JP3427991B2 - 透視度計 - Google Patents

透視度計

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JP3427991B2 JP13495196A JP13495196A JP3427991B2 JP 3427991 B2 JP3427991 B2 JP 3427991B2 JP 13495196 A JP13495196 A JP 13495196A JP 13495196 A JP13495196 A JP 13495196A JP 3427991 B2 JP3427991 B2 JP 3427991B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、生活用水、産業用
水、海洋、河川、湖沼、ダム等の、透視度を測定する装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】透視度の測定方法として、透視度計を用
いる方法がある。この透視度計は図3(a)に示すよう
に、高さ30cmの縦形円筒形の側面に目盛を刻んだ下
口33が設けられたガラス管31の底部に、図3(b)
に示すような二重十字のマーク34を施した標識板32
を備えた構成となっている。この透視度計の操作方法
は、ガラス管31に試料を入れ、ガラス管31の上方か
ら肉眼で透視し、底部においた標識板32の二重十字が
初めて明らかに識別できるまで、下口33からガラス管
内の試料を流出させ、その時の液面の目盛を読み取る。
この透視度計では10mmを1度として表すようになっ
ており、1〜30度の測定範囲での測定が可能になって
いる。この透視度計を用いる場合、こうした操作を2〜
3回繰り返し、読み取った目盛の平均値を求めてこれを
透視度とすることによって、目測による測定誤差を小さ
くして透視度を得るようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが上記の透視度
計は、上記したように平均値を求める方法によっても、
依然として測定者による測定値のばらつきが大きいとい
う問題がある。さらに、測定環境による測定値のばらつ
きも大きいという欠点がある。また、ガラス製であり、
またその形状は長形で不安定なことから、倒れる危険が
あり、また、突出した排出口が折損するなど、壊れやす
く、その取り扱いに注意を要するものとなっている。さ
らに、測定範囲は一律に限定されたものとなっている。 【0004】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、測定者及び測定環境による測定値のばら
つきを解消するとともに、取り扱いが容易で、しかも測
定範囲の設定に幅をもたせることができる透視度計を提
供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の透視度計は、先端部の一部が開口し、か
つ、後端部が開口した筒状容器と、その筒状容器内に摺
動自在に挿入されたガスケットと、上記筒状容器の後端
開口部を介して上記ガスケットの後端面に先端部が結合
されるプランジャロッドを備えており、上記ガスケット
の前端面と上記筒状容器内壁によって形成される空間内
に満たされる被測定水の透視度を測定するための装置で
あって、上記筒状容器の先端部には上記ガスケットの前
端面に向かって光を投光する投光手段と、そのガスケッ
トの前端面にはその投光手段からの光のみを受光する受
光手段とがそれぞれ設けられ、かつ、この受光手段によ
って受光された光量を予め設定された所定光量と比較す
る比較手段と、この比較結果を表示するための表示手段
とが備えられているとともに、上記筒状容器あるいは上
記プランジャロッドには当該長手方向に目盛が刻まれ、
この目盛は、受光された光量が上記所定光量に達したこ
とを上記表示手段により示された時点における上記ガス
ケットの静止位置に対応させて被測定水の透視度を与え
るように刻まれていることによって特徴付けられてい
る。 【0006】 【作用】投光手段から出射した光は被測定水中を透過
し、受光手段ではこの投光手段からの光のみを選択的に
受光するので、外乱光の影響を受けない。 【0007】測定時において、プランジャロッドが筒状
容器の先端部側に移動するとともに、ガスケットによっ
て押圧された被測定水は筒状容器の先端の開口部から排
出される。これに従って、受光手段によって受光された
光量は次第に設定された所定光量に近づき、比較手段に
よって受光光量が所定光量に達したことが認識される
と、表示手段によってそれが示されるので、この時点で
プランジャロッドの移動を制止するタイミングが得ら
れ、そのガスケットの静止位置に対応する目盛によって
透視度が得られる。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
一部切欠断面図である。この透視度計は注射器状の容器
形状をなし、透明な部材からなる筒状容器1とこの筒状
容器1内に摺動自在に挿入されたガスケット3と、筒状
容器1の後端開口部を介してガスケット3の後端面に先
端部が結合されるプランジャロッド2を備えている。ま
た筒状容器1の先端部には被測定水の排出入口1aが設
けられており、プランジャロッド2のピストン動作によ
って被測定水はこの排出入口1aから排出入される。ま
た、筒状容器1の先端部には被測定水に向かって投光す
るための投光手段が設けられており、この投光手段はL
ED8aからなる投光素子とレンズ9aからなる投光光
学系とによって構成されている。一方、ガスケット3の
前端面にはLED8a(発光ダイオード)などから出射
された光のみを受光するための受光手段が設けられてお
り、この受光手段はレンズ9b及び受光素子8b(フォ
ト・ダイオード)などによって構成されている。また、
プランジャロッド2には、マイクロコンピュータ5が内
蔵されており、このマイクロコンピュータ5によって受
光素子8bによって受光された光量に基づく制御が行わ
れる。すなわち、このマイクロコンピュータ5では、受
光素子8bによって受光された光量と予め設定された設
定光量との比較を行い、その設定光量と等しい場合、大
きい場合、小さい場合についてそれぞれに対応するプラ
ンジャロッド操作コントロールランプ6bを点灯させる
ための駆動信号を表示部6に出力する。このプランジャ
ロッド操作コントロールランプ6bの点灯状態によっ
て、被測定水11を透過した光の光量の度合いを視認す
ることができる。また、筒状容器1の外周には、ガスケ
ット3の位置を識別するための目盛4が刻まれている。
この目盛は、ガスケットの静止位置が被測定水11の透
視度となるように刻まれている。したがって、図1に示
す状態で受光された光量が所定光量となった場合、M1
に示す目盛によって透視度が与えられる。 【0009】なお、目盛がプランジャロッド2に刻まれ
ている場合は、M2 に示す目盛によって透視度が与えら
れるが、これはガスケットの相対的な位置情報であるの
で、この位置に対応するガスケットの位置M1 に換算さ
れた目盛の構成となっている。 【0010】また、LED8a、及び、マイクロコンピ
ュータ5に供給される駆動電力はプランジャロッド2に
内蔵されている電池7によっている。本実施の形態の電
気回路図を図2に示す。 【0011】この電気回路は、整流回路を介して整流さ
れた電流を光に変換するLED21を有する投光部と、
このLED21から投光された光を受光するフォト・ダ
イオード22とこの光を電気信号に変換する光電変換回
路23を有する受光部と、この光電変換された電気信号
に対し、外乱光補正回路25によって、LED21から
投光された光以外の信号をキャンセルするとともに、L
ED21からの光のみを整流する整流回路24を有し、
この整流回路24からの出力電流を予め設定された設定
光量に対応する基準値と比較し、その比較結果をLED
からなる表示部6に出力する制御部と、これらの電気回
路に電力を供給する電源部によって構成されている。 【0012】以上の構成からなる本発明の実施の形態に
おいては、プランジャロッド2を筒状容器1の軸方向に
移動させることによって、被測定水を排出入口1aから
排出あるいは吸い込むことができるようになっており、
この透視度計を使用する際には、この排出入口1aから
目盛の最大値まで被測定水を吸い込んだ後、電源を投入
し、LED8aを発光させプランジャロッド2を排出入
口1a側に押して被測定水を排出入口1aから徐徐に排
出しながら、表示部のプランジャロッド操作コントロー
ルランプ6bのうち、受光光量が設定光量に達したこと
を示すランプが点灯した時点での目盛りを読み取って、
その被測定水の透視度を得る。この構成では、例えば、
5〜15cm,10〜30cm,20〜100cm,1
〜5mなどのようにいろいろの測定レンジを作ることが
できる。このように測定レンジを変化させる手段として
は、投光部に供給する電流を調整する方法、あるいは受
光部において受光した光を増幅させる方法、また、制御
部においては予め設定する設定光量を変化させる方法な
どがあり、器材を設計変更することなく、様々な測定レ
ンジの透視度計を得ることができる。 【0013】なお、この実施の形態においては、目盛4
を筒状容器1の外周面に形成したが、これに限ることな
く、プランジャロッド2の外周面に形成してもよく、こ
の場合、上記したようにガスケット3の相対的位置を認
識することによって透視度が得られるように目盛を刻ん
でおけばよく、この場合さらに筒状容器1を透明な部材
とする制約から解消される利点をもつ。 【0014】また、投光手段としてLEDを用いたが、
これに限ることなく、例えば電球などの光源を用いても
よく、外乱光との識別が可能な光源であればよい。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の透視度計
は、投光手段と、その投光手段からの光のみを受光する
受光手段と、この受光手段によって受光された光量を予
め設定された所定光量と比較する比較手段と、この比較
結果を表示するための表示手段とを備えているととも
に、筒状容器あるいはプランジャロッドに刻まれた目盛
は、受光された光量が所定光量に達したことを表示手段
により示された時点におけるガスケットの静止位置に対
応させて被測定水の透視度を与えるように刻まれている
構成としたので、比較手段によって所定光量に達したこ
とが認識されるとともに、表示手段によってそれらが表
示されるので、この時点でプランジャロッドの移動を制
止するタイミングが得られ、そのガスケットの静止位置
に対応する目盛によって透視度が得られる。従って、測
定者によって誤差が生じることがなく、外乱光の影響を
受けないので、測定環境に影響されることもなく、精度
が向上したものとなる。また、投光手段からの投光光量
あるいは受光感度の調節によって、一定のサイズのまま
で測定レンジを変更することができ、測定範囲を拡げる
ことができ、汎用的な透視度計を得ることができる。ま
た、コンパクトに設計することが可能となり、持ち運び
が便利となる。さらに、従来のようにガラス管を使用し
なくてもよいので取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態を示す一部切欠断面図 【図2】 本発明の実施の形態の電気回路図 【図3】 従来の技術を説明するための図 【符号の説明】 1‥‥筒状容器 1a‥‥筒状容器の先端部 2‥‥プランジャロッド 3‥‥ガスケット 4‥‥目盛 5‥‥マイクロコンピュータ(制御部) 6‥‥表示部 6b‥‥プランジャロッド操作コントロールランプ 8a‥‥投光素子 8b‥‥受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 孝 滋賀県大津市におの浜4丁目7番5号 オプテックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−204546(JP,A) 特開 平11−337488(JP,A) 特開 昭52−69734(JP,A) 特開 平7−55706(JP,A) 特開 平3−134544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/61 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 先端部の一部が開口し、かつ、後端部が
    開口した筒状容器と、その筒状容器内に摺動自在に挿入
    されたガスケットと、上記筒状容器の後端開口部を介し
    て上記ガスケットの後端面に先端部が結合されるプラン
    ジャロッドを備えており、上記ガスケットの前端面と上
    記筒状容器内壁によって形成される空間内に満たされる
    被測定水の透視度を測定するための装置であって、上記
    筒状容器の先端部には上記ガスケットの前端面に向かっ
    て光を投光する投光手段と、そのガスケットの前端面に
    はその投光手段からの光のみを受光する受光手段とがそ
    れぞれ設けられ、かつ、この受光手段によって受光され
    た光量を予め設定された所定光量と比較する比較手段
    と、この比較結果を表示するための表示手段とが備えら
    れているとともに、上記筒状容器あるいは上記プランジ
    ャロッドには当該長手方向に目盛が刻まれ、この目盛
    は、受光された光量が上記所定光量に達したことを上記
    表示手段により示された時点における上記ガスケットの
    静止位置に対応させて被測定水の透視度を与えるように
    刻まれていることを特徴とする透視度計。
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