JP2004530604A - 単一部品の折り畳みにより形状づけられる保護装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置(10)は積層ボール紙の実質上矩形のシートから作られる。シートは頂部から底部へ長手方向の走るヒンジ領域(16)により接続された外壁部分(12)及び内壁部分(14)を有する。ヒンジ領域(16)は複数の長手方向に折り目(16a、16b、16c)又は切り込み線を有する。シートは一緒に積層された材料の複数の層で作られる。層は異なる形式の材料から作ることができ、所望の構造上の特性を達成するために異なる方向に方位決めすることができる。折り畳まれていないシートは有効な貯蔵及び搬送のために重ねることができる。
Description
【0001】
本発明は搬送及び取り扱い中に家庭用器具のような品目を損傷から保護するための装置に関する。特に、本発明は使用の準備の際に中空で管状の形状へと折り畳むことのできる積層ボール紙の単一部品から形成される保護装置に関する。
【背景技術】
【0002】
紙チューブで本質的に構成される保護装置は貯蔵及び輸送中に(洗浄器、乾燥機等のような)大型器具の隅部を支持し、これらにクッションを与えるために使用される。極めて上出来のソノポート(Sonoport;登録商標名)保護装置のような従来の保護装置は典型的には、マンドレル上で保護形状として形成され、次いで仕上がり形状の管状形として乾燥された回旋状に巻かれた積層ボール紙の2又はそれ以上の層から形成される。
このような従来の回旋状に巻かれた保護装置の欠点は、ボール紙がマンドレル上の単一のロールから供給されるため、単一の形式のボール紙からしか保護装置を作ることができないことである。この欠点は、ロールを形成するように縁と縁で一緒に結合されたボール紙の多数のシートで作った支持ポストを記載している、本出願人に係る米国特許第6,186,329号明細書において処理された。次いで、ロールはマンドレル上で回旋状に巻かれ、形成され、中空で管状の保護ポストを生じさせるように乾燥される。保護ポストは2以上の形式の紙から又は異なる方位を有する紙から又は交差積層された紙から作ることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、仕上がり製品は、従来の回旋状に巻かれた保護装置のように搬送及び貯蔵中に一層大きな場所を占める中空で管状の保護体である。2以上の形式の紙から又は異なる方位を有する紙から又は交差積層された紙から作ることができるが、実質上平坦な形状で搬送及び貯蔵でき、次いで使用の準備の際に形状へと折り畳むことのできる保護装置の要求が存在する。
【0004】
従って、本発明の目的は非折り畳み位置で積み重ね又は載置でき、次いで使用の準備の際に所望の形状へと折り畳むことのできる単一部品の保護ポストを提供することである。
本発明の別の目的は2以上の形式の紙から作ることのできる単一部品の保護ポストを提供することである。
【0005】
本発明の更に別の目的は異なる方位で層化された紙から作ることのできる保護ポストを提供することである。
更なる及び付加的な目的は詳細な説明、添付図面及び特許請求の範囲の記載から明らかとなろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、非折り畳み位置で積み重ね又は載置でき、次いで使用の準備の際に所望の形状へと折り畳むことのできる単一部品の保護装置である。
この装置は積層ボール紙の実質上矩形のシートから作られる。シートは頂部から底部へ長手方向に走るヒンジ領域と、ヒンジ領域から延び、接続部分で終端する外壁部分と、外壁部分から離れるようにヒンジ領域から延び、別の接続部分で終端する内壁部分とを有する。
【0007】
好ましくは、ヒンジ領域は複数の長手方向の折り目を有する。各折り目はシートの全高さだけ又はシートの全高さよりも少なく延びることができる。後者の例においては、折り目は互い違いとすることができる。ヒンジ領域は互い違いにされた折り目間に位置する平滑で折り目の無い水平区分を有することができる。
【0008】
シートは一緒に積層された材料の複数の層で作られる。層は所望の構造上の特性を達成するために、異なる形式のボール紙から作ることができ、または、異なる方向に方位決めすることができ、または、交差積層することができる。
【0009】
保護装置は梱包された物品の隅部を保護するためにL字形状とすることができ又は物品の側壁を保護するためにI字形状とすることができる。いずれの場合も、折りたたまれていないシートは有効な貯蔵及び搬送のために重ねることができる。
【0010】
仕上がり保護装置を形成するために折りたたまれた場合、接続部分はスナップ嵌合を形成することができる。代わりに、接続部分は一緒に接着、縫い合わせ又はステープル留めすることができる。
【実施例】
【0011】
図面に戻ると、図1には、本発明の1つの実施の形態である、大型器具のような梱包された物品にクッションを与え、これを保護するために使用される保護装置10を示す。保護装置10は軸方向(垂直方向)及び横断方向(水平方向)の両方の力からの保護を提供するために製品と梱包壁との間に置かれる。
【0012】
図1ないし3に示す実施の形態においては、保護装置10はヒンジ領域16により接続された外壁部分12及び内壁部分14を有する。図2に示すように、壁部分12、14の一方又は両方は図2、3に示す中空のL字状チューブ10を形成するようにヒンジ領域16に関して回転することができる。
【0013】
外壁部分12は、外壁頂点24で接続され、実質上直角を形成する第1及び第2の脚部18、20を有する。第1の脚部18はフック即ち接続部分22で終端する。第2の脚部20はヒンジ領域16で終端する。
【0014】
内壁部分14は、内側隅部21にそって接続され、実質上直角を形成する第1及び第2の脚部28、30を有する。内側脚部28、30は、内壁部分14が図2の管状隅部ポスト10を形成するようにヒンジ領域16のまわりで(上方から見て)左まわりに回転した場合に、第1の内側脚部28が第1の外側脚部18に平行となりかつ第2の内側脚部30が第2の外側脚部20に平行になるように、第1及び第2の外側脚部18,20に対応する。
【0015】
第1の内側脚部18と同様に、第1の外側脚部28はフック即ち接続部分32で終端する。接続部分は、壁部分12、14が一緒になったときに、接続部分22、32が協働して緊密嵌合を形成するように、図示のような湾曲形状、正方形形状又は他の適当な形状とすることができる。接続部分が図示のように湾曲している場合、外側接続部分22は、端部分が一緒にスナップ嵌合するように、180度よりも僅かに大きな円弧を画定することができるが、これは、重ね能力にとって逆効果となる。
【0016】
スナップ嵌合の代わりに又はこれに加えて、接続部分22、32は、図3に示す仕上がり保護装置10を形成するために、接着剤、ステープル、縫い目又は任意の他の適当な手段により結合することができる。接続部分22、32が図2、3に示すように重ねられるので、保護装置のその領域は従来の巻かれた保護装置における同じ領域よりも一層強くなる。
【0017】
好ましくは、ヒンジ領域16は図1に示すように頂部から底部へ長手方向に走る3つの長手方向の折り目16a、16b、16cを有するが、任意の適当な数の折り目を使用することができる。例えば、ヒンジ領域16は、装置を折り畳んだときにそれぞれが90度の角度を画定する2つの折り目を伴って作ることができる。
壁12、14が一緒にされて整合したとき、折り目領域16a、16b、16cは、図2、3に示すように、180度の湾曲を形成する。この湾曲は、特に軸方向及び横断方向の力に対する抵抗に関して、保護装置の一体性を維持するために、できる限り円滑であることが重要である。
【0018】
折り目16a、16b、16cの幅及び深さ、並びに、折り目16a、16b、16c間の距離は、曲げ抵抗及び仕上がり装置10内の壁12、14間の距離の如き所望の特性に応じて変えることができる。例えば、1/4ないし3/8インチ(約6.35ないし9.53mm)離間した3つ又は4つの折り目は、外壁及び内壁が1/2ないし1インチ(約12.7ないし25.4mm)離間するような保護装置10を提供できる。
【0019】
折り目は保護装置の全垂直高さだけ又は全高さよりも少なく延びることができる。後者の場合、折り目は互い違いとすることができる。互い違いにされた折り目は重なることができ、または、折り目の無い小さな水平領域を設けることができる。折り目の無い水平領域はこれらの領域内でボール紙繊維を破断しない状態で残すことにより保護装置10を強化する。従って、折り畳んでいない保護装置10を持ち上げるか又は運搬するとき、折り目の無い領域は装置10を支持する傾向を有し、ヒンジ領域16に沿った装置10の早期の曲げを阻止する。
【0020】
好ましくは、ボール紙の繊維は実質上長手方向(垂直方向)に走る。これは、ヒンジ領域16に沿った装置10の曲げを一層容易にする。長手方向に方位決めされた繊維が少ないほど、曲げに対して装置が一層硬くなり、ヒンジ領域16における一層多くの折り目又は切り込み線が必要となる。
【0021】
ヒンジ領域16を折り目づければ、壁の折り目側に僅かなへこみが生じる。へこみの深さ及びへこみを作るために使用される工具に応じて、反対側に僅かな隆起領域が生じることがある。
【0022】
折り目の代わりに、ヒンジ領域16に切り口の切り込み線を入れることができる。切り込み線はヒンジ領域の外側、内側又は両側に設けることができる。
図4に示す別の実施の形態においては、折り目又は切り込み線の代わりに、ヒンジ領域は単一のV字状の屈曲部46を有する。屈曲部46は、以下に要約する、折り畳んでいない保護装置40の形成工程中に作られる。図1の実施の形態と同様に、図4の保護装置は実質上L字形状のポストを形成するために一緒に折り畳まれる外壁部分42及び内壁部分44を有する。また、図1の実施の形態と同様に、各壁部分42、44はフック即ち接続部分52、62で終端する。壁部分42、44が一緒にされたとき、端部分52,62は協働して緊密嵌合を形成する。端部分は、スナップ嵌合を形成するように形状づけることができ、または、仕上がり保護装置を形成するように接着剤、ステープル、縫い目又は任意の他の適当な手段により結合することができる。
【0023】
好ましくは、ヒンジ領域46は図4に示すような2つの鏡像対向の湾曲領域46a、46bを有する。各湾曲領域46a、46bは、約90度の円弧を画定するように浅いマンドレル内へ押込まれることにより、線形状に前もって形成される。壁42、44が一緒にされて整合したとき、湾曲領域46a、46bは比較的円滑な180度の湾曲を形成する。保護装置は次の方法で作ることができる。まず、線形式の引抜き装置を使用して、紙の複数の層又は一緒に積層されたボール紙からなる実質上矩形のシートを作る。層は異なる形式のボール紙から作ることができ及び(又は)異なる方向に方位決めすることができる。次に、積層体がまだ湿っている間に、形成装置を使用して、シートは図1、4に示すような半輪郭(semi−profiled)の入れ子式に重ね可能な形式の形状へと形成される。線形式引抜き装置のいずれかの側でローラ又はバーを使用して、フック即ち接続部分を形づくることができる。図1に示す折り目構造に対しては、付加的な折り目付け工程が必要となることがある。ヒンジ領域に切り込み線を設ける場合は、切り込み線形成工程が必要となる。乾燥後、半輪郭の入れ子式に重ね可能な形式の構造体は消費者へ搬送され、消費者は、使用前に、装置を折り畳み、接続部分を結合する。
【0024】
従来の巻かれた管状の保護装置はL字状のマンドレルのまわりにボール紙の連続ロールを巻きつけることにより作られる。次いで、積層体が乾燥している間に、液圧下の形成マンドレルがL字状マンドレルに対して巻かれた紙を押し付ける。ボール紙の連続ロールが使用されるため、仕上がり製品はたった1つの形式の紙で作られる。
【0025】
これに対し、本発明は重ねられて一緒に積層されたボール紙の複数の層から作られる。本発明は、個々の応用及び条件に適するように2以上の形式の層及び(又は)異なる層寸法及び層方位を使用して、作ることができる。所望なら、層を交差積層することができる(即ち、異なる方向において施される積層)。
【0026】
図5、6は本発明の別の実施の形態を示し、この実施の形態では、折り畳まれた保護装置70は器具の側部及びパッケージ又はカートンの内壁のような平坦な表面間で平らにフィットするように直線状又はI字形状となっている。装置70は、隣接する隅部間のほぼ中間で製品とパッケージの内壁との間に配置することにより、梱包された製品にクッションを与え、これを保護するために最良に使用される。
【0027】
I字形状の保護装置70はヒンジ領域76により接続された第1の壁部分72及び第2の壁部分74を有する。図5、6に示す実施の形態においては、ヒンジ領域76は3つの折り目76a、76b、76cを有するが、任意の適当な数の折り目及び(又は)切り込み線を使用することができる。
【0028】
先の実施の形態と同様に、各壁部分72、74はフック即ち接続部分82、84で終端する。壁部分72、74が一緒にされたとき、接続部分82、84は協働して緊密嵌合を形成する。接続部分は接着剤、ステープル、縫い目又は任意の適当な手段により結合することができる。
【0029】
図7、8は本発明の別の実施の形態を示し、この場合、実質上L字状の保護装置となるように折り畳む。保護装置90はヒンジ領域96により接続された外壁部分92及び内壁部分94を有する。壁部分92、94の一方又は両方は図8に示す中空でL字状のチューブ90を形成するようにヒンジ領域96に関して回転することができる。
【0030】
図1に示す実施の形態とは異なり、この実施の形態は外壁の頂点104に位置する第2のヒンジ領域を有する。折り畳む前は、外壁部分92は実質上直線状で、L字形状ではなく、ヒンジ外壁頂点104で接続された第1及び第2の脚部98、100を有する。第1の脚部98はフック即ち接続部分102で終端する。第2の脚部100はヒンジ領域96で終端する。
【0031】
内壁部分94は実質上L字状で、内側隅部101に沿って接続された第1及び第2の脚部108、110を有する。第1の脚部108は内側隅部101から離れるように延び、フック即ち接続部分112で終端する。第2の脚部110は内側隅部101から離れるように延び、ヒンジ領域96で終端する。
【0032】
仕上がり装置90を形成するため、第1及び第2の外壁脚部98、100は、ヒンジ頂点領域104のまわりで第1の脚部98を(上から見たときに)右まわりに回転させることにより、垂直に整合させられる。内壁部分94は、第1の内側脚部108が第1の外側脚部98に対して平行となり、かつ、第2の内側脚部110が第2の外側脚部100に対して平行となるまで、ヒンジ領域96のまわりで左回りに回転させられる。その結果、図8の管状の隅部ポスト90が得られる。接続部分102、112は協働して緊密嵌合を形成し、この緊密嵌合は接着、ステープル留め、縫い合わせ又は他の方法で結合されてもよい。
【0033】
図9、10は本発明に従って作られた単一部品の折り畳みにより形状づけられる保護装置120の更に別の実施の形態を示す。保護装置120はヒンジ領域126により接続された外壁部分122及び内壁部分124を有する。この実施の形態は、外壁頂点134及び内壁隅部131の双方でのヒンジ領域を含む3つのヒンジ領域を有する。
【0034】
外壁部分122は実質上直線状で、ヒンジ外壁頂点134で接続された第1及び第2の脚部128、130を有する。第1の脚部128はヒンジ頂点134から離れるように延び、フック即ち接続部分132で終端する。第2の脚部130はヒンジ頂点134から離れるように延び、ヒンジ領域126で終端する。
【0035】
内壁部分124も直線状で、内側隅部ヒンジ領域131に沿って接続された第1及び第2の脚部138,140を有する。第1の脚部138はヒンジ内側隅部131から離れるように延び、フック即ち接続部分142で終端する。第2の脚部140はヒンジ内側隅部131から離れるように延び、ヒンジ領域126で終端する。
【0036】
図10に示す仕上がり装置132を形成するため、内壁第1脚部138は、内壁第2脚部140に対して実質上垂直になるまで、ヒンジ内側隅部131のまわりで右回りに回転させられる。(この回転の後、装置120は図7に示すものと同様の形状を有する。)次いで、外壁第1脚部128は、外壁第2脚部130に対して実質上垂直になるまで、ヒンジ頂点134のまわりで右回りに回転させられる。(この第2の回転の後、装置120は図1に示すものと同様の形状を有する。)最後に、今はL字形状となった内壁部分124は、第1の内側脚部138が第1の外側脚部128に対して平行となり、かつ、第2の内側脚部140が第2の外側脚部130に対して平行となるまで、ヒンジ領域126のまわりで左回りに回転させられる。その結果、図10の管状の隅部ポスト120が得られる。図9の保護装置がL字形状として折り畳まれたとき、端部分132、142は協働して緊密嵌合を形成し、この緊密嵌合は接着、ステープル留め、縫い合わせ又は他の方法で固定されてもよい。
【0037】
かくして、折り畳まれていない位置で積み重ね又は入れ子式に重ねられ、次いで使用の準備の際に所望の形状へと折り畳みできる単一部品の保護装置が提供された。装置は頂部から底部へ長手方向に走るヒンジ領域により接続された外壁及び内壁を有する積層ボール紙の実質上矩形のシートから作られる。ヒンジ領域は複数の長手方向の折り目又は切り込み線を有する。シートは一緒に積層された材料の複数の層で作られる。層は、所望の構造上の特性を達成するために、異なる形式の材料から作ることができ、異なる方向で方位決めすることができる。
【0038】
前述の教示及び特許請求の範囲により画定されるような本発明の範囲から逸脱しない他の修正及び代わりの実施の形態が予期される。例えば、強度を増大させるために保護装置の壁にビード又は溝を形成することができる。特許請求の範囲はその範囲内に入るすべての修正をカバーするものである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】折り畳まれていない位置での本発明に係る保護ポストの頂平面図である。
【図2】形状へと折り畳まれてしまった後の図1の保護ポストの頂平面図である。
【図3】図2の保護ポストの斜視図である。
【図4】折り畳まれていない位置での本発明に係る保護ポストの第2の実施の形態を示す頂平面図である。
【図5】折り畳まれていない位置での本発明に係る保護ポストの第3の実施の形態を示す頂平面図である。
【図6】形状へと折り畳まれてしまった後の図5の保護ポストの頂平面図である。
【図7】折り畳まれていない位置での本発明に係る保護ポストの第4の実施の形態を示す頂平面図である。
【図8】形状へと折り畳まれてしまった後の図7の保護ポストの頂平面図である。
【図9】折り畳まれていない位置での本発明に係る保護ポストの第5の実施の形態を示す頂平面図である。
【図10】形状へと折り畳まれてしまった後の図9の保護ポストの頂平面図である。
Claims (23)
- 細長くて中空の保護装置(10、40、70、90、120)になるように折り畳むことのできる積層ボール紙の実質上矩形のシートにおいて、
頂部及び底部と;
前記シートの前記頂部から前記底部へ長手方向に走るヒンジ領域(16、46、76、96、126)と;
前記ヒンジ領域から延び、外壁接続部分(22、52、82、102、132)で終端する外壁部分(12、42、72、92、122)と;
前記外壁部分から離れるように前記ヒンジ領域から延び、内壁接続部分(32、62、84、112,142)で終端する内壁部分(14、44、74、94、124)と;
前記外壁及び内壁接続部分を結合する手段と;
を有することを特徴とするシート。 - 前記ヒンジ領域(16、76、96、126)が複数の長手方向の折り目(16a、16b及び16c;76a、76b及び76c)を有することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 各折り目が前記シートの全高さだけ延びることを特徴とする請求項2に記載のシート。
- 前記折り目が前記シートの全高さよりも少なく延び、互い違いにされることを特徴とする請求項2に記載のシート。
- 互い違いにされた前記折り目が水平面内で重なることを特徴とする請求項4に記載のシート。
- 前記ヒンジ領域が前記互い違いにされた折り目間に位置する平滑で折り目の無い水平区分を有することを特徴とする請求項4に記載のシート。
- 長手方向に走る繊維を更に有することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記ヒンジ領域が複数の長手方向の切り込み線を有することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 各切り込み線が前記シートの全高さだけ延びることを特徴とする請求項8に記載のシート。
- 前記切り込み線が前記シートの全高さよりも少なく延び、互い違いにされることを特徴とする請求項8に記載のシート。
- 前記互い違いにされた切り込み線が水平面内で重なることを特徴とする請求項10に記載のシート。
- 前記ヒンジ領域が前記互い違いにされた切り込み線間に位置する平滑で切り込み線の無い水平区分を有することを特徴とする請求項10に記載のシート。
- 前記シートがチューブになるように折り畳まれたとき、前記外壁及び内壁接続部分がスナップ嵌合を形成することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記シートがチューブになるように折り畳まれたとき、前記外壁及び内壁接続部分が互いに接着されることを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記シートは異なる形式の紙からなる複数の層を有することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記シートが異なる方向に方位決めされた紙の複数の層を有することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記シートが交差積層されることを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記外壁及び内壁部分がL字形状であり、前記保護装置がL字形状であることを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記外壁及び内壁部分(72、74)がI字形状であり、前記保護装置(70)がI字形状であることを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記ヒンジ領域がV字状の屈曲部(46)を有し、該屈曲部(46)が2つの鏡像対向湾曲領域(46a、46b)を有することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 各湾曲領域(46a、46b)は、前記シートが前記保護装置(10)を形成するように折り畳まれたときに、前記湾曲領域(46a、46b)が180度の湾曲を形成するように、約90度の円弧を画定することを特徴とする請求項20に記載のシート。
- 前記外壁部分(92、122)がヒンジ頂点(104、134)により接続された第1及び第2の脚部(98、100;128,130)を更に有し、前記第1の外壁部分脚部(98、128)が前記ヒンジ頂点(104、134)から延び、前記外壁接続部分(102、132)で終端し、前記第2の外壁部分脚部(100、130)が該ヒンジ頂点(104、134)から延び、前記ヒンジ領域(96、126)で終端することを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記内壁部分(124)がヒンジ内側隅部(131)で接続された第1及び第2の脚部(138、140)を更に有し、前記第1の内壁部分脚部(138)が前記ヒンジ内側隅部(131)から離れるように延び、前記内壁接続部分(142)で終端し、前記第2の内壁部分脚部(140)が該ヒンジ内側隅部(131)から延び、前記ヒンジ領域(126)で終端することを特徴とする請求項22に記載のシート。
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