JPH0685263U - 包装用コーナー保護材 - Google Patents

包装用コーナー保護材

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JPH0685263U
JPH0685263U JP2728793U JP2728793U JPH0685263U JP H0685263 U JPH0685263 U JP H0685263U JP 2728793 U JP2728793 U JP 2728793U JP 2728793 U JP2728793 U JP 2728793U JP H0685263 U JPH0685263 U JP H0685263U
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JP
Japan
Prior art keywords
packaging
plate material
corner
divided
bending
Prior art date
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Pending
Application number
JP2728793U
Other languages
English (en)
Inventor
久一郎 飯泉
喜重 田所
Original Assignee
日立化成工業株式会社
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Publication date
Application filed by 日立化成工業株式会社 filed Critical 日立化成工業株式会社
Priority to JP2728793U priority Critical patent/JPH0685263U/ja
Publication of JPH0685263U publication Critical patent/JPH0685263U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低価格で使用前,使用後のストックスペース
が節約でき、かつ使用後の廃棄に際し公害の発生原因と
ならない包装用コーナー保護材を提供することを目的と
する。 【構成】 方形状の板材11に折り曲げ線A,B,C,
D,Eを設け、この折り曲げ線A,B,C,D,Eを基
にほぼ90゜内側に折り曲げ操作して、中空状のL字体
を形成し、対向する辺縁に設けた切欠き14内に舌片1
5を嵌合することにより、組立てた中空L字状をなす包
装用コーナー保護材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被包装物のコーナー部分を保護する包装用コーナー保護材の改良に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コーナー保護材の構成としては、図8,図9に示すものがある。
【0003】 すなわち、図8では、段ボール等の板材1の長手方向に沿って折曲ライン2を 設け、この折曲ライン2で区画される区画片に発泡ポリスチロール等のプラスチ ック発泡体3を接着して、折曲ライン2を基に90゜に折り曲げて、プラスチッ ク発泡体3の厚みにほぼ等しいL字状のコーナー保護材を形成するというもので ある。
【0004】 また、図9に示すように、成形型を使用して厚紙4を中空L字状に接着積層し て成形したものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコーナー保護材においては、以下に示す欠点があった。
【0006】 まず、図8に示すプラスチック発泡体3を板材1に接着固定するタイプのもの では、 (1)プラスチック発泡体3を接着固定するための材料コストおよび加工コスト が高く、製品のコストアップを招来する。 (2)保護材自体がかさばるため、包装前のストックや使用後のストック場所を 多く取り、スペース効率が悪い。 (3)プラスチック発泡体3等は再生処理が困難であり、また公害の発生原因と なる。
【0007】 また、図9に示すL字状中空紙管においては、 (1)成形型が高価であり、少量生産には不向きである。 (2)かさばるため、包装前のストックや使用後のストックスペースを多く必要 とし、スペース効率が悪い。
【0008】 この考案は、このような従来の欠点を解決するためになされたもので、廉価に 製作でき、また包装前や使用後のストックスペースが少なくて済み、しかも使用 後の廃棄に際し公害の発生原因とならない包装用コーナー保護材を提供すること を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る包装用コーナー保護材は、1枚の方 形状の板材からなり、この板材を2分割する折り曲げ線Aを設け、この折り曲げ 線Aを境にして区画された分割片の双方に、各分割片をさらに2分割する折り曲 げ線B・C,D・Eを所定間隔を配して、折曲げ線Aと平行に設け、折り曲げ線 Aを基に、板材をほぼ90゜折曲し、折り曲げ線B,C,D,Eのそれぞれを基 に各分割片をほぼ90゜折曲して、板材を中空のL字状に折曲加工し、板材の相 対向する辺縁部に対応して設けた切欠きと舌片とを嵌着することにより構成した ことを特徴とする。
【0010】
【作用】
以上の構成から明らかなように、フラットな方形状の板材を各種折り曲げ線に 沿って折曲して、相対向する辺に設けられた切欠部と舌片とを係着することによ り、中空構造のL字状コーナー保護材を形成できるため、包装前には、展開状態 のフラットな状態でストックが可能であり、使用後のストックも切欠部と舌片と を取外したフラット状態でストックが可能となる。
【0011】 また、板材を段ボールまたは厚紙で形成すれば、金型費用も廉価で済み、少量 生産に好適である。 加えて、使用後は再生処理が容易で、公害の発生原因とはならない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案による包装用コーナー保護材の実施例ついて、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0013】 図1は本考案による包装用コーナー保護材の展開状態を示す平面図、図2は同 包装用コーナー保護材をL字状に組立てた状態を示す斜視図、図3は同包装用コ ーナー保護材の断面図、図4は図2に示す包装用コーナー保護材を包装箱内に実 装した状態を示す斜視図、図5ないし図7は本考案による包装用コーナー保護材 の変形例を示す各平面図である。
【0014】 図1において、本考案による包装用コーナー保護材10は、方形状の板材11 に長手方向に沿って折り曲げ線Aを設け、この折り曲げ線Aを基に板材11を2 分割に分割する。
【0015】 そして、各分割片12,13にも折り曲げ線Aと平行に一方側の分割片12に 折り曲げ線B,Cを、また他方側の分割片13に対しても折り曲げ線Aと平行に 折り曲げ線D,Eをそれぞれ設ける。
【0016】 そして、各分割片12,13の辺縁部には、一方側の分割片12には所定間隔 をおいて切欠き14を設け、この切欠き14に対応するように、他方側の分割片 13の辺縁部には逆台形状の舌片15を形成する。
【0017】 なお、各種折り曲げ線A,B,C,D,Eおよび切欠き14,舌片15を形成 した各種寸法関係は、寸法d3は寸法d1に対し、また寸法d7は寸法d5に対し、 少なくとも板材厚さ寸法以上短くした寸法に設定され、切欠き14と舌片15の 寸法d4はd2に対し、またd8はd6に対し、板材厚さ寸法分短くした寸法に設定 されている。
【0018】 そして、このようにフラットな板材11に各種折り曲げ線A〜Eを設け、切欠 き14,舌片15を形成した後、板材11の折り曲げ線A〜Eをそれぞれほぼ9 0゜内側に折曲操作して、分割片12,13の辺縁に設けた切欠き14と舌片1 5とを嵌着することにより、図2,図3に示す中空L字状の包装用コーナー保護 材10の製作が完了する。
【0019】 そして、このように中空L字状に形成された包装用コーナー保護材10を、図 4に示すように、包装箱20内に収納された被包装物21の各コーナー部に装填 すればよい。
【0020】 このように、本考案による包装用コーナー保護材10は、フラットな板材11 を折り曲げ線A〜Eを基に折曲し、切欠き14内に舌片15を嵌合させて構成す るというものであるから、包装前のストック状態および使用後のストック状態は 、図1に示すフラット状態でストックが可能であり、ストックスペースがわずか で済み、スペース効率が著しく向上する。
【0021】 また、従来のように高価なプラスチック発泡体を必要とせず、また高価な成形 金型を必要としないため、廉価に製作できる。
【0022】 加えて、板材11は段ボールまたは厚紙で構成されるため、材料コストが廉価 であり、使用後の廃棄に際し、公害の発生原因になることもない。
【0023】 次いで、図5ないし図7は本考案による包装用コーナー保護材10の別実施例 を示すもので、図5に示すように、切欠き14の形状を円形状とし、舌片15の 形状も同様に円形状に設定してもよく、また、図6に示すように、矩形状の切欠 き14に対して、矩形状の舌片15を形成してもよい。
【0024】 更に、図7に示すように、矩形状の切欠き14に対して、舌片15の側縁に丸 みをもたせた出っ張りを設けてもよい。 このように、切欠き14,舌片15の形状は特に限定されない。
【0025】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による包装用コーナー保護材は、以下に記載する格 別の作用効果を有する。 (1)発泡ポリスチロール等の板状プラスチックを必要としないため、廉価に製 作できる効果を有する。 (2)抜き型費用が安価であり、少量生産にも容易に適用できるという効果を有 する。 (3)包装前,使用後のストックが容易で、ストックスペースを削減でき、スペ ース効率が向上するという効果を有する。 (4)使用後の廃棄処理が容易で、処理費用の削減が図れるという効果を有する 。 (5)使用後の再生処理が容易で、公害の発生原因とならないという効果を有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、コーナー保護
材組立て前の板材の展開状態を示す平面図である。
【図2】図1に示す板材を組立ててコーナー包装用コー
ナー保護材を形成した状態を示す斜視図である。
【図3】図2中のIII−III線断面図である。
【図4】図2に示す包装用コーナー保護材を包装箱内に
装填した状態を示す斜視図である。
【図5】本考案による包装用コーナー保護材の別実施例
を示すもので、組立て前の板材の平面図である。
【図6】本考案による包装用コーナー保護材の別実施例
を示すもので、組立て前の板材を示す平面図である。
【図7】本考案による包装用コーナー保護材の別実施例
を示すもので、組立て前の板材の平面図である。
【図8】従来の包装用コーナー保護材の構成を示す斜視
図である。
【図9】従来の包装用コーナー保護材の構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10…包装用コーナー保護材 11…板材 12,13…分割片 14…切欠き 15…舌片 A,B,C,D,
E…折り曲げ線 20…包装箱 21…被包装物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の方形状の板材からなり、この板材
    を2分割する折り曲げ線Aを設け、この折り曲げ線Aを
    境にして区画された分割片の双方に、各分割片をさらに
    2分割する折り曲げ線B・C,D・Eを所定間隔を配し
    て、折曲げ線Aと平行に設け、折り曲げ線Aを基に、板
    材をほぼ90゜折曲し、折り曲げ線B,C,D,Eのそ
    れぞれを基に各分割片をほぼ90゜折曲して、板材を中
    空のL字状に折曲加工し、板材の相対向する辺縁部に対
    応して設けた切欠きと舌片とを嵌着することにより構成
    したことを特徴とする包装用コーナー保護材。
  2. 【請求項2】 前記板材が段ボールまたは厚紙で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の包装用コーナ
    ー保護材。
JP2728793U 1993-05-25 1993-05-25 包装用コーナー保護材 Pending JPH0685263U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2728793U JPH0685263U (ja) 1993-05-25 1993-05-25 包装用コーナー保護材

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JP2728793U JPH0685263U (ja) 1993-05-25 1993-05-25 包装用コーナー保護材

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Publication Number Publication Date
JPH0685263U true JPH0685263U (ja) 1994-12-06

Family

ID=12216868

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JP2728793U Pending JPH0685263U (ja) 1993-05-25 1993-05-25 包装用コーナー保護材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004530604A (ja) * 2001-06-15 2004-10-07 ソノコ・ディベロップメント・インコーポレーテッド 単一部品の折り畳みにより形状づけられる保護装置

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JP2004530604A (ja) * 2001-06-15 2004-10-07 ソノコ・ディベロップメント・インコーポレーテッド 単一部品の折り畳みにより形状づけられる保護装置

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