JPH0685180A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0685180A
JPH0685180A JP4231845A JP23184592A JPH0685180A JP H0685180 A JPH0685180 A JP H0685180A JP 4231845 A JP4231845 A JP 4231845A JP 23184592 A JP23184592 A JP 23184592A JP H0685180 A JPH0685180 A JP H0685180A
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JP
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circuit
power supply
voltage
transistor
internal
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JP4231845A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Okumura
喜紀 奥村
Kaoru Motonami
薫 本並
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多様な長さのゲート長を有するMOSトラン
ジスタを備えながらも、各MOSトランジスタを確実に
動作させることが可能な半導体装置を提供すること。 【構成】 内部回路E(37)にはゲート長が短いMO
Sトランジスタが形成され、内部回路D(35)にはゲ
ート長が長いMOSトランジスタが形成されている。ゲ
ート長が短くても、しきい値を高く設定すればゲート長
が設計値より多少ずれてもしきい値の変動量を小さくす
ることができる。昇圧回路A(39)によって内部電源
電圧が第1電圧レベルに昇圧され、第1電圧レベルは内
部回路D(35)に印加される。内部回路E(37)内
に形成されたMOSトランジスタはしきい値が高く設定
されているので、第1電圧レベルを昇圧回路B(41)
によって第2電圧レベルに昇圧し、第2電圧レベルを内
部回路E(37)に印加している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関するも
のであり、特に内部電源電圧の値と外部電源電圧の値と
が異なる半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の半導体装置のブロック図で
ある。半導体装置1は、半導体チップ上に内部電源電圧
によって動作する内部電源回路3と、外部電源電圧によ
って動作し、外部電源回路である入力初段回路5と、外
部電源電圧を内部電源電圧の値まで降圧する降圧回路7
と、を形成したものである。外部電源電圧とは、電池等
の外部電源の電圧のことである。内部電源電圧とは、内
部電源回路3に印加される電圧のことである。
【0003】降圧回路7が設けられているのは次の理由
からである。図8は、電圧とMOS(Metal Oxide Semi
conductor )トランジスタのゲート長との関係を示すグ
ラフである。□は、ゲート長と内部電源電圧との関係を
示している。すなわち、ゲート長をある値になるように
設計したとき、そのゲート長における最適な内部電源電
圧の値を示している。半導体装置の微細化により、MO
Sトランジスタのゲート長が短くなってきている。ゲー
ト長が短くなるにつれ、スケーリング則により内部電源
電圧の値も小さくなってきている。
【0004】一方、△はゲート長と外部電源電圧との関
係を示している。すなわち、ゲート長をある値になるよ
うに設計したとき、そのゲート長において用いる外部電
源電圧を示している。外部電源電圧は電池等の外部電源
なので、5V→3.3Vと段階的にしか下げられない。
このため、ゲート長によっては外部電源電圧と内部電源
電圧との間にずれが生じる。この状態で外部電源電圧を
直接図7に示す内部電源回路3に印加すると、内部電源
回路3が故障するので、半導体チップ上に降圧回路7を
設け、外部電源電圧の値が内部電源電圧の値と一致する
ように外部電源電圧の値を降圧回路で下げている。以上
が降圧回路7を設けた理由である。
【0005】次に、内部電源回路3について詳細に説明
していく。図7を参照して、内部電源回路3は、内部回
路A(9)、内部回路B(13)、内部回路C(1
5)、内部回路D(17)、内部回路E(19)を備え
ている。内部回路E(19)内に形成されたMOSトラ
ンジスタのゲート長は、内部回路D(17)内に形成さ
れたMOSトランジスタのゲート長より短い。また、内
部回路B(13)内に形成されたMOSトランジスタの
デューティ比は、内部回路C(15)内に形成されたM
OSトランジスタのデューティ比よりも大きい。デュー
ティ比とは、1サイクル中にMOSトランジスタがON
している時間をいう。
【0006】内部回路A(9)には内部電源電圧が印加
される。一方、内部回路B(13)、内部回路C(1
5)、内部回路D(17)、内部回路E(19)には、
内部電源電圧の値を昇圧回路11によって昇圧させ、そ
の昇圧させた電圧が印加される。昇圧回路11を設けた
理由を説明する。
【0007】図8を参照して、ゲート長がたとえば0.
6μmのとき外部電源電圧が5.0V、内部電源電圧が
4.0Vとなっている。つまり、内部電源電圧の値と外
部電源電圧の値との不一致が生じている。ゲート長が
0.6μmのとき、入力初段回路5には外部電源電圧
5.0Vが印加されるので、入力手段回路5内のMOS
トランジスタのゲート酸化膜の厚みは5Vに耐え得る厚
みがなくてはならない。内部電源回路3と入力初段回路
5とは同時に形成されるので、内部電源回路3内のMO
Sトランジスタのゲート酸化膜の厚みも入力初段回路5
内のMOSトランジスタのゲート酸化膜の厚みと同じ値
になる。
【0008】ところで、MOSトランジスタに印加する
電圧が大きくなると、ゲート酸化膜が絶縁破壊しないよ
うに、ゲート酸化膜の厚みを大きくしなければならな
い。一方、図9は、ゲート酸化膜の厚みとMOS電界効
果トランジスタのしきい値電圧との関係を示すグラフで
ある。ゲート酸化膜の厚みが大きくなるとしきい値電圧
の値も大きくなる。先ほど説明したように内部電源回路
3内に形成されるMOSトランジスタのゲート酸化膜の
厚みは5Vに耐え得る厚みに形成されているので、内部
電源電圧4Vを印加しただけでは動作しない場合があ
る。
【0009】そこで内部電源電圧だけでは動作しないM
OSトランジスタを備えた内部回路には、昇圧回路11
を用いて昇圧させた電圧を印加している。昇圧回路11
によって昇圧させる量は、ゲート酸化膜にダメージを与
えないように最小限度にされている。また、内部回路
B、C、D、Eには昇圧した電圧を印加しているが、内
部回路B、C、D、Eに印加される電圧の値は同じにさ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の問
題点を、ゲート長に着目した場合、デューティ比に着目
した場合それぞれについて説明する。まず、ゲート長に
着目した場合を説明する。
【0011】図10は、MOSトランジスタのゲート長
としきい値との関係を示すグラフである。(a)はゲー
ト長が短い場合を示し、(b)はゲート長が長い場合を
示している。図10を見ればわかるように、ゲート長が
短いと、ゲート長が設計値から少しでもずれると、しき
い値電圧が大きく変化する。しきい値電圧が大きく変化
するとMOSトランジスタが動作しないことが起きる。
すなわち、ゲート長が短いと長い場合に比べ、ゲート長
の設計値からのずれ量の余裕が小さくなる。
【0012】先ほど説明したようにゲート酸化膜にダメ
ージを与えないように内部電源電圧の昇圧量を小さくし
ているので、ゲート長が短いMOSトランジスタが形成
されている内部回路E(19)では、ゲート長の設計値
からのずれ量が大きくなると、MOSトランジスタが動
作しないことが起きる。
【0013】次にデューティ比に着目した場合の問題点
を説明する。デューティ比とは1サイクル中にMOSト
ランジスタがONしている時間であるので、デューティ
比が大きくなるとゲート電圧が印加されている時間が長
くなり、ゲート酸化膜のダメージが与えられやすい。し
たがって昇圧回路11によって昇圧する電圧レベルはデ
ューティ比の大きい内部回路B(13)を基準に定める
必要がある。このためデューティ比が小さい内部回路C
(15)では、その回路内のゲート酸化膜にダメージを
与えない電圧の最大値よりも低い値の電圧が印加される
ことになる。ところで電圧の値が小さいと数1に示すよ
うにドレイン電流Id の値が小さくなり、Id が大きい
場合に比べ回路の動作が遅くなる。
【0014】
【数1】
【0015】 tOX ゲート酸化膜の厚み L ゲート長 VCC 電源電圧(ここでは昇圧回路によって昇圧された
電圧値) Vth しきい値 K 定数 この発明はかかる従来の問題点を解決するためになされ
たものである。この発明の目的は、多様な長さのゲート
長を有する電界効果トランジスタを備えながらも各電界
効果トランジスタを確実に動作させることが可能な半導
体装置を提供することである。
【0016】この発明の他の目的は、デューティ比が大
きい電界効果トランジスタを含む回路を有しながらもデ
ューティ比が小さい電界効果トランジスタを含む回路の
動作を速くできる半導体装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に従った半導体
装置の第1の局面は、外部電源電圧によって動作する外
部電源回路と、外部電源電圧を所定の電圧レベルに降下
する降圧手段と、降圧手段によって降下した内部電源電
圧を受ける内部電源回路とを備えている。
【0018】内部電源回路は、内部電源電圧によって動
作する第1内部回路と、第1トランジスタを含む第2内
部回路と、第1トランジスタよりもゲート長が短く、か
つしきい値電圧が高い第2トランジスタを含む第3内部
回路と、内部電源電圧を第1電圧レベルまで昇圧させて
第1トランジスタに印加する第1昇圧手段と、内部電源
電圧を第1電圧レベルより高い第2電圧レベルまで昇圧
させて第2トランジスタに印加する第2昇圧手段とを含
んでいる。
【0019】この発明に従った半導体装置の第2の局面
は、外部電源電圧によって動作する外部電源回路と、外
部電源電圧を所定の電圧レベルに降下する降圧手段と、
降圧手段によって降下した内部電源電圧を受ける内部電
源回路とを備えている。
【0020】この発明に従った半導体装置の第2の局面
の内部電源回路は、内部電源電圧によって動作する第1
内部回路と、第1トランジスタを含む第2内部回路と、
第1トランジスタよりもデューティ比が小さい第2トラ
ンジスタを含む第3内部回路と、内部電源電圧を第1電
圧レベルまで昇圧させて第1トランジスタに印加する第
1昇圧手段と、内部電源電圧を第1電圧レベルより高い
第2電圧レベルまで昇圧させて第2トランジスタに印加
する第2昇圧手段とを含んでいる。
【0021】
【作用】この発明に従った半導体装置の第1の局面に備
えられる第2のトランジスタは、第1のトランジスタよ
りゲート長が短い。よって第2のトランジスタはゲート
長が設計値より少しでもずれればしきい値が大きく変わ
る。しかし、しきい値を大きく設定しておけばたとえゲ
ート長が短くてもゲート長が設計値よりずれた場合、し
きい値の変動量は小さい(このことは実施例で説明す
る)。
【0022】しきい値の変動量を小さくするために第2
のトランジスタは第1のトランジスタよりもしきい値を
高く設定しているので、昇圧手段によって昇圧する電圧
レベルを2種類にし、第1電圧レベルを第1トランジス
タに印加し、第1電圧レベルより高い第2電圧レベルを
第2トランジスタに印加している。
【0023】この発明に従った半導体装置の第2の局面
も、昇圧手段によって昇圧する電圧レベルを第1電圧レ
ベル、第2電圧レベルの2種類にしている。第2トラン
ジスタは第1トランジスタよりもデューティ比が小さい
ので、高い電圧を印加してもゲート絶縁膜にダメージが
与えられにくい。したがって、第2トランジスタに印加
する第2電圧レベルは第1トランジスタに印加する第1
電圧レベルよりも高くしている。
【0024】
【実施例】(第1実施例)図1はこの発明に従った半導
体装置の第1実施例のブロック図である。半導体装置2
1は、半導体チップ上に内部電源電圧によって動作する
内部電源回路23と、外部電源電圧によって動作し、外
部電源回路である入力初段回路25と、外部電源電圧を
内部電源電圧の値まで降圧する降圧回路27とを形成し
たものである。内部電源回路23は、内部回路A(2
9)、内部回路B(31)、内部回路(C)33、内部
回路(D)35、内部回路E(37)を備えている。内
部回路B(31)内にはデューティ比が大きいMOSト
ランジスタが形成され、内部回路(C)33内にはデュ
ーティ比が小さいMOSトランジスタが形成されてい
る。内部回路D(35)内にはゲート長が長いMOSト
ランジスタが形成され、内部回路E(37)内にはゲー
ト長が短いMOSトランジスタが形成されている。
【0025】内部回路A(29)には内部電源電圧が印
加される。一方、内部回路B(31)、内部回路C(3
3)、内部回路D(35)、内部回路E(37)には内
部電源電圧の値を昇圧回路によって昇圧させ、その昇圧
させた電圧を印加している。第1実施例では4種類の電
圧レベルを発生させている。
【0026】2種類の電圧レベルは昇圧回路A(3
9)、昇圧回路B(41)によって発生させている。す
なわち、内部電源電圧は昇圧回路A(39)によって第
1電圧レベルまで昇圧される。ゲート長が長いMOSト
ランジスタが形成された内部回路D(35)には第1電
圧レベルが印加される。第1電圧レベルは昇圧回路B
(41)によって第1電圧レベルより高い第2電圧レベ
ルまで昇圧される。ゲート長が短いMOSトランジスタ
が形成された内部回路E(37)には第2電圧レベルが
印加される。
【0027】ゲート長が短くてもしきい値を高く設定す
れば、ゲート長が設計値よりも多少ずれてもしきい値の
変動量が小さくなることを説明する。図2はゲート長が
短い場合におけるゲート長としきい値との関係を示すグ
ラフである。イオン注入の注入量を変える等によりしき
い値をVth1 からVth2 まで上げると、ゲート長が設計
値よりも多少ずれてもしきい値の変動量が小さいことが
わかる。第1実施例ではゲート長が短い内部回路E(3
7)内のMOSトランジスタのしきい値を高く設定する
ことによりしきい値の変動量を小さくしている。内部回
路E(37)のしきい値を高く設定したので、内部回路
Eには第1電圧レベルより高い第2レベルを印加してい
る。
【0028】他の2種類の電圧レベルは昇圧回路C(4
3)、昇圧回路D(45)によって発生させている。す
なわち、内部電源電圧は昇圧回路C(43)によって第
3電圧レベルまで昇圧される。デューティ比が大きいM
OSトランジスタが形成された内部回路B(31)には
第3電圧レベルが印加される。第3電圧レベルは昇圧回
路C(33)によって第3電圧レベルより高い第4電圧
レベルまで昇圧される。デューティ比が小さいMOSト
ランジスタが形成された内部回路C(33)には第4電
圧レベルが印加される。内部回路C(33)に形成され
たMOSトランジスタはデューティ比が小さいので、第
3電圧レベルより高い第4電圧レベルを印加してもゲー
ト絶縁膜の絶縁破壊を防ぐことができる。内部回路C
(33)には第3電圧レベルより高い第4電圧レベルが
印加されるので、内部回路C(33)内のMOSトラン
ジスタのドレイン電流を大きくすることができる。した
がって、内部回路C(33)においては、第3電圧レベ
ルを印加した場合に比べ回路の動作を高速にすることが
できる。
【0029】次に昇圧回路A(39)、昇圧回路B(4
1)の構造について詳しく説明していく。図3は昇圧回
路A(39)および昇圧回路B(41)のブロック図で
ある。昇圧回路A(39)はパルス発生回路47とVpp
発生回路49とを備えている。昇圧回路B(41)も同
じくパルス発生回路51とVpp発生回路53とを備えて
いる。Vccは内部電源電圧を示している。
【0030】パルス発生回路47(たとえばリングオス
シレータ)で発生したパルスはVpp発生回路49に導か
れ、電圧Vpp1 (第1電圧レベル)に昇圧される。この
仕組みを図4を用いて説明する。図4はVpp発生回路4
9の等価回路図である。Vpp発生回路49はPMOSト
ランジスタ1、PMOSトランジスタ2およびキャパシ
タンスCとを備えている。PMOSトランジスタ1のV
th1 を0.8Vとし、PMOSトランジスタ2のVth2
を0.8Vとする。Vccを3.3Vとする。
【0031】ここでパルス発生回路47で発生したパル
スのVss(0V)がNo 地点に印加され、PMOSトラ
ンジスタ1および2がOFFしている状態を考える。N
1 地点の電圧V1 、N2 地点の電圧V2 はそれぞれ以下
のようになる。
【0032】 V1 =Vcc−Vth12 =Vcc−Vth1 −Vth2 次にパルス発生回路47で発生したパルスのVccがNo
地点に印加されると、キャパシタンスCによる容量結合
効果により、N1 地点の電圧はαVccだけ上昇する。し
たがって、N1 地点の電圧V1 、N2 地点の電圧V2
それぞれ次のようになる。
【0033】 V1 =(1+α)Vcc−Vth12 =(1+α)Vcc−(Vth1 +Vth2 ) ここで、αはこの回路の効率のようなもので、0<α<
1である。ここではα=0.85とする。このときV2
の値は約4.5Vとなり、内部電源電圧Vcc(3.3
V)より高くなる。4.5VがVpp1 (第1電圧レベ
ル)となる。
【0034】パルス発生回路47とVpp発生回路49だ
けでは、たとえα=1であっても、V2 =5Vにしかな
らない。Vpp2 (第2電圧レベル)がこれ以上必要な場
合は次のような昇圧を行なう。図3を参照して、Vpp
生回路49で発生したVpp1(第1電圧レベル)をパル
ス発生回路47と同じ構成をしたパルス発生回路51に
導く。これによりVss→Vpp1 →Vssのパルスが発生す
る。このパルスをVpp発生回路49と同じ構成をしたV
pp発生回路53へ導く。
【0035】パルス発生回路51で発生したパルスのV
pp1 がNo 地点に印加されたとき、N2 地点の電圧V2
は次のようになる。
【0036】 V2 =(1+α)Vpp1 −(Vth1 +Vth2 ) このときV2 の値がVpp2 (第2電圧レベル)となる。
2 の値は具体的には約6.7Vとなる。
【0037】(第2実施例)図5はこの発明に従った半
導体装置の第2実施例のブロック図である。第1実施例
と同じものについては同一符号を付すことにより説明を
省略する。内部電源電圧は昇圧回路C(59)によって
第1電圧レベルに昇圧され、第1電圧レベルはゲート長
が長いMOSトランジスタが形成された内部回路D(3
5)に印加される。内部電源電圧は昇圧回路D(61)
によって第1電圧レベルより高い第2電圧レベルに昇圧
され、ゲート長が短く、かつしきい値が高く設定された
MOSトランジスタが形成された内部回路E(37)に
印加される。図1に示す第1実施例では第2電圧レベル
を昇圧回路A(39)と昇圧回路B(41)を用い発生
させていたが、第2実施例では昇圧回路D(61)1つ
だけで発生させている。
【0038】内部電源電圧は昇圧回路A(55)によっ
て第3電圧レベルに昇圧され、デューティ比が大きいM
OSトランジスタが形成された内部回路B(31)に印
加される。内部電源電圧は昇圧回路B(57)によって
第3電圧レベルより高い第4電圧レベルに昇圧され、デ
ューティ比が小さいMOSトランジスタが形成された内
部回路C(33)に印加される。図1に示すように第1
実施例では第4電圧レベルを昇圧回路C(43)と昇圧
回路D(45)によって発生させていたが、第2実施例
では昇圧回路B(57)1つで発生させている。
【0039】(第3実施例)図6はこの発明に従った半
導体装置の第3実施例のブロック図である。第3実施例
はDRAM(Dynamic Random Access Memory)に本発明
を適用したものである。DRAM63は、半導体チップ
上に内部電源回路62と、外部電源回路である入力初段
回路91と、降圧回路89とを形成したものである。e
xt.Vccが外部電源電圧であり、int.Vccが内部
電源電圧である。
【0040】内部電源回路62は、記憶情報のデータ信
号を蓄積するためのメモリセルアレイ65と、単位記憶
回路を構成するメモリセルを選択するためのXアドレス
信号を外部から受けるためのXアドレスバッファ67
と、Yアドレス信号を外部から受けるためのYアドレス
バッファ69と、Xアドレス信号を解読することによっ
てメモリセルを指定するめのXアドレスデコーダ71
と、Yアドレス信号を解読することによってメモリセル
を指定するためのYアドレスデコーダ73と、指定され
たメモリセルに蓄積された信号を増幅して読出すセンス
アンプ75と、データ出力のためのデータアウトプット
バッファ77と、外部R/W制御信号に応答して読出/
書込動作を制御するためのR/Wコントロール回路79
と、外部RAS信号を受けるためのRASバッファ81
と、外部CAS信号を受けるためのCASバッファ83
と、Xアドレスデコーダ71を介してワード線を駆動す
るためのワード線ドライブ回路85と、トランスファー
ゲート回路を制御するためのトランスファーゲートコン
トロール回路87とを備えている。27の回路は外部ア
ドレス信号が27の回路に入力されると、このアドレス
信号がCASかRASかを判別する信号が27の回路に
入り、たとえばRASを判別する信号が入るとこの外部
アドレス信号は27の回路でXアドレス信号と判断され
る。
【0041】Xアドレスバッファ67内には、昇圧回路
が設けられており、電圧Vccの信号はこの昇圧回路で電
圧Vpp1 (Vpp1 >Vcc)にされ、Xアドレスデコーダ
71内のMOSトランジスタを動作させる。
【0042】一方、ワードドライブ回路85内には昇圧
回路が設けられており、電圧Vccの信号はこの昇圧回路
によって電圧Vpp2 (Vpp2 >Vcc)に昇圧され、メモ
リセルアレイ3内のMOSトランジスタを動作させる。
ワード線ドライブ回路85を流れる信号はXアドレスデ
コーダ71内のMOSトランジスタを動作させるのでは
なく、Xアドレスデコーダ71内を流れるだけである。
メモリセルアレイ65内のMOSトランジスタのデュー
ティ比は、Xアドレスデコーダ71内のMOSトランジ
スタのデューティ比より小さいので、電圧Vpp2 の値は
電圧Vpp1 の値よりも大きくされている。デューティ比
が小さいMOSトランジスタを有する回路はこのほかR
ASバッファ81、CASバッファ83、データアウト
プットバッファ77、R/Wコントロール回路79があ
る。なおこれらの回路はゲート長が短いMOSトランジ
スタを有する回路でもある。
【0043】一方、デューティ比が大きい回路として
は、Xアドレスデコーダ71のほか、Xアドレスバッフ
ァ67、Yアドレスバッファ69、Yアドレスデコーダ
73がある。なお、これらの回路はゲート長が長いMO
Sトランジスタを有する回路でもある。
【0044】
【発明の効果】この発明に従った半導体装置の第1の局
面によれば、第1トランジスタよりゲート長が短い第2
トランジスタは第1トランジスタよりしきい値が大きく
なるように制御し、ゲート長が設計値よりずれた場合、
しきい値の変動量が小さくなるようにしている。そし
て、第1の局面では昇圧手段によって昇圧する電圧レベ
ルを第1電圧レベル、第2電圧レベルの2種類にし、第
1トランジスタに第1電圧レベルを印加し、第2トラン
ジスタはしきい値を高く設定したので、第1電圧レベル
より高い第2電圧レベルを印加している。このため多様
な長さのゲート長を有するトランジスタを有しながら
も、各トランジスタを確実に動作させることが可能とな
る。
【0045】また、第2トランジスタに印加される第2
電圧レベルは、第1トランジスタに印加される第1電圧
レベルよりも大きいので、第2トランジスタを流れる電
流は第1トランジスタを流れる電流よりも大きくなり、
したがって、第2トランジスタを含む回路は第1トラン
ジスタを含む回路よりも動作速度が速くなる。
【0046】この発明に従った半導体装置の第2の局面
も、第1の局面と同じように昇圧手段によって昇圧する
電圧レベルを第1電圧レベル、第2電圧レベルの2種類
にしている。そして、第1トランジスタよりも1サイク
ル中に占めるデューティ比が小さい第2トランジスタに
印加する第2電圧レベルを、第1トランジスタに印加す
る第1電圧レベルよりも高くしている。このため、第2
トランジスタを流れる電流は第1トランジスタを流れる
電流よりも大きくなり、第2トランジスタを含む回路は
第1トランジスタを含む回路よりも高速に動作させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】ゲート長としきい値との関係を示すグラフを表
わす図である。
【図3】この発明の第1実施例に備えられる昇圧回路の
ブロック図である。
【図4】Vpp発生回路の等価回路図である。
【図5】この発明の第2実施例のブロック図である。
【図6】この発明の第3実施例のブロック図である。
【図7】従来の半導体装置のブロック図である。
【図8】ゲート長との電圧との関係を示すグラフを表わ
す図である。
【図9】ゲート酸化膜厚としきい値との関係を示すグラ
フを表わす図である。
【図10】ゲート長としきい値との関係を示すグラフを
表わす図である。
【符号の説明】
21 半導体装置 23 内部電源回路 25 入力初段回路 27 降圧回路 29 内部回路A 31 内部回路B 33 内部回路C 35 内部回路D 37 内部回路E 39 昇圧回路A 41 昇圧回路B 43 昇圧回路C 45 昇圧回路D
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源電圧によって動作する外部電源
    回路と、 前記外部電源電圧を所定の電圧レベルに降下する降圧手
    段と、 前記降圧手段によって降下した内部電源電圧を受ける内
    部電源回路と、 を備え、 前記内部電源回路は、 前記内部電源電圧によって動作する第1内部回路と、 第1トランジスタを含む第2内部回路と、 前記第1トランジスタよりもゲート長が短く、かつしき
    い値電圧が高い第2トランジスタを含む第3内部回路
    と、 前記内部電源電圧を第1電圧レベルまで昇圧させて前記
    第1トランジスタに印加する第1昇圧手段と、 前記内部電源電圧を前記第1電圧レベルより高い第2電
    圧レベルまで昇圧させて前記第2トランジスタに印加す
    る第2昇圧手段と、 を含む、半導体装置。
  2. 【請求項2】 外部電源電圧によって動作する外部電源
    回路と、 前記外部電源電圧を所定の電圧レベルに降下する降圧手
    段と、 前記降圧手段によって降下した内部電源電圧を受ける内
    部電源回路と、 を備え、 前記内部電源回路は、 前記内部電源電圧によって動作する第1内部回路と、 第1トランジスタを含む第2内部回路と、 前記第1トランジスタよりもデューティ比が小さい第2
    トランジスタを含む第3内部回路と、 前記内部電源電圧を第1電圧レベルまで昇圧させて前記
    第1トランジスタに印加する第1昇圧手段と、 前記内部電源電圧を前記第1電圧レベルよりも高い第2
    電圧レベルまで昇圧させて前記第2トランジスタに印加
    する第2昇圧手段と、 を含む、半導体装置。
JP4231845A 1992-08-31 1992-08-31 半導体装置 Withdrawn JPH0685180A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047215A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Fujitsu Ltd アンチヒューズ書込電圧発生回路を内蔵する半導体メモリ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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