JPH08263148A - 水槽の水温調節装置 - Google Patents

水槽の水温調節装置

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Publication number
JPH08263148A
JPH08263148A JP8737895A JP8737895A JPH08263148A JP H08263148 A JPH08263148 A JP H08263148A JP 8737895 A JP8737895 A JP 8737895A JP 8737895 A JP8737895 A JP 8737895A JP H08263148 A JPH08263148 A JP H08263148A
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JP
Japan
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water
limit value
temperature setting
temperature
power supply
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Application number
JP8737895A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Higuchi
和弘 樋口
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時の騒音,環境破壊等の悪影響がなく、
簡単な構成で水槽の水温を一定に保持する。 【構成】 ペルチェ素子3の一面に装着された水中フィ
ン4を水槽1の水2に浸漬し、素子3の他面に装着され
た気中フィン6を空気中に位置させ、判定器11におい
て、水槽1の水温を検知する水温センサ9の検知温度
が、高温設定上限値b以上の時に正信号を出力し、高温
設定下限値a以下の時に正信号を停止し、高温設定下限
値aより低い低温設定下限値c以下の時に負信号を出力
し、高温設定下限値aより低い低温設定上限値d以上の
時に負信号を停止し、判定器11からの正信号により素
子3へ供給される電源装置10の直流電圧の極性を正極
性にして水中フィン4を冷却し、負信号により直流電圧
の極性を逆極性に切換えて水中フィン4を加熱する極性
切換器12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用或いは業務用等
の水槽にペルチェ素子を用い、水槽用の水温を一定温度
に調節する水槽の水温調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭における金魚,熱帯魚鑑賞用
の水槽、或いは業務用のいけす等の水槽の水温調節装置
は、前記水槽の水を冷却する場合に冷媒としてガスを使
用し、前記水槽の水を加熱する場合にヒータを使用して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記水槽の水温
調節装置において、ガスを使用した場合、使用時の騒
音,環境破壊等の悪影響があるという問題点がある。ま
た、ガス,ヒータの場合、冷却或いは加熱のいずれか一
方の作用しかないため、構成が複雑である。本発明は、
前記の点に留意し、使用時の騒音,環境破壊等の悪影響
がなく、簡単な構成で水槽の水温を一定に保持できる水
槽の水温調節装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の水槽の水温調節装置は、ペルチ
ェ素子と、素子の一面に装着され,水槽の水に浸漬され
た水中フィンと、素子の他面に装着され,空気中に位置
した気中フィンと、素子に直流電圧を供給する電源装置
と、水槽の水温を検知する水温センサと、センサの検知
温度が,高温設定上限値以上の時に正信号を出力し,高
温設定下限値以下の時に正信号を停止し,高温設定下限
値より低い低温設定下限値以下の時に負信号を出力し,
高温設定下限値より低い低温設定上限値以上の時に負信
号を停止する判定器と、正信号により素子へ供給される
電源装置の直流電圧の極性を正極性にして水中フィンを
冷却し,負信号により直流電圧の極性を逆極性に切換え
て水中フィンを加熱する極性切換器とを備えたものであ
る。
【0005】また、本発明の請求項2の水槽の水温調節
装置は、ポンプにより水槽の水が吸い上げられ,水槽に
戻される循環水の循環路と、ペルチェ素子に直流電圧を
供給する素子用電源装置と、循環路に設けられ,素子に
より循環水を冷却する水冷装置と、水槽の水に浸漬され
たヒータと、ヒータに電源を供給するヒータ用電源装置
と、水槽の水温を検知する水温センサと、センサの検知
温度が,高温設定上限値以上の時に素子用電源装置の素
子用電源供給路をオンにし,高温設定下限値以下の時に
素子用電源供給路をオフにする素子用開閉器と、検知温
度が,高温設定下限値より低い低温設定下限値以下の時
にヒータ用電源装置のヒータ用電源供給路をオンにし,
高温設定下限値より低い低温設定上限値以上の時にヒー
タ用電源供給路をオフにするヒータ用開閉器とを備えた
ものである。
【0006】さらに、本発明の請求項3の水槽の水温調
節装置は、ポンプにより水槽の水が吸い上げられ,水槽
に戻される循環水の循環路と、ペルチェ素子に直流電圧
を供給する電源装置と、循環路に設けられ,素子により
循環水を冷却又は加熱する冷熱装置と、水槽の水温を検
知する水温センサと、センサの検知温度が,高温設定上
限値以上の時に正信号を出力し,高温設定下限値以下の
時に正信号を停止し,高温設定下限値より低い低温設定
下限値以下の時に負信号を出力し,高温設定下限値より
低い低温設定上限値以上の時に負信号を停止する判定器
と、正信号により素子へ供給される電源装置の直流電圧
の極性を正極性にして循環水を冷却し,負信号により直
流電圧の極性を逆極性に切換えて循環水を加熱する極性
切換器とを備えたものである。
【0007】
【作用】前記のように構成された本発明の請求項1の水
槽の水温調節装置は、ペルチェ素子の一面に装着された
水中フィンを水槽の水に浸漬し、素子の他面に装着され
た気中フィンを空気中に位置させ、判定器において、水
槽の水温を検知する水温センサの検知温度が、高温設定
上限値以上の時に正信号を出力し、高温設定下限値以下
の時に正信号を停止し、高温設定下限値より低い低温設
定下限値以下の時に負信号を出力し、高温設定下限値よ
り低い低温設定上限値以上の時に負信号を停止し、判定
器からの正信号により素子へ供給される電源装置の直流
電圧の極性を正極性にして水中フィンを冷却し,負信号
により直流電圧の極性を逆極性に切換えて水中フィンを
加熱する極性切換器を設けたため、1台で冷却機能と加
熱機能とを有し、水槽の水温が一定に保持され、しか
も、構成が簡単で、かつ、長寿命,高信頼で保守が簡単
であり、使用時の騒音,環境破壊等の悪影響がない。
【0008】また、本発明の請求項2の水槽の水温調節
装置は、ポンプにより水槽の水が吸い上げられ,水槽に
戻される循環水の循環路に、ペルチェ素子により循環水
を冷却する水冷装置を設け、水槽に浸漬されたヒータ及
び水槽の水温を検知する水温センサを設け、素子用開閉
器により、センサの検知温度が、高温設定上限値以上の
時に素子用電源装置の素子用電源供給路をオンにし、高
温設定下限値以下の時に素子用電源供給路をオフにし、
ヒータ用開閉器により検知温度が、高温設定下限値より
低い低温設定下限値以下の時にヒータ用電源装置のヒー
タ用電源供給路をオンにし、高温設定下限値より低い低
温設定上限値以上の時にヒータ用電源供給路をオフにす
るようにしたため、冷却又は加熱された循環水が水槽の
中で拡散され、簡単な構成で、より効率よく水槽の水温
が一定に保持される。
【0009】さらに、本発明の請求項3の水槽の水温調
節装置は、ポンプにより水槽の水が吸い上げられ,水槽
に戻される循環水の循環路に、ペルチェ素子により循環
水を冷却又は加熱する冷熱装置を設け、判定器におい
て、水槽の水温を検知する水温センサの検知温度が、高
温設定上限値以上の時に正信号を出力し、高温設定下限
値以下の時に正信号を停止し、高温設定下限値より低い
低温設定下限値以下の時に負信号を出力し、高温設定下
限値より低い低温設定上限値以上の時に負信号を停止
し、判定器からの正信号により素子へ供給される電源装
置の直流電圧の極性を正極性にして循環水を冷却し,負
信号により直流電圧の極性を逆極性に切換えて循環水を
加熱する極性切換器を設けたため、1台で循環水の冷却
又は加熱が行われ、冷却又は加熱された循環水が水槽の
中で拡散され、簡単な構成で、より効率よく水槽の水温
が一定に保持される。
【0010】
【実施例】実施例について図1ないし図9を参照して説
明する。 (実施例1)まず、実施例1を示した図1において、1
は水槽、2は水槽1に貯えられた水、3はペルチェ素
子、4は素子3の下面に伝熱体5を介して装着された水
中フィン、6は素子3の上面に装着された気中フィン、
7は気中フィン6の上面に設けられたファン、8は一端
が気中フィン6の側面に装着され,他端が水槽1の縁に
着脱自在に装着された支持体であり、支持体8により素
子3が水槽1の水2の上方に位置し、水中フィン4が水
2の中に浸漬され、気中フィン6が空気中に位置してい
る。9は水槽1の水2に浸漬され,水2の水温を検知す
る水温センサである。
【0011】10は素子3に直流電圧を供給する電源装
置、11はセンサ9の検知温度が入力される判定器であ
り、入力された検知温度を、高温設定上限値,下限値及
び高温設定下限値より低い低温設定上限値,下限値と比
較し、正信号,負信号のいずれかを出力或いは停止す
る。12は極性切換器であり、判定器11の正信号によ
り素子3へ供給される電源装置10の直流電圧の極性を
正極性にし、負信号により直流電圧の極性を逆極性にす
る。
【0012】つぎに、動作について図2を参照して説明
する。まず、使用者が判定器11の高温設定下限値a,
高温設定上限値b,低温設定下限値c,低温設定上限値
dを所望の値に設定する。
【0013】そして、水温センサ9の検知温度が判定器
11に入力され、判定器11において、入力された検知
温度と前記各設定値a,b,c,dとが比較される。
【0014】例えば、水温が高く、検知温度が高温設定
上限値b以上の場合、判定器11から正信号が切換器1
2に出力され、切換器12により素子3へ供給される電
源装置10の直流電圧の極性が正極性になり、水中フィ
ン4が冷却されて吸熱し、伝熱体5を介して気中フィン
6から放熱され、その放熱空気がファン7により強制対
流され、水槽1の水2が冷却される。
【0015】そして、検知温度が高温設定下限値a以下
になると、判定器11からの正信号が停止され、電源装
置10の素子3への直流電圧の供給が停止され、水中フ
ィン4の冷却が停止する。即ち、水温が高温設定上限値
b以上になることが防止され、図2の上側の実線に示す
温度特性になる。
【0016】つぎに、水温が低く、検知温度が低温設定
下限値c以下の場合、判定器11から負信号が切換器1
2に出力され、切換器12により素子3へ供給される電
源装置10の直流電圧の極性が負極性になり、気中フィ
ン6が冷却されて吸熱し、ファン7により強制対流さ
れ、水中フィン4から放熱され、水槽1の水2が加熱さ
れ、水槽1の水温が上昇する。
【0017】そして、検知温度が低温設定上限値d以上
になると、判定器11からの負信号が停止され、電源装
置10の素子3への直流電圧の供給が停止され、水中フ
ィン4の放熱が停止する。即ち、水温が低温設定下限値
c以下になることが防止され、図2の下側の破線に示す
温度特性になる。
【0018】そして、検知温度が図2の鎖線に示す低温
設定上限値dから高温設定下限値aの範囲の場合、判定
器11からの正信号,負信号がともに停止され、素子3
への直流電圧の供給が停止され、素子3の冷却,加熱の
機能が停止している。
【0019】そして、前記実施例1の場合、1台で水槽
1の水2の冷却,加熱を行うことにより、水槽1の水温
が一定に保持できる。
【0020】(実施例2)つぎに実施例2を示した図3
ないし図8において、図1と同一符号は同一もしくは相
当するものを示す。
【0021】13は水槽1の上面開口に設けられた上
板、14は上板13の右側部に設けられたポンプ、15
は水槽1の水2に浸漬されたポンプ14の吸水管、16
は吸水管15の下端部に設けられた吸水部、17は一端
がポンプ14に接続された接続管である。
【0022】18は水冷装置、19は水冷装置18の上
面20に形成された複数個の換気孔、21は水冷装置1
8内の前部の両側に立てられた支持板、22は両側面が
支持板21に装着されて支持された循環板、23は循環
板22に蛇行して形成された冷却路である。
【0023】24は冷却路23の両端に設けられた継手
であり、水冷装置18の前面25を貫通し、一端の継手
24が接続管17の他端に接続されている。26は一端
が冷却路23の他端の継手24に接続された排水管であ
り、他端が水槽1の上部に位置している。27はポンプ
14により水槽1の水2が吸い上げられ,水槽1に戻さ
れる循環水の循環路であり、吸水部16,吸水管15,
ポンプ14,接続管17,冷却路23,排水管26によ
り構成されている。
【0024】28,29,30は循環板22の下面に装
着されたパッキン,上板,断熱材、31は下面,即ち冷
却面が循環板22の上面に装着された複数個のペルチェ
素子、32は素子31の上面,即ち放熱面に装着された
放熱フィンであり、上面20の複数個の換気孔19の下
方に位置している。33は放熱フィン32の上面の両側
に設けられたファンであり、放熱フィン32の放熱空気
を循環させる。34は水冷装置18内の後部に設けられ
た素子用電源装置であり、トランス35,コンデンサ3
6,整流スタック37,2個の温度ヒューズ38より構
成され、素子31に直流電圧を供給する。
【0025】39は水冷装置18の背面40の左側に設
けられた発光ダイオード(以下LEDという)、41は
LED39に並設された各素子31のスイッチ、42は
水冷装置18の背面の右側下部から引き出された電源コ
ードであり、一端が電源装置のトランス35の1次側に
接続されている。
【0026】43は水槽1の水2に浸漬され,水温を検
知する水温センサであり、水槽1の中央部に位置し、前
記の図2の高温設定下限値a,高温設定上限値b,高温
設定下限値aより低い低温設定下限値c,低温設定上限
値dに対し、水温センサ43の検知温度が高温設定上限
値b以上の時に素子用オン信号を出力し、高温設定下限
値a以下の時に素子用オフ信号を出力し、低温設定下限
値c以下の時にヒータ用オン信号を出力し、低温設定上
限値d以上の時にヒータ用オフ信号を出力する。
【0027】44は水温センサ43の素子用オン信号,
オフ信号が入力される素子用開閉器であり、水温センサ
43の検知温度が高温設定上限値b以上の時、即ち素子
用オン信号の入力時、素子用電源装置34の素子用電源
供給路をオンにし、検知温度が高温設定下限値a以下の
時、即ち素子用オフ信号の入力時、素子用電源供給路を
オフにする。
【0028】45は上板13の上面に設けられた浄化装
置、46は上板13の左側部に設けられた浄化装置45
のポンプ、47は水槽1の水2に浸漬されたポンプ46
の吸水管、48は吸水管47の下端部に設けられた吸水
部、49は一端がポンプ46に接続された接続管であ
り、他端が浄化装置45内のフィルタ等からなる浄化部
(図示せず)の上方に開口している。50は一端が浄化
部の排水路に接続された排水管であり、他端が水槽1の
右側部に位置し、ポンプ46により吸水部48,吸水管
47を経て吸い上げられた水2が、接続管49を通って
浄化装置45内に入り、浄化部により浄化された浄化水
が排水管50を通って水槽1に排水される。
【0029】51は水槽1内の左端部の水2に浸漬され
たヒータ、52はヒータ51に電源を供給するヒータ用
電源装置、53は水温センサ43のヒータ用オン信号,
オフ信号が入力されるヒータ用開閉器であり、水温セン
サ43の検知温度が、図2の高温設定下限値aより低い
低温設定下限値c以下の時、即ちヒータ用オン信号の入
力時、ヒータ用電源装置52のヒータ用電源供給路をオ
ンにし、低温設定上限値d以上の時、即ちヒータ用オフ
信号の入力時、ヒータ用電源供給路をオフにする。
【0030】つぎに動作について図2を参照して説明す
る。実施例1の場合と同様、水温センサ43の高温設定
下限値a,高温設定上限値b,低温設定下限値c,低温
設定上限値dを所望の値に設定し、各素子31のスイッ
チ41をオンにし、循環路27のポンプ14及び浄化装
置45のポンプ46を常時動作させ、水槽1の水2を循
環させるとともに、浄化する。
【0031】そして、水温が高く、水温センサ43の検
知温度が高温設定上限値b以上の場合、水温センサ43
より素子用開閉器44へ素子用オン信号が出力され、素
子用オン信号により素子用電源装置34から素子31へ
の素子用電源供給路がオンされ、素子31に直流電圧が
供給され、素子31の冷却面が冷却されて吸熱し、放熱
フィン32から放熱され、その放熱空気がファン33に
より強制対流され、循環板22の冷却路23の循環水が
冷却される。
【0032】そして、検知温度が高温設定下限値a以下
になると、水温センサ43より素子用開閉器44へ素子
用オフ信号が出力され、素子用オフ信号により素子用電
源供給路がオフされ、素子31への直流電圧の供給が停
止され、素子31の冷却機能が停止する。即ち、水温が
高温設定上限値b以上になることがなく、図2の上側の
実線に示す温度特性になる。
【0033】つぎに、水温が低く水温センサ43の検知
温度が低温設定下限値c以下の場合、水温センサ43よ
りヒータ用開閉器53へヒータ用オン信号が出力され、
ヒータ用オン信号によりヒータ用電源装置52からヒー
タ51へのヒータ用電源供給路がオンされ、ヒータ51
に電源が供給され、水槽1の水2が加熱される。
【0034】そして、検知温度が低温設定上限値d以上
になると、水温センサ43よりヒータ用開閉器53へヒ
ータ用オフ信号が出力され、ヒータ用オフ信号によりヒ
ータ用電源供給路がオフされ、ヒータ51への電源の供
給が停止され、加熱機能が停止する。即ち、水温が低温
設定下限値c以下になることがなく、図2の下側の破線
に示す温度特性になる。
【0035】そして、検知温度が図2の鎖線に示す低温
設定上限値dから高温設定下限値aの範囲の場合、水温
センサ43より素子用開閉器44に素子用オフ信号が出
力され、ヒータ用開閉器53にヒータ用オフ信号が出力
され、素子31の冷却機能,ヒータ51の加熱機能が停
止している。
【0036】そして、前記実施例2の場合、循環路27
のポンプ14及び浄化装置45のポンプ46が常時動作
しているため、冷却された冷却水又は加熱された加熱水
が水槽1の中で拡散され、効率よく水槽1の水温を一定
に保持することができる。また、循環路27のポンプ1
4は、冷却制御が行われている時のみ動作させるように
してもよい。
【0037】また、前記実施例2の場合、水冷装置18
が水槽1の側辺に設けられているが、水冷装置18を水
槽1の上板13に載置するようにしてもよい。
【0038】(実施例3)つぎに実施例3を示した図9
において、図1及び図3ないし図8と同一符号は同一も
しくは相当するものを示し、図1及び図3と異なる点は
つぎのとおりである。
【0039】図3の素子用開閉器44,ヒータ51,ヒ
ータ用電源装置52,ヒータ用開閉器53がなく、図1
の判定器11,極性切換器12を設け、循環路27に冷
熱装置54を設けた点であり、この冷熱装置54は前記
水冷装置18とほぼ同様の構成であるが、ペルチェ素子
31への電源装置34の極性を切換えることによって循
環水を冷却又は加熱する。
【0040】つぎに動作について図2を参照して説明す
る。水温センサ43の検知温度が判定器11に入力さ
れ、判定器11において、入力された検知温度と前記各
設定置a,b,c,dとが比較される。
【0041】例えば、水温が高く、検知温度が高温設定
上限値b以上の場合、判定器11から正信号が切換器1
2に出力され、切換器12により素子31へ供給される
電源装置34の直流電圧の極性が正極性になり、前記実
施例2の場合と同様、循環水が冷却される。
【0042】つぎに、水温が低く、検知温度が低温設定
下限値c以下の場合、判定器11から負信号が切換器1
2に出力され、切換器12により素子31へ供給される
電源装置34の直流電圧の極性が負極性になり、循環水
が加熱される。
【0043】そして、前記実施例3の場合、1台の冷熱
装置54で循環水の冷却又は加熱が行われ、かつ、循環
路27のポンプ14及び浄化装置45のポンプ46によ
り冷却又は加熱された循環水が水槽1の中で拡散され、
効率よく水槽1の水温を一定に保持できる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の請
求項1の水槽の水温調節装置は、ペルチェ素子3の一面
に装着された水中フィン4を水槽1の水2に浸漬し、素
子3の他面に装着された気中フィン6を空気中に位置さ
せ、判定器11において、水槽1の水温を検知する水温
センサ9の検知温度が、高温設定上限値b以上の時に正
信号を出力し、高温設定下限値a以下の時に正信号を停
止し、高温設定下限値aより低い低温設定下限値c以下
の時に負信号を出力し、高温設定下限値aより低い低温
設定上限値d以上の時に負信号を停止し、判定器11か
らの正信号により素子3へ供給される電源装置10の直
流電圧の極性を正極性にして水中フィン4を冷却し、負
信号により直流電圧の極性を逆極性に切換えて水中フィ
ン4を加熱する極性切換器12を設けたため、1台で冷
却機能と加熱機能とを有し、水槽1の水温を一定に保持
することができ、しかも、構成を簡単にするとともに、
長寿命,高信頼で保守を簡単にし、使用時の騒音,環境
破壊等の悪影響を与えることがない。
【0045】また、本発明の請求項2の水槽の水温調節
装置は、ポンプ14により水槽1の水2が吸い上げら
れ,水槽1に戻される循環水の循環路27に、ペルチェ
素子31により循環水を冷却する水冷装置18を設け、
水槽1に浸漬されたヒータ51及び水槽1の水温を検知
する水温センサ43を設け、素子用開閉器44により、
センサ43の検知温度が、高温設定上限値b以上の時に
素子用電源装置34の素子用電源供給路をオンにし、高
温設定下限値a以下の時に素子電源供給路をオフにし、
ヒータ用開閉器53により検知温度が、高温設定下限値
aより低い低温設定下限値c以下の時にヒータ用電源装
置52のヒータ用電源供給路をオンにし、高温設定下限
値aより低い低温設定上限値d以上の時にヒータ用電源
供給路をオフにするようにしたため、冷却又は加熱され
た循環水を水槽1の中で拡散し、より効率よく水槽1の
水温を一定に保持することができる。
【0046】さらに、本発明の請求項3の水槽の水温調
節装置は、ポンプ14により水槽1の水2が吸い上げら
れ,水槽1に戻される循環水の循環路27に、ペルチェ
素子31により循環水を冷却又は加熱する冷熱装置54
を設け、判定器11において、水槽1の水温を検知する
水温センサ43の検知温度が、高温設定上限値b以上の
時に正信号を出力し、高温設定下限値a以下の時に正信
号を停止し、高温設定下限値aより低い低温設定下限値
c以下の時に負信号を出力し、高温設定下限値aより低
い低温設定上限値d以上の時に負信号を停止し、判定器
11からの正信号により素子31へ供給される電源装置
34の直流電圧の極性を正極性にして循環水を冷却し,
負信号により直流電圧の極性を逆極性に切換えて循環水
を加熱する極性切換器12を設けたため、1台で循環水
の冷却又は加熱を行い、冷却又は加熱された循環水を水
槽1の中で拡散し、簡単な構成で、より効率よく水槽1
の水温を一定に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略正面図である。
【図2】動作説明図である。
【図3】本発明の実施例2の概略正面図である。
【図4】図3の水冷装置の破断正面図である。
【図5】図4の破断平面図である。
【図6】図4の背面図である。
【図7】図4の循環板の破断正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】本発明の実施例3の概略正面図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 水 3 ペルチェ素子 4 水中フィン 6 気中フィン 9 水温センサ 10 電源装置 11 判定器 12 極性切換器 14 ポンプ 18 水冷装置 27 循環路 31 ペルチェ素子 32 放熱フィン 34 素子用電源装置 43 水温センサ 44 素子用開閉器 51 ヒータ 52 ヒータ用電源装置 53 ヒータ用開閉器 54 冷熱装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ素子と、 該素子の一面に装着され,水槽の水に浸漬された水中フ
    ィンと、 前記素子の他面に装着され,空気中に位置した気中フィ
    ンと、 前記素子に直流電圧を供給する電源装置と、 前記水槽の水温を検知する水温センサと、 該センサの検知温度が,高温設定上限値以上の時に正信
    号を出力し,高温設定下限値以下の時に正信号を停止
    し,前記高温設定下限値より低い低温設定下限値以下の
    時に負信号を出力し,前記高温設定下限値より低い低温
    設定上限値以上の時に負信号を停止する判定器と、 前記正信号により前記素子へ供給される前記電源装置の
    直流電圧の極性を正極性にして前記水中フィンを冷却
    し,前記負信号により前記直流電圧の極性を逆極性に切
    換えて前記水中フィンを加熱する極性切換器とを備えた
    水槽の水温調節装置。
  2. 【請求項2】 ポンプにより水槽の水が吸い上げられ,
    前記水槽に戻される循環水の循環路と、 ペルチェ素子に直流電圧を供給する素子用電源装置と、 前記循環路に設けられ,前記素子により前記循環水を冷
    却する水冷装置と、 前記水槽の水に浸漬されたヒータと、 前記ヒータに電源を供給するヒータ用電源装置と、 前記水槽の水温を検知する水温センサと、 該センサの検知温度が,高温設定上限値以上の時に前記
    素子用電源装置の素子用電源供給路をオンにし,高温設
    定下限値以下の時に前記素子用電源供給路をオフにする
    素子用開閉器と、 前記検知温度が,前記高温設定下限値より低い低温設定
    下限値以下の時に前記ヒータ用電源装置のヒータ用電源
    供給路をオンにし,前記高温設定下限値より低い低温設
    定上限値以上の時に前記ヒータ用電源供給路をオフにす
    るヒータ用開閉器とを備えた水槽の水温調節装置。
  3. 【請求項3】 ポンプにより水槽の水が吸い上げられ,
    前記水槽に戻される循環水の循環路と、 ペルチェ素子に直流電圧を供給する電源装置と、 前記循環路に設けられ,前記素子により前記循環水を冷
    却又は加熱する冷熱装置と、 前記水槽の水温を検知する水温センサと、 該センサの検知温度が,高温設定上限値以上の時に正信
    号を出力し,高温設定下限値以下の時に正信号を停止
    し,前記高温設定下限値より低い低温設定下限値以下の
    時に負信号を出力し,前記高温設定下限値より低い低温
    設定上限値以上の時に負信号を停止する判定器と、 前記正信号により前記素子へ供給される前記電源装置の
    直流電圧の極性を正極性にして前記循環水を冷却し,前
    記負信号により前記直流電圧の極性を逆極性に切換えて
    前記循環水を加熱する極性切換器とを備えた水槽の水温
    調節装置。
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