JPH0684314A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH0684314A
JPH0684314A JP23449092A JP23449092A JPH0684314A JP H0684314 A JPH0684314 A JP H0684314A JP 23449092 A JP23449092 A JP 23449092A JP 23449092 A JP23449092 A JP 23449092A JP H0684314 A JPH0684314 A JP H0684314A
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fitting hole
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disk
plate
cartridge
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JP23449092A
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善二郎 山下
Kenji Ota
賢司 太田
Toshiichi Nagaura
歳一 長浦
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスク1はカートリッジケース3内に収納
されており、中央部に設けられた嵌合穴1aには、マグ
ネット吸着板2が嵌合されている。このマグネット吸着
板2の外周部には、嵌合穴1aの内周面と軸方向に接触
する立ち上がり部2cが立設されている。また、ディス
ク1は、ディスク1の上面側に形成される間隙部Aの軸
方向寸法の最大値aが、マグネット吸着板2の高さ寸法
hよりも小さくなるように形成されている。 【効果】 マグネット吸着板2を嵌合穴1aに接着剤等
を用いて固定することなく、嵌合穴1aに挿入するだけ
で取り付けることができるので、ディスクカートリッジ
の構成が従来より簡略化され、簡略化によるコストダウ
ンが効果的に図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の記録媒体であ
るディスクが、カートリッジケースに収納されてなるデ
ィスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジは、図5に示すよ
うに、ディスク31がカートリッジケース33内部に収
納された形状を有している。上記ディスク31は、中央
部に嵌合穴31aが形成され、さらに、この嵌合穴31
aの中央部に開口部31bが形成されている。そして、
上記嵌合穴31aにマグネット吸着板32が嵌合され、
固定されている。
【0003】一方、カートリッジケース33は、上側ケ
ース33aと下側ケース33bとからなり、下側ケース
33bの中央部に開口部33cが形成され、さらに、こ
の開口部33c近傍に、収納されたディスク31の記録
層を保護するための保護用突起部33d…が形成されて
いる。
【0004】そして、このようなディスクカートリッジ
をドライブ装置へ装着するには、カートリッジケース3
3の開口部33cを通してカートリッジケース33内部
にドライブ装置の回転テーブル34を挿入し、回転テー
ブル34の中央部に突設されたドライブ回転軸35をデ
ィスク31の開口部31bに嵌合させて芯を合わせ、回
転テーブル34とディスク31の中央部下面とを当接さ
せる。上記ドライブ回転軸35の中央部には、マグネッ
ト36が嵌合されているので、ディスク31の中央部に
設けられたマグネット吸着板32が非接触に吸引され、
この吸引力にてディスク31は回転テーブル34に押し
付けられ、クランプされる。
【0005】ところで、このような装着の際のマグネッ
ト吸着板32の役割は、ディスク31を磁気力にて回転
テーブル34に押し付け、ディスク31の回転を安定化
させることである。したがって、装着時の位置合わせ
や、芯合わせ等とは関係ないので、マグネット吸着板3
2のディスク31への取り付けに関しては、正確な位置
合わせ等は必要とされない。
【0006】そこで、従来からこの点に着目し、マグネ
ット吸着板32のディスク31への取り付けを簡略化す
ることによるコストダウンが図られている。但し、マグ
ネット吸着板32の取り付けに際しては、ディスク31
の回転を安定化させるために、マグネット吸着板32の
上面部32aがディスク31とほぼ平行状態を維持でき
る構成とすること、また、カートリッジケース内部で、
マグネット吸着板32が嵌合穴31aから抜脱しない構
成とすること等が必要である。
【0007】したがって、従来は、嵌合穴31aにマグ
ネット吸着板32を固定する方法が採用されており、固
定方法としては、例えば図6に示すように、マグネット
吸着板32をハット型に形成し、このハット型マグネッ
ト吸着板32の鍔部32bを、嵌合穴31aの底面に接
着剤37を用いて固定する方法や、超音波加工装置を用
いて、図7に示すように、嵌合穴31aにおける内周面
に突起部31cを形成し、この突起部31cにハット型
マグネット吸着板32の鍔部32bを引っ掛けて固定す
るウェルディング法等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては、マグネット吸着板32の上面部3
2aがディスク31とほぼ平行状態を維持できるよう
に、または、マグネット吸着板32が嵌合穴31aから
抜脱しないようにするために、マグネット吸着板32を
嵌合穴31aに固定する方法を採用しているため、接着
剤37や超音波加工装置等が必要となり、マグネット吸
着板32の取り付けを簡略化することによるコストダウ
ンが効果的に図られていないという問題点を有してい
る。
【0009】そこで、本発明のディスクカートリッジ
は、上記課題に鑑みなされたもので、嵌合穴に固定する
ことなくマグネット吸着板の傾きを規制することがで
き、また、抜脱が防止できる構成とすることにより、マ
グネット吸着板の取り付けを従来よりもさらに簡略化
し、簡略化によるコストダウンを効果的に図ることを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のディスク
カートリッジは、上記課題を解決するために、中央部に
嵌合穴が形成され、この嵌合穴にマグネット吸着板が嵌
合されたディスクと、このディスクを内部に収納するカ
ートリッジケースとを備えたディスクカートリッジにお
いて、上記マグネット吸着板の外周部に、嵌合穴の内周
面に軸方向に接触して嵌合される嵌合部が立設されてい
ることを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載のディスクカートリッ
ジは、上記課題を解決するために、中央部に嵌合穴が形
成され、この嵌合穴にマグネット吸着板が嵌合されたデ
ィスクと、このディスクを内部に収納するカートリッジ
ケースとを備え、カートリッジケースの下面側が下向き
になるように水平面上に載置された際に、ディスクの上
面側に形成されるカートリッジケースとの間隙部の軸方
向寸法が最大となるディスクカートリッジにおいて、上
記間隙部の軸方向寸法の最大値が、マグネット吸着板の
高さ寸法より小さくなるように形成されていることを特
徴としている。
【0012】
【作用】上記の請求項1記載の構成によれば、マグネッ
ト吸着板の外周部に、嵌合穴の内周面に軸方向に接触し
て嵌合される嵌合部が立設されているので、この嵌合部
にて、マグネット吸着板の傾きが規制され、マグネット
吸着板の上面とディスクとがほぼ平行に維持される。こ
れにより、マグネット吸着板を嵌合穴に固定することな
く、マグネット吸着板の傾きを規制し、マグネット吸着
板の上面をディスクとほぼ平行に維持することができ
る。
【0013】また、請求項2記載の構成によれば、ディ
スクの上面側に形成されるカートリッジケースとの間隙
部の軸方向寸法の最大値が、マグネット吸着板の高さ寸
法より小さくなるように形成されているので、例えマグ
ネット吸着板が嵌合穴に沿って上下動したとしても抜脱
する恐れはない。これにより、マグネット吸着板を嵌合
穴に固定することなく、マグネット吸着板の抜脱を防止
することができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例のディスクカートリッジは、図1
に示すように、カートリッジケース3と、このカートリ
ッジケース3内部に収納されているディスク1とから構
成されている。
【0016】上記カートリッジケース3は、上側ケース
3aと下側ケース3bとからなり、下側ケース3bの中
央部には、ディスクカートリッジが図示しないドライブ
装置に装着された際、ドライブ装置に設けられた回転テ
ーブル等をディスク1に当接させるための開口部3cが
形成されている。また、この開口部3cの近傍には、内
部に収納されたディスク1の中央部を支持することによ
り、ディスク1の記録層を保護する保護用突起部3d…
が形成されている。尚、上側ケース3aにおけるほぼ同
位置にも、保護用突起部3d…が形成されている。
【0017】上記ディスク1は、図示しない記録層が形
成されており、ドライブ装置に装着されることにより、
上記記録層の情報が読み出されたり、または、記録層に
情報が記録されるようになっている。
【0018】上記ディスク1の中央部には、嵌合穴1a
が形成されており、この嵌合穴1aには、後述するマグ
ネット吸着板2が嵌合されている。嵌合穴1aの中央部
には、ディスク1とドライブ装置との芯合わせに用いら
れる開口部1bが形成されている。
【0019】上記嵌合穴1aに挿入されているマグネッ
ト吸着板2は、ドライブ装置にマグネットキャッチング
されることにより、ディスク1の回転を安定させるもの
で、鍔部2bにさらに立ち上がり部2cが形成されたハ
ット型に形成されている。この立ち上がり部2cは、嵌
合穴1aに挿入された際、嵌合穴1aの内周面と軸方向
に接触するようになっており、本発明の嵌合部である。
そして、この立ち上がり部2cが、嵌合穴1aの内周面
に接触することにより、マグネット吸着板2の傾きは規
制され、マグネット吸着板2の上面部2aとディスク1
とがほぼ平行に維持されるようになっている。
【0020】さらに、上記ディスク1は、図2に示すよ
うに、ディスク1の上面と上側ケース3aとの間に形成
される間隙部Aの軸方向寸法が最大となる状態、即ち、
ディスクカートリッジが下側ケース3bを下側にして水
平面上に載置され、上述の保護用突起部3d…にてディ
スク1の下面側が支持された状態における間隙部Aの軸
方向寸法の最大値aが、上記マグネット吸着板2の軸方
向寸法である高さ寸法hより小さくなるように形成され
ている。これにより、図3に示すように、外部から何ら
かの力が作用してマグネット吸着板2が上方に持ち上げ
られたとしても、嵌合穴1aからマグネット吸着板2が
抜脱しないようになっている。
【0021】したがって、本実施例のディスクカートリ
ッジにおけるディスク1へのマグネット吸着板2の取り
付けは、従来のように、接着剤や、超音波加工装置等を
必要とせず、嵌合穴1aに挿入するだけでなされてい
る。この結果、マグネット吸着板2の取り付けは従来よ
りも簡略化されることとなり、簡略化によるコストダウ
ンを効果的に図ることができる。
【0022】尚、本実施例においては、嵌合穴1aにマ
グネット吸着板2を固定することなくマグネット吸着板
2の傾きを規制する構成と、同じく固定することなくマ
グネット吸着板2の抜脱を防止する構成とを併せて採用
することで、嵌合穴1aにマグネット吸着板2を挿入す
るだけで取り付けられるというより一層の簡略化を可能
としているが、両構成の内、何れか一方のみを採用する
だけでも充分に従来よりも取り付けを簡略化することが
できるので、簡略化によるコストダウンを効果的に図る
ことができる。
【0023】また、本実施例においては、間隙部Aの軸
方向寸法の最大値aが上記マグネット吸着板2の高さ寸
法hより小さくなるように、ディスク1の形状を工夫し
たが、例えば、マグネット吸着板2の高さ寸法hをディ
スク1の形状に応じて変化させるようにしてもよい。
【0024】さらに、マグネット吸着板2の形状は、本
実施例の形状以外に、例えば、図4に示すように、マグ
ネット吸着板2’の上面部2a’に直接、立ち上がり部
2c’が設けられた形状としてもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1のディスクカートリッジは、以
上のように、マグネット吸着板の外周部に、嵌合穴の内
周面に軸方向に接触して嵌合される嵌合部が立設されて
いる構成である。
【0026】それゆえ、マグネット吸着板を嵌合穴に固
定することなく、マグネット吸着板の傾きを規制し、マ
グネット吸着板の上面をディスクに対してほぼ水平に維
持することができるので、マグネット吸着板の取り付け
を従来よりも簡略化し、簡略化によるコストダウンを効
果的に図ることができるという効果を奏する。
【0027】また、請求項2のディスクカートリッジ
は、以上のように、間隙部の軸方向寸法の最大値が、マ
グネット吸着板の高さ寸法より小さくなるように形成さ
れている構成である。
【0028】それゆえ、マグネット吸着板を嵌合穴に固
定することなく、マグネット吸着板の抜脱を防止するこ
とができるので、上記請求項1記載の効果と同様の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスクカートリッ
ジの断面図である。
【図2】上記ディスクカートリッジにおける要部の断面
図である。
【図3】上記ディスクカートリッジにおける要部の断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例におけるマグネット吸着板
の形状を示す説明図である。
【図5】従来のディスクカートリッジがドライブ装置に
装着されている説明図である。
【図6】従来のディスクカートリッジにおけるマグネッ
ト吸着板の取り付けを説明する説明図である。
【図7】従来のディスクカートリッジにおけるマグネッ
ト吸着板の取り付けを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a 嵌合穴 2 マグネット吸着板 2’ マグネット吸着板 2a 上面 2b 鍔部 2c 立ち上がり部(嵌合部) 2c’立ち上がり部(嵌合部) 3 カートリッジケース 3a 上側ケース 3b 下側ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に嵌合穴が形成され、この嵌合穴に
    マグネット吸着板が嵌合されたディスクと、このディス
    クを内部に収納するカートリッジケースとを備えたディ
    スクカートリッジにおいて、 上記マグネット吸着板の外周部に、嵌合穴の内周面に軸
    方向に接触して嵌合される嵌合部が立設されていること
    を特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】中央部に嵌合穴が形成され、この嵌合穴に
    マグネット吸着板が嵌合されたディスクと、このディス
    クを内部に収納するカートリッジケースとを備え、カー
    トリッジケースの下面側が下向きになるように水平面上
    に載置された際に、ディスクの上面側に形成されるカー
    トリッジケースとの間隙部の軸方向寸法が最大となるデ
    ィスクカートリッジにおいて、 上記間隙部の軸方向寸法の最大値が、マグネット吸着板
    の高さ寸法より小さくなるように形成されていることを
    特徴とするディスクカートリッジ。
JP23449092A 1992-09-02 1992-09-02 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JP2846190B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877741A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Mitsubishi Chem Corp ディスク用カートリッジ
WO2000028538A1 (fr) * 1998-11-06 2000-05-18 Hitachi Maxell, Ltd. Disque optique, substrat de disque et lecteur

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WO2000028538A1 (fr) * 1998-11-06 2000-05-18 Hitachi Maxell, Ltd. Disque optique, substrat de disque et lecteur
US7027385B1 (en) 1998-11-06 2006-04-11 Hitachi Maxell, Ltd. Optical disk, disk substrate, and drive

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