JPH068475U - 便 器 - Google Patents

便 器

Info

Publication number
JPH068475U
JPH068475U JP5148091U JP5148091U JPH068475U JP H068475 U JPH068475 U JP H068475U JP 5148091 U JP5148091 U JP 5148091U JP 5148091 U JP5148091 U JP 5148091U JP H068475 U JPH068475 U JP H068475U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
toilet bowl
passage
edge portion
fountain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5148091U
Other languages
English (en)
Inventor
徳瑞 黄
Original Assignee
和成欣業股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和成欣業股▲ふん▼有限公司 filed Critical 和成欣業股▲ふん▼有限公司
Priority to JP5148091U priority Critical patent/JPH068475U/ja
Publication of JPH068475U publication Critical patent/JPH068475U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】少量の洗浄水で完全に洗浄できると共に、安価
に製造可能な便器を提供すること。 【構成】洗浄水タンクと連通する給水通路を内部に備え
たボウル座の内部に、ボウル座の上部開口より下向きに
漏斗状の溜め部を設け、この溜め部にS字形の排出通路
を接続すると共に、前記上部開口の内周面に沿って複数
の流路が適宜の間隔をおいて開設された縁部を設け、こ
の縁部を給水通路に連通してなる便器において、前記縁
部を連続スリット式噴水流路に形成すると共に、前記排
出通路を、サイホン機能を有するように、その両端開口
部の位置が上下方向で互いに重なるS字形になるように
形成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、便器、特に、水洗便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、一般に使用されている水洗便器を示すもので、この図において、31は 便器本体としてのボウル座である。このボウル座31の内部には、その上部が開口 した漏斗状の溜め部32およびこの溜め部32に連なるほぼS字形の通路33からなる 排出通路34が形成されている。35はボウル座31の上部後方から溜め部32に通ずる ように形成された給水通路で、その上端側はボウル座31に連設された洗浄水タン ク(図外)に接続されている。36は給水通路35に連通するように設けられた縁部 で、この縁部36には、給水通路35から供給される水をボウル座31の溜め部32の上 部内面周縁に沿って配分するための複数の流路37が形成されている。
【0003】 このような便器は、伝統的な便器に比べて随分と改良されており、洗浄機能の 点においてかなり向上している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記便器においては、縁部36が溜め部32よりも広いので、ボウ ル座31および縁部36を別々に成形した後、これらを一体に連接して作りあげるの であるが、縁部36は密閉式に作られてから所定箇所に洗浄水放出用の流路37が穿 設されるため、非常に時間がかかり、材料が浪費されるなど製造コストが高くつ くといった欠点がある。
【0005】 そして、前述のように、縁部36は密閉式であるため、給水通路35から縁部36の 複数の流路37に流れ込んだ洗浄水は、これらの複数の流路37から流出できるだけ であり、従って、洗浄水タンクの容量をいかに大きく設計しようと、毎度、縁部 36から噴出する水量はそれほど増えないから、水の出力を利用して大量の排泄物 をほぼS字形の通路33まで押し流すことができず、甚だしきに至っては、もう一 度、洗浄水タンク内の洗浄水が満タンクになるのを待って、再び洗浄水を噴出さ せて前記通路33まで流し得るようにしなければならないなど、洗浄水の浪費から 用水コストが高くなるといった欠点がある。
【0006】 また、排出通路34のS字形通路33は、内径が一様で緩くカーブしており、しか も、前述のように、洗浄水の噴出力が弱いため、シール部分38にたやすく排泄物 が溜まって腐敗し、流通を閉ざすばかりでなく、排出通路34から悪臭を放出する といった不都合がある。
【0007】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的とするところは、 少量の洗浄水で完全に洗浄できると共に、安価に製造可能な便器を提供すること にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案においては、洗浄水タンクと連通する給水通 路を内部に備えたボウル座の内部に、ボウル座の上部開口より下向きに漏斗状の 溜め部を設け、この溜め部にS字形の排出通路を接続すると共に、前記上部開口 の内周面に沿って複数の流路が適宜の間隔をおいて開設された縁部を設け、この 縁部を給水通路に連通してなる便器において、前記縁部を連続スリット式噴水流 路に形成すると共に、前記排出通路を、サイホン機能を有するように、その両端 開口部の位置が上下方向で互いに重なるS字形になるように形成している。
【0009】 そして、この場合、前記洗浄水タンクに給水管の一端を接続し、この給水管の 他端を二股に分岐させて給水管路に形成し、これらの給水管路を延伸してそれぞ れ前記噴水流路に連通させるようにしてもよい。また、前記溜め部の内周壁面を 比較的大きな傾斜に形成してもよく、さらに、前記縁部前方の噴水流路を後方の 噴水流路よりも広めにしてもよい。
【0010】
【作用】
本考案に係る便器においては、洗浄水タンクと連通した給水通路に連通する縁 部を連続スリット式噴水流路に形成しているので、縁部から洗浄水を瞬間的にリ ング状に噴出させることができる。すなわち、縁部からボウル座内周壁にわたっ て洗浄水がリング状に噴出し、ボウル座内の溜め部の隅々までが噴水洗浄を受け ると共に、リング状の噴射を形成して排泄物を溜め部周壁面から下方の排出通路 に巻き落とすことができる。また、排出通路にサイホン機能をもたせるようにし たので、洗浄水の使用量を節約することができると共に、排泄物を迅速且つ円滑 に吸引排泄することができる。
【0011】 そして、前記洗浄水タンクに給水管の一端を接続し、この給水管の他端を二股 に分岐させて給水管路に形成し、これらの給水管路を延伸してそれぞれ前記噴水 流路に連通させるようにしたり、あるいは、前記溜め部の内周壁面を比較的大き な傾斜に形成したり、また、前記縁部前方の噴水流路を後方の噴水流路よりも広 めにすることにより、便器の洗浄機能や排泄物の排出機能をより向上させること ができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0013】 図1,図2は、本考案に係る便器を示し、これらの図において、1はボウル座 で、例えば水抜き鋳込み成形法によって一体成形され、その前方上部開口内側に 沿って環状の縁部2を備えている。この縁部2は、前記一体成形の際に連続スリ ット式噴水流路3に形成されている。この噴水流路3は、縁部2の前方側(図1 において左側)に形成される噴水流路4と、後方側に形成される噴水流路5とか らなり、前方の噴水流路4は後方の噴水流路5よりも広めにしてある。
【0014】 ここで、前記水抜き鋳込み成形法によってボウル座1を作る方法について簡単 に説明すると、ボウル座1外郭の模型内に流通状の材料混合液を注入して、模型 の給水特性を利用して模型に隣接した材料混合液中の水分を吸収させ、この材料 混合液が水分を失って必要な厚さになったとき、模型を取り外して余分の材料混 合液を流出させるのである。このようにすることにより、前記噴水流路3を備え た縁部2や、給水管および排除装置(いずれも後述する)が形成されたボウル座 1を一体成形することができる。
【0015】 前記ボウル座1の縁部2後方には、洗浄水タンク6と一端が連通した給水管7 が設けられている。この給水管7の他端は、二股に分岐して給水管路8,9に形 成されている。そして、これらの給水管路8,9は延伸されて、前記噴水流路4 に連通させてある。従って、洗浄水タンク6からの洗浄水は、給水管7を経て給 水管路8,9に至り、さらに、噴水流路3を通過する際、一部の洗浄水が後方の 噴水流路5から流出すると共に、他の洗浄水が前方の噴水流路4から瞬間的に迸 り出る。
【0016】 また、前記ボウル座1内には、漏斗状の溜め部10およびこれに連接される排出 通路11とからなる排除装置12が設けられている。そして、溜め部10内の周壁面は 比較的大きな傾斜面に形成されている。また、排出通路11はS字形状に形成され ており、その水路が縦に平行重畳する部分を適当に延長して、サイホン機能を有 するように、その両端開口部の位置が上下方向で互いに重なるS字形に形成して ある。
【0017】 すなわち、前記排出通路11の適当な箇所に屈折部13を設けて、水流がここに至 れば阻害を受けて吸着力を備えるようにして、傾斜角度の比較的急な溜め部10の 排泄物を急速に溜め部10と排出通路11との接続箇所に滑落させ、洗浄水の噴出力 を受けさせる一方、サイホン作用を備えた排出通路11の屈折部13の吸引力を受け させて、排泄物を排出する機能を向上させ、排出通路11のシール部分14に排泄物 がたやすく堆積しなくなり、悪臭が放出されることがなくなる。
【0018】 上記構成の便器においては、ボウル座1は、給水管7の給水管路8,9を縁部 2の噴水流路3に連通させたことにより、洗浄水は縁部2からボウル座1周壁に わたって瞬間的にリング状に噴出され、これによって、ボウル座1の溜め部10の 隅々までが噴水洗浄を受けると共に、リング状に形成された噴射水流によって、 排泄物が溜め部10からその下流側の排出通路11に巻き落とされる。従って、ボウ ル座1内周壁における洗浄効果が向上する。
【0019】 また、排出通路11を、サイホン機能を有するように、その両端開口部の位置が 上下方向で互いに重なるS字形になるように形成したことにより、洗浄水の使用 量を節約節約することができると共に、排泄物を迅速且つ円滑に吸引排泄するこ とができる。
【0020】 上述の実施例においては、次のような効果がある。 ボウル座を水抜き鋳込み成形法によって一体成型すると共に、縁部に連続 スリット式の噴水流路を形成し、給水管や排除装置を設けているので、製作上、 手間や時間および材料を節約することができ、生産コストを低減できる。 溜め部の内周壁面を比較的大きな傾斜に形成しているので、排泄物は迅速 に溜め部と排出通路の接続箇所に滑り落ち、溜め部内周壁面に付着停滞すること がなく、洗浄効果が大きい。 一体成型の際、縁部は連続スリット式噴水流路に形成され、洗浄水が給水 管から給水管路を経て、縁部から噴水流路に流れる際、一部の洗浄水が後方の噴 水流路から流出すると共に、他の洗浄水が前方の噴水流路から瞬間的に迸り出る ので、溜め部の隅々までが噴水洗浄を受けて洗い流され、しかも、リング状の渦 巻く水滝を形成して排泄物を素早く下方の排出通路に巻き落とすので、洗浄効果 が大きい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ボウル座は給水管の給水管路を縁部の 噴水流路に連通させる構成であるから、洗浄水は縁部からボウル座周壁にわたっ て瞬間的にリング状に噴出され、大きい噴出洗浄を受けると共に、ボウル座下方 の排除装置をサイホン式排出通路に構成してあるので、迅速且つ円滑に排泄物を 排出することができ、比較的少量の洗浄水で迅速且つ完全に排泄物を洗い流すこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る便器の側断面図である。
【図2】前記便器の平面図である。
【図3】従来の便器の側断面図である。
【符号の説明】
1…ボウル座、2…縁部、3…連続スリット式噴水流
路、4…前方の噴水流路、5…後方の噴水流路、6…洗
浄水タンク、7…給水通路、8,9…給水管路、10…溜
め部、11…排出通路。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水タンクと連通する給水通路を内部
    に備えたボウル座の内部に、ボウル座の上部開口より下
    向きに漏斗状の溜め部を設け、この溜め部にS字形の排
    出通路を接続すると共に、前記上部開口の内周面に沿っ
    て複数の流路が適宜の間隔をおいて開設された縁部を設
    け、この縁部を給水通路に連通してなる便器において、
    前記縁部を連続スリット式噴水流路に形成すると共に、
    前記排出通路を、サイホン機能を有するように、その両
    端開口部の位置が上下方向で互いに重なるS字形になる
    ように形成したことを特徴とする便器。
  2. 【請求項2】 前記洗浄水タンクに給水管の一端を接続
    し、この給水管の他端を二股に分岐させて給水管路に形
    成し、これらの給水管路を延伸してそれぞれ前記噴水流
    路に連通させるようにしてある請求項1に記載の便器。
  3. 【請求項3】 前記溜め部の内周壁面を比較的大きな傾
    斜に形成してある請求項1に記載の便器。
  4. 【請求項4】 前記縁部前方の噴水流路を後方の噴水流
    路よりも広めにしてある請求項2に記載の便器。
JP5148091U 1991-06-06 1991-06-06 便 器 Pending JPH068475U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148091U JPH068475U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 便 器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148091U JPH068475U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 便 器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH068475U true JPH068475U (ja) 1994-02-04

Family

ID=12888125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5148091U Pending JPH068475U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 便 器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068475U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180313556A1 (en) * 2015-10-26 2018-11-01 Miro Co., Ltd. Floating type humidifier using vertical power transmission system
EP4124698A1 (en) * 2021-07-29 2023-02-01 Kohler Co. Toilet with canned sump

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01163328A (ja) * 1987-12-18 1989-06-27 Toto Ltd 水洗式便器
JPH02190539A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Toto Ltd 水洗便器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01163328A (ja) * 1987-12-18 1989-06-27 Toto Ltd 水洗式便器
JPH02190539A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Toto Ltd 水洗便器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180313556A1 (en) * 2015-10-26 2018-11-01 Miro Co., Ltd. Floating type humidifier using vertical power transmission system
US10591172B2 (en) * 2015-10-26 2020-03-17 Miro Co. Ltd. Floating type humidifier using vertical power transmission system
EP4124698A1 (en) * 2021-07-29 2023-02-01 Kohler Co. Toilet with canned sump

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3381261B2 (ja) 水洗便器
JP6071112B2 (ja) 水洗大便器
CN106801461A (zh) 无边缘型马桶
TW200404940A (en) A water closet
US10287766B2 (en) Flush toilet with rising flow path and shelf portion
JP7441872B2 (ja) 水洗大便器
JP2017166315A (ja) 水洗式大便器
JP4385201B2 (ja) 水洗便器洗浄方式
JPH0245334Y2 (ja)
JPH068475U (ja) 便 器
JPH0561272U (ja) 簡易水洗便器
JPH09125504A (ja) 洋風便器
JPH02194225A (ja) 水洗便器の射水孔構造
JPH06185102A (ja) 水洗便器
TWI618839B (zh) Flush toilet
JP2725122B2 (ja) 水洗便器
TWM557762U (zh) 沖水馬桶
JPH0515817Y2 (ja)
JP3052180B2 (ja) 便器における便鉢構造
TW201912893A (zh) 沖水馬桶
CN208777397U (zh) 一种马桶水路的排气结构
JPH0663688U (ja) 水洗便器
JP2504216Y2 (ja) 水洗小便器
JPS6035669Y2 (ja) 水洗便所用和風便器
CN1106491C (zh) 一种地漏