JPH0684281U - 冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置 - Google Patents

冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置

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JPH0684281U
JPH0684281U JP2481493U JP2481493U JPH0684281U JP H0684281 U JPH0684281 U JP H0684281U JP 2481493 U JP2481493 U JP 2481493U JP 2481493 U JP2481493 U JP 2481493U JP H0684281 U JPH0684281 U JP H0684281U
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JP
Japan
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damper
refrigerator
freezer
outside
heat insulating
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Application number
JP2481493U
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English (en)
Inventor
薫 安藤
雅昭 高見
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパの庫体外側面の結露や、ダンパの変形
を防止する。 【構成】 ダンパ3の外枠31を断熱材33を挟んだ2
層構造としている。断熱材33を用いず、2層構造の間
は中空のままにしてもよい。また、ダンパ3自体の大き
さを小さく形成して、ダンパ3を2連式にしてもよい。 【効果】 断熱材33あるいは中空部分が緩衝領域とな
って断熱し、庫体内の冷気がダンパ3の庫体外側の面に
伝わりにくく、かかる面に結露が生じにくい。外枠31
を2層に形成することで、ダンパは十分な強度を有し、
庫体内外の温度差による変形を生じにくい。ダンパ3を
2連式にすれば、ダンパ3の回転半径を小さくして、ル
ーバ11を小さく形成でき、冷蔵庫等が建屋内に配設さ
れる場合に建屋壁と冷蔵庫壁との間の空隙を小さくし、
スペース効率をよくできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内の気圧を自動的に庫体外の気圧と均衡す るように調節する冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
業務用などの冷蔵庫、冷凍庫、低温乾燥庫、温蔵庫等においては、庫体内の冷 却等によって発生する庫体内と庫体外との気圧差により扉を開けることができな くなる問題があるため、冷蔵庫・冷凍庫等の庫体の側壁などに開口した通風口に 、庫体の内外空気圧差により開閉する板状のダンパを設け、庫体内の気圧を自動 的に庫体外の気圧と均衡するように調節する冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節 装置が提案されている(特開昭52−87864号公報、実公平1−12150 号公報)。特開昭52−87864号公報には、側壁に設けた連通口内に気圧調 節弁を枢軸をもって揺動自在に垂設した構造が開示され、実公平1−12150 号公報には、連通口内に配置される取付基板に弁座体を固着するとともに、弁座 体に水平枢軸をもって気圧調整板を枢着する構造が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これら従来の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置では、庫体内外 の温度差により板状ダンパの庫体外側の面に結露を生じたり、ダンパが変形した りすることがあった。
【0004】 本考案は、ダンパの庫体外側面に結露を生じたり、ダンパが変形したりするこ とのない冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するための本考案は、冷蔵庫・冷凍庫等の庫体壁面に開口し た通気口と、該通気口に形成され前記庫体の内外空気圧差により開閉するダンパ とを備え、該ダンパは中空部分を挟んだ2層又は多層構造である冷蔵庫・冷凍庫 等の庫体内気圧調節装置にある。
【0006】 また、前記中空部分には断熱材を充填した前記の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気 圧調節装置も本考案とする。
【0007】
【作用】
ダンパを中空部分を挟んで伝熱方向に2層又は多層構造とすることにより、中 空部分が緩衝領域となって断熱し、庫体内の冷気がダンパの庫体外側の面に伝わ りにくく、かかる面に結露が生じにくい。また、2層又は多層構造に形成するこ とで、ダンパは十分な強度を有し、庫体内外の温度差による変形を生じにくい。
【0008】 中空部分に断熱材を充填した、前記の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置 の場合は、断熱材による断熱効果が更に高く、庫体内の冷気がダンパの庫体外側 の面により伝わりにくく、結露を十分に防止することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節 装置には庫体内の空気を庫体外に排出させる排気用のものと、庫体外の空気を庫 体内に取り入れる吸気用のものとがあるが、図3乃至6を参照して排気用の冷蔵 庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置の組立て工程について説明する。図3乃至6 は何れも本考案の一実施例にかかる排気用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節 装置の組立て工程を説明する図である。図3を参照して、本工程では、まず、ダ ンパを組み立てる。ダンパは中空部分30を挟んだ2層構造のダンパ外枠31の 中空部分に断熱材33を充填し、さらに外枠31の両側部に側板32をあてがっ て、断熱材33、側板32ともリベット34で留めて形成する。なお、ダンパ外 枠31はアルミ押出成形により、ダンパの回転半径を小さくできるような形状、 例えば、断面形状を本実施例のような六辺形材状或いは円弧形状などとした中空 形材状に形成する。また、断熱材33は発砲ポリウレタンや発砲フェノール樹脂 を形材中で発砲させて作成する。
【0010】 図4を参照して、このように形成したダンパ3を、そのフック部35において 、通気口41を有する本体枠4の回動溝42に回動自在に取付け、さらに、本体 枠4の側部には側板43を固定する。なお、43はダンパ3を支持する傾斜弁座 である。
【0011】 図5を参照して、このようにして製作された中間組立て品5の周囲に凍結防止 用のヒータ線51を形成し、枠体6を取り付ける。なお、44はヒータ線巻装フ ランジ、51はヒータ線用配線である。
【0012】 さらに、図6を参照して、このように形成した中間組立て品7に、パッキン8 、スリーブ9、パッキン10、屋外ルーバー11を取り付けて完成する。
【0013】 図1は、このようにして製作した排気用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節 装置1を冷蔵庫等の庫体壁面202に嵌め込んだ状態の断面図である。壁面20 2に嵌め込むときは、ルーバー11を庫体外側に向けて嵌め込む。これにより、 ダンパ3の開方向は庫体内側から庫体外側となる。
【0014】 また、図2は吸気用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置2の断面図であ る。吸気用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置2は、前述の組立て工程に おいて、中間組立て品5の段階までは、排気用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧 調節装置1と同様に組み立てた後、この中間組立て品5を反転させて枠体6を取 付け、その後の工程も同様としたものである。これにより、吸気用の冷蔵庫・冷 凍庫等の庫体内気圧調節装置2では、ルーバー11を庫体外側に向けて壁面20 2に嵌め込むことにより、ダンパ3の開方向が庫体外側から庫体内側となる。
【0015】 次に、本実施例にかかる冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置1、2の作用 について説明する。冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置1、2は冷蔵庫等の 庫体壁面202に嵌め込んで使用する。庫体内の空気圧が高くなったときは、庫 体内外の気圧差により、冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置1のダンパ3が 開き、庫体内の空気の一部が開口41を介して庫体外に排出されて、庫体内の気 圧が自動的に庫体外の気圧と均衡するように調節することができる。庫体内の空 気圧が低くなったときは、冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置2のダンパ3 が開き、庫体外の空気が開口41を介して庫体内に取り入れられて、やはり庫体 内の気圧が自動的に庫体外の気圧と均衡するように調節することができる。
【0016】 ダンパ3は中空部分を挟んだ2層構造に形成され、しかもこの中空部分には断 熱材33が充填してあるため、中空部分の断熱材33が緩衝領域となって断熱し 、庫体内の冷気がダンパ3の庫体外側の面に伝わりにくく、かかる面に結露が生 じにくい。また、ダンパ3を2層に形成することで、ダンパ3は十分な強度を有 し、従来の板状のダンパに比べて庫体内外の温度差による変形を生じにくい。
【0017】 また、ダンパ3の外枠31の断面形状を上述のとおり六辺形材状或いは円弧形 状などとすることによってダンパ3の回転半径を小さくでき、もって、ルーバ1 1を小さく形成することができ、これにより、冷蔵庫等が建屋内に配設される場 合に建屋壁と冷蔵庫壁との間の空隙を小さくし、スペース効率をよくすることが できる。
【0018】 次に、本考案の他の実施例について幾つか説明する。図7、8は本体枠4を2 段に形成し、これにダンパ3を上下に2連式に構成したものであり、図7は排気 用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置1を、図8は吸気用の冷蔵庫・冷凍 庫等の庫体内気圧調節装置2を、それぞれ庫体壁面202に嵌め込んだ状態の断 面図である。このように、ダンパ3を2連式とするのは、ダンパ3の数を増やし てダンパ3自体の大きさを小さく形成し、もって、ダンパ3の回転半径を小さく して、ルーバ11を小さく形成することを可能とし、これによって、冷蔵庫等が 建屋内に配設される場合に建屋壁と冷蔵庫壁との間の空隙を小さくし、スペース 効率をよくするためである。また、ダンパ3を軽量化して、わずかな庫体内外気 圧差によっても開閉可能とし、気圧差の振れ幅も小さくできる。なお、ダンパ3 を上下に3連式以上に構成することも可能であり、横方向に2連式あるいは3連 式以上に構成することも可能である。
【0019】 また、吸気用と排気用の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置1、2を庫体 壁面202において離間して配設しても、隣接して配設しても或は同一のルーバ ー11を共用するように配設してもよい。
【0020】 さらに、上記の実施例は何れもダンパ3内に断熱材33を充填しているが、こ の断熱材33を充填せずに中空のままとしてもよい。中空のままとしても、その 中空部分が緩衝領域となって断熱し、庫体内の冷気がダンパ3の庫体外側の面に 伝わりにくく、従来の板状のダンパに比べて、かかる面に結露が生じにくい。
【0021】 そのうえ、上記の実施例では、ダンパ3の外枠31を2層構造としているが、 中空部分(あるいは断熱材)を複数の空間に分割する仕切りとなる中間部材を設 けたり、複数種類の断熱材の組合せ等による3層、4層、……などの多層構造と してもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した、本考案の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置によれば、上 述のとおり、ダンパの庫体外側面に結露を生じたり、ダンパが変形したりするこ とのない冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる排気用の冷蔵庫・冷
凍庫等の庫体内気圧調節装置を冷蔵庫等の庫体壁面に嵌
め込んだ状態の断面図である。
【図2】本考案の一実施例にかかる吸気用の冷蔵庫・冷
凍庫等の庫体内気圧調節装置を冷蔵庫等の庫体壁面に嵌
め込んだ状態の断面図である。
【図3】本考案の一実施例にかかる排気用の冷蔵庫・冷
凍庫等の庫体内気圧調節装置の組立て工程を説明する図
である。
【図4】本考案の一実施例にかかる排気用の冷蔵庫・冷
凍庫等の庫体内気圧調節装置の組立て工程を説明する図
である。
【図5】本考案の一実施例にかかる排気用の冷蔵庫・冷
凍庫等の庫体内気圧調節装置の組立て工程を説明する図
である。
【図6】本考案の一実施例にかかる排気用の冷蔵庫・冷
凍庫等の庫体内気圧調節装置の組立て工程を説明する図
である。
【図7】本考案の他の実施例にかかる排気用の冷蔵庫・
冷凍庫等の庫体内気圧調節装置を冷蔵庫等の庫体壁面に
嵌め込んだ状態の断面図である。
【図8】本考案の他の実施例にかかる吸気用の冷蔵庫・
冷凍庫等の庫体内気圧調節装置を冷蔵庫等の庫体壁面に
嵌め込んだ状態の断面図である。
【符号の説明】
3 ダンパ 33 断熱材 41 開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫・冷凍庫等の庫体壁面に開口した
    通気口と、該通気口に形成され前記庫体の内外空気圧差
    により開閉するダンパとを備え、該ダンパは中空部分を
    挟んだ2層又は多層構造である冷蔵庫・冷凍庫等の庫体
    内気圧調節装置。
  2. 【請求項2】 前記中空部分には断熱材を充填した請求
    項1項記載の冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置。
JP2481493U 1993-05-13 1993-05-13 冷蔵庫・冷凍庫等の庫体内気圧調節装置 Pending JPH0684281U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3814697A4 (en) * 2018-06-29 2022-06-22 Kason Industries, Inc. COMBINED VENT AND LIGHT FOR COLD ROOM

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5267864A (en) * 1975-12-03 1977-06-04 Taisei Kousan Kk Automatic adjusting apparatus for room inner pressure of large freezing chamber and like

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