JPH0684612U - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH0684612U
JPH0684612U JP2426193U JP2426193U JPH0684612U JP H0684612 U JPH0684612 U JP H0684612U JP 2426193 U JP2426193 U JP 2426193U JP 2426193 U JP2426193 U JP 2426193U JP H0684612 U JPH0684612 U JP H0684612U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正面部における光る有効範囲を増やし、ラン
プの見え方を向上させることを目的とする。 【構成】 ハウジング1に光源バルブ4の光を第2イ
ンナーレンズ6の素通し部63を経てアウターレンズ2
の正面部20に進める反射面7を設ける。この結果、光
源バルブ4からの光を上述の反射面7で第2インナー
レンズ6の素通し部63を経てアウターレンズ2の正面
部20に反射させることができる。従って、光源バルブ
4からの光の一部を第2インナーレンズ6の素通し部
63を経てアウターレンズ2の回り込み部21に振り分
けて、正面部61における第2インナーレンズ6の素通
し部61が光量不足となっても、上述の反射面7からの
反射光が補われるので、その第2インナーレンズ6の
素通し部63において必要光量が得られ、正面部におけ
る光る有効範囲を増やし、かつランプの見え方を向上さ
せることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多重レンズ構造で、かつサイドに回り込み部を有する例えばフロン トコンビネーションランプ若しくはリヤーコンビネーションランプ等であって、 同一の光源バルブで正面を照射する機能とサイドを照射する機能とを兼用する車 両用灯具に係り、特に光源バルブからの光をサイドの回り込み部に振り分けるの に最適な車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両用灯具としては、例えば同一の光源バルブでフロントターンの正 面照射機能とサイドターンのサイド照射機能とを兼用するフロントコンビネーシ ョンランプ、又は同一の光源バルブでテール/ストップの正面照射機能とサイド マーカーのサイド照射機能とを兼用するリヤーコンビネーションランプ、等があ る。 以下、この種の従来の車両用灯具について図3乃至図6を参照して説明する。 この例はテール/ストップの正面照射機能とサイドマーカーのサイド照射機能と を兼用するリヤーコンビネーションランプについて説明する。なお、図4におい ては作図の便宜上ハッチングを省略してある。 図5及び図6において、100は車両101の後部の左右両側に配置したリヤ ーコンビネーションランプである。このリヤーコンビネーションランプ100は 、同一の光源バルブでテール/ストップの正面照射機能とサイドマーカーのサイ ド照射機能とを兼用するものである。このサイドマーカーの必要配光上のサイド 照射範囲は、上面から見てサイドに対してから後方に45°かつ前方にθ1°( 図6を参照)、また正面(車両101に対しては背面)から見て水平に対して上 方にθ2°かつ下方にθ3°であり、上述の配光必要角度θ1°及びθ2°及び θ3°は規格値で定められている。
【0003】 図3及び図4において、1はハウジングである。このハウジング1は、前面に 開口部10を有し、かつサイドに回り込み部11を有する。このハウジング1の 全周縁にシール凹部12を設ける。また、このハウジング1の中央部に後述する 光源バルブ4を取り付ける取付部13と、後述する光源バルブ4からの光を後 述する第2インナーレンズ6の屈折系プリズム62に反射させる反射面14と、 をそれぞれ設ける。 図において、2はアウターレンズである。このアウターレンズ2は、正面部2 0と、その正面部20のサイドに設けた回り込み部21と、を有する。このアウ ターレンズ2の全周縁にシール脚部22を一体に突設する。このアウターレンズ 2のシール脚部22を前記ハウジング1のシール凹部12に、例えばホットメル ト等の接着シール材3を介して接着シールする。なお、必要に応じて、ビスやボ ルトナットやクリップ等の緊締機構でハウジング1とアウターレンズ2とを機械 的に固定しても良い。このハウジング1にアウターレンズ2を固定することによ り、灯室30が画成され、サイドに回り込み部11及び21が形成される。
【0004】 図において、5は第1インナーレンズである。この第1インナーレンズ5は、 正面部50と、その正面部50のサイドに設けた回り込み部51と、を有する。 この第1インナーレンズ5の正面部からサイドの回り込み部51にかけての背面 側(アウターレンズ2と対向する面と反対の面側)にプリズム部としての拡散系 のプリズム(プリズム素子群)52を設ける。この拡散系のプリズム52は、後 述する第2インナーレンズ6からの光を拡散させて必要なランプ配光を得て前 記アウターレンズ2に進めものである。この第1インナーレンズ5の回り込み部 51と逆側の端部の前面側(アウターレンズ2と対向する面側)に再帰反射器( リフレックスリフレクターR/R)53を設ける。この第1インナーレンズ5を 前記灯室30内に配設する。なお、この第1インナーレンズ5は前記ハウジング 1若しくは前記アウターレンズ2に接着剤等で若しくは機械的に固定されている 。
【0005】 図において、6は第2インナーレンズである。この第2インナーレンズ6は、 正面部60と、その正面部60のサイドに設けた回り込み部61と、を有する。 この第2インナーレンズ6の正面部からサイドの回り込み部61にかけての内面 側にプリズム部としての屈折系のプリズム(プリズム素子群)62、例えば集光 フレンネルプリズムを設ける。この屈折系のプリズム62は、後述する光源バル ブ4からの直射光を屈折させて前記第1インナーレンズ5の正面部50に進め るものである。この第2インナーレンズ6に、光源バルブ4からの直射光を前 記第1インナーレンズ5のサイドの回り込み部51及び前記アウターレンズ2の サイドの回り込み部21に振り分けための素通し部63を設ける。この第2イン ナーレンズ6を前記灯室30内であって、前記第1インナーレンズ5より内側( アウターレンズ2と反対側)に配設する。なお、この第2インナーレンズ6は前 記ハウジング1若しくは前記アウターレンズ2若しくは前記第1インナーレンズ 5に接着剤等で若しくは機械的に固定されている。 図において、4は光源バルブである。この光源バルブ4は、前記ハウジング1 の取付部13に着脱可能に取り付けられて、前記灯室30内であって、前記第2 インナーレンズ6内側(アウターレンズ2と反対側)に配設される。
【0006】 かかる車両用灯具において、光源バルブ4を点灯すると、その光源バルブ4か らの光がハウジング1の反射面14において反射し、その反射光が第2イン ナーレンズ6の屈折系プリズム62に進む。一方、光源バルブ4からの直射光 が上述の反射光と共に、第2インナーレンズ6の屈折系のプリズム62におい て屈折して前記第1インナーレンズ5の正面部50に進む。その光及びは、 上述の第1インナーレンズ5の拡散系のプリズム52において拡散されて必要な ランプ配光が得られる。そして、上述の光及びは、アウターレンズ2の正面 部20を経て外部に所定の配光パターンで照射される。 また、前記光源バルブ4からの直射光の一部が前記第2インナーレンズ6の 素通し部63を経て前記第1インナーレンズ5の回り込み部51及び前記アウタ ーレンズ2のサイドの回り込み部21に達し、そのアウターレンズ2のサイドの 回り込み部21を経て外部に所定の配光パターンで照射される。 この結果、同一の光源バルブ4でテール/ストップの正面照射機能とサイドマ ーカーのサイド照射機能とが兼用される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の車両用灯具においては、光源バルブ4からの直射光 の一部(必要光量)を前記アウターレンズ2のサイドの回り込み部21に振り分 けるために第2インナーレンズ6に素通し部63を設けている。すなわち、上述 の例において、サイド照射機能のサイドマーカーは、正面照射機能のテール/ス トップと同一の光源バルブ4を兼用するものであるから、W定時が低く、必要配 光上、上述の第2インナーレンズ6の屈折系のプリズム62の一部に素通し部6 3(プリズムレス)が必要となる。 このために、光源バルブ4からの直射光の一部が上述の第2インナーレンズ 6のプリズムレスの素通し部63に達するとそのまま第1インナーレンズ5の回 り込み部51及びアウターレンズ2の回り込み部21に振り分けられてしまうの で、上述の車両用灯具を正面(車両101に対して背面)から見ると、図3中の 格子ハッチングDに示すように、上述の第2インナーレンズ6のプリズムレスの 素通し部63が光量不足となって暗くなり、正面部20及び50及び60におけ る光る有効範囲が減少し、かつランプの見え方にも影響がでる等の問題がある。
【0008】 本考案は、正面部における光る有効範囲を増やし、かつランプの見え方を向上 させることができる車両用灯具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、ハウジングに光源バルブの光をイン ナーレンズの素通し部を経てアウターレンズの正面部に進める反射面を設けたこ とを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案は、上記の構成により、ハウジングの反射面で光源バルブからの光をイ ンナーレンズの素通し部を経てアウターレンズの正面部に反射させることができ る。この結果、光源バルブからの光の一部をインナーレンズの素通し部を経てア ウターレンズの回り込み部に振り分けて、正面部におけるインナーレンズの素通 し部が光量不足となっても、上述のハウジングの反射面からの反射光が補われる ので、そのインナーレンズの素通し部において必要光量が得られる。従って、正 面部における光る有効範囲を増やし、かつランプの見え方を向上させることがで きる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る車両用灯具の一実施例を図1及び図2を参照して説明する 。この例はテール/ストップの正面照射機能とサイドマーカーのサイド照射機能 とを兼用するリヤーコンビネーションランプについて説明する。図中、図3乃至 図6と同符号は同一のものを示す。なお、図2においては作図の便宜上ハッチン グを省略してある。 図において、7は前記ハウジング1に設けた反射面である。この反射面7は、 光源バルブ4からの光を第2インナーレンズ6の素通し部63を経て第1イン ナーレンズ部5の正面部50及びアウターレンズ2の正面部20に進めるための ものであって、例えば多段回転放物面からなる。
【0012】 この実施例における本考案の車両用灯具は、以上の如き構成からなるので、光 源バルブ4を点灯すると、光源バルブ4からの光をハウジング1の反射面7で 反射させて、第2インナーレンズ6の素通し部63を経て第1インナーレンズ5 の正面部50及びアウターレンズ2の正面部20に反射させることができる。こ の結果、光源バルブ4からの光の一部を第2インナーレンズ6の素通し部63 を経て第1インナーレンズ5の回り込み部51及びアウターレンズ2の回り込み 部21に振り分けて、正面部20及び50及び60における第2インナーレンズ 6の素通し部63が光量不足となっても、上述のハウジング1の反射面7からの 反射光が補われるので、その第2インナーレンズ6の素通し部63において必 要光量が得られる。従って、正面部20及び50及び60における光る有効範囲 を増やし、かつランプの見え方を向上させることができる。
【0013】 なお、上述の実施例においては、テール/ストップの正面照射機能とサイドマ ーカーのサイド照射機能とを兼用するリヤーコンビネーションランプについて説 明したが、本考案はその他の車両用灯具、例えば同一の光源バルブでフロントタ ーンの正面照射機能とサイドターンのサイド照射機能とを兼用するフロントコン ビネーションランプ等にも適用することができる。 また、上述の実施例においては、アウターレンズ2と第1インナーレンズ5及 び第2インナーレンズ6の2個のインナーレンズとの多重レンズ構造であるが、 アウターレンズと1個のインナーレンズとの多重レンズ構造であっても良い。
【0014】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の車両用灯具は、正面部における光る有効範囲 を増やし、かつランプの見え方を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用灯具の一実施例を示した正
面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】従来の車両用灯具を示した正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】リヤーコンビネーションランプにおけるサイド
マーカーのサイドを照射する必要配光角度を示した平面
の説明図である。
【図6】同じくリヤーコンビネーションランプにおける
サイドマーカーのサイドを照射する必要配光角度を示し
後面の説明図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、11…回り込み部、2…アウターレン
ズ、20…正面部、21…回り込み部、30…灯室、4
…光源バルブ、5…第1インナー連部、50…正面部、
51…回り込み部、52…プリズム部としての拡散系プ
リズム、6…第2インナーレンズ、60…正面部、61
…回り込み部、62…プリズム部としての屈折系プリズ
ム(集光フレンネルプリズム)、63…素通し部、7…
反射面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯室を画成し、かつサイドに回り込み部
    を有するハウジング及びアウターレンズ及びインナーレ
    ンズと、その灯室内に配設した光源バルブと、前記イン
    ナーレンズに設け、前記光源バルブからの光を前記アウ
    ターレンズの正面部に進めるプリズム部と、前記インナ
    ーレンズに設け、前記光源バルブからの光を前記アウタ
    ーレンズのサイドの回り込み部側に振り分ける素通し部
    と、を備えた車両用灯具において、 前記ハウジングには、前記光源バルブの光を前記インナ
    ーレンズの素通し部を経て前記アウターレンズの正面部
    に進める反射面を有することを特徴とする車両用灯具。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181680U (ja) * 1974-12-23 1976-06-30
JPS5274778U (ja) * 1975-12-02 1977-06-03
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