JPH068485U

JPH068485U - 集排水会所枠

Info

Publication number: JPH068485U
Application number: JP5656092U
Authority: JP
Inventors: 清西岡山
Original assignee: 清西岡山
Priority date: 1992-07-02
Filing date: 1992-07-02
Publication date: 1994-02-04

Abstract

(57)【要約】【目的】集排水用の会所枠内及びその導管内に集塊す
る塵埃や汚泥を簡単に取り除き効率のよい集排水を行う
こと。【構成】会所枠内に塵塊や汚泥を濾過する濾過篭を着
脱自在に設置内蔵させるもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、主として屋外場所に設置される集排水用の装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、主として屋外場所に設置されている集排水用の会所枠の構造は、単にその上蓋部から水を同枠内に落下させ、その内部下方に連接されている導管によりこれを流出させるだけのものであるため、上蓋の網目部等より汚泥や塵埃が落下し会所枠内部に集塊し、遂にはその導管にまで及んで、これが集詰するので、その清掃除去作業に多大の労力や経費を要している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述の様に、会所枠上部より落下した汚泥や塵埃が、その内部に不測の量で集塊したり導管内に集詰することのない様にこれを簡単に外部に取出して除去し、効率の良い集排水を可能とすること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

網目を有し、その上方開口部を適度に拡大、縮小し得る様に構成した濾過篭（４）を会所枠（７）内部に着脱自在に設置し、微小な塵埃や汚泥水のみを濾過させる様に構成した会所集排水装置による。

【０００５】

【実施例】

この考案を、図面により更に詳細に説明すると、濾過篭（４）は容易に腐蝕しない適材を用いて適度の大きさを有する桟または網目を全体または適所部位に設けたものである。

【０００６】

【構成】そうして、この濾過篭（４）をその内部に内蔵する会所枠（７）には、ある程度の大小や、または、角、丸型等の異形状があるので濾過篭（４）もこれに合せた形状になっている。

【０００７】このため、本考案は、会所枠（７）が角型の場合は、図１に示す様な同形状の摺動連接板（１）４枚を図２の様に組合せ、内外側の摺動相互嵌合部（２）（３）により同図矢印様に、これを内外方に摺動させて、これの拡大、縮小を行い、会所枠（７）が丸型の場合は、図５に示す様な通常十字形状にした内側の摺動支持骨材（１１）に、対応した図４で示す様なほぼ角パイプ状の外側摺動嵌合部（１３）を有する蝶羽状連接板（１２）４枚を摺動支持骨材（１１）に図５の様に装着し、同図矢印様に内外方に摺動させてこの拡大、縮小を可能とするものである。

【０００８】この場合、蝶羽状連接板（１２）が内外方に摺動すればその全外周径の曲度に差異が生じるが、通常会所枠（７）には極度の大小はないものであるから多少の異曲度は施工上の問題とならないものである。

【０００９】そうして、上述の様に構成され会所枠（７）に比較して適度に形小の濾過篭（４）は、この会所枠（７）の濾過篭係止棒（９）に、その対応部位である被係止部（６）で図３で示す様に係止内蔵され、その上方開口部に載置連接される摺動連接板（１）または蝶羽状連接板（１２）等により会所枠（７）の内部形状大に合され、上方より落下する塵埃、汚泥水等がこれと濾過篭（４）との間隙部分に落下することを防止している。

【００１０】更に内外側の摺動相互嵌合部（２）（３）両者の形状について説明すれば、通常その内側のものは図１で示す様なほぼ板レール状に、外側は、これに対応し内側の摺動相互嵌合部（３）が摺動するための間隙部分を有する長形のＵ字溝状になっており、摺動連接板（１）と一体成形または、付加構成になっている。また、丸形状のものについての両者嵌合部の形状は、上述したとおりであるのでこれを省略する。

【００１１】更に、この外側摺動相互嵌合部（２）については、図示を省略するがその中間部を適度に切欠き、この両者の摺動が可及的に円滑かつまた、何等かの事故によりこの一部分に変形が生じてもその部分のみを処理することにより、全体の摺動に支障を生じさせない様な配慮がなされている。

【００１２】

【作用】

本考案の作用は、会所枠（７）の上部よりその内部に落下した塵埃や汚泥水は濾過篭（４）により完全有効に濾過されてその内部に残るので、これが会所枠（７）内や導管部等に集塊、集詰することはないものである。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、上述の様な構成であるから適度に集積された塵埃、汚泥等の処理については、会所枠（７）の上蓋（８）を取り、濾過篭（４）をこの上外部に引上げてこれを処理すればよいので至極合理的、簡単容易であって産業上の効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】摺動連接板（１）の斜視図。

【図２】組合せて連接された摺動連接板（１）４枚の平
面図。

【図３】本考案全体構成の複合縦断面図。

【図４】蝶羽状連接板（１２）の斜視図。

【図５】摺動支持骨材（１１）に蝶羽状連接板（１２）
４枚を装着した場合の平面図。

【符号の説明】

（１）・・・摺動連接板（２）・・・外側摺動相互嵌合部（３）・・・内側摺動相互嵌合部（４）・・・濾過篭（５）・・・網目（６）・・・瀘過篭（４）の被係止部（７）・・・会所枠（８）・・・上蓋（９）・・・瀘過篭（４）の係止棒（１０）・・・排水用導管接続部（１１）・・・摺動支持骨材（１２）・・・蝶羽状連接板（１３）・・・外側摺動嵌合部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】網目を有して、その上方開口部に拡大、
縮小自在の、相互に嵌合摺動する連接板を載置連接する
濾過篭を内蔵することを特徴とする集排水会所枠。
【請求項２】網目を有して、その上方開口部に、摺動
支持骨材により支持されて、内外方に摺動し、拡大、縮
小する蝶羽状連接板を載置連接する濾過篭を内蔵するこ
とを特徴とする請求項１記載の集排水会所枠。