δyを求める(図10)。ここで、補正回転量Δ
θは、部品Pを保持しているロボット13のホルダ13
bの位置Xo (xo 、yo )を中心として線分A1 A3
を回転させ、線分B1 B3 に平行な線分a1 a3 を作る
ための所要回転量であり、補正移動量Δx、Δyは、線
分a1 a3 の中点a13を線分B1 B3 の中点B13に移動
するためのホルダ13bのx方向、y方向の所要移動量
である。
が線分B1 B3 に重なるように、しかも、線分A1 A3
の中点A13が線分B1 B3 の中点B13に一致するよう
に、ロボット13に対する補正回転量Δθ、補正移動量
Δx、Δyを求める(図10)。ここで、補正回転量Δ
θは、部品Pを保持しているロボット13のホルダ13
bの位置Xo (xo 、yo )を中心として線分A1 A3
を回転させ、線分B1 B3 に平行な線分a1 a3 を作る
ための所要回転量であり、補正移動量Δx、Δyは、線
分a1 a3 の中点a13を線分B1 B3 の中点B13に移動
するためのホルダ13bのx方向、y方向の所要移動量
である。
【0034】画像処理部17は、このようにして算出し
た補正回転量Δθ、補正移動量Δx、Δyをロボット制
御部18に送出するから、ロボット制御部18は、これ
らの補正量に従ってロボット13を補正移動し、部品P
を正確に基板C上に位置決めした上、部品Pを基板Cに
搭載すればよい。
た補正回転量Δθ、補正移動量Δx、Δyをロボット制
御部18に送出するから、ロボット制御部18は、これ
らの補正量に従ってロボット13を補正移動し、部品P
を正確に基板C上に位置決めした上、部品Pを基板Cに
搭載すればよい。
【0035】以上の説明において、画像処理部17は、
ウィンドWj において、ピンPaiの端点Tpi(xi 、y
i )を求め、これを基にして、最終的に、補正回転量Δ
θ、補正移動量Δx、Δyを求める一連の演算を実行す
るが、これらの演算過程は、単純な算術演算であり、何
ら特殊なものではない。したがって、画像処理部17の
演算速度は、一般に、十分高速である。
ウィンドWj において、ピンPaiの端点Tpi(xi 、y
i )を求め、これを基にして、最終的に、補正回転量Δ
θ、補正移動量Δx、Δyを求める一連の演算を実行す
るが、これらの演算過程は、単純な算術演算であり、何
ら特殊なものではない。したがって、画像処理部17の
演算速度は、一般に、十分高速である。
【0036】一方、画像処理部17は、端点Tpi(xi
、yi )を求めるに先き立ち、カメラ装置11、12
からの画像データに対し、適当な前処理を加えることが
できる。たとえば、ウィンドWj 内の各画素の明度Dの
分布が、ピンPaiの部分と、それ以外の背景部分とに対
応して、それぞれ独立のピークを有するヒストグラムを
示すとき(図11)、画像処理部17は、任意のしきい
値D=Dt によって各画素を2グループに区分し、グル
ープ間の分散と各グループ内の分散との比が最大となる
ように、真のしきい値Dtoを定め、このしきい値Dtoに
より、各画素が、ピンPaiに対応するか、それ以外の背
景部分に対応するかを正確に区分することができる。な
お、かかる手法は、いわゆる判別分析法による2値化手
法であって、たとえば南敏、中村納著「画像工学」(コ
ロナ社)に詳しい。
、yi )を求めるに先き立ち、カメラ装置11、12
からの画像データに対し、適当な前処理を加えることが
できる。たとえば、ウィンドWj 内の各画素の明度Dの
分布が、ピンPaiの部分と、それ以外の背景部分とに対
応して、それぞれ独立のピークを有するヒストグラムを
示すとき(図11)、画像処理部17は、任意のしきい
値D=Dt によって各画素を2グループに区分し、グル
ープ間の分散と各グループ内の分散との比が最大となる
ように、真のしきい値Dtoを定め、このしきい値Dtoに
より、各画素が、ピンPaiに対応するか、それ以外の背
景部分に対応するかを正確に区分することができる。な
お、かかる手法は、いわゆる判別分析法による2値化手
法であって、たとえば南敏、中村納著「画像工学」(コ
ロナ社)に詳しい。
【0037】また、判別分析法は、2個のしきい値を用
いることにより、各画素を3グループに区分するように
拡張することができ、このときは、たとえば、基板Cを
撮影した画像データをランドCa 、Ca …に対応するも
の、背景部分に対応するもの、その他の印刷表示部分や
配線パターン部分などに対応するものの3値に区分する
ことができ、ランドCa 、Ca …以外の不要部分を一層
有効に除去することができる。
いることにより、各画素を3グループに区分するように
拡張することができ、このときは、たとえば、基板Cを
撮影した画像データをランドCa 、Ca …に対応するも
の、背景部分に対応するもの、その他の印刷表示部分や
配線パターン部分などに対応するものの3値に区分する
ことができ、ランドCa 、Ca …以外の不要部分を一層
有効に除去することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、下側から照明された部品を下側から撮
影することによって、部品のピンは、基板のランドに対
応し、基板との相対位置関係を直接規制する舌片の先端
部が背景部分より明るく撮影されるから、背景部分から
明瞭に区分することができ、部品を高精度に位置決めす
ることができるという優れた効果がある。
1発明によれば、下側から照明された部品を下側から撮
影することによって、部品のピンは、基板のランドに対
応し、基板との相対位置関係を直接規制する舌片の先端
部が背景部分より明るく撮影されるから、背景部分から
明瞭に区分することができ、部品を高精度に位置決めす
ることができるという優れた効果がある。
【0039】また、第2発明によれば、裏面側から照明
された基板を表面側から撮影することによって、基板の
表面に存在する印刷表示等は、他の背景部分と同様に、
光を一部透過することができるから、ランドのみが暗く
撮影され、背景部分から明瞭に区分することが可能であ
る。
された基板を表面側から撮影することによって、基板の
表面に存在する印刷表示等は、他の背景部分と同様に、
光を一部透過することができるから、ランドのみが暗く
撮影され、背景部分から明瞭に区分することが可能であ
る。
【0040】第3発明によれば、部品のピン、基板のラ
ンドの端点を求め、端点が作る点列を示す直線の交点を
位置決めの基準とすることによって、ピンやランドの重
心を基準とするものでないから、ピンやランドの全体形
状が特定できないような場合であっても、それらの先端
縁を検出するのみで、十分高精度の位置決めをすること
ができるという効果がある。
ンドの端点を求め、端点が作る点列を示す直線の交点を
位置決めの基準とすることによって、ピンやランドの重
心を基準とするものでないから、ピンやランドの全体形
状が特定できないような場合であっても、それらの先端
縁を検出するのみで、十分高精度の位置決めをすること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体概略斜視図
【図2】 要部斜視説明図(1)
【図3】 要部斜視説明図(2)
【図4】 動作説明フローチャート
【図5】 動作説明図(1)
【図6】 動作説明図(2)
【図7】 動作説明図(3)
【図8】 動作説明図(4)
【図9】 動作説明図(5)
【図10】 動作説明図(6)
【図11】 動作説明図(7)
【符号の説明】 P…部品 Pa 、Pai(i=1、2…n)…ピン C…基板 Ca …ランド S…視野 Wj (j=1、2…4)…ウィンド Tai(i=1、2…n)…端点 Lj (j=1、2…4)…直線 A1 、A3 、B1 、B3 …交点 11、12…カメラ装置 13…ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 寿蔵 石川県羽咋郡志賀町字若葉台13番地3 株 式会社アポロ北陸内 (72)発明者 本田 誠 石川県羽咋郡志賀町字若葉台13番地3 株 式会社アポロ北陸内
Claims (4)
- 【請求項1】 部品のピン列を撮影するカメラ装置と、
該カメラ装置からの画像に基づいて部品の位置決めをす
るロボットとを備えてなり、前記カメラ装置は、下側か
ら照明された部品を下側から撮影することを特徴とする
電子部品搭載装置。 - 【請求項2】 基板のランド列を撮影するカメラ装置
と、該カメラ装置からの画像に基づいて部品の位置決め
をするロボットとを備えてなり、前記カメラ装置は、裏
面側から照明された基板を表面側から撮影することを特
徴とする電子部品搭載装置。 - 【請求項3】 カメラ装置により部品のピン列と基板の
ランド列とを撮影し、前記カメラ装置からの画像に基づ
いて部品の位置決めをするに際し、部品のピン、基板の
ランドの端点を見出し、該端点が作る点列を示す直線の
交点を位置決めの基準とすることを特徴とする電子部品
搭載装置における部品位置決め方法。 - 【請求項4】 前記端点は、前記カメラ装置の視野内に
ウィンドを設定し、該ウィンド内の複数のピンまたは複
数のランドについて見出すことを特徴とする請求項3記
載の電子部品搭載装置における部品位置決め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098343A JPH0685495A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098343A JPH0685495A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685495A true JPH0685495A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=14217265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098343A Pending JPH0685495A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 電子部品搭載装置と、それにおける部品位置決め方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685495A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58214597A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-13 | ハイモ株式会社 | 紙の製造方法 |
JP2019169679A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 部品実装装置 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP4098343A patent/JPH0685495A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58214597A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-13 | ハイモ株式会社 | 紙の製造方法 |
JPH0260796B2 (ja) * | 1982-06-01 | 1990-12-18 | Kyoritsu Juki Kogyo Kenkyusho Kk | |
JP2019169679A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 部品実装装置 |
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