JPH068540Y2 - 水槽の透明度測定装置 - Google Patents

水槽の透明度測定装置

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JPH068540Y2
JPH068540Y2 JP7844889U JP7844889U JPH068540Y2 JP H068540 Y2 JPH068540 Y2 JP H068540Y2 JP 7844889 U JP7844889 U JP 7844889U JP 7844889 U JP7844889 U JP 7844889U JP H068540 Y2 JPH068540 Y2 JP H068540Y2
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JP
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light emitting
water
mirror
water tank
transparency
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JP7844889U
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JPH0317551U (ja
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茂美 加藤
博一 矢田
良純 飯野
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Sapporo Breweries Ltd
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Sapporo Breweries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、遊泳用プール等の水槽の透明度を簡便に、し
かも客観的に測定しうる装置に関する。
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、海中における透明度の測定は、いわゆるセッキー
円板をワイヤーの先に付け、海中に沈めて船上から目視
し、このセッキー円板がまわりの水から反射してくる光
と区別できないようになったときの延ばしたワイヤーの
長さをメートルで表わして行なっていた。
しかしながら、遊泳用プール等の水槽の透明度について
は水中に潜って見るか、あるいは鏡を水中に入れ、タイ
ルの目地が見えるかどうかを見る程度の測定であり、客
観的に測定しうる装置はなかった。
[課題を解決するための手段] 以下、本考案を図面に基いて詳しく説明する。
第1図は本考案の装置における発光具5の一態様を示す
説明図であり、第2図は本考案の装置における透視鏡8
の一態様を示す説明図である。
本考案は、 (A)照明発光体1を内蔵し、かつ前面にはその表面に文
字、図形又は記号を描いた表示板2を配した箱体部3
と、前記照明発光体の照度を調節するスイッチボックス
部4とを有する発光具5および (B)支持棒6と、前記支持棒の先端にこれに対して傾斜
させて取付けられた鏡7とからなる透視鏡8、 とを有することを特徴とする水槽の透明度測定装置を提
供するものである。
上記の如く、本考案の装置は基本的には発光具5と透視
鏡8とからなるものである。
まず発光具5は、水中に挿入される箱体部3と、水面上
で操作するスイッチボックス部4とを有しており、両者
は例えば第1図に示した如く円筒形の支持部9により連
結されている。支持部9の形状や大きさは特に制限はな
く、要するにその内部に配線コードを配することがで
き、かつ箱体部3とスイッチボックス部4とを離隔せし
めることができるものであればよい。この支持部9には
必要に応じて、スイッチボックス部4との接合部近くに
空気排出孔10を設けることもできる。
箱体部3は、その内部に照明発光体1を内蔵し、かつ前
面にはその表面に文字、図形又は記号を描いた表示板2
を配している。
この箱体部3は、例えばステンレスなど耐水性のある材
料で作られ、かつパッキングの使用等により防水構造の
ものとされている。箱体部3の形状は特に制限はない
が、通常、略直方体状のものが用いられる。この箱体部
3の内部、例えば後面には照明発光体1が固定されてい
る。照明発光体1としては、後述するスイッチボックス
部4により、その照度を調節しうるものであればよい。
第1図では、蛍光灯を複数設置した例を示しているが、
これに限らず、照度を調節しうる白熱灯を用いてもよ
い。また、蛍光灯の設置の仕方も特に制限はないが、視
認性を考慮して、通常、並列または放射状に設置するこ
とが好ましい。さらに、箱体部3の前面には、その表面
に表示板2が配されている。この表示板2は、その表面
に色彩、例えば黒色等を付して文字、図形又は記号を描
いたものであって、不透明であり、かつ光透過性の素材
よりなるものであればよく、通常、アクリル製の白色板
が用いられる。なお、箱体部3の底部には必要に応じ
て、着脱自在に重錘11を設置しておくこともできる。
一方、スイッチボックス部4は、照明発光体1の照度を
調節しうる構造のものであればよい。具体的には例えば
第1図に示した如く、〜のスイッチを設け、このス
イッチに、箱体部3から支持部9を通して引き延ばされ
た配線を結合し、スイッチ〜のONまたはOFFに
より、照明発光体1である蛍光灯〜が順次、点灯ま
たは消灯する構造のものとすればよい。この他に目盛付
の回転式コントローラーにより照度を調節するものであ
ってもよい。なお、第1図中、符号12は電源コードであ
る。
本考案の装置における発光具5は以上の如き構造を有す
るものである。
次に本考案の装置における透視鏡8は以下の如き構造を
有するものである。
すなわち透視鏡8は、支持棒6と、この先端に傾斜させ
て取付けられた鏡7とからなるものである。
支持棒6は、水中に挿入した鏡7を、水面上より把持し
うるものであり、かつ耐水性のものであれば、その材質
や大きさ、形状等は問わない。通常は全長70〜90cm前後
であり、かつ上部、すなわち鏡7を取付けた側と反対側
が、鏡7の傾斜方向とは反対側に、若干傾斜しているも
のが、把持のしやすさなどより好ましい。また、支持棒
6の先端には鏡7が傾斜させて取付けられているが、鏡
7自体を直接、支持棒6の先端に取付けてもよいし、第
2図に示した如く、断面が直角三角形状の支持体13を用
い、この支持体13の傾斜面に鏡7を取付けるようにして
もよい。鏡7は通常は支持棒6に対して45度の角度で取
付けるが、上記発光具5との使用距離や鏡7の水中での
深さなどによっては、30〜60度程度の範囲内の角度とす
ることも可能である。なお、鏡7を支持体13の傾斜面に
取付け、かつ支持棒6を支持体13の背面と一直線状にな
るように取付けておけば、この支持棒6を水槽のヘリに
沿わせることにより、鏡7を簡単に使用状態におくこと
ができる。この鏡7の形状、大きさ等は、上記発光具と
の使用距離や鏡7の水中での深さなどによって異なり一
義的に決定することは困難であるが、通常、長辺が16〜
20cmであり、短辺が12〜15cmの長方形状のものとして用
いられる。
本考案の装置は叙上の如き構造を有するものである。
本考案の装置の使用方法について説明すると、まず電源
コード12を電源に接続し、次に発光具5を持って水槽の
ヘリに立ち、箱体部3から静かに水中に挿入し、箱体部
3の全体を水没させる。水槽の深さ等にもよるが、本考
案の装置の場合、箱体部3の全体が水没したところで止
めておくことが好ましい。
次いでスイッチボックス部4のスイッチを順次点灯ある
いは目盛付の回転式コントローラーにより照度を徐々に
強めて行く。
一方、透視鏡8を、発光具5を挿入した水槽のヘリとは
対向するヘリより水中に挿入し、鏡7が発光具5の表示
板2とほぼ同じ深さとなるようにする。
そして、水槽のヘリより、透視鏡8の鏡7に映った表示
板2の表示文字を目視し、何番目のスイッチまで点灯さ
せることにより、あるいはどの程度まで照度を強めたか
により、表示文字を明視できたかを調べ、そのときの灯
数あるいは目盛により透明度を判定する。
なお、透視鏡8は、発光具5の水中への挿入位置より少
なくとも1m以上離れた箇所より水中に挿入することが
好ましく、通常2〜50m程度離れた箇所から水中に入れ
られる。この間隔は、透明度の測定精度の必要性や水槽
の大きさ等に合わせて予め、設定しておくことができ
る。
また、透明度の判定にあたっては、予め、水の濁度と明
視状態との関係とにより検量線を作成しておき、この検
量線に、得られた明視状態の結果を当てはめることによ
り、透明度の判定をより客観的なものとすることができ
る。さらに、十分に差異のある検量線を作成できるよう
に、照明発光体1の配置等を考慮することが好ましい。
なお、透明度測定時の水槽外の照度は零であることが好
ましく、実用的には夜間に測定する。
[実施例] 次に、本考案を実施例により説明する。
第1図に示す発光具5および第2図に示す如き透視鏡8
を用いて、プール(長さ25m,幅10m,深さ1.5m)の
透明度の測定を行なった。
発光具5は、箱体部3として、4Wの蛍光ランプ6本か
らなる照明発光体1を後面に並列的に固定し、前面には
アクリル製の白色板に黒色で「5」という数字を描いた
ものを表示板2として配したものを用いた。箱体部3は
ステンレス製の直方体状(450×240×100mm)のもので
あって、4個の空気排出孔10を備えたステンレス製の支
持部9(長さ1200mm,内径35mm)を介して、上方のステ
ンレス製のスイッチボックス部4と連結されている。ス
イッチボックス部4では、箱体部3から支持部9を介し
て導入した7芯コードを、〜の各スイッチに結合し
た。なお、箱体部3および、箱体部3と支持部9の接続
部には、防水パッキングを使用した。また、箱体部3の
底部には重錘(5kg)を設置した。
一方、透視鏡8は、鏡面を45度角に設置した鏡7をステ
ンレス製の支持体13に固定し、支持体13の背面と、ステ
ンレス製の支持棒6(長さ800mm,外径10mm)とを一直
線状に取付けた。
上記の如き装置を用い、まず電源コード12を電源と接続
し、次に発光具5を持ってプールのヘリに立ち、箱体部
3から静かに水中に挿入し、箱体部3の全体を水没させ
たところで止め、次いでスイッチボックス部4のスイッ
チ〜を順次点灯した。
一方、透視鏡8を、発光具5を挿入したプールのヘリと
は対向するヘリ(間隔:25m)より水中に挿入し、支持
体13の最上辺まで水没させた。
そして、プールのヘリより、透視鏡8の鏡7に映った上
記発光具5の表示文字(「5」という数字)を目視し
た。何番目のスイッチまで点灯させることにより、表示
文字を明視できたかを調べた。
この結果を、予め水の濁度と明視状態との関係とにより
作成した検量線に当てはめ、透明度を判定したところ、
この結果は水質検査により別途調べた測定結果と略一致
していた。
[考案の効果] 叙上の如き本考案の装置によれば、遊泳用プール等の水
槽の透明度をある程度客観的に、しかも簡便に測定する
ことができる。
さらに、予め水の濁度と明視状態との関係から検量線を
作成しておけば、透明度の判定のみならず水質の判定を
も同時に、客観的に行なうことができ、水の入れ替えが
必要か否かなどを簡便に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置における発光具の一態様を示す説
明図であり、第2図は本考案の装置における透視鏡の一
態様を示す説明図である。 1……照明発光体、2……表示板、 3……箱体部、4……スイッチボックス部、 5……発光具、6……支持棒、 7……鏡、8……透視鏡

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)照明発光体(1)を内蔵し、かつ前面には
    その表面に文字,図形又は記号を描いた表示板(2)を配
    した箱体部(3)と、前記照明発光体の照度を調節するス
    イッチボックス部(4)とを有する発光具(5)および (B)支持棒(6)と、前記支持棒の先端にこれに対して傾斜
    させて取付けられた鏡(7)とからなる透視鏡(8)、 とを有することを特徴とする水槽の透明度測定装置。
JP7844889U 1989-07-03 1989-07-03 水槽の透明度測定装置 Expired - Lifetime JPH068540Y2 (ja)

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JPH0317551U JPH0317551U (ja) 1991-02-21
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JP4938071B2 (ja) * 2008-10-31 2012-05-23 株式会社サンセイアールアンドディ 弾球遊技機
JP5007355B2 (ja) * 2010-03-29 2012-08-22 京楽産業.株式会社 パチンコ遊技機

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