JP3052180B2 - 便器における便鉢構造 - Google Patents
便器における便鉢構造Info
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- JP3052180B2 JP3052180B2 JP6281211A JP28121194A JP3052180B2 JP 3052180 B2 JP3052180 B2 JP 3052180B2 JP 6281211 A JP6281211 A JP 6281211A JP 28121194 A JP28121194 A JP 28121194A JP 3052180 B2 JP3052180 B2 JP 3052180B2
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- Japan
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- inner peripheral
- toilet bowl
- peripheral surface
- water
- water level
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、洗浄タンクから洗浄
水を洗浄水分配器を介して供給するように構成した便器
に係り、詳しくは同便器の便鉢構造に関する。
水を洗浄水分配器を介して供給するように構成した便器
に係り、詳しくは同便器の便鉢構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の便器１の構造としては、
例えば図４ないし図６に示すものがあり、この便器１は
洗浄タンクからの洗浄水を例えば洗浄水分配器等を介し
て便器本体２の後部の給水部３より便鉢４の上部四周に
形成されたリム５の通水路６に接続させ、この通水路６
には全周に亘りスリット状に溝部７が形成されて便鉢４
の内面に向けて給水するようにした便器１であって、こ
の便器１の便鉢４の内周面の前部内周面８はなだらかな
湾曲面に形成され、また、左右の側部内周面９は比較的
急な傾斜面に形成され、さらに、後部内周面１０は側部
内周面９より急な傾斜面に形成され、これら内周面８，
９，１０により形成される便鉢４の底部１１の上部に
は、各内周面８，９，１０とによりほぼ同位に段部８
ａ，９ａ，１０ａとからなる縁部１２が形成されて、同
底部１１はトラップ１３に連通され、この底部１１とト
ラップ１３との間には常に水位ａに溜め水面１４が貯溜
されている。このように形成された便鉢４においては、
洗浄タンクより洗浄水が給水されると、この通水過程で
便鉢４の内周面８，９，１０に例えば洗浄水が放水され
るとともに、給水部３側より後部内周面１０に沿って溜
め水面１４に向けて流束１６を放水するように設けられ
ている。
例えば図４ないし図６に示すものがあり、この便器１は
洗浄タンクからの洗浄水を例えば洗浄水分配器等を介し
て便器本体２の後部の給水部３より便鉢４の上部四周に
形成されたリム５の通水路６に接続させ、この通水路６
には全周に亘りスリット状に溝部７が形成されて便鉢４
の内面に向けて給水するようにした便器１であって、こ
の便器１の便鉢４の内周面の前部内周面８はなだらかな
湾曲面に形成され、また、左右の側部内周面９は比較的
急な傾斜面に形成され、さらに、後部内周面１０は側部
内周面９より急な傾斜面に形成され、これら内周面８，
９，１０により形成される便鉢４の底部１１の上部に
は、各内周面８，９，１０とによりほぼ同位に段部８
ａ，９ａ，１０ａとからなる縁部１２が形成されて、同
底部１１はトラップ１３に連通され、この底部１１とト
ラップ１３との間には常に水位ａに溜め水面１４が貯溜
されている。このように形成された便鉢４においては、
洗浄タンクより洗浄水が給水されると、この通水過程で
便鉢４の内周面８，９，１０に例えば洗浄水が放水され
るとともに、給水部３側より後部内周面１０に沿って溜
め水面１４に向けて流束１６を放水するように設けられ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに形成された便鉢４において、給水タンクより洗浄水
が給水されると溜め水面１４の水位ａは例えば底部１１
の上縁１２の各内周面８，９，１０の段部８ａ，９ａ，
１０ａの水位ｂに上がり（旋回流が与えられない場
合）、この水位ｂは通水路６からの水流により旋回が与
えられる場合には、図示二点鎖線で示すように旋回拡大
されて曲面状の旋回面１７となり、とくに、前部内周面
８はなだらかな傾斜面に形成されていることから、旋回
面１７は前部内周面８に大きく乗り上がることとなり、
このため汚物が同前部内周面８上に残留する恐れのある
問題があり、また、後部内周面１０に沿って放水される
流束１６は、この後部内周面１０の長さが短く、かつ同
段部１０ａと溜め水面１４との高さｈが比較的高く、そ
のうえアンダーカット状に形成されていることから、流
束１６が放水されると、その流下部分に渦流１８が発生
してトラップ１３側への流出を阻害する問題点があっ
た。
うに形成された便鉢４において、給水タンクより洗浄水
が給水されると溜め水面１４の水位ａは例えば底部１１
の上縁１２の各内周面８，９，１０の段部８ａ，９ａ，
１０ａの水位ｂに上がり（旋回流が与えられない場
合）、この水位ｂは通水路６からの水流により旋回が与
えられる場合には、図示二点鎖線で示すように旋回拡大
されて曲面状の旋回面１７となり、とくに、前部内周面
８はなだらかな傾斜面に形成されていることから、旋回
面１７は前部内周面８に大きく乗り上がることとなり、
このため汚物が同前部内周面８上に残留する恐れのある
問題があり、また、後部内周面１０に沿って放水される
流束１６は、この後部内周面１０の長さが短く、かつ同
段部１０ａと溜め水面１４との高さｈが比較的高く、そ
のうえアンダーカット状に形成されていることから、流
束１６が放水されると、その流下部分に渦流１８が発生
してトラップ１３側への流出を阻害する問題点があっ
た。
【０００４】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたもので、便鉢に洗浄水が給水された場合
に、洗浄水が内周面に旋回拡大されることがなく、トラ
ップ側への流出を円滑に行うことのできる便器における
便鉢構造を提供することを目的とするものである。
めになされたもので、便鉢に洗浄水が給水された場合
に、洗浄水が内周面に旋回拡大されることがなく、トラ
ップ側への流出を円滑に行うことのできる便器における
便鉢構造を提供することを目的とするものである。
【０００５】本発明は、上記技術課題を解決するため、
便器の便鉢において、その底部の上部の縁部を構成する
前部内周面、左右の側部内周面および後部内周面の各段
部の内、とくに、その前部内周面の段部を、旋回流が与
えられた場合に発生する旋回面が乗り上げない程度の高
さ位置か、それより若干高い位置に形成する構成とした
ことであり、また、便器の便鉢において、その底部の上
部の縁部を構成する前部内周面、左右の側部内周面およ
び後部内周面の各段部の内、旋回流が与えられた場合に
発生する旋回面が乗り上げない程度の高さ位置に形成さ
れた前部内周面の段部と対応する後部内周面の段部を、
旋回流が与えられない水位の位置より低い、底部の通常
の溜め水面の水位に近接した位置に形成する構成とした
便器における便鉢構造である。
便器の便鉢において、その底部の上部の縁部を構成する
前部内周面、左右の側部内周面および後部内周面の各段
部の内、とくに、その前部内周面の段部を、旋回流が与
えられた場合に発生する旋回面が乗り上げない程度の高
さ位置か、それより若干高い位置に形成する構成とした
ことであり、また、便器の便鉢において、その底部の上
部の縁部を構成する前部内周面、左右の側部内周面およ
び後部内周面の各段部の内、旋回流が与えられた場合に
発生する旋回面が乗り上げない程度の高さ位置に形成さ
れた前部内周面の段部と対応する後部内周面の段部を、
旋回流が与えられない水位の位置より低い、底部の通常
の溜め水面の水位に近接した位置に形成する構成とした
便器における便鉢構造である。
【０００６】
【作用】上記構成としたことにより、便鉢への給水によ
る旋回面はほぼ底部の上縁内で旋回される。
る旋回面はほぼ底部の上縁内で旋回される。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図１は便器２１の平面図、図２は縦断面
図、図３は横断面図を示すもので、この便器２１は洗浄
タンクからの洗浄水を例えば洗浄水分配器等を介して便
器本体２２の後部の給水部２３より便鉢２４の上部四周
に形成されたリム２５の通水路２６に接続させ、この通
水路２６には全周に亘りスリット状に溝部２７が形成さ
れて便鉢２４の内面に向けて給水するように形成されて
いる。
説明すると、図１は便器２１の平面図、図２は縦断面
図、図３は横断面図を示すもので、この便器２１は洗浄
タンクからの洗浄水を例えば洗浄水分配器等を介して便
器本体２２の後部の給水部２３より便鉢２４の上部四周
に形成されたリム２５の通水路２６に接続させ、この通
水路２６には全周に亘りスリット状に溝部２７が形成さ
れて便鉢２４の内面に向けて給水するように形成されて
いる。
【０００８】この便器２１の便鉢２４の内周面の前部内
周面２８は従来と同様になだらかな湾曲面に形成され、
また、左右の側部内周面２９は比較的急な傾斜面に形成
され、さらに、後部内周面３０は側部内周面２９より急
な傾斜面に形成され、これら内周面２８，２９，３０に
より形成される便鉢２４の底部３１の上部には各内周面
２８，２９，３０とにより縁部３２が形成されて、同底
部３１はトラップ１３に連通され、この底部３１とトラ
ップ１３との間には従来と同様に常に水位ａに溜め水面
１４が貯溜されている。なお、この貯溜水位ａの容積は
従来と同様である。このように設けられた便器２１は従
来と同様に洗浄タンクより洗浄水が給水されると、同洗
浄水は給水部２３側より通水路２６側へ通水され、この
通水過程で便鉢２４の内周面２８，２９，３０に図示の
ように従来と同様に旋回流１５が放水されるとともに、
給水部２３側より後部内周面３０に沿って溜め水面１４
に向けて流束１６を放水するように設けられている。ま
た、この洗浄水が給水されると溜め水面１４の水位ａは
従来と同様に水位ｂに上がる（旋回流１５が与えられな
い場合）ように形成されている。
周面２８は従来と同様になだらかな湾曲面に形成され、
また、左右の側部内周面２９は比較的急な傾斜面に形成
され、さらに、後部内周面３０は側部内周面２９より急
な傾斜面に形成され、これら内周面２８，２９，３０に
より形成される便鉢２４の底部３１の上部には各内周面
２８，２９，３０とにより縁部３２が形成されて、同底
部３１はトラップ１３に連通され、この底部３１とトラ
ップ１３との間には従来と同様に常に水位ａに溜め水面
１４が貯溜されている。なお、この貯溜水位ａの容積は
従来と同様である。このように設けられた便器２１は従
来と同様に洗浄タンクより洗浄水が給水されると、同洗
浄水は給水部２３側より通水路２６側へ通水され、この
通水過程で便鉢２４の内周面２８，２９，３０に図示の
ように従来と同様に旋回流１５が放水されるとともに、
給水部２３側より後部内周面３０に沿って溜め水面１４
に向けて流束１６を放水するように設けられている。ま
た、この洗浄水が給水されると溜め水面１４の水位ａは
従来と同様に水位ｂに上がる（旋回流１５が与えられな
い場合）ように形成されている。
【０００９】このように形成された便鉢２４において，
この底部３１の上部に形成される縁部３２は図２に示す
ように形成されている。すなわち、この便鉢２４の前部
内周面２８の縁部３２を形成する段部２８ａは旋回流１
５が与えられない水位ｂの位置より所定の高さｈ１で、
旋回流１５が与えられた場合に発生する曲面状の旋回面
１７Ａが前部内周面２８に乗り上げない程度の高さ位置
か、それより若干高い位置に形成されている。
この底部３１の上部に形成される縁部３２は図２に示す
ように形成されている。すなわち、この便鉢２４の前部
内周面２８の縁部３２を形成する段部２８ａは旋回流１
５が与えられない水位ｂの位置より所定の高さｈ１で、
旋回流１５が与えられた場合に発生する曲面状の旋回面
１７Ａが前部内周面２８に乗り上げない程度の高さ位置
か、それより若干高い位置に形成されている。
【００１０】また、後部内周面３０側の縁部３２を形成
する段部３０ａは、旋回流１５が与えられない水位ｂの
位置より所定の高さｈ２低い位置に形成されて、同後部
内周面３０の長さが長く形成されることとなり、したが
って、この後部内周面３０の段部３０ａは底部３１の通
常の溜め水面１４の水位ａに近接した位置に形成されて
いる。なお、左右の側部案内面２９は従来と同様に形成
されている。
する段部３０ａは、旋回流１５が与えられない水位ｂの
位置より所定の高さｈ２低い位置に形成されて、同後部
内周面３０の長さが長く形成されることとなり、したが
って、この後部内周面３０の段部３０ａは底部３１の通
常の溜め水面１４の水位ａに近接した位置に形成されて
いる。なお、左右の側部案内面２９は従来と同様に形成
されている。
【００１１】このように形成された便鉢２４において
は、例えば洗浄タンクより洗浄水が給水されると、同洗
浄水は洗浄水分配器（図示せず）を介して給水部２３よ
りリム２５の通水路２６へ給水される。この給水過程で
同通水路２６に形成されたスリット状溝部２７より便鉢
２４の内周面２８，２９，３０に向けて矢印方向の旋回
流１５の洗浄水が放水される。
は、例えば洗浄タンクより洗浄水が給水されると、同洗
浄水は洗浄水分配器（図示せず）を介して給水部２３よ
りリム２５の通水路２６へ給水される。この給水過程で
同通水路２６に形成されたスリット状溝部２７より便鉢
２４の内周面２８，２９，３０に向けて矢印方向の旋回
流１５の洗浄水が放水される。
【００１２】この便鉢２４への洗浄水の放水により溜め
水面１４の水位ａは水位ｂに揚程されるとともに、便鉢
２４の内周面２８，２９，３０に旋回流１５が与えられ
ることから、同水位ｂに揚程された溜め水面１４は曲面
状の旋回面１７Ａとなって傾斜面のなだらかな前部内周
面２８側に乗り上げようとするものであるが、同前部内
周面２８側には、旋回流１５が与えられない水位ｂの位
置より所定の高さｈ１で、旋回流１５が与えられた場合
に発生する曲面状の旋回面１７Ａが前部内周面２８に乗
り上げない程度の高さ位置か、それより若干高い位置に
段部２８ａを形成したものであるから、旋回面１７Ａが
乗り上げることがない。
水面１４の水位ａは水位ｂに揚程されるとともに、便鉢
２４の内周面２８，２９，３０に旋回流１５が与えられ
ることから、同水位ｂに揚程された溜め水面１４は曲面
状の旋回面１７Ａとなって傾斜面のなだらかな前部内周
面２８側に乗り上げようとするものであるが、同前部内
周面２８側には、旋回流１５が与えられない水位ｂの位
置より所定の高さｈ１で、旋回流１５が与えられた場合
に発生する曲面状の旋回面１７Ａが前部内周面２８に乗
り上げない程度の高さ位置か、それより若干高い位置に
段部２８ａを形成したものであるから、旋回面１７Ａが
乗り上げることがない。
【００１３】また、後部内周面３０側においては同内周
面３０に沿って流束１６が放水されるものであるが、こ
の後部内周面３０に形成された段部３０ａは揚程された
水位ｂより低い位置ｈ２に形成されて、同後部内周面３
０が長く形成され、かつ段部３０ａは通常の水位ａに近
接された位置に形成されているので、この流束１６によ
りその流下部分に発生する渦流１８の発生を著減するこ
とができる。
面３０に沿って流束１６が放水されるものであるが、こ
の後部内周面３０に形成された段部３０ａは揚程された
水位ｂより低い位置ｈ２に形成されて、同後部内周面３
０が長く形成され、かつ段部３０ａは通常の水位ａに近
接された位置に形成されているので、この流束１６によ
りその流下部分に発生する渦流１８の発生を著減するこ
とができる。
【００１４】このように本例便器２１の便鉢２４におい
ては、その底部３１の上部の縁部３２を構成する前部内
周面２８、左右の側部内周面２９および後部内周面３０
の各段部２８ａ，２９ａ，３０ａの内、とくに、その前
部内周面２８の段部２８ａを便鉢２４への給水による揚
程水位ｂより所定の高さｈ１に形成したため、旋回流１
５により水位ｂの揚程面が旋回拡大力を受けて曲面状の
旋回面１７Ａとなって前部内周面２８に乗り上げようと
してもこれを阻止することができ、同前部内周面２８に
汚物の残存することを防止することができる。また、便
鉢２４の後部内周面３０側においては、その段部３０ａ
は揚程水位ｂより低い位置ｈ２に形成されて、同後部内
周面３０が長く形成され、かつ段部３０ａは通常の水位
ａに近接された位置に形成されているので、流束１６に
よりその流下部分に発生する渦流１８を著減することが
できるので、トラップ１３側への排水を円滑に行うこと
ができ、これらの相乗効果により便鉢２４を常に美麗に
洗浄することができる。
ては、その底部３１の上部の縁部３２を構成する前部内
周面２８、左右の側部内周面２９および後部内周面３０
の各段部２８ａ，２９ａ，３０ａの内、とくに、その前
部内周面２８の段部２８ａを便鉢２４への給水による揚
程水位ｂより所定の高さｈ１に形成したため、旋回流１
５により水位ｂの揚程面が旋回拡大力を受けて曲面状の
旋回面１７Ａとなって前部内周面２８に乗り上げようと
してもこれを阻止することができ、同前部内周面２８に
汚物の残存することを防止することができる。また、便
鉢２４の後部内周面３０側においては、その段部３０ａ
は揚程水位ｂより低い位置ｈ２に形成されて、同後部内
周面３０が長く形成され、かつ段部３０ａは通常の水位
ａに近接された位置に形成されているので、流束１６に
よりその流下部分に発生する渦流１８を著減することが
できるので、トラップ１３側への排水を円滑に行うこと
ができ、これらの相乗効果により便鉢２４を常に美麗に
洗浄することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、上記のように形成された便鉢
において、その底部の上部の縁部を構成する前部内周面
の段部を、旋回流が与えられた場合に発生する旋回面が
乗り上げない程度の高さ位置か、それより若干高い位置
に形成したため、旋回流により旋回拡大力を受けて曲面
状の旋回面となって前部内周面に乗り上げようとして
も、これを阻止することができ、同前部内周面に汚物の
残存することを防止することができる。また、便器の便
鉢において、その底部の上部の縁部を構成する前部内周
面、左右の側部内周面および後部内周面の各段部の内、
旋回流が与えられた場合に発生する旋回面が乗り上げな
い程度の高さ位置に形成された前部内周面の段部と対応
する後部内周面の段部を、旋回流が与えられない水位の
位置より低い、底部の通常の溜め水面の水位に近接した
位置に形成したので、旋回面が前部内周面に乗り上げよ
うとしても、これを阻止することができ、また、流束の
流下部分に発生する渦流を著減することができ、トラッ
プ側への排水を円滑に行うことができ、これらの相乗効
果により便鉢を常に美麗に洗浄することができる。
において、その底部の上部の縁部を構成する前部内周面
の段部を、旋回流が与えられた場合に発生する旋回面が
乗り上げない程度の高さ位置か、それより若干高い位置
に形成したため、旋回流により旋回拡大力を受けて曲面
状の旋回面となって前部内周面に乗り上げようとして
も、これを阻止することができ、同前部内周面に汚物の
残存することを防止することができる。また、便器の便
鉢において、その底部の上部の縁部を構成する前部内周
面、左右の側部内周面および後部内周面の各段部の内、
旋回流が与えられた場合に発生する旋回面が乗り上げな
い程度の高さ位置に形成された前部内周面の段部と対応
する後部内周面の段部を、旋回流が与えられない水位の
位置より低い、底部の通常の溜め水面の水位に近接した
位置に形成したので、旋回面が前部内周面に乗り上げよ
うとしても、これを阻止することができ、また、流束の
流下部分に発生する渦流を著減することができ、トラッ
プ側への排水を円滑に行うことができ、これらの相乗効
果により便鉢を常に美麗に洗浄することができる。
【図１】便器の平面図である。
【図２】同じく縦断面図である。
【図３】同じく横断面図である。
【図４】従来の便器の平面図である。
【図５】同じく縦断面図である。
【図６】同じく横断面図である。
１７Ａ 旋回面 ２１ 便器 ２２ 便器本体 ２３ 給水部 ２４ 便鉢 ２５ リム ２６ 通水路 ２７ スリット状溝部 ２８ 前部内周面 ２９ 側部内周面 ３０ 後部内周面 ２８ａ，２９ａ，３０ａ 段部 ３１ 底部 ３２ 縁部 ａ 通常の溜め水面の水位 ｂ 給水による揚程水位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E03D 11/08 E03D 11/02
Claims (2)
- 【請求項１】 便器の便鉢において、その底部の上部の
縁部を構成する前部内周面、左右の側部内周面および後
部内周面の各段部の内、とくに、その前部内周面の段部
を、旋回流が与えられた場合に発生する旋回面が乗り上
げない程度の高さ位置か、それより若干高い位置に形成
する構成とした便器における便鉢構造。 - 【請求項２】 便器の便鉢において、その底部の上部の
縁部を構成する前部内周面、左右の側部内周面および後
部内周面の各段部の内、旋回流が与えられた場合に発生
する旋回面が乗り上げない程度の高さ位置に形成された
前部内周面の段部と対応する後部内周面の段部を、旋回
流が与えられない水位の位置より低い、底部の通常の溜
め水面の水位に近接した位置に形成する構成とした便器
における便鉢構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6281211A JP3052180B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 便器における便鉢構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6281211A JP3052180B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 便器における便鉢構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120741A JPH08120741A (ja) | 1996-05-14 |
| JP3052180B2 true JP3052180B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17635912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6281211A Expired - Lifetime JP3052180B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 便器における便鉢構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3052180B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013019242A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Toto Ltd | 水洗大便器 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1170992C (zh) * | 1996-10-15 | 2004-10-13 | 东陶机器株式会社 | 水洗便器 |
| SE536838C2 (sv) * | 2013-09-19 | 2014-09-30 | Cdup Ab | En snålspolande toalett |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP6281211A patent/JP3052180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013019242A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Toto Ltd | 水洗大便器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08120741A (ja) | 1996-05-14 |
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