JPH0684932B2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JPH0684932B2
JPH0684932B2 JP19245885A JP19245885A JPH0684932B2 JP H0684932 B2 JPH0684932 B2 JP H0684932B2 JP 19245885 A JP19245885 A JP 19245885A JP 19245885 A JP19245885 A JP 19245885A JP H0684932 B2 JPH0684932 B2 JP H0684932B2
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JP
Japan
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tooth
test piece
cylindrical
groove
testing machine
Prior art date
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JP19245885A
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進 高野
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、試験片つかみ具を備えた材料試験機に関す
る。
(従来の技術) 断面円形の試験片を把持するために使用される試験片つ
かみ具として、第5図に示すようなつかみ具1′があ
る。このつかみ具1′は、V溝状の歯面を有する歯体40
をホルダ41に固定してなる外側歯2′と、円柱状の凸状
歯面を有する歯体42をホルダ43に固定してなる内側歯
3′とからなり、断面円弧状の試験片22の凸面に外側歯
2′のV溝状歯面をあてがい、凹面側に内側歯3′の凸
状歯面をあてがって、両者試験片を挾持するようになっ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のつかみ具は、それが適用され
る円弧状試験片の寸法がほぼ決まっていたので、試験片
の内径寸法が異なるたびにつかみ具を取りかえる必要が
あった。このため、必要なつかみ具の種類が多くなり、
きわめて不経済であるとともに、その管理が煩雑である
という問題点があった。
また、従来のつかみ具では、試験片が歯面に3点(A,
A′,B)で接触するので、つかみ具をしめつけたときに
試験片に曲げ方向の力が加わり、試験片の変形が大きい
という問題点もあった。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本発明は次のような構成と
した。
すなわち、本発明にかかる材料試験機は、互いに対向す
る左右1対のつかみ歯によって試験片を挾持する試験片
つかみ具であって、前面に板状の歯面が形成され、背面
部が円柱状曲面の支持面として形成された1対の歯体
を、該支持面が嵌合する溝によってそれぞれの歯面がな
す挟角が所定の範囲内で変化するように回動自在に支持
してなる外側歯と、前面には円柱状歯面が形成され、背
面部が円柱状の支持面として形成された1対の歯体を、
該支持面が嵌合する溝によって回動自在に支持してなる
内側歯とからなる試験片のつかみ具を設けたことを特徴
としている。
(作用) 試験片の凸面が押しあてられたとき、外側歯の2個の歯
体が自在に回動して、試験片の外形寸法に適応した開き
をもつV溝を形成する。また、2個の内側歯も試験片の
凹面に接触して該凹面に適応するように回動し、外側歯
と内側歯で試験片を挾持する。
(実施例) 第1図乃至第4図は本発明の材料試験機に設けられた試
験片つかみ具の1例をあらわすもので、このつかみ具1
は、外側歯2と内側歯3とをそなえ、これら外側歯1と
内側歯は、それぞれ2個の歯体4,4,5,5をホルダ6,7によ
って保持してなる。
外側歯2の歯体4,4は、前面側が平板状の歯面4aとして
形成され、背面4bは円柱状の曲面として形成されてい
る。外側歯2のホルダ6には、前記歯体4の円柱状背面
部が嵌合する溝6a,6aが設けられている。溝6aの一方の
端部はホルダ6の端面に開口し、他方の端部は、ホルダ
6の耐圧部によって閉ざされている。歯体4の両端部に
はピン状の突起8,8が設けられ、耐圧部6bには一方の突
起8が摺動自在に嵌合する円弧状の長穴9が穿設されて
いる。また、ホルダ6の溝6aが開口する側の端部には、
歯体4の他方の突起8が摺動自在に嵌合する円弧状の長
穴10をそなえた押え板11がビス12,・・・によって固着
され、溝6aに嵌合した歯体4,4の端部を押えている。な
お、歯体4,4の円柱状の背面は、溝6a,6aの内壁に摺動自
在に密着している。
内側歯3の歯体5は、前面側が円柱状の曲面をなす歯面
5aとして形成され、背面5bが歯面5aよりも曲率の小さい
円柱状曲面として形成されている。この歯面5aと背面5b
の曲率を等しく形成してもよく、場合によっては、逆に
背面5bの曲率を大きくしてもよい。内側歯3のホルダ7
には、前記歯体5の円柱状背面5bが摺動自在に嵌合する
溝7a,7aが設けられている。溝7aの一方の端部は、ホル
ダ7の端面に開口し、他方の端部はホルダ7の耐圧部7b
によって閉ざされている。歯体5の両端部にはピン状の
突起14,14が設けられ、耐圧部7bには一方の突起14が摺
動自在に嵌合する円弧状の長穴15が穿設されている。ホ
ルダ7の、溝7aが開口する側の端部には、歯体5の他方
の突起14が摺動自在に嵌合する円弧状の長穴16をそなえ
た押え板17がビス12,・・・によって固着され、溝7aに
嵌合した歯体5、5の端部を押えている。
なお、ホルダ6,7の背面は、耐圧部6b,7b側の端部の奥行
きが小さく、押え板11,17側の奥行きが大きい角Θのテ
ーパ面6c,7cとして形成されている。また、歯面4a,5aに
は、滑り止めの微小凹凸が形成されている。
この試験片つかみ具1は、第3図に示すよに、外側歯2
と内側歯3をそれぞれ公知の材料試験機(試験機本体の
図は省略)に取り付けられているチャック本体20に取り
つけて使用される。これら外側歯2と内側歯3からなる
チャック21で試験片22の上下のつかみ部をそれぞれつか
み、試験片22に引張荷重を加えて、引張強さ、弾性率、
降伏点等を調べるのである。
チャック本体20は、概略C型に形成され、その開口部20
aには、前記つかみ具1のホルダ6,7のテーパ面6c,7cが
密着する傾斜案内面20b,20bが形成されており、つかみ
具1,1がチャック本体20から突出するほど、互いに対向
する歯面4a,5aの間隔が楔効果によって狭くなるように
なっている。
このつかみ具1で断面円弧状の試験片22をつかむ場合、
試験片の凸面側に外側歯2に押しあてられ、凹面側が内
側歯2に押しあてられるように試験片22をセットする。
このとき、外側歯2の歯体4,4は、第4図に示すよう
に、歯面4a,4aがV溝を形成するように回動し、それぞ
れの歯面4a,4aが点M,M′で試験片22の外面に当接する。
また、内側歯3の歯体5,5は、その歯面の半径方向と試
験片22の半径方向とが重なるように回動し、点N,N′で
試験片22の内面に当接する。このとき、点MとNおよび
M′とN′を結ぶ線L,L′はそれぞれ試験片22の曲率の
半径方向にほぼ一致し、試験片を挟圧する力が試験片22
の肉厚方向を向くことになる。このため、湾曲形状の試
験片に折曲げ方向の大きな力が加わらず、試験片の変形
を小さく押えることが出来るのである。また、試験片22
の寸法に応じて、歯体4,4、5,5が回動するので、特定の
寸法の試験片に限らず、広範囲な寸法の試験片を確実に
つかむことが出来る。なお、上記実施例では、歯体4,5
の歯面以外の部分の断面がほぼ半円状に形成されている
が、1/4円形乃至1/2円形となるように形成しても良い。
更に、以上の実施例では、チャックとして、つかみ具が
テーパ面に沿って移動する楔式のものを例に取って説明
したが、ねじ締付け式のチャックの場合にも同様に適用
することができる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる材料試
験機に設けられている試験片つかみ具は、試験片の外形
寸法に応じて回動する歯体をそなえ、断面円弧状の試験
片の凸面側に当接する二つの歯面は任意の開き角を持つ
V溝を形成し、試験片の凹面側に当接する二つの歯面は
それぞれ円柱状凸面に形成されているので、一組のつか
み具で寸法の異なる種々の試験片を確実に挟持すること
が可能となるとともに、試験片に無理な曲げ力等が加わ
らず、精度の高い試験を行うことが出来るようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c),(d)は外側歯の平面
図、正面図、X-X断面図,Y-Y断面図,第2図(a),
(b),(c),(d)は内側歯の平面図,正面図,X′
‐X′断面図,Y′‐Y′断面図,第3図および第4図は
使用方の説明図,第5図は従来例の説明図である。 1……試験片つかみ具、2……外側歯、3……内側歯、
4,5……歯体、4a,5a……歯面、4b,5b……背面、6,7……
ホルダ、6a,7a……溝、8,14……突起、9,10,15,16……
長穴、11,17……押え板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する左右1対のつかみ歯によっ
    て試験片を挟持する試験片つかみ具を設けた材料試験機
    であって、前面に板状の歯面が形成され、背面部が円柱
    状曲面の支持面として形成された1対の歯体を、該支持
    面が嵌合する溝によってそれぞれの歯面がなす挟角が所
    定の範囲内で変化するように回動自在に支持してなる外
    側歯と、前面に円柱状歯面が形成され、背面部が円柱状
    支持面として形成された1対の歯体を、該支持面が嵌合
    する溝によって回動自在に支持してなる内側歯とからな
    る試験片つかみ具を設けたことを特徴とする材料試験
    機。
JP19245885A 1985-08-31 1985-08-31 材料試験機 Expired - Lifetime JPH0684932B2 (ja)

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JP19245885A JPH0684932B2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31 材料試験機

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JP19245885A JPH0684932B2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31 材料試験機

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JPS6252429A JPS6252429A (ja) 1987-03-07
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ID=16291634

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