JPH0683827B2 - 槽の自動洗浄装置 - Google Patents
槽の自動洗浄装置Info
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- JPH0683827B2 JPH0683827B2 JP16670290A JP16670290A JPH0683827B2 JP H0683827 B2 JPH0683827 B2 JP H0683827B2 JP 16670290 A JP16670290 A JP 16670290A JP 16670290 A JP16670290 A JP 16670290A JP H0683827 B2 JPH0683827 B2 JP H0683827B2
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/0006—Controlling or regulating processes
- B01J19/004—Multifunctional apparatus for automatic manufacturing of various chemical products
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Description
における移動槽を自動的に効率よく洗浄するための洗浄
装置に関する。
め、槽・タンクへの原料供給管,槽・タンクからの製品
・半製品の払出管はいずれも固定された接続配管によっ
て接続されて供給,移送あるいは払出が行われていた。
数の配管を敷設しなければならず、運転管理,保全管理
が非常に煩雑となるばかりでなく、全体のレイアウトも
複雑となり、更に配管の洗浄操作も煩雑で生産性も悪化
していた。とりわけ槽・タンクの洗浄については、洗浄
装置付の槽・タンクを使用するとかあるいは槽・タンク
に洗浄装置を挿入して洗浄するか、また定期修繕時に機
械的手段・人手作業で槽・タンクを洗浄するのが通常で
あった。
いが、多品種のバッチプロセス,多数の品種を扱う場合
は品種の切換えごとに槽・タンクの洗浄をする必要があ
り、従来のものでは非常に効率が悪かった。
る移動槽式の多目的バッチシステムの開発が要望され、
既に一部実施されている。
槽を移動槽台車に載置して搬送台車に積載して移動せし
め、搬送路に沿って設置された原料投入ステーション,
調合ステーション,攪拌ステーション,払出ステーショ
ン,洗浄ステーション等必要とされるステーション近傍
において搬送台車は自動的に位置決めされ、移載装置に
よって槽を載置した移動槽台車は搬送台車からステーシ
ョン架台に移載され槽に接続している配管とステーショ
ン設備に設けられている固定配管とを自動配管接続装置
で接続し、また槽内にステーション側の設備・機器等を
挿入して原料投入,攪拌混合,払出,洗浄等それぞれ独
立した単位操作を行い、操作終了後槽とステーション側
設備との一切の接続を解除して移動槽台車をステーショ
ン架台から搬送台車に復帰せしめ搬送台車は次の単位操
作を行うために別のステーションへ自走し前記した移
載,接続,操作,切り離し,復帰を繰り返すものであ
る。
生産を可能とするので、品種の切り換えが煩雑に行わ
れ、その品種の切り換え毎に移動槽の内壁面を洗浄する
ことが必要となる。
路に沿って洗浄ステーションを設置し、槽を載置した移
動槽台車を積載した搬送台車は搬送路に沿って自走し、
洗浄ステーション架台近傍の所定位置で停止され移載装
置で移動槽台車を搬送台車から洗浄ステーション架台へ
移載して位置決めされる。
とき、洗浄装置のブラシを槽内に挿入し、ブラシを自動
的に槽内壁に摺接して洗浄せしめるようにした槽の自動
洗浄装置の提供を目的とするものである。
るために、洗浄液等の流路を縦方向に穿設した駆動シャ
フトを従動シャフトに遊挿し、前記駆動シャフトに駆動
アームを従動シャフトには従動アームを立設するととも
に前記駆動アームの先端を、前記従動アームに回動自在
に連結したブラシホルダに摺動可能に遊嵌し、駆動シャ
フトの回転により、駆動アームと従動アームとの間で角
度差が変動したとき前記ブラシホルダを自動的に開閉す
ることをその特徴とし、またその洗浄液等は前記した駆
動シャフトに穿設された洗浄液流路と噴出管とを連通せ
しめ、前記の噴出管の一端に固設した複数のノズルよ
り、駆動シャフトの回転とともに洗浄液等を所定の範囲
にわたって噴射するようにしたことを特徴とするもので
ある。
方向に穿設した駆動シャフトを従動シャフトに遊挿して
二重管とし、駆動シャフトの回転を従動シャフトに伝動
するようにし、前記駆動シャフトに駆動アームを従動シ
ャフトには従動アームを立設するとともに、前記駆動ア
ームの先端を、前記従動アームにアームシャフトを介し
て回動自在に連結したブラシホルダに摺動可能に遊嵌
し、駆動シャフトの回転に伴う遠心力によって前記の駆
動アームの先端をブラシホルダのスライド用長孔に沿っ
て摺動することによってブラシホルダを開とし、ブラシ
ホルダ先端にブラシ取付板を介して取付けたブラシを槽
内壁に摺接させて洗浄を行い、洗浄終了後、駆動シャフ
トを反転させると、従動シャフトに制動力がかゝるよう
にされているので、駆動アームと従動アームに回転差が
生じ、ブラシホルダが前記の駆動アームによって回動し
てブラシホルダは閉となる。また、駆動シャフトに穿設
された洗浄液流路から、該洗浄液流路に連通する噴出管
の一端に固設された複数のノズルより洗浄液等を噴射す
ることにより、槽内壁は勿論ブラシ自体も洗浄すること
ができるものである。
た移動槽式多目的バッチプロセスにおける本発明の実施
例を第1図で示す。第1図において、搬送台車100は槽
1を載置した移動槽台車101を積載して搬送路を自走
し、洗浄ステーション架台106近傍の所定の位置で停止
し位置決め装置104で位置決めされ停止される。搬送台
車100に装備される移載装置107を作動して移動槽台車10
1に装備される車輪103は、搬送路と直交する方向に敷設
された搬送台車100のレール110及び該レール110と前記
位置決め装置によって直線状で一致されている洗浄ステ
ーション架台上のレール111上を走行して洗浄ステーシ
ョン架台に移載されることとなる。前記した移載装置10
7は、それ自体公知のどのようなものであっても差支え
ないが、本出願人が先に提案した特願平1-273784号の移
載装置を用いるとより効果的に円滑に移載が行われる。
ション架台106の位置決め装置105により所定の位置で停
止される。洗浄ステーションに設置されている洗浄装置
Aの支持アーム2は後記するように駆動シリンダ3の作
動により緩やかに下降し、蓋4で槽1を密閉した後、支
持アーム2の下降を停止し、槽1の洗浄が行われる。上
記の洗浄に際しては洗浄液は槽1の底部の排出管108と
洗浄ステーション架台106の排出管109が配管自動接続装
置(図示しない)で接続され系外に排出される。
ーション架台106近傍の所定位置に移動して停止し、移
載装置107を作動して移動槽台車101を洗浄ステーション
架台106から搬送台車100に復帰せしめ、移動槽台車101
を積載した搬送台車100は他の操作を行うため別のステ
ーションに自走するものである。
と、前記した洗浄ステーション架台106近傍に駆動シリ
ンダ3を内装した支柱5が立設されており、前記駆動シ
リンダ3のピストン6頂部は板状の支持アーム2に固定
されている。なお図中7はシリンダ用オイルタンク、8
はオイルポンプである。
垂設され、該ケース9の下端周縁には槽1の蓋4が固定
されている。13及び14は前記蓋4に設けられている排気
口及びN2封入口である。
状支持ケースで該支持ケースの上部の一端にはモータ11
が、他端には回転体結合部12が設けられている。
下端部近くまで穿設した駆動シャフト16が回転自在に接
続されており、該駆動シャフト16は、従動シャフト17に
挿入され、該従動シャフト17とともに前記したアーム2
に垂設された円筒状ケース9内中央を下方に垂下されて
いる。前記従動シャフト17の下端部は駆動シャフト16に
回転自在に遊嵌されている。
た駆動シャフト16の頂部は、該駆動シャフト16に穿設さ
れる洗浄液流路15と連通する洗浄液導入部18とシール材
19を介して回転体結合部12に接続され、前記の洗浄液導
入部18は、フレキシブルチューブ20を介して洗浄液管21
と連結している。また、前記した洗浄液導入部18には前
記シール材19を常時押圧するスプリング22を内設してい
る。また、23,23,……は軸受である。
められるが、その回転について第4図に示すが、前記し
た支持アーム2に固定された角状支持ケース10内におい
て、前記駆動シャフト16にプーリ23が装着固定され、該
プーリ23は、角状支持ケース10の一端上部に設けられて
いるモータ11に軸止されるプーリ24とベルト25で連結さ
れているので、前記モータ11を作動することにより駆動
シャフト16は回転せしめられる。
シブルチューブ20を介して回転体結合部12頂部の洗浄液
導入部18に供給され、モータ11によって回転せしめられ
る駆動シャフト16に穿設された洗浄液流路15に流入する
が、このときシール材19はスプリング22によって駆動シ
ャフト16に押圧され洗浄液は漏洩することなく洗浄液流
路15に注入されることとなる。
とされている円筒状ケース9が垂設されており、その中
央を従動シャフト17は駆動シャフト16を内挿して垂下さ
れているが、前記の円筒状ケース9の側壁にトルクキー
パ28、カムクラッチ29を装着した保持台30を固着し、前
記のトルクキーパ28の軸に軸止したスプロケット31と前
記従動シャフト17の頂部に装着したスプロケット32との
間にチェーン33を介装させている。
時計廻りに回転したとき、その回転がスプロケット32か
らチェーン33を介してトルクキーパ28に伝動しカムクラ
ッチ29で保持台30にロックされ従動シャフト17に制動が
かゝる(第5図参照)。
を説明すると、前記した駆動シャフト16の最下端部は下
方より円柱状孔35が穿孔され、該円柱状孔35には駆動シ
ャフト16に係合されて駆動シャフト16と同時回転すると
ともに上下方向に摺動自在とされたスライドシャフト36
が設けられており、前記スライドシャフト36の下端には
先端にピン38を設けたブラシホルダ37が垂設され、前記
ピン38を介してブラシ39を取付けたブラシ取付板40が連
結されている。41は前記した円柱状孔35の下端に設けら
れたストッパであり、前記のスライドシャフト36のそれ
以上の下降を防止している。
干の間隙を有して遊挿されており、上記従動シャフト17
の下端部は、前述した駆動シャフト16の下方より穿孔の
円柱状孔35の底部よりも上部で駆動シャフト16に回転自
在に遊嵌しており、また洗浄液流路15も前記従動シャフ
ト17の下端遊嵌部よりも若干上方位置まで駆動シャフト
16に穿孔されている。
動シャフト17に直交する方向に所定の間隔を隔てて立設
された従動アームであり、該従動アーム451,452の先端
部には、両従動アームを連結するようにアームシャフト
46が回動自在に軸支されている。471,472はそれぞれ長
手方向にスライド用長孔481,482を穿孔されたブラシホ
ルダであり、該ブラシホルダ471,472は前記のアームシ
ャフト46に所定の間隔で平行に回動自在に遊嵌され、更
に、両ブラシホルダ471,472は強度保持のために複数の
サポート49,49,……で連結されている。
設された槽1の内壁に沿う形状のブラシ取付板51が取付
けられている。
ャフト17の遊嵌部より稍下方において該駆動シャフト16
に直交する方向に立設したL状の駆動アームで、該駆動
アーム55の先端は前記した下方側のブラシホルダ471の
スライド用長孔481に遊嵌されて駆動アーム55とブラシ
ホルダ471とが係合されることとなる。
451,452が立設されるが、該従動アームの上方側の従動
アーム452の立設位置よりも若干上部に従動シャフト17
にカラー561,562が嵌合され、該カラー561,562の間に前
記の従動シャフト17に対して回転自在とされた回転管57
を従動シャフト17に外挿し、前記回転管57に直交する方
向に状の第2駆動アーム58を立設し、該第2駆動アー
ム58の先端は上記した上方側のブラシホルダ472に穿設
されたスライド用長孔482に遊嵌し、第2駆動アーム58
とブラシホルダ472とを係合するようにしている。
設された洗浄液流路15と連通し、後記する従動シャフト
17の切欠部16に挿入される吐出口62と接続している洗浄
液の噴出管で、該噴出管60のそれぞれの端部には槽1の
内壁に向って噴射する複数のノズル631,632,……がそ
れぞれ固着されている。
に回転すると、これに立設される駆動アーム更に従動ア
ームを介して連結されている従動シャフト17も正回転
し、前記の駆動アーム55の回転はアームシャフト46を介
してブラシホルダ471,472及びこれと係合する第2駆動
アーム58も回転する。そして、前記のブラシホルダ471,
472に取付けられるブラシ取付板51も回転し、槽1の内
壁はブラシ50により洗浄されることとなる。
設される従動アーム451,452はその先端部でアームシャ
フト46を介してブラシホルダ471,472を回転自在に連結
しており、前記した両ブラシホルダの内の下方側のブラ
シホルダ471のスライド用長孔481には駆動シャフト16に
立設の駆動アーム55の先端部が遊嵌されており、また、
上方のブラシホルダ472に穿設されるスライド用長孔482
に先端部が遊嵌される第2駆動アーム58は、従動シャフ
ト17に回転自在に外挿される回転管57に立設されている
ので、前記した駆動シャフト16を正回転させると、駆動
アーム55も第7図の矢視方向に回転され、駆動アーム55
はブラシホルダ471のスライド用長孔481に沿って移動
し、駆動シャフト16の回転速度が高くなると遠心力が作
用してブラシホルダ471も時計方向に回転し、前記の駆
動アーム55の先端がスライド用長孔481の下端に達した
ときには、従動シャフト17、従動アーム451,452も同様
に回転しており、上記した遠心力によりブラシホルダ47
1,472は開き、これに固定されているブラシ50は槽1内
壁と接触し、後記する洗浄液をノズル631,632……より
噴出させて洗浄を行う。
書においては、従動アームとブラシホルダとの角度が開
くこと、すなわち両者のなす角度が大となることを言
い、また、反対に上記の角度が小となること、すなわち
狭まることを閉となるということとする。
にブラシホルダ471,472の開の限度は従動アームとブラ
シホルダとの角度は約90°程度が好ましく、開の限度と
なったときにおいて駆動アーム55の先端とブラシホルダ
471のスライド用長孔481の下端部とは若干の余裕がある
ようにしておくのがよく、そのとき洗浄液の吐出口62が
従動シャフト17に設けた切欠部61内に位置して従動シャ
フト17に当接しないようにしてある(第7図参照)。
れた洗浄液流路15と直交状に連通し、他端は噴出管60に
接続されており、前記噴出管60は分岐されブラシホルダ
471に固着されているノズルサポート651,652で支持さ
れ、それぞれのノズル631,632は所定の方向に向って取
付けられている。そして、前記したノズル631,632は洗
浄液の供給圧で所定の範囲に亘って洗浄液を噴射するよ
うになっている。更に、従動シャフト17の円周方向約1/
4に亘って切欠部61が設けられており、前記の吐出口62
は前記の切欠部61内を自在に移動するようになってい
る。
の洗浄を行い洗浄終了したとき、駆動シャフト16の正回
転を一旦停止し、第8図の矢印方向すなわち反時計方向
に駆動シャフト16を回転させると、その回転は従動シャ
フト17に伝わり、該回転は、従動シャフト17に装着固定
のスプロケット32からチェーン33を介してスプロケット
31よりトルクキーパ28に伝達され、その結果カムクラッ
チ29がロックされ、トルクキーパ28が作動して従動シャ
フト17に制動力が作用する。
第2駆動アーム58が立設されており、駆動シャフト16に
は駆動アーム55が立設されているので、前記した従動シ
ャフト17に制動力が作用すると、前記の従動シャフト17
に立設された従動アーム451,452と駆動アーム55の間に
回転差が生じ、その結果、駆動アーム55の先端がブラシ
ホルダ471のスライド用長孔481に沿って移動し、ブラシ
ホルダは回動してブラシホルダは閉となるものである
(第8図参照)。
いる回転管57に立設された第2駆動アーム58と駆動シャ
フト16を挾んで相対する位置で前記の回転管57に第3駆
動アーム581を立設し、その先端はブラシホルダ473に穿
設のスライド用長孔に遊嵌し、前記ブラシホルダ473の
先端にはブラシ501を付設したブラシ取付板511が固着さ
れ、前述した洗浄機構と同一のものが設けられている。
そして、その駆動は、前述した洗浄機構の第2駆動アー
ム58の回転を回転管57を介して第3駆動アーム581に伝
えることにより行われる。
動アーム582と相対する位置で同一の回転管571に直交状
に第5駆動アーム583を立設し、以下前記の洗浄機構と
同一の機構を設け、槽1の上側の内壁を洗浄するように
してある。
部,側底部,側壁部,上部壁部の4ケ所をくまなく洗浄
するために、駆動アーム55は駆動シャフト16に、従動ア
ームは従動シャフト17に、第2駆動アームは従動シャフ
ト17に回転自在とされた回転管57にそれぞれ立設されて
いるので、駆動シャフト16を正回転すると従動シャフト
17も同調して回転し、このときトルクキーパ28はフリー
となっているので、回転速度を上昇すると遠心力が働い
て、従動シャフト17に立設される従動アーム451,452に
アームシャフト46を介して回転自在に連結されているブ
ラシホルダ471,472は開となり、ブラシホルダ471,472に
ブラシ取付板51を介して取付けられたブラシ50により槽
1の内壁を洗浄する。
の回転は従動シャフト17に装着されるスプロケット32よ
りチェーン33を介してトルクキーパ28に伝達され、カム
クラッチ29がロックされ、従動シャフト17に制動力がか
ゝり、前述したように駆動アーム55と従動アーム45に回
転差が生じ、下方側のブラシホルダより順次閉となるも
のである。
について述べると、移動槽1を載置した移動槽台車101
を積載した搬送台車100が洗浄ステーション架台106の近
傍の所定位置に停止し、搬送台車100の移載装置107を作
動して移動槽台車101を洗浄ステーション106に移載し所
定位置で停止すると駆動シリンダ3を作動して支持アー
ム2が下降し、該支持アーム2より垂下されている駆動
シャフト16及び駆動シャフト16が遊挿されている従動シ
ャフト17並びに、前記駆動シャフト16及び従動シャフト
17に固定されている洗浄機構も下降して槽1内に挿入さ
れ蓋4で槽1が密閉される。このとき、前記した洗浄機
構のブラシホルダ471,472は閉の状態とされている。ま
た、前記した蓋4の下面端には全周に亘ってパッキン67
が設けてあるので槽1内の気密性は充分に確保されるも
のである。更に、安全対策として必要に応じて蓋4に開
孔しているN2封入口14よりN2などの不活性ガスを注入
し、排気口13より排出しながら洗浄作業を行うことも可
能である。
速で正回転させると、その回転が駆動アーム55、更には
従動アーム45を介して従動シャフト17に伝達され該従動
シャフト17に装着のスプロケット32よりチェーン33を介
してトルクキーパ28に伝動され、カムクラッチ29はフリ
ーとなり、従動シャフト17も同調して回転する。この段
階では、遠心力は小さいので、ブラシホルダ471,472は
未だ開とはならない。一方、洗浄液管21より洗浄液を供
給し、洗浄液は駆動シャフト16の洗浄液流路15を通り、
吐出口62を介して噴出管60の先端に付設したノズル631,
632……より洗浄液を槽内壁全域に噴射する。安全対策
を考慮して必要に応じて静電防止を考えた運転条件で洗
浄液を噴射する。
段階として駆動シャフト16の回転速度を高めると前記し
たカムクラッチ29がフリーになっているので従動シャフ
ト17も駆動シャフト16と同調して回転し、駆動シャフト
16に立設の駆動アーム55の先端が下方側のブラシホルダ
471のスライド用長孔481に沿って回動し、そのうえ遠心
力も作用してブラシホルダ471,472は開となり該ブラシ
ホルダ471,472の先端に固着したブラシ取付板51に取付
られたブラシ50が槽1の内壁に接触し、洗浄液が噴射さ
れているので、槽壁を完全に洗浄することができるもの
であり、前記したノズル631,632の取付位置をブラシ50
が回転する方向の直前部分に向け、また、ブラシ50自体
に直接向けて洗浄液を噴射すれば槽内壁と同時にブラシ
の洗浄も兼ねて洗浄することが可能である。
開孔した円筒状孔35に設けたスライドシャフト36は、駆
動シャフト16と同時に回転するとともに上下方向にも摺
動可能とされているので、ブラシホルダ37にピン38を介
して取付けられるブラシ取付板40に付設のブラシ39は槽
底部全域を摺接しながら洗浄することができる。
て駆動シャフト16の回転を停止した後、駆動シャフト16
を反時計方向に回転すると、その回転が従動シャフト17
に装着されるスプロケット32からチェーン33を介してト
ルクキーパ28に伝動されカムクラッチ29が保持台30とロ
ックされる。これによりトルクキーパ28を介して従動シ
ャフト17に制動力がかかり駆動シャフト16に立設の駆動
アーム55と従動アーム17に立設した従動アーム451,452
との間で角度差が変動し、前記の駆動アーム55の先端が
下方側のブラシホルダ471のスライド用長孔481に沿って
移動し、ブラシホルダを閉とし、ブラシ50を槽1内壁よ
り離すようにする。
されるものでなく、槽内壁の汚染度によっては繰り返し
行えば効果が大きい。また、必要に応じては洗浄液管21
に水、空気供給口などと連通すれば水による仕上洗浄あ
るいは槽内の乾燥等も可能となるものである。
排出管109が接続され槽外に排出される。排出が終了し
たとき駆動シリンダ3を作動して支持アーム2を上昇さ
せ、駆動シャフト16等を槽より取り出し、洗浄作業は終
了する。このとき、ブラシホルダは閉となっているの
で、ブラシ等が槽内壁に接触することなく容易に槽内か
ら取り出すことができるものである。
洗浄液の噴射を所定の運転条件で行えば静電気発生の問
題を解決することができる。
て説明したが、別の洗浄液に限定されるものではなく、
各種溶剤,ガス等、槽壁に付着している流体によってそ
の種類等は決定されるものである。
が、固定槽の洗浄でも、また手動で移動する槽の洗浄に
も採用することができる。
着することによって高粘度液の掻取り、洗浄も可能であ
る。
速度、洗浄液、N2ガスの供給、排出管の接続、洗浄時
間、移動槽台車等はすべて中央制御室にてコントロール
されているものである。
が、他の駆動源を設けて旋回自在とすれば複数個所に位
置する槽の洗浄が可能となり、また、支持アームの一端
に駆動シャフト等の洗浄装置を垂下し、他端には洗浄と
異なる機能を有する装置、例えば攪拌装置を垂下させる
ことにより同時に2槽の洗浄、攪拌作業を行うことがで
きる。
を従動シャフトに遊挿して前記の従動シャフトの下端を
駆動シャフトに固定して二重管となし、前記駆動シャフ
ト及び従動シャフトに直交して駆動アーム及び従動アー
ム並びに前記従動シャフトと回転自在とした回転管に第
2駆動アームを立設し、前記従動アームにブラシが付設
したブラシ取付板を固定したブラシホルダを回動自在に
連結し、下方側のブラシホルダのスライド用長孔に前記
の駆動アームの先端を遊嵌し、また上方側のブラシホル
ダのスライド用長孔に前記第2駆動アームの先端を遊嵌
してそれぞれ係合状態とし、一方、前記従動シャフトに
スプロケットを装着し、チェーンを介してトルクキー
パ、カムクラッチと連結されているので、駆動源にて駆
動シャフトを正回転するとカムクラッチはフリーとな
り、従動シャフトは前記駆動シャフトとともに回転し、
更に回転速度を上昇させると遠心力で前記のブラシホル
ダが開となりブラシが槽内壁と摺接して槽壁を洗浄す
る。
ックされ、トルクキーパが作動し従動シャフトに制動力
がかゝり、従動アームと駆動アームに回転差が生じブラ
シホルダは閉となり、ブラシホルダが自動的に開閉する
ものである。
槽内壁にノズルより噴射することにより一層洗浄効果を
高めることができ、ノズルの位置を考慮することにより
槽壁の洗浄は勿論ブラシ自体の洗浄も可能である。
で、円形状の槽であれば、槽内径が変っても槽の洗浄が
可能となり、ブラシホルダを閉にして洗浄装置を槽内に
挿脱するので、多少の位置ずれがあっても吸収でき、効
率的な洗浄作業が可能となる。
であり、移動槽式多目的バッチプロセスにおける槽の洗
浄を効率よく行うことができるものである。
的に開閉するように構成されているので、円形状の槽で
あれば槽内径が変っても槽の洗浄が可能となり、また、
ブラシホルダを閉にして洗浄装置を槽内に挿脱するの
で、槽の位置が多少ずれていてもそのずれを吸収するこ
とができ効率的な洗浄作業が可能である。
路に連通する噴出管の一端に複数のノズルが固設されて
いるので、前記のノズルより洗浄液等を噴射するもので
あるので槽内壁は勿論ブラシ自体も洗浄することができ
るものである。
的バッチシステムに本発明の自動洗浄装置を適用した説
明図、第2図は自動洗浄装置の全体説明図、第3図は洗
浄装置上部の洗浄液供給部と回転体部の説明図、第4図
は駆動シャフトの回転部の説明図、第5図は従動シャフ
トの制動力付与部の説明図、第6図は洗浄部の全体説明
図、第7図はブラシホルダが開となる状態の説明図、第
8図はブラシホルダが閉となる状態の説明図である。 1:槽、2:支持アーム 4:蓋、15:洗浄液流路 16:駆動シャフト、17:従動シャフト 28:トルクキーパ、29:カムクラッチ 36:スライドシャフト 451,452:従動アーム、46:アームシャフト 471,472:ブラシホルダ 481:スライド用長孔、55:駆動アーム 57:回転管、58:第2駆動アーム 60:噴出管、62:吐出口 631,632:ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】洗浄液等の流路を縦方向に穿設した駆動シ
ャフトを従動シャフトに遊挿し、前記駆動シャフトに駆
動アームを従動シャフトには従動アームを立設するとと
もに前記駆動アームの先端を、前記従動アームに回動自
在に連結したブラシホルダに摺動可能に遊嵌し、駆動シ
ャフトの回転により駆動アームと従動アームとの間で角
度差が変動したとき前記ブラシホルダを自動的に開閉す
ることを特徴とする槽の自動洗浄装置。 - 【請求項2】駆動シャフトの縦方向に穿設された洗浄液
流路と連通する噴出管の一端に複数のノズルを固設し、
前記駆動シャフトの回転とともに洗浄液等を所定の範囲
にわたって前記のノズルより噴射することを特徴とする
前記請求項1記載の槽の自動洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16670290A JPH0683827B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 槽の自動洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16670290A JPH0683827B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 槽の自動洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474580A JPH0474580A (ja) | 1992-03-09 |
JPH0683827B2 true JPH0683827B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=15836174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16670290A Expired - Lifetime JPH0683827B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 槽の自動洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683827B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09150052A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Asahi Eng Co Ltd | 移動式密閉容器による生産方式 |
FR2873616B1 (fr) * | 2004-07-30 | 2008-11-07 | Le Materiel Pera Sa | Pressoir pour matiere telle que de la vendange |
CN102133574A (zh) * | 2010-01-21 | 2011-07-27 | 窦海生 | 喷粉塔下锥清扫装置 |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP16670290A patent/JPH0683827B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474580A (ja) | 1992-03-09 |
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