JPH0684196A - 光学式情報記録装置の清掃装置 - Google Patents

光学式情報記録装置の清掃装置

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JPH0684196A
JPH0684196A JP23615192A JP23615192A JPH0684196A JP H0684196 A JPH0684196 A JP H0684196A JP 23615192 A JP23615192 A JP 23615192A JP 23615192 A JP23615192 A JP 23615192A JP H0684196 A JPH0684196 A JP H0684196A
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JP
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cleaning
pickup
arm
optical
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JP23615192A
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Inventor
Soichi Shimura
聡一 志村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は清掃機構を内設した疑似カートリッジ
を装着することにより光学式ピックアップの清掃を行う
光学式情報記録装置の清掃装置に関し、固定ピックアッ
プ及び可動ピックアップを具備する光学式ピックアップ
の清掃を容易かつ確実に行うことを目的とする。 【構成】疑似カートリッジ21に清掃機構22を有し、
可動ピックアップ13と固定ピックアップ12に配設さ
れたレンズ14〜16を清掃する清掃装置において、上
記清掃機構22を、アーム部27と、このアーム部27
の一端部に配設された把持部28と、アーム部27の他
端部に配設されて把持部28を回動操作することにより
回動し、上記各ピックアップ12,13間に装着される
支持部29と、この支持部29に支持されており、把持
部28の操作により各レンズ14〜16を清掃する清掃
パッド(30,31,41)とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式情報記録装置の清
掃装置に係り、特に清掃機構を内設した疑似カートリッ
ジを装着することにより光学式ピックアップの清掃を行
う光学式情報記録装置の清掃装置に関する。
【0002】光学式情報記録装置は、その内部に光学式
ピックアップを有している。この光学式ピックアップ
は、光学式情報記録媒体(光ディスク)に対しレーザ光
を照射し、またその反射光を入射する光学系(レンズ)
が外部に露出した構造となっている。
【0003】この光学系に装置に侵入した塵埃が付着し
た場合、適正な記録再生処理が行えなくなるおそれがあ
る。よって、光学式ピックアップに配設された光学系を
確実にかつ簡単に操作で清掃し得る清掃装置が望まれて
いる。
【0004】
【従来の技術】図15に従来、一般に用いられていた光
学式情報記録装置の清掃装置を示す。同図において、1
は光学式ピックアップあり、その上部に光ディスクに対
しレーザ光を照射し、またその反射光を入射する対物レ
ンズ2が配設されている。また、3は光学式情報記録装
置に内設されているスピンドルモータであり、ターンテ
ーブル上に載置される光ディスクを所定回転数で回転駆
動するものである。
【0005】4は清掃装置であり、疑似媒体5と清掃パ
ッド6とにより構成されている。疑似媒体5は、光ディ
スクと同一形状を有した円盤状の部材であり、ターンテ
ーブルに載置されスピンドルモータ3により回転しうる
構成とされている。また、清掃パッド6は、例えばフェ
ルト材等により構成されており、上記疑似媒体5に半径
方向に延在するよう取り付けられている。
【0006】そして、疑似媒体5が回転することによ
り、清掃パッド6が光学式ピックアップ1に設けられた
対物レンズ2上を摺動し、これにより対物レンズ2に付
着した塵埃を清掃する構成とされていた。
【0007】一方、図16に示すのは従来における他の
構成の清掃装置である。この清掃装置は、光ディスクを
内設したディスクカートリッジを装着して記録再生処理
を行う光学式情報記録装置に用いられるものであり、疑
似カートリッジ7,把持部8,アーム部9,清掃パッド
10等により構成されている。
【0008】アーム部9は疑似カートリッジ7内に回転
可能に取り付けられており、疑似カートリッジ7の外部
に位置する端部に把持部8が取り付けられると共に、疑
似カートリッジ7が装着された状態において光学式ピッ
クアップ1の対物レンズ2と対向する位置に清掃パッド
10が取り付けられている。
【0009】上記の把持部8,アーム部9,清掃パッド
10は一体的な構成とされており、よって把持部8を同
図に矢印で示す方向に回転操作することにより清掃パッ
ド10も同様に回転し、この清掃パッド10の回転に伴
い対物レンズ2に付着した塵埃が清掃される構成とされ
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一方、最近の光学式情
報記録装置では、処理速度の高速化を図るために光学式
ピックアップを光ディスク上の所定位置に高速アクセス
することが要求されている。このため、図17に示す如
く、光学式ピックアップ11を装置内に固定された固定
ピックアップ12と、光ディスク上の所定位置に移動す
る可動ピックアップ13とに分割した構成とし、固定ピ
ックアップ12と可動ピックアップ13を光学的に接続
した構成のものが提供され始めている。
【0011】この構成の光学式ピックアップ11では、
光学式ピックアップ全体を移動させる構成とされた光学
式ピックアップ1に比べて、可動ピックアップ13は軽
量化されるため、高速アクセスが可能となり処理速度の
高速化を図ることができる。
【0012】この構成の光学式ピックアップ11では、
固定ピックアップ12と可動ピックアップ13を光学的
に接続する構成であったため、固定ピックアップ12及
び可動ピックアップ13が互いに対向する側面にもレン
ズ14,15を配設する必要がある。従って、この固定
ピックアップ12及び可動ピックアップ13の側面に配
設されたレンズ14,15に対しても清掃処理を行わな
ければ記録再生特性は劣化する。尚、16は光ディスク
に対してレーザ光を照射し、また光ディスクで反射した
レーザー光を入射する対物レンズである。
【0013】しかるに、上記した従来の清掃装置では、
対物レンズ2が上部に配設されている光学式ピックアッ
プ1の清掃しか行うことができず、側部に配設されたレ
ンズ14,15の清掃を行うことができないという問題
点があった。従って、従来においては固定ピックアップ
12及び可動ピックアップ13を有する光学式ピックア
ップ11の清掃は、装置を分解して行われていた。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、固定ピックアップ及び可動ピックアップを具備す
る光学式ピックアップの清掃を容易かつ確実に行うこと
ができる光学式情報記録装置の清掃装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は、疑似カート
リッジに清掃機構を有し、対向離間して配設された可動
ピックアップと固定ピックアップとにより構成される光
学式ピックアツプを内設した光学式情報記録装置に疑似
カートリッジを装着し、光学式ピックアツプの光学系を
該清掃機構により清掃する清掃装置であって、上記清掃
機構を、上記疑似カートリッジ内に延在するよう設けら
れたアーム部と、このアーム部の、疑似カートリッジの
外部に位置する一端部に配設された把持部と、上記アー
ム部の他端部に配設され、把持部を回動操作することに
よりアーム部を介して回動し、上記可動ピックアップと
固定ピックアップとの離間部位に装着される支持部と、
この支持部に支持されており、上記可動ピックアップ及
び固定ピックアップの光学系と対向する位置に配設され
て把持部の操作により光学系を清掃する清掃パッドと、
により構成したことを特徴とする光学式情報記録装置の
清掃装置により解決することができる。
【0016】また、上記アーム部を第1のアーム部と第
2のアーム部とにより構成される二重軸構造とすると共
に、上記支持部を互いに移動可能とされ夫々清掃パッド
を配設された第1の支持部と第2の支持部とにより構成
し、第1のアーム部と第1の支持部を接続すると共に、
第2のアーム部と第2の支持部を接続し、上記第1及び
第2のアーム部の操作により第1及び第2の支持部が可
動ピックアップと固定ピックアップとを結ぶ光軸に沿っ
て移動しうる構成とすることによっても効果的に解決す
ることができる。
【0017】また、上記第1の支持部及び第2の支持部
に、上記光軸に沿った移動を駆動源として、清掃パッド
を回転させる回転機構を設けることによっても効果的に
解決することができる。
【0018】更に、上記アーム部に、このアーム部を分
割しうる分割機構を設け、上記清掃パッドを支持する支
持部を交換可能な構成とすることによっても効果的に解
決することができる。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、把持部を回動操作す
ることにより可動ピックアップと固定ピックアップとの
離間部位に支持部が介装され、支持部の可動ピックアッ
プ及び固定ピックアップの光学系と対向する位置に配設
された清掃パッドにより上記光学系の清掃が行われるた
め、可動ピックアップと固定ピックアップとにより構成
される光学式光ピックアップであってもその光学系を確
実にかつ容易に清掃処理することができる。
【0020】また、請求項2の発明によれば、第1及び
第2のアーム部の操作により第1及び第2の支持部が可
動ピックアップと固定ピックアップとを結ぶ光軸に沿っ
て移動しうる構成とすることにより、清掃パッドを光学
系により強く当接させることができるため、確実な清掃
処理を行うことができる。
【0021】また、請求項3の発明によれば、上記光軸
に沿った移動を駆動源として清掃パッドを回転させる回
転機構を設けることにより、清掃パッドは回転しながら
光学系に当接するため、より確実な清掃を行うことがで
きる。また、第1及び第2の支持部の移動を駆動源とし
ているため、簡単な構成で清掃パッドを回転させること
ができる。
【0022】更に、請求項4の発明によれば、アーム部
を分割しうる分割機構を設け清掃パッドを支持する支持
部を交換可能な構成とすることにより、種々の構成を有
する清掃パッドの使用が可能となり、上記各光学系の配
設位置に最適な条件で清掃を行うことができる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0024】図1は本発明の第1実施例である光学式情
報記録装置の清掃装置20を示している。この清掃装置
20は、大略すると疑似カートリッジ21と清掃機構2
2とにより構成されており、疑似カートリッジ21を光
学式情報記録装置に装着し清掃機構22を操作すること
により光学式情報記録装置に内設された光学式ピックア
ップの光学系を清掃する構成とされている。尚、清掃装
置20は、先に図17を用いて説明した固定ピックアッ
プ12及び可動ピックアップ13を有した所謂分離タイ
プの光学式ピックアップ11の清掃を行うものである。
【0025】疑似カートリッジ21は樹脂成形されてお
り、記録再生時に光学式情報記録装置に装着されるディ
スクカートリッジと同一の外形形状となるよう構成され
ている。また、疑似カートリッジ21の光学式情報記録
装置への挿入方向に対し手前位置にはプレート23が形
成されると共に、その中央位置には上記挿入方向に延在
するアーム取付け溝24が形成されている。尚、疑似カ
ートリッジ21は軽量化及び低コスト化を図るために外
周部25及びアーム取付け溝24を除く部分の樹脂の肉
厚は薄くされており、リブ26を設けることにより所定
の剛性を持たせた構成とされている。
【0026】清掃機構22は、アーム部27,把持部2
8,支持部29,及び清掃パッド30,31等により構
成されている。
【0027】アーム部28は、疑似カートリッジ21に
形成されたアーム取付け溝24内に装着されると共に、
固定プレート32,33によりアーム取付け溝24から
の離脱が防止された構成とされている。また、取付け状
態においてアーム部27はアーム取付け溝24内で回転
可能な構成とされている。更に、アーム部28には切欠
面34,35(切欠面34は図2に現れる。切欠面35
は図に現れず)、及び環状溝36〜38が形成されてい
る。この切欠面34,35と対向するアーム取付け溝2
4内には樹脂バネ39が配設されると共に、環状溝36
〜38と対向する位置にも樹脂バネ40が配設されてい
る。
【0028】把持部28は疑似カートリッジ21の外部
に突出したアーム部27の一端部に取付けられており、
この把持部28を操作することにより後述する光学式ピ
ックアップの清掃が行われる。
【0029】支持部29はアーム部27の他端部に配設
されており、上記把持部28を回転操作することにより
アーム部27を介して回転し、固定ピックアップ12と
可動ピックアップ13との離間部位(図17に矢印Aで
示す部位)に装着されるよう、アーム部27より側方に
延出した構成とされている。
【0030】また、清掃パッド30,31は、この支持
部29の先端両側部に支持されており、支持部29が固
定ピックアップ12と可動ピックアップ13との離間部
位Aに装着された状態において、各ピックアップ12,
13のレンズ14,15と対向するよう構成されてい
る。更に、本実施例においては、疑似カートリッジ21
を光学式情報記録装置に装着した状態においてアーム部
27の対物レンズ16と対向する位置に対物レンズ16
を清掃するための清掃パッド41が配設されている。こ
の各清掃パッド30,31,41は、夫々レンズ14〜
16を傷めることなく清掃を行いうるフェルト材等によ
り構成されている。
【0031】更に、上記支持部29及び清掃パッド41
は、アーム部27に対して取り替え自在な構成とされて
いる。具体的には、図2に示されるように、清掃パッド
41のホルダ部42にはアーム部27に取付けるための
一対の爪部42aが形成されている。取付け状態におい
ては、この爪部42aはアーム部27に形成されている
取付け部43に係合しているが、取り替え時にはこの係
合を外すことにより容易に清掃パッド41をアーム部2
7から取り外すことができる。
【0032】一方、支持部29も図3に示すように爪部
44が形成されており、この爪部44がアーム部27の
取付け部45に係合することにより支持部29はアーム
部27に取り付けられている。従って清掃パッド41と
同様に、取り替え時には爪部44と取付け部45の係合
を外すことにより、容易に清掃パッド30,31を有し
た支持部29をアーム部27から取り外すことができ
る。
【0033】従って、後述する清掃処理により各清掃パ
ッド30,31,41が汚れた場合、上記したように支
持部29及び清掃パッド41を取り替えることにより、
常に良好な状態で清掃を行うことができる。
【0034】続いて、上記構成を有する清掃装置20の
使用方法について図4を用いて説明する。
【0035】光学式情報記録装置46に内設された光学
式ピックアップの清掃を行うには、先ず光学式情報記録
装置46の電源が切れていることを確認し、また把持部
28が水平な状態であることを確認した上で、清掃装置
20を光学式情報記録装置46のカートリッジ挿入口4
7内に挿入し、所定位置に装着する。この際、疑似カー
トリッジ21は通常のディスクカートリッジと同一の外
形形状とされているため、装着処理において問題が生じ
るようなことはない。図4(A)は、清掃装置20が光
学式情報記録装置46に装着された状態を示している。
【0036】続いて、清掃装置20がカートリッジ挿入
口47より抜け出さないようにプレート23を左手で押
さえながら、図4(B)に矢印Bで示すように把持部2
8を時計回りに90°回転させる。図2及び図3は、把
持部28を回転させた状態を示している。このように、
把持部28を回転させることにより、アーム部27を介
して支持部29も時計回りに90°回転する。これによ
り、清掃パッド30,31は固定ピックアップ12と可
動ピックアップ13との離間部位A(図17参照)に装
着される。
【0037】この回転の際、アーム部27には切欠面3
4,35が上記把持部28の水平位置及び回転位置に対
応して形成されているため、樹脂バネ39によるクリッ
ク感により回転操作が確実に行われたかどうかを関知す
ることができる。また、樹脂バネ39が上記水平位置及
び回転位置において切欠面34,35を押圧するため、
アーム部27はこの水平位置及び回転位置において係止
されるため、不要なアーム部27の回転は防止されてい
る。
【0038】続いて、図4(C)に矢印Cで示すように
把持部28を所定量(例えば1cm)だけ押し込み、その
位置で把持部28を矢印Dで示すように約10°の傾き
で左右に動かす操作を行う。支持部30に支持された清
掃パッド30,31の離間距離は固定ピックアップ12
と可動ピックアップ13の離間距離よりも小さく設定さ
れている(これにより、支持部30は各ピックアップ1
2,13間に容易に装着できる)。従って、図4(B)
の装着状態においてまだ清掃パッド30,31は各ピッ
クアップ12,13のレンズとは当接していない。
【0039】しかるに、上記のように把持部28の押し
込み操作を行うことにより、清掃パッド31は固定ピッ
クアップ12のレンズ14と当接する。また、この状態
において清掃パッド41も対物レンズ16と当接する。
そして、把持部28を約10°の傾きで左右に動かす操
作を行うことにより、各清掃パッド31,41はレンズ
14,対物レンズ16上で摺動し、これにより各清掃パ
ッド31,41は各レンズ14,16に付着している塵
埃を除去する。
【0040】続いて、図4(D)に矢印Eで示すように
把持部28を所定量(例えば2cm)引き出し、その位置
で把持部28を矢印Dで示すように約10°の傾きで左
右に動かす操作を行う。この把持部28の引き出し操作
を行うことにより、清掃パッド30は可動ピックアップ
13のレンズ15と当接する。そして、把持部28を約
10°の傾きで左右に動かす操作を行うことにより、各
清掃パッド30はレンズ15上で摺動し、これにより各
清掃パッド30はレンズ15に付着している塵埃を除去
する。
【0041】このように、本実施例になる清掃装置20
によれば、固定ピックアップ12と可動ピックアップ1
3が分離された構成の光学式ピックアップ11において
も、疑似カートリッジ21を光学式情報記録装置46に
装着し把持部28を操作するだけの簡単な作業で、各レ
ンズ14〜16に付着した塵埃を確実に清掃することが
できる。
【0042】上記の如く各レンズ14〜16に対する清
掃処理が終了すると、続いて図4(E)に示すように把
持部28を所定量(1cm)押し込み、図4(B)に示す
のと同じ状態とし、次に図4(F)に矢印Fで示すよう
に把持部28を反時計回りに90°回転させて図4
(A)と同じ状態とし、プレート23を引っ張って清掃
装置20を光学式情報記録装置46から取り出す。以上
の一連の操作により、光学式ピックアップ11の清掃作
業は終了する。
【0043】上記した各操作の内、把持部28の押し込
み或いは引き出し操作は、樹脂バネ40がアーム部27
に形成された各環状溝36〜38(1cm間隔で形成され
ている)に係合する際のクリック感として検知すること
ができ、またアーム部27の把持部28の配設位置近傍
に設けられたマーク48(図2に詳しい)によっても検
知でき、誤操作を防止することができる。
【0044】図5は、本発明の第2実施例である清掃装
置50を示す。尚、前記した第1実施例に係る清掃装置
20と対応する構成については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0045】同図に示す清掃装置50は、清掃機構57
としてアーム部51を二重軸構造とすると共に、支持部
52も分割構造としたことを特徴とするものである。図
6は、アーム部51及び支持部52を拡大して示す図で
ある。同図に示されるように、アーム部51は内側に位
置する第1のアーム部53(以下、内側アーム部53と
いう)と、内側アーム部53の外側に配設された第2の
アーム部54(以下、外側アーム部54という)とによ
り構成された二重軸構造とされている。
【0046】また、支持部52も、互いに移動可能とさ
れた第1の支持部55と第2の支持部56とにより構成
されており、この各支持部55,56には夫々該清掃パ
ッド30,31が配設されている。更に、60は保護カ
バーであり、上記の各支持部55,56及び清掃パッド
30,31を保護するために設けられている。
【0047】内側アーム部53の疑似カートリッジ21
より外部に突出した一端部にはボタン58が取り付けら
れており、他端部には第1の支持部55が設けられてい
る。また、外側アーム部54の疑似カートリッジ21よ
り外部に突出した一端部には把持部59が取り付けられ
ており、他端部には第2の支持部56が設けられてい
る。また、各支持部55,56の側部位置には固定ピッ
クアップ12及び可動ピックアップ13に配設されてい
るレンズ14,15と対向するよう清掃パッド30,3
1が配設されている。
【0048】後述するよに、各支持部55,56は図中
矢印G1,G2方向に移動しうる構成とされており、ま
た清掃パッド30,31の配設位置下部の保護カバー6
0には案内溝61,62が形成されている。この案内溝
61,62には清掃パッド30,31のホルダ部66,
67が係合しており、各支持部55,56がG1,G2
方向に移動することによりホルダ部63,64が案内溝
61,62に案内されて変位し、これにより各清掃パッ
ド30,31は回転する構成とされている。
【0049】また図中、63で示すのは内側アーム部5
3用のバネで内側アーム部53を矢印G1方向に弾性付
勢するものであり、また64は外側アーム部54用のバ
ネで外側アーム部54を矢印G2方向に弾性付勢するも
のである。従って、各支持部55,56は上記各バネ6
3,64により互いに離間する方向に付勢されている。
しかるに、アーム取付け溝24のアーム部51の所定位
置には可動規制カム部65が設けられており、後述する
把持部59を回転操作する間は各アーム部53,54と
係合することにより上記バネ力を規制し、各支持部5
5,56がG1,G2方向に変位しないよう構成されて
おり、上記操作の円滑化を図っている。
【0050】続いて、上記構成とされた清掃装置50の
使用方法について図7を用いて説明する。
【0051】清掃装置50を用いて光学式情報記録装置
46に内設された光学式ピックアップの清掃を行うに
は、先ず光学式情報記録装置46の電源が切れているこ
とを確認し、また把持部59が水平な状態であることを
確認した上で、清掃装置50を光学式情報記録装置46
のカートリッジ挿入口47の最奥まで挿入し装着する。
図7(A)は、清掃装置50が光学式情報記録装置46
に装着された状態を示している。
【0052】続いて、清掃装置20がカートリッジ挿入
口47より抜け出さないようにプレート23を左手で押
さえながら、図4(B)に矢印Bで示すように把持部5
9を時計回りに90°回転させる。この際、ボタン58
を右手で押圧操作し、かつ把持部59を引きながら回転
させる。ボタン58を押圧操作すると共に把持部59を
引くことにより、可動規制カム部65が作用し、各アー
ム部53,54は係合して一体的に回転する。また、同
時に可動規制カム部65はバネ63,64のバネ力を規
制するため、各支持部55,56もG1,G2方向に変
位することはなく、各アーム部53,54の回転に伴い
一体的に回転する。
【0053】よって、支持部55,56が疑似カートリ
ッジ21と当接するようなことはなく、円滑な操作を行
うことができる。尚、各支持部55,56の回転に伴い
保護カバー60も一体的に回転するよう構成されてい
る。
【0054】上記の如くアーム部53,54の回転に伴
い各支持部55,56が回転することにより、清掃パッ
ド30,31は固定ピックアップ12と可動ピックアッ
プ13との離間部位A(図17参照)に装着される。但
し、支持部55,56の回転時においては、清掃パッド
30,31は保護カバー60の内部に位置しており、外
部に露出してはいない。よって、回転操作時に清掃パッ
ド30,31が疑似カートリッジ21と当接し損傷する
ことを防止することができる。
【0055】支持部55,56が所定の位置まで回転す
ると、可動規制カム部65が作用して各アーム部53,
54の可動規制カム部65による係止が解除され、各バ
ネ63,64の弾性力によりボタン58は自動的に突出
し、また把持部59も自動的に引き戻される。図7
(C)はこの状態を示す。
【0056】続いて、ボタン58及び把持部59を図中
矢印方向に前後にピストン動作させる。この際、ボタン
58の操作方向と把持部59の操作方向が異なる方向と
なるよう操作する。図6(B)は、ボタン58を矢印G
1方向に、また把持部59を矢印G2方向に操作した状
態を示している。
【0057】前記したように、ボタン58は内側アーム
部53に接続されており、また把持部59は外側アーム
部54に接続されている。また、内側アーム部53は第
1の支持部55と接続されており、外側アーム部54は
第2の支持部56と接続されている。
【0058】従って、ボタン58を矢印G1方向操作す
ることにより、第1の支持部55もG1方向に移動し、
かつ保護カバー60に形成された案内溝61に沿って清
掃パッド30のホルダ部66が回転する。よって、上記
操作により清掃パッド30は回転しつつG1方向に移動
する。同様に、把持部59を矢印G2方向操作すること
により、第2の支持部56もG2方向に移動し、かつ保
護カバー60に形成された案内溝62に沿って清掃パッ
ド31のホルダ部67が回転する。よって、上記構成に
より清掃パッド31は回転しつつG2方向に移動する。
【0059】即ち、ボタン58を矢印G1方向にまた把
持部59を矢印G2方向に操作することにより、各清掃
パッド30,31は回転しながら移動し、この移動方向
は固定ピックアップ12と可動ピックアップ13とを結
ぶ光軸(図17に参照符号68で示す)に沿った移動と
なる。従って、清掃パッド30,31を各レンズ14,
15により強く当接させることができ、清掃パッド3
0,31の回転により各レンズ14,15に付着した塵
埃を確実に除去することができる。
【0060】また、上記光軸に沿った各支持部55,5
6の移動を駆動源として清掃パッド30,31を回転さ
せるため、案内溝61,62等の簡単な構成で清掃パッ
ド30,31を回転させることができる。
【0061】このように、本実施例になる清掃装置50
においても、固定ピックアップ12と可動ピックアップ
13が分離された構成の光学式ピックアップ11におい
ても、疑似カートリッジ21を光学式情報記録装置46
に装着しボタン58及び把持部59を操作するだけの簡
単な作業で、レンズ14,15に付着した塵埃を確実に
清掃することができる。
【0062】上記の如く各レンズ14,15に対する清
掃処理が終了すると、続いて図7(D)に示すように再
びボタン58を押圧操作し、把持部59を引きながら把
持部59を反時計回りに90°回転して図7(A)と同
じ状態とし、プレート23を引っ張って清掃装置50を
光学式情報記録装置46から取り出す。以上の一連の操
作により、光学式ピックアップ11の清掃作業は終了す
る。
【0063】図8乃至図11は、本発明の第3実施例で
ある清掃装置70を示している。清掃装置70は、アー
ム部を分割しうる分割機構を設けることにより、清掃パ
ッドを支持する支持部を交換可能な構成とし、固定及び
可動ピックアップ12,13の夫々側部に設けられてい
るレンズ14,15と、可動ピックアップ13に設けら
れている対物レンズ16を異なる支持部に配設された清
掃パッドにより清掃するよう構成したことを特徴とする
ものである。以下、清掃装置70の各構成について説明
する。
【0064】清掃装置70は、大略すると疑似カートリ
ッジ71,側部レンズ用清掃ユニット72,対物レンズ
用清掃ユニット73等により構成されており、各ユニッ
ト72,73は疑似カートリッジ71に対して着脱可能
な構成とされている。
【0065】疑似カートリッジ71は、図12(A)に
拡大して示す如く、ユニット装着部74とアーム支承部
75とにより構成されている。また、前記した各実施例
と同様に、その外形形状はディスクカートリッジの外形
と同一形状に形成されている。ユニット装着部74は、
後述する側部レンズ用清掃ユニット72或いは対物レン
ズ用清掃ユニット73が選択的に装着される部位であ
り、各ユニット72,73が取り付けられていない状態
においては空間部を形成している。
【0066】アーム支承部75は、アーム半体76,ユ
ニット係止部77とにより構成されている。アーム半体
76は、内側アーム半体78及び外側アーム半体79と
よりなる二重軸構成とされている。内側アーム半体78
の疑似カートリッジ71より外部に突出した一端部には
把持部80が取付けられており、この把持部80を操作
することにより後述する光学式ピックアップの清掃が行
われる。
【0067】また、内側アーム半体78の他端部には、
図12(B)に示すように、係合突起81が形成されて
いる。一方、外側アーム半体79は、疑似カートリッジ
71より外部に突出した一端部にレバー部82を形成し
ており、内側アーム半体78と同様にユニット装着部7
4に向け疑似カートリッジ71内に延在した構成とされ
ている。また、上記構成のアーム半体76は、バネ83
により図中矢印H1で示す方向に付勢されている。
【0068】ユニット係止部77は、各ユニット72,
73に形成されている係止片及び係止爪と係合する係合
孔84,85とにより構成されており、このユニット係
止部77に上記係止片及び係止爪が係合することにより
各ユニット72,73は疑似カートリッジ71のユニッ
ト装着部74に係止される。尚、各ユニット72,73
のユニット係止部77を用いた装着脱については後に詳
述する。
【0069】続いて、側部レンズ用清掃ユニット72に
ついて図13を用いて説明する。側部レンズ用清掃ユニ
ット72は、基部86、アーム半体87、支持部88、
ワイヤ89,90、清掃パッド30,31等により構成
されている。
【0070】基部86は、夫々一対の係止片91及び係
止爪92が一側面より延出形成されており、この係止片
91が疑似カートリッジ71の係合孔84に、また係止
爪92が係合孔85に係合することにより、側部レンズ
用清掃ユニット72は疑似カートリッジ71のユニット
装着部74に装着される。また、係止爪92と係合孔8
5との係合を解除することにより側部レンズ用清掃ユニ
ット72は疑似カートリッジ71から取り外すことがて
きる。即ち、側部レンズ用清掃ユニット72は疑似カー
トリッジ71に装着脱自在の構成で取り付けられる。
【0071】アーム半体87は基部86にH1,H2方
向に移動可能にかつ回動可能に配設されており、内側ア
ーム半体93及び外側アーム半体94とよりなる二重軸
構成とされている。内側アーム半体93の図中H1方向
端部には、前記した疑似カートリッジ71に配設された
内側アーム半体78に形成された係合突起81と係合す
る係合凹部95が形成されている。また、内側アーム半
体93は次に述べる外側アーム半体94より短く構成さ
れており、図中H2方向端部には押圧片96,97が重
なった状態で当接している。一方、外側アーム半体94
のH1方向端部は、前記した疑似カートリッジ71に配
設された外側アーム半体79に係合しうる構成とされて
おり、また他端部には支持部88が一体的に取り付けら
れている。
【0072】支持部88は、前記のように外側アーム半
体94に一体的に取り付けられると共に、外側アーム半
体94より側方に延出した構成とされている。従って、
外側アーム半体94が回転することに伴い支持部88も
回転し、支持部88は固定ピックアップ12と可動ピッ
クアップ13との離間部位(図17に矢印Aで示す部
位)に装着される。また、清掃パッド30,31は、こ
の支持部88の先端両側部に支持されており、支持部8
8が固定ピックアップ12と可動ピックアップ13との
離間部位Aに装着された状態において、各ピックアップ
12,13のレンズ14,15と対向するよう構成され
ている。更に、支持部88には、前記した押圧片96,
97の配設位置から各清掃パッド30,31の配設位置
に到る部分に、ワイヤ89,90が内部を貫通する貫通
孔98,99が形成されている。
【0073】ワイヤ89の一端部は押圧片97に固定さ
れており、また他端部は清掃パッド30に固定されてい
る。一方、ワイヤ90の一端部は押圧片96に固定され
ており、また他端部は清掃パッド31に固定されてい
る。更に、ワイヤ89,90は貫通孔98,99内で移
動可能な構成とされている。よって、押圧片96を矢印
H2方向に押圧操作することにより、ワイヤ90は貫通
孔99内で移動し、よって清掃パッド31は支持部88
よりH2方向に突出し固定ピックアップ12のレンズ1
4と当接する。同様に、押圧片97を矢印H2方向に押
圧操作することにより、ワイヤ89は貫通孔98内で移
動し、よって清掃パッド30は支持部88よりH1方向
に突出し可動ピックアップ13のレンズ15と当接す
る。
【0074】また、各押圧片96,97は内側アーム半
体93と一体的に回転する構成とされているため、内側
アーム半体93を回転させることより各押圧片96,9
7も回転する。また、各ワイヤ89,90は押圧片9
6,97及び各清掃パッド30,31に固定されている
ため、各押圧片96,97の回転はワイヤ89,90を
介して各清掃パッド30,31に伝達される。従って、
本実施例においては内側アーム半体93を回転させるこ
とにより、各清掃パッド30,31も回転する構成とな
る。尚、上記構成において、各押圧片96,97はバネ
100により矢印H1方向に付勢されているため、通常
時においては各清掃パッド30,31は図13に示す支
持部88内に位置している。
【0075】次に、対物レンズ用清掃ユニット73につ
いて図14を用いて説明する。対物レンズ用清掃ユニッ
ト73は、基部101,アーム半体102,ワイヤ10
3,清掃パッド41等により構成されている。
【0076】基部101は、夫々一対の係止片91及び
係止爪92が一側面より延出形成されており、この係止
片91が疑似カートリッジ71の係合孔84に、また係
止爪92が係合孔85に係合することにより、対物レン
ズ用清掃ユニット73は疑似カートリッジ71のユニッ
ト装着部74に装着される構成とされている。また、係
止爪92と係合孔85との係合を解除することにより対
物レンズ用清掃ユニット73は疑似カートリッジ71か
ら取り外すことがてきる。即ち、対物レンズ用清掃ユニ
ット73は、側部レンズ用清掃ユニット72と同様に疑
似カートリッジ71に装着脱自在の構成で取り付けられ
る。従って、疑似カートリッジ71に対し、側部レンズ
用清掃ユニット72及び対物レンズ用清掃ユニット73
を選択的に着脱することが可能となる。
【0077】アーム半体102は、基部101にH1,
H2方向に移動可能にかつ回動可能に配設されている。
また、アーム半体102の図中H1方向端部には、前記
した疑似カートリッジ71に配設された内側アーム半体
78に形成された係合突起81と係合する係合凹部10
4が形成されると共に、H2方向端部にはワイヤ103
の一端部が固定されている。また、清掃パッド41はこ
のワイヤ103の他端部に固定されると共に、清掃パッ
ド41の配設方向は図14(B)においてZ1方向(即
ち、対物レンズ16と対向する方向)に向くよう構成さ
れている。
【0078】よって、アーム半体102をH2方向に押
圧操作することにより、ワイヤ103はH2方向に移動
した後Z1方向に送り出され、清掃パッド41は基部1
01よりZ1方向に突出し可動ピックアップ13の対物
レンズ16と当接する。
【0079】また、ワイヤ103はアーム半体102と
一体的に回転する構成とされており、かつワイヤ103
も清掃パッド41に固定されている。よって、アーム半
体102を回転させることよりワイヤ103を介して清
掃パッド41も回転する。尚、上記構成において、アー
ム半体102はバネ105により矢印H1方向に付勢さ
れているため、通常時においては清掃パッド41は図1
4に示す基部101内に位置している。
【0080】続いて、上記構成とされた清掃装置70の
使用方法について説明する。以下の説明においては、先
ず各ピックアツプ12,13の側部に設けられたレンズ
14,15の清掃を行い、続いて可動ピックアップ13
の対物レンズ16の清掃を行う場合について説明する。
【0081】レンズ14,15の清掃は、側部レンズ用
清掃ユニット72を用いて行う。このため、先ず係止片
91及び係止爪92をユニット係止部77に係合させる
ことにより側部レンズ用清掃ユニット72を疑似カート
リッジ71に装着する。図8は側部レンズ用清掃ユニッ
ト72を疑似カートリッジ71に装着した状態を示して
いる。
【0082】続いて、側部レンズ用清掃ユニット72を
装着した疑似カートリッジ71を光学式情報記録装置に
挿入装着する。次に、把持部80及びレバー部82を疑
似カートリッジ71に向け押し込み、続いてレバー部8
2を時計方向に90°回転させる。上記操作において、
把持部80及びレバー部82を疑似カートリッジ71に
向け押し込むことにより各アーム半体76,87は接合
し、レバー部82を時計方向に90°回転させることに
より、支持部88は固定ピックアップ12と可動ピック
アップ13との離間部位A(図17参照)に装着され
る。図9は、レバー部82を90°回転させた状態を示
している。
【0083】上記の如く、支持部88が固定ピックアッ
プ12と可動ピックアップ13との離間部位Aに装着さ
れると、続いて把持部80を疑似カートリッジ71に押
圧しつつ回転させる。把持部80を押圧操作することに
より内側アーム半体78,93、押圧片96,97、ワ
イヤ89,90はH2方向に変位し、よって清掃パッド
30,31は支持部88から突出して各レンズ14,1
5と当接する。更に、把持部80を回転操作することに
より、上記と同様の経路を介して回転力は伝達されて各
清掃パッド30,31は回転する。従って、各レンズ1
4,15には清掃パッド30,31が回転しつつ押し付
けられることになり、各レンズ14,15に付着してい
る塵埃を確実に除去することができる。尚、上記押圧操
作の際、係合突起81と係合95とが係合するため、各
内側アーム半体78,93間の回転伝達は確実に行われ
る。
【0084】上記のように各レンズ14,15の清掃が
終了すると、続いて可動ピックアツプ13に設けられた
対物レンズ16の清掃を行う。このため、レバー部82
を反時計方向に90°回転させた上で疑似カートリッジ
71を光学式情報記録装置から抜き取る。
【0085】対物レンズ16の清掃は、対物レンズ用清
掃ユニット73を用いて行う。このため、係止片91及
び係止爪92のユニット係止部77との係合を解除して
疑似カートリッジ71から側部レンズ用清掃ユニット7
2を取り外し、続いて側部レンズ用清掃ユニット72を
取り付けたと同様の手順により疑似カートリッジ71に
対物レンズ用清掃ユニット73を装着させる。図10は
対物レンズ用清掃ユニット73を疑似カートリッジ71
に装着した状態を示している。
【0086】上記の如く対物レンズ用清掃ユニット73
を疑似カートリッジ71に装着すると、続いて対物レン
ズ用清掃ユニット73を装着した疑似カートリッジ71
を光学式情報記録装置に挿入装着する。疑似カートリッ
ジ71を光学式情報記録装置に装着した状態で、清掃パ
ッド41は対物レンズ16と対向するよう対物レンズ用
清掃ユニット73は構成されている。
【0087】続いて、把持部80を疑似カートリッジ7
1に押圧しつつ回転させる。把持部80を押圧操作する
ことにより内側アーム半体78、アーム半体102、ワ
イヤ103はH2方向に変位し、よって清掃パッド41
は基部101から突出して対物レンズ16と当接する。
更に、把持部80を回転操作することにより、上記と同
様の経路を介して回転力は伝達されて清掃パッド41は
回転する。従って、対物レンズ16に対しても清掃パッ
ド41が回転しつつ押し付けられることになり、対物レ
ンズ16に付着している塵埃を確実に除去することがで
きる。
【0088】上記のように対物レンズ16の清掃が終了
すると、疑似カートリッジ71を光学式情報記録装置か
ら抜き取り、一連の各レンズ14〜16の清掃作業を終
了する。このように、本実施例に係る清掃装置70で
は、清掃位置に対応したユニットを取り付けて清掃処理
を行い得るため、清掃位置に適応した確実な清掃を行う
ことができる。
【0089】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、以下に示す
種々の効果を奏するものである。
【0090】請求項1の発明によれば、把持部を回動操
作することにより可動ピックアップと固定ピックアップ
との離間部位に支持部が介装され、支持部の可動ピック
アップ及び固定ピックアップの光学系と対向する位置に
配設された清掃パッドにより上記光学系の清掃が行われ
るため、可動ピックアップと固定ピックアップとにより
構成される光学式光ピックアップであってもその光学系
を確実にかつ容易に清掃処理することができる。
【0091】また、請求項2の発明によれば、第1及び
第2のアーム部の操作により第1及び第2の支持部が可
動ピックアップと固定ピックアップとを結ぶ光軸に沿っ
て移動しうる構成とすることにより、清掃パッドを光学
系により強く当接させることができるため、確実な清掃
処理を行うことができる。
【0092】また、請求項3の発明によれば、上記光軸
に沿った移動を駆動源として清掃パッドを回転させる回
転機構を設けることにより、清掃パッドは回転しながら
光学系に当接するため、より確実な清掃を行うことがで
きる。また、第1及び第2の支持部の移動を駆動源とし
ているため、簡単な構成で清掃パッドを回転させること
ができる。
【0093】更に、請求項4の発明によれば、アーム部
を分割しうる分割機構を設け清掃パッドを支持する支持
部を交換可能な構成とすることにより、種々の構成を有
する清掃パッドの使用が可能となり、上記各光学系の配
設位置に最適な条件で清掃を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である清掃装置を上部より
見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例である清掃装置の部分切截
斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例である清掃装置を底面より
見た斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例である清掃装置の使用方法
を説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施例である清掃装置の斜視図で
ある。
【図6】第2実施例に設けられた清掃機構を説明するた
めの図である。
【図7】本発明の第2実施例である清掃装置の使用方法
を説明するための図である。
【図8】本発明の第3実施例である清掃装置を説明する
ための図である。
【図9】本発明の第3実施例である清掃装置を説明する
ための図である。
【図10】本発明の第3実施例である清掃装置を説明す
るための図である。
【図11】本発明の第3実施例である清掃装置を説明す
るための図である。
【図12】第3実施例で用いた疑似カートリッジを説明
するための図である。
【図13】側部レンズ用清掃ユニットを説明するための
図である。
【図14】対物レンズ用清掃ユニットを説明するための
図である。
【図15】従来の清掃装置の一例を示す斜視図である。
【図16】従来の清掃装置の一例を示す斜視図である。
【図17】分割タイプの光学式ピックアップを説明する
ための斜視図である。
【符号の説明】
11 光学式ピックアップ 12 固定式ピックアップ 13 可動式ピックアップ 14,15 レンズ 16 対物レンズ 20,50,70 清掃装置 21,71 疑似カートリッジ 22 清掃機構 27,51 アーム部 28,59,80 把持部 29,52,88 支持部 30,31,41 清掃パッド 46 光学式情報記録装置 47 カートリッジ挿入口 53 内側アーム部 54 外側アーム部 55 第1の支持部 56 第2の支持部 57 清掃機構 58 ボタン 60 保護カバー 61,62 案内溝 65 可動規制カム部 72 側部レンズ用清掃ユニット 73 対物レンズ用清掃ユニット 74 ユニット装着部 76,87,102 アーム半体 77 ユニット係止部 78,93 内側アーム半体 79,94 外側アーム半体 82 レバー部 86,101 基部 89,90,103 ワイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疑似カートリッジ(21,71)に清掃
    機構(22)を有し、対向離間して配設された可動ピッ
    クアップ(13)と固定ピックアップ(12)とにより
    構成される光学式ピックアツプ(11)を内設した光学
    式情報記録装置(46)に該疑似カートリッジ(21,
    71)を装着し、該光学式ピックアツプ(11)の光学
    系(14〜16)を該清掃機構(22)により清掃する
    清掃装置であって、 該清掃機構(22)を、 該疑似カートリッジ(21,71)内に延在するよう設
    けられたアーム部(27,51,76,87,102)
    と、 該アーム部(27,51,76,87,102)の、該
    疑似カートリッジ(21,71)の外部に位置する一端
    部に配設された把持部(28,59,80)と、 該アーム部(27,51,76,87,102)の他端
    部に配設され、該把持部(28,59,80)を回動操
    作することにより該アーム部(27,51,76,8
    7,102)を介して回動し、上記可動ピックアップ
    (13)と固定ピックアップ(12)との離間部位に装
    着される支持部(29,52,88)と、 該支持部(29,52,88)に支持されており、上記
    可動ピックアップ(13)及び固定ピックアップ(1
    2)の該光学系(14〜16)と対向する位置に配設さ
    れて該把持部(28,59,80)の操作により該光学
    系(14〜16)を清掃する清掃パッド(30,31,
    41)と、により構成したことを特徴とする光学式情報
    記録装置の清掃装置。
  2. 【請求項2】 該アーム部(51)を第1のアーム部
    (53)と第2のアーム部(54)とにより構成される
    二重軸構造とすると共に、該支持部(52)を互いに移
    動可能とされ夫々該清掃パッド(30,31)を配設さ
    れた第1の支持部(55)と第2の支持部(56)とに
    より構成し、 該第1のアーム部(53)と該第1の支持部(55)を
    接続すると共に、該第2のアーム部(54)と該第2の
    支持部(56)を接続し、 該第1及び第2のアーム部(53,54)の操作により
    該第1及び第2の支持部(55,56)が該可動ピック
    アップ(13)と固定ピックアップ(12)とを結ぶ光
    軸に沿って移動しうる構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の光学式情報記録装置の清掃装置。
  3. 【請求項3】 該第1の支持部(55)及び第2の支持
    部(56)に、上記光軸に沿った移動を駆動源として、
    該清掃パッド(30,31)を回転させる回転機構(6
    1,62)を設けたことを特徴とする請求項2記載の光
    学式情報記録装置の清掃装置。
  4. 【請求項4】 該アーム部(76,87,102)を分
    割しうる分割機構を設け、該清掃パッド(30,31,
    41)を支持する支持部(72,73)を交換可能な構
    成としたことを特徴とする請求項1記載の光学式情報記
    録装置の清掃装置。
JP23615192A 1992-09-03 1992-09-03 光学式情報記録装置の清掃装置 Withdrawn JPH0684196A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101844815A (zh) * 2010-05-31 2010-09-29 广西平桂飞碟股份有限公司 钙矿物盐为中和剂进行二步氧化生产氧化铁红颜料的方法

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CN101844815A (zh) * 2010-05-31 2010-09-29 广西平桂飞碟股份有限公司 钙矿物盐为中和剂进行二步氧化生产氧化铁红颜料的方法

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