JPH0684356U - エリクセン試験機 - Google Patents

エリクセン試験機

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JPH0684356U
JPH0684356U JP2548993U JP2548993U JPH0684356U JP H0684356 U JPH0684356 U JP H0684356U JP 2548993 U JP2548993 U JP 2548993U JP 2548993 U JP2548993 U JP 2548993U JP H0684356 U JPH0684356 U JP H0684356U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 JISに規定されたA方法のエリクセン試験
を行うにあたってダイスと試験片との隙間が正確に規定
量となるようにする。 【構成】 しわ押え10に試験片TPを載置し、しわ押
え10と対向配置された円筒状ダイス15としわ押え1
0とを離接手段により離接させてダイスと試験片との間
に規定量の隙間を設け、この状態で負荷手段6,7によ
り試験片TPをダイス15に押圧して負荷するものにお
いて、しわ押え10とダイス15にバッテリBTの両端
をそれぞれ接続して成る検出回路20と、この検出回路
20を流れる電流を検出する電流センサ31と、ダイス
12としわ押え10とが互いに近接するよう離接手段を
作動させた後、電流センサ31が電流を検出するのに伴
って離接手段を停止し、その後、試験片TPとダイス1
5との間に規定量の隙間を設けるべく離接手段を作動せ
しめる制御手段32とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエリクセン試験機に関し、特にJISで規定されたA方法によるエリ クセン試験を精度よく行えるよう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】
エリクセン試験機は、例えば金属薄板から成る試験片が載置されるしわ押えと 、このしわ押えと対向配置された円筒状のダイスとを備え、しわ押えに載置され た試験片をポンチでダイスに押圧し負荷を与えるものである。そして、試験片の 少なくとも1箇所に裏面にまで達する亀裂が生じたら、その時点までのポンチ移 動量(エリクセン値)を試験結果として得る。 ここで、上記エリクセン試験にはA方法とB方法とがあり、A方法では、上記 ダイスとしわ押えとの間に試験片の厚さの他に0.05mmの隙間を設けた状態 で試験を行うようJISで規定されている。そこで従来は、試験片にかかる荷重 を検出するロードセルを設け、しわ押えに載置された試験片に向けてダイスを下 降させた後、上記ロードセルが荷重を検出したらダイスが試験片に当接したと判 断してダイスをいったん停止し、その後、ダイスと試験片との間に0.05mm の隙間が生じるまでダイスを上昇させるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにロードセルを用いてダイスと試験片との当接の有 無を検出する構成では、下降するダイスが試験片に当接した瞬間ではなくある程 度試験片が押圧されて初めて当接が検出されることになる。このため、当接検出 からダイスを0.05mm上昇させても実際にはダイスと試験片との隙間が0. 05mm未満になるおそれがあり、この場合には正確な試験結果が得られない。
【0004】 本考案の目的は、上記A方法の試験を行うにあたってダイスと試験片との隙間 を正確に規定量とすることが可能なエリクセン試験機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、しわ押えに試験片を載置し、しわ押えと対向配置された円筒状ダイ スとしわ押えとを離接手段により離接させてダイスと試験片との間に規定量の隙 間を設け、この状態で負荷手段により試験片をダイスに押圧して負荷するエリク セン試験機に適用される。 そして、しわ押えとダイスにバッテリの両端をそれぞれ接続して成る検出回路 と、この検出回路を流れる電流を検出する電流センサと、ダイスとしわ押えとが 互いに近接するよう離接手段を作動させた後、電流センサが電流を検出するのに 伴って離接手段を停止し、その後、試験片とダイスとの間に規定量の隙間を設け るべく離接手段を作動せしめる制御手段とを具備し、これにより上記問題点を解 決する。
【0006】
【作用】
離接手段によりダイスとしわ押えとを互いに近接させた後、電流センサが電流 を検出するのに伴って離接手段が停止される。ここで、電流センサが電流を検出 したということは、ダイスと試験片とが当接して上記回路が閉じたことを示して いる。その後、離接手段が再び作動し、試験片とダイスとの間に規定量の隙間が 設けられる。
【0007】
【実施例】
図1〜図7により本考案の一実施例を説明する。 図2は本考案に係るエリクセン試験機の要部構成図である。1は負荷シリンダ 、2はシリンダチューブ1aの上部に検出プレート3を介して連結された試験ブ ロック、4は試験ブロック2の上部に螺着されたウォームハウジングである。シ リンダ1のロッド室1bおよびボトム室1cには不図示の油圧回路から圧油が供 給され、これによりピストンロッド1dが伸縮する。
【0008】 ピストンロッド1dの先端には、ジョイント5を介してポンチ6が連結され、 ポンチ6の先端に球座7が固着されている。試験ブロック2の内周面に嵌合され たシリンダハウジング8内には、上記ピストンロッド1dの昇降を案内するガイ ドハウジング9が螺着され、ガイドハウジング9の上部には、例えば金属薄板か ら成る試験片TPが載置される円筒状のしわ押え10が固着されている。ピスト ンロッド1dが伸長すると、ポンチ6を介して球座7がしわ押え10の内部を通 って上昇する。
【0009】 ウォームハウジング4にはウォームホイール11が回転可能に支持され、その 外周面に形成されたギア部11aにウォーム12が噛合している。ウォーム12 は、図1に示すモータ34から回転伝達を受け、その回転によりウォームホイー ル11が回転する。ウォームホイール11の内周面に形成されたギア部11bに は角ねじ13が螺合され、角ねじ13の下端部にはダイスハウジング14を介し て円筒状のダイス15が上記しわ押え10と対向するよう保持されている。角ね じ13は、不図示のキーによりその回転が阻止されており、したがって上記ウォ ームホイール11の回転により角ねじ13およびダイス15が一体に昇降する。 ここで、上記ダイス15およびしわ押え10は共に金属製材料、すなわち導電性 材料で構成されている。 なお、ウォームハウジング4の上部に設けられたばね受け16と、角ねじ13 の上部に設けられた蓋17との間にはばね18が設けられている。
【0010】 図1は上記エリクセン試験機の電気回路の構成を示す図である。20は、バッ テリBTの両端を上記ダイス15およびしわ押え10にそれぞれ接続して成る検 出回路、31はこの回路20内を流れる電流を検出する電流センサであり、電流 センサ31の出力は制御回路32に入力される。制御回路32には、エリクセン 試験の試験条件を設定するための条件設定部33、ダイス昇降用のモータ34が 接続されるとともに、負荷シリンダ駆動用の油圧回路を構成する油圧制御弁(電 磁弁)35のソレノイド部35aが接続されている。条件設定部33は、ダイス 15が試験片TPと当接した瞬間からダイス15の下降を停止させるまでの時間 を設定するためのものであり、その時間は操作者が試験片TPの表面状態に応じ て決定し入力する。
【0011】 次に、上述のエリクセン試験機を用いてJISに規定されたA方法によるエリ クセン試験を行う際の動作を説明する。 図3は、試験に先立って試験片TPとダイス15との間に0.05mmの隙間 を設ける際の手順を示している。 図2に示す状態でしわ押え10に試験片TPを載置し、不図示のスイッチをオ ンするとこのプログラムが制御回路32内で起動される。この時点ではダイス1 5が試験片TPと接触していないので、上記検出回路20に電流は流れず、電流 センサ31の出力はゼロである。
【0012】 まずステップS1でモータ34を所定方向に駆動する。これによりウォーム1 2を介してウォームホイール11が回転し、角ねじ13を介してダイス15が試 験片TPに向けて下降する。ステップS2では、電流センサ31が電流を検出す るのを待つ。上述したようにダイス15,しわ押え10および試験片TPがが共 に金属製であるから、図4に示すようにダイス15が試験片TPに当接した瞬間 に検出回路20内に電流が流れ、電流センサ31にて電流が検出される。これに よりステップS2が肯定されてステップS3に進み、上記条件設定部33により 待ち時間が設定されているか否かを判定する。設定されていない場合にはステッ プS5に進み、設定されている場合には、ステップS4でその設定時間だけ待っ てステップS5に進む。
【0013】 ステップS5ではモータ34を停止してダイス15の下降を停止する。その後 、ステップS6でモータ34を上述とは逆方向に駆動してダイス15を上昇させ 、ダイス15の上昇量が0.05mmに達したらモータ34を停止する。 以上の手順により、図1に示すようにダイス15と試験片TPとの間隔を正確 に0.05mmとすることができる。
【0014】 ところで、上述した構成では、例えば試験片TPにうねりがある場合にダイス 15が図7の如く試験片TPの一部に接触しただけでも検出回路20に電流が流 れる。このため電流が流れた瞬間にダイス15を停止すると、ダイス15を0. 05mm上昇させたときにダイス15と試験片TPとの間隔が正確に0.05m mとはならない。本実施例では、試験片TPの表面形状に応じて待ち時間を設定 可能とし、ダイス15が試験片TPに接触した後に上記設定された待ち時間だけ 待ってからダイス15の下降を停止するようにしたので、ダイス下面がほぼ全体 にわたって試験片TPに当接したときにダイス15を停止させることができる。 したがって、うねりのある試験片TPに対してもダイス15と試験片TPとの間 隔を正確に0.05mmとすることができる。 なお、上記待ち時間は試験片TPのうねりが大きいほど長くする必要がある。 勿論、試験片TPにうねりがない場合には待ち時間を設定しなくてもよい。
【0015】 以上の動作により試験準備が整ったところでエリクセン試験を行う。まず図1 に示す制御弁35を切換制御して負荷シリンダ1のボトム室1cに圧油を供給し 、ピストンロッド1dを伸長させる。これに伴ってポンチ6が上昇して球座7が 試験片TPの裏面に当接し、図5に示すように試験片TPをダイス15の下面に 押しつける。球座7が更に上昇すると、試験片TPが図6に示すように変形する 。試験片TPの少なくとも1箇所に裏面にまで達する亀裂が生じたら制御弁35 を中立位置に切換えてシリンダ1の伸長、すなわち球座7の上昇を停止する。そ して、球座7が試験片TPに当接した状態(図1の状態)からの球座移動量(エ リクセン値)を試験結果として得る。
【0016】 以上の実施例の構成において、モータ34,ウォームホイール11,ウォーム 12および角ねじ13が離接手段を、負荷シリンダ1,ポンチ6および球座7が 負荷手段をそれぞれ構成する。
【0017】 なお以上では、ダイス15を下降させて試験片TPに当接させるようにしたが 、これとは逆にしわ押え10を上昇させて試験片TPをダイス15に当接させる ようにしてもよい。また以上では、JISに規定されたようにダイス15と試験 片TPとの隙間を0.05mmとしたが、0.05mm以外の場合でもよい。 さらに以上では、しわ押え10とダイス15とを金属製(導電性)材料で構成 したが、例えば非導電性材料に金属めっきを施したものでもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、しわ押えとダイスにバッテリの両端をそれぞれ接続して成る 検出回路を設け、この検出回路を流れる電流を検出してダイスと試験片との当接 の有無を検出するようにしたので、ロードセルを用いた従来例と比べて正確に当 接判定が行える。したがって、JISで規定されたA方法による試験を行うにあ たって、ダイスと試験片との隙間を正確に規定量に制御するすることができ、常 に正確な試験機結果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るエリクセン試験機の当
接検出機構の構成を示す図。
【図2】エリクセン試験機の正面断面図。
【図3】実施例の動作を説明するフローチャート。
【図4】ダイスが試験片に当接した状態を示す図。
【図5】球座を上昇させて試験片をダイスに当接させた
状態を示す図。
【図6】試験片が変形した状態を示す図。
【図7】うねりのある試験片を用いた場合を示す図。
【符号の説明】
1 負荷シリンダ 6 ポンチ 7 球座 10 しわ押え 11 ウォームホイール 12 ウォーム 13 角ねじ 15 ダイス 20 検出回路 31 電流センサ 32 制御回路 33 条件設定部 34 ダイス昇降用モータ 35 油圧制御弁 TP 試験片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しわ押えに試験片を載置し、前記しわ押
    えと対向配置された円筒状ダイスと前記しわ押えとを離
    接手段により離接させて前記ダイスと試験片との間に規
    定量の隙間を設け、この状態で負荷手段により試験片を
    ダイスに押圧して負荷するエリクセン試験機において、
    前記しわ押えとダイスにバッテリの両端をそれぞれ接続
    して成る検出回路と、この検出回路を流れる電流を検出
    する電流センサと、前記ダイスとしわ押えとが互いに近
    接するよう前記離接手段を作動させた後、前記電流セン
    サが電流を検出するのに伴って前記離接手段を停止し、
    その後、前記試験片とダイスとの間に前記規定量の隙間
    を設けるべく離接手段を作動せしめる制御手段とを具備
    することを特徴とするエリクセン試験機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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