JPH0684851U - 水槽用水温制御装置 - Google Patents

水槽用水温制御装置

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JPH0684851U
JPH0684851U JP2513393U JP2513393U JPH0684851U JP H0684851 U JPH0684851 U JP H0684851U JP 2513393 U JP2513393 U JP 2513393U JP 2513393 U JP2513393 U JP 2513393U JP H0684851 U JPH0684851 U JP H0684851U
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JP2513393U
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Inventor
義秋 金沢
Original Assignee
株式会社ジャレコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型軽量化と保守の簡単化とコスト低減とを共
に図る。 【構成】貯水2を収容する水槽3の一側壁の上部開口端
部に電子冷熱装置4を取り付け、冷熱プレート5を貯水
2内に浸漬する。電子冷熱装置4はその電子冷却素子に
通電する電流の極性の切換により電子冷却または電子加
熱するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は熱帯魚等の観賞用魚や水草を収容して飼育する家庭用水槽や、食用活 魚等を収容する生け簀等に好適な水槽用水温制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱帯魚等の観賞用魚や水草を収容する家庭用水槽の一例としては、例え ば水槽の貯水中に挿入した棒状電気ヒータ等により貯水を加熱する加熱装置を設 けたものがある。
【0003】 しかし、この種の家庭用水槽は観賞用魚として熱帯魚を飼育することが多いた めに、貯水を加熱するヒータ等は備えているが、貯水を冷却する冷却装置を備え たものは無い。
【0004】 一方、生け簀等の水槽としては活魚料理店等で設置されるものや、その活魚の 運搬のために車両に搭載される車両搭載型等があり、これら水槽には貯水を加熱 する加熱装置の他に、貯水を冷却する冷却装置を設けたものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の冷却装置が、コンプレッサによりフロン等の 冷媒を閉じた冷凍サイクルに循環させる冷凍サイクル装置であるので、冷却専用 であり、貯水温の制御のためには加熱用の電気ヒータ等の加熱装置を別途設ける 必要があり、装置全体の重量化と大型化とコストアップとを招く上に、コンプレ ッサの振動や騒音が発生するという課題がある。
【0006】 そこで、本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、装 置全体の小型軽量化と、保守の簡単化とを共に図ることができる安価な水槽用水 温制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するために次のように構成される。
【0008】 本願の請求項1に記載の考案(以下、第1の考案という)は、水を貯水する水 槽と、この水槽内の貯水を、電子冷却素子に通電する電流の極性の切換に応じて 電子冷却または電子加熱する電子冷熱装置とを有することを特徴とする。
【0009】 また、本願の請求項2に記載の考案(以下、第2の考案という)は、電子冷熱 装置は、その熱交換部を水槽内の貯水に浸漬してなることを特徴とする さらに、本願の請求項3に記載の考案(以下、第3の考案という)は、水槽内 の貯水を、電子冷熱装置の熱交換部に案内して熱交換させてから再びこの水槽内 に戻す貯水循環装置を有することを特徴とする。
【0010】 さらにまた、本願の請求項4に記載の考案(以下、第4の考案という)は、水 槽内の貯水の水温を設定する水温設定器と、前記貯水の水温を検出する水温検出 センサと、この水温検出センサにより検出された水温と前記水温設定器により設 定された設定水温との差を求め、その差を解消せしめる方向の電流を電子冷却素 子に通電して、前記水温を設定水温で一定に制御する制御装置を有することを特 徴とする。
【0011】
【作用】
〈第1〜第4の考案〉 電子冷熱装置には貯水の冷却と加熱の両機能があるので、従来例のように加 熱装置と冷却装置とをそれぞれ別途設ける必要がなく、このために、小型軽量化 とコスト低減とを共に図ることができる。
【0012】 また、電子冷熱装置はコンプレッサ等の機械的可動部分が無いので、振動低下 と静粛性の向上と高信頼性および高寿命を共に図ることができる。
【0013】 さらに、冷媒ガスのリーク等の可能性がないので、保守が容易であり、家庭用 としての実用性を高めることができる。
【0014】 また、電子冷却素子に通電する電流の極性を単に切り換えることにより、電子 冷却と加熱とを簡単かつ確実に切り換えることができるので、水温制御を簡単に 行なうことができる。
【0015】 〈第2の考案〉 電子冷熱装置の熱交換部を直接水槽内の貯水に浸漬して直接冷却または加熱 をするので、熱交換効率を高めることができる。
【0016】 〈第3の考案〉 水槽内の貯水を貯水循環装置により強制的に循環させるので、水槽内の貯水 に流れを発生させて対流を促進させることにより、熱交換部による熱交換効率を 高めることができる上に、貯水中の溶存酸素を高めることにより水槽内の活魚等 の健全性を高めることができる。
【0017】 〈第4の考案〉 水槽内の貯水を設定水温に一定に制御することができるので、水槽内の活魚 や水草等の健全性を高めることができる上に、水温の変化に敏感な活魚や水草等 をも容易に飼育することができ、観賞用および生け簀としての実用性を一段と高 めることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】 図1は本考案の一実施例の斜視図であり、図において、水槽用水温制御装置1 は、貯水2を収容する水槽3の一側壁の上部開口端部上に電子冷熱装置4を取り 付けている。
【0020】 水槽3は例えば透明ガラス等により有底角筒状に形成され、図示しない熱帯魚 等の観賞用魚または食用の活魚や水草等を収容するものであり、観賞用や生け簀 等として使用することができる。なお、水槽3の形状は有底角筒状に限定される ものではなく、例えば有底楕円筒状に形成してもよく、これによれば、イカ等が 水槽3の角に衝当して負傷したり、死亡するのを防止することができる。
【0021】 一方、電子冷熱装置4は、電子冷却素子である例えば複数の半導体素子を電気 的には直列に、熱的には並列に組み合せておいて、これら半導体素子に通電する 直流電流の極性を切換スイッチ等により適宜切り換えることにより、電子冷却と 電子加熱とを切換自在に行なうものであり、放熱側と吸熱側の一対の熱交換器を 有する。また、これら熱交換器の一方を外部に設け、その他方の熱交換部である 冷熱プレート5を水槽3内の貯水2内に直接浸漬させて直冷式に構成されており 、ペルチェ効果により冷熱プレート5を電子的に発熱させ、あるいは電子冷却す るようになっている。
【0022】 冷熱プレート5は、その外表面に複数のフィンを形成して外表面積を増大させ ることにより、熱交換効率の向上を図っている。
【0023】 そして、電子冷熱装置4は水槽3内の貯水2の水温を設定温度に一定に制御す る水温調節装置(図示せず)を内蔵している。
【0024】 この水温調節装置は、貯水2の水温を任意に設定する水温設定器と、貯水2の 水温を検出する水温センサとを有し、この水温センサにより検出された水温と、 水温設定器により設定された設定温度との差を求めて、その差を解消する方向の 電流を前記電子冷却素子に流すことにより、貯水2を冷却または加熱して水温を 設定温度に一定に制御するものである。
【0025】 したがって本実施例によれば、水槽3内の貯水2を電子冷熱装置4により電子 冷却と電子加熱とを行なうので、従来例のように冷却装置と加熱装置とをそれぞ れ別個に設ける必要がなく、その結果、装置全体の小型軽量化とコスト低減とを 共に図ることができる。
【0026】 また、電子冷熱装置4は機械的可動部分がないので、冷凍サイクル装置により 貯水2を冷却する従来例に比して、振動と騒音を低減して静粛性を高めることが できる上に、高寿命と高信頼性を達成することができる。
【0027】 さらに、冷凍サイクル装置に比して冷媒ガスのリーク等のおそれがないので、 保守が極めて容易であり、家庭用や生け簀用としての実用性を一段と高めること ができる。また、水温調節装置により水槽3内の貯水2を設定水温に一定に調節 することができるので、水槽3内の活魚等の健全性を高めることができる上に、 水温の変化に敏感な活魚等をも容易に飼育することができ、観賞用や生け簀とし ての実用性をさらに一段と高めることができる。
【0028】 さらに、水槽3内の活魚の健全性を高めることができるので、これら活魚を長 時間収容、つまり長距離運送が可能となるので、車載用生け簀としての実用性も 一段と向上する。
【0029】 さらにまた、本実施例では冷熱プレート5を貯水2内に直接浸漬して直冷式に 構成すると共に、冷熱プレート5の外表面に複数のフィンを形成しているので、 熱交換効率を高めることができ、その分、電子冷熱装置4の節電を促進すること ができる。
【0030】 図2は本考案の他の実施例の斜視図であり、本実施例は水槽用水温制御装置1 1を循環式に構成した点に特徴がある。
【0031】 つまり、この水槽用水温制御装置11は水槽3の外部に槽外ユニット12を設 け、この槽外ユニット12内に前記した冷熱プレート5を備えた電子冷熱装置4 と、図示しない循環ポンプとをそれぞれ内蔵し、これら循環ポンプの吸水口側に 取水管13aを、その吐出口側に吸水管13bとをそれぞれ接続している。
【0032】 取水管13aと吸水管13bの両先端部は共に水槽3内に延伸し、取水管13 aは吸水管13bよりも深い位置で終端しており、貯水2を強制的に循環させる ようになっている。
【0033】 そして、槽外ユニット12は電子冷熱装置4の冷熱プレート5を、槽外ユニッ ト12内の循環水路内に介在させて、その循環水、つまり貯水2を適宜電子加熱 または電子冷却するようになっており、しかも、その水温を設定水温に一定に制 御する前記した水温調節装置を内蔵している。
【0034】 したがって、この水槽用水温制御装置11によっても、水槽3内の貯水2を電 子冷熱装置4により電子冷却または電子加熱するので、前記実施例とほぼ同様の 作用効果を奏することができる上に、貯水2を循環ポンプにより強制的に循環さ せるので、貯水2の熱交換効率を高めることができる。
【0035】 また、槽外ユニット12内等に、貯水2の循環水を浄化するフィルタ等を設け ることにより、水槽3内の貯水2を容易に浄化することができる。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように本願第1〜第4の考案は、電子冷熱装置には貯水の冷却と 加熱の両機能があるので、従来例のように加熱装置と冷却装置とをそれぞれ別途 設ける必要がなく、このために、小型軽量化とコスト低減とを共に図ることがで きる。
【0037】 また、電子冷熱装置はコンプレッサ等の機械的可動部分が無いので、振動低下 と静粛性の向上と高信頼性および高寿命を共に図ることができる。
【0038】 さらに、冷媒ガスのリーク等の可能性がないので、保守が容易であり、家庭用 としての実用性を高めることができる。
【0039】 また、電子冷却素子に通電する電流の極性を単に切り換えることにより、電子 冷却と加熱とを簡単かつ確実に切り換えることができるので、水温制御を簡単に 行なうことができる。
【0040】 また、本願第2の考案によれば、電子冷熱装置の熱交換部を直接水槽内の貯水 に浸漬して直接冷却または加熱をするので、熱交換効率を高めることができる。
【0041】 さらに、本願第3の考案によれば、水槽内の貯水を貯水循環装置により強制的 に循環させるので、水槽内の貯水に流れを発生させて対流を促進させることによ り熱交換部による熱交換効率を高めることができる上に、貯水中の溶存酸素を高 めることにより水槽内の活魚等の健全性を高めることができる。
【0042】 さらにまた、本願第4の考案によれば、水槽内の貯水を設定水温に一定に制御 することができるので、水槽内の活魚等の健全性を高めることができる上に、水 温の変化に敏感な活魚や水草等をも容易に飼育することができ、観賞用および生 け簀としての実用性を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水槽用水温制御装置の一実施例の
斜視図。
【図2】本考案の他の実施例の斜視図。
【符号の説明】
1,11 水槽用水温制御装置 2 貯水 3 水槽 4 電子冷熱装置 5 冷熱プレート 12 槽外ユニット 13a 取水管 13b 吸水管

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯水する水槽と、この水槽内の貯水
    を、電子冷却素子に通電する電流の極性の切換に応じて
    電子冷却または電子加熱する電子冷熱装置とを有するこ
    とを特徴とする水槽用水温制御装置。
  2. 【請求項2】 電子冷熱装置は、その熱交換部を水槽内
    の貯水に浸漬してなることを特徴とする請求項1記載の
    水槽用水温制御装置。
  3. 【請求項3】 水槽内の貯水を、電子冷熱装置の熱交換
    部に案内して熱交換させてから再びこの水槽内に戻す貯
    水循環装置を有することを特徴とする請求項1記載の水
    槽用水温制御装置。
  4. 【請求項4】 水槽内の貯水の水温を設定する水温設定
    器と、前記貯水の水温を検出する水温検出センサと、こ
    の水温検出センサにより検出された水温と前記水温設定
    器により設定された設定水温との差を求め、その差を解
    消せしめる方向の電流を電子冷却素子に通電して、前記
    水温を設定水温で一定に制御する制御装置を有すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水槽
    用水温制御装置。
JP2513393U 1993-05-14 1993-05-14 水槽用水温制御装置 Pending JPH0684851U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60199381A (ja) * 1983-12-14 1985-10-08 アンステイテユ−・メリウ 大腸菌変異株ならびにその製法及び応用
JPH01320949A (ja) * 1988-06-23 1989-12-27 Maisutaa Technol Kk 水槽用冷却装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60199381A (ja) * 1983-12-14 1985-10-08 アンステイテユ−・メリウ 大腸菌変異株ならびにその製法及び応用
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